JPH0522342U - 車両用燃料タンク - Google Patents

車両用燃料タンク

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JPH0522342U
JPH0522342U JP1715191U JP1715191U JPH0522342U JP H0522342 U JPH0522342 U JP H0522342U JP 1715191 U JP1715191 U JP 1715191U JP 1715191 U JP1715191 U JP 1715191U JP H0522342 U JPH0522342 U JP H0522342U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
fuel tank
tank body
vehicle
fuel
Prior art date
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Pending
Application number
JP1715191U
Other languages
English (en)
Inventor
登司男 横山
雅至 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH0522342U publication Critical patent/JPH0522342U/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は建設車両の如き衝撃, 振動の著しい
車両に装着可能で重量軽減及びコスト低減を図った樹脂
製の車両用燃料タンクを提供するにある。 【構成】 側面壁に複数条の凹状溝の形成と、給油キャ
ップ, ドレンプラグ等の付属部材を取付ける金属ボスの
埋設を樹脂材によるタンク本体と共に一体成形で構成し
たうえ、該タンク本体の底部に滑り止めゴムシートを貼
着してなる燃料タンクを車体の架台に載置したうえ、締
付バンドを前記タンク本体の側面壁に形成した凹状溝に
係合しながら巻回して架台に締付け固定するようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設車両の如き苛酷な運転を行う車両に装着可能にした樹脂製の車両 用燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時乗用車, 農耕用トラクタの如き小型車両において軽量化, コスト低減のた めに金属製の燃料タンクに代えて樹脂製のものが一部実用化されるようになって 来たが、ブルドーザ, 油圧式掘削機等で代表される建設車両においては大容量で 、しかも不整地走行による衝撃, 振動が著しい車両では従来から溶接構成による 金属製の燃料タンクが使用されるのが通常であった。
【0003】 勿論、建設車両においても軽量化や発錆の問題と共に、複雑で工数のかかる溶 接作業を要する金属製の燃料タンクは量産化の大きな支障となっていることから 樹脂製燃料タンクの実用化が試みられたが、既述した如く建設車両の燃料タンク は容量の関係で大型構造物で、しかも苛酷な衝撃, 振動による過大な歪みによっ て亀裂という不具合が発生し、またかかる大型樹脂製の燃料タンクの固定や、付 属部材の取付けが難しいという問題があった。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】
本考案は上記の問題点を解消する目的でなされたもので、過大な衝撃, 振動に 対しても長期にわたって耐えられる構造で、しかも車両の架台に確実に固定して 容易に緩まない車両用燃料タンクを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、タンク本体を樹脂材により構成すると共 に、剛性を強化するために側壁面に複数条の凹状溝及び給油キャップ, ドレンプ ラグ等の付属部材の取付用金属ボスを、該タンク本体成形時に一体して形成, 埋 設してなる燃料タンクの底部に表面凹凸状のゴムシートを貼着したうえ、該燃料 タンクを車両の架台に載置し、締付バンドを前記タンク本体側壁面の凹溝に係合 しながら巻回して架台に固定するようにして既述の目的を達成した。
【0006】
【作用】
かように構成した燃料タンクは、タンク本体が樹脂材から成るので大幅に軽量 化すると共に、付属部材の取付用金属ボスをタンク本体成形時に一体して埋設し たので付属部材の取付けが容易となり、また側壁面に形成した複数条の凹状溝に よりタンク本体の剛性が強化され、しかも底部に貼着したゴムシートによる滑り 止めと、締付バンドの前記凹状溝への係合により架台への燃料タンクの固定が確 実となって衝撃, 振動に対しても緩んだり、脱落することがない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る燃料タンクの一実施例を添付図面により詳述する。図1は 正面図、図2は側面図、そして図3は底面図であって、図において、代表符号S で示す燃料タンクを構成するタンク本体1は本実施例においては略800×60 0×750m/mの凾形状からなり、型枠への粘性樹脂材の注入による一体成形 方式により製作される。
【0008】 上記タンク本体1の一体成形に際して、該タンク本体1の剛性を確保するため に側壁面には縦横方向にそれぞれ二条の凹状溝2a, 2bが形成されている。 更にタンク本体1の一体成形時には、給油キャップ3, チューブ4, レベルゲー ジ5, 燃料センサ6, ドレンプラグ7及びチューブ8等の付属部材を取着するた めの金属ボス3a〜8aがそれぞれの所定位置に埋設した状態で一体成形される 。
【0009】 これらタンク本体1に埋設される各金属ボス3a〜8aはタンク本体1に固着 して抜け出すのを防止すると共に、付属部材3〜8を取付ける際に共回りするの を防止するために、図4に示すような抜け止め及び回り止め手段が設けられてい て、内周にネジ面aを備えた金属ボスbの外周面に断面凹状の環状溝cが設けら れていて、該環状溝cに樹脂材dが充当して金属ボスbの抜け出すのを防止する 。また金属ボスbの外周面の一部にカット面eを形成して付属部材の締込み時に 共回りするのを防止している。
【0010】 図5〜9は各付属部材3〜8の取付部を示したもので、図5は給油キャップ3 の取付部を示し、取付用金属ボス3aはタンク本体1の上面の所定穴部3bの周 面上に複数個埋設され、これら金属ボス3aにボルト3cによって口金3dが取 付けられる。図6はタンク本体1の上部側面に設けられた突出部4bのチューブ 4取付部を示し、チューブ取付用金属ボス4aは、前記突出部4bに埋設される 。図7はレベルゲージ5の取付部を示し、タンク本体1の側壁面の上下部に埋設 された各ゲージ取付用金属ボス5aにレベルゲージ5がボルト5bにより取付け られる。図8は燃料センサ6の取付部を示し、タンク本体1の側面中央部の穴部 6bの周面部に複数個のセンサ取付用金属ボス6aが埋設されたうえ、これら金 属ボス6aに燃料センサ6の支持金具6cがボルト6dにより取付けられる。更 に図9はタンク本体1の底部のドレンプラグ7及びチューブ8の取付部を示し、 これらプラグ7及びチューブ8の取付用金属ボス7a, 8aはタンク本体1の底 部にそれぞれ突起台7b, 8bに埋設される。
【0011】 なお、上述した給油キャップ3及び燃料センサ6取付部の如く取付穴部3b, 6bの周面に複数個の取付用金属ボス3a, 6aを配置して埋設する取付構造に おいてはシールが重要であることから図10に示すように円周(P)上に埋設さ れた金属ボス3a, 6aの内側同心円上に環状突起9を設け、該環状突起9の内 周面にガスケット10を差込んだうえ、給油キャップ3の口金3d、及び燃料セ ンサ6の支持金具6cをボルト3c, 6dで締付けることにより、前記環状突起 9が押圧されてガスケット10と共にシール効果が一段とよくなり洩れを防止す る。
【0012】 次いで上記の如く構成された燃料タンクSを確実に車両の架台に固定するため に図3に示すようにタンク本体1の底部には滑り止めとして表面凹凸になったゴ ムシート11が貼着される。このゴムシート11によって燃料タンクSが架台1 2上に載置された場合密着して安定するようにしてある。
【0013】 架台12にはタンク支持板13がボルト15により装架されたうえ、該支持板 13上に燃料タンクSが載置される。 なお、14a, 14bはタンク保持ブラケットである。
【0014】 そして燃料タンクSの上部に位置する車体フレーム16に取付けたブラケット 17に基端をフック18により固定した二条の締付バンド19をそれぞれタンク 本体1の側面に形成されている縦方向の凹状溝2aに係合させながら巻回させて 先端を下方に導き架台12に固着されているブラケット20に締付金具21によ って緊着する。これによって燃料タンクSは架台12に固定される。なお固定を 確実にするために図示の如くブラケット20の取付けに傾斜角(α)を設けてい るので燃料タンクSは図示右下方に引込まれる状態となり締付けが一層確実なも きとなっている。また、締付バンド19の内側にはタンク本体1を損傷しないよ うにゴムシート22が貼着されている。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したから燃料タンクが大幅に軽減されると共に、付属 部材の取付用金属ボスもタンク本体との一体成形で埋設したので製作工数, コス トが低減され、特に量産に際して大きな効果を発揮する。
【0016】 しかも上記取付金属ボスの埋設に際しても抜け止め及び回り止め構造にしたの で付属部材の取付けが確実となり燃料洩れなどの不具合が発生することがない。 更にタンク底部に貼着したゴムシートによって燃料タンク架台に密着して滑るこ となく安定した状態で固定され、また締付バンドによる固定に際しても該バンド をタンク本体の凹状溝に係合した状態で巻回したので締付けが確実になり容易に 外れることがない。
【0017】 従って本考案に係わる燃料タンクは建設車両の如き苛酷な運転が行われる車両 の燃料タンクとして好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る燃料タンクの正面図。
【図2】同側面図。
【図3】同底面図。
【図4】(A)は付属部材の取付用金属ボスの詳細図、
(B)は(A)のA−A断面図。
【図5】図1のB−B断面による給油キャップ取付部の
断面図。
【図6】図1のC−C断面によるタンク本体上部側面の
チューブ取付部の断面図。
【図7】図1のD−D断面によるレベルゲージ取付部の
断面図。
【図8】図1のE−E断面による燃料センサ取付部の断
面図。
【図9】図2のF−F断面によるタンク本体底部のドレ
ンプラグ及びチューブ取付部の断面図。
【図10】給油キャップ及び燃料センサ取付部の詳細
図。
【図11】図10のG−G断面図。
【図12】図3のH−H断面図。
【符号の説明】
S 燃料タンク 1 タンク本体 2a, 2b 凹状溝 3 給油キャップ 3a 給油キャップ取付用金属ボス 4 チューブ 4a チューブ取付用金属ボス 5 レベルゲージ 5a レベルゲージ取付用金属ボス 6 燃料センサ 6a 燃料センサ取付用金属ボス 7 ドレンプラグ 7a ドレンプラグ取付用金属ボス 8 チューブ 8a チューブ取付用金属ボス 9 環状突起 10 ガスケット 11 ゴムシート 12 架台 13 支持板 16 車体フレーム 17 ブラケット 18 フック 19 締付バンド 20 ブラケット 21 締付金具 22 ゴムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 25/40 6540−3E

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体を樹脂材により構成すると共
    に、側壁面に複数条の凹状溝及び給油キャップ, ドレン
    プラグ等の付属部材の取付用金属ボスを該タンク本体成
    形時に一体して成形, 埋設したことを特徴とする車両用
    燃料タンク。
  2. 【請求項2】 上記タンク本体に埋設する付属部材の取
    付用金属ボスの外周部に抜け止め及び回り止めを設けた
    ことを特徴とする請求項1の車両用燃料タンク。
  3. 【請求項3】 上記タンク本体の底部に表面凹凸状にな
    った滑り止めのゴムシートを貼着したことを特徴とする
    請求項1の車両用燃料タンク。
  4. 【請求項4】 上記タンク本体側壁面の縦方向の凹状溝
    に締付バンドを係合させたうえ、該タンク本体を巻回し
    て車両の架台に固定するようにしたことを特徴とする請
    求項1の車両用燃料タンク。
JP1715191U 1991-02-28 1991-02-28 車両用燃料タンク Pending JPH0522342U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022399A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械のタンク
JP2015190259A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2017065308A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 スズキ株式会社 燃料タンクの構造

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