JPH05272110A - 人工芝 - Google Patents

人工芝

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JPH05272110A
JPH05272110A JP9484192A JP9484192A JPH05272110A JP H05272110 A JPH05272110 A JP H05272110A JP 9484192 A JP9484192 A JP 9484192A JP 9484192 A JP9484192 A JP 9484192A JP H05272110 A JPH05272110 A JP H05272110A
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JP
Japan
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rod
resin sheet
shaped
soil
flexible resin
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Pending
Application number
JP9484192A
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English (en)
Inventor
俊一 ▲高▼橋
Shunichi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフ場コースの芝の維持管理をなくし、農
薬汚染を皆無にする。 【構成】 棒状茎7の先端を芝の尖葉状8に加工形成
し、この棒状茎7を水抜き開孔5が設けられた可撓性樹
脂シート2の表面に縦横に密植する。この可撓性樹脂シ
ート2を地表面等に敷設するとともに所定の固定ピン5
で地表面に固定する。この状態で可撓性樹脂シート2上
に所定厚さの目土9入れて尖葉状部分8が現れるように
棒状茎7を埋設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工芝に係り、特にゴ
ルフ場やグラウンド等の広い面積を占める土地に対して
芝様の緑地として利用することができる人工芝に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より芝が広い面積で植栽される場所
としてはゴルフ場や公園、グラウンド等がある。特にゴ
ルフ場はその占有面積において公園等より格段に広く、
また芝の成長の良否がそのコースの設計とともに評価の
対象となる場合も多い。このため各ゴルフ場とも、その
造成工事では設計レイアウトや施工計画に基づき、コー
スの対象となる原地形を各種の土工機械により成形し、
各ホールの造成工事を進めている。そして全体の地形が
所定の形状を現してきたところで、フェアウェーの芝植
え付けを行う。そして芝根が活着するまでの一定期間養
生され、その後コースとしての整備がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、芝の順調な
生育のためには床土の水はけの向上を図る必要がある。
このためコース表土の土質に応じて透水管を敷設する
等、暗渠排水設備を広範囲にわたり施工することがあ
る。また、砂気が多い弱酸性を示す壌土となるように客
土による土改良が行われている。
【0004】しかしながら、このような付帯工事は工事
費の増大の大きな原因となり、また不必要な地域まで切
り開くようないわゆる乱開発を引き起こすという問題を
引き起こしている。またコースが供用されるようになっ
ても、四季を通じて芝刈り、除草、施肥、散水、目土入
れ、エアレーション等の維持管理作業を常に行っていか
なければならない。このため維持管理業務のための人件
費も大きくなり、ゴルフコースのグリーフィーの高額化
にもつながっている。
【0005】さらに大きな問題として使用されている除
草剤や殺虫剤としての農薬による汚染問題がある。農薬
は散布されゴルフ場などの限られた範囲の土地を汚染さ
せるのみならず、雨水とともに地下水に混入した農薬の
成分が広く下流の地域を汚染するおそれもある。
【0006】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、ゴルフ場のような広い面積
の土地に施工できるような人工芝を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は先端が尖葉状に加工形成された複数の棒状
茎を水抜き開孔を有する可撓性樹脂シート面に縦横に密
植し、前記可撓性樹脂シートを基部表面に敷設するとと
もに固定具で前記基部表面に固定し、前記可撓性樹脂シ
ート上に所定厚さの目土入れをして前記尖葉状部分が地
表面に現れるように前記棒状茎部分を埋設させたことを
特徴とする
【0008】
【作用】本発明によれば、棒状茎の先端を芝の尖葉状に
加工形成し、この棒状茎を水抜き開孔が設けられた可撓
性樹脂シート表面に縦横に密植し、前記可撓性樹脂シー
トを地表面等の表面に敷設するとともに固定具で前記地
表面に固定し、この状態で前記可撓性樹脂シート上に所
定厚さの目土入れをして前記尖葉状部分が現れるように
前記棒状茎部分を埋設させたので、広い敷地に対して前
記可撓性樹脂シートを容易かつ迅速に敷設できるととも
に、施工後の芝の維持作業も四季を通じて簡単に行え、
芝枯れもなく常に緑地としての景観も保つことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明による人工芝の一実施例を添付
図面を参照して説明する。図1は地盤面に敷設された人
工芝1に目土を入れた状態を示した部分断面を有する斜
視図である。同図中、符号2は可撓性を有する樹脂シー
トを示している。この樹脂シート2は通常厚さ2〜3m
mの塩化ビニル樹脂のシートからなり、所定の弾性性状
を示すので、地盤面表面に鋭角な形状の岩石片等が露出
したような場合にも破損することがない。
【0010】またその形状は所定幅(通常1m幅に設定
されている。)を有するロール状に成型されており、あ
らかじめ整形された地盤面に沿って馴染ませるようにし
て例えばコースの長手方向に向けて敷設される。そして
隣接した別の樹脂シート2の端部2aを僅かに重ねるよ
うにして全体に樹脂シート2を敷きつめる。これにより
広い地盤面全体を樹脂シート2で被覆することができ
る。このときシートの隣接した部分は熱溶着機等により
シート2の端部2aを部分的に溶融させて圧着し、接合
されている。
【0011】そして、敷設された樹脂シート2は全面に
わたり固定ピン3により地盤面に固着されている。この
固定ピン3はその長さ及び材質を地盤面の土質に合わせ
て設定することができるが、通常は、劣化のほとんどな
い小径のプラスチック杭を使用する。なお、符号4はこ
の溶着部を示している。さらに樹脂シート2の表面には
縦横に所定間隔をあけて水抜き孔5が形成されている。
この水抜き孔5はシート面に堪った雨水や散水された水
の一部を地盤面に浸透させる役割を果たしており、これ
により芝面の目土は適度な湿気を保持することができ
る。
【0012】なお、図示してはいないが、樹脂シート2
の地盤面と接する面の全面にわたり所定厚さの不織布を
貼着することも好ましい。これにより樹脂シート2が地
盤面に対して滑るのを防止することができる。すなわ
ち、ゴルファーが歩く際にシート2がずれて動いたりし
ないようにし、ゴルファーの足元に不安定な感触が伝わ
らないようにすることができる。またこの不織布により
緩衝層を形成し、ゴルファーの足の疲れを軽減させる効
果もある。
【0013】一方、この樹脂シート2の表面には底部の
皿板6を介して固着された棒状茎7が密な状態で縦横に
列設されている。この棒状茎7は通常、工場で樹脂シー
ト2に溶着あるいは接着により固定されるが、接続部分
のような部分に対しては樹脂シート2の施工箇所で直接
溶着あるいは接着しても良い。
【0014】棒状茎7の形状としては、細径の直立茎部
分が10cmほどの高さで立設され、その先端に実際の
芝生を模した尖葉部8が加工形成されている。そしてこ
の尖葉部8が地表面に現れる程度まで棒状茎7を埋める
ようにして目土9が入れられている。この目土9は通常
の芝生と異なり肥料等を混合する必要がなく、粘土分の
少ない山砂のような用土を使用すれば良い。目土入れの
際、棒状茎7が倒れないように用土を薄層に撒きだして
所定高さにすることが好ましい(図2参照)。
【0015】ここで、棒状茎7の形状について図3及び
図4を参照して説明する。同図(a)に示した棒状茎7
は細径のプラスチック線材7aを束ね互いに接着あるい
は溶着させて各線材の先端部を尖葉状に加工したもので
ある。したがって線材の本数と等しい尖葉部8を構成す
ることができる。また棒状茎7の下端部には円板状の皿
板6が固着されており、この部分を樹脂シート2に接着
あるいは溶着する。
【0016】同図(b)には1本の棒状茎7が示されて
いる。この棒状茎7は下端部はさや部11に嵌着されて
いてこのさや部11を介して樹脂シート2に固着されて
いる。この棒状茎7のさや部11に挿入される部分には
図示しない突起が形成されており、さや部11の内周面
に形成されたノッチと噛み合い、茎部分が簡単に離脱し
ないようになっている。一方、このような構造になって
いるので、ショットの際に芝の一部がムシられたりして
も部分的に新しい棒状茎7をさや部11に接いでやれば
良い。
【0017】同図(c)はあらかじめ樹脂シート2に円
筒状の支持部2bを形成しておき、この部分に棒状茎7
のベース7bを嵌着して棒状茎7を固定する構造の棒状
茎7を示している。この構造によれば、茎部材の樹脂シ
ート2への取付を1回の工程とすることができる。
【0018】図4は棒状茎7をスパイラス形状としたも
のである。棒状茎7をこのような形状にすることにより
茎の部分のバネ状の緩衝動作によりゴルファーの歩行時
の感触がきわめて良くなるという効果がある。また部分
的に目土9が減って棒状茎7部分が露出した所を踏んで
も棒状茎7が折れ曲がるようなことがない。
【0019】次に、芝生を構成する棒状茎を列状をなし
て植え込み機等により目土部分に植設するようにした人
工芝について説明する。この人工芝に使用する芝につい
て図5を参照して説明する。同図に示したようにこの人
工芝は1本ずつの棒状茎20で構成されている。同図
(a)には茎表面に引き抜き防止用のくさび状部21が
形成されている。このくさび状部21により棒状茎20
の引き抜きが防止さされる。また同図(b)に示した棒
状茎20の周面は吸水膨潤性合成樹脂22で被覆されて
いる。この部分が目土9に埋設されると土中の水分を吸
水して膨張し、引き抜き抵抗が増す。同図(c)の棒状
茎20は茎成形時に球状部23を形成し、この球状部2
3で引き抜きに抵抗しようとするものである。
【0020】いずれの棒状茎20を使用する場合にも植
え込み機により所定の間隔で目土9に植えつけて行くの
で植え付け本数を減らすためには図7に示したようにラ
ンナー(ほふく枝)に相当する枝部24を各種形状で設
け、その各部に尖葉25を加工形成すれば良い。
【0021】また、実際の芝の葉の形状が品種により異
なり、用途に応じて芝の品種を変えたりすることに対応
して枝部(ランナー)24や尖葉25の形状を様々な形
状とすることができる。図6には各種の尖葉25の形状
が示されているが、使用に際しては各形状の葉を混ぜて
使用することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればゴルフ場等においての芝の維持作業等をなくす
ことができるとともに、農薬汚染を皆無にすることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人工芝を施工した一実施例を示し
た部分分解斜視図。
【図2】図1に示した人工芝の状態を正面断面図。
【図3】棒状茎の形状の一例を示した部分断面正面図。
【図4】棒状茎の変形例を示した正面図。
【図5】棒状芝の一例を示した正面図。
【図6】人工芝の尖葉の例を示した部分拡大図。
【図7】人工芝の尖葉の変形例を示した部分斜視図。
【符号の説明】
1 人工芝 2 樹脂シート 3 固定ピン 5 水抜き孔 7、20 棒状茎 8、25 尖葉部 9 目土

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端が尖葉状に加工形成された複数の棒状
    茎を水抜き開孔を有する可撓性樹脂シート面に縦横に密
    植し、前記可撓性樹脂シートを基部表面に敷設するとと
    もに固定具で前記基部表面に固定し、前記可撓性樹脂シ
    ート上に所定厚さの目土入れをして前記尖葉状部分が地
    表面に現れるように前記棒状茎部分を埋設させたことを
    特徴とする人工芝。
JP9484192A 1992-03-23 1992-03-23 人工芝 Pending JPH05272110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9484192A JPH05272110A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 人工芝

Applications Claiming Priority (1)

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JP9484192A JPH05272110A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 人工芝

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Publication Number Publication Date
JPH05272110A true JPH05272110A (ja) 1993-10-19

Family

ID=14121270

Family Applications (1)

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JP9484192A Pending JPH05272110A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 人工芝

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JP (1) JPH05272110A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534818A (ja) * 2005-03-24 2008-08-28 フィールドターフ ターケット インコーポレイテッド 充填剤拘束構造を有する人工芝システム
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EP2388375A1 (en) 2010-05-17 2011-11-23 Armacell Enterprise GmbH Drainage system providing damping properties

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