JPH0522202Y2 - - Google Patents

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JPH0522202Y2
JPH0522202Y2 JP1989038940U JP3894089U JPH0522202Y2 JP H0522202 Y2 JPH0522202 Y2 JP H0522202Y2 JP 1989038940 U JP1989038940 U JP 1989038940U JP 3894089 U JP3894089 U JP 3894089U JP H0522202 Y2 JPH0522202 Y2 JP H0522202Y2
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JP
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bag
sand
soil
grass
filled
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Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (従来の技術及びその問題点) 現在、日本の各地にゴルフ場があり、また造成
もされている。そしてゴルフ場のテイーグラウン
ドやフエアウエイの表面を形成するため大量の芝
が使用される。
芝には自然のあるいは人工栽培の生きた芝と、
化学合成樹脂製の人造芝があるが、一般的にゴル
フ場においては過去から現在まで生きた芝が使用
され、テニスコート、サツカーグラウンド、野球
場等の運動競技場においては、特に近年は人造芝
が使用されることが多い。
生きた芝と人造芝との比較では強度面、メンテ
ナンス面で人造芝が優れている。しかしながらゴ
ルフ場の特にテイーグラウンドやフエアウエイに
おいてはクラブやアイアンのシヨツトで容易に破
断する程度の強度でないと、逆にクラブやアイア
ン、更にはシヨツトする人への悪影響があるため
に生きた芝が必要とされる。
そしてシヨツトによつて芝生は切断あるいは破
断され、凹部が発生する。これをデイボツトと呼
ぶ。しかし、生きた芝は人造芝にはない再生能を
持つており、破断しても芝生を元通りに直す、あ
るいは凹部に砂や土壌を充填して踏み固めておけ
ばある程度は復元可能である。
では、実際の補修作業はどのように行なわれて
いたかというと、プレー中に発生したデイボツト
は、キヤデイーさんが持参の砂袋より移植ゴテに
て砂を充填していた。
しかしながらこの方法では、充填する砂として
大量に且つ均一なものを供給できない、更に運搬
や補修作業時に衛生的でないといつた問題があつ
た。
一方ゴルフ場によつて年間に発生するデイボツ
トの数はまちまちであるが、単純計算でもフエア
ウエイ上には年間の通算プレー人員と同数程度の
デイボツトが発生すると考えられ、補修の手間は
非常に大きなものとなつている。
また、ただ単に砂を充填するのみであるため、
露出した芝の根の乾燥防止も確実とは言えず、完
全に復元することは難しかつた。
更にデイボツトに充填された砂はフエアウエイ
上の緑色の中に白く見え、見栄えが悪いことも指
摘され、改善策が待ち望まれていた 本考案者等は今般、デイボツトの復元を確実に
且つ美しく行なえるとの知見を得、本考案を完成
した。
(問題点を解決する為の手段) 即ち本考案は、踏圧により容易に破袋する程度
の脆弱性を有し、且つ運搬に際しては十分な強度
を有する腐蝕性繊維により形成された紙布片ある
いは水溶性素材よりなる袋体に、砂を基材とし、
粘土質土壌、肥料、発根促進剤、土壌改良材、殺
菌剤の一種以上を配合した充填材を充填してなる
デイボツト補修用袋体である。
(実施例) 以下本考案の実施例につき図面を参照しながら
説明する。
まず、袋体を形成する紙布片の材質につき説明
すると、短期間のうちに腐蝕して土壌へ馴染む素
材の布、紙、不織布であれば特に限定する必要は
ないが、袋体として砂を充填した場合に、踏圧に
より容易に破袋する程度の脆弱性を有し、且つ運
搬時には破袋しない十分な強度を有することが必
要である。
また、更に短期間に袋体を消滅させたい場合に
は、水溶性素材により袋体を形成することもあ
る。
水溶性素材の例としてはPVAのフイルムや水
溶性紙が上げられる。
そして、紙布片あるいは水溶性素材の色として
は、フエアウエイやテイーグラウンドに敷設した
場合に、周辺の芝生の緑色と馴染むよう緑色の素
材のほうが美観上望ましい。
この紙布片あるいは水溶性素材を縫製や接着、
あるいは融着等を行なつて第1図のような袋体1
を形成する。
デイボツトの大きさには種々あるが、本考案の
袋体では、充填した状態で概ね幅約5cm、長さ約
10cm、厚さ約2〜3cmの大きさとした。
充填材としては原則として砂を基材とするが、
使用する砂はゴルフ場を形成している基盤土壌に
近い粒度であることが望ましい。
また普通の何も処理していない砂のほかに、芝
の緑色を鮮やかに見せる、あるいは周辺の緑色と
馴染ませるといつた目的で、前者としては黒色、
後者としては緑色に着色した砂を用いてもよい。
更に粒度調整、保水性、保肥性の向上を図ると
いつた目的で粘土質土壌を配合することが多い。
また、芝生の早期復元を図る為、肥料、発根促
進剤、土壌改良材、殺菌剤を配合してもよい。
肥料としては有機堆肥、化成肥料、腐植酸等が
上げられる。
発根促進剤としてはカイネチン、ベンジルアミ
ノプリン等の化学物質が使用される。
土壌改良材としてはベントナイト、バーミキユ
ライト等の粘土鉱物や、ポリエチレンオキサイド
やポリビニールアルコール等の土壌団粒化剤が上
げられる。
殺菌剤としては有機銅水、水和硫黄等が使用さ
れる。
次に実際のデイボツトの補修方法につき第2図
を参照しながら説明する。まず、フエアウエイや
テイーグラウンド上2に発生したデイボツト3に
本考案の補修用袋体1を敷設する。このとき通常
は1袋で十分であるが、必要であれば2袋以上を
敷設する。敷設後足4で踏みつけ袋を破袋させ
る。漏出した充填材5を周辺と均一になるよう足
でならし踏圧する。
以上でデイボツトの補修は完了する。
(作用) 以上のようにして敷設されたデイボツト補修用
袋体は、短期間に腐蝕あるいは降雨により速やか
に溶解して土壌へ馴染む。また充填された砂、粘
土質土壌、肥料等により、補修部は芝の発根に適
した状態に保たれ、芝の発根を促す。
(効果) 本考案は、踏圧により容易に破袋する程度の脆
弱性を有し、且つ運搬に際しては十分な強度を有
する腐蝕性繊維により形成された紙布片あるいは
水溶性素材よりなる袋体に、砂を基材とし、粘土
質土壌、肥料、発根促進剤、土壌改良材、殺菌剤
の一種以上を配合した充填材を充填してなるデイ
ボツト補修用袋体であるから以下のような効果を
有する。
即ち、デイボツト発生部分に袋体を敷設して足
で踏み均らすという簡単な作業で補修が完了し、
作業手間が大幅に減少した。
更に工場製品として大量に均質なものを生産で
きるとともに、運搬や補修作業も衛生的にできる
ようになつた。
しかも袋体は易腐蝕性の紙布片あるいは水溶性
素材により形成されている為、速やかに腐蝕ある
いは溶解して土壌に馴染み、施工後に長期間残留
することもない。
また、充填材は保水性、保肥性更には色につい
ても考慮されていることから、芝の根の発根を促
進して、早期に芝生を復元することが可能になる
とともに、美観上からも満足のいくデイボツトの
補修が可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図。第2
図は本考案の袋体の敷設状況を示す側面図であ
る。 図中、1は袋体、2はゴルフ場表面、3はデイ
ボツト、4は足、5は充填物である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 踏圧により容易に破袋する程度の脆弱性を
    有し、且つ運搬に際しては十分な強度を有する
    腐蝕性繊維により形成された紙布片よりなる袋
    体に、砂を基材とし、粘土質土壌、肥料、発根
    促進剤、土壌改良材、殺菌剤の一種以上を配合
    した充填材を充填してなるデイボツト補修用袋
    体。 2) 踏圧により容易に破袋する程度の脆弱性を
    有し、且つ運搬に際しては十分な強度を有する
    水溶性素材よりなる袋体に、砂を基材とし、粘
    土質土壌、肥料、発根促進剤、土壌改良材、殺
    菌剤の一種以上を配合した充填材を充填してな
    るデイボツト補修用袋体。
JP1989038940U 1989-03-31 1989-03-31 Expired - Lifetime JPH0522202Y2 (ja)

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