JP2641526B2 - ホスフアンの製造法 - Google Patents

ホスフアンの製造法

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JP2641526B2 JP63232753A JP23275388A JP2641526B2 JP 2641526 B2 JP2641526 B2 JP 2641526B2 JP 63232753 A JP63232753 A JP 63232753A JP 23275388 A JP23275388 A JP 23275388A JP 2641526 B2 JP2641526 B2 JP 2641526B2
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クラウス・ペーター・ラングハンス
ユールゲン・スヴアラ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/50Organo-phosphines
    • C07F9/505Preparation; Separation; Purification; Stabilisation
    • C07F9/5063Preparation; Separation; Purification; Stabilisation from compounds having the structure P-H or P-Heteroatom, in which one or more of such bonds are converted into P-C bonds
    • C07F9/5072Preparation; Separation; Purification; Stabilisation from compounds having the structure P-H or P-Heteroatom, in which one or more of such bonds are converted into P-C bonds from starting materials having the structure P-H

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般式: nnPH3-n (I) または 〔式中、Rは1〜24個のC原子を有する直鎖または分枝
アルキル基、またはシクロアルキル−、ベンジル−ない
しはアリル基を表わし、nは1または2であり、mは2,
3または4に一致し、AおよびBは同じかまたは異なつ
ており、かつR、水素またはフエニル基を表わす〕で示
されるホスフアンを製造する方法に関する。
この方法は、リン化水素を触媒の存在で、一般式: R・HalまたはHal(C(A)(B))mHal 〔式中、R,A,Bおよびmは前記のものを表わし、Halは塩
素または臭素を表わす〕で示される試薬と反応させるこ
とに基づく。
〔従来の技術〕
有機リン化合物は、除草剤、ヒドロホルミル化(オキ
ソ合成)のための触媒中の配位子、相間移動触媒(ホス
ホニウム塩として)および抽出剤(t.−ホスフアンオキ
シドおよびホスフイン酸として)として、ますます工業
的に重要となつている。この種の化合物を合成するため
の基礎構成単位としては、公知の方法を用いて工業的量
で容易に製造することのできるリン化水素を使用するこ
とができる。
公知技術水準によれば、トリアルキルホスフアンは、
オレフイン性二重結合へのPH3のラジカル開始付加によ
り、問題なく得られる。
著しく困難となるのは、第一級および第二級アルキル
ホスフアンの意図的な製造である。したがつて、これら
のホスフアンを製出する提案は存在しないわけではな
く、その際殊に、貴金属触媒または活性炭を用いるPH3
とハロゲン化アルキルとの反応が既に試みられている
(西ドイツ国特許出願公開第2407461号明細書)。これ
まで見い出された全ての方法には、欠点、たとえば劣悪
な収率または望ましくない副生成物が付随するので、工
業的使用は中止された。
〔発明を達成するための手段〕
ところで意外にも、リン化水素とハロゲン化アルキル
とを反応させる場合に触媒としてテトラアルキルアンモ
ニウム−またはテトラアルキルホスホニウム塩を使用
し、かつ反応を水酸化アルカリ水溶液の存在で、−20〜
200℃の間の温度および0〜10バールの過圧で実施し、
その際Hal 1モルにつきそのつど少なくとも1モルの水
酸化アルカリを使用する場合に、公知の方法の欠点を回
避することができることが判明した。
本発明による方法の有利な構成は、不活性有機溶剤の
存在で作業し;反応を0〜50℃の間の温度で実施し;触
媒を、使用されるPH3に対して0.1〜5モル%の濃度で使
用し;不活性有機溶剤として、5〜16個のC原子を有す
る脂肪族または芳香族炭化水素を単独または混合物で使
用し、かつ水酸化アルカリ溶液として、50〜70重量%の
濃度を有する水性NaOHまたはKOHを使用することであ
る。
この場合に、リン化水素は、濃厚水酸化アルカリ水溶
液で脱プロトンされる。この過程は、アンモニウム−ま
たはホスホニウム塩の形の触媒を使用することに、決定
的に依存している。このような触媒なしに、反応は実際
に行なわれない。多くの場合、不活性有機溶剤の使用を
完全に不要とすることが有利である。PH3をたとえば塩
化メチルと反応させる場合に、反応生成物メチルホスフ
アンおよび場合によりジメチルホスフアンは、反応の行
なわれた直後にオートクレーブを放圧し、次いで軽く加
熱することにより得ることができる。反応ガスを、希HC
l(メチルホスフアンだけを吸収する)および/または
濃HCl((CH32PH、CH3PH2および(CH33Pを吸収す
る)を有する洗浄びんに導通させることにより、公知の
方法で、H−ホスホニウム塩の形での単離ができる。こ
の場合に、ガス中には同時にまだ過剰塩化メチルおよび
PH3が含まれていてもよい。相応量の水酸化アルカリの
添加により、ホスフアンは管理された方法で、再び遊離
することができる。
本発明による方法は、殊にPH3をモノアルキル化する
のに適している。特異性および実施の簡単性は、他の公
知方法のいずれからも得られない。さらに、比較的に廉
価な試薬が使用されるだけである。この場合にはモノア
ルキル化生成物の分離および返送が推奨に値するが、ジ
アルキル化生成物を製造することも可能である。そこ
で、たとえば(CH32PH、すなわちその構造的簡単性
が、これまでの製造の困難性とは全く反対である化合物
を得ることができる。
特に、標準条件下にガス状ハロゲン化アルキル(塩化
メチル、塩化エチル)を使用する場合、反応をオートク
レーブ中で加圧下に導くことが有利である(例1〜3、
方法A)。原則的には、方法Aにより全ての反応を実施
することができる(例4参照)。方法Bによれば、無加
圧(常圧で)か、またはバツチを標準のガラス装置中で
実施することのできる程度の僅かな過圧(250ミリバー
ル)を用いるだけで作業される。
〔実施例〕
方法Aの一般的作業条件(量データ、表1参照) PH3を、5のオートクレーブ中で−40℃で凝縮させ
た。その後にハロゲン化アルキルを、同様に導入凝縮に
よるか、またはポンプ導入により添加した。冷却水温度
で、H2O 300g中のKOH 450g(85%)の溶液(H2O中のKOH
の全濃度52%)をポンプ供給した。トルオールまたは水
中の触媒の溶液を反応容器中に配量することにより、反
応を開始した。PH3/塩化メチル−バツチを、オートクレ
ーブの気相をそれぞれ濃HCl 250gを有する2個の洗浄び
んを介して排気するようにして後処理した。この場合に
オートクレーブを50℃にまで加熱した。引き続き、さら
にH2O 200gを反応器中へポンプ輸送し、かつ水相と有機
相とを分離した(例外:例3)。分析ないしは含量測定
のために、トルオール相の31P−NMRスペクトルも、HCl
−洗浄液の31P−NMRスプクトルをも行ない、ならびにこ
れらの試料のP−元素分析を実施した。KOH/H2O相中
に、Pを検出することはできなかつた(<0.1%)。PH3
/塩化メチル−反応生成物は、次の31P−NMRデータによ
り規定されている: (CH34P+Cl-:+24ppm(トルオール) (CH33P(:O):+39ppm(トルオール) 方法Bの一般的作業条件(例5〜7) 表2に記載された量の、KOHの56%の水溶液に、〔NBu
4+Cl-(テトラ−n−ブチルアンモニウム−クロリ
ド)を添加した。N2を溶液に導通した後に、PH3をこの
溶液に導き(過圧250ミリバール)かつそれぞれのアル
キル化剤を10〜20℃で(反応条件a)滴加した。添加の
終了後に、40℃で1〜2時間さらに攪拌して(反応条件
b)、アルキル化剤の完全な反応を達成した。引き続き
水相を、1:1の割合で水を添加することにより希釈し、
有機相を分離し、H2Oそれぞれ100mlで2回洗浄し、かつ
Na2SO4上で乾燥させた。分別蒸留すると、第一級ホスフ
アンを生じた。(バツチ、収率、反応条件、表2参
照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノルベルト・ヴエーフアーリング ドイツ連邦共和国ヒユルト・シエースベ ルクシユトラーセ 13

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式: RnPH3-n (I) または 〔式中、Rは1〜24個のC原子を有する直鎖または分枝
    アルキル基、またはシクロアルキル−、ベンジル−ない
    しはアリル基を表わし、nは1または2であり、mは2,
    3または4に一致し、AおよびBは同じかまたは異なつ
    ており、かつR、水素またはフエニル基を表わす〕で示
    されるホスフアンを、リン化水素と一般式: R−HalまたはHal(C(A)(B))mHal 〔式中、R,A,Bおよびmは前記のものを表わし、Halは塩
    素または臭素を表わす〕 で示される試薬とを、接触の存在で反応させることによ
    り製造する方法において、触媒としてテトラアルキルア
    ンモニウム塩またはテトラアルキルホスホニウム塩を使
    用し、かつ反応を水酸化アルカリ水溶液の存在で、−20
    〜200℃の間の温度および0〜10バールの過圧で実施
    し、その際Hal 1モルにつき、そのつど少なくとも1モ
    ルの水酸化アルカリを使用することを特徴とする、ホス
    フアンの製造法。
  2. 【請求項2】不活性有機溶剤の存在で作業する、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】反応を、0〜50℃の間の温度で実施する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】触媒を、使用されるPH3に対して0.1〜5モ
    ル%の濃度で使用する、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の方法。
  5. 【請求項5】不活性有機溶剤として、5〜16個のC原子
    を有する脂肪族または芳香族炭化水素を、単独または混
    合物で使用する、請求項2から4までのいずれか1項記
    載の方法。
  6. 【請求項6】水酸化アルカリ溶液として、50〜70重量%
    の濃度を有する水性NaOHまたはKOHを使用する、請求項
    1から5までのいずれか1項記載の方法。
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DE3731424A1 (de) 1989-03-30
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