JPH0522164U - 折り畳み式車両シート - Google Patents

折り畳み式車両シート

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JPH0522164U
JPH0522164U JP8071291U JP8071291U JPH0522164U JP H0522164 U JPH0522164 U JP H0522164U JP 8071291 U JP8071291 U JP 8071291U JP 8071291 U JP8071291 U JP 8071291U JP H0522164 U JPH0522164 U JP H0522164U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
front leg
leg
vehicle
interlocking link
Prior art date
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Pending
Application number
JP8071291U
Other languages
English (en)
Inventor
秀夫 角皆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP8071291U priority Critical patent/JPH0522164U/ja
Publication of JPH0522164U publication Critical patent/JPH0522164U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状態でのヒップポイントを最適位置に
高めることができ、かつシートを折り畳んだときには広
げた荷室の車両フロア上に突き出す部材をほとんどなく
してその荷室の片隅に整然と格納させる。 【構成】 シートクッション20のフロントレッグ2の
下端部が回動支点4を介して車両フロア10に回動可能
にかつ前後方向に摺動可能に設けられ、また前記回動支
点4の前方位置と前記フロントレッグ2の中央位置に連
動リンク3の両端部がそれぞれ回動可能に連結される。
フロントレッグ2の前倒れあるいは引き起こしに伴う連
動リンク3の回動を介して回動支点4が前後方向に摺動
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主としてバン型車両等のリヤシートに採用される折り畳み式車両シ ートに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばバン型車両等のリヤシートには、シート不要時に荷室を広くとることを 目的として、シートレッグの下端部を回動支点としてシートクッションを前方へ 倒す形式の折り畳み式車両シート(単に、車両シートともいう)が採用される。 このような車両シートの一般的な形式ものが図5及び図6に示されている。なお 説明の都合上、図6において実線で示されるセット状態がシート状態といい、二 点鎖線で示される前倒し状態を折り畳み状態という。 図示の車両シートは、シートクッション20にシートバック21がヒンジ22 を介して折り畳み可能に設けられているとともに、前記シートクッション20の フロントレッグ2が車両フロア10上のレッグブラケット1にピン4にて回動可 能に取り付けられている。なお前記シートクッション20にはリヤレッグ23が 折り畳み可能に設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の車両シートによると、次の理由によりヒップポイント HPを最適な位置よりも低く設定せざるを得ない。 例えば、図7に実線で示されるようにフロントレッグ2及びリヤレッグ23を 長くすることによってヒップポイントHPを最適な位置とした場合、シートの折 り畳み時において同図に二点鎖線で示されているようにシートがヘッダパネル1 1と干渉することになり、シートの格納ができなくなる。 また、そのシートの格納を可能にすべく、図8に実線で示されるように前記レ ッグブラケット1に対するピン4の取り付け位置を高くした場合には、同図に二 点鎖線で示されているようにシートがヘッダパネル11と干渉することなく格納 できるものの、レッグブラケット1及びフロントレッグ2が車両フロア10上に かなり高く突き出た状態で露呈することになり、せっかくシートを折り畳んで荷 室を広げたにもかかわらずその荷室の機能が阻害されることになる。 なおシートの設置位置を後方位置に設定することも考えられるが、この場合、 シート状態における荷室がかなりせまくなるため実用性に欠ける。
【0004】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的はシート状態でのヒップポイントを最適位置に高めることができ、かつシー トを折り畳んだときには広げた荷室の車両フロア上に突き出す部材をほとんどな くしてその荷室の片隅に整然と格納させることのできる折り畳み式車両シートを 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の折り畳み式車両シートは、シートクッションのフ ロントレッグが車両フロアに前倒し可能に取り付けられる形式の折り畳み式車両 シートにおいて、前記フロントレッグの下端部が回動支点を介して車両フロアに 回動可能にかつ前後方向に摺動可能に設けられ、また前記回動支点の前方位置と 前記フロントレッグの中央位置に連動リンクの両端部がそれぞれ回動可能に連結 されている。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、シート状態においてはフロントレッグがその回動支点を前 方位置においた状態で立ち上げられる。このフロントレッグの立ち上がりに伴い 、連動リンクが傾斜状に立ち上がる。 前記シート状態のシートを折り畳むときには、前記フロントレッグを前倒しさ せるに伴い、連動リンクが後ろに倒れながら回動支点が後方位置に移動する。こ れにより、前記フロントレッグ及び連動リンクとも低く倒れ、フロントレッグの 倒れ位置が回動支点が移動しない場合に比べて後方位置となる。 また前記折り畳み状態のシートを再びシート状態にするときには、前記フロン トレッグを引き起こすに伴い、連動リンクが立ち上がりながら回動支点が前方位 置に移動する。これにより、その移動分に応じてフロントレッグの長さ(シート 時の高さ)を大きくとることが可能になる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお本例は、従来例の一部、 すなわち車両フロア10に対するフロントレッグ2の取り付け部分を変更したも のであるから、その変更部分について詳述することにし、従来例と同一もしくは 均等構成と考えられる部分には図面に同一符号を付して重複する説明は省略する 。 本例の要部が示された図1、及びその分解図が示された図3において、車両フ ロア10には、U字溝状をなす左右(図は一方を示す)のフロアビード12が形 成されている。このビード12は、車両の前後方向に沿って延びている。 前記フロアビード12の底面上には、左右両側に縦フランジ1aを有するU字 状断面をなすレッグブラケット1がボルト13の締め付けによって固定されてい る。 前記両縦フランジ1aには、前後方向に水平をなす長孔14、及びその長孔1 4の前方に位置にするピン孔15がそれぞれ形成されている。
【0008】 前記両長孔14には、ピン4が前後方向にスライド可能に架設されている。こ のピン(スライドピンという)4には、前記フロントレッグ2の下端部の取付孔 2aが前記両縦フランジ1aの間において回動可能に嵌挿されている。なおスラ イドピン4はそれに嵌め付けたEリング8によって抜け止めされている。またス ライドピン4は、本考案でいう回動支点に該当している。
【0009】 また前記両ピン孔15には取付ピン5が架設されている。このピン5には、連 動リンク3の一端部(図示下端部)が回動可能に支持されている。なお取付ピン 5も、前記スライドピン4と同様にEリング9によって抜け止めされている。 前記連動リンク3の一端部(図示下端部)は、段付ボルト6を介して前記フロ ントレッグ2の中央部側面に回動可能に取り付けられている。 また前記スライドピン4と取付ピン5の両先端軸部4a,5aには、コイルス プリンクからなるヘルパスプリング7の両端フック部7aがそれぞれ掛装されて いる。このスプリング7は、常には前記スライドピン4を前方へ付勢している。
【0010】 前記した車両シートにおいて、シート状態では図1の他、図4に実線で示され ているように、フロントレッグ2がスライドピン4を前方位置においた状態で立 ち上げられる。このフロントレッグ2の立ち上がりに伴い、連動リンク3が傾斜 状に立ち上がる。
【0011】 前記シート状態のシートを折り畳むときには、シートクッション20にシート バック21を折り畳んだ後、前記フロントレッグ2を前倒しさせるに伴い、連動 リンク3が後ろに倒れながらスライドピン4がレッグブラケット1の長孔14に 沿って後方位置に移動する。これにより、前記フロントレッグ2及び連動リンク 3とも低く倒れ、フロントレッグ2の倒れ位置が回動支点が移動しない場合に比 べて後方位置となる。このためヘッダパネル11に対するシートの干渉が避けら れる。なお、前記折り畳み操作はヘルパスプリング7の弾性に抗してなされる。 また折り畳み状態が図2に示されている他、図4に二点鎖線で示されている。
【0012】 また前記折り畳み状態のシートを再びシート状態にするときには、前記フロン トレッグ2を引き起こすに伴い、連動リンク3が立ち上がりながらスライドピン 4が前方位置に移動する。これにより、その移動分に応じてフロントレッグ2の 長さ(シート時の高さ)を大きくとることが可能になる。なお、前記引き起こし 操作はヘルパスプリング7の弾性力を補助力としてなされる。その後、シートバ ック21を引き起こせばよい。
【0013】 従って前記車両シートによると、フロントレッグ2の前倒れあるいは引き起こ しに伴う連動リンク3の回動を介してスライドピン4が前後方向に摺動するもの であるから、スライドピン4の移動分に応じてフロントレッグ2の長さを大きく し、これによりシート状態におけるヒップポイントHPを高くして最適な位置に 設定することができる。 またシートを折り畳んだときに前記フロントレッグ2及び連動リンク3とも低 く倒れるので、その折り畳みにより広げた荷室の片隅に整然と格納させることが できる。よって荷室がフロア上に突出する部材によってその機能が損なわれると いった不具合が回避される。
【0014】 またシートの折り畳み操作時及び引き起こし操作時においてヘルパスプリング 7の弾性力がシート重量と反対方向の補助力として作用するので、それらの操作 を軽い操作力で楽に行うことができる。 またレッグブラケット1を車両フロア10のフロアビード12の底面上に設置 したことにより、折り畳み時においてそのブラケット1、連動リンク3及びヘル パスプリング7等が車両フロア10に対し埋め込み状に収容されるため、そのフ ロア面上をより一層フラット化でき、またヘルパスプリング7を付加しても荷室 の邪魔にならない。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、フロントレッグの前倒れあるいは引き起こしに伴う連動リン クの回動を介して回動支点が前後方向に摺動するものであるから、回動支点の移 動分に応じてフロントレッグの長さを大きくし、これによりシート状態における ヒップポイントを最適な位置に設定することができる。 またシートを折り畳んだときに前記フロントレッグ及び連動リンクとも低く倒 れるので、その折り畳みにより広げた荷室の片隅に整然と格納させることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳み式車両シートの要部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の折り畳み状態を示す斜視図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】車両シートの側面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】図5の車両シートの側面図である。
【図7】従来の変更例を示す側面図である。
【図8】従来の変更例を示す側面図である。
【符号の説明】
2 フロントレッグ 3 連動リンク 4 スライドピン(回動支点) 10 車両フロア 20 シートクッション

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションのフロントレッグが車
    両フロアに前倒し可能に取り付けられる形式の折り畳み
    式車両シートにおいて、前記フロントレッグの下端部が
    回動支点を介して車両フロアに回動可能にかつ前後方向
    に摺動可能に設けられ、また前記回動支点の前方位置と
    前記フロントレッグの中央位置に連動リンクの両端部が
    それぞれ回動可能に連結されている折り畳み式車両シー
    ト。
JP8071291U 1991-09-09 1991-09-09 折り畳み式車両シート Pending JPH0522164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071291U JPH0522164U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 折り畳み式車両シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8071291U JPH0522164U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 折り畳み式車両シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0522164U true JPH0522164U (ja) 1993-03-23

Family

ID=13725955

Family Applications (1)

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JP8071291U Pending JPH0522164U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 折り畳み式車両シート

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