JPH05221123A - 感圧複写紙用顕色シート - Google Patents

感圧複写紙用顕色シート

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JPH05221123A
JPH05221123A JP4024929A JP2492992A JPH05221123A JP H05221123 A JPH05221123 A JP H05221123A JP 4024929 A JP4024929 A JP 4024929A JP 2492992 A JP2492992 A JP 2492992A JP H05221123 A JPH05221123 A JP H05221123A
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salicylic acid
acid
mixture
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polyvalent metal
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JP4024929A
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Kiyoharu Hasegawa
清春 長谷川
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Keisaburo Yamaguchi
桂三郎 山口
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サリチル酸と1〜3個のベンジル基から構成
されたサリチル酸誘導体の混合物および/またはこれら
の多価金属塩とポリスチレンとを混合した顕色剤組成物
層を有する感圧複写紙用顕色シート。 【効果】 サリチル酸誘導体の混合物および/またはこ
れらの多価金属塩にポリスチレンを均一混合することに
より、光、水、湿度に対する顕色剤の性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロイコ色素と反応して
画像を形成する感圧複写紙用顕色シートに関する。更に
詳細には、サリチル酸誘導体の混合物および/またはこ
れらの多価金属塩とポリスチレンとを均一混合した顕色
剤組成物を用いた感圧複写紙用顕色シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感圧複写紙は、ロイコ色素を含
有する不揮発性有機溶剤のマイクロカプセルが塗布され
たシート(CB紙)と、電子受容性顕色剤を含有する水
性塗料組成物が塗布されたシート(CF紙)との、それ
ぞれの塗布面を対向させておき、ボールペン、タイプラ
イターなどの印字圧力によってマイクロカプセルを破壊
し、流出させた感圧色素溶液を顕色剤に接触させ、呈色
するようにしたものである。したがって、ロイコ色素を
有するマイクロカプセル層と顕色剤層との組み合わせを
変えることにより、多数枚の複写を可能にしたり、ま
た、単葉で発色する感圧複写紙(SC紙)の製造も可能
である。
【0003】このような感圧複写紙に使用される無色あ
るいは淡色のロイコ色素としては、 (1)クリスタルバイオレットラクトンなどのトリアリ
ールメタンフタリド系化合物 (2)3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオランなどのフルオラン系化合物 (3)ピリジルフタリド系化合物 (4)フェノチアジン系化合物 (5)リューコオーラミン系化合物 等があり、これらから選ばれた1種以上を疎水性高沸点
溶剤に溶解し、かつ、マイクロカプセル化して使用す
る。
【0004】一方、電子受容性顕色剤としては、従来よ
り、(1)USP−2,712,507号公報に開示さ
れている酸性白土、活性白土などの無機固体酸、(2)
特公昭40−9309号公報、特公昭42−20144
号公報に開示されている油溶性フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂およびそれらの多価金属変性物あるいは
(3)特公昭49−10856号公報、特公昭51−2
5174号公報、特公昭52−1327号公報、特公昭
54−148614号公報、特開昭63−132857
号公報、特開昭63−112537号公報等に開示され
ている置換サリチル酸の多価金属塩、特開昭62−84
045号公報、特開平2−91043号公報、特開平3
−222793号公報などに開示されている置換サリチ
ル酸の多価金属塩の混合物等が一部実用化され使用され
ている。顕色シートが備えるべき性能条件として、シー
ト製造直後および長期保存後にも変わらない優れた発色
性能をもつことはもちろん、保存時および日光等の輻射
線暴露時に黄変が少ないこと、および発色画像が日光等
の輻射線暴露、水または可塑剤等により容易に消失また
は退色しないこと等が挙げられる。
【0005】従来提案されている顕色剤およびそれを塗
工したシートは、性能的に一長一短がある。例えば、無
機固体酸は安価であるが、保存時に空気中のガス、水分
を吸着して紙面の黄変や発色性能の低下を生じ、置換フ
ェノール類は発色性が不十分で発色画像の濃度が低い。
又、p−置換フェノール−ホルムアルデヒド樹脂は発色
性は優れているが、塗工紙が日光照射または保存中に徐
々に黄変したり、窒素酸化物などによっても黄変し易
く、発色画像も変退色し、可塑剤などの溶剤が発色画像
に付着すると消色する傾向がある。また、芳香族カルボ
ン酸の多価金属塩およびそれらの混合物等は、発色性、
耐可塑剤性、黄変性は無機固体酸やフェノール樹脂に比
べて優れているが、発色画像の光、水、湿度に対する耐
性は未だ十分とは言い難い。
【0006】一方、このような発色画像の光、水、湿度
に対する耐性を改良する目的で、芳香族カルボン酸の多
価金属塩と相溶性のある有機高分子との混合微粒子が提
案され、一部実用化されている(特公昭55−1195
号公報)。芳香族カルボン酸の多価金属塩と相溶性のあ
る有機高分子を均一に混合するにはいくつかの方法があ
り、中でも工程的に簡便なのは両者を溶融混合する方法
である。しかしながら、この方法は、芳香族カルボン酸
の多価金属塩の融点が一般に200℃以上または不融で
あることから、溶融混合させる場合、150℃以上の加
熱状態で行う必要がある。例えば、特公昭55−119
5号公報の実施例において、各種サリチル酸の多価金属
塩を有機高分子と混合する場合、その混合温度は170
〜180℃が多用されている。このような、高温におけ
る条件ではサリチル酸のカルボキシル基が脱炭酸分解に
よりフェノール性化合物に変化することが一般的によく
知られている。事実、本発明者らの実験においても3,
5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩とポリ
スチレンを溶融混合させる方法で、混合条件を170〜
180℃の温度で実施したところ、1時間で約28モル
%の上記サリチル酸化合物の分解が認められた(比較例
2参照)。
【0007】このような事実は工業的に実施する場合、
重大な障害となる。例えば、処理量が増大すれば均一混
合に要する時間は長くなるのが普通であり、また、混合
後の粘稠な溶融樹脂の排出にも時間がかかることは必然
であり、その結果、サリチル酸化合物の分解が更に増加
する。この結果、フェノール性化合物に起因する光黄性
及びNOx黄変性が促進され、耐水性が向上しても全体
としては性能低下となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を改良した新規な顕色剤組成物を用いた感圧複写紙用顕
色シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意検討を行った結果、本発明を完成す
るに到った。即ち、本発明は、支持体上に、サリチル酸
と1〜3個のベンジル基から構成されたサリチル酸誘導
体の混合物および/またはこれらの多価金属塩とポリス
チレンとを混合した顕色剤組成物層を設けた感圧複写紙
用顕色シートに関するものである。
【0010】本発明のサリチル酸と1〜3個のベンジル
基から構成されたサリチル酸誘導体の混合物および/ま
たはこれらの多価金属塩は、比較的低温で軟化するた
め、ポリスチレンとの溶融混合は温度150℃以下で可
能である。そのため、従来の芳香族カルボン酸の多価金
属塩と有機高分子の溶融混合により得られる顕色シート
が、高い温度履歴のため一部脱炭酸し、光、窒素酸化物
のために黄変を起こすのにくらべ、混合時における溶融
温度を低くすることにより、サリチル酸の脱炭酸による
性能低下を防ぎ、作業性も改良される。
【0011】本発明のサリチル酸と1〜3個のベンジル
基から構成されたサリチル酸誘導体の混合物および/ま
たはこれらの多価金属塩を製造する方法としては、下記
の方法がある。 (1)サリチル酸とスチレン類とを有機スルホン酸または
無機酸の存在下で反応させる方法。即ち、サリチル酸と
スチレン、p−クロルスチレン、p−メチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン等のス
チレン類とを、ベンゼンスルホン酸、クロルベンゼンス
ルホン酸、トルエンスルホン酸、クロルトルエンスルホ
ン酸等の芳香族スルホン酸、メタンスルホン酸、エタン
スルホン酸、プロパンスルホン酸等の脂肪族スルホン
酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸またはリン酸、硫
酸、塩酸、硝酸、過塩素酸、亜リン酸、次亜塩素酸等の
無機酸の存在下に、20〜160℃で反応することによ
り得られる。スチレン誘導体の使用量は、サリチル酸1
モルに対して1.5〜4.0モルである。この反応で
は、シクロヘキサン、ベンゼン、クロルトルエン、トル
エン、塩化エチレン、テトラクロルエチレン、クロルベ
ンゼン等の不活性溶剤を使用してもよい。
【0012】(2)サリチル酸とα−メチルベンジルハラ
イド類とを酸触媒の存在下で反応させる方法。即ち、サ
リチル酸とα−メチルベンジルクロライド、α−メチル
ベンジルブロマイド、o−メチル−α−メチルベンジル
クロライド、p−メチル−α−メチルベンジルクロライ
ド、o−エチル−α−メチルベンジルクロライド、p−
エチル−α−メチルベンジルクロライド等のα−メチル
ベンジルハライド類とを塩化第二鉄、塩化亜鉛、塩化ア
ルミニウム、トリフルオロメタンスルホン酸、Nafi
onH(商品名Du’pont社製)等の酸触媒の存在
下に、20℃〜180℃の範囲で反応することにより得
られる。α−メチルベンジルハライド類の使用量は、サ
リチル酸1モルに対して1.5〜4.0モルである。こ
の反応では、1,2−ジクロロエタン、1,2−トリク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオ
ン酸等の有機酸類を使用してもよい。
【0013】(3)サリチル酸エステルとスチレン誘導体
またはα−メチルベンジルハライド類を酸触媒の存在下
で反応させた後、得られたサリチル酸エステル誘導体を
加水分解する方法。即ち、サリチル酸メチル、サリチル
酸エチル、サリチル酸−n−プロピル、サリチル酸イソ
プロピル、サリチル酸イソアミル等のサリチル酸エステ
ル類と前記のスチレン誘導体またはα−メチルベンジル
ハライド類を塩酸、硫酸、リン酸、塩化第二鉄、塩化亜
鉛、塩化アルミニウム、メタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸、NafionH等の酸触媒の存在
下に、0℃〜180℃の範囲で反応することにより得ら
れる。これらのスチレン誘導体またはα−メチルベンジ
ルハライド類の使用量は、サリチル酸エステル類1モル
に対して、1.5〜4.0モルである。この反応では、
1,2−ジクロロエタン、1,2−トリクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオン酸等の有機
酸類を使用してもよい。得られたサリチル酸エステル誘
導体を加水分解するには、塩酸、硫酸、硫酸と酢酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、塩化亜
鉛、塩化アルミニウム、トリフルオロメタンスルホン
酸、NafionH等の酸類と水とにより実施するか、
または、苛性ソーダ、苛性カリウム等のアルカリと水に
よる方法が用いられる。
【0014】上記の製造方法で得られる化合物は、サリ
チル酸の水酸基に対して、 オルソおよび/またはパラ位へ、α−メチルベンジル
基を導入したもの、 さらに一部のα−メチルベンジル基がサリチル酸に置
換したα−メチルベンジル基のベンゼン環にα炭素を介
して結合したもの、 α−メチルベンジル基がサリチル酸に置換したα−メ
チルベンジル基のベンゼン環以外、即ち側鎖に結合した
もの 等の混合物である。これらの混合物は反応条件の選択に
より、得られる化合物およびその組成比は変化する。例
えば、(a)特開昭62−84045号公報の方法で
は、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸と3
−〔α−メチル−4’−(α−メチルベンジル)−ベン
ジル〕サリチル酸、5−〔α−メチル−4’−(α−メ
チルベンジル)−ベンジル〕サリチル酸等の化合物、
(b)特開平2−91043号公報の方法では、3,5
−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−α−メチ
ルベンジル−5−(1,3−ジフェニルブチル)サリチ
ル酸、5−α−メチルベンジル−3−(1,3−ジフェ
ニルブチル)サリチル酸等の化合物、(c)特開平3−
222793号公報の方法では、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、3または5−α−メチルベン
ジルサリチル酸等の化合物 (d)特願平3−178311号公報の方法では、3,
5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸、3または5
−α−メチルベンジルサリチル酸、3,5−ジ(α−メ
チルベンジル)サリチル酸にさらにα−メチルベンジル
基が反応したサリチル酸化合物等の化合物等が得られ
る。
【0015】かくして得られたサリチル酸誘導体の混合
物は、多価金属塩と反応してサリチル酸誘導体の多価金
属塩混合物を作ることができる。その方法としては、 ・該サリチル酸誘導体の混合物とアルカリ金属塩および
水溶性多価金属塩とを、水または双方可溶な溶媒中で反
応させる ・該サリチル酸樹脂と有機カルボン酸の多価金属塩を混
合し、加熱溶融して反応させる、この場合、有機カルボ
ン酸アンモニウムを添加して、加熱溶融させてもよい ・該サリチル酸樹脂の多価金属の炭酸塩、酸化物、水酸
化物と加熱溶融して反応させる、この場合、有機カルボ
ン酸アンモニウムと加熱溶融反応させてもよい等の方法
がある。
【0016】本発明で用いるポリスチレンは、常温で流
動性がなく、分子量が500以上のものが用いられる。
本発明において、サリチル酸誘導体および/または多価
金属塩混合物とポリスチレンを均一混合して顕色剤組成
物を製造するには、下記に示す様に、いくつかの方法が
ある。 (1)ポリスチレンを加熱溶融して流動性のある液体と
したのち、サリチル酸誘導体および/またはその多価金
属塩混合物を混合溶解させて、冷却固化させることによ
り顕色剤組成物を得る。この時の加熱溶融温度は、脱炭
酸を防ぐために、150℃以下、好ましくは140℃以
下で処理するのがよい。上記サリチル酸誘導体の多価金
属塩とポリスチレンの溶融混合を150℃の温度で実施
したところ、1時間で数モル%の脱炭酸分解がみられた
が、140℃、1時間の条件ではほとんど分解はなかっ
た。 (2)サリチル酸誘導体および/または多価金属塩混合
物とポリスチレンとを、両者に溶解性の溶媒中に溶解し
て均一な状態にした後、加熱して溶媒を留去して顕色剤
組成物を得る。 (3)サリチル酸誘導体および/または多価金属塩混合
物とポリスチレンとを、両者に溶解性の溶媒中に溶解し
て均一な状態にした後、分散剤を含む水性媒体中で加熱
下または非加熱下に乳化分散して、つづいてこの分散液
を加熱して溶媒を留去して顕色剤組成物の分散液として
得る。これらの方法の中で、工業的に用いられるのは、
溶媒を使用しない溶融混合法である。
【0017】本発明のサリチル酸誘導体の混合物および
/またはその多価金属塩とポリスチレンの混合割合は、
特に限定するものではないが、ポリスチレンが少ない場
合には、本発明の効果を満足するに十分でなく、また多
い場合には、サリチル酸分の相対的な割合が減少し、発
色濃度が所望の水準に達しない。ポリスチレンは、好ま
しくはサリチル酸誘導体の混合物100に対して10〜
500の重量比で混合するのがよい。本発明の顕色剤組
成物は、既知の顕色剤、すなわち活性白土等の無機固体
酸、フェノールホルムアルデヒド樹脂、フェノール−サ
リチル酸−ホルムアルデヒド樹脂、サリチル酸樹脂等の
有機共重合体等と併用することは何ら差し支えない。さ
らに、亜鉛、ニッケル、マグネシウム、鉛、チタン、カ
ルシウム、コバルト、マンガン及びバリウムからなる群
から選ばれた多価金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩
の少なくとも1種以上を併用してもよい。本発明におい
ては、通常、該顕色剤組成物を予め、微小粒子の水性懸
濁液とした形で用いる。
【0018】本発明の感圧複写紙用顕色シートを作製す
るには、(a)該顕色剤組成物の水性懸濁液、(b)無
機または有機顔料(カオリン、焼成カオリン、ベントナ
イト、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化ア
ルミニウム、シリカ、チサンホワイト、酸化チタン、ポ
リスチレンエマルション、尿素樹脂エマルションな
ど)、(c)バインダー類(例えば、合成ゴムラテック
ス、変性澱粉類、ポリビニルアルコールあるいは変性ポ
リビニルアルコール類など)、(d)その他(ダスティ
ング防止剤、蛍光増白剤、粘度調節剤、消泡剤)などを
よく混合し、用いるコーティング方式に応じた粘度、固
形分の水性塗液を予め作製し、紙、フィルム等の支持体
に塗布、乾燥する方法が用いられる。コーティング方式
としては、エアーナイフコーター、バーコーター、ブレ
ードコーター、グラビアコーター、ロールコーターなど
が一般的に用いられる。通常、水性塗料の塗布量は、乾
燥重量で0.5g/m2 以上、好ましくは1〜10g/
2 の範囲である。水性塗料を塗布したシートの発色性
能は、主として水性塗料中の顕色剤組成物の濃度に支配
されるが、10g/m2 を超える塗布量は発色性能の向
上には効果がなく、また経済的にも不利である。
【0019】本発明の新規な顕色剤組成物を使用した顕
色シートは、従来知られている顕色シートと異なり、 (1)顕色シートが長期間の保存あるいは高湿度下での
保存後も発色能力の変化がない (2)顕色シートが光、窒素酸化物による接触でも黄変
しない (3)すぐれた発色性能(発色速度、濃度)を与える (4)発色画像の耐水性にすぐれ、高温多湿条件下ある
いは水との接触により発色像は消失しない (5)光、可塑剤等の溶剤との接触による発色画像の安
定性に優れている等の特徴を有する。この結果、本発明
により、従来の顕色シートにおいて欠点とされた諸点を
解消することのできる有用な顕色剤組成物を供給するこ
とが可能となった。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらにより制限されるものではない。実
施例に先立ち、顕色シートの製造方法および感圧複写紙
としての性能評価方法を述べる。各実施例で得られた顕
色剤組成物を少量のアニオン系高分子界面活性剤の存在
下に、湿式微粉砕して固形分40重量%の水性懸濁液と
した(平均粒子径2.5μ)。次に、この水性懸濁液を
用いて下記組成の水性塗液(固形分30%)を調製し
た。 成分 重量部(固形分比) ( a ) 水性懸濁液(液中の顕色剤組成物として) 15 ( b ) 軽質炭酸カルシウム 100 ( c ) スチレンブタジエンラテックス 10 ( d ) 酸化澱粉 10 ( e ) ポリアクリル酸ソーダ(顔料分散剤) 0.5 上記の水性塗液を上質紙に乾燥塗布量が5g/m2 にな
るようにメイヤーバーで塗布乾燥して、顕色シートを作
成した。このようにして得られた感圧複写紙用顕色シー
トについての性能評価は次の方法で行った。
【0021】(1)発色速度及び濃度(20℃、65%
RHの恒温恒湿室内で実施) クリスタルバイオレットラクトンを主たる色素とする市
販の青発色上用紙(三菱製紙製N−40)を用い、上記
の顕色シートと組み合わせ、電子タイプライターで打圧
発色させる。打刻105秒後、および24時間後の2点
について反射率をΣ80色差計で測定し、Y値で表示す
る。 (2)低温発色速度及び濃度 各実施例の顕色剤組成物を用いて得られた顕色シートお
よび市販の青発色上用紙(三菱製紙製N−40)を予め
5℃の恒温室に一夜保管したのち、両塗布面を組み合わ
せて50Kg/cmのカレンダーロールを通過させて発
色させる。発色後10秒後、24時間後の2点について
反射率をΣ80色差計で測定し、Y値で表示する。 (3)発色画像の耐光堅牢度 (1)の方法で発色させた顕色シートをカーボンアーク
フェイドメーター(スガ試験機製)に4時間照射して、
試験後Σ80色差計を用いY値で表示する。Y値が低く
かつ試験前値との差が小さいほど発色画像の耐光堅牢度
が良好であることを示す。
【0022】(4)発色画像の耐可塑剤性 ジオクチルフタレート(DOP)を芯物質とする平均粒
子径5.0μのメラミン−ホルムアルデヒド樹脂のマイ
クロカプセルを塗布したシートと(1)で発色させた顕
色シートの発色面を対向させたのち、100Kg/cm
の線圧を有するスーパーカレンダーロールを通過させ
る。試験後1日後の濃度をΣ80色差計を用いY値で表
示する。 (5)発色画像の耐水性 (1)の方法で発色させた顕色シートを水中に24時間
浸漬した後取り出し、乾燥後濃度をΣ80色差計を用い
Y値で表示する。 (6)光による黄変 顕色シートをカーボンアークフェイドメーター(スガ試
験機製)に4時間照射して、試験後Σ80色差計を用い
WB値で表示する。未試験シートのWB値との差が小さ
いほど光照射による黄変性が小さいことを意味する。 (7)NOxによる黄変 JIS L−1055(染色物および染料の酸化窒素ガ
ス堅牢度試験方法)に基づき、顕色シートをNaNO2
(亜硝酸ナトリウム)とH3 PO4 との反応により発生
するNOx ガス雰囲気の密閉容器中に1時間保存して、
黄変の程度を調べる。1時間後にΣ80色差計を用いW
B値で表示する。未試験シートのWB値との差小さいほ
どNOx による黄変性が小さいことを意味する。
【0023】実施例1 サリチル酸41.4g(0.3モル)とp−トルエンス
ルホン酸1水和物3.6gとをガラス製反応器に仕込
み、撹拌しながら130℃まで加熱した。ついで1時間
で62.5g(0.6モル)のスチレンを滴下した。滴
下後150〜155℃で1時間反応させ、90℃まで冷
却してサリチル酸誘導体の混合物を得た。この混合物の
高速液体クロマトグラフィーによる組成は次のとおりで
あった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 55重量% ・3−〔α−メチル−4’−(α−メチルベンジル)−ベンジル〕サリチル酸と 5−〔α−メチル−4’−(α−メチルベンジル)−ベンジル〕サリチル酸 の混合物 37重量% ・その他 8重量% この混合物を2規定のNaOH水溶液160mlに添加
し、2時間後に分離して未反応スチレンを除去した。水
層を撹拌しながら、水500mlに塩化亜鉛26gを加
え10〜15℃の温度で、少しずつ滴下した。析出した
亜鉛塩を濾過、乾燥してサリチル酸誘導体の多価金属塩
混合物を得た。次に、撹拌しながら、重量平均分子量
5,000、軟化点95℃のポリスチレン30gを13
5〜140℃の範囲で溶融させ、上記の反応で得られた
サリチル酸誘導体の多価金属塩混合物20gを加え、1
時間溶融混合して顕色剤組成物を得た。この顕色剤組成
物を 1H−NMRで測定したところサリチル酸の脱炭酸
は認められなかった。
【0024】実施例2 サリチル酸10.0g(0.072モル)とメタンスル
ホン酸2.0gとをガラス製反応器に仕込み、撹拌しな
がら130℃まで加熱した。ついで、15.0g(0.
144モル)のスチレンを滴下した後、さらにサリチル
酸29.8g(0.215モル)加え、150℃に加熱
した。さらにスチレン45.0g(0.43モル)を滴
下し、終了後150〜160℃で1時間反応させ、90
℃まで冷却してサリチル酸誘導体の混合物を得た。この
混合物の高速液体クロマトグラフィーによる組成は次の
とおりであった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 56量% ・3−α−メチルベンジルサリチル酸と5−α−メチルベンジルサリチル酸の混 合物 30重量% ・その他 14重量% この混合物を2規定のNaOH水溶液150mlに添加
し、2時間後に分離して未反応スチレンを除去した。水
層を撹拌しながら、水1000mlに塩化亜鉛24.8
gを加え10〜15℃の温度で、少しずつ滴下、1時間
熟成した。析出した亜鉛塩を濾過、乾燥してサリチル酸
誘導体の多価金属塩混合物を得た。次に、撹拌しなが
ら、重量平均分子量5,000、軟化点95℃のポリス
チレン30gを135〜140℃の範囲で溶融させ、上
記の反応で得られたサリチル酸誘導体の多価金属塩混合
物20gを加え、1時間溶融混合して顕色剤組成物を得
た。この顕色剤組成物を 1H−NMRで測定したところ
サリチル酸の脱炭酸は認められなかった。
【0025】実施例3 サリチル酸20.7g(0.15モル)、酢酸10.0
gおよびメタンスルホン酸5.0gとをガラス製反応器
に仕込み、撹拌しながら、110℃まで加熱した。つい
で62.4g(0.6モル)のスチレンを滴下した。滴
下終了後、さらに1時間反応した。冷却後、反応液にヘ
プタン100mlを加え、水100mlで数回有機層を
水洗した。水洗後、2規定のNaOH水溶液200ml
を加え、有機層を分離除去した。水層にヘプタン100
mlを加え、水層を塩酸にて酸性にした後、有機層を分
離し、濃縮した。残渣の油状物質をさらに乾燥してサリ
チル酸誘導体の混合物を得た。この混合物の高速液体ク
ロマトグラフィーによる組成は次のとおりであった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 59重量% ・3−α−メチルベンジル−5−(1,3−ジフェニルブチル)サリチル酸 10重量% ・5−α−メチルベンジル−3−(1,3−ジフェニルブチル)サリチル酸 19重量% ・その他 12重量% この混合物を2規定のNaOH水溶液150mlに添加
し撹拌しながら、水200mlに塩化亜鉛12.4gを
加えた溶液を10〜15℃の温度で、少しずつ滴下し、
その後1時間熟成した。析出した亜鉛塩を濾過、乾燥し
てサリチル酸誘導体の多価金属塩混合物を得た。次に、
撹拌しながら、重量平均分子量5,000、軟化点95
℃のポリスチレン30gを135〜140℃の範囲で溶
融させ、上記の反応で得られたサリチル酸誘導体の多価
金属塩混合物20gを加え、1時間溶融混合して顕色剤
組成物を得た。この顕色剤組成物を 1H−NMRで測定
したところ、サリチル酸の脱炭酸は認められなかった。
【0026】実施例4 サリチル酸27.6g(0.2モル)、α−メチルベン
ジルクロライド(0.4モル)および塩化亜鉛15.2
gを反応器に装入し、窒素ガスを通気して60〜90℃
の温度で5時間反応させた。その後、反応温度を135
℃まで昇温し2時間反応を続けた。次に、反応液にトル
エン150mlと水50gを撹拌下で注加したのち、静
置分液した。この混合物の高速液体クロマトグラフィー
による組成は次のとおりであった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 51重量% ・3−α−メチルベンジルサリチル酸と5−α−メチルベンジルサリチル酸の混 合物 26重量% ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸にさらにα−メチルベンジル基 が反応したサリチル酸化合物 20重量% ・その他 7重量% 上層の溶剤層を別の反応容器に装入し、これに28%の
アンモニア水20gと酸化亜鉛8.1g(0.1モル)
を加え、室温で1時間撹拌した。その後、加熱して溶剤
を留去した。内温を150℃まで上げ、2時間熟成して
サリチル酸誘導体の多価金属塩混合物を得た。次に、撹
拌しながら、重量平均分子量5,000、軟化点95℃
のポリスチレン30gを135〜140℃の範囲で溶融
させ、上記の反応で得られたサリチル酸誘導体の多価金
属塩混合物20gを加え、1時間溶融混合して顕色剤組
成物を得た。この顕色剤組成物を 1H−NMRで測定し
たところサリチル酸の脱炭酸は認められなかった。
【0027】実施例5 サリチル酸メチル15.2g(0.1モル)、1,2−
ジクロロエタン50ml、96%濃硫酸3.75gをガラ
ス製反応器に仕込み、激しく撹拌しながらスチレン3
1.2g(0.3モル)を0〜2℃で6時間かけて滴下
した。その後、同温度で3時間熟成を行って反応を終了
した。つぎに、反応液に85%硫酸水溶液50gを加
え、加熱して1,2−ジクロロエタンを留去した。この
なかに、酢酸50mlを加え還流下で18時間加水分解
反応を行った。反応終了後、反応液を水300mlに投
入し、静置してサリチル酸誘導体の混合物得た。この混
合物の高速液体クロマトグラフィーによる組成は次のと
おりであった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 66重量% ・3−α−メチルベンジルサリチル酸と5−α−メチルベンジルサリチル酸の混 合物 6重量% ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸にさらにα−メチルベンジル基 が反応したサリチル酸化合物 19重量% ・その他 9重量% この混合物を別の反応容器に装入し、温度150〜16
0℃であらかじめ安息香酸亜鉛16.3gと重炭酸アン
モニウム10gを混合させたものを30分で徐々に添加
した。添加後、同温度で1時間撹拌を続け、排出、冷却
してサリチル酸誘導体の多価金属塩混合物を得た。次
に、撹拌しながら、重量平均分子量5,000、軟化点
95℃のポリスチレン30gを135〜140℃の範囲
で溶融させ、上記の反応で得られたサリチル酸誘導体の
多価金属塩混合物20gを加え、1時間溶融混合して顕
色剤組成物を得た。この顕色剤組成物を 1H−NMRで
測定したところサリチル酸の脱炭酸は認められなかっ
た。
【0028】実施例6 サリチル酸メチル30.4g(0.2モル)、α−メチ
ルベンジルクロライド56.2g(0.4モル)および
トリフルオロメタンスルホン酸0.3gガラス製の反応
器に装入し、20℃〜25℃で5日間反応させた。その
後70℃に昇温して温水100gを装入し、さらに95
〜98℃に昇温し15%苛性ソーダ水溶液85gを2時
間かけて滴下し、次いで98〜100℃で5時間熟成し
加水分解を行いサリチル酸誘導体の混合物を得た。この
混合物の高速液体クロマトグラフィーによる組成は次の
とおりであった。 ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸 88重量% ・3−α−メチルベンジルサリチル酸と5−α−メチルベンジルサリチル酸の混 合物 3重量% ・3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸にさらにα−メチルベンジル基 が反応したサリチル酸化合物 7重量% ・その他 2重量% この混合物を別の反応容器に装入し、水350gを加え
希釈し、硫酸により、pH9に調節し、30℃で43%
硫酸亜鉛水溶液90gを1時間かけて滴下し、1時間熟
成し、濾過、水洗、乾燥してサリチル酸誘導体の多価金
属塩混合物を得た。次に、撹拌しながら、重量平均分子
量5,000、軟化点95℃のポリスチレン30gを1
35〜140℃の範囲で溶融させ、上記の反応で得られ
たサリチル酸誘導体の多価金属塩混合物20gを加え、
1時間溶融混合して顕色剤組成物を得た。この顕色剤組
成物を 1H−NMRで測定したところサリチル酸の脱炭
酸は認められなかった。 比較例1 ポリスチレンを用いなかった以外は、実施例1で合成し
たサリチル酸誘導体の多価金属塩混合物を顕色剤組成物
とした。
【0029】比較例2 撹拌しながら、重量平均分子量5,000、軟化点95
℃のポリスチレン30gを170〜180℃の範囲で溶
融させ、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸
20gを加え1時間溶融混合して顕色剤組成物を得た。
この顕色剤組成物を 1H−NMRスペクトルおよび高速
液体クロマトグラフィーによる測定で脱炭酸が認めら
れ、その比率は28モル%であった。
【0030】上記の実施例および比較例で得られた各顕
色剤組成物を用いて作製した感圧複写紙用顕色シートに
ついて、前記の方法で評価した結果を(表1)(表2)
に示した。
【0031】
【表1】 この表から、本願の顕色シートは発色画像の耐光性、耐
水性に優れた性能を示すことが判る。特に、ポリスチレ
ンを使用しない場合(比較例1)では、発色画像の耐光
性、耐水性が著しく低下する。
【0032】
【表2】 この表から、本願の顕色シートは耐光性に優れているこ
とが判る。比較例2では、脱炭酸による黄変性への影響
が著しい。
【0033】表1、表2から明らかな様に、本発明によ
れば、サリチル酸誘導体の混合物および/またはこれら
の多価金属塩にポリスチレンを混合することによる混合
作業時の品質低下がなく、さらには、本願の顕色剤混合
物を用いて製造した顕色シートでは、光暴露時の黄変が
少なく、発色画像においても耐光性、耐水性等の堅牢度
が良好であり、長期保存性を必要とされる分野での使用
が可能となり、感圧複写紙の利用範囲の拡大が期待でき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は、従来知られている顕色シート
に比べ、発色速度、濃度等の発色性能にすぐれた性能を
有し、さらに、顕色シート、発色画像ともに優れた保存
安定性をもつ感圧複写紙用顕色シートを提供するもので
ある。
フロントページの続き (72)発明者 山口 彰宏 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、サリチル酸と1〜3個のベン
    ジル基から構成されたサリチル酸誘導体の混合物および
    /またはこれらの多価金属塩とポリスチレンとを混合し
    た顕色剤組成物層を設けてなることを特徴とする感圧複
    写紙用顕色シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0687786A (ja) * 1991-12-18 1994-03-29 Sanyo Chem Ind Ltd 顕色剤、その分散体および顕色シ−ト
JPH06104786B2 (ja) * 1991-12-18 1994-12-21 三洋化成工業株式会社 顕色剤、その分散体および顕色シ−ト

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