JPH05220999A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

Info

Publication number
JPH05220999A
JPH05220999A JP2866292A JP2866292A JPH05220999A JP H05220999 A JPH05220999 A JP H05220999A JP 2866292 A JP2866292 A JP 2866292A JP 2866292 A JP2866292 A JP 2866292A JP H05220999 A JPH05220999 A JP H05220999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze
thermal head
contact
heating resistor
resistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2866292A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kuwabara
誠治 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2866292A priority Critical patent/JPH05220999A/ja
Publication of JPH05220999A publication Critical patent/JPH05220999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドと記録媒体等との接触・摺動
による給電体4の腐食を防止し、サーマルヘッドの長寿
命化を図る。 【構成】 発熱抵抗体3に対して、記録媒体8等が送り
出される方向に位置するサーマルヘッドのベースの端部
で、発熱抵抗体3の並びと平行となるように、カマボコ
状の凸グレーズ6を配置し、さらに、このカマボコ状の
凸グレーズ上においては、記録媒体8等が接触する範囲
において、給電体4を意図的に配置せず、これにより、
接触・摺動の位置を意図した範囲に積極的に限定した上
で、その部分のみ接触・摺動に起因する保護膜5や給電
体4の損傷を防止し、この結果として、サーマルヘッド
を構成する部分である保護膜5、給電体4が損傷を全く
なくし、サーマルヘッドの寿命化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱式ないしは熱転写
式プリンタに使用されているサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のサーマルヘッドの断面
図、図4は従来のサーマルヘッドの使用時における機構
概略説明図であり、サーマルヘッドを熱転写式プリンタ
に適用した場合である。図において、1はセラミック材
等の基体、2はガラスグレーズ層、3は発熱抵抗体、4
は発熱抵抗体に電力を供給する給電体、5は保護膜、7
はプラテンローラ、8は記録媒体、9はインクリボンで
ある。
【0003】従来、一般にサーマルヘッドは、図3に示
すような構造を有しており、さらに図4にあるように、
記録媒体8、インクリボン9が発熱抵抗体3の部分でサ
ーマルヘッドに接触した時点で、前記発熱抵抗体3に給
電体4を介して電力が供給される。この電力により発熱
抵抗体3で発生した熱エネルギーがインクリボン9と記
録媒体8に伝えられ、記録媒体8上でドット形成され、
このドットの集合として「情報の記録」を行う。「情報
の記録」が済んだインクリボン9と記録媒体8は、図4
に有るように、引き剥された後、別経路に搬送されイン
クリボン9は巻取り回収され、記録媒体8は、利用者の
手元に渡る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成要素を
持つ従来のサーマルヘッドにおいては、その使用時に
「情報の記録」が済んだインクリボン9と記録媒体8
は、記録媒体が送り出される方向に位置するサーマルヘ
ッドの(基体)端部までの間の任意の位置でインクリボ
ン9と接触・摺動し、このインクリボン9によりサーマ
ルヘッドを構成する保護膜5、給電体4等に傷が入るこ
とが多く、さらに傷の入る位置もそれぞれの状態で異な
り特定できない。
【0005】また、一般的にサーマルヘッドの給電体4
の材料としてはコストを抑えるためにCuやAlを使用
しており、これらの材料は大気中の水蒸気や、環境一般
に存在する腐食性の物質により腐食し、この結果、給電
体4の断線が発生し、発熱抵抗体3に電力が供給されな
くなりサーマルヘッドが使用できなくなってしまう。こ
のように、従来のサーマルヘツドでは、通常に使用する
だけで、サーマルヘッド自体に位置の特定できない傷が
入りやすく、この傷のために、サーマルヘッド自体の寿
命を短くしてしまうという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、従来のサーマルヘッドに
おけるこの様な問題を解消し、通常の記録に使用するな
らば、給電体4等に傷が入ることなく、しかも給電体4
が腐食することなく、寿命の長いサーマルヘッドを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のサーマルヘッドは、発熱抵抗体3に対して、
インクリボン9あるいは記録媒体8等が送り出される方
向に位置するサーマルヘッドのベースの端部で、発熱抵
抗体3の配列と平行となるように、かつ、発熱抵抗体3
の配列の長さより十分長い範囲にわたって、断面カマボ
コ状の凸グレーズを形成し、さらに、このカマボコ状の
凸グレーズ上のインクリボン9あるいは記録媒体8等が
接触する範囲内に前記給電体4を意図的に配置しないよ
うにサーマルヘッドを構成するものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたサーマルヘッドにおい
て、「情報の記録」が済んだインクリボン9は、発熱抵
抗体3の部分を離れると共に、サーマルヘッドから離
れ、記録媒体が送り出される方向に位置するサーマルヘ
ッドのベースの端部に配置した本発明の凸グレーズの部
分に接触するまで、インクリボン9とサーマルヘッド
は、全く接触・摺動しない。さらに、本発明ではこの凸
グレーズ上でインクリボン9が接触する部分には、給電
体4が配置されておらず、このため、サーマルヘッドを
構成する部分である、保護膜5、給電体4が損傷するこ
とは全くない。
【0009】この結果として、従来のサーマルヘッドの
ように、インクリボン9や記録媒体8等との接触・摺動
に起因する保護膜5、給電体4の損傷及び給電体4の腐
食の発生が全くなく、その寿命を飛躍的に長くすること
が可能なサーマルヘッドが実現されている。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は本発明のサーマルヘッドの断面図、図2
は本発明のサーマルヘッドの使用時における機構概略説
明図であり、サーマルヘッドを熱転写式プリンタに適用
した例である。
【0011】図1、図2において、1はセラミック材等
の基体、2はガラスグレーズ層、3は発熱抵抗体、4は
発熱抵抗体に電力を供給する給電体、5は保護膜、6は
凸グレーズ、7はプラテンローラ、8は記録媒体、9は
インクリボンである。本実施例では、図1にあるよう
に、発熱抵抗体3に対して、記録媒体8等の搬送方向の
基体端部で、発熱抵抗体3の配列と平行に、カマボコ状
の凸グレーズ6を形成し、さらに、このカマボコ状の凸
グレーズ上には記録媒体8等が接触する範囲において、
給電体4を意図的に配置しない。
【0012】さらに、本実施例では前記凸グレーズ6
は、図1にあるように、その高さがおよそ70μmを有
しており、他に比して突出するように形成されており、
しかも凸グレーズ6は、ガラスグレーズ層2と同時形成
することが可能であるので、凸グレーズ6を形成するこ
とによる製造コストの増加はない。結果として、本発明
のサーマルヘッドでは、記録媒体8、特にインクリボン
9の走行の経路は、印字時に発熱抵抗体4でサーマルヘ
ッドに接触した後は、図2に示されるように、凸グレー
ズ6と接触するまでの間は、浮いた状態となるために、
この間でのサーマルヘッドとインクリボン9との接触は
全くなく、さらに、凸グレーズ6上には、給電体4は配
置していないので、給電体4がインクリボン9との接触
・摺動による損傷を受けることがない。又、凸グレーズ
6上に配置された保護膜5はその密着性は良好であり、
接触・摺動による損傷に対して、給電体4がこの部分に
配置されている場合と比すと非常に強い膜となる。この
ため、保護膜5等の「割れ」「崩れ」等に対しても非常
に強く、このために周囲にある給電体4が腐食してしま
うこともなく、サーマルヘッドの寿命が短くなることが
なくなった。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明では、その高さが
およそ70μmを有して、周囲に比して突出するように
形成されている凸グレーズを配置したことにより「情報
の記録」が済んだインクリボン9は、発熱抵抗体3の部
分を離れると共に、サーマルヘッドから離れ、サーマル
ヘッドのベースの端部に配置した本発明の凸グレーズの
部分で再びサーマルヘッドと接触するまで、インクリボ
ン9とサーマルヘッドは、全く接触・摺動しない。さら
に本発明では、この凸グレーズ上でインクリボン9が接
触する部分には、給電体4が配置されていない。このよ
うに、接触・摺動の位置を意図した範囲に積極的に限定
した上で、その部分のみ接触・摺動に起因する保護膜5
や給電体4の損傷に対して特に対策を打つことにより、
サーマルヘッドを構成する部分である、保護膜5、給電
体4が損傷することが全くなく、その寿命を飛躍的に長
くしたサーマルヘッドが実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッドの断面図である。
【図2】本発明のサーマルヘッド使用状態を説明した断
面図である。
【図3】従来のサーマルヘッドの断面図である。
【図4】従来のサーマルヘッドの使用状態を説明した断
面図である。
【符号の説明】
1 セラミック材等の基体 2 ガラスグレーズ層 3 発熱抵抗体 4 発熱抵抗体に電力を供給する給電体 5 保護膜 6 凸グレーズ 7 プラテンローラ 8 記録媒体 9 インクリボン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック材等の基体にガラスグレーズ
    層を形成したベースと、列状に配置された複数の発熱抵
    抗体と、該発熱抵抗体に電力を供給する給電体と、前記
    発熱抵抗体を保護する保護膜とを具備するサーマルヘッ
    ドにおいて、前記発熱抵抗体に対して、記録媒体等の送
    り出し方向に位置する前記ベースの端部に前記発熱抵抗
    体列と平行に、かつ、前記発熱抵抗体列の長さより十分
    長い範囲にわたって、カマボコ状の凸グレーズを形成し
    たことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 前記凸グレーズ上には給電体が配置され
    ていないことを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッ
    ド。
JP2866292A 1992-02-15 1992-02-15 サーマルヘッド Pending JPH05220999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2866292A JPH05220999A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2866292A JPH05220999A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 サーマルヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05220999A true JPH05220999A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12254720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2866292A Pending JPH05220999A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05220999A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000599A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッド
JP2012121301A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute サーマルヘッド及びサーマルヘッドを用いた熱転写プリンタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000599A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッド
JP2012121301A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute サーマルヘッド及びサーマルヘッドを用いた熱転写プリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20070094518A (ko) 써멀 헤드 및 이것을 구비한 프린터 장치
JP2007245667A (ja) サーマルヘッド及びプリンタ装置
JP2005205839A (ja) サーマルヘッド
US8314822B2 (en) Thermal head and printer
JP2007245666A (ja) サーマルヘッド及びプリンタ装置
JP4722186B2 (ja) 記録ヘッドおよびそれを備えた記録装置
JPH05220999A (ja) サーマルヘッド
JPS5859865A (ja) サ−マルヘツド
JP5127384B2 (ja) サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
TW202039266A (zh) 熱感列印頭及熱感列印機
JPH065892Y2 (ja) サーマルヘッド
JPS63153165A (ja) 端部型サ−マルヘツド
JPS5857975A (ja) サ−マルヘツド
JPS62208961A (ja) サ−マルヘツド
JPS62124962A (ja) サ−マルヘツド
JP2005205840A (ja) プリンタ
JP2003072125A (ja) サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ
JPH08336995A (ja) サーマルヘッド
JPS5859866A (ja) サ−マルヘツド
JPH04110165A (ja) サーマルヘッドおよびその製造方法
JP4666972B2 (ja) サーマルヘッド及びそれを用いたサーマルプリンタ
JPH05309855A (ja) サーマルヘッド
JP2534716B2 (ja) サ−マルヘツド
JP2645083B2 (ja) 感熱記録ヘッドおよびその製造方法
JPH07195722A (ja) サーマルヘッド