JPH05223032A - ユニットインジェクタ及びそのロッカアーム - Google Patents

ユニットインジェクタ及びそのロッカアーム

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JPH05223032A
JPH05223032A JP5698092A JP5698092A JPH05223032A JP H05223032 A JPH05223032 A JP H05223032A JP 5698092 A JP5698092 A JP 5698092A JP 5698092 A JP5698092 A JP 5698092A JP H05223032 A JPH05223032 A JP H05223032A
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JP
Japan
Prior art keywords
rocker arm
unit injector
ball
spherical
close contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP5698092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Ando
初男 安藤
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカアーム4の端部42とユニットインジ
ェクタ8のスプリングホルダ6との密接部の、早期摩耗
や剥離の発生を防止してエンジンの寿命を向上させるユ
ニットインジェクタ及びそのロッカアームの提供。 【構成】 カム1、カム1の回転運動を上下運動に変換
するカムフォロワー2、上下運動を伝達するプッシュロ
ッド3、プッシュロッド3からの上下運動を揺動運動に
変換してユニットインジェクタ8を作動させるロッカア
ーム4、及び高圧の燃料を噴射するユニットインジェク
タ8等から構成されるユニットインジェクタの作動装置
において、前記ユニットインジェクタ8とロッカアーム
4との密接部に、一側は平面部52をロッカアーム4の
端部42に密接し、他側は球面部51をスプリングホル
ダ6の球面凹部61に遊嵌し、かつ、平面部52の中心
から球面部51に油孔53が設けられているボール5か
ら成る構成とした。尚、ボール5の平面部52に密接す
るロッカアーム4の端部42は、平面である構成でもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのユニットイ
ンジェクタ及びそのロッカアームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニットインジェクタ(燃料噴射
装置)の作動機構は、図3で示すように、カム1、カム
フォロワー2、プッシュロッド3、ロッカアーム4、及
びユニットインジェクタ8等から構成されている。
【0003】その作動は、エンジン回転と同期して回転
するカム1の回転運動をカム1に密接するカムフォロワ
ー2が上下運動に変換し、プッシュロッド3はカムフォ
ロワー2の上下運動をロッカアーム4に伝達する。
【0004】次に、図4はユニットインジェクタ及びロ
ッカアームの要部断面図であり、図4(a)はユニット
インジェクタ8が燃料を噴射していない状態図で、図4
(b)はユニットインジェクタ8が燃料を噴射した状態
の図である。図4(a)から図4(b)に至る作動を説
明すれば、ロッカアーム4は、プッシュロッド3によっ
て端部41を押し上げられることにより端部42が下方
向に揺動して、端部42と密接するユニットインジェク
タ8のスプリングホルダ6を下方向に押し付け、ユニッ
トインジェクタ8のスプリング7を縮めてスプリングホ
ルダ6の下方向に位置する燃料噴射プランジャ(図示せ
ず)を下方向に押し高圧の燃料を噴射する。そしてプッ
シュロッド3が下がると端部42は、密接するユニット
インジェクタ8のスプリング7のスプリング力によって
上方向へ押し上げられ燃料の噴射は終わる。このように
ロッカアーム4は、プッシュロッド3とユニットインジ
ェクタ8のスプリング7のスプリング力とによって揺動
運動を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ユニットインジェ
クタの作動機構を成す各々の構成品の各密接部は、スプ
リング7のスプリング力と各密接部の滑動により高荷重
を受けるため、耐摩耗性に優れた材料を使用し、かつ熱
処理が施されている。
【0006】しかしながら、ロッカアーム4の端部42
とユニットインジェクタ8のスプリングホルダ6との密
接部は、ロッカアーム4の揺動により端部42が移動量
L1の平面滑動を行うこと、及び平面滑動によってスプ
リングホルダ6への押し付け力は偏荷重になるなど、前
記各密接部に比べ遥かに大きな荷重を受けている。この
ため、前記ロッカアーム4の端部42とユニットインジ
ェクタ8のスプリングホルダ6との密接部には、早期摩
耗や剥離が発生してエンジンの寿命に悪影響を及ぼして
いる。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
ロッカアーム4の端部42とユニットインジェクタ8の
スプリングホルダ6との密接部の、早期摩耗や剥離の発
生を防止してエンジンの寿命を向上させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係わるユニットインジェクタ及びそのロッ
カアームは、図1〜図2を参照して説明すれば、カム
1、カム1の回転運動を上下運動に変換するカムフォロ
ワー2、上下運動を伝達するプッシュロッド3、プッシ
ュロッド3からの上下運動を揺動運動に変換してユニッ
トインジェクタ8を作動させるロッカアーム4、及び高
圧の燃料を噴射するユニットインジェクタ8等から構成
されるユニットインジェクタの作動装置において、前記
ユニットインジェクタ8とロッカアーム4との密接部
に、一側は平面部52をロッカアーム4の端部42に密
接し、他側は球面部51をスプリングホルダ6の球面凹
部61に遊嵌し、かつ、平面部52の中心から球面部5
1に油孔53が設けられているボール5から成る構成と
した(請求項1)。尚、ボール5の平面部52に密接す
るロッカアーム4の端部42は、平面である構成でもよ
い(請求項2)。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ロッカアーム4の揺動によ
り、端部42とボール5の平面部52とは平面滑動し、
ボール5の球面部51とスプリングホルダ6の球面凹部
61とは球面滑動する。このため、端部42とボール5
の平面部52との密接部の平面滑動の移動量L2は、前
記球面滑動の回動角だけ小さくなる。又、ロッカアーム
4のスプリングホルダ6への押し付け力Fは、常にユニ
ットインジェクタ8の中心部に作用する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図1〜図2を参照し
て説明する。図1はユニットインジエクタの作動機構の
要部断面部付き正面図である。同図において、エンジン
回転と同期して回転するカム1、カム1の回転運動を上
下運動に変換するカムフォロワー2、カムフォロワー2
の上下運動をロッカアーム4に伝達するプッシュロッド
3、プッシュロッド3の上方向の力によって端部41を
押し上げられることにより端部42が下方向に揺動する
ロッカアーム4、そして、ロッカアーム4の揺動による
押し付け力により、ボール5とスプリングホルダ6を下
方向に押し付け、ユニットインジェクタ8のスプリング
7を縮めてスプリングホルダ6の下方位置にある燃料噴
射プランジャ(図示せず)で高圧の燃料を噴射するユニ
ットインジェクタ8から構成される。
【0011】次に、図2は本案のユニットインジェクタ
及びそのロッカアームの要部断面図であり、同図におい
て構造と作動について説明する。。ロッカアーム4の端
部42は平面形状をしており、ボール5の一側の平面部
52と密接し、ボール5の他側は球面部51から成り、
スプリングホルダ6の球面凹部61に遊嵌している。
尚、ボールが球面凹部61から脱落しないように、球面
凹部61の縁部62でかしめているが、他の脱落防止方
法でもよく適宜自在である。
【0012】又、ボール5には、平面部52の中心から
球面部51に油孔53が設けられており、ロッカアーム
4に設けられた油道43から導入される潤滑油で、端部
42と平面部52の潤滑が行われると同時に、球面部5
1と球面凹部61の潤滑が行われ、各々の滑動を滑らか
にしている。尚、球面部51と球面凹部61の潤滑をさ
らに向上させるため、球面部51又は球面凹部61の外
周面に放射状等の潤滑用凹みを設けてよい。
【0013】次に、作動について説明する。図2(a)
はユニットインジェクタ8が燃料を噴射していない状
態、すなわち、プッシュロッド3が下方向に下がって、
ロッカアーム4の端部42が、スプリング7のスプリン
グ力により上方向に押し上げられている状態を示す図で
ある。
【0014】図2(b)はユニットインジェクタ8が燃
料を噴射した状態の図であり、プッシュロッド3がロッ
カアーム4の端部41を押し上げ、そしてロッカアーム
4は揺動して端部42がボール5の平面部52を移動量
L2の平面滑動し、かつ、ボール5は、球面部51がス
プリングホルダ6の球面凹部61を球面滑動しながらボ
ール5を押し下げ力Fで押し下げる。
【0015】図2(a)から図2(b)に至る過程で
の、ロッカアーム4の端部42とボール5の平面部52
との平面滑動、及びボール5の球面部51とスプリング
ホルダ6の球面凹部61との球面滑動とにより、押し下
げ力Fは常にユニットインジェクタ8の中心に作用させ
ることができる。又、ボール5の球面部51とスプリン
グホルダ6の球面凹部61との球面滑動により、ロッカ
アーム4の端部42とボール5の平面部52との平面滑
動の移動量L2は小さくなる。さらに、前記各々の滑動
部は、いずれも面接触で滑動している。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、、ユニットインジ
ェクタとロッカアームとの密接部に、一側は平面部、他
側は球面部から成るボールを備えるという本発明のユニ
ットインジェクタ及びそのロッカアームによれば、ロッ
カアームの端部とボールの平面部との平面滑動、及びボ
ールの球面部とスプリングホルダの球面凹部との球面滑
動とにより、押し下げ力Fは常にユニットインジェクタ
の中心に作用するため、偏荷重を防止することができ
る。又、ボールの球面部とスプリングホルダの球面凹部
との球面滑動により、ロッカアームの端部とボールの平
面部との平面滑動の移動量は小さくなる。さらに、前記
各々の滑動部は、いずれも面接触のため荷重が分散され
るので、早期摩耗や剥離を防止することができる。この
結果、エンジンの寿命を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のユニットインジェクタ作動機構の要部断
面部付き正面図である。
【図2】本案のユニットインジェクタ及びそのロッカア
ームの要部断面図であり、(a)はユニットインジェク
タが燃料を噴射していない状態を示し、(b)はユニッ
トインジェクタが燃料を噴射した状態を示す図である。
【図3】従来技術のユニットインジェクタ作動機構の要
部断面部付き正面図である。
【図4】従来技術のユニットインジェクタとロッカアー
ムの要部断面図であり、(a)はユニットインジェクタ
が燃料を噴射していない状態を示し、(b)はユニット
インジェクタが燃料を噴射した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 カム 2 カムフォロワー 3 プッシュロッド 4 ロッカアーム 42 ロッカアーム4の端部 5 ボール 51 ボール5の球面部 52 ボール5の平面部 6 スプリングホルダ 61 スプリングホルダ6の球面凹部 7 スプリング 8 ユニットインジェクタ L1,L2 ロッカアームの端部42の平面滑動移動量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム1、カム1の回転運動を上下運動に
    変換するカムフォロワー2、上下運動を伝達するプッシ
    ュロッド3、プッシュロッド3からの上下運動を揺動運
    動に変換してユニットインジェクタ8を作動させるロッ
    カアーム4、及び高圧の燃料を噴射するユニットインジ
    ェクタ8等から構成されるユニットインジェクタの作動
    装置において、前記ユニットインジェクタ8とロッカア
    ーム4との密接部に、一側は平面部52をロッカアーム
    4の端部42に密接し、他側は球面部51をスプリング
    ホルダ6の球面凹部61に遊嵌し、かつ、平面部52の
    中心から球面部51に油孔53が設けられているボール
    5から構成されることを特徴とするユニットインジェク
    タ及びそのロッカアーム。
  2. 【請求項2】 ボール5の平面部52に密接するロッカ
    アーム4の端部42は、平面である請求項1記載のユニ
    ットインジェクタ及びそのロッカアーム。
JP5698092A 1992-02-07 1992-02-07 ユニットインジェクタ及びそのロッカアーム Pending JPH05223032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2850428A1 (fr) * 2003-01-23 2004-07-30 Renault Sa Moteur a combustion interne comportant un injecteur-pompe agence coaxialement au cylindre

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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