JPH0563640A - 移動通信ローミング方式およびローミング番号管理方式 - Google Patents

移動通信ローミング方式およびローミング番号管理方式

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Publication number
JPH0563640A
JPH0563640A JP3224082A JP22408291A JPH0563640A JP H0563640 A JPH0563640 A JP H0563640A JP 3224082 A JP3224082 A JP 3224082A JP 22408291 A JP22408291 A JP 22408291A JP H0563640 A JPH0563640 A JP H0563640A
Authority
JP
Japan
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roaming
subscriber
location register
mobile communication
communication network
Prior art date
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Application number
JP3224082A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hirata
昇一 平田
Hiroshi Sawada
寛 澤田
Akihisa Nakajima
昭久 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動通信網がサービスエリア内に複数存在し
ていて、ある移動通信網に登録している加入者が他の通
信網の圏内に移動した場合にもサービスを受けられる如
く構成されたローミングサービスに関し、加入者がいず
れの移動通信網に在圏している場合でも同一の加入者番
号を用いて着信接続することが可能で、また、ローミン
グ加入者用の加入者番号の記憶容量が小量で済む系の実
現を目的とする。 【構成】 移動通信網内に他網からのローミング加入者
の加入者データを記憶するためのビジターロケーション
レジスタを設け、ローミング生起時に当該加入者の加入
者データを該当する移動通信網のビジターロケーション
レジスタに一時的に転送して、この情報を用いて制御す
る如く構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】互いに隣接するようにゾーン形成
された無線ゾーン内に散在する移動機と、各無線ゾーン
を制御する無線基地局と、1つまたは複数の無線基地局
と通話回線および制御回線で接続される移動通信交換局
と、加入者データを定常的に登録・記憶するホームロケ
ーションレジスタを備えた移動通信網がサービスエリア
内に複数存在し、或る移動通信網と契約している加入者
が他の移動通信網の圏内に移動した場合においても通信
サービスを受けることが可能なローミングサービスに関
し、特に効率の良いローミングサービスを行なうことの
可能な方式に係る。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の移動通信システムの例
を示す図であって、51,52はそれぞれ移動通信網、
53,54はホームロケーションレジスタ、55,56
は共通線網、57〜60は移動通信交換局、61は加入
者を表わしている。
【0003】移動通信網51はホームロケーションレジ
スタ53、共通線網55、移動通信交換局57,58に
よって成り、加入者61は移動通信網51に収容されて
いる。移動通信網52はホームロケーションレジスタ5
4、共通線網56、移動通信交換局59,60から成
る。
【0004】共通線網55,56は制御情報を転送する
ためのネットワークである。このような従来のシステム
において、ローミングサービスは以下のように実現され
ている。すなわち、ローミングサービスを希望する加入
者は、ローミング先の移動通信網へあらかじめ加入契約
をしておき(予め該当する加入者のデータを他の移動通
信網のホームロケーションレジスタにも登録してお
く)、ローミング先の網で使用する加入者番号を割り当
ててもらう。そして、当該加入者がローミング中は、ロ
ーミング先の網からあらかじめ割り当てられた番号を使
用して着信を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおい
ては、上述のような制御を行なっていたため、当該加入
者に対して通信を行なう場合には相手がローミング中か
そうでないかを意識して相手先加入者番号を指定する必
要があり、場合によっては着信相手に接続されるまでに
2度以上の試行が必要になると言う問題点があった。ま
た、ローミングサービスを希望する加入者にあらかじめ
番号を割り当てる方式であるため、ローミング契約を行
なう加入者すべてに予めローミング先の網で使用する加
入者番号を割り当てることから各移動通信網に多大な番
号登録のための記憶容量を必要とすると言う問題点があ
った。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るため成されたもので着信先加入者がいずれの移動通信
網に在圏している場合においても、常に同一の加入者番
号を使用して着信接続を行なうことが可能で、また、従
来より小量のローミング加入者用の加入者番号記憶容量
で実現できるローミング方式を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、下記の構成を採る。すなわち、請求項1
の発明は、互いに隣接するようにゾーン形成された無線
ゾーン内に散在する移動機と、各無線ゾーンを制御する
無線基地局と、1つまたは複数の無線基地局と通話回線
および制御回線で接続される移動通信交換局と、加入者
データを定常的に登録・記憶するホームロケーションレ
ジスタを備えた移動通信網がサービスエリア内に複数存
在し、或る移動通信網と契約している加入者が他の移動
通信網の圏内に移動した場合においても通信サービスを
受けることを可能とするサービス(ローミングサービ
ス)を提供する如く構成されたシステムにおいて、移動
通信網内に他網からのローミング加入者の加入者データ
を記憶するためのビジターロケーションレジスタを設
け、ローミングが生起した時点でローミング加入者のホ
ームロケーションレジスタからローミング先の移動通信
網のビジターロケーションレジスタに加入者データを転
送し、ローミング中はローミング先の移動通信網のビジ
ターロケーションレジスタ上の加入者データを使用して
サービスを提供し、加入者が更に、他の移動通信網へ再
ローミングした場合、あるいは加入者が収容されている
網へ復帰した場合には、旧ローミング先の移動通信網の
ビジターロケーションレジスタの加入者データを削除す
る如く制御する移動通信ローミング方式である。
【0008】請求項2の発明は、上記システムにおい
て、ローミング後、初めての位置登録時に、ビジターロ
ケーションレジスタに、ローミング加入者に対してロー
ミング中にローミング先の網内において一時的にローミ
ング加入者を識別するローミング番号を付与し、ローミ
ング中は該ローミング番号をそのローミング加入者の加
入者番号として位置登録処理、発信処理、着信処理を行
なう移動通信ローミング方式である。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載のシステ
ムにおいて、ローミング後、初めての位置登録時にロー
ミング加入者に対して割り当てたローミング番号を移動
機へ書込み、ローミング中の移動機からの位置登録処
理、発信処理あるいは移動機への着信処理はそのローミ
ング番号を使用して行なう移動通信ローミング方式であ
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項1、および、請
求項2記載のシステムにおいて、ローミング生起時、ホ
ームロケーションレジスタからビジターロケーションレ
ジスタへ加入者データの転送を行なう手順の失敗、ある
いはローミング終了時にビジターロケーションレジスタ
上の加入者データの削除を行なう手順の失敗等によりホ
ームロケーションレジスタとビジターロケーションレジ
スタ間の情報不一致が生じたことを検出する手段を設
け、ビジターロケーションレジスタにおいて主動的にロ
ーミング番号の使用状況を監視してホームロケーション
レジスタとビジターロケーションレジスタ間の情報不一
致状態を生じないよう制御するビジターロケーションレ
ジスタにおけるローミング番号管理方式である。
【0011】
【作用】本発明の移動通信システムの概要図を図1に示
す(本図では説明を容易にするため、移動通信網は1,
2の2つのみを示し、数字符13で示す加入者Aが移動
通信網1から移動通信網2へ移行する場合について説明
している)。
【0012】本方式は、同図に示すように、互いに隣接
するようにゾーン形成された無線ゾーン内に散在する移
動機と、共通線網7,8と各無線ゾーンを制御する無線
基地局と、1つまたは複数の無線基地局と通話回線およ
び制御回線で接続される移動通信交換局9〜12と、加
入者データを定常的に登録・記憶するホームロケーショ
ンレジスタ3,6と制御情報を転送する共通線網7,8
とを備えた移動通信網1,2がサービスエリア内に複数
存在する場合において、移動通信網1と契約している加
入者が移動通信網2の圏内に移動した場合においても通
信サービスを受けることを可能とするサービス(ローミ
ングサービス)を提供するために、移動通信網内に他網
からのローミング加入者の加入者データを記憶するため
の専用ロケーションレジスタであるビジターロケーショ
ンレジスタ4,5を設ける。
【0013】そして、ローミングが生起した時点でロー
ミング加入者のホームロケーションレジスタ3からロー
ミング先移動通信網のビジターロケーションレジスタ5
に加入者データ(加入者へのサービスを実現するために
必要な加入者・移動機の契約データやサービスデータを
含むもの)を図中の英字符Cを符した点線で示すように
転送し、ローミング中はローミング先移動通信網のビジ
ターロケーションレジスタ5上の加入者データを使用し
てサービスを提供する。また、加入者が更に他の移動通
信網へ再ローミングした場合、あるいは加入者が収容さ
れている網へ復帰した場合には、旧ローミング先網のビ
ジターロケーションレジスタに記憶されている加入者デ
ータの削除を行なう。
【0014】このローミング方式によって、着信先加入
者がどの移動通信網に在圏していた場合においても、常
に同一の加入者番号を使用して着信接続を行なうことが
できる。また、ローミング加入者用の番号はローミング
が生起した時点でダイナミックに割り当てることができ
るため加入者番号容量をローミング契約加入者すべてに
対して用意する必要がない。
【0015】
【実施例】本発明は上述のように、加入者のローミング
が生起したとき、当該加入者の契約している移動通信網
から、ローミング先の移動通信網へ当該加入者に係る加
入者データを転送し、ローミング先の移動通信網でこれ
をビジターロケーションレジスタに記憶し、当該加入者
が在圏する間は、これを使用して加入者にサービスを提
供する如く構成したものである。
【0016】請求項2の発明においては、加入者に係る
データとして加入者がローミング中は、加入者を識別す
るための番号として一時的にローミング番号を付与する
方法を採っている。以下、この場合の実施例について説
明する。
【0017】この方法では加入者がローミングを行なっ
た時点でビジターロケーションレジスタにおいてダイナ
ミックにローミング番号を付与するとともに、その番号
を移動機に通知し、ローミング番号が付与された以降は
その番号が加入者番号として網内で使用される。以下
に、本方式を用いてローミング加入者に対してサービス
を提供する場合の制御を位置登録処理、着信接続処理、
発信接続処理に分けて説明する。
【0018】(1) 位置登録処理 移動通信交換局は移動機から位置登録要求信号を受ける
と、ビジターロケーションレジスタに対して位置登録要
求信号を送出する。加入者に対して有効なローミング番
号が割り当てられていない場合にはビジターロケーショ
ンレジスタはローミング番号をハントし、移動機の在圏
している位置登録エリア情報(ルーチング情報)を記憶
するとともに加入者のホームロケーションレジスタから
加入者データを読み出す。
【0019】この場合、ビジターロケーションレジスタ
は加入者データが収容されているホームロケーションレ
ジスタに対して加入者データ読出要求信号を送出する。
ホームロケーションレジスタは、加入者データ読出要求
信号中のローミング番号を記憶するとともに、ビジター
ロケーションレジスタに対して加入者データ読出応答信
号を送出する。ビジターロケーションレジスタでは加入
者データ読出応答信号中に含まれる加入者データを記憶
するとともに、移動通信交換局に対してローミング番号
通知信号を返送する。このローミング番号通知信号中に
は、ビジターロケーションレジスタでハントされたロー
ミング番号が含まれる。移動通信交換局では移動機に対
してローミング番号を通知する。以上で位置登録手順は
終了する。
【0020】図1における移動通信網1収容の加入者A
が移動通信網2にローミングした場合の位置登録手順の
例を図2に示す。また、位置登録シーケンスの例を図3
および図4に示す。この例の位置登録手順の詳細は以下
のとおりである。図2内に記した〜は以下の記述の
〜に対応する。
【0021】 移動通信網1収容の加入者Aが移動通
信網2へローミングした場合、移動機が位置登録エリア
の移行を検出すると移動通信交換局に対して位置登録要
求を行なう。この位置登録要求信号中には移動通信網1
で契約時に付与されている加入者番号が含まれる。
【0022】 移動通信交換局は移動機から位置登録
要求信号を受信すると、加入者番号から認識できるビジ
ターロケーションレジスタへ位置登録要求を行なう。
位置登録要求を受けるとビジターロケーションレジス
タでは、加入者Aが移動通信網2へローミングした後の
初めての位置登録である場合にはローミング番号(加入
者Aに対する移動通信網2における加入者番号相当のも
の)を捕捉し、このローミング番号と移動機の位置情報
(ルーチング情報)を記憶する。
【0023】 ビジターロケーションレジスタは加入
者Aのホームロケーションレジスタから加入者データを
読み出すため、ローミング番号、加入者番号を含んだデ
ータ読出要求信号を送出する。 ホームロケーション
レジスタは、受信したローミング番号を記憶するととも
にビジターロケーションレジスタに対して加入者Aの加
入者データを転送する。 ビジターロケーションレジ
スタは加入者データを記憶する。
【0024】 ビジターロケーションレジスタは移動
通信交換局を介して移動機に対し、付与されたローミン
グ番号を返送し、移動機はこれを記憶する。これ以後、
加入者Aは、ローミング中に発信・着信・位置登録を行
なう時にはこのローミング番号を使用する。
【0025】(2) 着信接続 移動通信網2へローミング中の加入者A(移動通信網1
収容)に対して、移動通信網1,2以外の他の通信網D
(移動通信網に限定されない)から着信が行なわれる場
合、まず通信網Dから移動通信網1に対して回線設定が
行なわれ、回線接続が行なわれた移動通信網1の移動通
信交換局は着信加入者のホームロケーションレジスタに
対して着信接続に必要な着信加入者データおよびルーチ
ング情報等を着信情報読出要求信号によりホームロケー
ションレジスタに問い合わせる。
【0026】この応答によって加入者Aが移動通信網2
へローミング中であることが認識できると、この応答信
号に設定されてくるローミング番号を着信加入者番号と
して移動通信網2へ回線設定が行なわれる。移動通信網
2の移動通信交換局はビジターロケーションレジスタに
対して着信接続に必要な着信加入者データおよびルーチ
ング情報等を着信情報読出要求信号により問い合わせ
る。これによって返送される情報によって着信加入者へ
の回線設定を行なう。
【0027】移動通信網2へローミング中の加入者A
(移動通信網1収容)へ他の通信網Dから着信が行なわ
れた場合の着信接続手順の例を図5に示す。また、着信
シーケンスの例を図6に示す。図5中の〜は以下の
記述に付した〜と対応している。着信手順の詳細を
以下に示す。
【0028】 移動通信網1収容の加入者Aへの着信
があった場合、まず移動通信網1の移動通信交換局へ回
線接続が行なわれ、その移動通信交換局は加入者Aのホ
ームロケーションレジスタへ着信に必要なデータを問い
合わせるためにアクセスを行なう。ホームロケーション
レジスタは加入者Aが移動通信網2へローミング中であ
ることを認識し、移動通信網2で加入者Aに割り付けら
れたローミング番号を返送する。
【0029】 移動通信網1の移動通信交換局は着信
先番号としてこのローミング番号を設定し、移動通信網
2に対して回線接続を行なう。 移動通信網2の移動
通信交換局では、ローミング番号からビジターロケーシ
ョンレジスタを認識し、ビジターロケーションレジスタ
アクセスを行なう。 ビジターロケーションレジスタ
では、ローミング番号をキーとして加入者データ、移動
通信交換局へのルーチング情報を索引し、返送する。
移動通信交換局では、ルーチング情報を用いて移動通
信交換局へ回線接続を行なう。
【0030】(3) 発信接続 ローミング加入者の発信の場合、移動通信交換局が発信
要求を受けると、加入者データが登録されているビジタ
ーロケーションレジスタに対して、発信に必要な発信情
報を問い合わせる。移動通信交換局は、この問い合わせ
信号に対する応答信号中に含まれる情報によって発信処
理を行なう。移動通信網1へローミング中の加入者A
(移動通信網2収容)の発信手順の例を図7に示す。ま
た、発信シーケンスの例を図8に示す。発信手順の詳細
を以下に示す。
【0031】 加入者Aが加入者Bへ発信を行なった
場合、移動機は移動通信交換局に対して発信要求を送出
する。このメッセージ中にはローミング番号、着信加入
者Bの加入者番号が含まれる。 移動通信交換局は、
この信号を受信するとビジターロケーションレジスタア
クセスを行ない、加入者Aの加入者データを見てサービ
ス可能であることを確認する。
【0032】 移動通信交換局は着信先番号として加
入者Bの加入者番号を使用して加入者Bへの回線接続を
行なう。また、ビジターロケーションレジスタ−ホーム
ロケーションレジスタ間で加入者データを転送する場合
の応答信号が返送されなかった場合(要求信号が相手に
届かなかった場合、および要求信号が相手に届いてはい
るが応答信号が受信できなかった場合を含む)、および
ローミング加入者が他の網へ再ローミングを行なった場
合あるいは自網配下に復帰した場合に必要になる加入者
データを消去する場合の応答信号が返送されなかった場
合(要求信号が相手に届かなかった場合、および要求信
号が相手に届いてはいるが、応答信号が受信できなかっ
た場合を含む)、ホームロケーションレジスタ上の登録
情報とビジターロケーションレジスタ上の登録情報とが
不一致になる場合が起こりうる。このような場合の対処
方法を以下に説明する。
【0033】 加入者データ転送時の応答信号を受信
できなかった場合ビジターロケーションレジスタは、ホ
ームロケーションレジスタからの加入者データの読出手
順の失敗等で加入者データが得られないまま捕捉された
状態になっているローミング番号を定期的に監視してお
り、このようなローミング番号の存在を検出すると、こ
のローミング番号を解放する手順を起動する。
【0034】ビジターロケーションレジスタは、上記の
ようなローミング番号を検出すると、このローミング番
号とこれにリンクしている加入者番号とを含んだローミ
ング番号消去要求信号をホームロケーションレジスタに
対して送出する。ホームロケーションレジスタでは、受
信したメッセージ中の加入者番号に対してローミング番
号が登録されており、かつこの登録されているローミン
グ番号と受信したローミング番号が等しい場合には、ホ
ームロケーションレジスタ上に登録されているローミン
グ番号をクリアする。等しくない場合はクリアは行なわ
ない。
【0035】ホームロケーションレジスタは、上記のロ
ーミング番号をクリアした場合、していない場合にかか
わらず、ビジターロケーションレジスタに対してローミ
ング番号消去応答信号を返送する。ビジターロケーショ
ンレジスタでは、ローミング番号消去応答信号が正常に
受信できた場合に限りローミング番号を解放する。
【0036】ホームロケーションレジスタにローミング
番号が記憶されており、そのローミング番号を管理して
いるビジターロケーションレジスタ上にはそのローミン
グ番号が空き状態になっているようなことがあると、新
しくローミングしてきた加入者に同じローミング番号が
割り当てられる場合が起こりうる。このような場合に
は、ローミング番号の2重ハントによる誤接続が起こ
る。本方式をとれば、上記のような問題が起こることは
ない。上記のローミング番号消去シーケンスの例を図9
に示す。
【0037】 加入者データ消去時の応答信号を受信
できなかった場合ビジターロケーションレジスタでは、
ローミング番号が実際に使用されているものかどうか
(加入者データ削除指示信号の不達によって、ホームロ
ケーションレジスタ上では存在しないはずのローミング
番号が、ビジターロケーションレジスタ上では使用され
ている状態になっている場合がある。)定期的に監視し
ている。実際には、ビジターロケーションレジスタ上に
加入者データが作成された時点からタイマ監視を行なう
方法がある。
【0038】この場合タイムアウトを検出するとビジタ
ーロケーションレジスタは、ホームロケーションレジス
タに対してローミング番号問合せ要求信号を送出する。
ホームロケーションレジスタでは、要求信号に含まれる
加入者番号に対するローミング番号をローミング番号問
合せ応答信号に設定して返送する。
【0039】ビジターロケーションレジスタでは受信し
たローミング番号と確認対象のローミング番号と一致し
ているかを判定し、不一致の場合は実際には使用されて
いないローミング番号であると判断し、ビジターロケー
ションレジスタ上から加入者データと共に削除する。一
致していた場合は、タイマの再設定を行なう。のよう
なローミング番号の2重ハントによる誤接続は本方式を
とれば起こることはない。上記のローミング番号問い合
わせシーケンスの例を図10に示す。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の方式によれ
ば、ユーザは着信先加入者がどの網に在圏していた場合
においても、常に同一の加入者番号を使用して着信接続
を行なうことができるという利点がある。また、網管理
側の立場からみれば、ローミング加入者用の番号はロー
ミングが生起した時点でダイナミックに割り当てること
ができるため加入者番号容量をローミング契約加入者す
べてに対して用意する必要がないという利点がある。
【0041】また、ローミング生起時、ホームロケーシ
ョンレジスタからビジターロケーションレジスタへ加入
者データの転送を行なう手順の失敗、あるいはローミン
グ終了時にビジターロケーションレジスタ上の加入者デ
ータの削除を行なう手順の失敗等によりホームロケーシ
ョンレジスタ−ビジターロケーションレジスタ間の情報
不一致が生じ誤接続が起こることがあるが、本発明で
は、ビジターロケーションレジスタにおいて主動的にロ
ーミング番号の使用状況を監視することにより、ホーム
ロケーションレジスタ−ビジターロケーションレジスタ
間の、情報不一致状態を解消することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信システムの概要を示す図であ
る。
【図2】位置登録手順の例を示す図である。
【図3】ローミング後初めての位置登録の場合の位置登
録のシーケンスを示す図である。
【図4】移動機にローミング番号が既に通知されている
場合の位置登録シーケンスの例を示す図である。
【図5】着信手順の例を示す図である。
【図6】着信接続シーケンスの例を示す図である。
【図7】発信手順の例を示す図である。
【図8】発信シーケンスの例を示す図である。
【図9】ローミング番号消去シーケンスの例を示す図で
ある。
【図10】ローミング番号問合せシーケンスの例を示す
図である。
【図11】従来の移動通信システムの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2 移動通信網 3,6 ホームロケーションレジスタ 4,5 ビジターロケーションレジスタ 7,8 共通線網 9〜12 移動通信交換局 13 加入者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接するようにゾーン形成された
    無線ゾーン内に散在する移動機と、各無線ゾーンを制御
    する無線基地局と、1つまたは複数の無線基地局と通話
    回線および制御回線で接続される移動通信交換局と、加
    入者データを定常的に登録・記憶するホームロケーショ
    ンレジスタを備えた移動通信網がサービスエリア内に複
    数存在し、或る移動通信網と契約している加入者が他の
    移動通信網の圏内に移動した場合においても通信サービ
    スを受けることを可能とするサービス(ローミングサー
    ビス)を提供する如く構成されたシステムにおいて、 移動通信網内に他網からのローミング加入者の加入者デ
    ータを記憶するためのビジターロケーションレジスタを
    設け、 ローミングが生起した時点でローミング加入者のホーム
    ロケーションレジスタからローミング先の移動通信網の
    ビジターロケーションレジスタに加入者データを転送
    し、ローミング中はローミング先の移動通信網のビジタ
    ーロケーションレジスタ上の加入者データを使用してサ
    ービスを提供し、加入者が更に、他の移動通信網へ再ロ
    ーミングした場合、あるいは加入者が収容されている網
    へ復帰した場合には、旧ローミング先の移動通信網のビ
    ジターロケーションレジスタの加入者データを削除する
    ことを特徴とする移動通信ローミング方式。
  2. 【請求項2】 ローミング後、初めての位置登録時に、
    ビジターロケーションレジスタに、ローミング加入者に
    対してローミング中にローミング先の網内において一時
    的にローミング加入者を識別するローミング番号を付与
    し、ローミング中は該ローミング番号をそのローミング
    加入者の加入者番号として位置登録処理、発信処理、着
    信処理を行なう請求項1記載の移動通信ローミング方
    式。
  3. 【請求項3】 ローミング後、初めての位置登録時に、
    ローミング加入者に対して割り当てたローミング番号を
    移動機へ書込み、ローミング中の移動機からの位置登録
    処理、発信処理あるいは移動機への着信処理はそのロー
    ミング番号を使用して行なう請求項2記載の移動通信ロ
    ーミング方式。
  4. 【請求項4】 請求項1、乃至、請求項3記載のシステ
    ムにおいて、ローミング生起時、ホームロケーションレ
    ジスタからビジターロケーションレジスタへ加入者デー
    タの転送を行なう手順の失敗、あるいはローミング終了
    時にビジターロケーションレジスタ上の加入者データの
    削除を行なう手順の失敗等によりホームロケーションレ
    ジスタとビジターロケーションレジスタ間の情報不一致
    が生じたことを検出する手段を設け、 ビジターロケーションレジスタにおいて主動的にローミ
    ング番号の使用状況を監視して、ホームロケーションレ
    ジスタとビジターロケーションレジスタ間の情報不一致
    状態を生じないよう制御することを特徴とするビジター
    ロケーションレジスタにおけるローミング番号管理方
    式。
JP3224082A 1991-09-04 1991-09-04 移動通信ローミング方式およびローミング番号管理方式 Pending JPH0563640A (ja)

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