JPH05223213A - 流動床燃焼装置 - Google Patents
流動床燃焼装置Info
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- JPH05223213A JPH05223213A JP6656092A JP6656092A JPH05223213A JP H05223213 A JPH05223213 A JP H05223213A JP 6656092 A JP6656092 A JP 6656092A JP 6656092 A JP6656092 A JP 6656092A JP H05223213 A JPH05223213 A JP H05223213A
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- fluidized bed
- pipe
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス分散板上の上段流動室内に堆積した非流
動材の山を崩して上方へガスが通過し易くし、なおも流
動化しないときはガス分散管内の灰を除去して流動化を
可能にしうる流動床燃焼装置を得る。 【構成】 先端部に流体噴出口53を設けたハンドラン
ス管50と上段流動室40の炉壁に複数個所設けたラン
ス管装入口60とを備え、ハンドランス管50をランス
管装入口60からガス分散板30上方の上段流動室40
内に挿抜自在に設ける。また、さらに、ガス分散板30
の下方の燃焼流動室10のフリーボード12にフリーボ
ード12を横断して流体供給管20を取付け、流体供給
管20に管20の軸線方向に沿ってガス分散管31の洗
浄用流体を噴出する流体噴出口21aをガス分散板30
の多数のガス分散管31の排ガス流入口32aに面しう
るように多数設ける。
動材の山を崩して上方へガスが通過し易くし、なおも流
動化しないときはガス分散管内の灰を除去して流動化を
可能にしうる流動床燃焼装置を得る。 【構成】 先端部に流体噴出口53を設けたハンドラン
ス管50と上段流動室40の炉壁に複数個所設けたラン
ス管装入口60とを備え、ハンドランス管50をランス
管装入口60からガス分散板30上方の上段流動室40
内に挿抜自在に設ける。また、さらに、ガス分散板30
の下方の燃焼流動室10のフリーボード12にフリーボ
ード12を横断して流体供給管20を取付け、流体供給
管20に管20の軸線方向に沿ってガス分散管31の洗
浄用流体を噴出する流体噴出口21aをガス分散板30
の多数のガス分散管31の排ガス流入口32aに面しう
るように多数設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石炭やプラスチック等の
廃棄物を燃焼する流動床ボイラ等の流動床燃焼装置に係
り、詳しくは燃焼流動床の上方にガス分散板を介して形
成される上段流動床で燃焼排ガスの脱硫及び又は脱塩素
を行う流動床燃焼装置に関する。
廃棄物を燃焼する流動床ボイラ等の流動床燃焼装置に係
り、詳しくは燃焼流動床の上方にガス分散板を介して形
成される上段流動床で燃焼排ガスの脱硫及び又は脱塩素
を行う流動床燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流動床燃焼装置として例えば流動床ボイ
ラでは下段の燃焼流動室で砂等の流動媒体を空気で流動
化させて燃焼流動床を形成しこの中に石炭等の固体燃料
を供給して燃焼させ流動媒体を加熱し、加熱された流動
媒体をボイラチューブ等の伝熱管と接触させて伝熱管に
熱を与えることにより蒸気を得る。そして、燃焼流動床
から排出された燃焼排ガスは、燃焼流動室のフリーボー
ドを上昇して燃焼流動室の上部にガス分散板で画成され
て形成された上段流動室に導入される。ここでは例えば
石灰石等の脱硫剤粒子が流動化されて上段流動床として
の脱硫床が形成され、燃焼排ガスはここで脱硫される。
ラでは下段の燃焼流動室で砂等の流動媒体を空気で流動
化させて燃焼流動床を形成しこの中に石炭等の固体燃料
を供給して燃焼させ流動媒体を加熱し、加熱された流動
媒体をボイラチューブ等の伝熱管と接触させて伝熱管に
熱を与えることにより蒸気を得る。そして、燃焼流動床
から排出された燃焼排ガスは、燃焼流動室のフリーボー
ドを上昇して燃焼流動室の上部にガス分散板で画成され
て形成された上段流動室に導入される。ここでは例えば
石灰石等の脱硫剤粒子が流動化されて上段流動床として
の脱硫床が形成され、燃焼排ガスはここで脱硫される。
【0003】なお、燃焼流動室でプラスチック等の廃棄
物が燃料として使用されるときには、塩化水素ガスが発
生されるため上段流動床は石灰石等の脱硫剤粒子が流動
化される脱塩素床とされ、燃焼排ガスはここで脱塩素さ
れる。燃焼流動床から排出される燃焼排ガスは上記ガス
分散板に多数取付けられたガス分散管内に流入して上方
の上段流動室内に排出されるが燃焼排ガスには灰(アッ
シュ)が含まれている。
物が燃料として使用されるときには、塩化水素ガスが発
生されるため上段流動床は石灰石等の脱硫剤粒子が流動
化される脱塩素床とされ、燃焼排ガスはここで脱塩素さ
れる。燃焼流動床から排出される燃焼排ガスは上記ガス
分散板に多数取付けられたガス分散管内に流入して上方
の上段流動室内に排出されるが燃焼排ガスには灰(アッ
シュ)が含まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】運転中又は起動時等に
はガス分散管内は灰を含んだ燃焼排ガスが通過するが、
起動時等では特に燃焼排ガスの温度が低いため上段流動
床が全体流動化状態に達せず部分的に流動化しない部分
が生じ、その部分のガス分散管内に灰が充満し、定常状
態の全体流動化速度に達しても、灰の充満による抵抗に
より、ガスが流れず流動化しないままとなることがあっ
た。
はガス分散管内は灰を含んだ燃焼排ガスが通過するが、
起動時等では特に燃焼排ガスの温度が低いため上段流動
床が全体流動化状態に達せず部分的に流動化しない部分
が生じ、その部分のガス分散管内に灰が充満し、定常状
態の全体流動化速度に達しても、灰の充満による抵抗に
より、ガスが流れず流動化しないままとなることがあっ
た。
【0005】また、灰を含んだ燃焼排ガスがガス分散管
の内部を通過すると、運転の経過とともにガス分散管の
内部に灰が付着し閉塞してガスが通らなくなり、上段流
動床が流動化しなくなり運転できなくなることがあっ
た。この付着は特に、低融点の灰を生成する石炭や廃棄
物燃焼の場合には著しい。また、ガス分散管をガスが通
らなくなると次第にガス分散板上で該ガスが通らなくな
ったガス分散管の部分に上段流動床の流動材(脱硫剤)
が堆積して山ができる。
の内部を通過すると、運転の経過とともにガス分散管の
内部に灰が付着し閉塞してガスが通らなくなり、上段流
動床が流動化しなくなり運転できなくなることがあっ
た。この付着は特に、低融点の灰を生成する石炭や廃棄
物燃焼の場合には著しい。また、ガス分散管をガスが通
らなくなると次第にガス分散板上で該ガスが通らなくな
ったガス分散管の部分に上段流動床の流動材(脱硫剤)
が堆積して山ができる。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなしたも
のであり、ガス分散板上の上段流動室内に堆積した非流
動材の山を崩して上方へガスが通過し易くすると共に、
これでもなお流動化しないときはガス分散管内部の灰を
除去して流動化を可能にしうる流動床燃焼装置を提供す
ることを目的としている。
のであり、ガス分散板上の上段流動室内に堆積した非流
動材の山を崩して上方へガスが通過し易くすると共に、
これでもなお流動化しないときはガス分散管内部の灰を
除去して流動化を可能にしうる流動床燃焼装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、 (1)下方に燃焼流動床が形成される燃焼流動室を有
し、その上方に多数のガス分散管を取付けたガス分散板
で画成されて上段流動床が形成される上段流動室を有
し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガス分散板
の多数のガス分散管を通して上段流動床に導きここで脱
硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置において、先端
部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室の炉壁に
複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、該ランス
管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の上方の上
段流動室内に挿抜可能に設けた構成とした。また、
めに、本発明は、 (1)下方に燃焼流動床が形成される燃焼流動室を有
し、その上方に多数のガス分散管を取付けたガス分散板
で画成されて上段流動床が形成される上段流動室を有
し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガス分散板
の多数のガス分散管を通して上段流動床に導きここで脱
硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置において、先端
部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室の炉壁に
複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、該ランス
管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の上方の上
段流動室内に挿抜可能に設けた構成とした。また、
【0008】(2)下方に燃焼流動床が形成される燃焼
流動室を有し、その上方に多数のガス分散管を取付けた
ガス分散板で画成されて上段流動床が形成される上段流
動室を有し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガ
ス分散板の多数のガス分散管を通して上段流動床に導き
ここで脱硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置におい
て、先端部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室
の炉壁に複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、
該ランス管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の
上方の上段流動室内に挿抜可能に設けると共に、上記ガ
ス分散板の下方であり燃焼流動室のフリーボードにフリ
ーボードを横断して流体供給管を取付け、この流体供給
管に、管の軸線方向に沿って、ガス分散管の洗浄用流体
を噴出する流体噴出口をガス分散板の多数のガス分散管
の排ガス流入口に面しうるように多数設けた構成にし
た。
流動室を有し、その上方に多数のガス分散管を取付けた
ガス分散板で画成されて上段流動床が形成される上段流
動室を有し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガ
ス分散板の多数のガス分散管を通して上段流動床に導き
ここで脱硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置におい
て、先端部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室
の炉壁に複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、
該ランス管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の
上方の上段流動室内に挿抜可能に設けると共に、上記ガ
ス分散板の下方であり燃焼流動室のフリーボードにフリ
ーボードを横断して流体供給管を取付け、この流体供給
管に、管の軸線方向に沿って、ガス分散管の洗浄用流体
を噴出する流体噴出口をガス分散板の多数のガス分散管
の排ガス流入口に面しうるように多数設けた構成にし
た。
【0009】
【作用】上記(1)の構成では、ランス管装入口からラ
ンス管をガス分散板上の上段流動室内へ挿入して流動化
していない部分にその先端部分を差し込み、ランス管先
端部の流体噴出口からスチーム等の流体を高流速で吹き
出させてその非流動化部分の山を崩し、ガスが流れる抵
抗を少なくする。なお、非流動化部分の存在は覗き窓等
から上段流動室内を見て確認する。これにより、非流動
化が始まったときや起動時等で、灰のガス分散管内への
付着や充満の度合が少ないときは流動化が始まり、燃焼
装置の運転が行われる。この作業が終わると、ランス管
はランス管装入口から引き抜かれる。
ンス管をガス分散板上の上段流動室内へ挿入して流動化
していない部分にその先端部分を差し込み、ランス管先
端部の流体噴出口からスチーム等の流体を高流速で吹き
出させてその非流動化部分の山を崩し、ガスが流れる抵
抗を少なくする。なお、非流動化部分の存在は覗き窓等
から上段流動室内を見て確認する。これにより、非流動
化が始まったときや起動時等で、灰のガス分散管内への
付着や充満の度合が少ないときは流動化が始まり、燃焼
装置の運転が行われる。この作業が終わると、ランス管
はランス管装入口から引き抜かれる。
【0010】上記(2)の構成では、非流動化が始まっ
たときや起動時又は正規の運転続行中に上記のようなラ
ンス管での非流動化部分の山の崩しが終了してもなお流
動化しない場合、灰のガス分散管内への付着や充満の度
合が大きい。このときはさらに、流体供給管の流体噴出
口からスチーム等のガス分散管洗浄用の流体が高流速で
吹き出され、ガス分散管内に吹き付けられて該部の灰が
吹き飛ばされて分散管内のガス通過抵抗がなくされ流動
化が開始される。
たときや起動時又は正規の運転続行中に上記のようなラ
ンス管での非流動化部分の山の崩しが終了してもなお流
動化しない場合、灰のガス分散管内への付着や充満の度
合が大きい。このときはさらに、流体供給管の流体噴出
口からスチーム等のガス分散管洗浄用の流体が高流速で
吹き出され、ガス分散管内に吹き付けられて該部の灰が
吹き飛ばされて分散管内のガス通過抵抗がなくされ流動
化が開始される。
【0011】なお、上記構成の流体供給管に流体として
スチーム等のガス分散管洗浄用流体と二次空気とを切り
替えて供給できるようにし、通常運転時は二次空気を供
給し、ガス分散管内の灰を洗浄する必要があるときは、
スチーム等の洗浄用流体を供給する構成にすれば、ガス
分散管の洗浄をしない通常の運転時には二次空気を多数
の流体噴出口からフリーボードに満遍なく噴出させて、
二段燃焼(フリーボードで燃焼流動床から排出された未
燃カーボン等を燃焼させること)を燃焼効率よく行わせ
て窒素酸化物(NOX)低減を有効に行わせるようにす
ることができると共に、燃焼排ガスも均等に冷却されて
温度分布が均等化され、上段流動床を最適な温度に調整
して脱硫又は脱塩素を効率良く行うようにすることがで
きる。さらに、例えば800〜900℃の高温雰囲気に
晒される流体供給管は該空気を流されることで管壁温度
も低く保たれ、管の寿命を長く保たれる。
スチーム等のガス分散管洗浄用流体と二次空気とを切り
替えて供給できるようにし、通常運転時は二次空気を供
給し、ガス分散管内の灰を洗浄する必要があるときは、
スチーム等の洗浄用流体を供給する構成にすれば、ガス
分散管の洗浄をしない通常の運転時には二次空気を多数
の流体噴出口からフリーボードに満遍なく噴出させて、
二段燃焼(フリーボードで燃焼流動床から排出された未
燃カーボン等を燃焼させること)を燃焼効率よく行わせ
て窒素酸化物(NOX)低減を有効に行わせるようにす
ることができると共に、燃焼排ガスも均等に冷却されて
温度分布が均等化され、上段流動床を最適な温度に調整
して脱硫又は脱塩素を効率良く行うようにすることがで
きる。さらに、例えば800〜900℃の高温雰囲気に
晒される流体供給管は該空気を流されることで管壁温度
も低く保たれ、管の寿命を長く保たれる。
【0012】また、上記構成の流体供給管をその軸線回
りに回動可能に取付けて、該流体供給管に設けた流体噴
出口の位置を上部に位置するガス分散管の排ガス流入口
に面する位置とそれ以外の位置との間で変化させ、流体
噴出口がガス分散管の排ガス流入口に面した位置で該ス
チーム等のガス分散管洗浄用の流体を噴出させ、それ以
外の位置では二次空気を供給する構成とすれば、二次空
気をフリーボードに供給するときに下から上昇して来る
燃焼排ガスと二次空気とをぶつかり合わせて効率良く混
合させるようにすることができ燃焼効率を一層良くする
と共に燃焼排ガスの冷却をより均等に行わせて最適な脱
硫又は脱塩素を行わせることができる。
りに回動可能に取付けて、該流体供給管に設けた流体噴
出口の位置を上部に位置するガス分散管の排ガス流入口
に面する位置とそれ以外の位置との間で変化させ、流体
噴出口がガス分散管の排ガス流入口に面した位置で該ス
チーム等のガス分散管洗浄用の流体を噴出させ、それ以
外の位置では二次空気を供給する構成とすれば、二次空
気をフリーボードに供給するときに下から上昇して来る
燃焼排ガスと二次空気とをぶつかり合わせて効率良く混
合させるようにすることができ燃焼効率を一層良くする
と共に燃焼排ガスの冷却をより均等に行わせて最適な脱
硫又は脱塩素を行わせることができる。
【0013】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図面は何れも本発明の実施例を示すもので
あり、図1は流動床燃焼装置としての流動床ボイラの要
部構成を示す縦断面図、図2は図1のII〜II線矢視
断縮小平面図でありランス管を装入して非流動化部分の
山崩し要領を示す図、図3は図1のIII部拡大図でラ
ンス管が装入されたときの状態を示す図、図4は図3の
IV〜IV線矢視側面図である。
に説明する。図面は何れも本発明の実施例を示すもので
あり、図1は流動床燃焼装置としての流動床ボイラの要
部構成を示す縦断面図、図2は図1のII〜II線矢視
断縮小平面図でありランス管を装入して非流動化部分の
山崩し要領を示す図、図3は図1のIII部拡大図でラ
ンス管が装入されたときの状態を示す図、図4は図3の
IV〜IV線矢視側面図である。
【0014】図1において、1は流動床ボイラ、1a−
1、1a−2は炉壁、10は四方を炉壁1a−1、1a
−2に囲まれ上方をガス分散板30で下方を図示しない
空気分散板で画成された燃焼流動室、11は前記空気分
散板から供給される燃焼用兼流動化用空気で砂などから
なる流動媒体11aが流動化されて形成される燃焼流動
床、12は燃焼流動床11上方の空間部であるフリーボ
ード、14は上下方向に複数段(本実施例では3段)で
千鳥状に配設されたボイラチューブ、13はフリーボー
ド12を横断して上下方向に複数段(本実施例では3
段)設けられた補助ボイラチューブである。なお、格段
の補助ボイラチューブ13は上下間を板体で連結されて
水冷パネル構造とされ、後述する流体供給管20を支え
るのに充分な強度を有せしめられている。
1、1a−2は炉壁、10は四方を炉壁1a−1、1a
−2に囲まれ上方をガス分散板30で下方を図示しない
空気分散板で画成された燃焼流動室、11は前記空気分
散板から供給される燃焼用兼流動化用空気で砂などから
なる流動媒体11aが流動化されて形成される燃焼流動
床、12は燃焼流動床11上方の空間部であるフリーボ
ード、14は上下方向に複数段(本実施例では3段)で
千鳥状に配設されたボイラチューブ、13はフリーボー
ド12を横断して上下方向に複数段(本実施例では3
段)設けられた補助ボイラチューブである。なお、格段
の補助ボイラチューブ13は上下間を板体で連結されて
水冷パネル構造とされ、後述する流体供給管20を支え
るのに充分な強度を有せしめられている。
【0015】ガス分散板30には多数のガス分散管31
が炉を横断して直交する2方向に等間隔で多数、取付け
られている。なお、図3又は図4に示すようにガス分散
管31は仕切板35に垂直状に固定され下端開口を排ガ
ス流入口32aとした排ガス流入管32と下端部を排ガ
ス流入管32に嵌着されて支持され排ガス流入管32a
の上端部分にガス出口34を有しその上部に拡径したガ
ス反転筒を有する分散管本体33とで構成されている。
36は水冷管、37は耐火物である。ガス分散板30の
上部には上段流動室としての脱硫室40が形成され、こ
こでは上記多数のガス分散管31のガス出口34から脱
硫室40内へ供給される燃焼流動室からの燃焼排ガスに
よって脱硫剤41aが流動化されて上段流動床としての
脱硫床41が形成される。脱硫剤41aとしては石灰石
やドロマイトなどが用いられる。
が炉を横断して直交する2方向に等間隔で多数、取付け
られている。なお、図3又は図4に示すようにガス分散
管31は仕切板35に垂直状に固定され下端開口を排ガ
ス流入口32aとした排ガス流入管32と下端部を排ガ
ス流入管32に嵌着されて支持され排ガス流入管32a
の上端部分にガス出口34を有しその上部に拡径したガ
ス反転筒を有する分散管本体33とで構成されている。
36は水冷管、37は耐火物である。ガス分散板30の
上部には上段流動室としての脱硫室40が形成され、こ
こでは上記多数のガス分散管31のガス出口34から脱
硫室40内へ供給される燃焼流動室からの燃焼排ガスに
よって脱硫剤41aが流動化されて上段流動床としての
脱硫床41が形成される。脱硫剤41aとしては石灰石
やドロマイトなどが用いられる。
【0016】しかして、脱硫剤の非流動化部分である山
を崩すためのハンドランス管50は図2、図3、図4に
示すようにその基体が長尺状のパイプ51で構成され、
先端は先端部が尖ったプラグ52で閉じられ、パイプ先
端近傍にはパイプ51の管壁の両側2箇所に流体として
のスチームを噴出する流体噴出口53が穿設されてい
る。また、図2に示すようにその長さは炉壁1a−1に
沿う方向で脱硫室40の幅以上の長さとされ、反先端側
にはエルボ54を介してブロー弁56とフレキシブルチ
ューブ57が取付けられると共に、パイプ51の軸線方
向に延びて該エルボ54に固着された延長部材55aと
該延長部材55aに直交してハンドル55bを取付けた
把持部55を有して構成されている。なお、フレキシブ
ルチューブ57の上流側には図示しないスチーム元弁が
取付けられている。
を崩すためのハンドランス管50は図2、図3、図4に
示すようにその基体が長尺状のパイプ51で構成され、
先端は先端部が尖ったプラグ52で閉じられ、パイプ先
端近傍にはパイプ51の管壁の両側2箇所に流体として
のスチームを噴出する流体噴出口53が穿設されてい
る。また、図2に示すようにその長さは炉壁1a−1に
沿う方向で脱硫室40の幅以上の長さとされ、反先端側
にはエルボ54を介してブロー弁56とフレキシブルチ
ューブ57が取付けられると共に、パイプ51の軸線方
向に延びて該エルボ54に固着された延長部材55aと
該延長部材55aに直交してハンドル55bを取付けた
把持部55を有して構成されている。なお、フレキシブ
ルチューブ57の上流側には図示しないスチーム元弁が
取付けられている。
【0017】そして、図2に詳細を示すように、脱硫室
40の炉壁1a−2にはランス管装入口60が複数個所
(本実施例では炉の長手方向に沿う4個所)設けられて
おり、該ランス管装入口60にはランス差込管61が取
付けられ、さらにランス差込管61にはボール弁62が
取付けられている。ボール弁62の口径は弁を開けた状
態でランス管装入口60及びランス差込管61の口径と
同等とされ、ハンドランス管50を装入するときはボー
ル弁62が開けられてハンドランス管50の装入及び抜
き取りを可能にし、ハンドランス管50を引き抜いたと
きには弁が閉められて脱硫室40をシールする。
40の炉壁1a−2にはランス管装入口60が複数個所
(本実施例では炉の長手方向に沿う4個所)設けられて
おり、該ランス管装入口60にはランス差込管61が取
付けられ、さらにランス差込管61にはボール弁62が
取付けられている。ボール弁62の口径は弁を開けた状
態でランス管装入口60及びランス差込管61の口径と
同等とされ、ハンドランス管50を装入するときはボー
ル弁62が開けられてハンドランス管50の装入及び抜
き取りを可能にし、ハンドランス管50を引き抜いたと
きには弁が閉められて脱硫室40をシールする。
【0018】また、ランス管装入口60やランス差込管
61の口径は図2に示すようにランス管50を脱硫室4
0内に装入したときにボール弁62を中心としてその先
端側を左右方向及び上下方向に振れるような大きさの口
径にされる。図2に示すように、ランス管装入口60の
取付個数は前記の通り本実施例では炉壁1a−2に4か
所設けられてガス分散板30上の脱硫室40内にできた
非流動化部分の山を脱硫室40の全範囲にわたって崩し
うるように構成されている。なお、図2中の斜線部は1
個所のランス管装入口60からハンドランス管50を装
入して山を崩しうる平面的な範囲を示している。
61の口径は図2に示すようにランス管50を脱硫室4
0内に装入したときにボール弁62を中心としてその先
端側を左右方向及び上下方向に振れるような大きさの口
径にされる。図2に示すように、ランス管装入口60の
取付個数は前記の通り本実施例では炉壁1a−2に4か
所設けられてガス分散板30上の脱硫室40内にできた
非流動化部分の山を脱硫室40の全範囲にわたって崩し
うるように構成されている。なお、図2中の斜線部は1
個所のランス管装入口60からハンドランス管50を装
入して山を崩しうる平面的な範囲を示している。
【0019】一方、ガス分散板30の下方の燃焼流動室
10のフリーボード12には流体供給管20がフリーボ
ード12を横断して配置されており、本実施例の場合、
流体供給管20は図4に示すように隣合うガス分散管3
1の取付例の中央部に位置されている。なお、この流体
供給管20はこれと同じ要領で複数本配置され、本実施
例の場合、図2にその軸線を2点鎖線20Sで示したよ
うに、炉の中心を境として両側に対称的に配置されて
(本実施例では10本×2)取付けられている。また、
図1に示す方向では各々の流体供給管20はその長手方
向の適宜個所(本実施例では5個所)で支持部材22を
介して最上段の補助ボイラチューブ13に支持されてい
る。
10のフリーボード12には流体供給管20がフリーボ
ード12を横断して配置されており、本実施例の場合、
流体供給管20は図4に示すように隣合うガス分散管3
1の取付例の中央部に位置されている。なお、この流体
供給管20はこれと同じ要領で複数本配置され、本実施
例の場合、図2にその軸線を2点鎖線20Sで示したよ
うに、炉の中心を境として両側に対称的に配置されて
(本実施例では10本×2)取付けられている。また、
図1に示す方向では各々の流体供給管20はその長手方
向の適宜個所(本実施例では5個所)で支持部材22を
介して最上段の補助ボイラチューブ13に支持されてい
る。
【0020】支持部材22は最上段の補助ボイラチュー
ブ13の上端にその軸線方向に延びて固着された平板状
の支持板23と、下端のスリット部に前記支持板23の
上端部を挿入されて固着されて取付けられた支持管2
4、及び、流体供給管20が該支持管24に載置された
状態で下端の両鉤部25bを支持管24の両端部に係入
されて、内部の切欠部25aで流体供給管20をそのや
や上半分を周囲から抱くようにして支持する振れ止め2
5からなっている。
ブ13の上端にその軸線方向に延びて固着された平板状
の支持板23と、下端のスリット部に前記支持板23の
上端部を挿入されて固着されて取付けられた支持管2
4、及び、流体供給管20が該支持管24に載置された
状態で下端の両鉤部25bを支持管24の両端部に係入
されて、内部の切欠部25aで流体供給管20をそのや
や上半分を周囲から抱くようにして支持する振れ止め2
5からなっている。
【0021】そして、流体供給管20には図1及び図3
に示すように炉の一方向では管20の軸線方向に沿って
ガス分散板30に多数取付けられたそれぞれのガス分散
管31の排ガス流入口32aに対応した位置にそれぞれ
配置され、そのそれぞれの配置位置において、図4に示
すように図1、図3に示す方向と直交する方向において
流体供給管20には垂直中心線に対して対称に配置され
た2本の流体供給ノズル21が取付けられている。そし
て、それらの開口である流体噴出口21aはそれぞれ上
方に位置するガス分散管31のそれぞれの下端開口であ
る排ガス流入口32aに対面しうる位置に設定されてい
る。
に示すように炉の一方向では管20の軸線方向に沿って
ガス分散板30に多数取付けられたそれぞれのガス分散
管31の排ガス流入口32aに対応した位置にそれぞれ
配置され、そのそれぞれの配置位置において、図4に示
すように図1、図3に示す方向と直交する方向において
流体供給管20には垂直中心線に対して対称に配置され
た2本の流体供給ノズル21が取付けられている。そし
て、それらの開口である流体噴出口21aはそれぞれ上
方に位置するガス分散管31のそれぞれの下端開口であ
る排ガス流入口32aに対面しうる位置に設定されてい
る。
【0022】流体供給管20の一端側は図1に示すよう
に炉壁1a−1を貫通して炉壁1a−1の側部にまで延
びており管端にはスイーベルジョイント29が接続さ
れ、このスイーベルジョイント29には流体供給管20
に連通した流体供給ホース30が取付けられている。こ
のスイーベルジョイント29により流体供給管20が流
体供給ホース30取付側の固定側に対して回転可能に接
続される。炉壁1a−1においては流体供給管20が挿
通される短管ノズル26が取付けられており、これには
貫通部のガスシールを行うシールボックス27が取付け
られている。
に炉壁1a−1を貫通して炉壁1a−1の側部にまで延
びており管端にはスイーベルジョイント29が接続さ
れ、このスイーベルジョイント29には流体供給管20
に連通した流体供給ホース30が取付けられている。こ
のスイーベルジョイント29により流体供給管20が流
体供給ホース30取付側の固定側に対して回転可能に接
続される。炉壁1a−1においては流体供給管20が挿
通される短管ノズル26が取付けられており、これには
貫通部のガスシールを行うシールボックス27が取付け
られている。
【0023】そして、スイーベルジョイント29とシー
ルボックス27の間の流体供給管20には流体供給管2
0をその軸線回りに回動させるハンドレバー28が設け
られている。ハンドレバー28部には図示しないが流体
供給管20を所定の回動位置で固定可能なストッパ装置
が備えられている。流体供給ホース30の上流側には一
次空気とガス分散管洗浄用の流体としてのスチームの供
給を交互に切り換えるための図示しない切換弁が取付け
られている。
ルボックス27の間の流体供給管20には流体供給管2
0をその軸線回りに回動させるハンドレバー28が設け
られている。ハンドレバー28部には図示しないが流体
供給管20を所定の回動位置で固定可能なストッパ装置
が備えられている。流体供給ホース30の上流側には一
次空気とガス分散管洗浄用の流体としてのスチームの供
給を交互に切り換えるための図示しない切換弁が取付け
られている。
【0024】このように構成された流動床ボイラ1にお
いて、流動床ボイラ1の起動時では燃焼流動床11の流
動媒体11aの予熱や脱硫床41の脱硫剤(流動化粒
子)41aの予熱等のボイラの予熱が行われるが、この
場合、燃焼排ガス温度が低いために脱硫床41が全体流
動化状態に達せず、部分的に流動化しない部分が生じて
山(例えば図1にNFで示す)ができ易い。このような
山NFができると、この部分に位置するガス分散管31
は燃焼排ガスが流れなくなり、その中に灰が充満してし
まう。なお、この灰の充満はそのままの状態にしておく
と運転を続けているうちに固着して自然に燃焼排ガスに
より排出されなくなることもある。
いて、流動床ボイラ1の起動時では燃焼流動床11の流
動媒体11aの予熱や脱硫床41の脱硫剤(流動化粒
子)41aの予熱等のボイラの予熱が行われるが、この
場合、燃焼排ガス温度が低いために脱硫床41が全体流
動化状態に達せず、部分的に流動化しない部分が生じて
山(例えば図1にNFで示す)ができ易い。このような
山NFができると、この部分に位置するガス分散管31
は燃焼排ガスが流れなくなり、その中に灰が充満してし
まう。なお、この灰の充満はそのままの状態にしておく
と運転を続けているうちに固着して自然に燃焼排ガスに
より排出されなくなることもある。
【0025】従って、このような場合には、図2から図
4に示すように、山NFが発生した部位に最も近いラン
ス管装入口60の部分のボール弁62を開き、ハンドラ
ンス管50を把持部55を手で持ってその先端を該ボー
ル弁62を挿通させて脱硫室40内に装入し、先端部分
を山NFの中に差し込む。そして、スチーム元弁を開き
ブロー弁56でドレンを大気中に放出すると共にハンド
ランス管50の基体パイプ50中にスチームを供給し、
流体噴出口53からスチームSTを高流速で噴出させ、
山NFを崩す。
4に示すように、山NFが発生した部位に最も近いラン
ス管装入口60の部分のボール弁62を開き、ハンドラ
ンス管50を把持部55を手で持ってその先端を該ボー
ル弁62を挿通させて脱硫室40内に装入し、先端部分
を山NFの中に差し込む。そして、スチーム元弁を開き
ブロー弁56でドレンを大気中に放出すると共にハンド
ランス管50の基体パイプ50中にスチームを供給し、
流体噴出口53からスチームSTを高流速で噴出させ、
山NFを崩す。
【0026】山NFの範囲が広い場合、或いは高さが高
い場合には図示のようにハンドランス管50を左右に振
ったり、或いは上下動させて山NFを崩すようにする。
このようにすると、排ガス温度が低くても、ガスの通過
抵抗が小さくなり、ガスがガス分散管31内を通過する
ようになって内部に充満している灰もガスと共に脱硫室
40に排出されて、一時的に生じた分散管31内の灰の
充満が解消され、以後、予熱運転が所定時間続行されて
本運転に入ることができる。
い場合には図示のようにハンドランス管50を左右に振
ったり、或いは上下動させて山NFを崩すようにする。
このようにすると、排ガス温度が低くても、ガスの通過
抵抗が小さくなり、ガスがガス分散管31内を通過する
ようになって内部に充満している灰もガスと共に脱硫室
40に排出されて、一時的に生じた分散管31内の灰の
充満が解消され、以後、予熱運転が所定時間続行されて
本運転に入ることができる。
【0027】本運転では、燃焼流動床11では石炭が燃
焼されて流動媒体11aが所定の高温度に加熱されて高
温の燃焼流動床11が形成される。そして、燃焼流動床
11又は燃焼流動床11から飛び出る流動媒体粒子が上
方のボイラチューブ14と接触することによりボイラチ
ューブ14に流通される水が加熱されて蒸気が発生され
る。そして、燃焼流動床11から排出される石炭の燃焼
排ガスはアッシュ(灰)や未燃カーボン等を伴ってフリ
ーボード12を上昇する。そして燃焼排ガスは灰ととも
に上部に位置するガス分散板30の各々のガス分散管3
1の排ガス流入管32内へ排ガス流入口32aから流入
して上昇し上部の分散管本体33のガス反転筒内に流入
して反転しガス出口34から脱硫室40内へ排出され
る。
焼されて流動媒体11aが所定の高温度に加熱されて高
温の燃焼流動床11が形成される。そして、燃焼流動床
11又は燃焼流動床11から飛び出る流動媒体粒子が上
方のボイラチューブ14と接触することによりボイラチ
ューブ14に流通される水が加熱されて蒸気が発生され
る。そして、燃焼流動床11から排出される石炭の燃焼
排ガスはアッシュ(灰)や未燃カーボン等を伴ってフリ
ーボード12を上昇する。そして燃焼排ガスは灰ととも
に上部に位置するガス分散板30の各々のガス分散管3
1の排ガス流入管32内へ排ガス流入口32aから流入
して上昇し上部の分散管本体33のガス反転筒内に流入
して反転しガス出口34から脱硫室40内へ排出され
る。
【0028】脱硫室40では脱硫剤41aが燃焼排ガス
によって流動化されて脱硫床41が形成され、排ガス中
に含まれる硫黄分が吸着されることにより脱硫される。
脱硫された排ガスは図示しない脱硫室40上方の排ガス
排出口から排出される。このように流動床ボイラ1の正
常な作動中においては、流体供給管20の流体供給ノズ
ル21の流体噴出口21aの位置は図3、図4に示すよ
うに2点鎖線で示す位置(図4では2本の流体供給ノズ
ル21の中心線がBの位置)に設定されている。
によって流動化されて脱硫床41が形成され、排ガス中
に含まれる硫黄分が吸着されることにより脱硫される。
脱硫された排ガスは図示しない脱硫室40上方の排ガス
排出口から排出される。このように流動床ボイラ1の正
常な作動中においては、流体供給管20の流体供給ノズ
ル21の流体噴出口21aの位置は図3、図4に示すよ
うに2点鎖線で示す位置(図4では2本の流体供給ノズ
ル21の中心線がBの位置)に設定されている。
【0029】即ち、流体供給ノズル21の開口である流
体噴出口21aがガス分散管31のガス流入口32aに
は面せず水平中心線から角度でほぼ45度下方に向けた
位置に置かれている。流体供給ホース30からは燃焼用
並びに冷却用としての二次空気が流体供給管20に供給
され該二次空気SAが流体供給ノズル21の流体噴出口
21aから斜め下方に向けてフリーボード12へ噴出供
給される。これにより、この二次空気と下方から上方へ
向けて上昇して来る燃焼排ガスとがぶつかり合い混合が
良好に行われる。
体噴出口21aがガス分散管31のガス流入口32aに
は面せず水平中心線から角度でほぼ45度下方に向けた
位置に置かれている。流体供給ホース30からは燃焼用
並びに冷却用としての二次空気が流体供給管20に供給
され該二次空気SAが流体供給ノズル21の流体噴出口
21aから斜め下方に向けてフリーボード12へ噴出供
給される。これにより、この二次空気と下方から上方へ
向けて上昇して来る燃焼排ガスとがぶつかり合い混合が
良好に行われる。
【0030】また、この二次空気SAのフリーボード1
2への供給は、フリーボード12を横断した流体供給管
20に多数取付けた流体供給ノズル21から行われるの
で、二次空気SAはフリーボード12全体に満遍なく流
される。これらにより、フリーボード12で未燃カーボ
ンや一酸化炭素の燃焼(いわゆる2段燃焼)が均一に行
われて燃焼効率が向上される。このため、燃焼排ガスの
窒素酸化物の除去が高燃焼効率を保って行われる。そし
て、燃焼排ガスが均等に冷却されて燃焼排ガスの温度分
布も均一化されると共に、上段の脱硫床41の温度を脱
硫に最適な温度にに調整されるため、脱硫床41では脱
硫作用が効率良く行われる。なお、このような2段燃焼
は燃焼流動床11での燃焼用空気を減らして酸素濃度を
低く保って前記未燃カーボンや一酸化炭素を一部発生さ
せこれを窒素酸化物の還元分解に用いるものである。
2への供給は、フリーボード12を横断した流体供給管
20に多数取付けた流体供給ノズル21から行われるの
で、二次空気SAはフリーボード12全体に満遍なく流
される。これらにより、フリーボード12で未燃カーボ
ンや一酸化炭素の燃焼(いわゆる2段燃焼)が均一に行
われて燃焼効率が向上される。このため、燃焼排ガスの
窒素酸化物の除去が高燃焼効率を保って行われる。そし
て、燃焼排ガスが均等に冷却されて燃焼排ガスの温度分
布も均一化されると共に、上段の脱硫床41の温度を脱
硫に最適な温度にに調整されるため、脱硫床41では脱
硫作用が効率良く行われる。なお、このような2段燃焼
は燃焼流動床11での燃焼用空気を減らして酸素濃度を
低く保って前記未燃カーボンや一酸化炭素を一部発生さ
せこれを窒素酸化物の還元分解に用いるものである。
【0031】流動床ボイラ1が運転中のとき、流体供給
管20や流体供給ノズル21は高温度雰囲気に晒される
が、二次空気が流されていることにより冷却され管壁温
度が低く保たれ、寿命は長く保たれる。なお、流体供給
管20を支持する補助ボイラチューブ13は通水されて
冷却され、その通水保有熱も回収される。そして、流動
床ボイラ1の運転中には、燃焼流動床11から発生され
る灰が燃焼排ガスと共にガス分散管31内を通過する
が、この灰がそのガス流入管32aの内壁や分散管本体
33のガス反転筒の内壁に付着した場合、又は充満した
場合には、図1、図3、図4に示すように、脱硫室40
内で、その付着又は充満したガス分散管31が位置する
部分のガス分散板30上で流動粒子としての脱硫剤41
aの非流動化部分の山NFができる。
管20や流体供給ノズル21は高温度雰囲気に晒される
が、二次空気が流されていることにより冷却され管壁温
度が低く保たれ、寿命は長く保たれる。なお、流体供給
管20を支持する補助ボイラチューブ13は通水されて
冷却され、その通水保有熱も回収される。そして、流動
床ボイラ1の運転中には、燃焼流動床11から発生され
る灰が燃焼排ガスと共にガス分散管31内を通過する
が、この灰がそのガス流入管32aの内壁や分散管本体
33のガス反転筒の内壁に付着した場合、又は充満した
場合には、図1、図3、図4に示すように、脱硫室40
内で、その付着又は充満したガス分散管31が位置する
部分のガス分散板30上で流動粒子としての脱硫剤41
aの非流動化部分の山NFができる。
【0032】従って、このような状況となったら、前記
したと同様にハンドランス管50をその山NFの中に差
し込み、先端の流体噴出口53からスチームを高流速で
噴出供給させると共に、先端部を左右又は上下に振って
山NFを崩すようにする。ガス分散管31内への灰の付
着又は充満が生じ始め付着又は充満度合が少ない場合で
は、このハンドランス管50による山NFの崩しだけで
脱硫剤41a粒子の流動化が再開される場合もある。し
かし、山NFの崩しをしてもなお流動化しない場合、ハ
ンドレバー28により流体供給管20をその軸心回りに
回動させて流体供給ノズル21を図3又は図4に実線で
示す位置(図4では2本の流体供給ノズル21の中心線
がAで示される位置)に設定させ、流体供給ノズル21
の開口である流体噴出口21aを上部に位置するガス分
散管31の下端開口である排ガス流入口32aに対面さ
せる。
したと同様にハンドランス管50をその山NFの中に差
し込み、先端の流体噴出口53からスチームを高流速で
噴出供給させると共に、先端部を左右又は上下に振って
山NFを崩すようにする。ガス分散管31内への灰の付
着又は充満が生じ始め付着又は充満度合が少ない場合で
は、このハンドランス管50による山NFの崩しだけで
脱硫剤41a粒子の流動化が再開される場合もある。し
かし、山NFの崩しをしてもなお流動化しない場合、ハ
ンドレバー28により流体供給管20をその軸心回りに
回動させて流体供給ノズル21を図3又は図4に実線で
示す位置(図4では2本の流体供給ノズル21の中心線
がAで示される位置)に設定させ、流体供給ノズル21
の開口である流体噴出口21aを上部に位置するガス分
散管31の下端開口である排ガス流入口32aに対面さ
せる。
【0033】即ち、流体供給ノズル21の流体噴出口2
1aの軸線とガス分散管31の排ガス流入口32aの軸
線をほぼ一致させる。そして、ハンドレバー28を図示
しないストッパ装置に固定して流体供給管20の回転を
阻止する。なお、流体供給管20の回動時には流体供給
管20は支持管24に支持され、かつ、左右位置を振れ
止め25によって保持された状態で回動が行われる。な
お、流体供給管20は運転中でも振れ止め25と支持管
24の作用でフリーボード12中でしっかりと支持され
る。
1aの軸線とガス分散管31の排ガス流入口32aの軸
線をほぼ一致させる。そして、ハンドレバー28を図示
しないストッパ装置に固定して流体供給管20の回転を
阻止する。なお、流体供給管20の回動時には流体供給
管20は支持管24に支持され、かつ、左右位置を振れ
止め25によって保持された状態で回動が行われる。な
お、流体供給管20は運転中でも振れ止め25と支持管
24の作用でフリーボード12中でしっかりと支持され
る。
【0034】そして、図示しない流体切換弁が作動され
て流体供給ホース30を通して流体供給管20にガス分
散管31の洗浄用流体として所定圧力のスチームが供給
されてそれぞれの流体供給ノズル21にスチームが流入
しその流体噴出口21aからスチームSTが上方へ向け
て噴出されガス分散管31の排ガス流入口32a内に流
入してガス分散管31内部のガス反転筒内を反転してガ
ス出口34から脱硫室40内へ排出される。これによ
り、排ガス流入口32aやガス反転筒の内壁面に付着ま
たは充満している灰がスチームSTによって洗い流され
て洗浄される。
て流体供給ホース30を通して流体供給管20にガス分
散管31の洗浄用流体として所定圧力のスチームが供給
されてそれぞれの流体供給ノズル21にスチームが流入
しその流体噴出口21aからスチームSTが上方へ向け
て噴出されガス分散管31の排ガス流入口32a内に流
入してガス分散管31内部のガス反転筒内を反転してガ
ス出口34から脱硫室40内へ排出される。これによ
り、排ガス流入口32aやガス反転筒の内壁面に付着ま
たは充満している灰がスチームSTによって洗い流され
て洗浄される。
【0035】この洗浄作業が終了すると、流体供給管2
0を回動させて図3、図4に2点鎖線で示した位置に流
体供給ノズル21を復帰させ、前記のように流体供給管
20に二次空気を供給する。清浄にされたガス分散管3
1は燃焼排ガスが円滑に流通し、脱硫剤41aが流動化
されて、正規の脱硫作用が行われる。
0を回動させて図3、図4に2点鎖線で示した位置に流
体供給ノズル21を復帰させ、前記のように流体供給管
20に二次空気を供給する。清浄にされたガス分散管3
1は燃焼排ガスが円滑に流通し、脱硫剤41aが流動化
されて、正規の脱硫作用が行われる。
【0036】このようなハンドランス管50による非流
動化部分NFの崩し作業は炉壁1a−2に複数個取付け
たランス管装入口60から必要とする個所についてその
崩し作業を運転中に行うことができる。また、ガス分散
管31の洗浄は流体供給管20を炉に併置して複数本取
付けられることにより、ガス分散管31内に灰の付着又
は充満が生じ掃除を必要とする部位のガス分散管の列に
ついて行うことができ、運転中でも支障なく行うことが
できる。
動化部分NFの崩し作業は炉壁1a−2に複数個取付け
たランス管装入口60から必要とする個所についてその
崩し作業を運転中に行うことができる。また、ガス分散
管31の洗浄は流体供給管20を炉に併置して複数本取
付けられることにより、ガス分散管31内に灰の付着又
は充満が生じ掃除を必要とする部位のガス分散管の列に
ついて行うことができ、運転中でも支障なく行うことが
できる。
【0037】以上の実施例では、通常運転時とガス分散
管の清掃をするときは流体供給管20をその軸線回りに
回動して流体供給ノズル21の流体噴出口21aの位置
を変化させるようにしたが、流体供給管20を、流体供
給ノズル21の流体噴出口21aの位置が真上に向いて
ガス分散管31の排ガス流入口32aと対面した位置で
ハンドレバー28のストッパ装置で固定し、通常運転時
もガス分散管31の清掃をするときも流体供給ノズル2
1の流体噴出口21aの位置を同一とし、流体供給管2
0の図示しない流体切換弁で二次空気の供給とスチーム
の供給とを切り替えて行うようにすることもできる。
管の清掃をするときは流体供給管20をその軸線回りに
回動して流体供給ノズル21の流体噴出口21aの位置
を変化させるようにしたが、流体供給管20を、流体供
給ノズル21の流体噴出口21aの位置が真上に向いて
ガス分散管31の排ガス流入口32aと対面した位置で
ハンドレバー28のストッパ装置で固定し、通常運転時
もガス分散管31の清掃をするときも流体供給ノズル2
1の流体噴出口21aの位置を同一とし、流体供給管2
0の図示しない流体切換弁で二次空気の供給とスチーム
の供給とを切り替えて行うようにすることもできる。
【0038】この場合は、通常運転時は二次空気は下か
ら上昇して来る燃焼排ガスとのぶつかり合いが少なく、
二次空気と燃焼排ガスとの混合効果は前記の流体供給管
20を回動させる場合よりも少ないが、二次空気は流体
供給管20に多数設けた流体噴出口21aからフリーボ
ード12へ満遍なく噴出供給されるので、二段燃焼を燃
焼効率よく行わせて窒素酸化物(NOX)低減を有効に
行わせるようにすることができると共に、燃焼排ガスも
均等に冷却されて温度分布が均等化され、脱硫床41を
最適な温度に調整して脱硫を効率良く行うようにするこ
とができる。
ら上昇して来る燃焼排ガスとのぶつかり合いが少なく、
二次空気と燃焼排ガスとの混合効果は前記の流体供給管
20を回動させる場合よりも少ないが、二次空気は流体
供給管20に多数設けた流体噴出口21aからフリーボ
ード12へ満遍なく噴出供給されるので、二段燃焼を燃
焼効率よく行わせて窒素酸化物(NOX)低減を有効に
行わせるようにすることができると共に、燃焼排ガスも
均等に冷却されて温度分布が均等化され、脱硫床41を
最適な温度に調整して脱硫を効率良く行うようにするこ
とができる。
【0039】本実施例では図4に示すように1本の流体
供給管20のそれぞれの箇所から流体供給ノズル21を
2本取付けることにより2列にあるガス分散管31の洗
浄を同時に行うことができる。勿論、流体供給ノズル2
1を3本又はそれ以上取付けて3列又はそれ以上の列に
あるガス分散管31の洗浄を同時に行うようにすること
もできる。また、勿論、1列にあるガス分散管31に対
応して1本の流体供給管20とし1個の流体供給ノズル
21とすることもできる。さらに、本実施例では、流体
供給管20に流体供給ノズル21を設け、その開口を流
体噴出口21aとしたが、流体噴出口21aを流体供給
管20に直接、穿設して設けることもできる。
供給管20のそれぞれの箇所から流体供給ノズル21を
2本取付けることにより2列にあるガス分散管31の洗
浄を同時に行うことができる。勿論、流体供給ノズル2
1を3本又はそれ以上取付けて3列又はそれ以上の列に
あるガス分散管31の洗浄を同時に行うようにすること
もできる。また、勿論、1列にあるガス分散管31に対
応して1本の流体供給管20とし1個の流体供給ノズル
21とすることもできる。さらに、本実施例では、流体
供給管20に流体供給ノズル21を設け、その開口を流
体噴出口21aとしたが、流体噴出口21aを流体供給
管20に直接、穿設して設けることもできる。
【0040】本発明は流動床燃焼装置として、石炭燃料
を使用する流動床ボイラの他に、プラスチック等の廃棄
物を燃料として使用する流動床ボイラや流動床焼却炉等
にも好適に用いられる。この場合は上段流動床は脱塩素
床とされる。ガス分散管31の洗浄用流体としては、ス
チームの他に圧縮空気等も使用することができる。
を使用する流動床ボイラの他に、プラスチック等の廃棄
物を燃料として使用する流動床ボイラや流動床焼却炉等
にも好適に用いられる。この場合は上段流動床は脱塩素
床とされる。ガス分散管31の洗浄用流体としては、ス
チームの他に圧縮空気等も使用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、請求項1の構成とすることにより、上段流動室に
できた非流動粒子の山を効果的に崩して、ガスの通りを
良くして、運転初期時や運転中の非流動化が始まった時
など、灰のガス分散管内への付着又は充満度合が少ない
場合に流動化を再開させることができ、そのまま運転を
続行するようにすることができる。
では、請求項1の構成とすることにより、上段流動室に
できた非流動粒子の山を効果的に崩して、ガスの通りを
良くして、運転初期時や運転中の非流動化が始まった時
など、灰のガス分散管内への付着又は充満度合が少ない
場合に流動化を再開させることができ、そのまま運転を
続行するようにすることができる。
【0042】請求項2の構成とすることにより、ガス分
散管内の灰の付着又は充満度合が大きい場合でも、非流
動粒子の山を効果的に切り崩して、かつ、ガス分散管内
を効果的に清掃してガスの流通を良好にし流動化を再開
させることができ、流動床燃焼装置の運転を円滑に続行
することができる。
散管内の灰の付着又は充満度合が大きい場合でも、非流
動粒子の山を効果的に切り崩して、かつ、ガス分散管内
を効果的に清掃してガスの流通を良好にし流動化を再開
させることができ、流動床燃焼装置の運転を円滑に続行
することができる。
【図1】本発明の実施例に係る流動床燃焼装置としての
流動床ボイラの要部構成を示す縦断面図である。
流動床ボイラの要部構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のII〜II線矢視断縮小平面図でありラ
ンス管を装入して非流動化部分の山崩し要領を説明する
図である。
ンス管を装入して非流動化部分の山崩し要領を説明する
図である。
【図3】図1のIII部拡大図でランス管が装入された
ときの状態を示す図である。
ときの状態を示す図である。
【図4】図3のIV〜IV線矢視側面図である。
1 流動床ボイラ 10 燃焼流動室 11 燃焼流動床 12 フリーボード 20 流体供給管 21 流体供給ノズル 21a 流体噴出口 ST スチーム SA 二次空気 30 ガス分散板 31 ガス分散管 32 排ガス流入管 32a 排ガス流入口 40 脱硫室(上段流動室) 41 脱硫床(上段流動床) 50 ハンドランス管 53 流体噴出口 60 ランス管装入口 NF 非流動化部分(山)
Claims (2)
- 【請求項1】 下方に燃焼流動床が形成される燃焼流動
室を有し、その上方に多数のガス分散管を取付けたガス
分散板で画成されて上段流動床が形成される上段流動室
を有し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガス分
散板の多数のガス分散管を通して上段流動床に導きここ
で脱硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置において、
先端部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室の炉
壁に複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、該ラ
ンス管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の上方
の上段流動室内に挿抜可能に設けたことを特徴とする流
動床燃焼装置。 - 【請求項2】 下方に燃焼流動床が形成される燃焼流動
室を有し、その上方に多数のガス分散管を取付けたガス
分散板で画成されて上段流動床が形成される上段流動室
を有し、燃焼流動床から排出される排ガスを上記ガス分
散板の多数のガス分散管を通して上段流動床に導きここ
で脱硫及び又は脱塩素を行う流動床燃焼装置において、
先端部に流体噴出口を設けたランス管と上段流動室の炉
壁に複数箇所設けた該ランス管の装入口とを備え、該ラ
ンス管を該ランス管の装入口から上記ガス分散板の上方
の上段流動室内に挿抜可能に設けると共に、上記ガス分
散板の下方であり燃焼流動室のフリーボードにフリーボ
ードを横断して流体供給管を取付け、この流体供給管に
管の軸線方向に沿ってガス分散管の洗浄用流体を噴出す
る流体噴出口をガス分散板の多数のガス分散管の排ガス
流入口に面しうるように多数設けたことを特徴とする流
動床燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6656092A JP2671180B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 流動床燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6656092A JP2671180B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 流動床燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223213A true JPH05223213A (ja) | 1993-08-31 |
JP2671180B2 JP2671180B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13319445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6656092A Expired - Fee Related JP2671180B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 流動床燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671180B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017528307A (ja) * | 2014-07-16 | 2017-09-28 | エイメック フォスター ウィーラー エナージア オサケ ユキチュア | グリッド・ノズル組立体、グリッド・ノズル組立体を含む流動層反応器、及びグリッド・ノズル組立体を使用する方法 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP6656092A patent/JP2671180B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017528307A (ja) * | 2014-07-16 | 2017-09-28 | エイメック フォスター ウィーラー エナージア オサケ ユキチュア | グリッド・ノズル組立体、グリッド・ノズル組立体を含む流動層反応器、及びグリッド・ノズル組立体を使用する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2671180B2 (ja) | 1997-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |