JPH05132439A - 2,6−ジ−第三ブチルフエノールの製造方法 - Google Patents

2,6−ジ−第三ブチルフエノールの製造方法

Info

Publication number
JPH05132439A
JPH05132439A JP2402236A JP40223690A JPH05132439A JP H05132439 A JPH05132439 A JP H05132439A JP 2402236 A JP2402236 A JP 2402236A JP 40223690 A JP40223690 A JP 40223690A JP H05132439 A JPH05132439 A JP H05132439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tert
butylphenol
isobutene
catalyst
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2402236A
Other languages
English (en)
Inventor
Friedrich-Wilhelm Kuepper
フリードリツヒ−ウイルヘルム・キユツペル
Wolfgang H E Mueller
ウオルフガング・ハー・エー・ミユーレル
Alfred Oberholz
アルフレート・オーベルホルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huels AG, Chemische Werke Huels AG filed Critical Huels AG
Publication of JPH05132439A publication Critical patent/JPH05132439A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/11Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
    • C07C37/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms by addition reactions, i.e. reactions involving at least one carbon-to-carbon unsaturated bond

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 2-TBP から出発して液相において触媒のアル
ミニウム-トリス-(2-第三ブチルフェノラート)によっ
て、反応条件下に液体の多量の飽和( シクロ) 脂肪族炭
化水素および/または式 R1-CH=CH2または R2-CH=CH-R3
で表される炭素原子数 5〜16のアルケン類および/また
は C=C結合の所に分岐を有さない炭素原子数 5〜12のシ
クロアルケン類および/または過剰のイソブテンなる希
釈剤の存在下に、0〜80℃の温度、0.1 〜11 barの圧力
および、用いる2-TBPを基準として0.005 〜5 モル% の
触媒量にてイソブテンと接触的に反応させて、2,6-ジ-
第三ブチルフェノールの製造する。 【効果】 副生成物を減らし且つ環境を汚染せずに、高
収率で2,6-ジ- 第三ブチルフェノールを製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒としてのアルミニ
ウム−トリス−(2−第三ブチルフェノラート)の存在
下に飽和の脂肪族- および/または脂環式炭化水素およ
び/または過剰の液状のあるいは溶解したイソブテンお
よび/または、C=C結合の所に分岐を有さない炭素原
子数5〜12のシクロアルケンおよび/または式 R1-CH=C
H2 (1- アルケン) あるいは R2 -CH=CH-R3で表される炭
素原子数5〜16のアルケン類の存在下に2−第三ブチル
フェノールとイソブテンとを反応させることによって、
できるだけ低い圧力およびできるだけ低い温度において
高選択率で2,6−ジ−第三ブチルフェノールを製造す
る改善された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム−フェノラートの存在下に
フェノールまたは2−第三ブチルフェノールにイソブテ
ンを付加することによって2,6−ジ−第三ブチルフェ
ノールが製造できることは公知である(Ullmann,"Enzyk
lopaeie der Technischen Chemie" 、第18巻(1979)、第
205 頁以降参照) 。一般にフェノールあるいは2−第三
ブチルフェノールのアルキル化はアルミニウムフェノラ
ートの存在下に少なくとも100℃、大抵は110〜1
20℃で、25bar までに達するそうである高圧のもと
で実施される。触媒はアルキル化すべきフェノール中に
アルミニウムを1〜3重量% の濃度で溶解することによ
って得られる[ 米国特許第 2,831,898号明細書、ドイツ
特許第944,014 号明細書、同第1,044,825 号明細書; J.
Org.Chem. 22、(1957)、第642 頁; Ang.Chem. 69 (195
7) 第699 頁参照] 。しかしながらこのものはアルミニ
ウム- アルコレートまたはアルミニウム- トリエチルと
フェノールとの反応で並びに別の方法でも製造できる。
それぞれに用いるフェノールとイソブテンとの比に依存
して、殊に2-第三ブチルフェノールまたは2,6-トリ- 第
三ブチルフェノールが得られる。2,4-ジ- 第三ブチルフ
ェノールおよび2,4,6-第三ブチルフェノールが副生成物
として生ずる。過剰のイソブテンを用いることが高収率
で三置換フェノールをもたらすそうである[Ullmann, "E
nzyklopaedie derTechnischen Chemie" 、第18巻、(19
79)、第 200頁; Kirk-Othmer 、"Encyclopedia of Chem
ical Technology" 、第 2巻、(1978)、第85頁参照] 。
また反応時間の増加ともにパラ位の第三ブチル置換基の
を含む化合物 (2,4-ジ- 第三ブチルフェノール、2,4,6-
トリ- 第三ブチルフェノール) の割合が増加するそうで
ある。それ故に反応は、2,6-ジ- 第三ブチルフェノール
の製造に関して最適な時点で中止するべきである。アル
キル化の終結後にアルミニウム- フェノラート触媒を、
遅くとも反応生成物の蒸留分離開始前に不活性化するべ
きである。さもないと脱アルキル化およびアルキル交換
が認められ、これを避けられない。一般に脱活性化は
水、酸または希薄苛性ソーダでの加水分解によって行
う。しかし痕跡量の酸ですら、蒸留前に除くかまたは中
和しなければならない。これはアルキラートをアルカリ
溶液および水で丁寧に洗去する必要があり(Ullamm 、20
2 頁参照) 、環境汚染を避ける為に( 水性相の分離後
に) 後処理しなければならない排水が生じる。この製造
方法に従って得られる有機相の精留は、例えば1モルの
フェノール当たり2モルのイソブテンを用いる場合に、
理論値の約75% の2,6-ジ- 第三ブチルフェノールが理
論値の約10% の2-第三ブチルフェノールの他に生じるそ
うである。蒸留残渣は実質的に2,4,6-トリ- 第三ブチル
フェノールより成るそうである。他方、1 モルのフェノ
ール当たり1 モルのイソブテンしか用いない場合には、
未反応のフェノールおよび若干の2,6-ジ- 第三ブチルフ
ェノールの他に、反応したフェノールを基準として約70
% の収率で生じる2-第三ブチルフェノールが主生成物と
して分離される。
【0003】有機アルミニウム、殊にアルミニウム−ト
リアルキレンと、フェノールの替わりの2−第三ブチル
フェノールとより成る触媒を製造する場合には、2−第
三ブチルフェノールへのイソブテンの付加反応は100
℃以下の温度でも成功する(米国特許第 3,355,504号明
細書参照)。このアルキル化は比較的低い反応温度にも
かかわらず所望の2,6-ジ- 第三ブチルフェノールを迅速
にもたらしそしてこの化合物が匹敵する触媒量 (用いる
2-第三ブチルフェノールを基準として約 1〜3モル%)の
使用下に不所望の僅かな割合の (例えば2,4-ジ- 第三ブ
チルフェノールまたは殊に2,4,6-トリ- 第三ブチルフェ
ノールの如き) 混和物と共に生じる。この特別の触媒系
も、反応生成物の蒸留分離の間の脱アルキル化およびア
ルキル交換を避ける為に、後処理を開始する以前に不活
性化する。
【0004】使用するアルミニウム含有触媒の種類に無
関係に、従来技術の方法に従うフェノールまたは2-第三
ブチルフェノールのアルキル化によって2,6-ジ- 第三ブ
チルフェノールが常に溶剤を用いずに製造される[Ullma
nn, "Enzyklopaedie der Technischen Chemie" 、第18
巻、(1979)、第202頁] 。この場合イソブテンは、反応
器から熱を排除できる程に迅速に配量供給する。これ
は、狭い温度範囲を正確に維持することがアルミニウム
- トリス-(フェノラート)-触媒を用いた場合に記載され
た収率 (理論値の約75%)で2,6-ジ- 第三ブチルフェノー
ルを製造する前提条件であるので、必要とされる( Ullm
ann 、第 205/206頁参照) 。これが明らかに従来には専
ら用いられていたらしい。他方、アルミニウム- トリス
-(2-第三ブチルフェノラート)-触媒の存在下での2-第三
ブチルフェノールのアルキル化の場合にも、イソブテン
の添加数分後以内に顕著な温度上昇が観察できる[ 米国
特許第 3,355,504号明細書、実施例 2および 3参照] 。
この温度上昇が一定の低い反応温度での2,6-ジ- 第三ブ
チルフェノールの製造を困難にし且つ大規模では場合に
よっては不可能とする。
【0005】古い従来技術の方法の場合、アルミニウム
- トリス-(2-第三ブチルフェノラート)-触媒と同様に反
応生成物の蒸留分離前に不活性化しなければならない活
性度の不十分なアルミニウム- トリス-(フェノラート)-
触媒を比較的多量に必要とする欠点がある。この場合に
生じるアルミニウム化合物および (アルキル)-フェノー
ルを含む排水を排除することが環境保護の理由から必ず
必要であるが、問題がなくはない。このことは、触媒の
不活性化並びに排水を処理する際に部分的に正に費用の
かかる解決あるいは生じる量の減少に関係する極最近の
沢山の特許出願が暗示している( 例えば米国特許第 3,2
00,157号明細書、ドイツ特許第1,809,555 号明細書、ド
イツ特許出願公開第2,039,062 号明細書、米国特許第
3,939,215号明細書、ドイツ特許第2,602,149 号明細
書、ベルギー特許 842,691号明細書、米国特許第 3,65
2,685号明細書、米国特許第 3,970,708号明細書参照)
。排水排除に関連する問題は従来には公知の触媒の不
均化によっても解決できなかった(ヨーロッパ特許第0,2
06,085 号) 。何故ならば、接触的に有効なアルミニウ
ム-フェノラート触媒が反応生成物と一緒に無視できな
い程に搬出されるからである。
【0006】従来技術の別の欠点は、フェノールにイソ
ブテンを付加する為にアルミニウム−トリス−(フェノ
ラート)触媒を用いる場合に不所望のジアルキル化生成
物および全てのトリアルキル化生成物が多い割合で生ず
ることである。所望の2,6-ジ- 第三ブチルフェノールの
分離および蒸留精製がこれによって著しく困難に成り、
他方、無視できない割合の使用物質が、ただちには使用
できない生成物をもたらす。米国特許第 3,355,504号明
細書の方法は、2,4,6-トリス- 第三ブチルフェノールの
割合を著しく減らしそして2,6-ジ- 第三ブチルフェノー
ルを理論値の約93% の収率で製造することを可能にし
た。しかしこの方法の場合にも、反応熱の搬出および設
定温度の維持が実施例 2および 3に記載された触媒量を
用いた場合には慣用の方法の場合と同様に明らかに困難
らしい。この方法の場合には、反応温度を必要な範囲に
維持する為に──既に述べた通り──イソブテンの供給
を場合によっては熱の搬出に適合させそして最適の2,6-
ジ- 第三ブチルフェノール割合を達成した後に、比較的
に多い割合の不所望の2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノー
ルが生ずるのを防止する為に速やかに且つ完全に中止し
なければならない。これは慣用の方法の経済性に影響を
著しく及ぼし、その結果2,6-ジ- 第三ブチルフェノール
収率の適度な増加にもかかわらず多大な技術的費用を掛
けてアルキル化工程にそれを戻すことも推奨された( 米
国特許第 4,560,809号明細書参照) 。約100 ℃で実施さ
れる方法は、その他に(アルミニウムから) 触媒を調製
する際のおよびアルキル化を開始する際に反応器を加熱
する為の工業用装置並びに反応の間に温度を制御する高
性能冷却装置を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の公知の方法
は上述の欠点を有しているので、本発明の課題は僅かな
触媒必要量で並びに2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノール
および2,4-第三ブチルフェノールの割合を減らして2,6-
ジ−第三ブチルフェノールを高収率で製造する環境を汚
染しない改善された方法を見出すことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、アルミニウ
ム−トリス−(2−第三ブチルフェノラート)を含む触
媒のもで、選択された脂肪族および/または脂環式炭化
水素および/または、C=C-結合の所に分岐を有さない炭
素原子数 5〜12のシクロアルケン類および/または式 R
1-CH=CH2(1- アルケン) あるいは R2-CH=CH-R3 で表さ
れる炭素原子数 5〜16のアルケン類および/または過剰
の液状のあるいは溶解したイソブテンの存在下に、でき
るだけ低い温度で且つできるだけ少ない量の触媒を用い
て2─第三ブチルフェノールにイソブテンを付加させる
ことによって2,6−ジ−第三ブチルフェノールを製造
する、僅かしか技術的費用を必要としない方法で解決さ
れる。
【0009】従って本発明の対象は、触媒としてのアル
ミニウム−トリス−(2−第三ブチルフェノラート)の
存在下に2─第三ブチルフェノールを液相でイソブテン
と反応させることによって2,6−ジ−第三ブチルフェ
ノールを製造するに当たって、希釈剤としての飽和の脂
肪族- および/または脂環式炭化水素および/または過
剰の液状のあるいは溶解したイソブテンおよび/または
式 R1-CH=CH2または R2-CH=CH-R3 [ 式中、 R2 および R3 は結合して炭素原子数 5〜12の
シクロアルカンを形成してもよい。]で表される炭素原
子数 5〜16のアルケン類の存在下に、0〜80℃の温度、
0.1 〜11 barの圧力のもとで、用いる2─第三ブチルフ
ェノールを基準として 0.005〜5 モル% の量の触媒を用
いて反応を実施することを特徴とする、上記2,6−ジ
−第三ブチルフェノールの製造方法である。
【0010】この解決法は、著しい量の上記の溶剤をま
たは更に驚くべきことに過剰の液状あるいは溶解したイ
ソブテンを添加することだけで上記の本発明に従う条件
のもとで2,4-ジ- 第三ブチルフェノールのおよび殊に2,
4,6-トリス- 第三ブチルフェノールの割合に関して所望
の改善をもたらすので極めて驚くべきことである。
【0011】米国特許第 3,355,504号明細書にも、2,4,
6-トリス-(第三ブチルフェノール)の含有量が多いとい
う欠点が明白に言及されており、そして従来技術( 例え
ば米国特許第 2,831,898号明細書の方法) に比較して達
成される長所が強調されている。米国特許第 3,355,504
号明細書には例えば、イソブテンでのフェノールのアル
キル化をアルミニウム- トリス-(フェノラート)の存在
下に90℃以上、約 7 barのもとで、2-第三ブチルフェノ
ールおよび2,6-ジ- 第三ブチルフェノールの含有量が最
大に成り且つ、一方最高 5〜6 % の僅かな割合の不所望
の2,4,6-トリス- 第三ブチルフェノールが初めて生ずる
まで実施することが推奨されている。次いで米国特許第
3,355,504号明細書( 第 3欄、第10行以降) によると反
応温度は、反応がアルミニウム-(2-アルキルフェノラー
ト) 触媒の添加あるいは調製の後に低温で進行する以前
に、90℃以下に低下させるべきである。その際に、未反
応フェノールあるいは場合によって存在する( フェノー
ル-)エーテルに対して当量の化学量論量の反応性 "アル
ミニウム塩" が初めて添加される。この反応性アルミニ
ウム塩は、存在する2-第三ブチルフェノールを基準とし
て0.001 〜5.0 モル% 、殊に0.001 〜1 モル% 過剰の該
反応性 "アルミニウム塩" が別の接触反応に影響する以
前に、フェノールと反応してアルミニウムフェノラート
を形成しそして( フェノール) エーテルと反応して錯塩
形成する( 第 3欄第70行以降および第4欄第 1行以下)
。大過剰の反応性アルミニウム化合物、即ち50モル%
以上の量は確かに不必要であるが、米国特許第 3,355,5
04号明細書の記載によれば同様に問題なしに添加するこ
とができる。アルミニウム化合物はそのまま反応混合物
に添加できるが、不活性溶剤、例えばヘキサン、ベンゼ
ンまたはトルエンに溶解した状態で添加してもよい。こ
の場合、溶剤は僅かな量でしか用いない( 第 6欄、第 8
行以降参照) 。ヘキサン含有の2-第三ブチルフェノール
からのアルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフェノラー
ト) の分離および、濾去した沈澱物のn-ヘキサンでの洗
浄も説明されている。
【0012】米国特許第 3,355,504号明細書に従う特に
有利な二段階の実施形態によると目的とする最適な75〜
100 モル% あるいは85〜100 % の2-第三ブチルフェノー
ルおよび2,6-ジ- 第三ブチルフェノール含有量が達成さ
れる時点を、90℃より下に、好ましくは60℃より下に温
度を下げた後に2-第三ブチルフェノラート残留物を含む
触媒の調製後の反応を進める以前に、捕らえるのが困難
であり、これは、反応混合物を必要とされる低い温度に
速やかに冷却することおよび添加する必要とされる最小
量の反応性 "アルミニウム塩"(アルミニウム- アルキレ
ン) を決めるのと同様に確実に工業上および分析上の多
大の費用を伴う。それ故に、アルキル化の進行をあらゆ
る状況のもとで保証する為には、大過剰の、少なくとも
上述の最適な範囲 (0.001 〜1 モル%)の上限の近くの量
のアルミニウム- アルキルを用いなければならない。
【0013】このような反応混合物を後処理する際に著
し量のアルミニウム含有触媒あるいは錯塩が環境を汚染
しないように注意しなければ成らないという結果をもた
らす。何故ならば、>90℃で最初に使用するアルミニ
ウム- トリス- フェノラートに加えて低温で有効な触媒
および、フェノール、( フェノール-)エーテルおよびア
ルミニウムアルキル類とから予め形成した反応生成物が
沈澱するからである。必要とされる触媒の不活性化およ
び除去の際の従来技術で説明した努力および改善を見
て、これらの段階は米国特許第 3,355,504号明細書の特
に有利な二段階法の場合に、2,4,6-トリ- 第三ブチルフ
ェノールの割合を減らしたという長所をを少なくとも部
分的に再び相殺してしまう多大な経費を生じさせるかも
しれない。
【0014】米国特許第 3,355,504号明細書に従う一段
階法の場合には、2-第三ブチルフェノールへのイソブテ
ンの付加反応が、実施例2および 3で用いた触媒量の存
在下に速やかに且つ──用いる僅かな量の2-第三ブチル
フェノールにもかかわらず──激しい熱放出下に進行す
る。触媒調製およびアルキル化は若干のトルエンの存在
下に行う。2,6-ジ- 第三ブチルフェノール合成の副生成
物、例えば2,4,6-トリス- 第三ブチルフェノールの観察
される割合は記載されていない。説明と同様にこの米国
特許明細書の実施例にも、この種の方法が問題なく大規
模に変えることができるかどうかおよびその際に2,4,6-
トリ- 第三ブチルフェノールが僅かな量しか生じないか
どうかが示唆されていない。
【0015】本発明の方法に最も近い従来技術、例えば
米国特許第 3,355,504号明細書によって説明されている
如き従来技術の上述の欠点および部分的に不明確な教示
を見て、久しい以前から公知のこの方法に伴う困難が、
無制限な量で価格的に有利に使用でき且つ反応終了後に
容易に分離あるいは回収できる選択された溶剤を多量に
意図的に添加することによって並びに用いる触媒の種類
および量および維持すべき反応条件に関する特定の方法
的特徴を選択することによって驚くべきことに解決でき
ることは予期できなかった。手段のこの様な組合せおよ
びこれらの全ての条件を正確に維持することで初めて、
著しく少ない量の2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノールし
か伴わずに2,6-ジ- 第三ブチルフェノールを合成するこ
を可能とする。更に、本発明に従って用いられる溶剤の
存在が、発生する反応熱の搬出を容易にしそして用いる
2-第三ブチルフェノールの十分な転化の後でも著しく過
剰のイソブテンが存在することを可能とする。最後に加
水分解によってまたは他の方法で不活性化すべき触媒の
排除も、本発明に従って用いるその使用量が僅かである
為に、従来技術の方法にとって特徴的である問題の断片
しかもたらさない。
【0016】本発明の方法によれば、 a) 用いる2-第三ブチルフェノールを基準として0.005
〜5 モル% 、殊に0.05〜0.8 モル% 、特に 0.1〜0.5 モ
ル% の量でアルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフェノ
ラート) を触媒として用い、 b) イソブテンの付加反応を 0℃〜80℃、殊に 5℃〜50
℃、特に10℃〜20℃の温度並びに 0.1〜11 bar、殊に
0.2〜6.0 bar 、特に 0.5〜2.5 bar の圧力のもとで実
施し、 c) 好ましくは炭素原子数 5〜10の飽和の脂肪族- およ
び/または脂環式炭化水素および/または過剰の液状の
あるいは溶解したイソブテンおよび/または炭素原子数
5〜12のシクロアルケン類および/または式 R1-CH=CH2または R2-CH=CH-R3 で表される炭素原子数 5
〜12のアルケン類 の存在下に液相で反応を行い、その際に (シクロ)-アル
ケンがC=C-結合の所に分岐を有しておらずそして飽和ア
ルカンまたはシクロアルカン並びにイソブテンが特に有
利に用いることができる、そして d) 反応条件のもとで液体または溶解した上述の希釈剤
を100 重量部の2-第三ブチルフェノールを基準として20
〜1000重量部、殊に40〜500 重量部、特に60〜200 重量
部の量でそしてイソブテンを 1モルの2-第三ブチルフェ
ノールを基準として 0.2〜10モル、殊に 1〜5 モル、特
に1.1 〜2.5 モルの過剰モル量で添加するかあるいはイ
ソブテンの場合には該イソブテンが 1モルの2-第三ブチ
ルフェノール当たり 2〜10モル、殊に 2.2〜5 モルの過
剰モル量で存在するべきである (比較的多量の希釈剤
を添加する場合も触媒量を少なく維持するのが有利であ
る)ことによって2-第三ブチルフェノールとイソブテン
とから2,6-ジ- 第三ブチルフェノールが、僅かな割合の
2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノールと一緒に製造され
る。
【0017】希釈剤として、飽和の脂肪族- および脂環
式炭化水素、例えばヘキサン、シクロヘキサン、エチル
シクロヘキサン、イソプロピルシクロヘキサン( ヒドロ
クモール) またはデカリンが特に有利である。(シクロ
-)アルケン類、例えばシクロヘキセン、シス- シクロオ
クテンまたはオクテン-1を用いる場合には、所望の2,6-
ジ- 第三ブチルフェノールからの蒸留分離がこの( シク
ロ-)アルケンの炭素原子数を適切に選択した場合に、著
しく減少したい割合の2,4,6-トリス- 第三ブチルフェノ
ールの蒸留分離より簡単である高沸点のフェノール系副
生成物が僅かな割合で生じる。
【0018】2-第三ブチルフェノールおよび希釈剤は水
および触媒毒を含んでいるべきでない。
【0019】アルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフェ
ノラート) と言う言葉は、2-第三ブチルフェノラート基
の一部を──米国特許第 3,355,504号明細書に記載され
ている如き──他のグループに交換してもよい触媒も意
味する。
【0020】本発明の方法に従って良好な収率で、比較
的大きな選択率および比較的高い純度で製造できる2,6-
ジ- 第三ブチルフェノールは、価値ある二次製品から、
殊にフェノール系酸化防止剤の分野で製造できる求めら
れていた化合物である。
【0021】本発明の方法を以下の実施例によって更に
詳細に説明する。
【0022】
【実施例】実施例 2-第三ブチルフェノール(2-TBP) のイソブテンでのアル
キル化を、攪拌式オートクレーブ中でできるだけ高い攪
拌機回転数(1400 回転/ 分以下) で実施する。反応器の
冷却および温度調製は高能率サーモスタットを用いて行
う。反応器の内部に導入された熱感知手段は反応温度を
記録することを可能とする。反応器の充填状態の変更は
適する測定装置を介して行うことができる。ガスクロマ
トグラフィー分析の為の試料は反応器への接合管を介し
て取り出す。試料中に含まれる触媒は、反応混合物の色
々な成分の割合をガスクロマトグラフィーで測定する以
前に、二三滴の水を添加することによって不活性化す
る。場合によって存在する溶剤の混和物は分析値を評価
する際に考慮しなかった。即ち、種々の実施例について
の以下の表にある記載は "溶剤不含の" 反応混合物の組
成を表している。この場合、常に以下の略字を用いてい
る: 2-TBP = 2-第三ブチルフェノール 2,4-DTBP = 2,4- ジ- 第三ブチルフェノール 2,6-DTBP = 2,6- ジ- 第三ブチルフェノール 2,4,6-TTBP = 2,4,6- トリ- 第三ブチルフェノール 2,6-ジ- 第三ブチルフェノール形成の選択率(Sと略す)
について示した値は反応した2-第三ブチルフェノールに
関する。
【0023】各実施例に記載した全てのアルキル化の際
に、それぞれ 250g(1.66モル) の2-第三ブチルフェノー
ルを乾燥した攪拌式オートクレーブに最初に導入し、場
合によっては記載した量の種々の溶剤を添加しそして、
予め反応混合物および反応器を不活性ガスで洗浄するこ
とによって空気 (あるいは酸素残留物) を除いた後に、
最後に所望の割合の触媒を( シクロ-)脂肪族炭化水素に
溶解したアルミニウム- トリエチルの添加によって調製
する。遊離するエタンを除いた後に反応器を閉じ、その
内容物を熱処理する。所望の反応温度において次いで強
力に攪拌しながらイソブテンを所定量配量供給する。等
温的に実施するこのアルキル化は一般に、高い2,6-ジ-
第三ブチルフェノール割合が達成されるかあるいは2-第
三ブチルフェノールの言うに値する程の減少が認められ
なくなったら直ちに、終了する。
【0024】僅かな量で用いる触媒系および一定の不純
物に対する触媒系の感度について、反応成分、溶剤およ
びアルミニウム- トリエチルを同じ充填量で使用する一
連の実験の中でのみ比較した。
【0025】一目で見る為に表においては、常に過剰に
用いたイソブテンを示している。即ち添加したイソブテ
ンの残量と用いた2-第三ブチルフェノール量が完全に転
化した際に必要とされるイソブテン量との差(1.66 モ
ル) である。本発明の方法に従う大抵の実験の場合、従
来技術に従う比較実験の場合よりも多く過剰のイソブテ
ンを用いて実施している。 barで記載した圧力は、系で
用いる全圧 (絶対圧) である。
【0026】例 1〜8 ( 本発明の例ではない) 既に記載したように 250g(1.66モル) の2-第三ブチルフ
ェノールを1.5 bar のもとで種々の量のアルミニウム-
トリス-(2-第三ブチルフェノラート) の存在下に限られ
た過剰量のイソブテンと10℃あるいは30℃で反応させ
る。表 1に、種々の反応時間の後に検出される反応混合
物中のアルキルフェノールの割合が記してある。
【0027】全ての場合に、用いた2-第三ブチルフェノ
ールが十分に消費されそして色々な程度に2,6-ジ- 第三
ブチルフェノールに転化したら直ちに、比較的に大きな
割合の2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノールが検出される
(例えば例 5と例 9、例 6と例10、例 8と例12を参照)
【0028】例 9〜12 (表 I参照) 例 1〜8 の場合に用いた操作においては2-第三ブチルフ
ェノールを僅かな量の触媒の存在下に 2.5〜2.8 bar の
圧のもとで10℃あるいは30℃で明らかに過剰のイソブテ
ンにてアルキル化する。これによって、不所望の2,4,6-
トリ- 第三ブチルフェノールの割合を従来技術に比べて
高い2-第三ブチルフェノール転化率でも低い水準に保持
できた。
【0029】例13〜30 (表II参照) 既に説明した方法操作に従って 250g(1.66モル) の2-第
三ブチルフェノールを記載した僅かな量のアルミニウム
- トリス-(2-第三ブチルフェノラート) の存在下に10℃
あるいは30℃で過剰のイソブテンにて 1.5〜2.8 bar の
圧力のもとでアルキル化する。この場合、色々な量の種
々の溶剤を添加する。
【0030】本発明に従って添加する( シクロ-)脂肪族
溶剤の不存在下に多い割合の2,4,6-トリ- 第三ブチルフ
ェノール (2,6-ジ- 第三ブチルフェノール形成の際の低
い選択率に相当する)が匹敵する反応条件のもとで認め
られることが判った。( 芳香族系溶剤の代表としての)
トルエンにて2,4,6-第三ブチルフェノール含有量の言う
に値する減少は達成できなかった。
【0031】例31〜59 (表III およびVI参照) 例 1〜30で用いた操作において、250g(1.66 モル) の2-
第三ブチルフェノールを1.9 〜8.5 ミリモルのアルミニ
ウム- トリス-(2-第三ブチルフェノラート) の存在下に
過剰のイソブテンにて 1.4〜1.5 bar のもとでアルキル
化する。結果は、本発明の溶剤の量を増やして用いるこ
とによって改善された選択率が2,6-ジ-第三ブチルフェ
ノール形成の際に達成できることおよびこのような条件
のもとですらイソブテンを大過剰に用いて、反応時間を
著しく延ばした後でも2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノー
ルの割合が僅かしか増加しないことが観察できることを
示している。
【0032】同様に本発明に従って用いる溶剤の存在下
に触媒量あるいは反応温度を下げることが有利に作用す
る。トルエンあるいはm-キシレンでは、同じ反応条件の
もとで匹敵する改善を達成できないが、しかしエチルシ
クロヘキサン、イソプロピルシクロヘキサンまたはデカ
リンなる溶剤を本発明の方法に従って用いることで同様
に利益がある。
【0033】例60〜63 (表 V参照) 例 1〜59の場合に用いた操作において、250g(1.66 モ
ル) の2-第三ブチルフェノールを過剰のイソブテンにて
1.5 barの圧力および10℃の反応温度のもとで 5.7モル
のアルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフェノラート)
の存在下に反応させる。それぞれ200 mlの種々の本発明
に従って添加されるオレフィンの存在下に不所望の2,4,
6-トリ- 第三ブチルフェノールの割合が、反応時間を通
例の時間あるいは高い2-第三ブチルフェノール添加率を
達成する為に必要とされる時間を超えて延長したとして
も、匹敵する量の不所望の蒸留分離困難な不純物が生じ
ることなしに、著しく低下し得る。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】
【表10】
【0044】
【表11】
【0045】
【表12】 本発明は特許請求の範囲に記載の方法に関するものであ
るが実施の態様として以下を包含する。 1. 飽和の脂肪族−および/または脂環式炭化水素およ
び/または炭素原子数5〜16のアルケンあるいは炭素原
子数5〜12のシクロアルケンを 100重量部の2-第三ブチ
ルフェノールを基準として20〜1000重量部の量で使用し
そしてイソブテンを 1モルの2-第三ブチルフェノールを
基準として 0.2〜10モルの過剰モル量使用する請求項 1
に記載の方法。 2. 反応を 1モルの2-第三ブチルフェノールを基準とし
て2〜10モルの過剰のイソブテンの存在下に実施する請
求項 1に記載の方法。 3. 希釈剤としてヘキサン、シクロヘキサン、エチルシ
クロヘキサン、イソプロピルシクロヘキサンまたはデカ
リンを用いる請求項 1に記載の方法。 4. 100 重量部の2-第三ブチルフェノールを基準として
40〜500 重量部の希釈剤を使用しそしてイソブテンを 1
モルの2-第三ブチルフェノール当たり 1〜5 モル過剰に
用いる請求項 1または上記 1項記載の方法。 5. 100 重量部の2-第三ブチルフェノールを基準として
60〜200 重量部の希釈剤を使用しそしてイソブテンを 1
モルの2-第三ブチルフェノール当たり1.1 〜2.5 モル過
剰に用いる請求項 1または上記 4項記載の方法。 6. 反応を 1モルの2-第三ブチルフェノール当たり 2.2
〜5 モル過剰のイソブテンの存在下に実施する請求項 1
または上記 2項に記載の方法。 7. アルキル化を 5℃〜50℃の反応温度および 0.2〜6
bar の圧力のもとで実施する請求項 1に記載の方法。 8. アルキル化を10℃〜20℃の反応温度のもとで実施す
る請求項 1または上記 7項に記載の方法。 9. アルキル化を 0.5〜2.5barの圧力のもとで実施する
請求項 1または上記 7項に記載の方法。 10. 触媒としてアルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフ
ェノラート) を、用いる2-第三ブチルフェノールを基準
として 0.05 〜0.8 モル% の量で用いる請求項1 に記載
の方法。 11. 触媒としてアルミニウム- トリス-(2-第三ブチルフ
ェノラート) を、用いる2-第三ブチルフェノールを基準
として 0.1〜0.5 モル% の量で用いる請求項 1または上
記10項に記載の方法。
【0046】
【発明の効果】本発明の方法は、僅かな触媒必要量に
て、副生成物の2,4,6-トリ- 第三ブチルフェノールおよ
び2,4-第三ブチルフェノールの割合を減らして2,6-ジ−
第三ブチルフェノールを高収率で製造する、環境を汚染
しない方法であり、産業に発展に著しく寄与している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフレート・オーベルホルツ ドイツ連邦共和国、マルル、リーゲストラ ーセ、64

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒としてのアルミニウム−トリス−
    (2−第三ブチルフェノラート)の存在下に2─第三ブ
    チルフェノールを液相でイソブテンと反応させることに
    よって2,6−ジ−第三ブチルフェノールを製造するに
    当たって、希釈剤としての飽和の脂肪族- および/また
    は脂環式炭化水素および/または過剰の液状のあるいは
    溶解したイソブテンおよび/または式 R1-CH=CH2または R2-CH=CH-R3 [ 式中、 R2 および R3 は結合して炭素原子数 5〜12の
    シクロアルカンを形成してもよい。]で表される炭素原
    子数 5〜16のアルケン類の存在下に、0〜80℃の温度、
    0.1 〜11 barの圧力のもとで、用いる2─第三ブチルフ
    ェノールを基準として0.005 〜5 モル% の量の触媒を用
    いて反応を実施することを特徴とする、上記2,6−ジ
    −第三ブチルフェノールの製造方法。
JP2402236A 1989-12-15 1990-12-14 2,6−ジ−第三ブチルフエノールの製造方法 Withdrawn JPH05132439A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE39414728 1989-12-15
DE3941472A DE3941472C1 (ja) 1989-12-15 1989-12-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132439A true JPH05132439A (ja) 1993-05-28

Family

ID=6395546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2402236A Withdrawn JPH05132439A (ja) 1989-12-15 1990-12-14 2,6−ジ−第三ブチルフエノールの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5091594A (ja)
EP (1) EP0438641A3 (ja)
JP (1) JPH05132439A (ja)
DE (1) DE3941472C1 (ja)
RU (1) RU1833357C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512925A (ja) * 2009-12-04 2013-04-18 エスアイ・グループ・インコーポレイテッド C4ラフィネートストリームからt−ブチルフェノールを生産する方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4139056A1 (de) * 1991-11-28 1993-06-03 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von ortho-substituierten alkylphenolen und katalysator hierfuer
US5475156A (en) * 1994-06-06 1995-12-12 General Electric Company Method for making a 2,6-dialkylphenol
KR101378826B1 (ko) * 2005-09-12 2014-03-28 후지필름 일렉트로닉 머티리얼스 유.에스.에이., 아이엔씨. 사이클릭 알켄 유도체의 분해를 방지하기 위한 첨가제
TWI411639B (zh) * 2005-09-12 2013-10-11 Fujifilm Electronic Materials 防止環烯烴衍生物降解之添加劑(一)
TWI471306B (zh) 2008-07-08 2015-02-01 Fujifilm Electronic Materials 防止環烯烴衍生物降解之添加劑

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB843745A (en) * 1957-10-21 1960-08-10 Bataafsche Petroleum Process for the preparation of 2, 6-dialkyl phenols
US3355504A (en) * 1963-11-05 1967-11-28 Ethyl Corp Preparation of 2, 6-dialkyl phenols
GB1229480A (ja) * 1967-11-20 1971-04-21
US4631349A (en) * 1985-06-25 1986-12-23 Ethyl Corporation Heterogeneous catalyst process
US4870215A (en) * 1988-06-24 1989-09-26 Ethyl Corporation Phenol alkylation process
JPH03188635A (ja) * 1989-12-18 1991-08-16 Matsushita Electron Corp 半導体装置のバンプレベリング方法および製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512925A (ja) * 2009-12-04 2013-04-18 エスアイ・グループ・インコーポレイテッド C4ラフィネートストリームからt−ブチルフェノールを生産する方法
JP2015221838A (ja) * 2009-12-04 2015-12-10 エスアイ・グループ・インコーポレイテッドSi Group, Inc. C4ラフィネートストリームからt−ブチルフェノールを生産する方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5091594A (en) 1992-02-25
EP0438641A3 (en) 1992-09-30
DE3941472C1 (ja) 1991-02-21
EP0438641A2 (de) 1991-07-31
RU1833357C (ru) 1993-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100716077B1 (ko) 아릴 알킬 에테르의 제조 방법
EP0249415B2 (en) Production of alkylated hydroxy aromatic compounds
WO1997024344A1 (en) Preparation of oxirane compounds with titanasilsesquioxane catalysts
EP0561779B1 (en) Process for producing 1-octene
US4196135A (en) Palladium complex
JPH05132439A (ja) 2,6−ジ−第三ブチルフエノールの製造方法
EP0395360A1 (en) Process for production of sec-butylbenzene
US4897482A (en) Process for the preparation of oligomeric 2,2,4-trimethyl-1,2-dihydroquinoline
US6326521B2 (en) Process for the preparation of benzyl alcohol
EP0267774A1 (en) Preparation process of biphenyl-4,4'-dicarboxylic acid
JPS61200934A (ja) tert―ブチルフエノール類の製造方法
US20010056202A1 (en) Process for the preparation of ether-free salts of tetrakis(pentafluorophenyl) borate
KR0144346B1 (ko) 2급-부틸벤젠의 제조방법
US4560809A (en) Alkylation process
JPH05221902A (ja) オルト−置換されたアルキルフエノールの製造方法及びこれに関する触媒
US6388160B1 (en) Method for producing of 2,3-dimethylbutene-1 and 2,3-dimethylbutene-2
JP2641526B2 (ja) ホスフアンの製造法
EP0577020A1 (en) Preparation of organoaluminum compounds and linear alcohols derived therefrom
US6984766B2 (en) Method for side-chain alkylation or alkenylation
JPH09169688A (ja) イソホロンの製造方法
US5550284A (en) Production method for alkoxynaphthalenecarboxylic acid
JPH10114705A (ja) シクロペンチルホルメートの製造方法及びシクロペンタノールの製造方法
CZ20003479A3 (cs) Způsob výroby fenolu
WO1999040057A1 (en) METHOD TO PREPARE α-β UNSATURATED CARBOXYLIC ACIDS
JP4059531B2 (ja) アルコキシナフタレンカルボン酸の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980312