JP3823891B2 - マルチノードコンピュータシステムおよびリンク処理方法 - Google Patents

マルチノードコンピュータシステムおよびリンク処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数のノードと複数のノード間スイッチとを接続するマルチノードコンピュータシステムおよびリンク処理方法に関し、特にノードとノード間スイッチとの論理的接続をチェックするマルチノードコンピュータシステムおよびリンク処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、マルチノードコンピュータシステムの一例を示すものである。
【0003】
図7を参照すると、ノード60〜ノード6mまでのプロセッサノードは、それぞれCPU601やMMU602を備えた単独でも機能するコンピュータシステムである。
【0004】
各ノードはRNW603(Remote node NetWork ユニット)を備えており、複数バイト幅でXSW(ノード間データ転送用クロスバスイッチ。単に、ノード間スイッチとも称する)を介してノード間のデータ通信を行うことができる。
【0005】
各XSW(XSW70〜XSW7n)はバイト単位に構成されており、各XSWは各ノードの同一バイト位置のデータをそれぞれ交換する。バイト単位でのXSW構成は、接続するノード数を柔軟に変更できるようにするためである。
【0006】
図8に、各ノードのRNWとXSWのインターフェースについて概略を示す。
【0007】
図8を参照すると、ノード間インターフェース信号は多バイトで構成されており、ノード数が多くなるに従いその総信号線数は膨大なものになる。このため、ノード間通信データはバイト単位にパラレル→シリアル変換を行ってノードから送信し、XSWはシリアル→パラレル変換を行ってクロスバスイッチ(Xbar)に入力してデータ交換を行う。XSWからの出力データも同様にパラレル→シリアル変換を行って各ノードに送信され、ノード側では受信データをシリアル→パラレル変換してMMU602への転送を行う。
【0008】
図9(a)は、ノード側シリアル←→パラレル変換部分の詳細である。 図9(b)は、XSW側シリアル←→パラレル変換部分の詳細である。
【0009】
図9を参照すると、それぞれ、各バイトごとに図のようなエンコーダ/デコーダ/リンク処理シーケンサを備える。各ノードは初期化時にXSWとの論理的な接続を確立する、「リンク処理」を行う。リンク処理によりリンク状態が確立するまでは、ノード/XSWとも受信データを無視する。これにより、初期化が完了する前の不正なデータの交換を抑止するものである。
【0010】
リンク処理の手順は、以下のように行われる。
(1)ノード側の各バイトのリンク処理シーケンサ610に対し、診断プロセッサ80からリンク処理開始が指示される。
(2)リンク処理シーケンサ610は、エンコーダ612に対し「リンク処理開始」の特殊コードを入力し、これがパラレル→シリアル変換されてXSWに到達する。
(3)XSW側リンク処理シーケンサ710ではデコーダ712出力を監視しており、リンク未確立状態でリンク処理開始の特殊コードを受信すると、エンコーダ715に「リンク処理開始受信」の特殊コードを送出し、これがノード側で受信される。
(4)ノード側リンク処理シーケンサ610も、デコーダ615出力を監視しており、リンク処理開始後にXSWからの「リンク処理開始受信」特殊コードを検出することにより、リンク確立状態とし、受信データのMMU602への転送を許可するようになる。
【0011】
上述のように、リンク処理を確立した後、各ノード間のデータ交換が行えるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、XSWをバイト単位で構成したことにより、次のような保守性に関する問題点が生じている。
【0013】
すなわち、各ノードとXSW間の接続ケーブルの誤接続によるデータ破壊が生じた場合に、この誤接続したケーブルの特定が困難となることである。
【0014】
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、各ノードとXSW間の論理的接続をチェックして誤接続したケーブルの特定ができるマルチノードコンピュータシステムおよびリンク処理方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明のマルチノードコンピュータシステムは、各ノードが複数のノード間スイッチのそれぞれと接続し診断プロセッサからの指示によりリンク処理を開始するマルチノードコンピュータシステムであって、前記ノードは、各ノード間スイッチ対応に、前記診断プロセッサからの指示によりユニークな第1制御コードを生成して前記ノード間スイッチに送信する第1制御コード生成手段と、前記ノード間スイッチから受信した第2制御コードが期待値と同一であるかをチェックする第2制御コードチェック手段と、前記第2制御コードチェック手段のチェック結果が正常であれば前記ノード間スイッチとの間のリンク処理が正常終了したと判断してデータの送受信を可能とする手段と、を備え、前記ノード間スイッチは、各ノード対応に、前記ノードから受信した前記第1制御コードが期待値と同一であるかをチェックする第1制御コードチェック手段と、前記第1制御コードチェック手段のチェック結果が正常であればユニークな第2制御コードを生成して前記ノードに送信する第2制御コード生成手段と、を備える
【0016】
本願第2の発明のマルチノードコンピュータシステムは、第1の発明において第1制御コードチェック手段あるいは前記第2制御コードチェック手段でのチェック結果が異常の場合に、エラーを表示するエラー表示手段を有する
【0017】
本願第3の発明のマルチノードコンピュータシステムは、第の発明において第1制御コードチェック手段あるいは前記第2制御コードチェック手段でのチェック結果が異常の場合に、エラーを前記診断プロセッサに通知するエラー通知手段を有する
【0018】
本願第4の発明のリンク処理方法は、複数のノードと複数のノード間スイッチを含むマルチノードコンピュータシステムのリンク処理方法であって、前記ノードは、対応するノード間スイッチ毎に、ユニークな「リンク処理開始」特殊コードを生成し、生成した「リンク処理開始」特殊コードを対応するノード間スイッチに送信し、前記ノード間スイッチは、対応するするノード毎に、ノードから前記「リンク処理開始」特殊コードを受信し、受信した前記「リンク処理開始」特殊コードをチェックし、チェック結果が正常であればユニークな「リンク処理開始受信」特殊コードを生成し、生成した「リンク処理開始受信」特殊コードを対応するノードに送信し、前記ノードは、対応するノード間スイッチ毎に、ノード間スイッチから前記「リンク処理開始受信」特殊コードを受信し、受信した前記「リンク処理開始受信」特殊コードをチェックし、チェック結果が正常であればノードと対応するノード間スイッチとの間でリンク確立状態とする、ことを特徴とする
【0019】
本願第5の発明のリンク処理方法は、第4の発明において前記特殊コードをチェックした結果が異常の場合に、エラー表示することを特徴とする
【0020】
本願第6の発明のリンク処理方法は、第の発明において前記ノードは前記ノードの診断を行う診断プロセッサからの指示により「リンク処理開始」特殊コードの生成を開始することを特徴とする
【0021】
本願第7の発明のリンク処理方法は、第の発明において前記特殊コードをチェックした結果が異常の場合に、エラーを前記診断プロセッサに通知することを特徴とする
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明のマルチノードコンピュータシステムは、複数のノードと複数のノード間スイッチを含み、ノード間スイッチと各ノード間の接続ケーブルを複数のグループに分割し、分割された単位ごとに各ノードとノード間スイッチの論理的な接続を制御する接続制御部を有し、各ノードとノード間スイッチの論理的な接続を確立する際には各グループごとにユニークな制御コードを使用し、接続制御部は制御コードを受信した際にみずからのグループに対応する制御コードであるか否かをチェックする機能を有することを特徴とする。これにより、複数のノードとノード間スイッチ(XSW)で構成されるマルチノードシステムの保守作業を容易にすることができる。
【0024】
本発明に実施の形態の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、パラレル→シリアル変換部とシリアル→パラレル変換部の構成を示す図である。
図2は、マルチノードコンピュータシステムの一例を示す図である。
図3〜図6は、ノードとXSWのインターフェースを説明する図である。
【0025】
先ず、図2〜図3を用いて、マルチノードコンピュータシステムにつて説明する。
【0026】
図2を参照すると、マルチノードコンピュータシステムは、ノード10〜ノード1mと、XSW20〜XSW2nと、診断プロセッサ30と、を備え、各ノード(ノード10〜ノード1m)はXSW20〜XSW2nとそれぞれ接続され、診断プロセッサ30とも接続されている。
【0027】
ノード10〜ノード1m(0番目のノード〜m番目のノード)は、それぞれCPU601とMMU602とRNW103とを備えた単独でも機能するコンピュータシステムである。
【0028】
XSW20〜XSW2n(0番目のXSW〜n番目のXSW)は、それぞれノード間データ転送用クロスバスイッチであり、ノード間のデータ転送(スイッチング)を行う。
【0029】
診断プロセッサ30は、各ノードの診断を行うコンピュータシステムである。診断プロセッサ30は、各ノードに対してXSWとの間のリンク処理開始の指示を行う。
【0030】
図3を参照すると、ノード10を例にして、ノードとXSWとのインタフェースが図示されている。ノード10は各XSW(XSW20〜XSW2n)と接続されている。XSW20にはノード10,11〜1mのバイト0が接続され、XSW21にはノード10,11〜1mのバイト1が接続され、・・・、XSW2nにはノード10,11〜1mのバイトnが接続され、それぞれデータ交換を行う。
【0031】
ノード10は、XSW20〜XSW2nを介して他ノードとの間でデータ通信を行うために、パラレル→シリアル変換手段105とシリアル→パラレル変換手段108を有している。これらは、複数バイト幅(XSWの個数分のバイト数;各バイトの位置を各々0バイト目、…、nバイト目と称す)でインタフェースする。すなわち、0バイト目は0番目のXSWと、nバイト目はn番目のXSWとインタフェースをとる。
【0032】
パラレル→シリアル変換手段105は、XSWの個数分のパラレル→シリアル変換部(パラレル→シリアル変換部1600〜パラレル→シリアル変換部160n。各々を0番目のパラレル→シリアル変換部、…、n番目のパラレル→シリアル変換部と称す)を有し、各パラレル→シリアル変換部はバイト単位にパラレル→シリアル変換を行い対応するXSWに送信する。
【0033】
シリアル→パラレル変換手段108は、XSWの個数分のシリアル→パラレル変換部(シリアル→パラレル変換部1900〜シリアル→パラレル変換部190n。各々を0番目のシリアル→パラレル変換部、…、n番目のシリアル→パラレル変換部と称す)を有し、各シリアル→パラレル変換部は対応するXSWから受信してバイト単位にシリアル→パラレル変換を行い入力データバッファ607に送出する。
【0034】
出力データバッファ604のデータは、順次バイト単位に、対応するパラレル→シリアル変換部に入力される。
【0035】
入力データバッファ607には、順次バイト単位に、対応するシリアル→パラレル変換部からデータが格納される。
【0036】
XSW20は、シリアル→パラレル変換手段202とパラレル→シリアル変換手段204とXbar701とを有している。これらは、複数バイト幅(ノードの個数分のバイト数;各バイトの位置を各々0バイト目、…、mバイト目と称す)でインタフェースする。すなわち、0バイト目は0番目のノードと、mバイト目はm番目のノードとインタフェースをとる。
【0037】
シリアル→パラレル変換手段202は、ノードの個数分のシリアル→パラレル変換部(シリアル→パラレル変換部2300〜シリアル→パラレル変換部230m。各々を0番目のシリアル→パラレル変換部、…、m番目のシリアル→パラレル変換部と称す)を有し、各シリアル→パラレル変換部は対応するノードから受信してバイト単位にシリアル→パラレル変換を行いXbar701に送出する。
【0038】
パラレル→シリアル変換手段204は、ノードの個数分のパラレル→シリアル変換部(パラレル→シリアル変換部2500〜パラレル→シリアル変換部250m。各々を0番目のパラレル→シリアル変換部、…、m番目のパラレル→シリアル変換部と称す)を有し、各パラレル→シリアル変換部はバイト単位にパラレル→シリアル変換を行い対応するノードに送信する。
【0039】
Xbar701は、シリアル→パラレル変換部2300〜シリアル→パラレル変換部230mから受け取ったデータをパラレル→シリアル変換部2500〜パラレル→シリアル変換部250mに送出するためのスイッチングを行う。
【0040】
図4〜図6を用いて、ノードとXSWのインタフェースについてより具体的に示す。
【0041】
図4〜図6は、ノード数とXSW数の関係で、ノード側のパラレル→シリアル変換部およびシリアル→パラレル変換部の個数、XSW側のシリアル→パラレル変換部およびパラレル→シリアル変換部の個数、およびその間の結線がどのようになるかを示している。図4はノード数とXSW数が同じ場合、図5はノード数がXSW数より少ない場合、図6はノード数がXSW数より多い場合、である。
【0042】
図4〜図6から解るように、0番目のXSWであるXSW20には各ノードの0バイト目(0番目のパラレル→シリアル変換部と0番目のシリアル→パラレル変換部)が結線され、n番目のXSWであるXSW2nには各ノードのnバイト目(n番目のパラレル→シリアル変換部とn番目のシリアル→パラレル変換部)が結線されている。
【0043】
本発明では、分割された単位ごとにリンク処理を行い、各ノードとノード間スイッチの論理的な接続を制御するが、図3において、例えば、パラレル→シリアル変換部1600,結線5000,シリアル→パラレル変換部2300,パラレル→シリアル変換部2500,結線5001,シリアル→パラレル変換部1900が一つの分割された単位を形成する。これは0バイト目の要素で構成される分割された単位であるが、1バイト目の要素で構成される分割された単位、…、nバイト目の要素で構成される分割された単位、すなわち、1つのノードにn個の分割された単位(n個のグループ)が存在し、システム全体でnXm個の分割された単位(nXm個のグループ)が存在する。
【0044】
次に、図1を用いて、パラレル→シリアル変換部とシリアル→パラレル変換部の詳細について説明する。
【0045】
図1(a)はノード側シリアル←→パラレル変換部の構成、図1(b)はXSW側シリアル←→パラレル変換部の構成、を示す図である。図1(a)のノード側シリアル←→パラレル変換部は、例えば0番目のシリアル←→パラレル変換部であれば、図3のパラレル→シリアル変換部1600とシリアル→パラレル変換部1900とを合体させたものに対応する。同様に、図1(b)のXSW側シリアル←→パラレル変換部は、例えば0番目のシリアル←→パラレル変換部であれば、図3のシリアル→パラレル変換部2300とパラレル→シリアル変換部2500とを合体させたものに対応する。これらのシリアル←→パラレル変換部は各バイト毎に存在する。
【0046】
図1(a)を参照すると、ノード側シリアル←→パラレル変換部は、リンク処理シーケンサ110と、セレクタ611と、エンコーダ612と、パラレル→シリアル変換回路613と、シリアル→パラレル変換回路614と、デコーダ615と、ANDゲート616と、を備えている。
【0047】
セレクタ611は、リンク処理シーケンサ110からの特殊コードあるいは出力データバッファ604からの送信データのいずれかを選択してエンコーダ612に出力する。すなわち、セレクタ611は、リンク確立前はリンク処理シーケンサ110からの特殊コードを、リンク確立後は出力データバッファ604からの送信データを、出力する。
【0048】
エンコーダ612は、セレクタ611から入力されたデータに対して、パラレル→シリアル変換のための前処理を行う。
【0049】
パラレル→シリアル変換回路613は、データのパラレル→シリアル変換を行い、シリアルデータとしてXSW側に送信する。
【0050】
シリアル→パラレル変換回路614は、XSW側から受信したシリアルデータをシリアル→パラレル変換し、デコーダ615に出力する。XSW側からのデータはXSW側からの特殊コードあるいは受信データのいずれかである。
【0051】
デコーダ615は、シリアル→パラレル変換の後処理を行い、データをANDゲート616とリンク処理シーケンサ110に出力する。
【0052】
ANDゲート616は、デコーダ615が出力した受信データを入力データバッファ607に送出する。すなわち、ANDゲート616は、リンク確立前は何も出力せず、リンク確立後はXSW側からの受信データを入力データバッファ607に送出する。
【0053】
リンク処理シーケンサ110は、診断プロセッサ30からの指示によりリンク処理を開始する。リンク処理シーケンサ110のリンクコード生成手段は、ユニークな「リンク処理開始」特殊コードを生成してセレクタ611に出力する。リンクコード生成手段は、リンク処理シーケンサ110が存在する変換部がどのバイト位置に対応するか(何番目の変換部か)により、生成する「リンク処理開始」特殊コードの値を異にする。リンク処理シーケンサ110のリンクコードチェック手段は、受信した「リンク処理開始受信」特殊コードが、自身のバイト位置に対応したもの(期待値)であるかをチェックし、自身のバイト位置に対応するコードではなかった場合にエラー信号を出力する。受信した「リンク処理開始受信」コードにエラーを検出しなかった場合には、リンク確立状態とする。リンク処理シーケンサ110は、リンク確立前はセレクタ611がリンク処理シーケンサ110からの特殊コードを出力しANDゲート616が何も出力しないように、リンク確立後はセレクタ611が出力データバッファ604からの送信データを出力しANDゲート616が受信データを出力するように、セレクタ611とANDゲート616を制御する。なお、リンク処理シーケンサ110のリンクコードチェック手段が受信した特殊コードのチェックでエラー信号を出力した場合、表示手段(図示せず)がエラー表示を行う。また、リンクコードチェック手段がエラーを検出した場合にエラー情報(エラーとなった特殊コード等)を診断プロセッサ30に出力するようにしてもよい。
【0054】
図1(b)を参照すると、XSW側シリアル←→パラレル変換部は、リンク処理シーケンサ210と、シリアル→パラレル変換回路711と、デコーダ712と、ANDゲート713と、セレクタ714と、エンコーダ715と、パラレル→シリアル変換回路716と、を備えている。
【0055】
シリアル→パラレル変換回路711は、ノード側からのシリアルデータをシリアル→パラレル変換し、デコーダ712に出力する。ノード側からのデータは特殊コードあるいは受信データのいずれかである。
【0056】
デコーダ712は、シリアル→パラレル変換の後処理を行い、データをANDゲート713とリンク処理シーケンサ210に出力する。
【0057】
ANDゲート713は、デコーダ712が出力した受信データをXbar701に送出する。すなわち、ANDゲート713は、リンク確立前は何も出力せず、リンク確立後はノード側からの受信データをXbar701に出力する。
【0058】
セレクタ714は、リンク処理シーケンサ210からの特殊コードあるいはXbar701からの送信データのいずれかを選択してエンコーダ715に出力する。すなわち、セレクタ714は、リンク確立前はリンク処理シーケンサ210からの特殊コードを、リンク確立後はXbar701からの送信データを、出力する。
【0059】
エンコーダ715は、セレクタ714から入力されたデータに対して、パラレル→シリアル変換のための前処理を行う。
【0060】
パラレル→シリアル変換回路716は、データのパラレル→シリアル変換を行い、シリアルデータとしてノード側に送信する。
【0061】
リンク処理シーケンサ210は、リンク処理を行う。リンク処理シーケンサ210のリンクコードチェック手段は、受信した(デコーダ712から入力された)「リンク処理開始」特殊コードが、自身のバイト位置に対応したもの(期待値)であるかをチェックし、自身のバイト位置に対応するコードではなかった場合にエラー信号を出力する。受信した「リンク処理開始」コードにエラーを検出しなかった場合には、リンク処理シーケンサ210のリンクコード生成手段は、ユニークな「リンク処理開始受信」特殊コードを生成してセレクタ714に出力する。リンクコード生成手段は、リンク処理シーケンサ210が存在する変換部がどのバイト位置に対応するか(何番目の変換部か)により、生成する「リンク処理開始受信」特殊コードの値を異にする。リンク処理シーケンサ210は、リンク確立前はセレクタ714がリンク処理シーケンサ210からの特殊コードを出力しANDゲート713が何も出力しないように、リンク確立後はセレクタ714がXbar701からの送信データを出力しANDゲート713が受信データを出力するように、セレクタ714とANDゲート713を制御する。なお、リンク処理シーケンサ210のリンクコードチェック手段が受信した特殊コードのチェックでエラー信号を出力した場合、表示手段(図示せず)がエラー表示を行う。また、リンクコードチェック手段がエラーを検出した場合にエラー情報(エラーとなった特殊コード等)をノード側に送信し、受信したノード側が診断プロセッサ30に出力するようにしてもよい。
【0062】
なお、リンク処理シーケンサ110,210のリンクコード生成手段が生成する特殊コードは、通常のデータを表すコード領域以外のコード領域を使用して表される。また、生成する特殊コードは、バイト位置毎に異なった値であるが、全ノードを通してもユニークな値と成っている。
【0063】
また、リンクコード生成手段が生成する特殊コードの値は、予めリンクコード生成手段の中に作り込んでいてもよいし、診断プロセッサ30からリンクコード生成手段に対して指示するようにしてもよい。リンクコードチェック手段がチェックに使用する期待値は、予めリンクコードチェック手段の中に作り込んでいてもよいし、診断プロセッサ30からリンクコードチェック手段に対して指示するようにしてもよい。
【0064】
次に、本発明の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。
【0065】
先ず、図2〜図3を用いて全体の概略動作を説明する。
【0066】
各ノード(ノード10〜ノード1m)は、診断プロセッサ30からの指示により、XSWとの間の接続状態を確認するために、XSW20〜XSW2nのそれぞれとリンク処理を行う。各ノードとXSWとの間のリンク処理が正常に終了した後に、各ノードはXSWを介して他のノードとの間でデータの送受信を行う。
【0067】
次に、図1を用いて、分割された単位毎に行うリンク処理の流れについて詳細に説明する。
(1)ノード側の各リンク処理シーケンサ110に対し、診断プロセッサ30からリンク処理開始が指示される。
(2)リンク処理シーケンサ110は「リンク処理開始」特殊コードを生成してセレクタ611に入力する。「リンク処理開始」特殊コードは、各バイト位置毎にユニークな値で生成される。
(3)「リンク処理開始」特殊コードは、セレクタ611からエンコーダ612とパラレル→シリアル変換回路613を経由してパラレル→シリアル変換され、XSW側に送信される。
(4)XSW側のリンク処理シーケンサ210ではデコーダ712の出力を監視しており、リンク未確立状態で「リンク処理開始」特殊コードを受信すると、まず「リンク処理開始」特殊コードが自身のバイト位置に対応するものかどうかをチェックする。自身のバイト位置に対応するコードではない場合には、エラーとする。
(5)「リンク処理開始」特殊コードがエラーでない場合、リンク処理シーケンサ210は、「リンク処理開始受信」特殊コードを生成してセレクタ714に入力する。「リンク処理開始受信」特殊コードは、各バイト位置毎にユニークな値で生成される。
(6)「リンク処理開始受信」特殊コードは、セレクタ714からエンコーダ715とパラレル→シリアル変換回路716を経由してパラレル→シリアル変換されてノード側に送信される。
(7)ノード側のリンク処理シーケンサ110も、デコーダ615出力を監視しており、リンク処理開始後にXSWからの「リンク処理開始受信」特殊コードを検出することにより、リンク確立状態とし、入力データバッファ607を経由してMMU602への受信データの転送を許可するようになる。ただし、受信した「リンク処理開始受信」特殊コードが自身のバイト位置に対応するものとは異なる場合、エラーとする。
【0068】
このように、分割された単位ごとに、リンク処理を行い、各ノードとノード間スイッチの論理的な接続を制御しているので、誤接続したケーブルの特定ができ、マルチノードシステムの保守作業を容易にすることができる。
【0069】
上述した実施の形態では、ノードとノード間スイッチの間のインタフェースをバイト単位で行っているが、他の実施の形態として、ノードとノード間スイッチの間のインタフェースをワード単位で行ってもよい。
【0070】
【発明の効果】
第1の効果は、実運用に入る前にデータ化け可能性を検出できることである。その理由は、ノード間接続ケーブルの誤接続があった場合、リンク処理シーケンス中にエラーを検出する手段を設けたからである。
【0071】
第2の効果は、ケーブル誤接続位置が明確に指示されることである。その理由は、各バイト位置のリンク処理シーケンサそれぞれが異なるコード値を生成し、それぞれチェックを行いエラーを報告する手段を設けたからである。このケーブル誤接続確認は、システムの設置・調整時だけではなく、障害復旧や保守作業でケーブルの挿抜が行われた後にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パラレル→シリアル変換部とシリアル→パラレル変換部の構成(a)ノード側(b)XSW側を示す図
【図2】マルチノードコンピュータシステムの一例を示す図
【図3】ノードとXSWのインターフェースを説明する図
【図4】ノードとXSWのインターフェースを説明する図
【図5】ノードとXSWのインターフェースを説明する図
【図6】ノードとXSWのインターフェースを説明する図
【図7】従来例を説明する図
【図8】従来例を説明する図
【図9】従来例を説明する図
【符号の説明】
10 ノード
1m ノード
20 XSW
2n XSW
30 診断プロセッサ
60 ノード
6m ノード
70 XSW
7n XSW
80 診断プロセッサ
103 RNW
105 パラレル→シリアル変換手段
108 シリアル→パラレル変換手段
110 リンク処理シーケンサ
202 シリアル→パラレル変換手段
204 パラレル→シリアル変換手段
210 リンク処理シーケンサ
601 CPU
602 MMU
603 RNW
604 出力データバッファ
607 入力データバッファ
610 リンク処理シーケンサ
611 セレクタ
612 エンコーダ
613 パラレル→シリアル変換回路
614 シリアル→パラレル変換回路
615 デコーダ
616 ANDゲート
701 Xbar
710 リンク処理シーケンサ
711 シリアル→パラレル変換回路
712 デコーダ
713 ANDゲート
714 セレクタ
715 エンコーダ
716 パラレル→シリアル変換回路
1600 パラレル→シリアル変換部
160n パラレル→シリアル変換部
1900 シリアル→パラレル変換部
190n シリアル→パラレル変換部
2300 シリアル→パラレル変換部
230m シリアル→パラレル変換部
2500 パラレル→シリアル変換部
250m パラレル→シリアル変換部
5000 結線
5001 結線

Claims (7)

  1. 各ノードが複数のノード間スイッチのそれぞれと接続し診断プロセッサからの指示によりリンク処理を開始するマルチノードコンピュータシステムであって、
    前記ノードは、
    各ノード間スイッチ対応に、
    前記診断プロセッサからの指示によりユニークな第1制御コードを生成して前記ノード間スイッチに送信する第1制御コード生成手段と、
    前記ノード間スイッチから受信した第2制御コードが期待値と同一であるかをチェックする第2制御コードチェック手段と、
    前記第2制御コードチェック手段のチェック結果が正常であれば前記ノード間スイッチとの間のリンク処理が正常終了したと判断してデータの送受信を可能とする手段と、を備え、
    前記ノード間スイッチは、
    各ノード対応に、
    前記ノードから受信した前記第1制御コードが期待値と同一であるかをチェックする第1制御コードチェック手段と、
    前記第1制御コードチェック手段のチェック結果が正常であればユニークな第2制御コードを生成して前記ノードに送信する第2制御コード生成手段と、を備える、
    ことを特徴とするマルチノードコンピュータシステム。
  2. 第1制御コードチェック手段あるいは前記第2制御コードチェック手段でのチェック結果が異常の場合に、エラーを表示するエラー表示手段を有することを特徴とする請求項記載のマルチノードコンピュータシステム。
  3. 第1制御コードチェック手段あるいは前記第2制御コードチェック手段でのチェック結果が異常の場合に、エラーを前記診断プロセッサに通知するエラー通知手段を有することを特徴とする請求項記載のマルチノードコンピュータシステム。
  4. 複数のノードと複数のノード間スイッチを含むマルチノードコンピュータシステムのリンク処理方法であって、
    前記ノードは、
    対応するノード間スイッチ毎に、
    ユニークな「リンク処理開始」特殊コードを生成し、
    生成した「リンク処理開始」特殊コードを対応するノード間スイッチに送信し、
    前記ノード間スイッチは、
    対応するするノード毎に、
    ノードから前記「リンク処理開始」特殊コードを受信し、
    受信した前記「リンク処理開始」特殊コードをチェックし、
    チェック結果が正常であればユニークな「リンク処理開始受信」特殊コードを生成し、
    生成した「リンク処理開始受信」特殊コードを対応するノードに送信し、
    前記ノードは、
    対応するノード間スイッチ毎に、
    ノード間スイッチから前記「リンク処理開始受信」特殊コードを受信し、
    受信した前記「リンク処理開始受信」特殊コードをチェックし、
    チェック結果が正常であればノードと対応するノード間スイッチとの間でリンク確立状態とする、
    ことを特徴とするリンク処理方法。
  5. 前記特殊コードをチェックした結果が異常の場合に、エラー表示することを特徴とする請求項記載のリンク処理方法。
  6. 前記ノードは前記ノードの診断を行う診断プロセッサからの指示により「リンク処理開始」特殊コードの生成を開始することを特徴とする請求項記載のリンク処理方法。
  7. 前記特殊コードをチェックした結果が異常の場合に、エラーを前記診断プロセッサに通知することを特徴とする請求項記載のリンク処理方法。
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