JP3364112B2 - 焼却炉およびその燃焼方法 - Google Patents
焼却炉およびその燃焼方法Info
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Description
み)のような被燃焼物を焼却する焼却炉およびその焼却
炉における燃焼方法に関するものである。
加する傾向にあり、これらごみの多くはごみ焼却プラン
トにて焼却処分されているのが実情である。このごみ焼
却プラントでは、公害防止,地球環境問題,省エネルギ
ー,省資源などの社会的および経済的要請とが相俟っ
て、排ガス処理および廃水処理の完備とともに、焼却に
よって発生した余剰熱エネルギーを商業火力発電と同様
の方式、すなわちボイラ,蒸気タービン,発電機の組み
合わせによって発電し、焼却プラント場内の電力は勿
論、場外への売電を実現している。
焼却排ガス中に含まれている通常300ppm〜150
0ppmの塩化水素(HCl)ガスと、3〜6g/Nm
3 のばいじん中の腐蝕成分との共同腐蝕により強烈な腐
蝕を起こすことが知られている。この腐蝕は温度によっ
て影響される。図3(K,Fassler,et a
l,”Korrosion an Mullverbr
ennungs kesseln”,MITTELUN
GEN DER VGB 48 Heft April
(1968))にごみ焼却炉における温度(管壁温度)
と腐蝕速度の関係が示されている。図3から明らかなよ
うに、管壁温度が150℃以下および320℃以上であ
る場合に腐蝕が生じている。このような腐蝕を避けるた
めに、前記ごみ焼却プラントでの廃熱ボイラは、270
℃,25kg/cm2 付近で使用されている。この場
合、発電効率は10〜13%程度に留まり、最近の商業
火力発電所の発電効率40%には遠く及んでいない。
系燃料、代表的には天然ガスを燃焼させる独立過熱器を
ごみ焼却炉外に設け、ごみ焼却炉に設けられている廃熱
ボイラから得られる腐蝕の生じない安全な範囲である2
70℃〜300℃の比較的低温の飽和または過熱蒸気を
この独立過熱器に通して、300℃以上の高温高圧・過
熱蒸気として、発電用に供給するようにされている。こ
の独立過熱器の設置によって20〜30%台の発電効率
が得られている。
物(NOx ),一酸化炭素(CO)およびダイオキシン
類等の空気汚染物質が排出され、これら空気汚染物質が
都市環境に少なからず影響を及ぼしている。そこで、こ
のような空気汚染物質の排出量を抑制するために、例え
ば特公平7−62524号公報に開示されているよう
に、天然ガス等の炭化水素系燃料(以下「天然ガス」で
代表する。)を用いて排気ガスを再燃焼させる方法(天
然ガス再燃焼法(リバーニング法))が提案されてい
る。
燃焼空気により主燃焼させる一次燃焼ゾーンの上方に天
然ガスを吹き込み還元性雰囲気(リバーニングゾーン)
を形成してNOX を除去するとともに、この天然ガスに
よる還元後の残留炭化水素と燃焼室にて発生した炭化水
素およびCOを二次燃焼空気により完全燃焼させるもの
である。この天然ガス再燃焼法によれば、天然ガスを用
いない場合と比較してNOx ,COの排出量を同時にそ
れぞれ最大で60%,50%の低減率で抑制しているこ
とが実証されている。
ある。すなわち、リバーニングゾーンでは次のような反
応が進行していると考えられる。 Cn Hm +O2 →Cn ’Hm ’+CO+H2 O NO+Cn ’Hm ’→Cn ”Hm ”+N2 +CO+H2
O or NO+Cn ’Hm ’→Cn ”Hm ”+NHi +CO+H
2 O (但し、’は化学反応初期のラジカルを示し、NHi は
窒素化合物を示す。)
(Cn Hm )と一次燃焼空気中の酸素(O2 )との反応
により生成される炭化水素ラジカル(Cn ’Hm ’)が
窒素酸化物(NO)と反応することにより、そのNOが
還元されて結果として除去されることになる。
み焼却炉に独立過熱器を設けることにより、NOX を低
減できるとともに発電効率も高めることができる。
立過熱器は炭化水素燃料が燃焼されており、この炭化水
素系燃料は熱エネルギーとして、さらには電気エネルギ
ーとして回収されるため全くの損失にはならないもの
の、そのエネルギー利用率は高くないという問題点があ
る。また、独立過熱器の燃焼排ガスにはNOX が含まれ
るため、プラントから排出される総NOX 排出量を抑え
るためにはごみ焼却炉排ガスのNOX 除去装置を増強す
る必要がある。
却炉内に供給する炭化水素系燃料、例えば天然ガスは投
入ごみの熱量比で約10%に相当する量が必要である。
したがって、炭化水素系燃料は独立過熱器での燃焼およ
び焼却炉への供給に用いられるため、多量に必要である
という問題点がある。
めになされたものであり、高い発電効率およびNOx の
低減率を維持しつつ、炭化水素系燃料の使用量を最小限
に抑えることができ、社会的および経済的要請を実現す
ることのできる焼却炉を提供することを目的とするもの
である。
明による焼却炉は、前記目的を達成するために、過熱器
の少なくとも高温部分を独立させてなる独立過熱器を設
けるとともに、被燃焼物を主燃焼させる一次燃焼ゾーン
上方のリバーニングゾーンの上流側に混合・撹拌ガスを
供給し、このリバーニングゾーンの下流側に二次燃焼空
気を供給して完全燃焼させ、発生する排ガスを熱回収装
置を通して排出する焼却炉において、前記独立過熱器の
過熱源としての炭化水素系燃料を酸素不足で燃焼させる
とともに、発生する排ガスをCOおよび炭化水素ラジカ
ルを多量に含む還元性ガスとする燃焼手段を設け、前記
独立過熱器内で発生するガスを前記混合・撹拌ガスとし
て前記リバーニングゾーンの上流側に供給する供給管
と、前記熱回収装置から得られる飽和もしくは過熱蒸気
を前記独立過熱器に通す過熱管とを設けることを特徴と
するものである。
水素系燃料を酸素不足の状態で燃焼させ、この独立過熱
器内で発生するガスを一次燃焼ゾーン上方のリバーニン
グゾーンの上流側に吹き込むようにされている。前記独
立過熱器内で発生するガスは、炭化水素系燃料を酸素不
足の状態で燃焼させているため、酸素が殆ど含まれてい
ない還元性のガスである。このように、リバーニングゾ
ーンの上流側に独立過熱器内の還元性ガスが吹き込まれ
ることにより還元性雰囲気を形成し、NOx ,CO等の
空気汚染物質を低減させることができる。
スが熱回収装置を通過することにより発生する蒸気は、
少なくとも前記独立過熱器内に設けられている過熱管に
通されて過熱される。この独立過熱器は、腐蝕性物質を
含む排ガスと接触することがないため、腐蝕温度領域で
ある300℃以上に蒸気を過熱しても腐蝕を発生させる
ことなく、かつ高い発電効率を得ることができる。
化水素系燃料を還元性ガスとして利用するため、炭化水
素系燃料の使用量を最小限に抑えることができるととも
に、高い発電効率およびNOx の低減率を維持すること
ができるという効果を奏するものである。
は、過熱器の少なくとも高温部分を独立させてなる独立
過熱器を設けるとともに、被燃焼物を主燃焼させる一次
燃焼ゾーン上方のリバーニングゾーンの上流側に混合・
撹拌ガスを供給し、このリバーニングゾーンの下流側に
二次燃焼空気を供給して完全燃焼させ、発生する排ガス
を熱回収装置を通して排出する焼却炉における燃焼方法
において、前記独立過熱器の過熱源としての炭化水素系
燃料を酸素不足で燃焼させるとともに、発生する排ガス
をCOおよび炭化水素ラジカルを多量に含む還元性ガス
とし、この燃焼により発生するガスを前記独立過熱器よ
り取り出して、前記混合・撹拌ガスとして前記リバーニ
ングゾーンの上流側に供給することにより還元性雰囲気
を形成し、発生する排ガスを前記熱回収装置を通して排
出し、この熱回収装置から得られる飽和もしくは過熱蒸
気を前記独立過熱器内に通すことを特徴とするものであ
る。
水素系燃料を酸素不足の状態で燃焼させ、この独立過熱
器内で発生するガスを一次燃焼ゾーン上方のリバーニン
グゾーンの上流側に吹き込むようにされている。前記独
立過熱器内で発生するガスは、炭化水素系燃料を酸素不
足の状態で燃焼させているため、酸素が殆ど含まれてい
ない還元性のガスである。このように、リバーニングゾ
ーンの上流側に独立過熱器内の還元性ガスが吹き込まれ
ることにより還元性雰囲気を形成し、NOx,CO等の
空気汚染物質を低減させることができる。
スが熱回収装置を通過することにより発生する蒸気は、
少なくとも前記独立過熱器内を通されて過熱させる。こ
の独立過熱器は、腐蝕性物質を含む排ガスと接触するこ
とがないため、腐蝕温度領域である300℃以上に蒸気
を過熱しても腐蝕を発生させることなく、かつ高い発電
効率を得ることができる。
化水素系燃料を還元性ガスとして利用するため、炭化水
素系燃料の使用量を最小限に抑えることができるととも
に、高い発電効率およびNOx の低減率を維持すること
ができるという効果を奏するものである。
その燃焼方法の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ説明する。
炉の概略構成図が示されている。
焼物としてのごみ2が投入されるホッパー3と、このホ
ッパー3の下流側にホッパ3から投入されたごみ2を燃
焼させるストーカ4と、このストーカ4の上方に設けら
れ炉壁5により画定される燃焼室6と、このストーカ4
を通して燃焼室6内に一次燃焼空気を供給する一次燃焼
空気供給装置7と、燃焼後の焼却灰を取り出す灰排出口
8とが設けられている。前記燃焼室6の下流側には、こ
のごみ焼却炉1の熱回収装置としてのボイラ9が付設さ
れ、このボイラ9より下流側には、エコノマイザー10
が設けられている。
が設けられ、この一次過熱器11における一次過熱管1
1aが、燃焼室6外に設けられている二次過熱器12内
における二次過熱管12aに接続されている。この二次
過熱器12には、酸素供給口12bおよびバーナー12
cが設けられるとともに、この二次過熱器12内のガス
を取り出して燃焼室6に供給する排出管13が設けられ
ている。
順に乾燥ストーカ4a,燃焼ストーカ4bおよび後燃焼
ストーカ4cにより構成され、これらストーカ4a,4
b,4cに対応して一次燃焼空気供給装置7の各空気導
管7a,7b,7cがそれぞれ設けられている。なお、
これら空気導管7a,7b,7cには押込送風機7dか
ら一次燃焼空気が供給される。
および燃焼ストーカ4bの上方の一次燃焼ゾーン6a,
6bと、この一次燃焼ゾーン6a,6bの上方のリバー
ニングゾーン6cと、このリバーニングゾーン6cの上
方のバーンアウトゾーン6dとにより構成されている。
前記一次燃焼ゾーン6a,6bの下流側(リバーニング
ゾーン6cの上流側)の炉壁5には前記二次過熱器12
内のガスを排出管13を介して供給するノズル13aお
よびリバーニングゾーン6cの下流側(バーンアウトゾ
ーン6dの上流側)の炉壁5には供給口5aが設けら
れ、この供給口5aには二次燃焼空気供給管14が連設
されている。
て、まずホッパー3から投入されたごみ2は、乾燥スト
ーカ4a上を通過する。この乾燥後燃焼ストーカ4c上
のごみ2は、後段の燃焼ストーカ4b,後燃焼ストーカ
4cでの燃焼により生じる高温燃焼ガスによって乾燥さ
れた後、このごみの一部において燃焼が始まる。しか
し、乾燥ストーカ4aおよび燃焼ストーカ4bに供給さ
れる一次燃焼空気は、一次燃焼空気中の酸化性物質の量
を最小限にするために少量に抑制されているために、こ
の乾燥ストーカ4a上のごみ2から発生するガスは、水
分の蒸発による水蒸気,乾留によって生じる炭化水素ガ
ス,不完全燃焼によって生じるCOなどである。
乾燥されたごみ2は、燃焼ストーカ4b上で空気導管7
bから供給される一次燃焼空気により主たる燃焼が行わ
れる。しかし、燃焼ストーカ4bに供給されている一次
燃焼空気も抑制されているために、この燃焼ストーカ4
b上からのごみ2から発生するガスには、炭化水素およ
びCOが多量に含まれており、またそのガス中の未反応
の酸素は2%未満に抑えられている。こうして、これら
乾燥ストーカ4aおよび燃焼ストーカ4bの上方の一次
燃焼ゾーン6aにおける燃焼ガスは、1000℃以上の
高温に達してはいるが、還元性雰囲気が強く、発生する
NOX も比較的低く抑えられている。
ストーカ4bを通過したごみ2は、後燃焼ストーカ4c
に供給される。この後燃焼ストーカ4c上のごみ2は、
焼却灰中に多量の未燃固形物もしくは不完全燃焼固形物
が残存することのないように、乾燥ストーカ4a部分お
よび燃焼ストーカ4b部分に比べて比較的大きな空燃比
となるように一次燃焼空気が供給されて、燃焼されてい
る。
方の後燃焼ゾーン6bにおける燃焼ガスは、温度500
〜600℃付近で、かつ17〜19%程度の酸素が残存
しており酸化性雰囲気を有している。ただし、この燃焼
ガスは比較的低温であることと、ごみ中の窒素成分がほ
ぼなくなってしまっているために、この後燃焼ストーカ
4cの部分で発生するNOX は少なく抑えられた状態に
ある。また、腐蝕性物質であるHClもほとんど含まれ
ていない。
ーン6a,6bにおける燃焼ガスは混合されることによ
り、還元性雰囲気を保っている。この還元性雰囲気に前
記排出管13を通して供給される二次過熱器12内のガ
スがノズル13aから噴出される。こうして、リバーニ
ングゾーン6cでは完全な還元性雰囲気が形成されるた
め、一次燃焼中に発生したNOX もリバーニングゾーン
6cで還元されて最大60%以上の低減率で低減されて
いる。
生成される炭化水素ガス,COガス等が、このバーンア
ウトゾーン6dにおいて二次燃焼空気(新鮮空気)によ
って完全燃焼される。このバーンアウトゾーン6dは、
リバーニングゾーン6cにより既にNOX は低減されて
いる上に、900〜1000℃の比較的低温で燃焼が行
われているために、新たなNOX の発生はほとんどな
く、排ガス中のNOX は50ppm以下に抑えられてい
る。
塩素化合物等の空気汚染物が除去された排ガスは、前記
ボイラ9およびエコノマイザー10を経て煙突により大
気に放出される。このボイラ9においては、排ガスとの
熱交換により蒸気15が発生する。また、エコノマイザ
ー10においては、排ガスからボイラ給水への熱吸収が
行われる。
次過熱管11a内を通されて一次過熱器11により27
0℃程度に過熱されて一次過熱蒸気となり、この後二次
過熱管12a内を通されて二次過熱器12により400
℃程度に過熱されて二次過熱蒸気となる。次いで、二次
過熱蒸気は図示されない発電タービンに供給される。前
記二次過熱器12内で燃焼する油又は燃料ガスは、前記
バーナー12bより供給され、同時に必要な理論空気
(酸素)量よりも少ない空気(酸素)が供給される。
ガスは、酸素がほとんどなく、COやCn ’Hm ’ラジ
カルを多量に含む還元性ガスとなる。この還元性ガス
が、ガスリバーニング法に通常用いられる天然ガスの代
替として、前述のように排出管13を経てノズル13a
より、リバーニングゾーン6c上流側に噴出される。
内飽和温度266℃,一次過熱蒸気温度280℃,二次
過熱蒸気温度400℃,同圧力50kg/cm2 G,エ
コノマイザ入口給水温度143℃,エコノマイザ出口給
水温度205℃である。
300℃以下になるように一次過熱蒸気温度を270℃
程度となるように過熱されているため、ごみ燃焼排ガス
が高温部に接触することにより発生する高温腐蝕を防止
することができるとともに、この一次過熱蒸気温度をゴ
ミ燃焼排ガスと接触しない燃焼室6外に設けられている
二次過熱器12により400℃程度に過熱させるため、
発電効率を向上することができる。また、前記高温腐蝕
を防止することができるため、管材料を通常の燃焼だき
高温高圧ボイラに使用されている管材料を用いることが
できる。
り発生する還元性ガスは、従来のガスリバーニング法に
用いられる天然ガスの代替として用いられるため、リバ
ーニングゾーン6cに吹き込まれるべき天然ガスの全量
を節減することができる。また、従来のガスリバーニン
グ法では天然ガスが吹き込まれた後に、炉内の酸素と反
応して活性の炭化水素ラジカル(Cn ’Hm ’)となる
のに対して、前記還元性ガスにはCn ’Hm ’ラジカル
が多量に含まれているため、還元反応が速くなる。
図が図2に示されている。
ほぼ第1実施例と同様であり、相違点は第1実施例に設
けられている一次過熱器11および一次過熱管11aが
設けられておらず、ボイラ9からの蒸気は直接二次過熱
器12の二次過熱管12a(第2実施例においては過熱
器22の過熱管22a)に通されるようにされている。
用態様の一例としては、缶内飽和温度286℃,過熱蒸
気温度500℃,同圧力70kg/cm2 G,エコノマ
イザー入口給水温度143℃,エコノマイザー出口給水
温度215℃である。
器が設けられていないため、ごみ燃焼排ガスによる高温
腐蝕を発生させることなく、高発電効率を得ることがで
きる。また、第1実施例と同様に、天然ガスを節減する
ことができる。
それぞれ焼却炉から排出される排ガス中のNOx 濃度を
50ppmレベル以下に保つことができる。
元性ガスの燃焼室6への吹き込みノズル13aは、二次
燃焼空気の供給口5bよりも少なくとも上流側の位置に
あれば良く、またそのノズル13aの数は1か所に限ら
ず、2か所以上あっても良い。また、二次燃焼空気の供
給口5bの数も1か所に限らず、2か所以上あっても良
い。
施例の過熱器22においては、燃焼室を備えたシェルア
ンドチューブ式であっても良く、また流動床式であって
もよい。
蒸気温度が400℃程度になるように設定されている
が、400℃に限られず、300℃以上であればよい。
また、第2実施例の過熱器22においては、蒸気温度が
500℃程度になうるように設定されているが、500
℃に限られず、300℃以上であればよい。
の概略構成図である。
である。
度の関係図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 過熱器の少なくとも高温部分を独立させ
てなる独立過熱器を設けるとともに、被燃焼物を主燃焼
させる一次燃焼ゾーン上方のリバーニングゾーンの上流
側に混合・撹拌ガスを供給し、このリバーニングゾーン
の下流側に二次燃焼空気を供給して完全燃焼させ、発生
する排ガスを熱回収装置を通して排出する焼却炉におい
て、 前記独立過熱器の過熱源としての炭化水素系燃料を酸素
不足で燃焼させるとともに、発生する排ガスをCOおよ
び炭化水素ラジカルを多量に含む還元性ガスとする燃焼
手段を設け、前記独立過熱器内で発生するガスを前記混
合・撹拌ガスとして前記リバーニングゾーンの上流側に
供給する供給管と、前記熱回収装置から得られる飽和も
しくは過熱蒸気を前記独立過熱器に通す過熱管とを設け
ることを特徴とする焼却炉。 - 【請求項2】 過熱器の少なくとも高温部分を独立させ
てなる独立過熱器を設けるとともに、被燃焼物を主燃焼
させる一次燃焼ゾーン上方のリバーニングゾーンの上流
側に混合・撹拌ガスを供給し、このリバーニングゾーン
の下流側に二次燃焼空気を供給して完全燃焼させ、発生
する排ガスを熱回収装置を通して排出する焼却炉におけ
る燃焼方法において、 前記独立過熱器の過熱源としての炭化水素系燃料を酸素
不足で燃焼させるとともに、発生する排ガスをCOおよ
び炭化水素ラジカルを多量に含む還元性ガスとし、この
燃焼により発生するガスを前記独立過熱器より取り出し
て、前記混合・撹拌ガスとして前記リバーニングゾーン
の上流側に供給することにより還元性雰囲気を形成し、
発生する排ガスを前記熱回収装置を通して排出し、この
熱回収装置から得られる飽和もしくは過熱蒸気を前記独
立過熱器内に通すことを特徴とする焼却炉における燃焼
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703297A JP3364112B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 焼却炉およびその燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703297A JP3364112B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 焼却炉およびその燃焼方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10318514A JPH10318514A (ja) | 1998-12-04 |
JP3364112B2 true JP3364112B2 (ja) | 2003-01-08 |
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ID=14949985
Family Applications (1)
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JP12703297A Expired - Fee Related JP3364112B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 焼却炉およびその燃焼方法 |
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-
1997
- 1997-05-16 JP JP12703297A patent/JP3364112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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