JPH0522402A - 交換制御方式 - Google Patents

交換制御方式

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JPH0522402A
JPH0522402A JP17365991A JP17365991A JPH0522402A JP H0522402 A JPH0522402 A JP H0522402A JP 17365991 A JP17365991 A JP 17365991A JP 17365991 A JP17365991 A JP 17365991A JP H0522402 A JPH0522402 A JP H0522402A
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tgn
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JP17365991A
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Kazuo Aida
一夫 会田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発呼端末機への応答性に優れた分散交換システ
ムを実現する。 【構成】複数の電話端末機のうち、たとえば端末機11
aより発呼要求があると、端末機11aにおいて「呼設
定」メッセージが生成され、ノード10aが呼処理装置
16にて、その端末機の発呼を検出する。呼処理装置1
6は、TGN選択順序テーブル19を参照して自ノード
内のトランクグループ番号(TGN)に空きがないか判
断し、空きがない場合は、時刻テーブル20とノード選
択順序テーブル21aまたは21bを参照し、現時刻に
対応する時間帯の選択順序に従ってノードを検索する。
検索の結果、空きのTGNを収容するノードがあった場
合、呼処理装置16がLAN13を介して、「呼設定」
メッセージを転送し、このルートにより発信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランクグループを分
割収容する複数の交換ノードにおける交換制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】交換ノードの機能は、通常、図14に示
すように、呼処理系として内線呼処理とトランク呼処
理、保守系としてデータ設定処理とトラヒック処理、及
びデータベースから構成されている。内線呼処理は、標
準電話機あるいはディジタル電話機を制御し、トランク
呼処理は、局線あるいは専用線を制御する。データ設定
処理は、保守用端末機からのコマンド操作により、呼処
理で必要なデータをデータベースに書き込む。トラヒッ
ク処理は、呼処理により記憶されたトラヒックデータを
基に、呼のそ通状態あるいは変動状況を定量的に計測
し、これらを集計処理した結果を保守用端末機へ出力す
る。
【0003】ところで、交換ノードの大容量化として、
分散交換方式と呼ばれるものが最近注目されている。こ
の分散交換方式は、複数台の分散交換ノードをローカル
エリアネットワーク(Local Area Network:以下LAN
と記述する)で接続し、各交換ノードの協調動作により
あたかも1台の大容量交換ノードのように動作する。
【0004】従来の分散交換システムの一例を図15に
示す。図15に示すように、伝送路1を介して複数の制
御ステーション2a,2b,2cが接続されたLANに
おいて、制御ステーション2a,2b,2cに交換ノー
ド3a,3b,3cがそれぞれ接続される。そして、こ
のようなシステムでは、発呼端末機4が接続されたノー
ド3aのトランクグループが全話中のとき、他の制御ス
テーション2b,2cに属するノード3b,3cのトラ
ンクグループにより発信できる。すなわち、ノード3
a,3b,3c(ノードを識別するためのノード番号を
各々1,2,3とする)が、各トランクグループ番号
(以下TGNと記述する)の選択順序と使用状態とを記
憶したTGN選択順序テーブル5と、各TGNの収容ノ
ード番号を選択する順に記憶したTGN収容ノードテー
ブル7を備える。そして、発呼端末機4を収容するノー
ド3aの呼処理6は、自ノードのTGN選択順序テーブ
ル5において指定TGN5aが全話中のとき、以下に示
す手順で他ノードのTGN5aを捕捉する。
【0005】まず、TGN収容ノードテーブル7の先頭
に登録された収容ノード番号7a(ノード番号2)を検
索し、ノード3b(ノード番号2)に対して、指定TG
N5aの空き塞がりを問い合わせる。空きがある場合に
は、TGN5aを捕捉して局線8bより発信する。
【0006】また、ノード3bのTGN5aも全話中の
場合には、TGN収容ノードテーブル7の2番目に登録
された収容ノード番号7b(ノード番号3)を検索し
て、ノード3c(ノード番号3)に対して、上記同様に
TGN5aの空き塞がりを問い合わせる。空きがある場
合には、TGN5aを捕捉して局線8cより発信する。
さらに、ノード3cでも全話中の場合は、発呼端末機4
にビジートーンを返す。なお、TGN選択順序テーブル
5、TGN収容ノードテーブル7は、保守用端末機9か
らのコマンド操作によりデータベースとして設定する。
【0007】このように、従来の分散交換システムで
は、TGNを分割収容する他ノードの選択は、保守者が
設定した順序のみに従っており、対象ノードのトラヒッ
ク変動を考慮していない。このため、以下に述べるよう
に、TGN捕捉要求が全話中として拒絶される場合が多
く、その分発呼端末機への応答が遅くなるという問題が
ある。
【0008】図16、図17に、各々ノード3b、ノー
ド3cにおける時刻毎のトラヒック変動例を示す。測定
対象は、自ノード内のトランク発着信呼数4a,5a
と、ノードを跨ったトランク発着信呼数(網へ発信した
ノード、網から着信したノードの呼数として測定)4
b,5bである。なお、各ノードのトランク回線容量は
各TGNについて同一とする。この場合、以下に示す事
例においてノード3aでは、他ノードへのTGN捕捉要
求が全話中として拒絶されることが多く、その分発呼端
末機への応答が遅くなる。すなわち、ノードの選択順序
がノード3cからノード3bと設定されている場合。8
時〜12時の時間帯では、図16と図17に示すように
ノード3cのトラヒック量がノード3bよりも多い。こ
の場合では、ノードの選択順序がトラヒック量の多い順
に設定されているため、選択順序がノード3bからノー
ド3cのときよりも全話中として拒絶されることが多
く、その分、発呼端末機への応答が遅くなる。また、選
択順序がノード3bから3cと設定されている場合、1
3時〜17時の時間帯では、トラヒック量はノード3b
の方が多い。この場合では、選択順序がノード3cから
3bのときよりも全話中として拒絶されることが多くな
る。
【0009】このように、TGNを分割収容する分散交
換システムにおいて、他ノードのTGNの捕捉では、ト
ラヒック変動を考慮してないため全話中として拒絶され
る場合が多く、その分発呼端末機への応答が遅くなると
いう問題がある。さらに、上記問題解決のため、トラヒ
ック変動に対応してノードの選択順序を適切化するに
は、新たに以下に示す解決すべき問題が考えられる。 (1)ノード選択順序の設定
【0010】適切な選択順序の設定方式として、保守者
が、図16、図17に示すトラヒック変動を参照して、
例えば図18に示すようなノード選択順序テーブルを設
定することが考えられる。このノード選択順序テーブル
は、各TGNを分割収容するノードの選択順序6aとそ
の時間帯6bとを対応付けたものである。
【0011】しかし、この方式では、部課の増設や改廃
に伴ってトラヒック変動が従来のものと変化する毎に、
保守者がテーブルを再設定しなければならないという問
題がある。 (2)ノード選択順序の適切化処理の負荷
【0012】そこで、選択順序の自動設定が考えられる
が、この機能の実現では、複数のノード(各TGNにつ
いて分割収容された全ノード)からのトラヒックデータ
の収集処理および集計処理、この結果に基づいた前記ノ
ード選択順序テーブルの作成処理等が必要となる。これ
ら処理をノード内で実現すると、その分各ノードに処理
負荷がかかるため、呼処理の応答性(発呼端末機への応
答性)が悪くなるという問題がある。 (3)ノード選択順序の検索時における実時間性の要求
【0013】呼処理によるノード選択処理では実時間性
が要求されるため、対象ノードを即時に選択できる必要
がある。つまり、呼処理が前記ノード選択順序テーブル
を即時に検索できるようにする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにTGN
を分割収容する分散交換システムにおいて、他ノードの
TGNの捕捉では、トラヒック変動を考慮してないため
全話中として拒絶される場合が多く、その分発呼端末機
への応答が遅くなるという問題があった。そこで、本発
明は、発呼端末機への応答性に優れた分散交換システム
を実現する交換制御方式を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の交換制御方式
は、トランクグループを分割収容する複数の交換ノード
がローカルエリアネットワークを介して接続され、所定
の交換ノードに接続された端末機より発生した呼が前記
ローカルエリアネットワークを介して他の交換ノードよ
り発信可能とされたものであって、前記交換ノードから
転送された呼数のトラヒックデータを累計処理するトラ
ヒックデータ処理装置を前記交換ノードに接続した通信
システムにおいて、前記トラヒックデータを基に前記複
数の交換ノード間のトランク捕捉順序付けについて処理
する処理手段と、この処理手段の処理結果を前記複数の
交換ノードへ転送する転送手段と、前記処理手段の処理
を起動する所定の時間周期を記憶する第1の記憶手段
と、前記トラヒックデータ処理装置から転送された内容
を記憶する第2の記憶手段と、現在の時刻を記憶する第
3の記憶手段と、前記呼を前記ローカルエリアネットワ
ーク経由で他の交換ノードより発信させる時、前記トラ
ヒックデータ処理装置から事前に転送され、前記第2の
記憶手段に記憶された前記交換ノード間の順序および前
記第3の記憶手段の内容に従って、目的とする該交換ノ
ードを選択する選択手段とを具備している。
【0016】
【作用】この発明は、ノード間のTGN捕捉について、
トラヒック変動に対応してノードの選択順序を自動設定
できるようにし、これに伴う処理負荷を各ノードに与え
ないことにより、発呼端末機への応答性に優れた分散交
換システムを実現できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は、本発明に係る交換制御方式が適用
される通信システムを概略的に示すものである。すなわ
ち、10a,10b,10cは、それぞれTGNを分割
収容するノードであり、これらノード10a,10b,
10cにはそれぞれ複数の電話端末機11a,11b,
…が接続される。ノード10aには、トラヒックデータ
統計処理装置12が接続される。
【0019】また、ノード10a,10b,10cは、
LAN13に収容されている。すなわち、制御ステーシ
ョン14a,14b,14cが伝送路15を介して接続
され、ノード10a,10b,10cは各々制御ステー
ション14a,14b,14cに接続される。
【0020】ノード10a,10b,10cは、内線系
とトランク系を制御する呼処理装置16、各ノードでの
トラヒックデータの収集/集計を行なうトラヒック集計
装置17、トラヒックデータを記憶するトラヒックデー
タベース18a、各TGN(トランクグループ番号)と
その選択順序と使用状態とを対応付けたTGN選択順序
テーブル19、現在の時刻を記憶する時刻テーブル2
0、および、各TGNについて分割収容するノードの選
択順序と選択に適した時間帯とを対応付けたノード選択
順序テーブル21a,21bを有する。
【0021】ノード選択順序テーブル21a,21bは
2面あり、1面(例えば21b)は呼処理装置16が現
在使用中のものであり、もう1面(例えば21a)はト
ラヒックデータ統計処理装置12から転送されるデータ
を受信するときに使用する。2面あるノード選択順序テ
ーブル21a,21bの中で、前記受信用のものは受信
面指示テーブル22に、呼処理装置16が各呼毎に使用
中のものは使用面指示テーブル23に各々記憶する。
【0022】トラヒックデータ統計処理装置12には、
各ノードのトラヒック集計装置17から転送されたデー
タを集計処理し、この処理結果を蓄えるトラヒックデー
タベース18b、このデータを基にして各ノード用のノ
ード選択順序テーブル21cを作成するノード選択順序
作成装置12a、および、ノード選択順序テーブル21
cを作成する時間周期(例えば1か月毎)を記憶する作
成周期タイマ24がある。作成周期タイマ24は、トラ
ヒックデータ統計処理装置12と保守者との対話により
設定する。
【0023】次に、このように構成された分散交換シス
テムにおいて、ノード選択順序テーブルの作成処理と、
この後に実行される更新処理について、図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。ノード選択順序テーブ
ルの作成処理は、以下のステップから構成される。ま
ず、ステップaでは、ノード10a,10b,10cに
おける呼処理装置16が通話毎にトラヒックデータをト
ラヒックデータベース18aに書き込む。
【0024】ステップbでは、各ノードのトラヒック集
計装置17がトラヒックデータベース18aを参照して
自ノードのトラヒックデータを定期的(例えば1時間
毎)に集計し、これをトラヒックデータ統計処理装置1
2へ転送する。なお、トラヒックデータの転送について
は、各ノードが一斉に実施するとノード10aの負荷が
増えるため、ノード10aの指示により各ノード毎が順
次実施する。
【0025】ステップcでは、トラヒックデータ統計処
理装置12が転送されたトラヒックデータを集計処理
し、これを装置内のトラヒックデータベース18bに蓄
える。ノード10a,10b,10cにおけるトラヒッ
クデータの集計処理結果を、各々図3〜図5に示す。こ
れは、各ノードのトランク発着信呼数を時刻毎に集計し
たもので、自ノード内の呼数30a,31a,32a
と、ノードを跨った呼数(網へ発信したノード、網から
着信したノードの呼数として測定)30b,31b,3
2bを含む。
【0026】ステップdでは、ノード選択順序作成装置
12aが、作成周期タイマ24を参照して、ノード選択
順序テーブル21cを作成する時期(作成周期タイマが
タイムアウト)か否かを判断する。なお、作成周期タイ
マ24のタイマ値は、ノード選択順序テーブルの作成に
はトラヒックデータを十分蓄積した上で行なう必要があ
るため、1週間を最小値として週単位で設定する。
【0027】ステップeにおいて、作成周期タイマ24
がタイムアウトでない場合、ステップaに戻る。また、
作成周期タイマ24がタイムアウトの場合、ステップf
に進む。
【0028】ステップfでは、ノード選択順序作成装置
12aがトラヒックデータベース18bを基にして各ノ
ード用のノード選択順序テーブル21cを作成し、作成
周期タイマ24のタイマ値を初期化する。
【0029】ノード10a,ノード10b,ノード10
c(ノード番号を各々1、2、3とする)でのトラヒッ
ク変動が各々図3〜図5に示す内容の場合、ノード10
a(ノード番号1)用のノード選択順序テーブル21c
は図6のようになる。ノード3bとノード3cにおける
トラヒック量の比較は、図4および図5に示すように8
時〜10時迄はノード3c(ノード番号3)の方が少な
く、12時〜15時迄はノード3b(ノード番号2)の
方が少ない。前記以外の時間帯はほぼ同一である。この
ため、ノード3a用のノード選択順序は、8時〜10時
迄はノード番号3から2の順、12時〜15時迄はノー
ド番号2から3の順に設定する。前記以外の時間帯では
全ノードのトラヒック量がはぼ同一のため(図3〜図5
参照)、システム全体で負荷を分散させるように、ノー
ド10aではノード番号2から3、ノード10bではノ
ード番号3から1、ノード10cではノード番号1から
2の順に各々設定する。一方、各ノードにおけるノード
選択順序テーブルの更新処理は、以下のステップから構
成される。ステップgでは、ノード選択順序作成装置1
2aが各ノード毎に作成したノード選択順序テーブル2
1cを各ノードに転送する。
【0030】ステップhでは、各ノードのトラヒック集
計装置17が受信面指示テーブル22(データ受信用の
ノード選択順序テーブルを記憶)を参照し、転送された
データを該当するノード選択順序テーブル21aまたは
21bに書き込む。ステップiでは、各ノードのトラヒ
ック集計装置17が図7に示すように受信面指示テーブ
ル22の内容を更新する。
【0031】以上は、通常時におけるノード選択順序テ
ーブル21cの自動設定であるが、システム立ち上げ
時、あるいはトラヒック統計処理装置12が故障から回
復した場合には、保守者のコマンド操作を必要とする。
システム立ち上げ時に保守者は、トラヒック統計処理装
置12との対話により、ノード選択順序テーブル21c
の設定及び各ノードへの転送を指示する。トラヒック統
計処理装置12の回復時では、保守者は初期化(トラヒ
ックデータベース18b、作成周期タイマ24)を指示
する。これ以後の処理は、前述のステップと同様であ
る。次に、TGN捕捉(TGN1を対象)について、図
8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0032】まず、複数の電話端末機のうち、例えば端
末機11aより発呼要求があると、端末機11aにおい
て「呼設定」メッセージが生成され、ノード10aに取
り込まれる。ステップAでは、ノード10aが「呼設
定」メッセージを受けて、まず、呼処理装置16が端末
機の発呼を検出する。ステップBでは、呼処理装置16
がTGN選択順序テーブル19を参照して、自ノード1
0a内のTGN1に空きがあるか否かを判断する。ステ
ップCにおいて、この判断の結果として自ノード10a
内のTGN1に空きがある場合はステップDに進む。
【0033】ステップDでは、自ノード10aの呼処理
装置16が「呼設定」メッセージを局線25aを介して
網側に送出する。すなわち、この場合、「呼設定」メッ
セージは、端末機11a−ノード10a−局線25a−
網のルートを通る。一方、ステップCにおいて自ノード
10a内のTGN1に空きがない場合はステップEに進
む。
【0034】ステップEでは、呼処理装置16が時刻テ
ーブル20とノード選択順序テーブル21aまたは21
bとを参照し、現時刻に対応する時間帯の選択順序に従
ってノードを検索する。ノード選択順序テーブルの内容
が図6の場合、呼処理装置16は、8時〜10時の時間
帯であればノード番号3から2の順で、10時〜24時
の時間帯であればノード番号2から3の順で、空きのT
GN1を収容するノードを検索する。
【0035】ステップFでは、同時に呼処理装置16
が、図9に示すように各呼毎に識別するための呼識別番
号23aを付与し、この呼識別番号23a毎に該呼23
bが使用したノード選択順序テーブル21bを使用面指
示テーブル23に記憶する。なお、1つの呼のTGN捕
捉において、呼処理装置16がノード選択順序テーブル
21aまたは21bのどちらを使用するかについては、
最初の使用では受信面指示テーブル22が指示する以外
のもの、2回目以後は使用面指示テーブル23の該呼2
3bが指示するものである(図9参照)。呼処理装置1
6は、図10に示すように受信面指示テーブル22が更
新された以後、新規の呼23cに対してはノード選択順
序テーブル21aを使用する。ステップGにおいて、検
索の結果として空きのTGN1を収容するノードがある
場合はステップHに進む。
【0036】ステップHでは、呼処理装置16がLAN
13を介してTGN1を収容するノードに対し、この
「呼設定」メッセージを転送し、このルートにより発信
する。すなわち、図6の例において最初に検索したノー
ドでTGN1を捕捉できた場合、「呼設定」メッセージ
は、端末機11a−ノード10a−LAN13−ノード
10c(8時〜10時)/ノード10b(10時〜24
時)−局線25c(8時〜10時)/局線25b(10
時〜24時)−網のルートを通る。
【0037】一方、ステップGにおいて空きのTGN1
を収容するノードがない場合はステップIに進む。ステ
ップIでは、呼処理装置16が発呼端末機11aにビジ
ートーンを返す。
【0038】以上述べたノード間TGN捕捉処理を終了
した場合、呼処理装置16は、図11に示すように使用
面指示テーブル23において該呼に対応する部分23d
を削除する。
【0039】ノード選択順序テーブル用のエリアは前述
したように2面あり、1面は呼処理装置16が現在使用
中のものである。もう1面は転送されたテーブルを蓄え
るためである。1面しか用意しない場合には以下に述べ
るステップ例において、TGN捕捉に無駄な処理が発生
する等の問題があるため、本実施例では2面用意してい
る。ステップの例として、ノード選択順序テーブルは2
1aのみとし、ノード10aにおける従来の選択順序
(ノード番号3から2の順)が、テーブルの更新により
反転する場合(ノード番号2から3の順)を考えてみ
る。
【0040】ステップ1:呼処理装置16は、ノード選
択順序テーブル21aの参照により、最初の選択対象で
あるノード番号2(ノード10b)に対して、TGN捕
捉を問い合わせる。
【0041】ステップ2:ステップ1でのTGN捕捉の
問い合わせ中に、トラヒックデータ統計処理装置12か
らのデータ転送があったため、トラヒック集計装置17
は、ノード選択順序テーブル21aへ転送データを書き
込む。この時点において、選択順序はノード番号3から
2の順に反転するものとする。
【0042】ステップ3:ステップ1でのTGN捕捉の
問い合わせに対して、ノード10bからの返答が全話中
のため、呼処理装置16はノード選択順序テーブル21
aでの2番目のノードを検索する。ステップ2で選択順
序が反転しているため、検索結果として再度ノード番号
2を選択し、呼処理装置16は、ノード10bに対して
TGN捕捉を問い合わせる。
【0043】このように、ステップ3において呼処理装
置16は、ノード10bから全話中の返答を受けている
にも拘らず、このノードに対して再度TGN捕捉の問い
合わせるため、ここに無駄な処理が発生する。また、ノ
ード10cのTGNに空きがあっても、このノードは選
択対象にならないため、TGNを捕捉できない結果とな
る。
【0044】これに対して、本実施例では受信面指示テ
ーブルにより、現在使用中のノード選択順序テーブルが
書き変わることはない。また、使用面指示テーブルによ
り、各呼毎に使用するノード選択順序テーブルの同一性
を確保している。
【0045】なお、一方のノード選択順序テーブルが使
用中に、他方のテーブルが更新された後では、図12に
示すように受信面指示テーブル22の内容と同一のノー
ド選択順序テーブル21bを指す呼23eが存在する。
このため、次回のノード選択順序テーブル更新時に、前
記呼23eの使用テーブルが書き変わることが予想され
る。しかし、本実施例では、前述したようにテーブル更
新の時間間隔(テーブルの作成周期タイマ値として設
定)は、前記呼のノード間TGN捕捉処理に必要な時間
間隔よりも十分大きく設定されるため、前記現象は発生
しない。つまり、前記呼のTGN捕捉処理が終了する時
は、ノード選択順序テーブル21bの更新処理の起動時
より十分以前であり、図13に示すように受信面指示テ
ーブル22の内容と同一のテーブルを指す呼23fは存
在しなくなる。
【0046】以上説明したように上記実施例によれば、
ノード間でのTGN捕捉処理は、トラヒック変動に対応
してトラヒック量の少ないノードを優先的に選択するた
め、発呼端末機への応答性を確保できる。
【0047】ノード選択順序の設定処理については、外
部装置で実現することより、ノードに負荷をかけない。
また、処理結果を事前に各ノードへ転送することによ
り、呼処理による対象ノードの選択を即時に行なえ、こ
れらの点でも発呼端末機への応答性を確保している。さ
らに、部課の増設や改廃に伴ってトラヒック変動が従来
のものと大きく変化しても、これに対応するノード選択
順序の再設定を自動的に行なえる。一方、外部装置(ト
ラヒックデータ統計処理装置)が万一故障した場合で
も、ノードの選択順序を事前に転送してあるため、各ノ
ードには影響を与えない。なお、本発明は上述した実施
例に限定されるものではない。例えばノード選択順序テ
ーブルは、1面でもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
呼端末機への応答性に優れた分散交換システムを実現す
る交換制御方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信システムの構成を
概略的に示すブロック図。
【図2】ノード選択順序テーブルの作成処理及び更新処
理のフローチャート。
【図3】トラヒックデータの集計処理により得られたト
ラヒック変動の例を示す図。
【図4】トラヒックデータの集計処理により得られたト
ラヒック変動の例を示す図。
【図5】トラヒックデータの集計処理により得られたト
ラヒック変動の例を示す図。
【図6】ノード選択順序テーブルの例を示す図。
【図7】ノード選択順序テーブルの使用例を説明するた
めの図。
【図8】ノード間のTGN捕捉処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図9】ノード選択順序テーブルの使用例を説明するた
めの図。
【図10】ノード選択順序テーブルの使用例を説明する
ための図。
【図11】ノード選択順序テーブルの使用例を説明する
ための図。
【図12】ノード選択順序テーブルの使用例を説明する
ための図。
【図13】ノード選択順序テーブルの使用例を説明する
ための図。
【図14】交換ノードにおける通常の機能構成を示す
図。
【図15】従来の分散交換システムの構成を示す図。
【図16】トラヒック変動の例を示す図。
【図17】トラヒック変動の例を示す図。
【図18】ノードの選択順序を時間帯毎に記憶するノー
ド選択順序テーブルの例を示す図。
【符号の説明】
10a,10b,10…ノード、11a,11b…電話
端末機、12…トラヒックデータ統計処理装置、13…
LAN、14a,14b,14c…制御ステーション、
15…伝送路、16…呼処理装置、17…トラヒック集
計装置、18a,18b…トラヒックデータベース、1
9…TGN選択順序テーブル、20…時刻テーブル、2
1a,21b…ノード選択順序テーブル、22…受信面
指示テーブル、23…使用面指示テーブル、24…作成
周期タイマ、25a,25b,25c…局線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トランクグループを分割収容する複数の
    交換ノードがローカルエリアネットワークを介して接続
    され、所定の交換ノードに接続された端末機より発生し
    た呼が前記ローカルエリアネットワークを介して他の交
    換ノードより発信可能とされたものであって、前記交換
    ノードから転送された呼数のトラヒックデータを累計処
    理するトラヒックデータ処理装置を前記交換ノードに接
    続した通信システムにおいて、 前記トラヒックデータを基に前記複数の交換ノード間の
    トランク捕捉順序付けについて処理する処理手段と、 この処理手段の処理結果を前記複数の交換ノードへ転送
    する転送手段と、 前記処理手段の処理を起動する所定の時間周期を記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記トラヒックデータ処理装置から転送された内容を記
    憶する第2の記憶手段と、 現在の時刻を記憶する第3の記憶手段と、 前記呼を前記ローカルエリアネットワーク経由で他の交
    換ノードより発信させる時、前記トラヒックデータ処理
    装置から事前に転送され、前記第2の記憶手段に記憶さ
    れた前記交換ノード間の順序および前記第3の記憶手段
    の内容に従って、目的とする該交換ノードを選択する選
    択手段と、 を具備することを特徴とする交換制御方式。
JP17365991A 1991-07-15 1991-07-15 交換制御方式 Pending JPH0522402A (ja)

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