JPH0522321Y2 - - Google Patents

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JPH0522321Y2
JPH0522321Y2 JP9822688U JP9822688U JPH0522321Y2 JP H0522321 Y2 JPH0522321 Y2 JP H0522321Y2 JP 9822688 U JP9822688 U JP 9822688U JP 9822688 U JP9822688 U JP 9822688U JP H0522321 Y2 JPH0522321 Y2 JP H0522321Y2
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roll
roll shaft
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pusher
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、片持式圧延機のロール取付装置に関
する。
(従来の技術) 片持式圧延機のロール取付装置として、例え
ば、特開昭60−49804号公報、実開昭61−148402
号公報に記載のものが公知である。
これら従来のロール取付装置は、圧延機フレー
ムに片持支持されたロール軸と、該ロール軸の先
端部に着脱自在に外嵌された圧延ロールと、この
圧延ロールを前記ロール軸に固定する固定装置と
を有し、前記固定装置は、前記ロール軸の先端部
に外方突出状に取付けられた油圧シリンダ装置等
から構成されていた。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のロール取付装置は、ロールを固定す
るための油圧シリンダ装置の構造が大変複雑であ
り、部品点数が多く、かつ、硬度の加工精度が要
求され、コスト高になると云う問題があつた。
また、ロール軸の先端部に外方突出状に重い油
圧シリンダ装置が装着されるため、片持支持構造
のロール軸系の固有振動数が低くなり、高速回転
には不向きであると云う問題があつた。
そこで、本考案は、油圧シリンダ装置の構造を
簡単なものにし、かつ、ロール軸の軸受からのオ
ーバリング寸法及び重量を極力小さくして、ロー
ル軸の固有振動数を高くし、高速回転を可能とし
た片持式圧延機のロール取付装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は次の手段を
講じた。即ち、本考案の特徴とする処は、基部側
がフレームに回転自在に支持され且つ先端側がフ
レームより外方に突出したロール軸と、該ロール
軸の先端部に着脱自在に外嵌された圧延ロール
と、該圧延ロールをロール軸の先端側から基部側
に向つて押圧して該圧延ロールを前記ロール軸に
固定する固定装置とを備えた片持式圧延機のロー
ル取付装置において、 前記固定装置は、 前記ロール軸の中心部に形成された中心孔に挿
入されて先端側が前記ロール軸の先端面よりも外
方に突出し且つ基部側が前記ロール軸に係脱自在
に係合して基部側から先端側方向への移動が防止
されているテンシヨンロツドと、 該テンシヨンロツドの先端突出部に軸方向進退
自在に螺合されて前記圧延ロールを軸方向に押圧
するプツシヤナツトと、 前記ロール軸の中心孔の先端部に形成されたシ
リンダ孔と、該シリンダ孔内に位置する前記テン
シヨンロツドの外周部に形成されたピストンとに
より構成されたシリンダ装置、 を具備した点にある。
(作用) 本考案において、圧延ロールをロール軸に取付
けるには、次の手順により行なわれる。
まず圧延ロールをロール軸の先端部にその先端
側より外嵌挿入する。次に、プツシヤナツトを圧
延ロール側に螺進させて圧延ロールを押圧する。
次に、シリンダ装置のシリンダ孔に圧力媒体を
供給し、ピストンをロール軸の先端側に移動させ
る。このピストンの移動に際し、ピストンはテン
シヨンロツドに形成されているので、テンシヨン
ロツド全体が移動しようとする。しかし、テンシ
ヨンロツドの基部側はロール軸に係止されて先端
側方向への移動が防止されているので、テンシヨ
ンロツドにテンシヨン(引張力)が作用し、該テ
ンシヨンロツドは弾性変形して伸長する。
しかして、ピストンは、テンシヨンロツドの伸
長分だけ先端側に移動し、それに伴つて、テンシ
ヨンロツドの先端突出部に螺着されたプツシヤナ
ツトも先端側に移動し、圧延ロールとプツシヤナ
ツトの距離が開き押圧を解除する。
次に、プツシヤナツトを圧延ロール側に螺進さ
せてて再度圧延ロールを押圧する。
次に、前記シリンダ孔内の圧力媒体の圧力を抜
き、ピストンを自由状態にする。これにより、テ
ンシヨンロツドは縮少し、プツシヤナツトは圧延
ロールを押圧し、圧延ロールはテンシヨンロツド
のテンシヨンにより、ロール軸は固定される。こ
れにより、ロールの取付けが完了する。
次に、前記圧延ロールが摩耗したり、又はロー
ルの型替等により、ロールをロール軸から取外す
場合は、次の手順により行なわれる。
まず、前記シリンダ孔内に圧力媒体を供給し、
ピストンをロール軸先端側に押圧し、プツシヤナ
ツトと圧延ロール間の押圧力を解除する。そし
て、プツシヤナツトを先端側へ螺進させ、取外
す。その後、圧延ロールをロール軸先端側から抜
き取る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図において、1は圧延機のフレームであ
り、該フレーム1に偏心筒軸2が回動固定自在に
支持されている。この偏心筒軸2にロール軸3が
挿入され、該ロール軸3は、軸受メタル4とボー
ル軸受5を介して前記偏心筒軸2内面に回転自在
に支持されている。前記ロール軸3の一端は偏心
筒軸2の端部から外方に突出し、該ロール軸3は
片持ち支持構造とされており、第1図においては
左側部分(以下、この側を「先端側」と云い、そ
の反対側を「基部側」と云う)が突出している。
このロール軸3の先端突出部にロールユニツト6
が挿脱自在に挿入され、かつ、該ロールユニツト
6をロール軸3に固定する固定装置7が設けられ
ている。
前記ロール軸3の基部側端部も前記偏心筒軸2
の他端部から突出し、該突出部にカツプリング8
を介して駆動軸9が接続されている。
尚、前記構成のロール軸装置は、上下一対設け
られているが、駆動軸9は少なくとも一方のロー
ル軸3に接続されておれば良く、また、前記偏心
筒軸2は圧下装置を構成するものであるから、少
なくとも一方のロール軸3に設けられておれば良
い。
前記ロール軸3の先端突出部は、段部10を介
してその先端側が径小となるテーパ部11に形成
されている。該テーパ部11の先端側外周面に、
スプラインやセレーシヨン等からなる第1回り止
め部12が形成されている。前記テーパ部11の
段部10にスラストワツシヤ13が係止されてい
る。
前記ロールユニツト6は、前記テーパ部11に
テーパ嵌合し、かつ、第1回り止め部12に係合
するテーパスリーブ14を有する。該テーパスリ
ーブ14の先端側外周面にスプラインまたはセレ
ーシヨン等からなる第2回り止め部15が形成さ
れている。(第4図参照)この第2回り止め部1
5は、テーパスリーブ14の外周面より更に外方
に突出し、該第2回り止め部15の基部側端部が
第1係合部16とされている。前記テーパスリー
ブ14には、その基部側からプツシヤリング17
が外嵌されている。このプツシヤリング17の内
周面に、前記第2回り止め部15に係合する係合
部が形成され、かつ、前記第1係合部16に係合
して先端側への移動を防止する第2係合部18が
形成されている。前記プツシヤリング17の先端
側の外周部に、径外方向に突出する第3係合部1
9が、周方向に所定間隔をおいて設けられてい
る。更に、前記テーパスリーブ16には、その基
部側から圧延ロール20が着脱自在に外嵌され、
該圧延ロール20の先端側端面と前記プツシヤリ
ング17の基部側端面とが当接している。
前記テーパスリーブ14、プツシヤリング1
7、圧延ロール20から成るロールユニツト6
が、前記ロール軸3の先端側から着脱自在に挿入
され、圧延ロール20の基部側端面は、前記スラ
ストワツシヤ13に当接する。
前記固定装置7は、前記ロール軸3の中心部に
軸方向に貫通して開設された中心孔21に挿入さ
れたテンシヨンロツド22を有する。該テンシヨ
ンロツド22の基部側端部に抜け止め部材23が
固定され、該抜け止め部材23とロール軸3の基
部側端面とが係合し、該テンシヨンロツド22は
先端側方向への移動が防止されている。前記ロー
ル軸3の中心孔21は、その先端側が径大なシリ
ンダ孔24に形成され、該シリンダ孔24内に位
置するテンシヨンロツド22の外周部に、径外方
向に突出するピストン25が一体成形されてい
る。このピストン25の外周面とシリンダ孔24
の内周面は、軸方向摺動自在に密嵌合している。
前記シリンダ孔24の両端部は、シール部材2
6,27により密閉されている。このシール部材
26,27はロール軸3に金具28やボルト29
を介して固定されている。前記テンシヨンロツド
22には、ピストン25によつて区画された先端
側シリンダ孔24aと基部側シリンダ孔24b
に、夫々油圧を供給する油路30,31が形成さ
れている。この油路30,31はテンシヨンロツ
ド22の先端側端面に開口している。しかして、
シリンダ孔24、ピストン25、シール部材2
6,27等により、ロール軸3の内部にシリンダ
装置32が構成されている。
前記テンシヨンロツド22の先端部は、ロール
軸3の先端面よりも外方に突出しており、この突
出部にプツシヤブロツク33が軸方向相対移動不
能に取付けられている。即ち、テンシヨンロツド
22の先端部は径小段部34に形成され、該径小
段部34の先端外周面に径外方向に突出する突部
35が周方向に所定間隔をおいて設けられ、一
方、プツシヤブロツク33の内周面には、前記突
部35に対応した切欠部36が設けられ、この切
欠部36と前記突部35とを合致させてプツシヤ
ブロツク33の径小段部34に挿入し、その後、
プツシヤブロツクを周方向に少しずらすことによ
り、プツシヤブロツク33は突部35によつて抜
き止めされる。(第2図、第3図参照) 尚、前記突部35の外周面には治具接続用の雄
ネジ37が形成されている。
前記プツシヤブロツク33の外周面にも雄ネジ
38が設けられ、該雄ネジ38にプツシヤナツト
39が進退自在に螺合されている。このプツシヤ
ナツト39の先端面には回動操作用の工具係合部
40が形成されている。また、このプツシヤナツ
ト39の基部側外周部には径外方向に突出する第
4係合部41が形成されている。
前記プツシヤブロツク33は、その基部側端面
が前記テーパスリーブ14の先端側端面に当接
し、前記プツシヤナツト39は、その基部側端面
が前記プツシヤリング17の先端側端面に当接す
る外径に形成されている。
前記プツシヤリング17とプツシヤナツト39
の両者にわたつて、プラーリング42が外嵌され
ており、該プラリング42の両端部内周面には、
前記プツシヤリング17の第3係合部19の基部
側端面と係合する第5係合部43、及び、プツシ
ヤナツト39の第4係合部41の先端側端面と係
合する第6係合部44が、径内方向に突設されて
いる。尚、プラーリング42をプツシヤリング1
7とプツシヤナツト39の両者にわたつて外嵌で
きるようにするため、前記第3及び4係合部1
9,41は、周方向に所定間隔をおいて突設さ
れ、また、第5係合部43は、第3、4係合部1
9,41に対応した切欠部45を有している。
尚、前記テンシヨンロツド22の先端部には、
該先端面からプツシヤナツト39の外周面までを
覆うフロントカバー46がボルト47により固定
されており、該フロントカバー46と前記プラー
リング42が係合して、プラーリング42の回り
止めが行なわれている。
第5〜7図に示すものは、前記ロールユニツト
6をロール軸3に着脱するとき使用する着脱治具
である。
この着脱治具は、前記プツシヤナツト39を回
動させるためのナツト回動治具48と、前記シリ
ンダ装置32に圧力媒体である作動油を供給する
ための油圧接続治具49とからなる。
前記ナツト回動治具48は、円環状の回動ハン
ドル50と該ハンドル50に同心状に固定された
保持リング51と、該保持リング51の内周面に
固定されたブロツク52と、該ブロツク52の内
面に固定されたスベリキー53とからなり、該ス
ベリキー53が、前記プツシヤナツト39の工具
係合部40に係脱自在に係合する。そして、回動
ハンドル50を回すことにより、プツシヤナツト
39を回動させて、該プツシヤナツト39をプツ
シヤブロツク33に対して螺進させる。
前記油圧接続治具49は、円環状の回動ハンド
ル54と、該ハンドル54に同心状に固定された
袋ナツト55と、該袋ナツト55に相対回動自在
に、かつ、軸方向移動不能に挟持されたアダプタ
ー56とを有する。前記アダプター56には2つ
の油路57,58が形成され、この油路57,5
8の一端はカツプラ59,59を介して図示省略
の油圧ユニツトに接続され、同他端はパツキン6
0を介して前記ロール軸3端面に開口するシリン
ダ装置32の油路30,31に接続される。この
ロール軸3の油路30,31とアダプター56の
油路57,58の位置を合致させるために、前記
アダプター56には前記テンシヨンロツド22の
先端部の突部35間に挿入される位置決め突片6
1が設けられている。この位置決め突片61を前
記突部35間の間隙に挿入し、回動ハンドル54
を回して袋ナツト55をテンシヨンロツド22の
雄ネジ37に螺合させて、パツキン60を介して
アダプター56の端面とテンシヨンロツド22の
端面を圧接させることにより、シリンダ装置32
に作動油を供給可能とする。
次に、第8〜16図により、前記実施例におけ
る圧延ロールの取付け取外し作業を説明する。
まず、ロール組込順序が第8〜12図に示され
ている。
第8図に示す前段階として、プツシヤブロツク
33はテンシヨンロツド22から取外されてい
る。そして、予じめ組立られたロールユニツト6
が、ロール軸3の先端側からロール軸3に挿入さ
れ、その後、プツシヤブロツク33がテンシヨン
ロツド22の先端部の径小段部34に取付けられ
る。そして、プツシヤブロツク33に螺合された
プツシヤナツト39と、ロールユニツト6のプツ
シヤリング17とにわたつてプラーリング42を
外嵌させる。
しかして、第8図に示す状態になる。この状態
において、前記ナツト回動治具48がプツシヤナ
ツト39に係合され、油圧接続治具49がテンシ
ヨンロツド22の先端部に固定される。(但し、
図示省略されている。) 次に、第9図に示す如く、シリンダ装置32の
先端側シリンダ孔24a内に作動油を供給し、ピ
ストン25を基部側に移動させる。このピストン
25の移動に同行してテンシヨンロツド22が基
部側に移動し、プツシヤブロツク33が、ロール
ユニツト6のテーパスリーブ14に当接し、該テ
ーパスリーブ14を基部側に押し込む。
このテーパスリーブ14の押し込みに際し、テ
ーパスリーブ14上の圧延ロール20はスラスト
ワツシヤ13によつて軸方向の移動が拘束されて
いるので、圧延ロール20とテーパスリーブ14
のスキマ及びテーパスリーブとロール軸とのスキ
マは楔作用によつて詰められロール軸3テーパス
リーブ14を介してロールが固着される。
次に、第10図に示すように、シリンダ装置3
2の基部側シリンダ孔24bに作動油を供給し、
ピストン25を先端側に押圧する。このとき、テ
ンシヨンロツド22の基部側は抜け止め部材23
によつてロール軸3に係止されるので、テンシヨ
ンロツド22にテンシヨン(引張力)が作用し、
該テンシヨンロツド22は弾性変形して、その長
さが伸長する。このテンシヨンロツド22の伸長
により、プツシヤブロツク33とテーパスリーブ
14の当接が解除される。
次に、第11図に示すように、ナツト回動治具
48により、プツシヤナツト39を回動させて、
プツシヤナツト39とプツシヤリング17とを当
接させる。
次に、第12図に示すように、シリンダ装置3
2へ供給していた作動油を抜き、ピストン25を
自由状態にする。すると、テンシヨンロツド22
は、今までシリンダ装置32により引張られてい
たのが解除されるため、該引張力がロールユニツ
ト押圧力となつてロールユニツト6を押圧し、強
固に圧延ロール20をロール軸3に固定する。
その後、ナツト回動治具48及び油圧接続治具
49を取外し、フロントカバー46をロール軸3
の先端部に取付けて、ロール取付作業が終了す
る。
次に、前記ロールユニツト6をロール軸3から
取外すには、前記同様、ナツト回動治具48及び
油圧接続治具49を用いて行なう。
まず、第13図に示すように、シリンダ装置3
2の基部側シリンダ孔24bに作動油を供給し、
ピストン25を先端側に押圧し、プツシヤナツト
39とプツシヤリング17間の押圧力を解除す
る。次にナツト回動治具48によりプツシヤナツ
ト39を回動して、先端側に螺進させ、プツシヤ
リング17の第3係合部19とプラーリング42
の第5係合部43、及び、プツシヤナツト39の
第4係合部41とプラーリング42の第6係合部
44との係合を介して、プツシヤリング17を先
端側に引き出し、プツシヤリング17と圧延ロー
ル20の接当を解除する。そして、更に引き出す
ことにより、テーパスリーブ14の第1係合部1
6とプツシヤリング17の第2係合部18とを当
接させる。
次に、第14図に示す如く、シリンダ装置32
の先端側シリンダ孔24aに作動油を供給し、ピ
ストン25を基部側に押圧し、プツシヤブロツク
33がテーパスリーブ14に軽く当接するまで、
テンシヨンロツド22を基部側に移動させる。こ
の移動により、第4係合部41と第6係合部44
に間隙が生じる。
次に、第15図に示すように、プツシヤナツト
39を先端側へ螺進させ、第4係合部41と第6
係合部44を当接させる。
次に、第16図に示すように、シリンダ装置3
2の基部側シリンダ孔24bに作動油を供給し、
ピストン25を先端側に押圧する。これにより、
テンシヨンロツド22は伸長し、プツシヤブロツ
ク33、プツシヤナツト39、プラーリング4
2、プツシヤリング17が先端側に同時に移動
し、第1及び第2係合部16,18を介してテー
パスリーブ14も先端側に引き抜かれ、テーパス
リーブ14の楔作用が解除される。
その後、プツシヤブロツク33をテンシヨンロ
ツド22の先端部から取外すことにより、ロール
ユニツト6をロール軸3の先端側から抜き取るこ
とができる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、シリンダ装置へ供給する圧力媒
体は、ロール軸を介して供給するようにしても良
く、また、圧力媒体は油圧に限定されない。更
に、テンシヨンロツド先端部にプツシヤブロツク
を設けて該ブロツクにプツシヤナツトを螺着した
が、テンシヨンロツドの先端部に直接プツシヤナ
ツトを螺合するものであつても良い。更に、ロー
ルユニツトも前記実施例に限定されるものではな
く、直接圧延ロールがロール軸に外嵌され、キー
等によつて回り止めされ、該圧延ロールを軸方向
に押圧してロール軸に固定するものであつても良
い。
(考案の効果) 本考案によれば、シリンダ装置をロール軸に内
蔵したので、ロール軸の軸受からのオーバハング
寸法及びオーバハング重量が極力小さくなり、ロ
ール軸の固有振動数を高くすることができ、高度
回転を可能とする。
また、テンシヨンロツドとロール軸とにより、
シリンダ装置を構成したので、シリンダの単純
化、部品点数の削減が図られ、低コストに製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は第1図の−線断面
図、第5図は着脱治具の正面図、第6図は着脱治
具の断面図、第7図は第6図の−線断面図、
第8図乃至第16図は本考案の実施例の作用を説
明する工程図である。 1……フレーム、3……ロール軸、7……固定
装置、20……圧延ロール、21……中心孔、2
2……テンシヨンロツド、24……シリンダ孔、
25……ピストン、32……シリンダ装置、39
……プツシヤナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基部側がフレームに回転自在に支持され且つ先
    端側がフレームより外方に突出したロール軸と、
    該ロール軸の先端側に着脱自在に外嵌された圧延
    ロールと、該圧延ロールをロール軸の先端側から
    基部側に向つて押圧して該圧延ロールを前記ロー
    ル軸に固定する固定装置とを備えた片持式圧延機
    のロール取付装置において、 前記固定装置は、 前記ロール軸の中心部に形成された中心孔に挿
    入されて先端側が前記ロール軸の先端面よりも外
    方に突出し且つ基部側が前記ロール軸に係脱自在
    に係合して基部側から先端側方向への移動が防止
    されているテンシヨンロツドと、 該テンシヨンロツドの先端突出部に軸方向進退
    自在に螺合されて前記圧延ロールを軸方向に押圧
    するプツシヤナツトと、 前記ロール軸の中心孔の先端部に形成されたシ
    リンダ孔と、該シリンダ孔内に位置する前記テン
    シヨンロツドの外周部に形成されたピストンとに
    より構成されたシリンダ装置、 を具備したことを特徴とする片持式圧延機のロー
    ル取付装置。
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