JPH0861379A - 軸受固定装置 - Google Patents

軸受固定装置

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JPH0861379A
JPH0861379A JP6222594A JP22259494A JPH0861379A JP H0861379 A JPH0861379 A JP H0861379A JP 6222594 A JP6222594 A JP 6222594A JP 22259494 A JP22259494 A JP 22259494A JP H0861379 A JPH0861379 A JP H0861379A
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JP
Japan
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cylinder
outer cylinder
shaft
fixing device
tapered
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JP6222594A
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Teruji Tsutsumi
輝二 堤
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/078Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing using pressure fluid as mounting aid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2322/00Apparatus used in shaping articles
    • F16C2322/12Rolling apparatus, e.g. rolling stands, rolls

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動化に適し、良好な固定状態が得られ、軸
への着脱操作が容易。 【構成】 ロールの軸に摺動可能に嵌合する内孔20を有
し外周にテーパ外周部21を有する比較的薄肉で大略円筒
状の内筒1 と、内筒のテーパ外周部に嵌合するテーパ内
孔部30を有する比較的厚肉の外筒2 と、テーパの嵌合面
を軸方向に流体密に区画するようにテーパの大径側と小
径側とにシール40、41を設けて双方のシール間に形成し
た中間領域3 と、中間領域に加圧流体を給排可能に前記
外筒に設けた流体通路4 と、中間領域に加圧流体を作用
させた内筒のテーパ外周部が縮径状態のとき外筒を内筒
に対して軸方向に移動させる移動手段5 、6 とからな
る。移動手段が、テーパの嵌合面の両端部に夫々環状の
圧力室60、61を設け、その圧力室へ別々に外部から加圧
流体を給排可能に外筒に流体通路62、63を設け、圧力室
のいずれか一方に加圧流体を作用さて軸方向移動力を得
る。保持体15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延用のロールの軸部
に軸受を容易に着脱可能に固定する装置に関し、より詳
細には着脱の際に流体圧を用いる固定装置である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置の殆どは、ロール軸
部の先端部に凹溝を設け、その凹溝に、外周に雄ねじを
有する分割したリングを嵌合させ、その雄ねじ部にナッ
トを螺合させ、ナットの推力を円筒体を介し軸受の内輪
に作用させ、内輪を軸の段部に押しつけて固定するよう
になっている。そのナットはロックナットや弛み止めボ
ルトで緩まないように固定される。また、前記ナットの
推力を内輪に伝達する軸部に嵌合した円筒体は、シール
リングを兼ねておりシールを介して軸受の固定側に当接
しており、軸部に対する回転止めのキーを設けてある。
このキーは、円筒体すなわちシールリングが軸との間に
滑りを生じて回転すると、シール性が不完全になること
や内輪端面との焼付きやロックナットの緩み等の不都合
を生じるから、必要なものである。なを、内輪は軸に対
する着脱のために軸に対して摺動及び回転可能であるか
ら、前記シールリングと当接する端面に側面キーを設け
て回転しないようにした構成のものもある。このような
軸受装置と軸との分離及び組付けは、圧延ラインからロ
ールと軸受装置とを共に取り外してライン外(オフライ
ン)で行われており、その分離及び組付け作業は幾人も
の作業者を必要とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記軸受装置と軸との
分離及び組付け作業は、軸径が大きいものになると多大
な労力と時間を要する点に問題がある。特に前記ナット
の脱着作業においては緩めるときや締めつけるときにハ
ンマーで叩くことが行われており危険を伴う問題があ
る。また、弛み止めボルトを用いる構成ではボルト先端
に当接する位置に凹所を設けることが行われるが、軸が
変わればその都度位置も変わるために確実に軸方向に隙
間なく締めつけることが困難であり、このわずかな隙間
はロールが圧延加工中に軸方向に移動する原因になるか
ら、製品精度に悪影響を与える問題がある。ロックナッ
トの締付によって行う構成では、ナット締付トルクが一
定しないため、稼働により緩みを生じることに対して追
い締めの必要が生じる問題がある。また、固定装置を有
する軸受装置を軸に対して装着する作業を自動機械で行
おうとすると、その軸受固定装置のキー位置と軸のキー
溝位置とを一致させる手段か必要であり、容易に自動化
できない問題もある。本発明は、良好な締付状態がえら
れロール軸への着脱操作が容易な軸受固定装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、ロール
の軸の所定位置に軸端部を余して嵌合した軸受の内輪に
前記軸端部側から当接するように前記軸に摺動可能に嵌
合する内孔を有し外周にテーパ外周部を有する比較的薄
肉で大略円筒状の内筒と、その内筒の前記テーパ外周部
に嵌合するテーパ内孔部を有する比較的厚肉の外筒と、
前記テーパの嵌合面を軸方向に流体密に区画するように
テーパの大径側と小径側とに弾力性を有するシールを設
けて双方の間に形成した中間領域と、その中間領域に外
部から加圧流体を給排可能に前記外筒に設けた流体通路
と、前記中間領域に加圧流体を作用させた前記内筒のテ
ーパ外周部が縮径状態のとき前記外筒を前記内筒に対し
て軸方向に移動させる移動手段とからなる。
【0005】前記手段において、前記移動手段は、前記
テーパの嵌合面の両端部に夫々環状の圧力室を設けると
共にその圧力室へ別々に外部から加圧流体を給排可能に
前記外筒に流体通路を設け、前記圧力室のいずれか一方
に加圧流体を作用させることにより所望の方向の軸方向
移動力を得るように構成するのがよい。また、前記中間
領域及び前記双方の圧力室の各々に圧油を給排する構成
とし、前記外筒の前記軸端部側端面に前記外筒内の各々
の流体通路端を臨ませて夫々に油圧カプラーの一方を設
けるのがよい。
【0006】前記手段において、前記外筒の外周面を小
間隙を隔てて包囲する筒状に形成され前記軸受が設けら
れているチョックの固定側に一端を固定されていて前記
軸からチョックを取り外した状態で外筒及び内筒をチョ
ック側に保持する保持体を設けるのがよい。
【0007】
【作用】本発明の手段によれば、外筒と内筒のテーパ部
の緩く嵌合した状態が緩め状態(アンクランプ状態)で
あり、この緩め状態で圧延ロールの軸に内筒の内孔を嵌
合させあるいは軸から取り外すことができる。軸の所定
位置に内筒の内孔を嵌合させた状態で、中間領域に加圧
流体を作用させると、比較的薄肉の内筒がテーパ部周面
を加圧されて内外径が共に縮小し、圧延ロールの軸を締
めつけるようになる。この締付状態においては、外筒と
内筒のテーパ嵌合面間に圧油による微小な隙間が生じて
いるが、シール部分から圧力流体が漏れるようなことは
ない。そして外筒が内筒に対しテーパの小径側へ向かう
軸方向の反力を生じているが、テーパを小さくすればそ
れほど大きな反力とはならない。この反力に抗して移動
手段により外筒を軸方向に移動させ、テーパ周面を当接
させ、次に加圧流体の作用状態を解除すると、内筒の縮
径状態が外筒によって保持され、前記締付状態がそのま
ま維持されクランプ状態となる。締付状態を解除するに
は、中間領域に加圧流体を作用させてから、移動手段に
より外筒を前記と逆の方向へ移動させ、そして加圧流体
の作用状態を解除すればよい。
【0008】移動手段が圧力室を設けた構成であるとき
は、その圧力室に加圧流体を供給することにより、前記
外筒の軸方向移動を行わせることができる。この圧力室
を設けた構成において、中間領域及び双方の圧力室の各
々に圧油を給排する構成とし、外筒の軸端部側端面に夫
々の油圧カプラーを設けた構成は、このカプラーを介し
て外部の適切な油圧源とタンクに切換接続することによ
り、前記締付と解除とを任意に行うことができる。また
軸端側でカプラーの連結切り離しを行う構成となり、操
作性がよく、自動化に適切となる。前記保持体を設けた
構成は、軸受装置とその固定装置を軸に装着する際の軸
への嵌合操作の際に、軸受装置を軸と同軸的に位置させ
て軸方向に移動させると、軸受と固定装置の双方を一動
作で嵌合させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例を図1〜図5を用いて説明
する。この軸受固定装置は、内筒1、外筒2、中間領域
3、流体通路4、移動手段5、6等で構成されており、
圧延ロール(全体の図示は省略)の胴部の両側に内側か
ら外方へ略同様に設けられている軸部7、8、9、1
0、11の所定の軸部9に夫々装着されるようになって
いる。そしてロールの両側の軸部8に夫々装着されるス
ラストベアリング12の内輪73、軸部7に夫々装着さ
れるラジアルベアリング13の内輪に順次当接した状態
で軸9に締付固定されるようにしてある。軸部9の外方
は、軸部10が環状溝の形で小径に形成され、さらにそ
の外方は軸部9よりもやや小径の軸部11となってお
り、この軸部10、11の存在する構成は従来の軸受固
定のためのものである。この実施例は現在使用中のロー
ルに適用したものであるために、軸部10、11が存在
するが、ロールを新作する場合には、この軸部10、1
1の部分に代えて軸部9を延長形成することになる。そ
してロールの片側(回転駆動部を連結されない側、以下
従動側と記す)の軸部は軸部11で終端しているが、反
対側の駆動側の軸部は図5に見られるように軸部77を
延長形成されている。軸部77には回転力伝達のために
二面幅部78が形成されている。この実施例において、
両側の軸受固定装置は寸法の相違はあるが殆ど同じ構成
となるので、従動側のものについて説明し、駆動側につ
いては図5に同等部分を同一図面符号で示して説明を省
略する。
【0010】軸受固定装置の内筒1は、軸部9に摺動可
能に嵌合する内孔20を有し外周にテーパ外周部21を
有する比較的薄肉で大略円筒状のものである。テーパ外
周部21の大径側にはテーパ最大外径よりも更に大きい
外径の大径ストレート部22が形成され、その間の段差
部には環状の溝26が形成され、大径ストレート部22
には環状溝を形成してOリング25を設けてある。テー
パ外周部21の小径側には端部材23がねじ結合されて
いる。端部材23は軸端側にフランジ状の凸縁を有し、
その反対側にはテーパ外周部21の小径側端部にOリン
グ27を介して油密に嵌合した内孔と、その外側に外径
ストレート部24とを有している。また、内孔2の大径
ストレート部22の内側部分には切り欠き状の溝27を
周方向に等間隔で8個設けてある。この溝27は内筒1
が外周面に流体圧を受けたときに縮径が起こりやすいよ
うにしたものである。
【0011】外筒2は、内筒1の前記テーパ外周部21
に嵌合するテーパ内孔部30を有する比較的厚肉の大略
円筒状のものである。テーパ内孔部30の大径側には前
記大径ストレート部22に摺動可能に嵌合するストレー
ト内孔31が形成され、その間の段差部には前記溝26
に対応して環状溝33が形成され、ストレート内孔31
の外側の外周が端部側が小径に形成されてシール面35
とされている。ストレート内孔31の小径側には前記外
径ストレート部24に摺動可能に嵌合するストレート内
孔32が形成され、その内孔32に環状溝を形成してO
リング36を設けてあり、ストレート内孔32とテーパ
内孔30との段差部には環状溝34を形成してある。前
記シール面35にはオイルシール72が当接している。
【0012】中間領域3は、外筒2のテーパ内孔部30
の両端部近くに夫々環状溝を形成してOリング40、4
1を設置し、前記テーパ外周部21とテーパ内孔部30
の嵌合状態でそのOリング40、41間のテーパ嵌合面
に形成されている。Oリング40、41は通常の油圧機
器に使用される弾力性を有するものであり、中間領域に
高い油圧を作用させたとき、テーパ嵌合面間に微小隙
間、例えば0.3mm程度の隙間が生じても油漏れが生
じないように環状溝の深さやOリングの線径を決めてあ
る。図中42は油圧誘導用の環状溝である。
【0013】流体通路4は、図1に示すように、外筒2
の軸端側の端面に油圧カプラーの一方50を設け、その
カプラー50と前記環状溝42とを接続するように外筒
2内に穿設されている。カプラー50は端部材23のフ
ランジ状部に形成された切り欠き部51に位置してい
る。カプラー50は一組のカプラーの片側で、例えば雄
側で、残圧抜き機構付きのものである。
【0014】移動手段5は締付用のもの、移動手段6は
緩め用のものである。移動手段5は、図3(a)に最も
良く現れているように、内筒1と外筒2が嵌合した状態
で外筒2の環状溝34とテーパ外周部21の小径側端部
によって形成される圧力室61と、外筒2の軸端側の端
面に設けた油圧カプラーの一方64とを、外筒2内に穿
設した流体通路63によって接続したものである。圧力
室61はOリング27、32、41によってシールされ
ており、圧力室61に圧力流体を供給すると、外筒2が
内筒1に対して軸方向の図における右へ向かって駆動さ
れる押圧力を受ける。
【0015】移動手段6は、図3(b)に最も良く現れ
ているように、内筒1と外筒2が嵌合した状態で外筒2
の環状溝33と内筒1の環状溝26によって形成される
圧力室60と、外筒2の軸端側の端面に設けた油圧カプ
ラーの一方65とを、外筒2内に穿設した流体通路62
によって接続したものである。圧力室60に圧力流体を
供給すると、外筒2が内筒1に対して軸方向の図におけ
る左へ向かって駆動される押圧力を受ける。なお、カプ
ラー64、65は、前記カプラー50と同じものであ
り、その設けてある位置は、図2に見られるように、外
筒2の端面においてカプラー50と同じ半径の位置で夫
々90°位置を異ならせてあり、端部材23のフランジ
状部に切り欠き部51を設けてその位置に突出させてあ
り、外筒2の端面の同じ半径位置でもう一つの90°異
なる位置にはストッパ67を突設して端部材23のフラ
ンジ状部に穿設した円孔66に嵌入させてある。このス
トッパ67は外筒2の回り止めである。
【0016】図中15は保持体であり、前記外筒2の外
周面を小間隙を隔てて包囲する筒状に形成され、ベアリ
ング12、13が設けられているチョック組立体14の
固定側に一端をボルト71で固定されていて、ロールの
軸部7、8、9、10、11からチョック組立体14を
取り外した状態で、外筒2及び内筒1をチョック組立体
14側に保持するようになっている。図中、70はドレ
ン排出孔、75、76は保持体15の内周面と外筒2の
外周面とに対応して設けられた抜け止め用の環状突起で
ある。
【0017】このように構成した軸受固定装置は、図に
示したロールの軸部に対して例えば次のようにして使用
する。先ず、軸受を装着して固定する場合、ロールをそ
の胴部に当接して軸線が水平となるように支持するロー
ル支持台上に載置し、別にロールの両端部にそれぞれ対
応してロール軸の方向に進退可能なチョック組立体14
を支持するチョック支持台を準備し、そのチョック支持
台にチョック組み立て体14を載置してロールの軸線と
チョック組立体14の軸線とを一致させ、予め内筒1の
テーパ外周部21と外筒2のテーパ内孔部30が緩く嵌
合した軸受固定装置緩め状態としておいて、チョック組
立体14を軸線の方向に移動させて軸部7、8、9、1
0、11に嵌合させる。そして、各カプラー50、6
4、65の夫々に対応し格別に圧油を給排できるように
油圧源に接続された雌カプラーを準備しておいて、各カ
プラー50、64(カプラー65は固定する場合には使
用しないから)に接続し、カプラー50を介して中間領
域3に高圧(1000Kg/cm2程度)の圧油を供給し、カ
プラー64を介して圧力室61に高圧(200Kg/cm2
度)の圧油を供給する。中間領域3が高圧になると、外
筒2よりも内筒1の方が薄肉であるから、内筒1が縮径
して軸部9を締めつけると共にテーパ嵌合面間に圧油の
進入した微小な隙間が生じる。この状態で圧力室61が
高圧になると、外筒2が軸方向に移動してテーパ嵌合面
が当接する。次に中間領域3の油圧を解除すると、内筒
1の前記縮径状態は微小な弾性変形であるから、元に戻
ろうとするが、移動した外筒2によって拘束されている
から、内筒1は縮径状態のままに保持される。そして圧
力室61の油圧を解除する。この状態はテーパ嵌合面が
きつく嵌合した状態であり、軸受固定装置は締付固定状
態となる。
【0018】軸受をロールの軸から取り外す場合、前記
と同じロール支持台上に載置し、前記と同じチョック支
持台によってチョック組立体14を支え、対応する雌カ
プラーをカプラー50、65(取り外す場合にはカプラ
ー64を使用しない)に接続し、カプラー50を介して
中間領域3に高圧(1000Kg/cm2程度)の圧油を供給
し、カプラー65を介して圧力室60に高圧(200Kg
/cm2程度)の圧油を供給する。中間領域3が高圧になる
とテーパ嵌合状態が緩み、圧力室60が高圧になると外
筒2が軸方向に前記と反対に移動してテーパー嵌合面間
の微小な間隙が増大する。次に中間領域3及び圧力室6
0の油圧を解除すると、内筒1の縮径していた状態が元
に戻り、テーパ嵌合部は緩い嵌合状態となり、軸受固定
装置の締付固定状態が解除される。従って、チョック支
持台を軸方向に移動させてチョック組立体14を取り外
すことができる。
【0019】軸受固定状態は、内筒1が油圧により縮径
して軸部9を締めつけた状態を外筒2が内筒1とのテー
パ嵌合により拘束しているものであるから、油圧が作用
していないが油圧か作用しているときと略同じ締付状態
であり、内筒が軸受の内輪に当接して軸部の所定の位置
に固定されていることによって内輪が固定されている状
態である。従って、内輪の回転を拘束する作用力は端面
の押圧接触に対応する摩擦力であるから、締付動作させ
る前に十分に押圧接触状態としてから締付状態とすれば
よい。実施例の使用例の場合はチョック支持台を前進さ
せた時にその押圧力を保持したまま締付動作させればよ
い。この軸受固定状態は、油圧を封入する構成ではない
から、油漏れによる緩みがない点で極めて信頼性が高い
ものである。
【0020】チョック組立体14を軸部から取り外した
軸受固定装置の状態は、内筒1と外筒2のテーパー部の
嵌合が緩い状態であり、軸受固定装置が保持体15に保
持されている。そして、固定装置と軸受の内輪の軸線は
略一致しており、従ってチョック組み立て体14を軸部
に嵌合させる操作は容易である。
【0021】この軸受固定装置は、チョック組み立て体
14を軸部に嵌合させた後、カプラー50、64を接続
し、圧油を供給して排出し、カプラー50、64を切り
離す操作で装着が完了する。従って、ねじで締めつける
操作を必要としないから、ハンマー作業がなく、危険が
少なく、労力も削減できる。また、チョック組立体14
を軸部に嵌合させる際に、キーとキー溝のない構成であ
るから、その位置合わせの必要がなく、その分作業性が
良くなり、機械化する場合においても単純に構成でき
る。また、この軸受固定装置は、軸受固定状態において
軸受の内輪を内筒が軸方向に押しつけた状態で軸部を締
付固定しており、ねじで締めつけていないから、ねじ独
特の緩みがなく、ロール使用途中の追い締めの必要がな
い。そして、隙間が生じないから使用時におけるロール
の軸方向移動がなく、圧延製品の精度の向上を図ること
ができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、固定状
態は油圧が作用したものではなく、テーパの強力な嵌合
によりものであるから、従来のねじ構造のように隙間の
生じることがなく、十分に強力に固定できて、固定装置
本体と軸の間のキーを省略できるから、着脱操作を簡略
化でき、ナットのようなねじによらないから、追い締め
の必要がなく、テーパ嵌合した薄肉内筒と圧肉外筒が軸
部を取り巻く構成であるから、嵩張らないで小型に形成
でき、更にチョックの着脱装置の自動化を推進できる効
果を奏する。請求項2に記載の発明によれば、軸受固定
装置に設けた圧力室に油圧を作用させることにより内筒
に対して外筒を軸方向に移動させる構成であるから、単
純な構成であり、小型に形成できる効果を奏する。請求
項3に記載の発明によれば、外筒の軸端部側端面に夫々
の油圧カプラーを設けた構成は、このカプラーを介して
外部の適切な油圧源とタンクに切換接続することによ
り、前記締付と解除とを任意に行うことができるから、
また、軸端側でカプラーの連結切り離しを行う構成とな
るから、操作性がよく、自動化に適切となる効果を奏す
る。請求項4に記載の発明は、軸受と固定装置の双方を
一動作で嵌合させることができるから、より自動化に適
切となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の、ロールの従動側の軸部に
軸受装置を固定した状態の主要部を示す図2のA−A断
面図である。
【図2】図1の左(軸端部側から見た)側面図である。
【図3】同実施例を示し、(a)は図2のB−B断面拡
大図、(b)は図2のC−C断面拡大図である。
【図4】同実施例の内筒を示し、(a)は拡大縦断面
図、(b)は(a)の右側面図である。
【図5】同実施例の、ロールの駆動側の軸部に軸受装置
を固定した状態の主要部を示す図1に相当する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 中間領域 4 流体通路 5 移動手段 6 移動手段 9 軸部 12 スラストベアリング 13 ラジアルベアリング 14 チョック組立体 15 保持体 20 内孔 21 テーパ外周部 23 端部材 30 テーパ内孔部 40 Oリング 41 Oリング 50 カプラー 60 圧力室 61 圧力室 62 流体通路 63 流体通路 64 カプラー 65 カプラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールの軸の所定位置に軸端部を余して
    嵌合した軸受の内輪に前記軸端部側から当接するように
    前記軸に摺動可能に嵌合する内孔を有し外周にテーパ外
    周部を有する比較的薄肉で大略円筒状の内筒と、その内
    筒の前記テーパ外周部に嵌合するテーパ内孔部を有する
    比較的厚肉の外筒と、前記テーパの嵌合面を軸方向に流
    体密に区画するようにテーパの大径側と小径側とに弾力
    性を有するシールを設けて双方のシール間に形成した中
    間領域と、その中間領域に外部から加圧流体を給排可能
    に前記外筒に設けた流体通路と、前記中間領域に加圧流
    体を作用させた前記内筒のテーパ外周部が縮径状態のと
    き前記外筒を前記内筒に対して軸方向に移動させる移動
    手段とからなる軸受固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軸受固定装置におい
    て、前記移動手段が、前記テーパの嵌合面の両端部に夫
    々環状の圧力室を設けると共にその圧力室へ別々に外部
    から加圧流体を給排可能に前記外筒に流体通路を設け、
    前記圧力室のいずれか一方に加圧流体を作用させること
    により所望の方向の軸方向移動力を得るように構成した
    軸受固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の軸受固定装置におい
    て、前記中間領域及び前記双方の圧力室の各々に圧油を
    給排する構成とし、前記外筒の前記軸端部側端面に前記
    外筒内の各々の流体通路端を臨ませて夫々に油圧カプラ
    ーの一方を設けた軸受固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、又は請求項3に記
    載の軸受固定装置において、前記外筒の外周面を小間隙
    を隔てて包囲する筒状に形成され前記軸受が設けられて
    いるチョックの固定側に一端を固定されていて前記軸か
    らチョックを取り外した状態で外筒及び内筒をチョック
    側に保持する保持体を設けた軸受固定装置。
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