JPH05224055A - 導波路作製方法 - Google Patents

導波路作製方法

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JPH05224055A
JPH05224055A JP2526092A JP2526092A JPH05224055A JP H05224055 A JPH05224055 A JP H05224055A JP 2526092 A JP2526092 A JP 2526092A JP 2526092 A JP2526092 A JP 2526092A JP H05224055 A JPH05224055 A JP H05224055A
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JP
Japan
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waveguide
silicon
groove
layer
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2526092A
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English (en)
Inventor
Shigeru Semura
滋 瀬村
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性のよい導波路作成方法を提供する。 【構成】 表面がシリコンである基板110(例えば、
シリコン基板、シリコン膜が設けられた基板など)上
に、導波路パターンに対応した溝190を形成する第1
の工程(図1(a)〜(c))と、溝が形成されたシリ
コンを酸化して下部クラッド層320を形成する第2の
工程(図1(d))と、下部クラッド層320上に不純
物(燐、ゲルマニウムなど酸化シリコンの屈折率を上げ
るもの)を含む酸化シリコンからなるコア層330を形
成する第3の工程と、コア層330上に上部クラッド層
160を形成する第4の工程とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信情報処理分野にお
ける光部品の一つである導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】導波路作成方法としては、「光学 第1
8巻第12号(1989.12)p.681」に記載されているような
方法が一般的に知られている。一般的な導波路作製方法
を簡単に説明するとつぎのようになっている。
【0003】シリコン基板110を熱酸化し(図4
(a))、シリコン基板110上にFHD(火炎堆積
法)でガラス微粒子を堆積し焼結することによって、石
英を主成分とする下部クラッド層120及びコア層13
0を積層する(図4(b))。つぎに、コア層130を
エッチングするためのエッチングマスク層140を堆積
し(図4(c))、フォトリソグラフィ技術にて所定の
パターンを残すようにフォトレジスト150を形成する
(図4(d))。フォトレジスト150をマスクとして
エッチングマスク層140を反応性イオンエッチング
(RIE)でエッチングし(図5(e))、エッチング
マスク層140をマスクとしてコア導波路層をRIEで
エッチングして導波路パターンを加工する(図5
(f))。エッチングマスク層140を除去し(図5
(g))、石英を主成分とする上部クラッド層160を
堆積し(図5(h))焼結する(図6(i))。所望の
部分をダイシングして残し(図6(j))、端面を研磨
し鏡面加工する(図6(k))。そしてシングルモード
光ファイバ(SMF)210を実装する(図6
(l))。このようにして導波路が作製されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の作製方法は、下
部クラッド層120及びコア層130を順次積層し、導
波路パターンを加工して上部クラッド層160を形成し
て導波路を作製している。これらの層を形成する際、堆
積・焼結とエッチングとを繰り返すのでプロセスが繁雑
なものになっている。特に、酸化シリコン層のエッチン
グ加工には、時間を要し生産性が悪いという欠点もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の導波路作製方法は、表面がシリコンである
基板(例えば、シリコン基板、シリコン膜が設けられた
基板など)上に、導波路パターンに対応した溝を形成す
る第1の工程と、溝が形成されたシリコンを酸化して下
部クラッド層を形成する第2の工程と、下部クラッド層
上に不純物(燐、ゲルマニウムなど酸化シリコンの屈折
率を上げるもの)を含む酸化シリコンからなるコア層を
形成する第3の工程と、コア層上に上部クラッド層を形
成する第4の工程とを有することを特徴とする。
【0006】また、第3の工程は、コア層を形成した
後、平坦化することを特徴としても良い。
【0007】
【作用】本発明の導波路作製方法では、第1の工程にて
基板表面のシリコンをエッチングして導波路パターンに
対応した溝が形成される。第2の工程でこのシリコンを
酸化すると、導波路パターンの溝をもつ下部クラッド層
が形成される。第3の工程では、不純物を含む酸化シリ
コンのコア層がこの溝に堆積し、この溝に堆積した部分
が導波路のコアになる。第4の工程で上部クラッド層を
形成して所定のパターンを持つ導波路になる。
【0008】第3の工程で平坦化すると、溝によって生
じた表面の凹凸が平坦化されるとともに溝の外に堆積し
たコア層が除去される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
前述の従来例と同一または同等のものについてはその説
明を簡略化し若しくは省略するものとする。
【0010】図1,図2には、本発明の第1の実施例の
導波路作製方法における特徴的な部分が示されている。
図1,図2を用いて第1の実施例を説明する。
【0011】まず、フォトリソグラフィ技術にて所定の
パターンを残すようにフォトレジスト150をシリコン
基板110上に形成する(図1(a))。フォトレジス
ト150をマスクとして反応性イオンエッチング(RI
E)でシリコン基板110をエッチングして所定の導波
路パターンに対応した溝を設ける(図1(b))。この
エッチングの際にはCF4 を用い、流量10sccm,
圧力3Paで15分行い、6μmの深さエッチングす
る。エッチングマスク層140を除去する(図1
(c))。
【0012】つぎに、この基板110を水蒸気を含んだ
酸素雰囲気(O2 +H2 O)中で約1200℃,240
時間の酸化処理を行う。基板110の表面のシリコンが
酸化し、SiO2 膜が形成される。これが下部クラッド
層320になる(図1(d))。シリコン基板110上
にFHD(火炎堆積法)又はCVD法或いはスパッタ法
でガラス微粒子を堆積しコア層330を積層する(図2
(e))。このコア層330には酸化シリコンの屈折率
を上げるための不純物として燐(P)が約5.0%の割
合でドープされている。また、溝190を埋めるように
堆積される。そして、FHD又はCVD法で石英を主成
分とする上部クラッド層160を堆積し(図2(f))
焼結する(図2(g))。
【0013】この後は、前述の従来例の図6(j)以降
と同じである。繰り返すと、所望の部分をダイシングし
て残し(図6(j))、端面を研磨し鏡面加工する(図
6(k))。そしてシングルモード光ファイバ(SM
F)210を実装する(図6(l))。
【0014】この導波路作製方法では、シリコン基板1
10表面にエッチングで溝190を形成しているため、
溝190の形状が非常に精密にコントロールされる。特
に、RIEで形成した場合、非常に良好な形状の溝19
0の形成が可能になる。また、基板110の表面の酸化
の際に形成される熱酸化膜厚(下部クラッド層320の
厚さ)の制御についても、理論的に十分解析され、実験
的にも確立されており、非常に精密に熱酸化膜厚を制御
することが可能である。そのため、基板110の表面の
酸化の後に形成される下部クラッド層320の溝190
(図1(d))は非常に寸法精度が高く、この溝190
にコア層330が堆積してできる導波路は非常に精密な
ものになる。なお、熱酸化する際、膨脹してSiO2
が形成されるのであるが、この点については、予め膨脹
を見込んでドーピング層310aを形成しておけば良
い。
【0015】つぎに、本発明の第2の実施例について説
明する。
【0016】この第2の実施例は、第1の実施例でコア
層330を積層した後にエッチバックしてコア層330
の不要な部分を除去する点に特徴を有し、図3を用いて
この点に付いて説明する。第2の実施例では、第1の実
施例と同様の工程でコア層330を積層したのち(図2
(e))、焼結する(図3(f))。このとき、図には
陽に現れていないが、コア層330の表面の溝190の
あった部分に窪みが生じている。エッチバックにより平
坦化し、溝190の形成されていなかった部分のコア層
330を除去する(図3(g))。この平坦化は、半導
体プロセスで通常用いられている方法で、エッチバック
以外の方法でもよい。エッチバックによる平坦化は、表
面に流動性レジストをスピン塗布し、表面を平坦に塗布
し、この上からRIEによりこの平坦なレジスト表面を
転写する、という方法である。この方法は、効果が大き
くかつ問題も少ない良好な方法である。平坦化後、上部
クラッド層160を堆積し(図3(h))焼結する(図
3(i))。この後は、前述の従来例の図6(j)以降
と同じである。
【0017】この第2の実施例は、前述の第1の実施例
の利点に加えて、閉じ込めがよくかつクロストークや光
リークが小さい導波路を作製できる、という利点があ
る。これは、エッチバックによりコア層330の余分な
部分が除去され、コアから余分な部分に光がもれなくな
ったためである。
【0018】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0019】例えば、前述の実施例では、シリコン基板
を酸化して下部クラッド層を形成したが基板の表面にシ
リコン層を設け、このシリコン層を酸化して下部クラッ
ド層を形成するようにしても良い。この場合、基板は、
シリコン基板に限られず、サファイアなど他の材料の基
板を用いることができる。また、不純物については燐に
限られず、ゲルマニウムなど酸化シリコンの屈折率を上
げるものならば良い。
【0020】
【発明の効果】以上の通り本発明の導波路作製方法によ
れば、シリコンをエッチングして寸法精度の高い溝を形
成し、この溝を利用してコアを形成しているので、導波
路パターン即ちコアの形状を精度良く作ることができ
る。そのため、導波路の損失を低減させることができ
る。また、本発明の導波路作製方法では、その構成が簡
単であるため、プロセスを非常に簡略にすることができ
る。
【0021】第3の工程でエッチバックを行うと、コア
層の不要な部分が除去されるため、クロストークが少な
く、光の閉じ込めが良好な導波路を作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の工程図。
【図2】第1の実施例の工程図。
【図3】第2の実施例の工程図。
【図4】従来例の工程図。
【図5】従来例の工程図。
【図6】従来例の工程図。
【符号の説明】
110…基板,160…上部クラッド層,190…溝,
320…下部クラッド層,330…コア層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面がシリコンである基板上に、導波路
    パターンに対応した所定のパターンの溝を形成する第1
    の工程と、 前記溝が形成された前記シリコンを酸化して下部クラッ
    ド層を形成する第2の工程と、 前記下部クラッド層上に不純物を含む酸化シリコンから
    なるコア層を形成する第3の工程と、 前記コア層上に上部クラッド層を形成する第4の工程と
    を有することを特徴とする導波路作製方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程は、前記コア層を形成し
    た後、平坦化することを特徴とする請求項1記載の導波
    路作製方法。
JP2526092A 1992-02-12 1992-02-12 導波路作製方法 Pending JPH05224055A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720336A (ja) * 1993-06-18 1995-01-24 Nec Corp 光導波路の構造とその製造方法
JP2006171157A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Sony Corp 光導波装置、光導波モジュール及び光・電気複合デバイス
US8394705B2 (en) 2009-12-09 2013-03-12 Electronics And Telecommunications Research Institute Method of manufacturing semiconductor device having optical devices
JP2015032722A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 日本電信電話株式会社 光素子およびその製造方法

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