JPH0522329A - 信号伝送障害の特定方法 - Google Patents

信号伝送障害の特定方法

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JPH0522329A
JPH0522329A JP3172395A JP17239591A JPH0522329A JP H0522329 A JPH0522329 A JP H0522329A JP 3172395 A JP3172395 A JP 3172395A JP 17239591 A JP17239591 A JP 17239591A JP H0522329 A JPH0522329 A JP H0522329A
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JP3172395A
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Yukio Shibata
幸雄 柴田
Mutsumi Kobayashi
睦 小林
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Fanuc Corp
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単方向通信リンクを介して送信されるデータ
のエラー発生箇所をホスト装置側で特定して、システム
の障害からの回復を迅速に行う。 【構成】 ホスト装置Aからスレーブ装置B〜Nに対し
て送信されるデータ、及びスレーブ装置B〜Nからホス
ト装置Aに送信されるデータの全てについて、各スレー
ブ装置B〜Nでエラーチェックが実行される。もし、エ
ラーが検出された場合には、各スレーブ装置B〜Nに固
有のエラー検出情報がホスト装置Aに戻される。このエ
ラー検出情報によって障害の発生箇所を特定することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号伝送障害の特定方法
に関し、特に複数のスレーブ装置をホスト装置と接続し
て構成される単方向通信リンクの障害箇所を特定する信
号伝送障害の特定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数のスレーブ装置を一つのホ
スト装置に接続した信号伝送システムを構成する場合
に、単方向の通信ケーブルを使用してそのコストを低減
する方法が採用される。この方法では、例えば光ファイ
バケーブルなどの単方向の通信路がリング状に配線され
た、いわゆる単方向リンク方式として実現される。この
種の信号伝送システムでは、一般にリング状のケーブル
に対して複数のデータ入出力装置がスレーブ装置として
ホストコンピュータと接続され、このリング状のケーブ
ルを介してホストコンピュータと各スレーブ装置との間
で大量のデータを高速に送受信することが可能になる。
【0003】こうした単方向通信リンクは、例えば、F
Aシステムのホストコンピュータが工場内に配置された
数値制御装置、プログラムコントローラ或いはロボット
との間で所定の入出力信号を送受信するために使用され
る。この場合には、ノイズによる影響やデータ入出力装
置の誤動作に起因して発生するエラーを考慮してデータ
を送受信する必要がある。一般には、例えば図11に示
すように、ホストコンピュータより送信される単位デー
タ10に含まれる全てのユニット分データ6〜9にエラ
ーチェック用データを付加して、送信されるデータの誤
り制御が確実に行われるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の単
方向通信リンクによって複数のスレーブ装置をホスト装
置と接続する構成の信号伝送システムにおいては、各ス
レーブ装置は自己の装置に取り込まれるデータについて
はエラーチェックを行っている。しかし、他のスレーブ
装置に宛てて送られてきたデータは、そのまま送信側の
通信ケーブルに出力して次の段のスレーブ装置に転送す
るだけであって、すべての受信データについてのエラー
チェックを行っていなかった。このため、ホスト装置で
はどのスレーブ装置に宛てて送信したデータにエラーが
生じたかは知ることができても、そのエラーがどの段階
で発生したかは特定できなかった。
【0005】したがって、エラーの原因となっている障
害発生箇所を知ることができないため、ノイズによるエ
ラーや、装置の間欠障害等では、その特定に長時間を要
するという問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、単方向通信リンクを介して送信されるデータ
のエラー発生箇所をホスト装置側で特定して、システム
の障害からの回復を迅速に行えるようにした信号伝送障
害の特定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、複数のスレーブ装置をホスト装置と接続
して構成される単方向通信リンクの障害箇所を特定する
信号伝送障害の特定方法において、前記ホスト装置から
いずれかのスレーブ装置を指定して送信するデータにエ
ラーチェック用データを付加し、各スレーブ装置では受
信したデータの全てについて、前記エラーチェック用デ
ータに基づいてエラー検出し、エラーが検出された場合
には、前記スレーブ装置に固有のエラー検出情報を付加
するとともに、前記エラーチェック用データを新しく生
成し、前記単方向通信リンクを介して次段のスレーブ装
置またはホスト装置に送信するようにしたことを特徴と
する単方向通信リンクの障害特定方法が、提供される。
【0008】
【作用】ホスト装置からスレーブ装置に対して送信され
るデータ、及びスレーブ装置からホスト装置に送信され
るデータの全てについて、各スレーブ装置でエラーチェ
ックを行い、エラーが検出された場合には、スレーブ装
置に固有のエラー検出情報がホスト装置に戻される。こ
のエラー検出情報によって障害の発生箇所を特定するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明方法が適用できる単方向通信リン
クの一例を示す図である。この単方向通信リンクは、1
台のホスト装置AにN台のスレーブ装置B,C,…Nを
接続して構成したものであって、ホスト装置Aは例えば
数値制御装置、スレーブ装置B,C,…Nはそれぞれ外
部の操作盤、センサ、スイッチ、アクチュエータ、リレ
ー、あるいは表示部などの外部機器を接続したI/O装
置である。ホスト装置Aとスレーブ装置Bは単方向のデ
ータ伝送機能を持つ通信ケーブル1で接続されている。
したがってこの通信ケーブル1によりホスト装置Aから
の送信データはスレーブ装置Bで受信されるが、反対に
スレーブ装置Bからホスト装置Aに直接的にデータを送
信することはできない。スレーブ装置Bとスレーブ装置
Cも同様に、単方向のデータ伝送機能を持つ通信ケーブ
ル2で接続されている。したがってこの通信ケーブル
1,2によりホスト装置Aからの送信データはスレーブ
装置Bを介してスレーブ装置Cで受信されるが、反対に
スレーブ装置Cからスレーブ装置Bにデータを送信する
ことはできない。以下、この単方向通信リンクでは同様
に最終のスレーブ装置Nまで通信ケーブル3,4…で接
続され、スレーブ装置Nは同様の通信ケーブル5によっ
てホスト装置Aに接続される。
【0010】この単方向通信リンクが通常通信の状態に
あるとき、スレーブ装置B用のユニット分データはホス
ト装置Aからスレーブ装置Bに送信され、スレーブ装置
Cに宛てたユニット分データはスレーブ装置Bを介して
送信され、スレーブ装置Dに宛てたユニット分データは
スレーブ装置B,Cを介して送信され、最終のスレーブ
装置Nに宛てたユニット分データはスレーブ装置Nの1
つ前までのスレーブ装置B〜(N−1)を介して送信さ
れ、所定の外部機器に出力される。反対に、各スレーブ
装置B〜Nに外部機器から入力する信号は、スレーブ装
置Nからは通信ケーブル5によって直接にホスト装置A
に送信されるが、スレーブ装置Dからはスレーブ装置E
〜Nを介して送信され、スレーブ装置Cからはスレーブ
装置D,E…を介して送信され、最初のスレーブ装置B
からはC〜Nまでのスレーブ装置を介して送信される。
【0011】図2は、スレーブ装置Eを指定したユニッ
ト分データのフォーマットを示している。ホスト装置A
から送信される単位データに含まれる各ユニット分デー
タの先頭の2バイトは、制御データを構成するヘッダH
0,H1、末尾の1バイトの7ビット(b0〜b6)
は、エラーチェック用データを構成するCRC(巡回冗
長検査)データである。そしてこのヘッダH1とCRC
データとの間には、送信すべきデータに必要なデータ領
域が形成される。このユニット分データの場合には1バ
イトのデータ領域D1である。ホスト装置Aからスレー
ブ装置Eに宛てたユニット分データを送信するには、ス
レーブ装置Eに付けられた装置番号「4」の2進数値
(100)がデータの転送先アドレスを示す制御データ
としてヘッダH0の6ビット(b0〜b5)に生成さ
れ、ヘッダH1の6ビット(b0〜b5)にはデータ数
(図2では1)が生成される。なお、ヘッダH1の残り
の2ビット(b6,b7)はいずれも0に設定された状
態で送信され、後に途中のスレーブ装置B〜Dでエラー
が検出された場合に使用されるエラーコード領域とされ
る。
【0012】また、CRCデータはヘッダH0,H1を
含むデータ領域に対して有効な誤り制御を実行するため
のものである。ホスト装置Aから送信されたユニット分
データは、図1において説明したようにスレーブ装置
B,C,Dを経てスレーブ装置Eに到達するが、本発明
の信号伝送障害の特定方法を実現するうえで、各スレー
ブ装置B,C,Dでは受信したデータが自分宛てでない
ものであってもその全てについて、このCRCデータに
基づいてエラー検出を行ってエラー検出情報を付加して
いる。特にCRCデータの1ビット(例えばb7)をC
RCエラービットERとして当初は0をセットし、その
後そこには指定されたスレーブ装置、即ち図2の場合は
スレーブ装置EでCRCエラーが検出されたときに1を
たてて、エラー検出情報とするものとする。いずれにせ
よ、各スレーブ装置B〜Nでは、次に説明するエラー処
理IまたはIIのいずれかが実行される。
【0013】図3は、スレーブ装置Eを指定した図2に
示すデータがスレーブ装置Eでエラー検出された場合に
実行されるエラー処理Iを示すフローチャートである。
図においてSに続く数値はステップ番号を示している。 〔S1〕スレーブ装置Eで自分宛てに送信されたデータ
のCRCエラーチェックを行ってエラーが発生したと
き、末尾のCRCデータのCRCエラービットERを1
にセットする。 〔S2〕次に、残りのCRCデータのビットb6〜b0
に、エラーを含まない新しいCRCデータを生成する。
【0014】図4は、スレーブ装置E以外の、例えばス
レーブ装置B,C,Dのいずれかでエラー検出された場
合に実行されるエラー処理IIを示すフローチャートであ
る。図においてSに続く数値はステップ番号を示してい
る。 〔S3〕ヘッダH1のエラーコード領域である2ビット
(b6,b7)に1を加える。 〔S4〕ヘッダH1で示しているデータ数(b0〜b
5)をプラス1する。 〔S5〕データの先頭に、1バイト分のスレーブ装置に
固有の装置番号データを追加する。例えばスレーブ装置
Bであれば(00000001)、スレーブ装置Cであれば(00
000010)、スレーブ装置Dであれば(00000011)が挿入
される。
【0015】これによって、後にホスト装置Aでは送信
された各ユニット分データのヘッダH1の2ビット(b
6,b7)を監視して、エラー検出の回数あるいはその
有無を判断でき、装置番号データからエラーを生じた障
害箇所が特定できる。 〔S6〕最後に、CRCデータのビットb6〜b0に、
エラーを含まない変更されたCRCデータを生成する。
【0016】図5は、各スレーブ装置がデータを受信し
た場合に、上記エラー処理IまたはIIが選択される手順
を示すフローチャートである。図においてSに続く数値
はステップ番号を示している。 〔S7〕ヘッダH0を解読する。 〔S8〕自分宛てに送信されたデータであるか、他のス
レーブ装置宛てに送信されたデータであるかの判断で、
それぞれステップS9あるいはS12に進む。 〔S9〕CRCデータに基づいてエラーチェックを行
う。 〔S10〕CRCエラーが発生しているかどうかに応じ
て、ステップS11あるいはS15に進む。 〔S11〕ホスト装置から自分宛てに送信されたデータの
受信においてエラーが発生している時、上述したエラー
処理Iを実行する。これによって、図2に示すCRCデ
ータのビットb7に1をたてることになる。 〔S12〕他のスレーブ装置宛てのデータを受信した場合
にも、ここでCRCデータに基づいてエラーチェックを
行う。 〔S13〕CRCエラーが発生しているかどうかに応じ
て、ステップS14あるいはS15に進む。 〔S14〕図4において説明したエラー処理IIを実行す
る。
【0017】なお、図4ではホスト装置Aから送信され
たユニット分データについてのエラー処理として説明し
たが、本発明では一般に信号伝送障害を特定するため
に、スレーブ装置からホスト装置に対して送信されるユ
ニット分データについても、スレーブ装置E〜Nにおい
て同様のエラー処理が実行される。 〔S15〕送信用のドライバから、次段のスレーブ装置あ
るいはホスト装置に送信される。
【0018】図6は、スレーブ装置Cでエラーが検出さ
れた場合の、次段のスレーブ装置Dへ送信されるユニッ
ト分データのデータフォーマットを示している。ヘッダ
H0は送信されるスレーブ装置Eの装置番号(000100)
を示す制御データであり、ヘッダH1はその上位2ビッ
ト(b7,b6)がエラーコード、残りの6ビットがデ
ータ領域のデータバイト数(ここでは2)を示す制御デ
ータを構成している。また、データ領域の先頭バイトD
1には、エラーを検出したスレーブ装置Cの装置番号
(00000010)が追加されている。
【0019】この図6に示すユニット分データをスレー
ブ装置Cから送信する際には、追加されたデータD1を
含めて新たなCRCデータが生成されるため、次段のス
レーブ装置Dでは通信ケーブル3で新たな障害が発生し
た場合に限って、エラーが検出されることになる。すな
わち、スレーブ装置DではヘッダH1のエラーコード領
域の2ビット(b7,b6)により、データの先頭がエ
ラー検出した装置番号であると判断できる。このビット
(b7,b6)は転送されてきたユニット分データにエ
ラー検出情報が付加されているかどうかを示すエラー有
無ビットとして機能するとともに、エラー検出回数を示
すものであって、ここでは3回までのエラーチェックに
おけるエラー検出が可能となる。
【0020】図7は、図6のユニット分データを受信し
たスレーブ装置Dで更にエラーが検出された場合の、次
段のスレーブ装置Eへ送信されるユニット分データのデ
ータフォーマットを示している。スレーブ装置Dでエラ
ーが検出された場合には、図4において説明した手順に
従って、まずヘッダH1の2ビット(b6,b7)に1
が加えられて(10)とされ、同じヘッダH1のデータ数
(b0〜b5)が(000011)とプラス1される。さらに
データの先頭D1に、スレーブ装置Dを示す装置番号
(00000011)が挿入される。CRCデータについては、
エラーを含まない変更されたCRCデータが生成され
る。
【0021】図8は、図4のエラー処理IIと同様に、ス
レーブ装置E以外でエラー検出された場合に実行される
エラー処理III を示すフローチャートである。図におい
てSに続く数値はステップ番号を示している。 〔S16〕ヘッダH1のエラーコード領域である2ビット
(b6,b7)に1を加える。 〔S17〕CRCデータのビットb6〜b0を、エラーを
含まない変更されたCRCデータを生成する。 〔S18〕CRCデータの後ろに、6ビット分のスレーブ
装置に固有の装置番号を示すヘッダH0aを追加する。例
えばスレーブ装置Bであれば(000001)、スレーブ装置
Cであれば(000010)、スレーブ装置Dであれば(0000
11)のヘッダH0aが追加される。 〔S19〕この追加されたヘッダH0aの後ろに、2ビット
(b6,b7)のエラーコード領域を持つヘッダH1aを
追加する。
【0022】これによって、後にホスト装置Aでは送信
された各ユニット分データのヘッダH1aの2ビット(b
6,b7)を監視して、エラー検出の回数あるいはその
有無を判断でき、装置番号データからエラーを生じた障
害箇所が特定できる。 〔S20〕最後に、これらヘッダH0a,H1aに対して有効
な誤り制御を実行するためのCRCデータaを生成す
る。
【0023】図9は、エラー処理III をスレーブ装置C
で実行し、次段のスレーブ装置Dへ送信されるユニット
分データのデータフォーマットを示している。図6に示
すエラー処理IIを実行した場合には、エラー検出情報と
しての装置番号をエラーが検出されたデータ領域内のデ
ータとして書き込んでいるが、ここではエラー検出情報
をエラーが検出されたデータとは別の制御データとして
書き込むようにしている。
【0024】この場合に、追加されたヘッダH1aの上位
2ビット(b7,b6)でエラーコードを示す制御デー
タが構成されている。しかし、ここではデータ領域のデ
ータバイト数が零であることから、他のビットを使用す
ることも可能である。さらに、スレーブ装置Cが図9の
ユニット分データ(ヘッダH0からCRCデータaま
で)をスレーブ装置Dに送信し、スレーブ装置Dにおい
てエラーを検出した場合、図10に示すデータフォーマ
ットでエラー検出情報が書き込まれる。すなわち、CR
Cデータの後ろにスレーブ装置Dを示す(000011)のヘ
ッダH0b、エラーコード領域を持つヘッダH1b、及びこ
れらヘッダH0b,H1bに対するCRCデータbが更に挿
入される。
【0025】上記の説明では、特定のスレーブ装置を指
定して送信されるユニット分データのエラー検出をCR
Cデータによって行うようにしたが、他の種類のエラー
チェック用データを付加してエラー検出を実行すること
もできる。また、各スレーブ装置A〜Nにはそれぞれ異
なるスレーブ装置を指定して送信された複数のユニット
分データが受信され、エラーが生じていないユニット分
データであって、自己の装置宛てのものは取り込まれ、
エラーが生じていたり、或いは他の装置宛てのユニット
分データは単方向通信リンクを介して次段のスレーブ装
置またはホスト装置に送信される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ホスト
装置からスレーブ装置に対して送信されるデータ、及び
スレーブ装置からホスト装置に送信されるデータの全て
について、各スレーブ装置でエラーチェックを行い、エ
ラーが検出された場合には、スレーブ装置に固有のエラ
ー検出情報がホスト装置に戻されるように構成した。こ
のため、ホスト装置と各スレーブ装置との間で単方向通
信リンクを介して送信されるデータのエラー発生箇所を
簡単に特定できる。
【0027】こうすれば信号伝送システムが障害に至る
以前に、ノイズによりエラーが生じた通信ラインを特定
して、ノイズの発生源の除去や、或いはデータを中継す
るスレーブ装置の間欠障害などに適切な処置を施すこと
が可能になる。したがって、光ファイバケーブルなどで
構成された単方向通信リンクの信頼性を高め、通信装置
の誤動作を早期に、かつ容易に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単方向通信リンクの一例を示す図である。
【図2】スレーブ装置Eを指定して送信されるデータフ
ォーマットを示す図である。
【図3】エラー処理Iを示すフローチャートである。
【図4】エラー処理IIを示すフローチャートである。
【図5】各スレーブ装置でエラー処理IまたはIIが選択
される手順を示すフローチャートである。
【図6】エラー処理IIを実行した後のデータフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図7】複数回のエラー処理IIを実行した後のデータフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図8】エラー処理III を示すフローチャートである。
【図9】エラー処理III を実行した後のデータフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図10】複数回のエラー処理III を実行した後のデータ
フォーマットの一例を示す図である。
【図11】ホスト装置から単方向通信路に送り出される1
単位分の単位データの構成を示す図である。
【符号の説明】
A ホスト装置 B〜N スレーブ装置 1〜5 通信ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/14 H04Q 9/00 311 L 7170−5K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスレーブ装置をホスト装置と接続
    して構成される単方向通信リンクの障害箇所を特定する
    信号伝送障害の特定方法において、 前記ホスト装置からいずれかのスレーブ装置を指定して
    送信するデータにエラーチェック用データを付加し、 各スレーブ装置では受信したデータの全てについて、前
    記エラーチェック用データに基づいてエラー検出し、 エラーが検出された場合には、前記スレーブ装置に固有
    のエラー検出情報を付加するとともに、前記エラーチェ
    ック用データを新しく生成し、 前記単方向通信リンクを介して次段のスレーブ装置また
    はホスト装置に送信するようにしたことを特徴とする単
    方向通信リンクの障害特定方法。
  2. 【請求項2】 前記エラー検出情報を、エラーが検出さ
    れたデータ領域内の送信データとして書き込むようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の信号伝送システムの
    障害特定方法。
  3. 【請求項3】 前記エラー検出情報を、エラーが検出さ
    れたデータとは別の制御データとして書き込むようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の信号伝送システムの
    障害特定方法。
  4. 【請求項4】 前記スレーブ装置では、その装置を指定
    するデータを受信したときにエラーが検出された場合に
    は、前記エラーチェック用データの一部にビット情報と
    して書き込むようにしたことを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載の信号伝送システムの障害特定方法。
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Cited By (3)

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