JPH05223312A - 空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置 - Google Patents

空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置

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Publication number
JPH05223312A
JPH05223312A JP4144991A JP14499192A JPH05223312A JP H05223312 A JPH05223312 A JP H05223312A JP 4144991 A JP4144991 A JP 4144991A JP 14499192 A JP14499192 A JP 14499192A JP H05223312 A JPH05223312 A JP H05223312A
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JP
Japan
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clogging
state
detecting
filter
fan motor
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JP4144991A
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Inventor
Kazuyuki Katayama
和幸 片山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実にフィルタの目詰まりが検出できる空気
調和機のフィルタの目詰まり検出装置を得る。 【構成】 目詰まり状態判断手段106が、タイマ手段
105からのタイマ信号が所定時間内で、センサ検出手
段104を介して入力された第1の状態検出手段101
からの第1の状態検出信号と第2の状態検出手段102
からの第2の状態検出信号とを比較し、その比較結果が
所定値以上であると目詰まり信号を出力する。この目詰
まり状態判断手段106からの目詰まり信号を受けて目
詰まり状態警告手段107が目詰まり警告信号を出力す
る。表示手段108は目詰まり状態警告手段107から
の目詰まり警告信号を受けて警告を使用者に知らせるた
めの表示を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機のフィル
タの目詰まり検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、例えば特開平1−13483
8号公報あるいは特開昭63−156967号公報に示
された空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置であ
り、図において、1は空気調和機のファンモータ、2は
このファンモータ1に流れる電流値を検出するファンモ
ータ電流検出部、3はフィルタ(図示せず)の目詰まり
した状態における上記ファンモータ1に流れる電流値を
電流しきい値として記憶する電流しきい値記憶部、4は
上記ファンモータ電流検出部2からの検出電流値と上記
電流しきい値記憶部3に記憶された電流しきい値とを比
較し、検出電流値がしきい値を越えた時に目詰まり信号
を出力する電流値比較部、5はこの電流値比較部4から
の目詰まり信号を受けて動作する目詰まり表示部であ
る。
【0003】次に、このように構成された空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置の動作について説明する。
ファンモータ電流検出部2はファンモータ1に流れる電
流を検出し、電流値比較部4がファンモータ電流検出部
2からの検出電流値と電流しきい値記憶部3に記憶され
た電流しきい値とを比較する。検出電流値が電流しきい
値より低い時はフィルタが目詰まりしていないと判断
し、以後同様の動作を行なう。検出電流値が電流しきい
値を越えるとフィルタが目詰まりしていると判断して目
詰まり信号を目詰まり表示部5に出力し、目詰まり表示
部5が目詰まりを表示するものである。
【0004】また、上記特開平1−134838号公報
には、ファンモータの回転数を検知してこの検知した回
転数とフィルタの目詰まりした状態のファンモータの回
転数とを比較してフィルタの目詰まりを表示するものも
示されている。
【0005】さらに、次のようなものが目詰まり検出装
置として知られているものである。特開昭61−442
39号公報に、熱交換器を通過する前の空気温度と通過
した後の空気温度とを比較して目詰まりを表示(警報)
する空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置が示され
ている。特開昭62−782号公報に、冷凍サイクルに
おける強制通風式の凝縮器の温度とこの凝縮器に設けら
れたフィルタへの流入空気温度または凝縮器からの流出
空気温度との相関関係により清掃を要する目詰まりを検
出し、フィルタに目詰まりが生じないときの通過風量と
目詰まりが生じたときの通過風量の比と目詰まりまでの
時間の関係から清掃を要する目詰まりに対応する時間が
経過するまで目詰まりが生じたことの検出信号を発しな
いようにした凝縮器フィルタの目詰まり検出装置が示さ
れている。特公昭61−52371号公報には、空気調
和機本体の運転時間を積算し、積算した運転時間が一定
値になった時に、空気吸込口近傍の温度と空気吹出口近
傍の温度との温度差により目詰まりを判定するフィルタ
の目詰まり検出装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図20に示
した従来の空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置に
あっては、ファンモータ1の速度を安定にするためにフ
ィードバック機能付きのファンモータを用いた場合、フ
ァンモータ1に流れる電流値の変化量が少なくなり、フ
ィルタの目詰まりが判定しにくいというものであった。
この発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、
フィードバック機能付きのファンモータを用いた場合で
も確実にフィルタの目詰まりが検出される空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置を得ることを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置は、室内
の空気の例えば臭いなどの第1の状態を検出する第1の
状態検出手段と、フィルタ通過後の空気の例えば臭いな
どの第2の状態を検出する第2の状態検出手段と、タイ
マ信号を出力するタイマ手段と、タイマ手段からのタイ
マ信号が所定時間内で、第1の状態検出手段からの第1
の状態検出信号と第2の状態の検出手段からの第2の状
態検出信号とを比較し、その比較結果が所定値以上であ
ると目詰まり信号を出力する目詰まり状態判断手段とを
設けたものである。
【0008】この発明の第2の発明に係る空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置は、圧縮機に流れる電流値
を検出する圧縮機電流値検出手段と、通常運転時の上記
圧縮機に流れる電流値を記憶する記憶手段と、圧縮機電
流値検出手段にて検出された電流値と記憶手段に記憶さ
れた電流値とを比較し、この比較結果が所定値以上であ
るとフィルタが目詰まりであるとする目詰まり信号を出
力するフィルタ目詰まり状態判断手段とを設けたもので
ある。
【0009】この発明の第3の発明に係る空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置は、熱交換器の状態を検出
する熱交換器状態検出手段と、ファンモータの速度を検
出するファン速検出手段と、熱交換器状態検出手段から
の検出状態値に従って熱交換器の効率を演算する効率演
算手段と、この効率演算手段によって演算された効率を
ファン速検出手段にて検出されたファン速にて補正する
効率補正手段と、この効率補正手段によって補正された
効率が所定値以上であるとフィルタが目詰まりであると
する目詰まり信号を出力するフィルタ目詰まり状態判断
手段とを設けたものである。
【0010】この発明の第4の発明に係る空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置は、空気調和機の振動を検
出する振動検出手段と、ファンモータの回転速度を検出
する回転速度検出手段と、上記検出された振動の初期特
性及び上記ファンモータの回転速度と上記ファンモータ
の制御信号との関係を示すファンモータの初期特性を記
憶する特性記憶手段と、上記振動検出手段により検出さ
れた振動を上記特性記憶手段に記憶された上記振動の初
期特性と比較して解析する振動解析手段と、上記回転速
度検出手段により検出された回転速度と上記特性記憶手
段に記憶された上記ファンモータの初期特性とを比較し
て上記ファンモータの負荷状態を検出する負荷状態判断
手段と、上記振動解析手段の出力と上記負荷状態判断手
段の出力からフィルタの目詰まり状態を判断して目詰ま
り信号を出力する目詰まり状態判断手段とを設けたもの
である。
【0011】この発明の第5の発明に係る空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置は、室内の温度を検出する
室温検出手段、熱交換器の温度を検出する管温検出手
段、ファンモータの回転速度を検出する回転速度検出手
段、上記検出された回転速度と上記ファンモータの制御
信号を比較して上記ファンモータの特性を記憶する特性
記憶手段、上記検出された回転速度と上記記憶手段に記
憶された上記ファンモータの特性から上記ファンモータ
の負荷状態を検出する負荷状態判断手段、上記検出され
た室内の温度と熱交換器の温度から上記室内の広さを検
出する部屋の広さ判断手段、上記検出された室内の温
度、熱交換器の温度、ファンモータの回転速度、室内の
広さ及びファンモータの負荷状態によりフィルタの目詰
まり状態を検出して目詰まり信号を出力する目詰まり状
態判断手段とを設けたものである。
【0012】
【作用】この発明の第1の発明にあっては、目詰まり状
態判断手段が、タイマ手段からのタイマ信号が所定時間
内で、第1の状態検出手段からの第1の状態検出信号と
第2の状態検出手段からの第2の状態検出信号とを比較
し、運転開始後所定時間内のフィルタの通過前の空気状
態と通過後の空気状態とによってフィルタの目詰まり状
態を判定する。
【0013】この発明の第2の発明にあっては、目詰ま
り状態判断手段が、圧縮機電流値検出手段にて検出され
た電流値と記憶手段に記憶された電流値とを比較し、圧
縮機の負荷状態を検出することによってフィルタの目詰
まり状態を判定する。
【0014】この発明の第3の発明にあっては、効率補
正手段が効率演算手段によって演算された熱交換器の効
率をファン速検出手段にて検出されたファン速にて補正
し、目詰まり状態判断手段が効率補正手段によって補正
された効率と所定値とを比較し、ファンモータのファン
速に補正された熱交換器の効率によってフィルタの目詰
まり状態を判定する。
【0015】この発明の第4の発明にあっては、振動解
析手段が、空気調和機の振動を振動の初期特性と比較し
て解析した値と、負荷状態判断手段がファンモータの回
転速度とファンモータの初期特性とを比較して検出した
ファンモータの負荷状態とから、目詰まり状態判断手段
がフィルタの目詰まり状態を判定する。
【0016】この発明の第5の発明にあっては、検出さ
れた室内の温度、熱交換器の温度、ファンモータの回転
速度、室内の広さ及びファンモータの負荷状態から、目
詰まり状態判断手段がフィルタの目詰まり状態を判定す
る。
【0017】
【実施例】
実施例1.図1及び図2はこの発明の実施例1を示すも
のであり、図1において101は室内の空気の例えば臭
いなどの第1の状態を検出する第1の状態検出手段で、
この実施例1においては臭いセンサを用いている。10
2は室内機に取り付けられたフィルタを通過した後の空
気の例えば臭いなどの第2の状態を検出する第2の状態
検出手段で、この実施例1においては臭いセンサを用い
ている。103は上記第1の状態検出手段101からの
第1の状態検出信号と上記第2の状態検出手段102か
らの第2の状態検出信号を受け、上記フィルタの目詰ま
り状態を判定するマイクロコンピュータからなる目詰ま
り状態判定装置である。
【0018】この目詰まり状態判定装置103は、図2
に示すフローチャートに基づいて動作するものであり、
上記第1及び第2の状態検出手段101及び102から
の第1及び第2の状態検出信号を受けるセンサ検出手段
104と、クロック信号を受けてこのクロック信号をカ
ウントしたタイマ信号を出力するタイマ手段105と、
このタイマ手段105からタイマ信号が所定時間内で、
上記センサ検出手段104を介して入力された第1の状
態検出手段101からの第1の状態検出信号と上記第2
の状態検出手段102からの第2の状態検出信号とを比
較し、その比較結果が所定値以上であると目詰まり信号
を出力する目詰まり状態判断手段106と、この目詰ま
り状態判断手段106からの目詰まり信号を受けて目詰
まり警告信号を出力する目詰まり状態警告手段107と
を有したものである。
【0019】また、上記目詰まり状態判断手段106
は、この実施例1において、第1の状態検出手段101
からの第1の状態検出信号と上記第2の状態検出手段1
02からの第2の状態検出信号との比較結果を、{(第
2の状態検出手段102からの第2の状態検出信号)−
(第1の状態検出手段101からの第1の状態検出信
号)}/(第1の状態検出手段101からの第1の状態
検出信号)から演算して求め、この演算結果を快適性と
してこの快適性がしきい値(例えば10%)以上になっ
たときに目詰まり信号を出力しているものである。10
8は上記目詰まり状態警告手段107からの目詰まり警
告信号を受けて警告を使用者に知らせるための表示を行
なうための表示手段である。
【0020】次に、このように構成された空気調和機の
フィルタの目詰まり検出装置の動作を、主として図2に
示したフローチャートによって説明する。まず、ステッ
プ31にて目詰まり状態判断手段106がスタートし、
ステップ32にて、タイマ手段105からのタイマ信号
が運転開始から所定時間x(フィルタの通過前の空気の
状態とフィルタの通過後の空気の状態がほぼ同じになる
までの時間)経過しているか否かを目詰まり状態判断手
段106が判定し、タイマ手段105からのタイマ信号
が運転開始から所定時間x経過していることを示すと、
ステップ38に進み、フィルタの目詰まり状態の検出を
終了する。
【0021】また、タイマ手段105からのタイマ信号
が運転開始からの所定時間x経過していないと、ステッ
プ33に進み、第1の状態検出手段101からの第1の
状態検出信号をセンサ検出手段104が取り込み、ステ
ップ34にて第2の状態検出手段102からの第2の状
態検出信号をセンサ検出手段104が取り込む。そし
て、ステップ35にて目詰まり状態判断手段106が、
センサ検出手段104にて取り込まれた第1の状態検出
手段101からの第1の状態検出信号と上記第2の状態
検出手段102からの第2の状態検出信号とによって
{(第2の状態検出手段102からの第2の状態検出信
号)−(第1の状態検出手段101からの第1の状態検
出信号)}/(第1の状態検出手段101からの第1の
状態検出信号)の演算を行なう。この演算は例えば室内
の空気に不快に思う成分が5%含まれていて、フィルタ
の通過後の空気に不快に思う成分が15%含まれている
と、演算結果は(15−5)/5×100=20(%)
となる。
【0022】その後、ステップ36では、目詰まり状態
判断手段106が、演算結果である快適性がしきい値Y
(例えば10%)以上であるかを比較し、演算結果がし
きい値Y以下であるとステップ32に戻り、再度同様の
処理がタイマ手段105からのタイマ信号が所定時間x
を超えるまで行なわれる。演算結果がしきい値Y以上で
あるとステップ37に進み、目詰まり状態判断手段10
6が目詰まり信号を出力し、目詰まり状態警告手段10
7が目詰まり警告信号を出力して表示手段108を表示
させてフィルタが目詰まり状態であることを使用者に知
らせ、ステップ38に進んでフィルタの目詰まり状態の
検出処理を終了するものである。
【0023】実施例2.図3及び図4はこの発明の実施
例2を示すものであり、図3において201は室外機2
00の圧縮機に流れる電流値を検出する電流値検出手
段、202は外気温を検出する外気温検出手段、203
は上記室外機200の熱交換器の温度を検出する室外機
管温検出手段、204は上記室外機200のファンの速
度を検出する室外機ファン速検出手段、205は上記室
外機200のパワー系の異常を検出するパワー系異常検
出手段、206は上記室外機200の熱交換器の目詰ま
りを検出する熱交換器目詰まり検出手段である。
【0024】207は上記室外機200の運転状態を検
出するためのマイクロコンピュータによって構成される
室外側運転状態検出装置で、上記圧縮機の周波数を出力
している圧縮機周波数出力手段208と、上記電流値検
出手段201からの検出電流値と上記外気温検出手段2
02からの検出外気温値と上記室外機管温検出手段20
3からの検出熱交換器温度値と上記室外機ファン速検出
手段204からの検出ファン速値と上記パワー系異常検
出手段205からの異常検出値と上記熱交換器目詰まり
検出手段206からの目詰まり検出値とが入力され、上
記室外機200の運転中の諸条件を検出するための室外
側運転状態検出手段209とを有しているものである。
210はこの室外側運転状態検出装置207からのデー
タを室内機211側へ送信するためのデータ送信手段で
ある。
【0025】212はこのデータ送信手段210からの
データを受信するデータ受信手段、213は室温を検出
する室温検出手段、214は室内機211の熱交換器の
温度を検出する室内機管温検出手段、215は上記室内
機211のファンの速度を検出する室内機ファン速検出
手段、216は上記室内機211の運転状態を検出する
とともに上記室内機211のフィルタの目詰まり状態を
判定するためのマイクロコンピュータによって構成され
る目詰まり状態判定装置を兼ねた室内側運転状態検出装
置である。
【0026】この室内側運転状態検出装置216は、上
記データ受信手段212によって受信された上記室外機
200における検出された運転状態を示す種々のデータ
と上記室温検出手段213からの検出室温値と上記室内
機管温検出手段214からの熱交換器温度値と上記室内
機ファン速検出手段215からのファン速度値とが入力
され、上記室内機211の運転中の諸条件を検出するた
めの室内側運転状態検出手段217と、通常運転時の諸
条件と上記圧縮機の通常運転時の電流値との関係を記憶
している運転データ記憶手段218と、上記室内側運転
状態検出手段217にて検出された上記室内機211の
運転中の諸条件とデータ送信手段210及びデータ受信
手段212を介して入力された上記室外側運転状態検出
手段209にて検出された上記室外機200の運転中の
諸条件と上記運転データ記憶手段218に記憶されたデ
ータとが入力され、これら入力されたデータにより上記
圧縮機に余分な負荷がかかっているかを判定してフィル
タの目詰まり状態を判断するフィルタ目詰まり状態判断
手段219と、このフィルタ目詰まり状態判断手段21
9からの目詰まり信号を受けて目詰まり警告信号を出力
する目詰まり状態警告手段220とを有したものであ
る。
【0027】また、上記フィルタ目詰まり状態判断手段
219は、この実施例2において、主として運転データ
記憶手段218に記憶されている通常運転時の上記圧縮
機に流れる電流値と上記圧縮機電流値検出手段201に
て検出された電流値とを比較、例えば{(運転中の圧縮
機に流れている電流値)−(通常運転時の圧縮機に流れ
る電流値)}/(通常運転時の圧縮機に流れる電流値)
を演算し、この比較結果(演算結果)が所定値(例えば
5%)以上であるとフィルタが目詰まりであるとする目
詰まり信号を出力しているものである。221は上記フ
ィルタ目詰まり状態警告手段220からの目詰まり警告
信号を受けて警告を使用者に知らせるための表示を行な
うための表示手段である。
【0028】次に、このように構成された実施例2にお
ける空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置の動作
を、主として図4に示したフローチャートによって説明
する。まず、ステップ39にて室外側及び室内側運転状
態検出装置207及び216がスタートし、ステップ4
0に進み、室外側運転状態検出装置207における室外
側運転状態検出手段209が電流値検出手段201から
の圧縮機検出電流値と外気温検出手段202からの検出
外気温値と室外機管温検出手段203からの検出熱交換
器温度値と室外機ファン速検出手段204からの検出フ
ァン速値とパワー系異常検出手段205からの異常検出
値と熱交換器目詰まり検出手段206からの目詰まり検
出値と、圧縮機周波数出力手段208からの圧縮機周波
数値を検出し、ステップ41に進む。
【0029】ステップ41では、室外側運転状態検出装
置207がパワー系異常検出手段205からの異常検出
値に異常がないか否かを判定し、異常があるとステップ
48に進み、フィルタの目詰まり状態の検出処理を終了
する。異常がないとステップ42に進み、データ送信手
段210が室外側運転状態検出装置207からのデータ
をデータ受信手段212へ送信しステップ43でデータ
受信手段212がデータを受信する。ステップ44で
は、室内側運転状態検出手段217が、室温検出手段2
13からの検出室温値と室内機管温検出手段214から
の熱交換器管温度値と室内機ファン速検出手段215か
らのファン速度値とを検出し、ステップ45に進む。
【0030】ステップ45では、室内側運転状態検出手
段217に入力された室外機200側の運転中の諸条件
及び室内機211側の諸条件と運転データ記憶手段21
8に記憶された通常運転時のデータがフィルタ目詰まり
状態判断手段219に入力され、フィルタ目詰まり状態
判断手段219が{(運転中の圧縮機に流れている電流
値)−(通常運転時の圧縮機に流れる電流値)}/(通
常運転時の圧縮機に流れる電流値)を演算し、ステップ
46にてフィルタ目詰まり状態判断手段219が圧縮機
に余分な負荷がかかっているか否かを判定する。上記演
算は、例えば、電流値検出手段201によって検出され
た運転中の圧縮機に流れている電流値が8.5Aであ
り、運転データ記憶手段218に記憶された通常運転時
の圧縮機に流れる電流値が7.8Aであると(8.5−
7.8)/7.8×100=8.97(%)となる。
【0031】ステップ46において、フィルタ目詰まり
状態判断手段219が演算結果である圧縮機の負荷状態
がしきい値Z(例えば5%)以上であるかを比較し、演
算結果がしきい値Z以下であるとステップ39に戻り、
再度同様の処理が行なわれる。演算結果がしきい値Z以
上であると圧縮機の負荷状態が重く、フィルタが目詰ま
り状態であると判定してステップ47に進み、フィルタ
目詰まり状態判断手段219が目詰まり信号を出力し、
目詰まり状態警告手段220が目詰まり警告信号を出力
して表示手段221を表示させてフィルタが目詰まり状
態であることを使用者に知らせ、ステップ48に進んで
フィルタの目詰まり状態の検出処理を終了するものであ
る。
【0032】実施例3.図5〜図7はこの発明の実施例
3を示すものであり、図5及び図6において301は室
内機のフィルタへの吸い込み温度を検出することによっ
て室温を検出する室温検出手段、302は上記室内機の
熱交換器の温度を検出する室内機管温検出手段、303
は上記フィルタからの吹き出し温度を検出する吹出温度
検出手段で、上記室温検出手段301と上記室内機管温
検出手段302とで熱交換器の状態を検出する熱交換器
状態検出手段を構成しているものである。304は上記
室内機のファンモータの速度を検出する室内機ファン速
検出手段、305は上記室内機のフィルタの目詰まり状
態を判定するためのマイクロコンピュータによって構成
される目詰まり状態判定装置である。
【0033】この目詰まり状態判定装置305は、圧縮
機が動いていることを検知する圧縮機駆動検出手段30
6からの信号を受けて上記圧縮機が駆動しているか否か
を判定する圧縮機駆動判断手段と、上記熱交換器状態検
出手段からの検出状態値に従って上記熱交換器の効率を
演算、つまり、室温検出手段301からの検出室温値と
上記室内機管温検出手段302からの検出熱交換器管温
度値と上記吹出温度検出手段303からの検出吹出温度
値とにより上記熱交換器の効率を演算する熱交換器効率
演算手段307と、上記室内機のファンモータのファン
速による上記熱交換器の効率の変化量を記憶している熱
交換器効率変化補正データ記憶手段308と、上記熱交
換器効率演算手段307からの演算された熱交換器の効
率を、上記ファン速検出手段304にて検出されたファ
ン速に基づいた上記熱交換器効率変化補正データ記憶手
段308に記憶された上記熱交換器の効率の変化量によ
って補正する効率補正手段309と、この効率補正手段
309によって補正された効率が所定値以上であるとフ
ィルタが目詰まりであるとする目詰まり信号を出力する
フィルタ目詰まり状態判断手段310と、このフィルタ
目詰まり状態判断手段310からの目詰まり信号を受け
て目詰まり警告信号を出力する目詰まり状態警告手段3
11とを有したものである。312は上記目詰まり状態
警告手段311からの目詰まり警告信号を受けて警告を
使用者に知らせるための表示を行なうための表示手段で
ある。
【0034】次に、このように構成された実施例3にお
ける空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置の動作を
主として図7に示したフローチャートによって説明す
る。まず、ステップ49にて目詰まり状態判定装置30
5がスタートし、ステップ50にて目詰まり状態判定装
置305が、圧縮機駆動検出手段306からの信号を受
けて圧縮機が駆動しているか否かを判定し、圧縮機が駆
動されていないとするとステップ51に進み、圧縮機が
駆動されるまで待機し、圧縮機が駆動されるとステップ
52に進む。ステップ52では、熱交換器効率演算手段
307が室温検出手段301からの検出室温値と室内機
管温検出手段302からの検出熱交換器温度値と吹出温
度検出手段303からの検出吹出温度値とにより熱交換
器の効率を演算し、ステップ53に進む。
【0035】ステップ53では、効率補正手段309が
熱交換器効率演算手段307からの演算された熱交換器
の効率を、ファン速検出手段304にて検出されたファ
ン速に基づいた熱交換器効率変化補正データ記憶手段3
08に記憶された熱交換器の効率の変化量によって補正
し、補正熱交換器効率として出力し、ステップ54に進
む。ステップ54ではフィルタ目詰まり状態判断手段3
10が効率補正手段309からの補正された熱交換器効
率が所定値以上であるか否かを判定する。補正熱交換器
効率が所定値以下であると、ステップ50に戻り、再度
同様の処理が行なわれる。補正熱交換器効率が所定値以
上であるとフィルタが目詰まり状態であると判定してス
テップ55に進み、フィルタ目詰まり状態判断手段31
0が目詰まり信号を出力し、目詰まり状態警告手段31
1が目詰まり警告信号を出力して表示手段312を表示
させてフィルタが目詰まり状態であることを使用者に知
らせ、ステップ56に進んでフィルタの目詰まり状態の
検出処理を終了するものである。
【0036】実施例4.図8ないし図10はこの発明の
実施例4を示すものであり、図8及び図9において40
1は室内機のフィルタへの吸い込み温度を検出すること
によって室温を検出する室温検出手段、402は上記室
内機の熱交換器の冷媒の入口側温度を検出する室内機熱
交換器入口側温度検出手段、403は上記室内機の熱交
換器の冷媒の出口側温度を検出する室内機熱交換器出口
側温度検出手段で、上記室温検出手段401と上記室内
機熱交換器入口側温度検出手段402とで熱交換器の状
態を検出する熱交換器状態検出手段を構成しているもの
である。404は上記室内機のファンモータの速度を検
出する室内機ファン速検出手段、405は上記室内機の
フィルタの目詰まり状態を判定するためのマイクロコン
ピュータによって構成される目詰まり状態判定装置であ
る。
【0037】この目詰まり状態判定装置405は、圧縮
機が動いていることを検知する圧縮機駆動検知手段40
6からの信号を受けて上記圧縮機が駆動しているか否か
を判定する圧縮機駆動判断手段と、上記熱交換器状態検
出手段からの検出状態値に従って上記熱交換器の効率を
演算、つまり、上記室温検出手段401からの検出室温
値と上記室内機熱交換器入口側温度検出手段402から
の検出熱交換器冷媒入口側温度値と、上記室内機熱交換
器入口側温度検出手段403からの検出熱交換器冷媒出
口側温度値とにより上記熱交換器の効率を演算する熱交
換器効率演算手段407と、上記室内機のファンモータ
のファン速による上記熱交換器の効率の変化量を記憶し
ている熱交換器効率変化補正データ記憶手段408と、
上記熱交換器効率演算手段407からの演算された熱交
換器の効率を、上記ファン速検出手段404にて検出さ
れたファン速に基づいた上記熱交換器効率変化補正デー
タ記憶手段408に記憶された上記熱交換器の効率の変
化量によって補正する効率補正手段409と、この効率
補正手段409によって補正された効率が所定値以上で
あるとフィルタが目詰まりであるとする目詰まり信号を
出力する目詰まり状態判断手段410と、この目詰まり
状態判断手段410からの目詰まり信号を受けて目詰ま
り警告信号を出力する目詰まり状態警告手段411とを
有したものである。412は上記目詰まり状態警告手段
411からの目詰まり警告信号を受けて警告を使用者に
知らせるための表示を行なうための表示手段である。
【0038】次に、このように構成された実施例4にお
ける空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置の動作
を、主として図10に示したフローチャートによって説
明する。まず、ステップ57にて目詰まり状態判定装置
405がスタートし、ステップ58にて目詰まり状態判
定装置405が、圧縮機駆動検知手段406からの信号
を受けて圧縮機が駆動しているか否かを判定し、圧縮機
が駆動されていないとするとステップ59に進み、圧縮
機が駆動されるまで待機し、圧縮機が駆動されるとステ
ップ60に進む。ステップ60では、熱交換器効率演算
手段407が室温検出手段401からの検出室温値と室
内機熱交換器入口側温度検出手段402からの検出熱交
換器歴入口側温度値と室内機熱交換器出口側温度検出手
段403からの検出熱交換器冷媒出口側温度値とにより
熱交換器の効率を演算し、ステップ61に進む。
【0039】ステップ61では、効率補正手段409が
熱交換器効率演算手段407からの演算された熱交換器
の効率を、ファン速検出手段404にて検出されたファ
ン速に基づいた熱交換器効率変化補正データ記憶手段3
08に記憶された熱交換器の効率の変化量によって補正
し、補正熱交換器効率として出力し、ステップ62に進
む。ステップ62では目詰まり状態判断手段410が効
率補正手段409からの補正された熱交換器効率が所定
値以上であるか否かを判定する。補正熱交換器効率が所
定値以下であるとステップ58に戻り、再度同様の処理
が行なわれる。補正熱交換器効率が所定値以上であると
フィルタが目詰まり状態であると判定してステップ63
に進み、目詰まり状態判断手段410が目詰まり信号を
出力し、目詰まり状態警告手段311が目詰まり警告信
号を出力して表示手段412を表示させてフィルタが目
詰まり状態であることを使用者に知らせ、ステップ64
に進んでフィルタの目詰まり状態の検出処理を終了する
ものである。
【0040】実施例5.図11〜図14はこの発明の実
施例5を示すものであり、図11において、501は空
気調和機の振動を検出する振動検出手段、502はファ
ンモータの回転速度を検出するファンモータ回転速度検
出手段、503はマイクロコンピュータによって構成さ
れる目詰まり状態判定装置、504は振動検出手段50
1で検出された振動がフィルタ目詰まりによる振動か、
ファンモータの振動か、その他のものかを解析する振動
解析手段、505は空気調和機の使用開始からM時間ま
でをカウントするタイマ、506はファンモータを制御
するファンモータ制御手段である。
【0041】507は目詰まり度とファンモータの負荷
状態のデータ又は関係式(例えば、目詰まり度=f(負
荷状態))を記憶しているファンモータ負荷データ記憶
手段、508はフィルタが全く目詰まりしていない使用
初期段階での振動の特性及びファンモータ制御信号と回
転速度の関係のデータを記憶しておく(例えば、ファン
モータでは図13の制御時間tと回転速度)特性記憶手
段、509は特性記憶手段508に記憶された上記デー
タを基準にしてファンモータ負荷データ部507のデー
タを補正し、ファンモータの負荷状態を判断するファン
モータ負荷状態判断手段である。
【0042】510は振動解析手段504とファンモー
タ負荷状態判断手段509の出力によりフィルタ目詰ま
り信号を出力する目詰まり状態判断手段、511は目詰
まり信号が入力されると目詰まり警告信号を出力する目
詰まり状態警告手段、512は目詰まり警告信号により
警告を使用者に表示する表示手段である。
【0043】図12において、515はマイクロコンピ
ュータ503とインタフェース516からなる制御基板
で、インタフェース516には振動検出手段501、表
示手段512及びファンモータ517が接続されてい
る。518はファンモータ517からインタフェース5
16へ入力されるファンモータ回転速度信号、519は
インタフェース516からファンモータ517へ出力さ
れるファンモータ制御信号である。
【0044】次に、このように構成された実施例5にお
ける空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置の動作
を、主として図14に示すフローチャートによって説明
する。まず、ステップ71で目詰まり状態判定装置50
3がスタートし、ステップ72でタイマ505が空気調
和機使用開始からM時間カウントしたかを判定し、M時
間内であればステップ73で振動特性とファンモータ5
17の特性を学習記憶する。すなわち、振動検出手段5
01が検出した振動特性と特性記憶手段508に記憶
し、ファンモータ回転速度検出手段502が検出した回
転速度と、ファンモータ制御手段506のファンモータ
制御信号との関係データを特性記憶手段508に記憶す
る。
【0045】ステップ72でM時間経過したと判定され
ると、ステップ74へ進み、振動解析手段504で振動
の状態が規定値を越えているかを判定する。規定値未満
であればステップ72へ戻り、規定値を越えればステッ
プ75へ進み、振動の原因がフィルタ目詰まりによる空
気調和機の振動か、フィルタ目詰まりによるファンモー
タ517の振動か、その他の振動かを振動の周波数帯に
より解析する。ステップ76でファンモータ517の負
荷が高いかを判断する。例えば、ステップ73で図13
の制御時間tを得た場合、同じ回転速度で矢印方向へ制
御信号519が移動すると、負荷が高いと判断する。
【0046】負荷が低いと判断されるとステップ72へ
戻る。これは、負荷が低ければ、振動解析で目詰まり状
態と判断しても、真の目詰まり状態と決定しては誤りに
なるからである。負荷が高い場合は、ステップ77へ進
み、目詰まり状態判断手段510でフィルタの目詰まり
を判断する。すなわち、ステップ75でフィルタ目詰ま
りによる空気調和機の振動と、目詰まりによるファンモ
ータ517の振動が同時に発生していると解析されてい
れば、フィルタの目詰まりと判断して目詰まり信号を出
力し、ステップ78で目詰まり状態警告手段511が目
詰まり警告信号を出力して、表示手段512に表示し、
ステップ79で処理を終了する。
【0047】実施例6.図15〜図19はこの発明の実
施例6を示すものであり、図15において、601は室
内の温度を検出する室温検出手段、602は空気調和機
の熱交換器の温度を検出する管温検出手段、603はフ
ァンモータの回転速度を検出するファンモータ回転速度
検出手段、604はマイクロコンピュータによって構成
される目詰まり状態判定装置、605は室温検出手段6
01の出力及び管温検出手段602の出力から温度変化
を判断する温度変化判断手段、606は空気調和機の使
用初期に室温検出手段601の出力、管温検出手段60
2の出力及びファンモータ回転速度検出手段603の出
力と空気調和機の能力により、部屋の広さを判断する部
屋の広さ判断手段である。
【0048】607は空気調和機の使用開始からM時間
までをカウントするタイマ、608は図17(A)の室温
−管温特性、図17(B)の室温−時間特性、図17(C)
の室温−ファンモータ回転速度特性、及び図17(D)の
室温−部屋の広さ特性のデータを記憶している室温変化
データ記憶手段、609は室温変化データ記憶手段60
8から算出される室温変化と、実際の室温変化を比較す
る室温変化比較手段である。
【0049】610はファンモータを制御するファンモ
ータ制御手段、611は目詰まり度とファンモータの負
荷状態のデータ又は関係式(例えば目詰まり度=f(負
荷状態))を記憶しているファンモータ負荷データ記憶
手段、612はファンモータ制御信号と、回転速度の関
係のデータを記憶しておく(例えば、図13の制御時間
tと回転速度)特性記憶手段、613はファンモータ負
荷データ記憶手段611のデータを基準にしてファンモ
ータの制御信号に対する回転速度によりファンモータの
負荷状態を判断するファンモータ負荷状態判断手段であ
る。
【0050】614はファンモータ負荷状態判断手段6
13がファンモータの負荷が高いと判断すると、室温変
化比較手段609のデータにより図18のデータを算出
してフィルタ目詰まり信号を出力する目詰まり状態判断
手段、615は目詰まり信号が入力されると目詰まり警
告信号を出力する目詰まり状態警告手段、616は目詰
まり警告信号により警告を使用者に表示する表示手段で
ある。
【0051】図16において、621はマイクロコンピ
ュータ604とインタフェース622からなる制御基板
で、インタフェース622には室温検出手段601、熱
交換器623の温度を検出する管温検出手段602、表
示手段616及びファンモータ624が接続されてい
る。625はファンモータ624からインタフェース6
22へ入力されるファンモータ回転速度信号、626は
インタフェース622からファンモータ624へ出力さ
れるファンモータ制御信号である。
【0052】次に、このように構成された実施例6にお
ける空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置の動作
を、主として図19に示すフローチャートによって説明
する。まず、ステップ81で目詰まり状態判定装置60
4がスタートし、ステップ82でタイマ607が空気調
和機使用開始からM時間カウントしたかを判定する。M
時間内であればステップ83へ進み、室温検出手段60
1で検出した室内温度と、管温検出手段602で検出し
た熱交換器623の温度から部屋の広さを演算して記憶
する。そして、ステップ84でファンモータ回転速度検
出手段603が検出した回転速度と、ファンモータ制御
手段610のファンモータ制御信号との関係データを特
性記憶手段612に記憶してステップ82へ戻る。
【0053】ステップ82でM時間経過したと判定され
ると、ステップ85へ進み、ファンモータ負荷状態判断
手段613が特性記憶手段612に記憶されたデータを
基準にして、ファンモータ624の負荷状態を判断す
る。例えば、ステップ84で図13の制御信号tを得た
場合、同じ回転速度で矢印方向へ制御信号519が移動
すると負荷が高いと判断する。負荷が低い場合は、フィ
ルタ目詰まりがないと判断してステップ82へ戻る。
【0054】負荷が高い場合は、ステップ86へ進み、
温度変化判断手段605が、室温と熱交換器623の温
度から実際の室温変化を判断する。ステップ87で室温
変化比較部609が、室温変化データ記憶手段608に
記憶されたデータから運転状態の室温変化を算出し、上
記実際の室温変化と比較して、 [(実室温変化−計算室温変化)/(計算室温変化)]
×100 を算出する。ステップ78で目詰まり状態判断手段61
4が室温変化比較手段609からのデータにより、図1
8に示す目詰まり度を算出して、フィルタが目詰まりで
あるかを判断する。
【0055】目詰まりでなければステップ82へ戻り、
目詰まり状態のときは目詰まり信号を出力し、ステップ
89で目詰まり状態警告手段615が目詰まり警告信号
を出力して、表示手段616に目詰まり度を表示し、ス
テップ90で処理を終了する。
【0056】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、以上に述べた
ように、室内の空気の状態を検出する第1の状態検出手
段と、フィルタ通過後の空気の状態を検出する第2の状
態検出手段と、タイマ信号を出力するタイマ手段と、タ
イマ手段からのタイマ信号が所定時間内で、第1の状態
検出手段からの第1の状態検出信号と第2の状態検出手
段からの第2の状態検出信号とを比較し、その比較結果
が所定値以上であると目詰まり信号を出力する目詰まり
状態判断手段とを設けたので、付着されたほこりやカビ
による不快な臭いによるフィルタの目詰まりを確実に判
定でき、しかも不快な臭いの発生に対して速やかに対応
できるという効果を有するものである。
【0057】この発明の第2の発明は、圧縮機に流れる
電流値を検出する圧縮機電流値検出手段と、通常運転時
の上記圧縮機に流れる電流値を記憶する記憶手段と、圧
縮機電流値検出手段にて検出された電流値と記憶手段に
記憶された電流値とを比較し、この比較結果が所定値以
上であるとフィルタが目詰まりであるとする目詰まり信
号を出力するフィルタ目詰まり状態判断手段とを設けた
ので、フィルタの目詰まりを確実に判定でき、しかも圧
縮機による余分な電力消費に対しても速やかに対応でき
るという効果を有するものである。
【0058】この発明の第3の発明は、熱交換器の状態
を検出する熱交換器状態検出手段と、ファンモータの速
度を検出するファン速検出手段と、熱交換器状態検出手
段からの検出状態値に従って熱交換器の効率を演算する
効率演算手段と、この効率演算手段によって演算された
効率をファン速検出手段にて検出されたファン速にて補
正する効率補正手段と、この効率補正手段によって補正
された効率が所定値以上であるとフィルタが目詰まりで
あるとする目詰まり信号を出力するフィルタ目詰まり状
態判断手段とを設けたので、フィルタの目詰まりを確実
に判定できるという効果を有するものである。
【0059】この発明の第4の発明は、振動検出手段
と、ファンモータの回転速度検出手段と、ファンモータ
の初期特性を記憶する特性記憶手段と、検出された振動
を振動の初期特性と比較して解析する振動解析手段と、
検出されたファンモータの回転速度とファンモータの初
期特性とを比較してファンモータの負荷状態を検出する
負荷状態判断手段と、振動解析手段の出力と負荷状態判
断手段の出力からフィルタの目詰まり信号を出力する目
詰まり状態判断手段とを設けたので、空気調和機のばら
つきによる目詰まりの誤判断をすることがなく、精度高
く判定できるという効果を有するものである。
【0060】この発明の第5の発明は、室温検出手段
と、熱交換器の温度を検出する管温検出手段と、ファン
モータ回転速度検出手段と、ファンモータの特性を記憶
する特性記憶手段と、検出された回転速度とファンモー
タの特性からファンモータの負荷状態を検出する負荷状
態判断手段、検出された室内の温度と熱交換器の温度か
ら室内の広さを検出する部屋の広さ判断手段と、上記各
データからフィルタの目詰まり信号を出力する目詰まり
状態判断手段を設けたので、空気調和機のばらつきによ
る目詰まりの誤判断をすることをなくすことができ、か
つ通常使用される部材で構成できるので、安価に製造で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック線図。
【図2】この発明の実施例1における処理を示すための
フローチャート。
【図3】この発明の実施例2を示すブロック線図。
【図4】この発明の実施例2における処理を示すための
フローチャート。
【図5】この発明の実施例3を示すブロック線図。
【図6】この発明の実施例3を示す構成図。
【図7】この発明の実施例3における処理を示すための
フローチャート。
【図8】この発明の実施例4を示すブロック線図。
【図9】この発明の実施例4を示す構成図。
【図10】この発明の実施例4における処理を示すため
のフローチャート。
【図11】この発明の実施例5を示すブロック線図。
【図12】この発明の実施例5を示す構成図。
【図13】この発明の実施例5及び実施例6によるファ
ンモータ制御波形図。
【図14】この発明の実施例5における処理を示すため
のフローチャート。
【図15】この発明の実施例6を示すブロック線図。
【図16】この発明の実施例6を示す構成図。
【図17】図15の室温変化データ記憶手段の記憶内容
を示し、(A)は室温と管温、(B)は室温と時間、(C)は
室温と回転速度、(D)は室温と部屋の広さをそれぞれ示
す特性図。
【図18】図15の目詰まり状態判断手段の処理を示す
室温と室温変化の特性図。
【図19】この発明の実施例6における処理を示すため
のフローチャート。
【図20】従来の空気調和機のフィルタの目詰まり検出
装置を示すブロック線図。
【符号の説明】
101 第1の状態検出手段 102 第2の状態検出手段 105 タイマ手段 106 目詰まり状態判断手段 201 圧縮機電流値検出手段 218 記憶手段 219 フィルタ目詰まり状態判断手段 301 熱交換器状態検出手段を構成する室温検知手段 302 熱交換器状態検出手段を構成する室内機管温検
出手段 303 熱交換器状態検出手段を構成する吹出温度検出
手段 304 ファン速検出手段 307 効率演算手段 309 効率補正手段 310 フィルタ目詰まり状態判断手段 401 熱交換器状態検出手段を構成する室温検知手段 402 熱交換器状態検出手段を構成する熱交換器冷媒
入口温度検出手段 403 熱交換器状態検出手段を構成する熱交換器冷媒
出口温度検出手段 404 ファン速検出手段 407 効率演算手段 409 効率補正手段 410 フィルタ目詰まり状態判断手段 501 振動検出手段 502 ファンモータ回転速度検出手段 503 目詰まり状態判定装置 504 振動解析手段 505 タイマ 506 ファンモータ制御手段 508 特性記憶手段 509 負荷状態判断手段 510 目詰まり状態判断手段 517 ファンモータ 601 室温検出手段 602 管温検出手段 603 ファンモータ回転速度検出手段 604 目詰まり状態判定装置 606 部屋の広さ判断手段 609 室温変化比較手段 610 ファンモータ制御手段 612 特性記憶手段 613 ファンモータ負荷状態判断手段 614 目詰まり状態判断手段 623 熱交換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気の例えば臭いなどの第1の状
    態を検出する第1の状態検出手段、フィルタ通過後の空
    気の例えば臭いなどの第2の状態を検出する第2の状態
    検出手段、タイマ信号を出力するタイマ手段、このタイ
    マ手段からのタイマ信号が所定時間内で、上記第1の状
    態検出手段からの第1の状態検出信号と上記第2の状態
    検出手段からの第2の状態検出信号とを比較し、その比
    較結果が所定値以上であると目詰まり信号を出力する目
    詰まり状態判断手段を備えた空気調和機のフィルタの目
    詰まり検出装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機に流れる電流値を検出する圧縮機
    電流値検出手段、通常運転時の上記圧縮機に流れる電流
    値を記憶する記憶手段、上記圧縮機電流値検出手段にて
    検出された電流値と上記記憶手段に記憶された電流値と
    を比較し、この比較結果が所定値以上であるとフィルタ
    が目詰まりであるとする目詰まり信号を出力するフィル
    タ目詰まり状態判断手段を備えた空気調和機のフィルタ
    の目詰まり検出装置。
  3. 【請求項3】 熱交換機の状態を検出する熱交換器状態
    検出手段、ファンモータの速度を検出するファン速検出
    手段、上記熱交換器状態検出手段からの検出状態値に従
    って上記熱交換器の効率を演算する効率演算手段、この
    効率演算手段によって演算された効率を上記ファン速検
    出手段にて検出されたファン速にて補正する効率補正手
    段、この効率補正手段によって補正された効率が所定値
    以上であるとフィルタが目詰まりであるとする目詰まり
    信号を出力するフィルタ目詰まり状態判断手段を備えた
    空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置。
  4. 【請求項4】 空気調和機の振動を検出する振動検出手
    段、ファンモータの回転速度を検出する回転速度検出手
    段、上記検出された振動の初期特性及び上記検出された
    ファンモータの回転速度と上記ファンモータの制御信号
    との関係を示す上記ファンモータの初期特性を記憶する
    特性記憶手段、上記振動検出手段により検出された振動
    を上記特性記憶手段に記憶された上記振動の初期特性と
    比較して解析する振動解析手段、上記回転速度検出手段
    により検出された回転速度と上記特性記憶手段に記憶さ
    れた上記ファンモータの初期特性とを比較して上記ファ
    ンモータの負荷状態を検出する負荷状態判断手段、上記
    振動解析手段の出力と上記負荷状態判断手段の出力から
    フィルタの目詰まり状態を判断して目詰まり信号を出力
    する目詰まり状態判断手段を備えた空気調和機のフィル
    タの目詰まり検出装置。
  5. 【請求項5】 室内の温度を検出する室温検出手段、熱
    交換器の温度を検出する管温検出手段、ファンモータの
    回転速度を検出する回転速度検出手段、上記検出された
    回転速度と上記ファンモータの制御信号を比較して上記
    ファンモータの特性を記憶する特性記憶手段、上記検出
    された回転速度と上記特性記憶手段に記憶された上記フ
    ァンモータの特性から上記ファンモータの負荷状態を検
    出する負荷状態判断手段、上記検出された室内の温度と
    熱交換器の温度から上記室内の広さを検出する部屋の広
    さ判断手段、上記検出された室内の温度、熱交換器の温
    度、ファンモータの回転速度、室内の広さ及びファンモ
    ータの負荷状態によりフィルタの目詰まり状態を判断し
    て目詰まり信号を出力する目詰まり状態判断手段を備え
    た空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置。
JP4144991A 1991-12-18 1992-05-12 空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置 Pending JPH05223312A (ja)

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JP4144991A JPH05223312A (ja) 1991-12-18 1992-05-12 空気調和機のフィルタの目詰まり検出装置

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