JP2002174404A - 流動床燃焼装置 - Google Patents
流動床燃焼装置Info
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Abstract
ン類の発生を同時に抑制することが可能な、燃焼装置お
よび燃焼方法。 【解決手段】燃焼炉13の底部からの高さが4種類以上
の異なる位置から、空気等の酸化剤の供給を4段階に分
け、4つの空気供給口1〜4から供給する。燃焼炉内の
燃焼の前半の段階6、7は、空気過剰率1未満の還元雰
囲気とし、NOxの発生を抑制し、後半の段階8、9
で、空気過剰率を1以上の酸化雰囲気とし、COの酸化
を進めその低減を図る。それと共に、燃焼温度を750
℃〜900℃として、ダイオキシン類の分解を進めるこ
とにより、NOx、CO、ダイオキシン類を同時に低減
する燃焼装置を使用する。
Description
関する。
質として、NOx、CO、ダイオキシン類、等が規定さ
れている。これらは、燃焼装置に後処理装置を付随させ
ることで処理することは可能である。しかし、燃焼装置
本体においてその発生量を抑えることができれば、燃焼
装置の製造、運転、保守等のコスト低減にもつながり、
望ましい。
として、2段階燃焼がある。燃焼用空気を2段階に分け
て供給し、第1段階では、供給する空気の空気過剰率を
0.8〜0.9とし、第二段階で不足の空気を補って供
給し、系全体で完全燃焼させる。これは、急激な燃焼反
応を抑制して火炎温度の上昇と局部高温域の出現を防止
すると共に、酸素濃度の低下によってNOxの生成を抑
制する技術である。しかし、不完全燃焼や不安定燃焼を
生じやすく、CO等の未燃分の発生に注意する必要があ
り、他の排ガス処理技術と併用して用いる等の工夫が必
要である。
り説明する。図6は、流動床型の燃焼装置の構成図であ
る。燃焼炉113、サイクロン117、ホッパ118か
らなる。燃焼炉113は、1次空気供給口101、2次
空気供給口102、炉出口105、燃料投入口110、
伝熱部111、対流伝熱部112を備える。
材および燃料投入口110から投入された石炭、スラッ
ジ等の燃料が、底部の1次空気供給口から供給された1
次空気により混合・流動化され、流動床であるベッド部
106を形成している。そしてベッド部106において
燃焼が行われている。ベッド部106の温度は、ベッド
部106に内設してある伝熱管111に水又は蒸気を流
すことにより制御する。またベッド部106上部の燃焼
領域であるフリーボードB108には対流伝熱部112
が設置されこれに水又は蒸気を流して排ガスの保有する
熱エネルギーを回収する。なお、NOx発生量抑制とC
Oの排出を抑えるために、2次空気投入口102から2
次空気が投入される。通常、ベッド部106は、COの
発生を抑制するために、1次空気による理論空気量に対
する空気比が1.0程度で運転される。それは、以下の
理由による。すなわち、流動床燃焼が800〜900℃
で行われること、および、2次空気投入口102が上方
にあることにより、フリーボード部A107の温度は5
00〜700℃と低温となる。もし燃料をベッド部10
6で1.0以下の低空気比で燃焼させた場合には、CO
が多く発生する。その結果、2次空気によってもCOが
完全燃焼しきれないのでCOが炉外へ排出されるという
不具合が発生するためである。そのため、実際の運転条
件ではベッド部106での1次空気による理論空気量に
対する空気比を1.0程度にまで下げるのが限界である
のでベッド部106が還元雰囲気にならず、その結果N
Oxの発生量が多くなる(150〜250ppm(O2
6%換算))。
未燃灰を捕集する。ホッパ118は、未燃灰を貯蔵す
る。貯蔵された未燃灰は、燃料として燃焼炉113下部
へ再供給されている。
の発生について、空気過剰率(燃料の完全燃焼に必要な
空気の量(理論空気量)に対する実際に燃焼時に供給す
る空気の割合)が低い還元雰囲気が良いとされるNOx
の抑制と、空気過剰率が高い酸化雰囲気が好ましいとさ
れるCO、ダイオキシン類の抑制とを両立させること
は、容易ではない。すなわち、その空気過剰率の違いか
ら、NOx、COおよびダイオキシン類の同時抑制は困
難とされている。
は、NOx、CO、ダイオキシン類の発生を同時に抑制
する燃焼装置および燃焼方法を提供することである。
抑制できる燃焼装置および燃焼方法を提供することであ
る。
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
床燃焼装置は、燃焼炉(図1、13)を具備し、前記燃
焼炉が、高さが異なる4箇所以上の酸化剤を供給する空
気供給口(図1、1〜4)とを具備する。
焼炉(図1、13)が、前記燃焼炉の底部の、酸化剤を
供給する第1の空気供給口(図1、1)と、前記底部か
らの高さが異なる、酸化剤を供給する第2乃至第4の空
気供給口(図1、2〜4)とを具備する。
前記酸化剤が酸素を含むガスである。
焼炉(図1、13)中の流動床(図1、6)において、
投入される燃料が完全燃焼するのに必要な空気の量に対
する、供給される空気の割合である空気過剰率が、0.
7以下である。
動床(図1、6)上部から前記第3の空気供給口(図
1、3)までの空気過剰率が0.7〜0.9である。
動床(図1、6)の空気過剰率が0.5〜0.7であ
り、前記流動床上部から前記第3の空気供給口(図1、
3)まで(図1、7)の空気過剰率が0.7〜0.9で
あり、前記第3の空気供給口(図1、3)から前記第4
の空気供給口(図1、4)まで(図1、8)の空気過剰
率が、0.9〜1.15であり、前記第4の空気供給口
(図1、4)から炉出口(図1、5)まで(図1、9)
の空気過剰率が、1.15以上である。
動床(図1、6)上部から前記第3の空気供給口(図
1、3)まで(図1、7)の燃料およびガスの滞留時間
が0.5〜1.5秒である。
動床(図1、6)の燃料およびガスの滞留時間が1.5
〜2.5秒であり、前記流動床(図1、6)上部から前
記第3の空気供給口(図1、3)まで(図1、7)の燃
料およびガスの滞留時間が0.5〜1.5秒であり、前
記第3の空気供給口(図1、3)から前記第4の空気供
給口(図1、4)まで(図1、8)の燃料およびガスの
滞留時間が0.1〜1.0秒であり、前記第4の空気供
給口(図1、4)から炉出口(図1、5)まで(図1、
9)の燃料およびガスの滞留時間が1.5〜2.5秒以
上である。
2の空気供給口(図1、2)の位置が、前記底部から1
500〜2100mmの範囲にあり、前記第3の空気供
給口(図1、3)の位置が、前記底部から3100〜3
700mmの範囲にあり、前記第4の空気供給口(図
1、4)の位置が、前記底部から4100〜4700m
mの範囲にある。
焼炉(図1、13)が、燃料投入口(図1、10)を具
備し、前記燃料供給口(図1、10)が、前記底部から
2100〜2700mmの範囲にある。
度が750℃〜900℃である。
動床(図1、6)の燃焼温度が800℃以上である。
(図2、14)を具備し、前記燃焼炉(図2、14)
が、前記燃焼炉(図2、14)の底部の、酸化剤を供給
する第1の空気供給口(図2、1)と、前記底部からの
高さが異なる酸化剤を供給する第2および第3の空気供
給口(図2、2〜3)とを具備し、前記第2の空気供給
口(図2、2)の位置が、流動床(図2、6)の上部界
面領域に影響を与えない、前記流動床(図2、6)に出
来るだけ近い高さである。
3の空気供給口(図2、3)の位置が、NOxの生成が
抑制される燃焼をする様に酸化剤を供給できる高さであ
る。
焼炉(図2、14)が、前記第2の空気供給口(図2、
2)よりも高い位置にある燃料投入口(図2、10)と
を具備する。
及び燃料が流動床(図1、6)を形成し、NOxの生成
が抑制される燃焼をする様に酸化剤を供給する第1の空
気供給口(図1、1)と、NOxの生成が抑制される燃
焼をする様に酸化剤を供給する第2の空気供給口(図
1、2)と、NOxの生成が抑制され、COおよびダイ
オキシン類が低減される燃焼をする様に酸化剤を供給す
る第3および第4の空気供給口(図1、3〜4)とを具
備する。
置の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明す
る。本実施例において、ボイラに使用される流動床燃焼
装置を例に示して説明するが、他の流動床燃焼を用いる
装置においても、適用可能である。
の第1の実施の形態について説明する。
の第1の実施例においては、燃焼用の空気を1次空気か
ら4次空気まで最適な位置・配分量で炉内に4分割投入
することにより、NOx、CO、ダイオキシン類の発生
を同時に抑制する。すなわち、流動床ベッド部6を還元
雰囲気にすることにより、NH3、HCNのNOxへの
酸化反応(Fuel NOxの発生)を低減し、かつ、
温度の急激な上昇を抑えThermal NOxの発生
を抑制する。フリーボード部A7〜C9では、2次空気
から4次空気の最適供給により800〜900℃の温度
領域を長い滞留時間を確保することで、高温で生成する
Thermal NOxを発生することなくCOの燃焼
ならびにダイオキシン類の分解を促進し、その低減を実
現する。
いて、詳細に説明する。
構成図である。燃焼炉A13、サイクロン17、ホッパ
18より構成されている。燃焼炉A13は、1次空気供
給口1、2次空気供給口2、3次空気供給口3、4次空
気供給口4、炉出口5、燃料投入口10、伝熱部11、
対流伝熱部12を備える。
にあり、流動床用および燃焼用空気を供給する。2次空
気供給口2、3次空気供給口3および4次空気供給口4
は、下からこの順番に燃焼炉A13側面部に設置されて
おり、燃焼用空気を供給する。燃料投入口10は、2次
空気供給口2と3次空気供給口3との間の燃焼炉A13
側面部に存在し、燃料を投入する。伝熱部11は、1次
空気供給口1と2次空気供給口2との間にあり、燃焼炉
A13側面から炉内部に入り、再び側面へ戻る管であ
る。流動床の温度制御を行う。対流伝熱部12は、4次
空気供給口4の上方にあり、燃焼炉A13側面から炉内
部に入り、再び側面へ戻る管である。燃焼排出ガスの熱
回収を行う。炉出口5は、燃焼炉A13の上方にあり、
燃焼排出ガスの外部への出口である。サイクロン17
は、炉出口5に接続されており、排出ガス中の未燃灰を
捕集する。ホッパ18は、サイクロン17下部にあり、
未燃灰を貯蔵する。貯蔵された未燃灰は、燃料として燃
焼炉A13下部へ、再供給できるように配管接続されて
いる。以下に詳細を記す。
1は、燃焼炉A13の最下部に位置し、燃料の燃焼に必
要な酸化剤としての空気を最初に供給する空気供給口で
ある。供給された空気は、上方の燃料投入口10(後
述)から投入された燃料および流動砂を浮上、攪拌、流
動させると共に、燃料と燃焼反応を起こす。空気の供給
においては、炉内に導入された空気が炉底面において広
く均一に分散して、上方へ放出されるような構造になっ
ている。また、その為に、1次空気供給口1が、炉底面
の全体に複数の供給口を有し、面内に均一な量を放出す
る形にすることも可能である。
2は、ベッド部(後述)のやや上方に位置し、燃料の燃
焼に必要な空気を供給する空気供給口である。供給され
た空気は、上方の燃料投入口10(後述)から投入され
た燃料および流動砂を分散させると共に、燃料と燃焼反
応を起こす。2次空気供給口2の、燃焼炉A13底部か
らの高さは、1500〜2100mmの範囲にある。
3は、燃料投入口10(後述)の上方に位置し、燃料の
燃焼に必要な空気を供給する空気供給口である。3次空
気供給口3の燃焼炉A13底部からの高さは、3100
〜3700mmの範囲にある。
4は、3次空気供給口3の上方に位置し、燃料の燃焼に
必要な空気を供給する空気供給口である。4次空気供給
口4の燃焼炉A13底部からの高さは、4100〜47
00mmの範囲にある。
焼ガスの炉からの出口である。
な燃料を投入する投入口である。燃料としては、石炭、
オイルコークス、オイルシェル、廃油、廃タイヤ、製紙
スラッジ等がある。ここでは、石炭、製紙スラッジを混
合して使用している。流動材としては、けい砂、石灰石
等の粒子がある。ここでは、けい砂を使用している。燃
料投入口10の燃焼炉A13底部からの高さは、210
0〜2700mmの範囲にある。
ことによりベッド部6の温度を制御する。
により発生した熱を回収する部分であり、ここでは、水
又は水蒸気を用いている。
空気供給口2のやや下方までの領域であって、上方の燃
料投入口10から投入された固体または液体の燃料およ
び流動砂が、1次空気供給口1から供給される空気の噴
出す力により浮遊し、攪拌され、流動している流動床で
ある。そして、燃料と空気とが混合して燃焼している。
ド部といい、ベッド部6で燃焼し切れなかった燃料が、
燃焼する領域であり、三つに分かれている。
から3次空気供給口3までの領域である。主に、ベッド
部6で燃焼しなかった燃料や、燃料のガス化した成分等
が燃焼する。
から4次空気供給口4までの領域である。主に、フリー
ボード部A7で燃焼しなかった燃料や、燃料のガス化し
た成分等が燃焼する。
から炉出口5までの領域である。主に、フリーボード部
B8で燃焼しなかった燃料や、燃料のガス化した成分等
が燃焼する。
は、排出ガス中の未燃灰を捕集し、それを貯蔵する。そ
して、その一部は、流動床へ還流される。これにより、
燃料の消費効率を高める。
いて、詳細に説明する。
部において、1次空気供給口1より空気を供給すると共
に、燃料投入口10より、流動砂を導入する。流動砂の
流動化を確認後、燃料投入口10より、燃料及び流動砂
の混合物を導入し、流動床(ベッド部6)を形成させ、
燃焼を開始する。1次空気は、空気供給量の理論空気量
に対する割合である空気過剰率が、ベッド部6において
0.5〜0.7の範囲となるように、制御装置(図示せ
ず)により調整され、供給される。ベッド部6の温度
は、伝熱部11内に流れる水又は水蒸気の流量、温度等
を調整することにより、制御する。その温度は、800
〜900℃の範囲で制御される。なお、温度制御は、空
気供給量や供給速度で制御することも可能である。この
とき、ベッド部6における、燃料、燃料の分解ガス、空
気等の滞留時間は、1.5〜2.5秒の範囲である。
保つことにより、NH3、HCNのNOxへの酸化反応
等によるFuel NOxの生成を抑制し、かつ、温度
の急激な上昇を抑えThermal NOxの発生を抑
制することができる。逆に、還元雰囲気に置くことで、
NOx、NH3、HCNの還元反応による分解を促進で
きる。また、800℃以上なので、ダイオキシンの生成
が抑制されると共に、ダイオキシン類の分解を進めるこ
とができる。
(燃料が分解して生成したCO等の可燃性ガス等を含
む、以下同じ)が残る。
A7へ達し、2次空気により燃焼する。ここでは、未燃
の燃料の燃焼条件として、空気過剰率が0.7〜0.9
の範囲になる様に、2次空気供給口2から供給される2
次空気が制御される。また、フリーボード部A7の温度
は、800〜900℃の範囲で制御される。温度制御
は、空気供給量や供給速度、ベッド部6から供給される
未燃の燃料の量等により制御することが可能である。未
燃の燃料の量は、初期の燃料の供給量およびベッド部6
での燃焼条件等で制御することが出来る。フリーボード
部A7での、未燃の燃料を含むガスの滞留時間は、0.
5〜1.5秒の範囲である。
ために空気過剰率を1.0以上にすると、急激に酸化雰
囲気に変わるため、急激な燃焼反応が起きることにな
る。そのため、燃焼温度の急激な上昇や局部高温域の発
生により、NOxが多量に生成する可能性が高い。従っ
て、ベッド部6(空気過剰率0.5〜0.7)に続く領
域であるフリーボード部A7では、空気過剰率0.7〜
0.9の還元雰囲気とする。ベッド部6に引き続いて還
元雰囲気でのガスの滞留時間を長くすることで、NO
x、NH3、HCNの分解をより一層促進できる。ま
た、800℃以上の温度を保っているため、ベッド部6
で分解されなかったダイオキシン類の分解を進めること
できる。ただし、ここでも、空気量が不足のため、未燃
の燃料が残る。
の燃料を含むガスは、フリーボード部B8に達し、3次
空気により燃焼する。ここでは、未燃の燃料の燃焼条件
として、空気過剰率が、0.9〜1.15の範囲になる
様に、3次空気供給口3から供給される3次空気が制御
される。また、フリーボード部B8の温度は、800〜
900℃の範囲で制御される。温度制御は、空気供給量
や供給速度、フリーボード部A7から供給される未燃の
燃料の量等により制御することが可能である。フリーボ
ード部B8での、未燃の燃料を含むガスの滞留時間は、
0.1〜1.0秒の範囲である。
め、空気過剰率を1前後にしても、急激な燃焼反応が起
きない。従って、急激な温度上昇や局部的な高温域が発
生せず、NOxの生成も少ない。また、800℃以上の
温度を保っているため、フリーボード部A7で分解され
なかったダイオキシン類の分解を促進できる。更に、フ
リーボード部A7で残っていたCOも、空気量が増えた
ため燃焼しCO2となり減少する。
の燃料を含むガスは、フリーボード部C9に達し、4次
空気により燃焼する。ここでは、未燃の燃料の燃焼条件
として、空気過剰率が、1.15〜1.6の範囲になる
様に、4次空気供給口4から供給される4次空気が制御
される。また、フリーボード部C9の温度は、750〜
850℃の範囲で制御される。温度制御は、空気供給量
や供給速度、フリーボード部B8から供給される未燃の
燃料の量等により制御することが可能である。フリーボ
ード部C9での、ガスの滞留時間は、1.5〜2.5秒
の範囲である。
なるため、燃料を完全に燃焼し尽くす必要があり、高い
空気過剰率となっている。この段階では、燃料の燃焼が
進んでいるため、空気過剰率を1.1以上にしても、急
激な燃焼反応が起きない。従って、急激な温度上昇や局
部的な高温域が発生せず、NOxの生成も少ない。ま
た、800℃前後の温度を保っているため、フリーボー
ド部A7で分解されなかったダイオキシン類の分解を促
進できる。更に、フリーボード部B8で残っていたCO
も、空気量が増えたため酸化反応によりCO2となり、
ほぼ消滅する。
のは、800℃以上の領域をより長く取ることにより、
COおよびダイオキシン類の分解をより促進させるため
である。
るために1次および2次空気のどちらも空気過剰率を
0.9以下にしているため、フリーボード部A7の領域
終了部では、まだCOを含む未燃の燃料が少なくない。
その状況で、空気供給口を3次空気供給口3のみにする
と、それら未燃の燃料の完全燃焼のために、空気過剰率
1を大きく超えた非常に高い空気過剰率で空気を供給せ
ざるを得ない。そうすると、急激な燃焼反応が起き、急
激な温度上昇や局部的な高温域が発生するため、COは
減少するが、NOxの生成が抑制しきれない可能性があ
る。従って、空気を3次および4次に分割して、空気過
剰率は1以上であるが、1を大きく超えた非常に高い空
気過剰率にはならないように配慮している。そうするこ
とにより、NOxの生成を抑制しつつ、COを減少する
ことが可能となる。また、800℃以上の領域を長く取
り、ガスの滞留時間を充分取ることにより、ダイオキシ
ンを確実に分解することが出来る。更に、使用する燃料
の種類により、含有塩素量も変動するため、処理すべき
ダイオキシン類の量の変動にも柔軟に対応できる必要が
ある。そのため、塩素量が多い燃料においてもダイオキ
シン類の処理が充分進むように、分解工程を長く充分に
取るべく、4次空気供給口4を導入し燃焼領域を上方に
伸ばしている。
流動床燃焼ボイラーのNOx量(O 26%換算)との関
係を示す。縦軸はNOx量(ppm)であり、横軸は空
気過剰率である。ベッド部6においては、空気過剰率が
低いほど、NOx量が抑制されている。この図から、N
Oxを低く抑えるためには、ベッド部6において空気過
剰率が0.7以下であることが望ましい。
剰率と流動床燃焼ボイラーのCO量(O212%換算)
との関係を示す。縦軸はCO量(ppm)であり、横軸
は空気過剰率である。ベッド部6においては、空気過剰
率が高いほど、CO量が抑制されている。この図から、
COを低く抑えるためには、ベッド部6において空気過
剰率が0.5以上であることが望ましい。従って、図4
および図5から、ベッド部6での空気過剰率は、0.5
〜0.7が望ましい事がわかる。
0℃以下の温度に設定した場合、発生するダイオキシン
量がベッド部6の温度の低下により増加することが実験
により確認されている。
等に関する試験結果等の根拠に基づき、前述の燃焼炉で
のNOx、CO、ダイオキシン類の同時削減を実現する
流動床燃焼の試験を行った。その代表的な条件および結
果を以下に示す。まず、温度、空気過剰率、ガスの滞留
時間については、各領域(6〜9)の測定点において、
ベッド部6では、温度804℃、空気過剰率0.58、
滞留時間1.93秒、フリーボード部A7では、温度8
38℃、空気過剰率0.82、滞留時間1.04秒、フ
リーボード部B8では、温度872℃、空気過剰率1.
02、滞留時間0.55秒、フリーボード部C8では、
温度817℃、空気過剰率1.30、滞留時間2.15
秒、である。また、空気供給口の位置は、1次空気供給
口1は、燃焼炉の底部、2次空気供給口2については、
1800mmの高さ(燃焼炉の炉底から測定、以下同
じ)、3次空気供給口3については、3400mmの高
さ、4次空気供給口4については、4400mmの高
さ、燃料投入口10については、2410mmの高さに
ある。この条件において、燃焼炉の性能として、NOx
94ppm(O26%換算値)、CO 46ppm(O
212%換算値)、ダイオキシン0.1ngTEQ/N
m3(O212%換算値)以下の値を得ている。すなわ
ち、本発明により、燃焼炉に後処理装置を付加すること
なく、NOx、CO、ダイオキシン類の同時削減が可能
となる。
を含む、4種類の異なる高さの位置から空気を供給して
いるが、5種類以上の異なる高さの位置から空気を供給
することで、同様の効果を得ることも可能である。
るので、炉に使用される材料の選択の幅を狭くすること
がなく、本発明の燃焼炉を実現することが可能である。
焼装置の第2の実施の形態について説明する。
における第2の実施例は、ベッド部6上部界面のスプラ
ッシュ領域に影響を与えない程度の位置に、2次空気供
給口2を低く設置し、2次空気供給口2から3次空気供
給口3までの領域を長く取り、還元雰囲気の燃焼領域を
長くすることにより、NOxの抑制を実現する(このと
き、必ずしも4次空気は必要ない)。すなわち、流動床
であるベッド部6を還元雰囲気にすることにより、NH
3、HCNのNOxへの酸化反応(FuelNOの発
生)を抑制し、かつ、温度の急激な上昇を抑えTher
mal NOxの発生も抑制する。そしてフリーボード
部A7では、2次空気の最適供給により800〜900
℃の温度領域での長い滞留時間を確保することで、高温
で生成するThermal NOxを発生させずにNO
x、NH3、HCNの還元反応による分解を促進でき
る。
流動床燃焼装置について、詳細に説明する。
構成図である。燃焼炉B14、サイクロン17、ホッパ
18より構成されている。燃焼炉B14は、1次空気供
給口1、2次空気供給口2、3次空気供給口3、炉出口
5、燃料投入口10、伝熱部11、対流伝熱部12を備
える。各構成部分の位置関係は、実施例1の場合と同じ
である。なお、4次空気供給口4が必ずしも必要が無い
ため、図では載せていない。
に位置し、また、上方の燃料投入口10の下方に位置す
る。3次空気供給口3は、燃料投入口10の上方に位置
する。そして、2次空気供給口2と3次空気供給口3と
の距離を大きくとるように設定する。設定に際しては、
2次空気供給口2をベッド部6上部界面のスプラッシュ
領域に影響を与えない範囲で出来るだけ下げる方法、そ
れに加えて3次空気供給口3を出来るだけ上方へ上げる
方法が考えられる。本実施例では、2次空気供給口2を
ベッド部6上部界面のスプラッシュ領域に影響を与えな
い範囲で出来るだけ下げる方法のみをとり、燃焼炉B1
4底部からの高さは、2次空気供給口2は1200m
m、3次空気供給口3は3700mm、燃料供給口10
は1900mmとした。従って、2次空気供給口2と3
次空気供給口3との距離は2500mmと非常に長くな
っている。
は、4次空気供給口4が無いこと以外は実施例1と同様
である。従って、各部の説明は省略する。
いて、説明する。
部において、1次空気供給口1より空気を供給すると共
に、燃料投入口10より流動砂を導入する。流動砂の流
動化を確認後、燃料投入口10より、燃料及び流動砂の
混合物を導入し、流動床(ベッド部6)を形成させ、燃
焼を開始する。1次空気は、空気供給量の理論空気量に
対する割合である空気過剰率が、ベッド部6において
0.7〜0.9の範囲となるように、制御装置(図示せ
ず)により調整され、供給される。空気過剰率が実施例
1と異なるのは、4次空気供給口4が無いため、ベッド
部6での還元雰囲気を強くしないためである。ベッド部
6の温度は、伝熱部11内に流れる水又は水蒸気の流
量、温度等を調整することにより、制御する。その温度
は、800〜900℃の範囲で制御される。なお、温度
制御は、空気供給量や供給速度で制御することも可能で
ある。
保つことにより、NH3、HCNのNOxの酸化反応等
によるFuel NOxの生成を抑制し、かつ、温度の
急激な上昇を抑えThermal NOxの発生を抑制
することができる。逆に、還元雰囲気に置くことで、N
Ox、NH3、HCNの還元反応による分解を促進でき
る。また、800℃以上なので、ダイオキシンの生成が
抑制されると共に、ダイオキシン類の分解を進めること
ができる。
燃料を含むガスは、フリーボード部A7へ達し、2次空
気により燃焼する。燃焼条件は、空気過剰率0.8〜
1.0、燃焼温度800〜900℃である。空気過剰率
が実施例1と異なるのは、前述のように4次空気供給口
4が無いためである。2次空気供給口2と3次空気供給
口3との距離が大きくなるように設定されているため、
この領域での燃料あるいは反応ガス等の滞留時間が長く
なる。そして、長い時間還元雰囲気に置くことで、N
O、NH3、HCNの還元反応による分解が促進され、
NOxをより低減することが可能となる。
きた未燃の燃料を含むガスは、フリーボード部B8へ達
し、3次空気により燃焼する。燃焼条件は、空気過剰率
1.0以上、温度800〜900℃である。この領域に
おいて、未燃の燃料を燃焼し、燃焼は完了する。
供給口2の位置を、ベッド部6およびその上部に取り付
けた燃料投入口10の更に上部にした例を見てみる。こ
の場合、燃焼炉C15底部からの高さは、2次空気供給
口2は2500mm、3次空気供給口3は3700m
m、燃料供給口10は1200mmである。2次空気供
給口2から3次空気供給口3までの距離が、1200m
mとなっており、本実施例の燃焼炉B14(図2)での
2500mmは、その2倍以上になっている。従って、
その間の滞留時間も2倍以上になると予測され、それが
NOxの低減に効果がある。
給口2と3次空気供給口3との距離を大きくとるように
設定したため、図3と比較して、燃料供給口10が2次
空気供給口2よりも上方になったことも、NOx低減に
作用する。すなわち、投入される燃料が、2次空気によ
り分散されベッド部6へ導入されるので、ベッド部6で
の反応が均一かつ効率的に行われる。従って、ベッド部
6において、燃料や1次空気の不均一による異常高温領
域や空気富化領域の発生が起きず、NOxの発生が抑え
られる。
動床燃焼の試験を行った。この場合には、4次空気まで
供給している。その代表的な条件および結果を以下に示
す。まず、図3(4次空気供給部4は図示せず)の炉の
温度、空気過剰率、ガスの滞留時間については、1次空
気供給口1から2次空気供給口2までにおいて、温度8
04℃、空気過剰率0.83、滞留時間2.1秒、2次
空気供給口2から3次空気供給口3までにおいて、温度
838℃、空気過剰率0.88、滞留時間0.7秒、3
次空気供給口3から4次空気供給口4までにおいて、温
度872℃、空気過剰率1.25、滞留時間0.4秒、
4次空気供給口4からか炉出口5までにおいてにおい
て、温度817℃、空気過剰率1.56、滞留時間0.
7秒、である。また、空気供給口の位置は、1次空気供
給口1は、燃焼炉の底部、2次空気供給口2について
は、2535mmの高さ、3次空気供給口3について
は、3710mmの高さ、4次空気供給口4について
は、4510mmの高さ、燃料投入口10については、
1200mmの高さにある。
図示せず)の炉については、基本的には、図3の場合と
同じであるが、燃料投入口10の位置が1850mmの
高さであり、2次空気供給口2の位置が1200mmの
高さであり、2次空気供給口2と3次空気供給口3との
距離が、3図の場合に比べて長い点が図3の場合と異な
る。従って、滞留時間が、1次空気供給口1から2次空
気供給口2までにおいて、滞留時間1.0秒、2次空気
供給口2から3次空気供給口3までにおいて、滞留時間
1.5秒と図3の場合と大きく異なる。特に、2次空気
供給口2から3次空気供給口3までの滞留時間が、前述
の様に確かに2倍程度になっている。この条件におい
て、燃焼炉の性能として、NOx(O26%換算値)
が、図3の場合の235ppmから160ppmと減少
し、大きなNOx抑制効果があることが確認された。
て、NOx、CO、ダイオキシン類の発生を同時に抑制
することができる。
いて、NOxの発生を抑制できる。
成図である。
成図である。
る。
る。
Claims (16)
- 【請求項1】燃焼炉を具備し、 前記燃焼炉が、 高さが異なる4箇所以上の酸化剤を供給する空気供給口
と、 を具備する、 流動床燃焼装置。 - 【請求項2】前記燃焼炉が、 前記燃焼炉の底部の、酸化剤を供給する第1の空気供給
口と、 前記底部からの高さが異なる、酸化剤を供給する第2乃
至第4の空気供給口と、 を具備する、 請求項1に記載の流動床燃焼装置。 - 【請求項3】前記酸化剤が酸素を含むガスである、 請求項1又は2に記載の流動床燃焼装置。
- 【請求項4】前記燃焼炉中の流動床において、 投入される燃料が完全燃焼するのに必要な空気の量に対
する、供給される空気の割合である空気過剰率が、0.
7以下である、 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項5】前記流動床上部から前記第3の空気供給口
までの空気過剰率が0.7〜0.9である、 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項6】前記流動床の空気過剰率が0.5〜0.7
であり、 前記流動床上部から前記第3の空気供給口までの空気過
剰率が0.7〜0.9であり、 前記第3の空気供給口から前記第4の空気供給口までの
空気過剰率が、0.9〜1.15であり、 前記第4の空気供給口から炉出口までの空気過剰率が、
1.15以上である、請求項2乃至5のいずれか一項に
記載の流動床燃焼装置。 - 【請求項7】前記流動床上部から前記第3の空気供給口
までの燃料およびガスの滞留時間が0.5〜1.5秒で
ある、 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項8】前記流動床の燃料およびガスの滞留時間が
1.5〜2.5秒であり、 前記流動床上部から前記第3の空気供給口までの燃料お
よびガスの滞留時間が0.5〜1.5秒であり、 前記第3の空気供給口から前記第4の空気供給口までの
燃料およびガスの滞留時間が0.1〜1.0秒であり、 前記第4の空気供給口から炉出口までの燃料およびガス
の滞留時間が1.5秒以上である、 請求項2乃至7のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項9】前記第2の空気供給口の位置が、前記底部
から1500〜2100mmの範囲にあり、 前記第3の空気供給口の位置が、前記底部から3100
〜3700mmの範囲にあり、 前記第4の空気供給口の位置が、前記底部から4100
〜4700mmの範囲にある、 請求項2乃至8のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項10】前記燃焼炉が、 燃料投入口を具備し、 前記燃料供給口の位置が、前記底部から2100〜27
00mmの範囲にある、 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項11】前記燃焼炉の燃焼温度が750℃〜90
0℃である、 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項12】前記流動床の燃焼温度が800℃以上で
ある、 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項13】燃焼炉を具備し、 前記燃焼炉が、 前記燃焼炉の底部の、酸化剤を供給する第1の空気供給
口と、 前記底部からの高さが異なる酸化剤を供給する第2およ
び第3の空気供給口と、 を具備し、 前記第2の空気供給口の位置が、流動床の上部界面領域
に影響を与えない、前記流動床に出来るだけ近い高さで
ある、流動床燃焼装置。 - 【請求項14】前記第3の空気供給口の位置が、NOx
の生成が抑制される燃焼をする様に酸化剤を供給できる
高さである、 請求項13に記載の流動床燃焼装置。 - 【請求項15】前記燃焼炉が、 前記第2の空気供給口よりも高い位置にある燃料投入口
と、 を具備する、 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の流動床燃焼装
置。 - 【請求項16】流動材及び燃料が流動床を形成し、NO
xの生成が抑制される燃焼をする様に酸化剤を供給する
第1の空気供給口と、 NOxの生成が抑制される燃焼をする様に酸化剤を供給
する第2の空気供給口と、 NOxの生成が抑制され、COおよびダイオキシン類が
低減される燃焼をする様に酸化剤を供給する第3および
第4の空気供給口と、 を具備する、 流動床燃焼装置。
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