JPH05221902A - オルト−置換されたアルキルフエノールの製造方法及びこれに関する触媒 - Google Patents

オルト−置換されたアルキルフエノールの製造方法及びこれに関する触媒

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JPH05221902A
JPH05221902A JP4319097A JP31909792A JPH05221902A JP H05221902 A JPH05221902 A JP H05221902A JP 4319097 A JP4319097 A JP 4319097A JP 31909792 A JP31909792 A JP 31909792A JP H05221902 A JPH05221902 A JP H05221902A
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aluminum
cocatalyst
phenol
alkyl
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JP4319097A
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Friedrich-Wilhelm Kuepper
フリードリッヒ−ウイルヘルム・キユッペル
Wolfgang Mueller
ウオルフガング・ミユーラー
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Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
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    • C07C37/11Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
    • C07C37/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms by addition reactions, i.e. reactions involving at least one carbon-to-carbon unsaturated bond
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    • C07C2601/18Systems containing only non-condensed rings with a ring being at least seven-membered

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オルト- 置換されたアルキルフエノールの製
造方法およびこれに関する触媒を提供する。 【構成】 フエノール又は2- アルキル- フエノールと
2- アルキル- 又は2- アリール -1- アルケンとを液
相中で、特に適する不活性希釈剤及び(又は)過剰の反
応すべきアルケンの存在下に0o 〜100℃の温度で及
び0.1〜20バールの圧力で反応させることによっ
て、オルト- 置換されたアルキルフエノールを高められ
た活性の触媒を用いて製造するにあたり、反応を変性さ
れたアルミニウム含有触媒の存在下に実施する方法。こ
の触媒は少なくとも3個及び好ましくは5個の同一又は
異なるハロゲン置換基(フッ素、塩素及び臭素の群から
選ばれる)を有する、共触媒として作用するポリハロゲ
ンフエノールの少量をアルミニウムトリフエノラート触
媒に加えることによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルキルフエノール
を、新規アルミニウム含有均一触媒──その活性を共触
媒としてポリハロゲンフエノールの添加によって増加さ
せる──を用いて製造する方法に関し、すなわちこのこ
とはこれらの触媒を用いて場合によりまた飽和脂肪族及
び(又は)脂環式炭化水素及び(又は)過剰の液状又は
溶解されたアルケン─これは最後に実施されうるフエノ
ール、特に2−アルキルフエノールのアルキル化にも使
用される─の存在下で比較的低い温度及び比較的低い圧
力で市販のアルミニウムフエノラート触媒を用いるより
も急速に進行する。それによって好ましく望まれる2,
6- ジアルキルフエノールの製造を、穏やかな条件で及
び(又は)経済上の理由から望まれる改良された空時収
量を伴って行うことができる。本発明は、また触媒自身
に関する。
【0002】
【従来の技術】オルト置換された又はジ- オルト- 置換
されたアルキルフエノールを、アルミニウムハロゲナー
トの存在下にアルケンのフエノール、2- アルキルフエ
ノール及び他のヒドロキシ芳香物への付加によって得る
ことができることは、知られている(ウルマン(Ullma
n)、 "エンサイクロペディエデアテクニッシエンヘミー
(Enzyklopaedie der Technischen Chemie)" 、第18巻
(1979)、第200頁以下参照)。常法でフエノー
ルのアルキル化を、アルミニウムフエノラートの存在下
に少なくとも100℃で及び場合により高められた圧力
下に実施する。それぞれ選択すべき最適温度は、付加す
べきアルケン中のC=C- 結合の置換による。常に可能
な限り著しく分枝されたアルキル基を形成する(上記文
献参照)。イソブテン及びt- アルキル置換の形成を導
く他のアルケンが特に反応性である。したがってたとえ
ばイソブテンのフエノール又は2- t.ブチルフエノー
ルへの付加をほぼ110o 〜120℃で高められた圧力
──25バールまででなければならない──で実施し、
一方アルケン、たとえばプロペン、シクロペンテン又は
シクロヘキセンに関しては、180℃よりも高い反応温
度が必要である。
【0003】触媒を、1〜3重量%アルミニウムをアル
キル化すべきフエノール中に溶解して得る(米国特許第
2,831,898号明細書、ドイツ特許第944,0
14号、第1,044,825号明細書、J. Org. Che
m. 22(1957)、第642頁;Ang. Chem.69
(1957)、第699頁参照)。しかしアルミニウム
アルコラート又はアルミニウム有機化合物とフエノール
との反応によって並びに他の方法で製造することもでき
る。アルミニウムのフエノラートは、特許文献中に挙げ
られた多数の金属フエノラートによれば達成できる選択
性及び活性に関して独自の立場をとる。それにもかかわ
らずアルミニウムフエノラート触媒も、比較的多量で経
済的に重要な空時収量を得るのに使用しなければならな
い。
【0004】更に従来の古い方法で、ほんの適度に活性
なアルミニウム- トリス-(フエノラート)-触媒の必要
な、より多い量を反応生成物の蒸留分離前に不活性化し
なければならないのが欠点である。その際生じる、アル
ミニウム化合物及び(アルキル-)フエノールを含有する
廃水の除去は、環境保護の理由から絶対に必要でありし
かも問題となる。このことはすでに多くの特許出願で指
摘され、これらの特許は最近まで触媒の不活性化並びに
廃水の除去に於ける一部の全く経費のかかる又は生じる
量の低下に関するものである(たとえば米国特許第3,
200,157号明細書、ドイツ特許第1,809,5
55号明細書、ドイツ特許公開第20,039,062
号公報、米国特許第3,939,215号明細書、ドイ
ツ特許第2602149号明細書、ベルギー特許第84
2,691号明細書、米国特許第3,652,685号
明細書、米国特許第3,970,708号明細書参
照)。廃水除去に結びつく問題は、従来公知触媒のヘテ
ロジエン化によっても解決されなかった(ヨーロッパ特
許第0206085号明細書参照)。というのは触媒に
有効なアルミニウムフエノラ−ト触媒が、反応生成物と
共に無視できない領域に捨てられるからである。
【0005】いくつかの特許にしか、アルミニウム- ト
リス-(フエノラート)-触媒の言及された適度な活性を名
義上増加させることができる操作は記載されていない。
したがって金属ハロゲニド、好ましくはアルカリの、ア
ルカリ土類の及びアルミニウムの塩化物(ドイツ特許第
1,044,825号明細書参照)、しかもまたアルキ
ルハロゲニド(米国特許第3,426,082号及び第
3200157号明細書明細書参照)、アルカリフエノ
ラート(フランス特許第1,331,450号明細書、
特開昭61−36号公報(CA-Referat 104(198
6)186127)参照)参照)並びに窒素- 又はリン
含有共触媒(特開昭62−218346号公報(CA-Refe
rat 104(1986)88273参照)参照)の添加
が有利でなければならない。上記特許明細書の例に引用
されうる効果は、少し納得がゆかない。ことに高い反応
温度を変えずに使用しなければならず、したがって場合
により高められた圧力下に処理しなければならず、この
条件下でハロゲン含有添加物の存在下にしばしば望まれ
ないパラ- アルキルフエノール異性体を著しく形成す
る。言及した添加物の適度の作用については、アルキル
フエノールの製造でこれを使用することに関してほとん
ど知られていないことでも分かる。
【0006】アルミニウム有機化合物から、好ましくは
アルミニウムアルキレン、及び2-t.ブチルフエノー
ルから触媒形成する場合だけに、100℃以下ですでに
著しく触媒活性である触媒が記載されている(米国特許
第3,355,504号明細書参照)。この系でフエノ
ールの代りに使用される2- t.ブチルフエノールのイ
ソブテン付加が10℃でもうまくゆく。アルキル化は、
低い反応温度にかかわらず急速に所望された2,6- ジ
- t.ブチルフエノールを生じる。その際この化合物
は、比較可能な触媒量の使用(使用される2- t.ブチ
ルフエノールに対して約1−3モル%)で所望されない
副生成物(たとえば2,4- ジ- t.ブチルフエノール
又は2,4,6- トリ- t.ブチルフエノール)のほん
の僅かの量と共に生じる。すべての他の公知のフエノー
ルアルキル化触媒の様に、この特別な系も、後処理前に
不活性化して、反応生成物の蒸留分離の間の脱- 及び再
アルキル化を回避する。
【0007】フエノール又は2- t.ブチルスエノール
から2,6- ジ- t.ブチルフエノールの形成の選択性
は、種々の処理(ヨーロッパ特許公開第0,347,7
09号及び第0,347,710号公報、特にヨーロッ
パ特許第3,941,472号明細所参照)によって前
記従来技術に比して著しく改良することができた。した
がって改良された収率に基づき、2,6- ジ- t.ブチ
ルフエノール製造の経済性も良好に左右される。すべて
の場合、公知触媒の使用がすすめられている。
【0008】従来の方法は、主にほんの適度に活性な触
媒を使用し、その使用は、不可欠な高温での上記欠点、
たとえば所望されない副生成物の大きい割合を、並びに
不活性化された触媒の多量の問題となる除去を伴う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、オルト- 置換されたアルキルフエノールの製造
で、明らかに改良された活性を有する触媒を開発するこ
とにあり、この触媒は場合により従来のものよりも実質
上僅かな量で使用することができ、そしてこれを用いて
所望の反応が低い温度でも十分に速く進行するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題の解決は、付加
的な技術的費用を必要としない方法でうまくゆく。すな
わちオルト- アルキル化されたフエノールの製造方法の
ためのアルミニウム含有触媒の製造を、選択された、添
加されたポリハロゲンフエノールの少量の存在下に実施
する。これは脂肪族及び(又は)脂環式炭化水素及び
(又は)過剰の液状又は溶解されたアルケンの場合によ
る存在下に実施されるフエノールの又はアルキルフエノ
ール、特に2- アルキルフエノール──これは3- 及び
(又は)4- 位に置換されていてよい──のアルキル化
を行う前である。
【0011】2,6- ジアルキルフエノール、特に2,
6- ジ- t.ブチルフエノールの又は新規化合物、2-
シクロオクチル -6- t.ブチルフエノールの製造方法
が特に適する。
【0012】したがって本発明の対象はフエノール又は
2- アルキル- フエノールと2- アルキル- 又は2- ア
リール -1- アルケンとを液相中で、特に適する不活性
希釈剤及び(又は)過剰の反応すべきアルケンの存在下
に0o 〜100℃の温度で及び0.1〜20バールの圧
力で反応させることによって、オルト- 置換されたアル
キルフエノールを高められた活性の触媒を用いて製造す
るにあたり、反応を変性されたアルミニウム含有触媒の
存在下に実施し、この触媒は少なくとも3個及び好まし
くは5個の同一又は異なるハロゲン置換基(元素フッ
素、塩素及び臭素の群から選ばれる)を有する、共触媒
として作用するポリハロゲンフエノールの少量をそれ自
体公知のアルミニウムトリフエノラート触媒に加えるこ
とによって得られ、この際触媒形成を共触媒の存在下に
実施し又は共触媒をすでに形成された触媒にアルキル化
の開始前に、共触媒とアルミニウム化合物のモル割合が
0.5:1〜8:1、好ましくは1:1〜6:1、特に
好ましくは2:1〜3:1である量で添加することを特
徴とする、上記化合物の製造方法である。
【0013】更に、本発明の対象は、変性された触媒
を、 a)アルキル化すべき(2- アルキル-)フエノール、 b)共触媒としてポリハロゲンフエノール及び c)一般式 AlR(3-n) n (式中n=0又は1、RはC- 原子数1〜4のアルキル
基、Xは塩素又は臭素又は水素である。)なるアルミニ
ウム有機化合物から形成し、触媒成分b)とc)とのモ
ル割合は0.5〜8:1、好ましくは2:1〜3:1で
あることを特徴とする、オルト- アルキル化されたフエ
ノールの製造のための高められた活性を有する変性触媒
である。
【0014】本発明の方法は、極めて有利である。とい
うのは選ばれた、触媒として使用されるポリハロゲンフ
エノールを、変性すべきアルミニウムフエノラート触媒
に又は好ましくはその形成前に添加することは、フエノ
ール又は場合によりオルト-位に含有される2- アルキ
ルフエノール中にC- 原子数3〜10を有する第二又は
第三(シクロ-)アルキル置換基を2- アルキル- 又は2
- アリール -1- アルケン、特にイソブテンでアルキル
化する際に、触媒活性の増加を生じる。このことは、変
化しない触媒量で反応速度が増加することで明らかであ
り、たとえば特に重要な2,6- ジ置換されたフエノー
ルの製造を比較的短時間で又は減少された触媒使用で可
能にする。
【0015】本発明による方法によれば、2,6- ジア
ルキルフエノールを穏やかな条件(低い反応温度及び-
圧力)でフエノール又は2- アルキルフエノールと2-
アルキル- 又は2- アリール -1- アルケン(1,1-
ジアルキルエチレン又は1-アリール -1- アルキルエ
チレン)とから、変性された共触媒含有アルミニウム-
トリスフエノラート触媒の存在下にそれ自体公知方法で
製造することができる。すなわち a)変性されたアルミニウム- トリスフエノラート触媒
を、使用された(2- アルキル-)フエノールに対して
0.005〜5モル%、好ましくは0.05〜0.8モ
ル%及び特に好ましくは0.1〜0.5モル%の量で使
用する。 b)2- アルキル- 又は2- アリール -1- アルカンの
付加を、0o 〜100℃、好ましくは10o 〜80℃
で、特に好ましくは15〜50℃の温度で並びに0.1
〜20バール、好ましくは0.2〜6.0バール、特に
好ましくは0.5〜3.5バールの圧力で実施する、 c)反応は液相中で及び好ましくは飽和脂肪族及び(又
は)脂環式炭化水素──これは好ましくは炭化水素数5
〜10を有する──、及び(又は)過剰の液状又は溶解
されたアルケンの存在下に行われる、 d)上記の、反応条件下に液状又は溶解された希釈剤
を、(2- アルキル-)フエノール100重量部に対して
20〜1000重量部、好ましくは40〜500重量部
及び特に好ましくは60〜200重量部の量で及びアル
キル化のために使用される2- アルキル- 又は2- アリ
ール -1- アルケンを(2- アルキル-)フエノール1モ
ルに対して0.2〜10モル、好ましく1〜5モル、特
に好ましく1.1〜2.5モルのモル過剰で添加するか
又はアルケンの場合これを(2- アルキル-)フエノール
1モルあたり2〜10モル、好ましくは2.2〜5モル
の過剰で使用しなければならない、 e)変性されたアルミニウムトリスフエラート触媒を未
変性触媒1モルあたり0.5〜8モル、好ましくは1.
0〜6.0モル、特に2.0〜3.0モルポリハロゲン
フエノールの添加下に(2- アルキル-)フエノール中で
引き続き配量添加される2- アルキル- 又は2- アリー
ル -1- アルケンでアルキル化する前に製造する、並び
に f)触媒として、少なくとも三個及び好ましくは五個の
同一種又は異なるハロゲン置換基を有する、フッ素、塩
素及び(又は)臭素を含有するポリハロゲンフエノール
を、アルミニウム含有未変性触媒1モルあたり特定の、
e)に示した量で使用することができ、挙げられた触媒
のうち2,4,6- トリクロルフエノール、ペンタフル
オル- 、ペンタクロル- 及びペンタブロムフエノールが
好ましい。この際ペンタクロルフエノールが特に好まし
い。
【0016】共触媒とアルミニウムフエノラート触媒と
のモル割合(e)に記載した範囲を変化することができ
る。夫々得られうる活性増加はこのモル割合による他
に、使用される本発明による共触媒の種類によって及び
反応すべき(2- アルキル-)フエノール又は付加すべき
アルケンの構造によっても左右される。したがって個々
の場合、モル割合、反応温度及び圧力に関する最適な条
件は、これらが当業者に容易に実施できるテストによっ
て決定される。例参照。
【0017】一般に触媒形成を、共触媒の必要な量を予
め存在する、場合により希釈剤中に溶解された(2- ア
ルキル-)フエノールに加え、次いでアルミニウム有機化
合物の添加によって行われる。これは本来のアルキル化
をアルケンの配量添加下に開始する前である。一方触媒
変性も実施することができる。すなわち共触媒を(2-
アルキル-)フエノールとアルミニウム化合物から製造さ
れた触媒に作用させる。触媒形成の温度は、それ自体厳
密なものではないが、アルキル化に必要な反応温度を越
えないのが有利であり、好ましくはアルミニウム有機成
分を室温又はそれ以下で加える。
【0018】すべてのアルキル化しうる(2- アルキル
-)フエノール、使用されるアルケン及び場合により使用
される希釈剤は、水及び触媒毒を含んではならない。希
釈剤として特に好ましくは飽和脂肪族又は脂環式炭化水
素、たとえばヘキサン、シクロヘキサン、エチルシクロ
ヘキサン、イソプロピルシクロヘキサン(ヒドロクモー
ル)又はデカリンである。適する2- アルキル- 又は2
- アリール -1- アルケンは、たとえばイソブテン、α
- メチル- スチロール等々である。
【0019】本発明による方法に従って比較的大きい反
応速度で又は僅かな触媒使用して製造できるオルト- ジ
置換フエノールは、価値ある随伴生成物を、たとえばフ
エノール性酸化防止剤又は薬学の分野で得ることができ
る化合物である。
【0020】
【実施例】本発明による方法を次の例によって詳細に説
明する。 〔例〕フエノール又は2- アルキル- フエノールのアル
キル化を、イソブテン(2-アルキル -1- アルケンの
代表物として)を用いて撹拌オートクレーブ中で可能な
限り高い撹拌回転数(<1400Upm)で実施する。
反応器の冷却又は調節は、高い効率サーモスタットを用
いて行われる。反応器の内部に備えつけられた温度感知
器は、反応温度の記録を可能にする。反応器レベルの変
化は、適する計測装置を介して行うことができる。ガス
クロマトグラフィー分析に関する試料を、反応器の管を
介して取り出す。反応器混合物の種々の成分の割合を、
ガスクロマトグラフィーで測定する前に、試料中に含有
される触媒を水2−3滴の添加によって不活性化する。
場合により存在する溶剤の混和物を、分析の評価の際に
考慮しない。すなわち次表中に含まれる、種々の例に対
する記載は、“溶剤不含”反応混合物の組成(重量%)
を示す。
【0021】すべての、例中に記載されたアルキル化
で、記載量の(2- アルキル-)フエノールを、乾燥撹拌
オートクレーブ中に予め存在させ、場合により種々の溶
剤の記載量を加え、次いで触媒の所望の割合を、(環
状)脂肪族炭化水素中に溶解されたアルミニウムトリエ
チルの添加によって最高30℃でホルミル化し、その後
前もって触媒の規定量を加え、反応混合物及び反応器を
不活性ガスで洗浄して空気(又は酸素残部)を除く。遊
離したエタンの除去後、反応器を閉し、その内容物を適
度の温度にする。次いで反応温度で、激しい混合下にイ
ソブテンを規定量で配量添加する。等温で実施されるア
ルキル化を、使用された(2- アルキル-)フエノールの
含有量の著しい、更なる減少が認められなくなるやいな
や又は2- アルキル -6- t.ブチルフエノールの高い
割合が得られるやいなや、一般に終了する。
【0022】少量でしか使用されない触媒系の及び特定
の不純物に対するその感受性によって、比較は一連のテ
スト内でしか認められず、前駆物質、溶剤、活性剤及び
アルミニウムトリエチルの同一バッチで使用し、テスト
の間変化しない。このことはコントロールテストで保証
される。
【0023】表中に、常に(2- アルキル-)- フエノー
ル及びイソブテンの使用される全量を記載する。バール
で記載された圧力は、系内で使用される全圧力(絶対
圧)である。
【0024】他に明記しない限り、表中に次の略号を使
用する: CoK=共触媒 2-TBP =2-t. ブチルフエノール Al =Al(C2H5)3 2,6-DTBP =2,6- ジ-t. ブチルフエノール 2,4,6-TTBP=2,4,6- トリ-t. ブチルフエノール 〔例1−4〕 (例1は本発明でない、表I) 前もって記載された方法で、2- t.ブチル- フエノー
ル(略号2- TBP)251g(1.67モル)を1.
5バールでイソブテン1.9−2.0モルとアルミニウ
ム- トリス-(2- t.ブチルフエノラート)5.8mm
olの存在下に並びに本発明による例で記載された共触
媒夫々11.8mmolの存在下に10℃で反応させ
る。記載された反応時間後取りでされた試料は、次のこ
とが証明される。すなわち2- TBPは共触媒の存在下
に比較テストに於けるよりも急速に消費され(表I参
照)及び2,6- ジ- t.ブチルフエノール(略号2,
6- DTBP)並びに──極端に僅かな量が──、2,
4,6- トリ- t.ブチルフエノール(略号2,4,6
- TTBP)及び他の副生成物に変わる。
【0025】〔例5−18〕 (例5−本発明でない、例6−13、本発明、夫々表I
I;例14−本発明並びに例15−18−本発明、夫々
表III) 例1〜5に於て、使用される処理法を、2- t.ブチル
フエノール(夫々1.67モル=251g)を、シクロ
ヘキサン(夫々200ml)の添加によって10℃及び
1.5又は1.6バールの圧力で過剰イソブテン(表I
I中のテストで2.1−2.6モル、表III中に含ま
れる例14〜18で2.7−3.0モル)とアルミニウ
ム含有アルキル化触媒5.8mmolの存在下に反応さ
せる。希釈剤シクロヘキサンの他に、本発明による例6
〜13及び15〜18で、表II及びIII中に挙げら
れた共触媒を、アルミニウム含有触媒の規定量に対して
特定のモル割合で触媒形成に添加する。
【0026】2- t.ブチルフエノールの反応が、共触
媒の存在下にまた希釈剤の存在下に急速に進行するの
が、2,6- ジ- t.ブチルフエノール(略号2,6-
DTBP)を、低い温度及び僅かに使用される触媒量に
かかわらず本発明の方法によれば高い速度で製造するこ
とができることが認められる。希釈剤の添加及び(又
は)イソブテン過剰の増加によって、比較しうる2- T
BP- 変換率及び共触媒-アルミニウム- モル割合で、
希釈剤の存在におけるよりも少ない割合の2,4,6-
トリ- t .- ブチルフエノールが主に得られる(表I参
照)、すなわち製造方法の経済性に重要な、2,6- D
TBP- 形成の選択性が増加する。
【0027】〔例19−25〕(このうち19と23は
本発明でない、表IV) 前記処理法に従って、2- t.ブチルフエノール1.6
7モル(251g)を30o 又は50℃で過剰のイソブ
テンと1.7バールで反応させ、その後前駆物質を規定
量の希釈剤(夫々シクロヘキサン200ml)中に溶解
し、場合により触媒形成の前に(アルミニウムトリエチ
ル5.8mmolの添加によって)表IVに引用された
量の種々の共触媒を加える。
【0028】本発明による例20〜22又は24及び2
5の結果と特有の共触媒添加なしに実施された例19又
は23との比較を示す。たとえば記載された活性剤は、
使用された例1〜18に比して高められた反応温度でも
有効である。
【0029】〔例26−33〕(そのうち26,32及
び33は本発明でない、表V) 例1−25で使用された処理法で2- t.ブチルフエノ
ール1.67モル(251g)を、シクロヘキサン20
0mlの存在下に表Vに記載した量のフッ素含有化合物
の添加後及びアルミニウムトリエチル5.8mmolの
触媒形成後10℃及び圧力1.5バールで過剰イソブテ
ンと反応させる。
【0030】非変性触媒を用いて異なる反応時間後に得
られる(例26として記載された)、反応混合物の組成
を関連として引き合いに出す限り、本発明による例27
−31で、特に2- TBPの高い変換率で認められる反
応の速度を記録しなければならないことを、結果が示
す。
【0031】一方、本発明ではない例32及び33は、
選択されたポリハロゲンフエノールで得られうる他の、
類似化合物を用いた様な触媒活性の増加は、これらを同
等のモル量で使用する場合、認められないことを裏付け
る。極めて類似構造の化合物を用いてさえ、少量の添加
ですでに触媒活性の減少が生じうる。
【0032】〔例34−38〕(例34は本発明でな
い、表VI) 例1−33で使用された処理法で、夫々2.4- ジ-
t.ブチルフエノール(略号2,4- DTBP)0.8
3モル(171g)をヘキサン350ml中に溶解し、
場合により種々のポリハロゲンフエノールの表VI中に
記載量を並びに次いでアルミニウムトリエチル5.8m
molを室温で加え、次いでイソブテン1.2−1.6
モルと30℃及び1.7バールの圧力で反応させ、2,
4,6- トリ- t.ブチルフエノール(略号2,4,6
- TTBP)となす。
【0033】種々の反応時間後に取り出される試料の表
VI中に記載された組成は、本発明による変性された触
媒が、2,4- DTBPのイソブテンによるアルキル化
も促進することを示す。希釈剤の交替は、その作用に影
響を及ぼさない。
【0034】〔例39−45〕(例39及び41は本発
明でない、表VII) 前記処理法で、2- シクロオクチルフエノール0.5モ
ル(102.2g)をシクロヘキサン100mlで希釈
し、夫々1.7mmolアルキル化触媒を、表VIIに
示された温度で前駆物質と過剰イソブテンとの2- シク
ロオクチル -6- t.ブチルフエノールへの反応を1.
9バールで実施する前に、場合により本発明により添加
されうる共触媒を含有する反応混合物(アルミニウムト
リエチル1.7mmolの添加によって)の形となす。
【0035】表VII中に記載された、2- シクロオク
チルフエノールの含有量によって、アルキル化を10℃
で及び30℃で触媒のペンタクロルフエノールでの変性
によって著しく促進することができることが分る。した
がって2,6- ジアルキルフエノール(2- シクロオク
チル -6- t.ブチルフエノール)よりの高い割合を急
速に及び同時に経済的に得ることができる。
【0036】〔例46−51〕(例46は本発明でな
い、表VIII) 例1−45で使用される処理法で、2- シクロヘキシル
フエノールを30℃で過剰イソブテンでアルキル化す
る。反応を、2.2バールの圧力で表VIIIに示され
た量の前駆物質、希釈剤、アルミニウム含有の、場合に
よりペンタフルオル- 又はペンタクロルフエノールで変
性された触媒及びアルケンを用いて行う。
【0037】種々の反応時間で取り出された試料の組成
は、触媒変性のために、本発明により添加された化合物
の有利な作用を裏付ける。 〔例52−57〕(例52及び55は本発明でない、表
IX) 前記処理法に従って、夫々1.0モル2- イソプロピル
フエノール(136.2g)又はフエノール(94.1
G)を、アルミニウムトリエチル3.4mmolの添加
によって生じる、場合により表IXに示した量のペンタ
クロルフエノールで変性された触媒の存在下に過剰イソ
ブテンで50o 又は10℃でアルキル化する。
【0038】イソプロピルフエノールの反応及びシクロ
ヘキサンでの希釈下に実施されるフエノールの反応が5
0℃で徐々に進行するとはいえ、触媒としてペンタクロ
ルフエノールの存在下は著しい促進を生じさせざるをえ
ない。 表 I: 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成(% 1t. GC) CoK/Al 〔分〕 2-TBP ** 2,6-DTBP 2,4,6-TTBP 1 (比較 - 30 46.5 50.0 2.1 テスト) 40 34.7 61.2 2.8 60 19.9 75.5 3.8 75 13.3 81.9 4.1 90 9.1 86.0 4.3 120 5.2 89.3 4.8 180 2.1 92.5 4.9 2 2,4,6-トリ 2:1 30 40.0 55.6 2.5 クロルフエノ 40 28.0 67.0 3.3 ール(TCP) 60 13.0 81.7 4.0 75 6.0 88.7 4.4 90 2.1 92.7 4.5 120 0.7 93.7 4.7 180 0.7 93.7 4.9 3 2,4,6-トリ 2:1 30 39.4 55.9 2.9 ブロムフエノ 40 26.6 67.9 3.8 ール(TBRP) 60 10.7 83.3 4.8 75 2.8 90.9 5.2 90 1.3 92.5 5.3 120 1.1 92.6 5.5 180 1.0 92.2 5.9 4 ペンタクロル 2:1 30 40.5 52.8 4.4 フエノール 40 24.8 66.7 6.5 (PCP) 60 6.2 83.8 9.0 75 0.8 88.9 9.3 90 0.5 88.7 9.9 4 ペンタクロル 2:1 120 0.5 88.2 10.2 フエノール 180 0.5 87.4 11.1 (PCP) * 説明:1.5 バールで1.67モル(251g)2-TBP 、5.8mmol Al(C2H5)3(ヘキサン中で 1.02モル) 及び1.9-2.0 モル イソブテ ンの使用でのすべてのバッチ ** 略号:CoK=共触媒 TCP =2,4,6-トリクロルフエノール Al =Al(C2H5)3 TBRP=2,4,6-トリブロムフエノール PCP =ペンタクロルフエノール 2-TBP=2-t.ブチルフエノール 2,6-DTBP=2,6- ジ-t. ブチルフエノール 2,4,6-TTBP=2,4,6- トリt.ブチルフエノール ---------------------------------------------------------------- 表II:種々のポリハロゲンフエノール* の存在下10℃
で2-t.ブチルフエノールをイソブテンでアルキル化 (希
釈剤の添加下にテスト) 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成(% 1t. GC) CoK/Al (分) 2-TBP 2,6-DTBP 2,4,6-TTBP 5 (比較 - 30 59.2 39.9 0.4 テスト) 40 48.2 50.6 0.6 60 34.0 64.6 0.9 75 25.9 73.0 1.1 90 21.5 77.0 1.2 120 14.3 83.9 1.4 180 7.7 90.4 1.6 6 2,4,6-トリ- 2:1 30 55.8 42.7 0.4 クロルフエノ 40 45.9 52.6 0.6 ール 60 30.8 67.3 0.9 75 21.4 76.6 1.1 90 17.2 80.9 1.2 120 9.6 88.4 1.4 180 3.5 94.2 1.6 7 2,4,6-トリ- 3:1 30 51.6 47.0 0.5 クロルフエノ 40 39.1 58.7 0.7 ール 60 24.0 74.1 1.0 75 14.6 83.3 1.2 90 10.5 87.3 1.3 120 4.1 93.6 1.5 180 1.3 96.5 1.5 8 2,4,6-トリ- 4:1 30 59.6 38.7 0.3 クロルフエノ 40 49.3 49.1 0.5 ール 60 33.2 64.8 0.8 75 23.4 74.4 1.0 8 2,4,6-トリ- 4:1 90 17.1 80.6 1.2 クロルフエノ 120 8.6 89.0 1.4 ール 180 2.3 95.2 1.6 9 2,4,6-トリ- 2:1 30 59.2 39.6 0.4 ブロムフエノ 60 33.0 65.3 1.0 ール 75 24.4 73.5 1.2 90 18.4 79.5 1.3 120 9.1 88.6 1.6 180 1.7 95.9 1.8 10 2,4,6-トリ- 3:1 30 64.2 34.4 0.4 ブロムフエノ 60 40.1 57.9 0.8 ール 75 29.6 68.3 1.1 90 22.6 75.0 1.3 120 13.2 84.6 1.5 180 2.7 94.6 1.9 11 ペンタクロル 1:1 30 46.3 52.2 0.8 フエノール 40 35.2 63.0 1.1 60 19.2 78.8 1.6 75 9.9 87.6 2.0 90 5.5 91.8 2.3 120 1.2 95.7 2.7 180 0.8 95.9 2.9 12 ペンタクロル 2:1 30 40.8 57.0 1.3 フエノール 40 24.6 72.7 2.0 60 4.5 91.8 3.2 75 0.6 95.2 3.7 12 ペンタクロル 2:1 90 0.7 95.0 3.7 フエノール 120 0.8 94.5 4.2 180 0.6 94.0 4.9 360 0.6 92.2 6.6 13 ペンタクロル 3:1 30 24.7 71.8 2.9 フエノール 40 9.1 86.1 4.0 60 0.6 93.1 5.6 75 0.4 92.1 6.6 90 0.4 91.5 7.2 120 0.5 90.3 8.4 180 0.4 88.1 10.7 360 0.6 81.9 16.2 * 説明:夫々1.67モル(251g)2-TBP 、5.8mmol Al(C2H5)3 200ml シクロヘキサ ン及び2,1-2,6-モル イソブテンを10℃/1.5バールで使用。 ** 略語:表I参照 ---------------------------------------------------------------- 表III:種々のポリハロゲンフエノール* の存在下10
℃で2-t.ブチルフエノールをイソブテンでアルキル化
(希釈剤の添加下にテスト) 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成 (% 1t. GC) CoK/Al (分) 2-TBP ** 2,6-DTBP 2,4,6-TTBP 14 (比較 - 30 65.2 34.0 0.4 テスト) 60 38.6 60.1 0.8 75 30.1 68.6 1.0 90 23.6 74.8 1.1 120 14.1 84.5 1.3 180 4.8 93.3 1.6 360 0.5 97.4 1.7 15 2,4,6-トリブロ 2:1 30 66.4 32.9 0.3 ムフエノール 60 38.8 59.8 0.8 75 30.3 68.3 1.0 90 20.8 77.5 1.2 120 7.8 90.4 1.5 360 0.1 97.2 2.5 16 2,4,6-トリブロ 4:1 30 72.8 26.5 0.2 ムフエノール 60 48.0 50.8 0.7 75 35.5 62.9 0.9 90 25.8 72.3 1.2 120 12.4 85.5 1.6 180 1.5 95.7 2.2 360 - 92.5 7.5 17 ペンタブロム 2:1 30 66.0 32.7 0.4 フエノール 40 54.9 43.8 0.7 60 35.8 62.2 1.3 75 26.3 71.4 1.6 17 ペンタブロム 90 16.2 81.2 2.1 フエノール 120 3.2 93.6 2.9 180 0.3 95.8 3.5 360 0.1 95.0 4.5 18 4:1 30 67.1 31.9 0.5 40 58.2 40.6 0.7 60 37.8 60.1 1.3 75 24.4 73.0 1.9 90 13.7 83.0 2.5 120 2.4 93.5 3.3 180 0.1 95.0 4.5 360 0.2 89.8 9.6 * 説明:夫々1.67モル(251g)2-TBP 、5.8mmol Al(C2H5)3 、200ml シクロヘキ サン及び2.7-3.0 モル イソブテンを10℃/1.6バールで使用。 ** 略号:表I 参照 ---------------------------------------------------------------- 表IV:種々のポリハロゲンフエノール* の存在下2-t.
ブチルフエノールをイソブテンでアルキル化 (シクロヘ
キサンを希釈剤として用いて30℃又は50℃でテスト) 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成 (% 1t. GC) 〔℃〕 (分) 2-TBP ** 2,6-DTBP 2,4,6-TTBP 19 (比較 - 30o 30 45.7 52.2 1.1 テスト) 60 20.7 76.7 1.9 75 14.8 82.6 2.1 90 10.5 85.6 2.6 120 5.5 91.7 2.5 180 2.7 94.0 2.8 20 2,4,6-トリク 5:1 30o 30 30.4 66.7 2.0 ロルフエノール 60 5.6 90.6 3.0 75 2.7 93.1 3.4 90 1.1 93.7 3.9 120 0.2 93.6 4.9 180 0.2 91.3 7.6 21 ペンタクロル 30 5.8 75.1 15.8 フエノール 60 0.2 67.3 30.4 75 0.2 62.6 35.3 90 0.2 59.5 38.0 120 0.2 56.1 41.1 180 0.3 54.8 43.0 22 ペンタフルオル 3,5:1 30 3.4 80.3 13.2 フエノール 60 0.4 53.3 43.9 75 0.5 52.8 43.8 90 0.5 51.5 44.4 120 0.7 50.6 43.0 180 0.9 49.5 45.1 23 (比較例) - 50o 30 53.2 43.9 1.4 60 27.1 68.5 3.0 75 21.6 74.1 3.2 90 15.6 79.9 3.5 120 9.3 85.9 3.9 180 4.1 90.0 4.3 24 2,4,6-トリ 2:1 30 55.6 41.7 1.0 クロルフエノ 60 28.8 67.1 2.4 ール 75 20.1 75.6 2.9 90 13.4 82.0 3.3 120 7.5 87.1 3.4 180 2.6 92.3 4.2 25 ペンタクロル 2:1 50o 30 41.9 51.0 3.8 フエノール 60 11.6 77.0 8.9 75 5.4 81.6 10.9 90 2.1 82.3 13.6 120 0.9 81.7 15.4 180 0.6 79.0 18.4 * 説明:1.7 バールで1.67モル(251g)2-TBP 、5.8mmol Al(C2H5)3 (ヘキサン 中で1.02モル) 、200 モル シクロヘキサン及び1.8-2.1 モル イソ ブテンの使用下でのすべてのバッチ ** 略号:表I参照 ---------------------------------------------------------------- 表V :フッ素含有化合物* の存在下2-t.ブチルフエノ
ールをイソブテンでアルキル化 (10℃で希釈剤としてシ
クロヘキサンを用いてテスト) 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成 (% 1t. GC) CoK/Al (分) 2-TBP ** 2,6-DTBP 2,4,6-TTBP 26 (比較 - 30 45.9 52.8 0.7 テスト) 60 22.7 75.6 1.2 75 16.9 81.3 1.4 90 12.3 85.8 1.5 120 6.9 91.1 1.6 180 3.0 94.9 1.8 27 ペンタフルオル 1:1.3 30 32.4 64.9 1.2 フエノール 60 7.3 88.9 2.2 75 3.2 92.4 2.8 90 1.7 93.5 3.1 120 0.8 93.7 3.9 180 0.6 93.3 4.5 360 0.4 92.6 5.1 28 ペンタフルオル 1:2 30 26.5 70.3 1.4 フエノール 60 4.0 91.3 2.8 75 1.4 93.4 3.4 90 0.9 93.5 3.8 120 0.6 93.4 4.2 180 0.6 92.8 4.9 29 ペンタフルオル 1:3 30 26.5 69.0 1.7 フエノール 60 2.8 91.0 3.7 75 0.7 92.7 4.7 120 0.5 90.6 7.4 180 0.4 90.5 7.8 30 2,4-ジクロル 1:1 30 48.0 50.6 0.6 4-フルオル 60 22.0 76.2 1.1 フエノール 75 14.6 83.5 1.3 90 10.3 87.8 1.4 120 5.6 92.3 1.5 180 2.0 95.9 1.7 360 0.9 96.8 1.8 31 2,4-ジクロル 2:1 30 47.0 51.6 0.5 4-フルオル 60 21.5 76.8 1.0 フエノール 75 14.7 83.5 1.1 90 10.0 88.1 1.2 120 4.7 93.4 1.3 180 0.8 97.1 1.6 360 0.7 97.2 1.6 32 ペンタフルオル 1:1 30 78.5 20.7 0.1 ベンジルアルコ 60 61.0 37.9 0.4 ール (比較例) 90 49.3 49.3 0.6 120 40.0 58.4 0.8 180 28.8 69.3 1.1 33 ペンタフルオル 1:2 30 94.1 5.2 0.0 ベンジルアルコ 60 89.0 10.2 0.0 ール (比較例) 120 81.2 18.0 0.1 180 74.0 25.0 0.2 360 59.4 39.4 0.3 * 説明:10℃/1.5バールで1.67モル(251g)2-TBP 、5.8mmol Al(C2H5)3 (ヘキ サン中で1.02モル) 、200ml シクロヘキサン及び2.1-2.5 モル イソ ブテンの使用下でのすべてのバッチ ** 略号:表I参照 ---------------------------------------------------------------- 表VI:種々の共触媒* の存在下30℃で2,4-ジ-t. ブチ
ルフエノールとイソブテンの反応 例 共触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成(% 1t. GC) CoK/Al (分) 2,4-DTBP** 2,4,6-TTBP 34 (比較 - 30 85.6 14.3 テスト) 60 69.2 30.8 90 55.1 44.3 120 43.8 56.0 180 31.3 68.6 360 12.7 87.1 35 2,4,6-トリクロ 2:1 30 81.4 18.1 ルフエノール 60 59.9 39.7 90 43.6 55.9 120 31.6 68.9 180 17.8 81.6 360 2.1 97.2 36 ペンタフロル 2:1 10 68.4 30.2 フエノール 20 44.3 53.6 30 26.1 71.7 45 6.8 91.2 60 0.7 98.9 120 0.6 99.1 37 ペンタクロル 1:1 20 72.1 27.7 フエノール 30 57.0 42.9 45 37.6 62.1 60 22.6 77.1 90 8.6 91.1 120 3.1 96.7 180 0.9 98.9 38 ペンタクロル 2:1 10 80.2 19.7 フエノール 20 52.8 47.0 30 27.8 72.0 45 6.8 93.0 60 1.3 98.5 90 0.4 99.3 * 説明:30℃/1.7バールで0.83モル(171g)2,4-DTBP、4.2mmol Al(C2H5)3 (ヘ キサン中で1.02モル) 、350ml ヘキサン 1.2-1.6モル イソブテンの 使用下でのすべてのバッチ ** 略号:表I参照 2,4-DTBP =2,4- ジ-t. ブチルフエノール 2P4P6-TTBP=2,4,6- トリ-t. ブチルフエノール ---------------------------------------------------------------- 表VIIペンタクロルフエノールを含有する触媒* の存
在下で2-シクロオクチルフエノールとイソブテンの反応 例 モル割合 反応 反応混合物の組成 (% 1t. GC) CoK/Al 温度 (℃) 時間(h) 2-COP ** X1 2,6-Add X2 39 - 10o 2 95.3 2.0 2.6 (比較 4 93.9 2.5 3.5 テスト) 6 89.4 4.8 5.7 40 2:1 30o 1 94.1 1.9 3.9 2 89.4 3.6 7.0 4 79.8 7.0 13.2 6 70.4 10.2 19.1 41 - 30o 1 95.7 1.9 2.2 (比較 2 91.9 3.7 4.4 テスト) 4 84.7 7.0 8.1 6 77.4 10.3 12.2 42 1:1 30o 1 93.2 2.7 3.9 2 87.0 5.4 7.6 4 76.1 9.8 13.9 6 66.5 13.5 19.9 43 2:1 30o 1 86.9 4.8 8.4 2 76.7 8.4 14.8 4 57.7 14.7 27.6 6 39.9 20.1 39.8 0.1 44 3:1 30o 1 83.3 5.7 10.8 2 70.9 8.3 20.6 4 41.6 19.1 39.2 6 19.7 23.6 56.1 0.4 45 4:1 30o 1 79.1 6.6 14.1 2 61.6 11.7 26.5 0.1 4 29.3 20.8 49.3 0.3 6 8.7 21.6 68.8 0.8 * 説明:夫々0.5 モル(102.2g)2-ラクロオクチルフエノール、 1.7mmol Al(C2H5)3 、100ml シクロヘキサン及び1.3 モル (10℃/1.9 バール) で又は0.7-0.8 モル (30℃/1.9バール) でイソブテンを使用 ** 略号:表I参照 2-COP = 2-シクロオクチルフエノール 2,6-Add.= 2-シクロオクチル-6-t. ブチルフエノール X1 = 2-COP のt.ブチルエーテル X2 = 2-シクロオクチル-4,6- ジ-t. ブチルフエノー ル ---------------------------------------------------------------- 表VIII:変性された触媒* の存在下30℃で2-シクロ
ヘキシルフエノールをイソブテンでアルキル化 例 触媒 モル割合 反応時間 反応混合物の組成 (% 1t. GC) CoK/Al (分) 2-CHP ** X1 CHTBP X2 46 - - 1 96.0 1.7 2.1 (比較 2 93.4 3.1 3.1 テスト) 3 88.9 4.8 5.0 4 87.8 6.0 5.9 6 82.6 8.4 8.8 モル 61.8 18.2 19.5 47 ペンタフルオル 3.5:1 1 79.5 9.6 10.0 フエノール 2 73.2 12.6 13.3 4 64.1 17.2 17.5 6 56.7 19.7 21.3 モル 33.3 31.1 34.0 48 ペンタクロル 1:1 1 93.6 2.7 3.1 フエノール 2 87.8 5.3 6.0 4 77.1 10.4 11.5 6 68.3 14.5 16.4 モル 36.3 26.8 36.2 49 2:1 1 90.4 4.0 5.5 2 81.7 8.0 10.2 4 64.1 15.4 20.3 6 47.0 20.8 28.0 モル 8.2 29.6 60.1 1.9 50 4:1 1 86.7 5.2 8.0 2 73.0 10.7 16.3 4 48.1 19.8 31.6 6 28.3 24.3 46.7 0.5 50 モル 0.8 3.5 87.3 8.1 51 6:1 1 82.3 6.7 10.8 2 65.1 12.7 21.6 4 29.3 23.8 45.8 0.4 6 4.9 24.1 69.1 1.5 モル 0.1 0.3 28.8 69.8 * 説明:30℃で/2.2バールで0.5 モル(88.2g) 2-シクロヘキシル) フエノール 、1.7mmol Al(C2H5)3(シクロヘキサン中で1.02モル) 、150ml シクロ ヘキサン及び0.85-1.0モル イソブテンの使用下でのすべてのバッチ ** 略号:CoK=共触媒 Al =Al(C2H5)3 2-CHP= 2- シクロヘキシルフエノール MO1=30℃で 6時間 CHTBP= 2- シクロヘキシル-6-t. ブチルフエ 後及び20−25℃ ノール で16時間後の試料 X1 =前駆物質のt.ブチルエーテル X2 =高沸点成分 (恐らくトリ置換生成物) ---------------------------------------------------------------- 表IX:50℃ (又10℃) でペンタクロルフエノール含有
触媒の存在下に2-イソプロピルフエノール又はフエノー
ルをイソブテンでアルキル化 例 前駆物質 モル割合 反応 反応混合物の組成 (% 1t.GC) CoK/Al 温度 (℃) 時間(h) 前駆物質 X1* 2,6-Add. X5 52 2-イソプロ - 50o 1 51.1 18.1 30.3 0.2 ピルフエノ (比較 2 35.3 20.5 43.4 0.4 ール (* 1) テスト) 4 22.5 19.5 60.0 0.7 6 17.1 15.7 65.5 0.9 53 2-イソプロ 2:1 50o 0.8 24.5 17.5 56.4 0.9 ピルフエノ 1.9 5.3 7.3 83.6 2.9 ール (* 1) 4 0.2 0.2 90.5 8.3 6 0.1 0.1 87.1 12.1 54 2-イソプロ 2:1 10o 1 81.9 6.7 11.1 ピルフエノ 2 68.6 11.7 19.4 0.1 ール (* 1) 4 45.5 20.4 33.6 0.2 6 29.6 27.0 42.9 0.3 55 フエノール 前駆物質 Y1 2-TBP 2,6-DTBP (* 2) - 1 70.8 22.5 6.7 (比較 50o 2 58.8 31.4 9.6 0.1 テスト) 4 46.3 41.6 11.8 0.2 6 37.5 48.8 13.0 0.3 56 フエノール 2:1 50o 1 69.9 22.7 7.3 (* 2) 2 55.2 34.1 10.0 0.1 4 43.7 42.8 12.8 0.2 6 35.0 49.0 14.9 0.4 57 フエノール 4:1 50o 1 64.2 27.0 8.6 0.1 (* 2) 2 49.7 38.1 11.8 0.2 4 33.9 50.4 15.0 0.4 説明:夫々1.0ml 2-イソプロピルフエノール(136.2g)又はフエノール(94.1g) 、 3.4mmol Al(C2H5)3 (1.02m- ヘキサン溶液)並びに * 1 50℃/2.9バール (又は10℃/2.2バール) で0.9-1.5 モル イソブテ ン * 2 50℃/2.8バールで1.5 モル イソブテン及び100ml シクロヘキサン 略号:表I参照 2,6-Add.= 2-イソプロピル-6-t. ブチルフエノール 2-TBP = 2-t.ブチルフエノール 2,6-DTBP= 2,6-ジ-t. ブチルフエノール X1 又はY1= 前駆物質のt.ブチルエーテル X5 = 高沸点成分 (恐らくトリ置換生成物) ----------------------------------------------------------------
【0039】
【発明の効果】本発明による触媒は、従来のものに比し
て極めて僅かな量で使用することができ、所望の反応を
低温度で、十分な速度で進行させることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フエノール又は2- アルキル- フエノー
    ルと2- アルキル-又は2- アリール -1- アルケンと
    を液相中で、特に適する不活性希釈剤及び(又は)過剰
    の反応すべきアルケンの存在下に0o 〜100℃の温度
    で及び0.1〜20バールの圧力で反応させることによ
    って、オルト- 置換されたアルキルフエノールを高めら
    れた活性の触媒を用いて製造するにあたり、反応を変性
    されたアルミニウム含有触媒の存在下に実施し、この触
    媒は少なくとも3個及び好ましくは5個の同一又は異な
    るハロゲン置換基(元素フッ素、塩素及び臭素の群から
    選ばれる)を有する、共触媒として作用するポリハロゲ
    ンフエノールの少量をそれ自体公知のアルミニウムトリ
    フエノラート触媒に加えることによって得られ、この際
    触媒形成を共触媒の存在下に実施し又は共触媒をすでに
    形成された触媒にアルキル化の開始前に、共触媒とアル
    ミニウム化合物のモル割合が0.5:1〜8:1、好ま
    しくは1:1〜6:1、特に好ましくは2:1〜3:1
    である量で添加することを特徴とする、上記化合物の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 変性された触媒を、 a)アルキル化すべき(2- アルキル-)フエノール、 b)共触媒としてポリハロゲンフエノール及び c)一般式 AlR(3-n) n (式中n=0又は1、RはC- 原子数1〜4のアルキル
    基、Xは塩素又は臭素又は水素である。)なるアルミニ
    ウム有機化合物から形成し、触媒成分b)とc)とのモ
    ル割合は0.5〜8:1、好ましくは2:1〜3:1で
    あることを特徴とする、オルト- アルキル化されたフエ
    ノールの製造のための高められた活性を有する変性触
    媒。
  3. 【請求項3】 アルミニウム有機化合物としてアルミニ
    ウムトリエチルを使用する、請求項2記載の触媒。
  4. 【請求項4】 触媒としてトリ- 、テトラ- 及びペンタ
    ハロゲンフエノール、好ましくは2,4,6- トリクロ
    ルフエノール、ペンタフルオルフエノール及び特に好ま
    しくはペンタクロルフエノールを使用する、請求項2又
    は3記載の触媒。
  5. 【請求項5】 請求項1により製造される、2- シクロ
    オクチルフエノール及びイソブテンから成る2- シクロ
    オクチル -6- t.ブチルフエノール。
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