JPH05222867A - 外装型鋼製煙突 - Google Patents

外装型鋼製煙突

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JPH05222867A
JPH05222867A JP2690292A JP2690292A JPH05222867A JP H05222867 A JPH05222867 A JP H05222867A JP 2690292 A JP2690292 A JP 2690292A JP 2690292 A JP2690292 A JP 2690292A JP H05222867 A JPH05222867 A JP H05222867A
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JP
Japan
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steel
exterior
chimney
members
exterior cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2690292A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Masashi Fukumoto
昌史 福本
Katsuyuki Hirao
克之 平尾
Yoshihide Murase
良秀 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外観を良くするため外装を施した外装型鋼製
煙突において、外装部材を構造材として有効に外力及び
熱応力に対抗して機能する様に配置して部材種類、鋼材
量を大幅に減少させる。 【構成】 煙突筒身1のまわりに立設された複数の柱3
と、各柱3の内側部を結合固定するリング梁4と、リン
グ梁4から内側へ延び煙突筒身1を支持する水平部材6
とからなる鉄塔フレーム部2と、鉄塔フレーム2の柱3
に沿って連続させ鉄塔フレーム部2に固定結合された外
装兼構造部材用鋼板壁7とからなり、外装兼構造部材用
鋼板壁7が構造材として働くため従来柱3間に設けた水
平材、斜材が不要となり、且つこれを鉄塔フレーム部2
が協同して煙突に生じる外力及び熱応力に対抗して機能
するため無駄のない外装型鋼製煙突を経済的に提供でき
るようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼製煙突の鉄塔フレー
ムに外装を施こした外装型鋼製煙突に関する。
【0002】
【従来の技術】高層の煙突において外観を良くするため
に外装を施こした鋼製煙突(以下外装型煙突と呼ぶ)が
築造され始めている。従来のこの種外装煙突は、一般的
に図4乃至図7に示すように鋼製の煙突筒身01と、筒
身01をその周囲から支えるための柱材02aと柱材0
2aの間に水平に架け渡された水平材02bと、柱材0
2aの間に斜めに架け渡された斜材02cとからなる普
通のトラス型支持鉄塔02が全体強度を負担する構造部
材として作られ、トラス型支持鉄塔02と煙突筒身01
との間には複数高さ位置で柱材02a又は水平材02b
から内側へ伸び筒身支持部09を介して煙突筒身01を
上下動自在に支持する支持点構面部材01Oが配設され
ている。
【0003】上記支持鉄塔02の外側構面には縦、横に
外装パネル取付用の下地フレーム03、04及び更に下
地フレーム03、04上に外装パネルサイズ単位で外装
パネルの補強を兼ねる取付用のユニットフレーム05が
溶接乃至ボルト接合等で固定配列され、このユニットフ
レーム05上に四周に目地06部を残すように厚さ1〜
2粍程のステンレス鋼板製等の化粧外装パネル07が防
水パッキン等をはさみ込んでかつ長孔ボルト止め方式0
8等によってフレーム05面上を巡り許容可能に取付け
られている。すなわち、外装パネル07は取付用フレー
ム03、04、05を介して鉄塔02周囲全面に取付け
られ外装パネル07が日照により熱変形するときは図6
に示すようにパネル07の伸びが目地06部分で吸収さ
れ、また図7に示すように地震などで鉄塔02と共にフ
レーム03、04、05に水平せん断変形(点線から一
点鎖線のように)を生じたとき、パネル07は中央付近
を定点とした長孔ボルト止め部08のすべり許容によ
り、せん断変形応力の伝達を受けず、個々に目地06の
間隙内で矩形を保ち、座屈やはがれを生じないでかつ防
水状態を保つようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに上記従来の外装
型煙突では支持鉄塔02の全周面に亘って設けるパネル
取付用の下地フレーム03、04、ユニットフレーム0
5及び外装パネル07は何れも煙突自体の強度部材とし
て働かない単なる外装用部材であり、これらの付加部材
重量全部を支持鉄塔02が支持するから、支持鉄塔02
自体の構造強度も外装なしの従来煙突より大きくしなけ
ればならない。そして上述した従来の外装型煙突では上
記外装用部材の付加によって使用鋼材量が著しく増加
し、資材費、製作、建付費を増加させ、設備コストも大
幅に上昇させる問題点がある。本発明は、上述した従来
の問題に対し、この種外装型煙突の構成を簡素化し軽量
化した外装型鋼製煙突を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための課題】このため、本発明の外装
型鋼製煙突は、煙突筒身のまわりに立設された複数の柱
と、複数の高さ位置で各柱の内側部と結合固定したリン
グ梁と、リング梁から内側へ延びる煙突筒身支持用の水
平材からなる鉄塔フレーム部と、鉄塔フレームの柱に沿
って連続させ同鉄塔フレーム部して固定結合に取付けた
外装兼構造材用鋼板壁を備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の外装型鋼製煙突では外装兼構造材用鋼
板壁が鉄塔フレーム部と一体に結合して設けられ、従来
の支持鉄塔に見られた多数の柱間の水平材、斜材に代っ
て外装兼構造用鋼板壁が構造部材として働らく。すなわ
ち鉄塔部に外力が水平せん断変形あるいは曲げ変形を生
じさせようとするとき鉄塔フレーム部の柱、リング梁と
共に一体になった鋼板壁が断面応力で対抗しまた、日照
による鋼板壁の伸び変形に対しても鋼板壁の断面応力で
対抗する。このためにパネルには例えば7乃至12mm
程度の板厚と局部的な補強材を内面に備える。またパネ
ル外面の化粧は建付後に塗装で施行される。柱も又外装
材を兼ねて従来鉄塔より小ピッチで数を増加し、それに
よって個々の柱断面の大きさは小さくできる。柱間を接
続する多数の水平材、斜材が不要になり、全体として構
造、外装兼用の部材だけの構成となり少ない部材数で,
無駄なく外力及び部材間温度差に対応しかし煙突外観を
良くすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の外装型鋼製煙突について図に
示す一実施例にもとずき説明する。図1乃至図3は本発
明の1実施例としての外装型鋼製煙突の水平断面図、側
面図及び部分斜視図を示す。図において1は基礎上に直
立して設ける煙突筒身、2は煙突筒身1のまわりに六角
形状に間隔をおいて立設する複数のI形断面の柱3と、
複数高さ位置で外周部を上記各柱1の内側部と溶接乃至
ボルト結合して取付けたI形断面の六角形状のリング梁
4と、リング梁4から内側へ延び筒身支持部5を介して
筒身1を側部から支持する水平材6とを含む筒身支持用
の鉄塔フレーム部、7は上記柱3又はリング梁4部に溶
接あるいはボルト結合して鉄塔フレーム部2外周部に連
続させて取付けた外装兼構造材用鋼板壁である。
【0008】図3は図1中の3部を拡大して示し、図中
10は柱3,リング梁4、鋼板壁7相互の溶接接合部、
11は相互のボルト結合部、12は柱3、リング梁4接
合部の補強材である。鋼板壁7は従来鉄塔の側部構面に
繋ぎ材として設けて来た水平材及び斜材に代って鉄塔に
作用する水平せん断変形に対抗しかつ日照による鉄筋フ
レーム部3、4と鋼板壁7の温度差で生じる熱応力に対
抗できる構造材として板厚7乃至12粍程度のものを使
用する。
【0009】図1、図3のa部では鋼板7は柱3の1形
の溝形部をボックス状に覆いかつリング梁4の外側フラ
ンジ板と結合して柱3部が縦稿を形成するように外装さ
れ、またb部では上記a部の鋼板7と連続させて柱3の
外側を覆うよう柱3の外側フランジと結合させ縦に延び
る折れ線を持つ平らな外壁面として取付けられ、外壁面
は組立完了後に塗装仕上げして、外観の良い構造物に仕
上げられる。上記の鋼板7のa外装部では柱3及び梁4
の外側フランジ面を鋼板7と接続状態で露出させると柱
3、リング梁4及び鋼板7相互の日照時温度差によって
生ずる熱応力は微小になるから、鋼板厚さは7〜8粍の
もので良くなる。他方b外装部では柱3が内側に覆われ
るから熱応力への対応を含めて鋼板厚さは10〜12粍
のように厚くし、局部的には座屈防止の補強が適質に設
けられれば良い。上記煙突の建付けは工場で筒身1、柱
2、リング梁4、水平材6及び鋼板壁7をそれぞれ分割
された単位で加工製作し、鉄塔部は柱3、リング梁4、
鋼板壁7を工場又は現地地上で小ブロックに組立て、ブ
ロック単位で積上げ建造し、筒身1は建造される鉄塔部
を支えとしてジャッキアップ建造など、従来工法に準じ
行なうことができる。
【0010】上述した構成によると、外装鋼板7を鉄塔
フレーム2外周に連続させて固着して取付け、構造部材
兼用とし、従来の水平、傾斜、繋ぎ材を廃止したから、
外装用の余分な材料がなくなり、外装材を含む全部材が
有効に外力及び熱応力に対応できるようになる。また使
用する部材の種類、量が大幅に減少し、経済的に外観の
良い外装型煙突を提供できるようになる。上記構成にお
いて鉄塔フレーム2部の平面形状は矩形その他任意の形
とされて良く、また支持する筒身の数たとえば2筒形、
3筒形など筒数に合わせて任意の形状設計を行なうこと
が可能である。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
外装型鋼製煙突は煙突筒身のまわりに立設された複数の
柱と、複数高さ位置で外周部を上記各柱の内側部と結合
固定したリング梁と、リング梁から内側へ延びる筒身支
持用の水平材からなる鉄塔フレーム部と、同鉄塔フレー
ム部の柱に沿って連続させ同鉄塔フレーム部に結合固定
した外装兼構造材用鋼板壁とを備えた簡素な構成により
煙突外装の部材が構造材として働らき、外装のための余
分な部材がなくなると共に従来柱間に設けた水平、及び
斜めの構造材を不要にし、外装煙突の構成に必要な部材
種類、鋼材量を大幅に減少させる効果を得る。
【0012】また、それにより全構成部材が有効に外力
及び熱応力に対抗して機能する無駄のない外装型鋼製煙
突を経済的に提供する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明・の1実施例としての外装型鋼製煙突の
概略水平断面図。
【図2】図1の2〜2矢視に沿う側面図。
【図3】図1の3部を拡大して示す斜視図である。
【図4】従来の外装型鋼製煙突の側面図。
【図5】図4の5〜5矢視の平面図。
【図6】従来の外装型鋼製煙突の外装パネルの熱変形時
の作用説明図。
【図7】従来の外装型鋼製煙突のフレームに水平せん断
変形が生じた時の外装パネルの作用説明図である。
【符号の説明】
1 煙突筒身 2 鉄塔フレーム部 3 柱 4 リング梁 5 筒身支持部 6 水平材 7 外装兼構造材用鋼板壁 10 溶接部 11 ボルト接合部 12 補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 良秀 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突筒身のまわりに立設された複数の柱
    と、各柱の内側面と結合固定して複数の高さ位置に設け
    たリング梁と、リング梁から内側へ延びる煙突筒身支持
    用の水平材からなる鉄塔フレーム部と、同鉄塔フレーム
    部の複数の柱に沿って連続させ同鉄塔フレーム部に固定
    結合して取付けた外装兼構造材用鋼板壁とを備えたこと
    を特徴とする外装型鋼製煙突。
JP2690292A 1992-02-13 1992-02-13 外装型鋼製煙突 Withdrawn JPH05222867A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2690292A JPH05222867A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 外装型鋼製煙突

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JP2690292A JPH05222867A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 外装型鋼製煙突

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JPH05222867A true JPH05222867A (ja) 1993-08-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103790428A (zh) * 2013-08-08 2014-05-14 华能国际电力股份有限公司 一种烟囱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103790428A (zh) * 2013-08-08 2014-05-14 华能国际电力股份有限公司 一种烟囱
CN103790428B (zh) * 2013-08-08 2016-08-10 华能国际电力股份有限公司 一种烟囱

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