JPH05222071A - アミノアルカンホスホン酸、その塩及び/またはエステルの製造方法 - Google Patents

アミノアルカンホスホン酸、その塩及び/またはエステルの製造方法

Info

Publication number
JPH05222071A
JPH05222071A JP4292968A JP29296892A JPH05222071A JP H05222071 A JPH05222071 A JP H05222071A JP 4292968 A JP4292968 A JP 4292968A JP 29296892 A JP29296892 A JP 29296892A JP H05222071 A JPH05222071 A JP H05222071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
hydrogen atom
process according
group
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4292968A
Other languages
English (en)
Inventor
Georges Axiotis
ジヨルジユ・アクシオテイ
Helene Deweerdt
エレーヌ・ドウウエール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer CropScience SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Agrochimie SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Agrochimie SA filed Critical Rhone Poulenc Agrochimie SA
Publication of JPH05222071A publication Critical patent/JPH05222071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/3804Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)] not used, see subgroups
    • C07F9/3808Acyclic saturated acids which can have further substituents on alkyl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/40Esters thereof
    • C07F9/4003Esters thereof the acid moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
    • C07F9/4006Esters of acyclic acids which can have further substituents on alkyl

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、一般式(I): 【化1】 〔式中、R1及びR2は同一または異なって、水素原子、
1〜6個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝状アル
キル基、またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
原子から選択され、R3は、水素原子、または、必要に
よっては1つ以上のヘテロ原子、好ましくはハロゲンで
置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基であり、R4は、水素
原子または1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは
分枝状アルキル基である〕のα−アミノアルカンホスホ
ン酸及び/またはその塩もしくはエステルを得る新規の
方法に関する。 【効果】α−アミノアルカンホスホン酸類の有利な製造
方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式(I):
【0002】
【化3】
【0003】〔式中、R1及びR2は同一または異なっ
て、水素原子、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状もし
くは分枝状アルキル基、またはアルカリ金属もしくはア
ルカリ土類金属原子から選択され、R3は、水素原子、
または、必要によっては1つ以上のヘテロ原子、好まし
くはハロゲンで置換されていてもよいアルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基もしくはアラルキル基であ
り、R4は、水素原子または1〜4個の炭素原子を有す
る直鎖状もしくは分枝状アルキル基である〕のα−アミ
ノアルカンホスホン酸及び/またはその塩もしくはエス
テルを得る新規な方法に関する。
【0004】式(I)の生成物は公知であり、殺菌剤と
して使用することができる(欧州特許第0153284
号並びに米国特許第4994447号及び第48883
30号)。R1、R2及びR4が水素原子であり且つR3
エチルである生成物は、市販されていて、葉または種子
の処置に使用し得るアムプロフィルホス(amprop
ylfos)である。
【0005】上記特許に記載されているかかる生成物の
入手経路は、特に水素化による触媒プロセス、高温高圧
条件及び過度に長い反応時間のために、かかる生成物を
工業生産しようとするには不適当であることが判ってい
る。
【0006】本発明の1つの目的は、既に記載されてい
る入手経路よりも経済的な方法でかかる化合物をもたら
すことである。
【0007】本発明の別の目的は、既に公知の条件より
もずっと穏やかな加水分解条件で、しかもはるかに短い
反応時間で、式(I)の化合物を製造することである。
【0008】更に本発明の第3の目的は、流出する水及
び流出するガスのより優れた制御を可能とする方法を使
用することである。
【0009】本発明の最後の目的は、最適化された収率
及び純度で式(I)の化合物を与えることである。
【0010】(R,S)−1−アミノアルカンホスホン
酸またはそのエステル及び塩の製造過程は、下記のよう
な反応式で表わし得る3つ(酸)または4つ(エステ
ル、塩)の段階を経る:
【0011】
【化4】
【0012】〔ここで、R5=R1及び/またはR2、好
ましくはNaまたはKであり、n=1または2であ
る〕。
【0013】第一級アミンとカルボニル誘導体(または
カルボニルを生成するために酸性媒質中で反応させるの
に適当である保護形態のカルボニル誘導体、即ちアセタ
ール、ヘミアセタールまたはジオキソラン)との反応
a)は、式:
【0014】
【化5】
【0015】と表わすことができる。
【0016】プロパナールとtert−ブチルアミンと
の反応はシクロヘキサン中で室温(20℃)で実施す
る。そうするとtert−ブチルプロパンイミンが得ら
れるが、これは単に中間化合物にすぎない。tert−
ブチルプロパンイミンは、追加処理せずに次の反応段階
(段階b)に導入し得るが、これは高レベルの不純物を
もたらす結果となる。蒸留イミンはより優れた選択性を
もたらすが、この場合には蒸留によって大量(30%)
の合成イミンが失われる。
【0017】段階a)を有機溶剤媒質中で実施すると、
高レベルの不純物の原因となる形成された水は容易に分
離することができる。
【0018】シクロヘキサンを用いると形成された水の
95%は除去されるが、ジクロロメタンを使用すると、
生成された水の量の61%しか除去することができず、
トルエンでは83%、トルエン/水酸化ナトリウム混合
物では92%が除去される。
【0019】残りの水は共沸蒸留によって除去し得る
が、これは、イミンが分解するような温度(シクロヘキ
ンサンを用いると80℃)で実施せねばならない。従っ
て、シクロヘキサン溶剤中で作業して生成水を単純分離
するのが好ましい。
【0020】段階a)で得られたイミンとジアルキルホ
スファイトとの縮合の段階b)は、反応:
【0021】
【化6】
【0022】と表わすことができる。
【0023】段階a)及びb)は、シクロヘキサン、ジ
クロロメタンまたはトルエンのような有機溶剤媒質中で
実施する。段階a)で得られたイミンの有機溶液を、純
粋なまたはそれ自体も有機溶液であるジアルキルホスフ
ァイトに流し込む。
【0024】得られたジエステルの加水分解及び得られ
た二酸の沈澱の段階c)は、反応:
【0025】
【化7】
【0026】に従って実施される。
【0027】段階b)後に得られるジエステル化合物
は、単離してそのまま使用することができる。しかしな
がら、殺菌剤としてより有効なことが立証された化合物
は酸及び塩、即ち、R1及び/またはR2がアルカリ金属
またはアルカリ土類金属から選択された化合物である。
酸はそのままでも、また塩を得るための中間体としても
有利であるが、上記加水分解段階は実際に常に実施さ
れ、次いで得られたホスホン酸の沈澱が行われる。
【0028】加水分解c)の条件は既に記載されている
ものより穏やかである。実際、この1−アミノアルカン
ホスホン酸ジエステルの酸加水分解段階は基本的な反応
(basic reaction)として既に公知であ
るが、臭化水素酸を使用して加圧下に約175〜180
℃の温度で48時間実施する。
【0029】本発明に従ってジエステル1モル当たり2
〜5当量の硫酸を使用すると、大気圧下及び約120〜
140℃の温度下に数時間(4〜6時間)で加水分解を
実施し得る。
【0030】上記条件下では、2つの酸官能基が遊離さ
れ、同時に二級アミンはNH2にされる。加水分解を低
温、例えば80℃近傍で行なうと、R4が水素原子以外
である化合物を得ることができる。その場合、2つの酸
官能基のみが生成される。
【0031】段階c)で得られた二酸を塩にする任意の
段階d)は、反応:
【0032】
【化8】
【0033】〔式中、R5=R1及び/またはR2、好ま
しくはNaまたはKであり、n=1または2であり、n
=1の場合には2つのR5のうち一方は水素原子であ
る〕と表わされる。
【0034】以下の実施例は本発明を非限定的に説明す
る。
【0035】実施例1:アミノプロパンホスホン酸の合
成(亜リン酸ジエチル経路1) a)3モル(174g)のプロパナールを、丸底フラス
コに入れた3モル(219g)のtert−ブチルアミ
ン上に室温(20℃)で1時間かけて流し込んだ。加え
終わったら、形成された水を分離するために393gの
シクロヘキサンを加えた。51.5gの水相及び73
4.5gの有機相(d=0.786)が得られた。
【0036】b)0.75モル(84.75g)の生成
イミンを有する183gの上記反応混合物(有機相)を
取り、次いでこれを、60℃に加熱した亜リン酸ジエチ
ル0.75モル(103.5g)に1時間かけて導入し
た。
【0037】全反応混合物(34%シクロヘキサンを含
む286.5g)を60℃で放置し、次いで温度を1時
間かけて80℃にまで高め、更に1時間この温度に維持
してから、加熱及び撹拌を停止した。
【0038】これによるイミン及び亜リン酸の転化率
(DC)はそれぞれ97及び96%であり、所望のジエ
ステルの収率(RY)は89%、及びヒドロキシル不純
物((EtO)2POCH(OH)Et)は6%であっ
た。
【0039】c)ジエステル1モル当たり3当量の硫酸
(96%)を用いて温度140℃でジエステルの加水分
解を実施した。ジエステルを高温の酸溶液中に流し入れ
た。5時間反応させた後、水相中に得られた二酸をまず
メタノール、次いでトリエチルアミン(NEt3)を用
いて処理した。
【0040】下記の結果が得られた:アミノアルカンホ
スホン酸/ジエステルのRY=81%、アミノアルカン
ホスホン酸の純度=99%。
【0041】実施例2:アミノプロパンホスホン酸の合
成(亜リン酸ジエチル経路2) a)2モル(146g)のtert−ブチルアミンを丸
底フラスコ内に20℃で入れ、フラスコ内のアミン上に
2モル(116g)のプロパナールを20℃で流し込ん
だ。プロパナールを導入した後、分離できるように25
0gのシクロヘキサンを導入した。35gの水相及び4
77gの有機相(d=0.78)を得、これを2つの2
38.5gのロットに分割した。
【0042】b)上記ロットの一方から0.75モル
(84.75g)のイミンを有する179gを取り、こ
れを0.75モル(103.5g)の亜リン酸ジエチル
に50℃で40分間かけて撹拌しながら流し込んだ。次
いで温度を60℃にまで高め、次いでこの温度に6時間
維持した。得られた混合物278gを実験室真空下に7
0℃で蒸発させると、最終的に184gの生成物が得ら
れ、これをガスクロマトグラフィー及びNMRによって
分析した。
【0043】評価は下記の通りである:tert−ブチ
ルプロパンイミンのDC=96%、亜リン酸ジエチルの
DC=97%、ジエステルのRY=90%、ヒドロキシ
ル不純物のRY=7.2%。
【0044】次いでヒドロキシル不純物((EtO)2
POCH(OH)Et)を除去するため、ジエステルを
塩基洗浄(まず20%NaOH、次いでH2O)によっ
て精製した。ヒドロキシル残量を0.5モル%に制限す
るためには数回の洗浄が必要である。実際、60℃の水
で1時間40分の一回洗浄すると、この不純物の6%が
最終混合物中に残留した。
【0045】c)得られたジエステルの一部に、95%
まで精製したジエステル1モル当たり3当量の硫酸(9
6%)を用いて温度140℃で加水分解を実施した。ジ
エステルを高温の酸溶液中に流し込んだ。5時間反応さ
せた後、水相中に得られた二酸をまずメタノールで、次
いでトリエチルアミン(NEt3)を用いて処理した。
【0046】下記の結果が得られた:アミノアルカンホ
スホン酸/ジエステルのRY=88%、アミノアルカン
ホスホン酸の純度=99%より大。
【0047】実施例3:アミノプロパンホスホン酸の合
成(亜リン酸ジメチル経路1) a)2モル(146g)のtert−ブチルアミンを丸
底フラスコに20℃で入れ、フラスコ内のアミン上に2
モル(116g)のプロパナールを20℃で流し込ん
だ。プロパナールを導入した後、分離できるように25
0gのシクロヘキサンを導入した。35gの水相及び4
77gの有機相(d=0.78)を得、これを2つの2
38.5gのロットに分割した。
【0048】b)上記ロットの一方から0.75モル
(84.75g)のイミンを有する179gを取り、こ
れを0.75モル(82.5g)の亜リン酸ジメチルに
50℃で40分間かけて撹拌しながら流し込んだ。次い
で温度を60℃にまで高め、次いでこの温度に6時間維
持した。得られた混合物257gを実験室真空下に70
℃で蒸発させると、最終的に164gの生成物が得ら
れ、これをガスクロマトグラフィー及びNMRによって
分析した。
【0049】評価は下記の通りである:イミンの転化率
(DC)=100%。
【0050】亜リン酸ジメチル(DMP)のDC=10
0%、ジエステル/DMPの収率(RY)=90%、ヒ
ドロキシル((MeO)2POCH(OH)Et)/D
MPのRY=4.8%、他の不純物=4.3%。
【0051】c)得られたジエステルから出発して、3
当量の硫酸を用いて130℃で4時間加水分解を実施し
た。次いで、得られた酸をメタノール及びトリエチルア
ミンを用いて沈澱させた。
【0052】下記の結果が得られた:アミノプロパンホ
スホン酸/ジエステルのRY=85%、アミノプロパン
ホスホン酸/亜リン酸ジメチルのRY=77%。
【0053】アミノプロパンホスホン酸の純度=99
%。
【0054】実施例4:アミノプロパンホスホン酸の合
成(亜リン酸ジメチル経路2) a)3.5モル(258g)のtert−ブチルアミン
(d=0.7)を丸底フラスコに入れた。3.5モル
(203g)のプロパナール(d=0.8)をアミン上
に20℃で1時間かけて流し込んだ。次いで分離のため
に461gのシクロヘキサンを加えたところ、60.5
gの水相(形成された水の96%が除去された)及び8
60gの有機相(d=0.76)が得られた。
【0055】b)2.5モル(275g)の亜リン酸ジ
メチルと275gのシクロヘキサンを別の丸底フラスコ
内で混合した。この混合物を、温度80℃となるように
加熱した。この温度で、イミン2.5モルに対応する6
14.3gの有機相を導入した。有機相は1時間かけて
流し込み、その間、イミンからの逆反応によって形成さ
れたプロパナール部分を含むシクロヘキサンを留出させ
た。次いで温度88℃に4時間維持した。留出の結果、
178gのシクロヘキサン溶液が得られた。
【0056】次いで、955gを含む反応混合物を留出
させた。残り材料は28gの損失を示した。この反応混
合物(分析用試料を採取した後で932g)は517g
の乾燥抽出物をもたらし、これをガスクロマトグラフィ
ー及びNMRによって分析した。
【0057】下記の結果が得られた:ジメチルホスファ
イトのDC=100%、ジエステル/亜リン酸ジメチル
のRY=94%、ヒドロキシル/亜リン酸ジメチルのR
Y=2%。
【0058】蒸留することにより、ヒドロキシル不純物
(MeO)2POCH(OH)Etの形成を著しく減ら
すことができた。
【0059】c)得られたジエステル(470g、2.
03モル)を20℃の96%硫酸水溶液(643g、即
ちジエステル1モル当たり6.3モル、即ち3.1当量
の酸)中に30分間かけて流し込んだ。次いで温度を1
30℃にまで高め、この温度に5時間維持した。メタノ
ール(溶液1g当たり1.6ml)及びトリエチルアミ
ン(ジエステル1モル当たり340g)を用いて20℃
及びpH5で沈澱させると、下記の結果が得られた:ア
ミノプロパンホスホン酸/ジエステルのRY=84%、
アミノプロパンホスホン酸/亜リン酸ジメチルのRY=
79%。
【0060】アミノプロパンホスホン酸の純度=99.
1%。
【0061】実施例5:亜リン酸ジメチル(他の溶剤)
を用いた段階a)及びb) a)1モル(73g)のtert−ブチルアミンを丸底
フラスコに室温で入れた。1モル(58g)のプロパナ
ールを15分間かけて流し込んだ。45分後、分離する
ために130gのジクロロメタンと2gのNaClとを
加えた。13gの水相(形成された水の61%が除去さ
れた)及び247gの有機相が得られ、4gを取り出し
た後、50℃で20分間蒸留した。蒸留が完了したと
き、最終的に236gの反応混合物が得られた。
【0062】b)上記混合物118gをとり、25℃の
0.4モル(55g)の亜リン酸ジエチルに流し込ん
だ。僅かに還流するように温度を15分間で57℃まで
高めた。この温度を3時間維持した。
【0063】上記条件下で、最終結果は下記の通りであ
る:tert−ブチルプロパンイミンのDC=91%、
亜リン酸ジエチルのDC=98%、ジエステルのRY=
76%、ヒドロキシル不純物のRY=15%。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1及びR2は同一または異なって、水素原子、
    1〜6個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝状アル
    キル基、またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
    原子から選択され、 R3は、水素原子、または、必要によっては1つ以上の
    ヘテロ原子、好ましくはハロゲンで置換されていてもよ
    いアルキル基、シクロアルキル基、アリール基もしくは
    アラルキル基であり、 R4は、水素原子または1〜4個の炭素原子を有する直
    鎖状もしくは分枝状アルキル基である〕のα−アミノア
    ルカンホスホン酸、その塩またはエステルの製造方法で
    あって、3つ(酸)または4つ(塩またはエステル)の
    段階からなり、前記4つの段階が、反応式: 【化2】 〔式中、R5はR1及び/またはR2と同じであり、nは
    1または2を有し、n=1の場合には2つのR5のうち
    一方は水素原子である〕で表わされることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記段階d)において、R5がナトリウ
    ムまたはカリウム原子であることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記段階a)及びb)を、水に非混和性
    またはほとんど非混和性の有機溶剤媒質中で実施するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記有機溶剤を、シクロヘキサン、ジク
    ロロメタンまたはトルエンからなる群から選択すること
    を特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記有機溶剤がシクロヘキサンであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 カルボニル化合物が未保護のケトンもし
    くはアルデヒド形態または保護されたアセタール、ヘミ
    アセタールもしくはジオキソラン形態であることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 カルボニル化合物(II)がプロパナール
    であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミン(III)を、メチル−、エチル
    −、プロピル−もしくはイソプロピル、またはn−ブチ
    ルもしくはtert−ブチルアミンから選択することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 アミン(III)がtert−ブチルアミ
    ンであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記段階a)を、カルボニル誘導体
    (II)に対してモル過剰量のアミン(III)を用いて実
    施し、形成された水を除去することを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記段階b)において、ジアルキルホ
    スファイト化合物(V)が亜リン酸ジメチルまたはジエ
    チルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記段階c)において、硫酸を、ジエ
    ステル(VI)1モル当たり2〜5当量の酸の量で温度
    80〜150℃において使用することを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 約3当量の硫酸を用いて130〜14
    0℃で反応を実施することを特徴とする請求項12に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 形成されたアミノアルカンホスホン酸
    (Ia)を、前記段階c)の最後にpH=5で有機また
    は無機の強塩基性媒質中で沈澱させることにより精製す
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記塩基がトリエチルアミンであるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記段階c)で得られたアミノアルカ
    ンホスホン酸(Ia)1モルを、約1または2モルの化
    合物R5OH〔ここでR5はR1またはR2と同じ意味を有
    する〕と反応させることを特徴とする、R1及びR2のい
    ずれも水素原子ではない式(I)の化合物を製造するた
    めの請求項1に記載の方法。
JP4292968A 1991-10-31 1992-10-30 アミノアルカンホスホン酸、その塩及び/またはエステルの製造方法 Pending JPH05222071A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9113717 1991-10-31
FR9113717A FR2683222B1 (fr) 1991-10-31 1991-10-31 Procede de production d'acides, de sels et/ou esters aminoalcanephosphoniques.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05222071A true JPH05222071A (ja) 1993-08-31

Family

ID=9418696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4292968A Pending JPH05222071A (ja) 1991-10-31 1992-10-30 アミノアルカンホスホン酸、その塩及び/またはエステルの製造方法

Country Status (22)

Country Link
EP (1) EP0540437B1 (ja)
JP (1) JPH05222071A (ja)
KR (1) KR930007959A (ja)
CN (1) CN1072932A (ja)
AT (1) ATE167678T1 (ja)
AU (1) AU648936B2 (ja)
BR (1) BR9204284A (ja)
CA (1) CA2081726A1 (ja)
CZ (1) CZ326092A3 (ja)
DE (1) DE69226009T2 (ja)
DK (1) DK0540437T3 (ja)
ES (1) ES2117658T3 (ja)
FI (1) FI924944A (ja)
FR (1) FR2683222B1 (ja)
HR (1) HRP921124A2 (ja)
HU (1) HUT63169A (ja)
IL (1) IL103596A0 (ja)
MX (1) MX9206284A (ja)
NZ (1) NZ244927A (ja)
PL (1) PL296410A1 (ja)
SI (1) SI9200291A (ja)
ZA (1) ZA928234B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997011954A1 (fr) * 1995-09-26 1997-04-03 Hokko Chemical Industry Co., Ltd. Procede de preparation de derives d'acide 1-aminophosphonique optiquement actif et de nouveaux composes de phosphonate

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102942590B (zh) * 2012-11-01 2015-12-16 武汉三聚生物技术有限公司 α-(金刚烷)氨基膦酸及其制备方法和用途

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2635112A (en) * 1949-07-28 1953-04-14 Research Corp Process for producing aminomethylphosphonic acid compounds
GB1261613A (en) * 1968-06-04 1972-01-26 Stauffer Chemical Co Improved method for preparing aminoalkylphosphonates
US4579956A (en) * 1974-10-10 1986-04-01 Petrolite Corporation Amino-phosphonates
US4235809A (en) * 1976-08-12 1980-11-25 Petrolite Corporation α-Amino phosphonic acids
DE2741504C3 (de) * 1977-09-15 1981-11-19 Joh. A. Benckiser Gmbh, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung von Aminoalkylenphosphonsäuren
SE455259B (sv) * 1984-01-30 1988-07-04 Kenogard Ab Anvendning av vissa aminoalkanfosfonsyror for bekempning av svampsjukdomar hos vexter
DE3612192A1 (de) * 1986-04-11 1987-10-22 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von (alpha)-aminoalkylphosphonsaeuren
DE4026028A1 (de) * 1990-08-17 1992-02-20 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von aminomethanphosphonsaeure und aminomethyl-phosphinsaeuren aus n-hydroxymethyl-amiden
DE4026027A1 (de) * 1990-08-17 1992-02-20 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von aminomethanphosphonsaeure und aminomethyl-phosphinsaeuren

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997011954A1 (fr) * 1995-09-26 1997-04-03 Hokko Chemical Industry Co., Ltd. Procede de preparation de derives d'acide 1-aminophosphonique optiquement actif et de nouveaux composes de phosphonate

Also Published As

Publication number Publication date
EP0540437A1 (fr) 1993-05-05
ZA928234B (en) 1993-05-06
ES2117658T3 (es) 1998-08-16
CZ326092A3 (en) 1993-05-12
KR930007959A (ko) 1993-05-20
MX9206284A (es) 1993-04-01
PL296410A1 (en) 1993-12-27
AU648936B2 (en) 1994-05-05
DE69226009D1 (de) 1998-07-30
CN1072932A (zh) 1993-06-09
EP0540437B1 (fr) 1998-06-24
HUT63169A (en) 1993-07-28
CA2081726A1 (fr) 1993-05-01
NZ244927A (en) 1994-12-22
HU9203432D0 (en) 1993-03-01
IL103596A0 (en) 1993-03-15
ATE167678T1 (de) 1998-07-15
FI924944A (fi) 1993-05-01
DE69226009T2 (de) 1998-11-05
HRP921124A2 (en) 1994-12-31
FR2683222A1 (fr) 1993-05-07
FR2683222B1 (fr) 1995-05-19
BR9204284A (pt) 1993-06-01
AU2733492A (en) 1993-05-06
DK0540437T3 (da) 1998-10-26
FI924944A0 (fi) 1992-10-30
SI9200291A (en) 1993-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ374297A3 (cs) Způsoby přípravy kyseliny (S)-3-(aminomethyl)-5-methylhexanové
GB1595337A (en) Synthesis of methotrexate
JPS6338035B2 (ja)
EP0085391B1 (en) Phosphinic acid derivatives and process for preparing the same
AU2004295152B2 (en) A process for resolving, optionally substituted, mandelic acids by salt formation with a chiral base cyclic amide
CA1328113C (en) Process for the manufacture of novel unsaturated amino acid compounds
JPH05222071A (ja) アミノアルカンホスホン酸、その塩及び/またはエステルの製造方法
HU177486B (en) Process for preparing phosphonic acid derivatives
EP0097522A2 (en) Preparation of N-phosphonomethylglycine
IL168246A (en) Mono salts of a substituted or unsubstituted methylene biphosphonic acid
EP0693074B1 (en) Process for the manufacture of aminomethanephosphonic acid
RU2260010C2 (ru) Способ получения n-фосфонометилглицина и промежуточный продукт для его получения
US4851588A (en) Novel process for the preparation of bronopol
HU194257B (en) Process for preparing n-(phosphonomethyl)-glycine
HUE026660T2 (en) Multiple-step synthesis of Ibandronate
HU213457B (en) Process for producing aminomethanephosphonic acid and aminomethyl-phosphinic acid
JP2546067B2 (ja) メタンジホスホン酸化合物の製造方法
Gajda et al. A convergent one-pot synthesis of secondary amines via aza-Wittig reaction
JPH0148914B2 (ja)
US5239121A (en) Process for the preparation of 2-aryl-1,3-propanediols
HU182673B (en) Process for preparing esters of 2-formyl-3,3-dimethyl-cyclopropane-1-carboxylic acid
JP2000500766A (ja) メトキシイミノフェニルグリコール酸誘導体の製法
KR950011104B1 (ko) 불포화 캐톤의 신규한 제조방법
JPH10324659A (ja) アルキル−及びアリールマロン酸の製法
JP2791572B2 (ja) 大環状化合物及びその製造法