JPS5859866A - サ−マルヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は部分グレーズ層あるいはメサ状突起部が感熱記
録媒体もしくは感熱転写フィルムとの相対移動方向に対
して直角に対するのではなく斜めに配置されているサー
マルヘッドに関する。

本発明の目的は感熱記録媒体からの維脱物がサーマルヘ
ッドに付着して印字品質を悪化させ九シ、発熱分布を乱
して信頼性をそこなうのを防止して高性能のサーマルプ
リンターを提供することにあるＯ サーマルプリント方式は発熱抵抗体にパルス状電流を流
すことによシ発生するジュール熱を感熱記録紙に伝達し
て発色記録を行なうか、感熱リボンのインクを熱によシ
普通紙に転写記録を行なうものである。

サーマルプリント方式は機構が単純で、かつ信頼性が高
く、シかも低コスト化が可能であり、験。

音も少ないなどの多くの利点から大型ラインプリンター
から超小型軽量プリンターまで広範な分野への応用がな
されており、ファクシミリ用をはじめとしてパーソナル
コンピューター周辺など情報処理分野に欠かせないもの
となりつつある０感熱記録紙も各種考案されておシ、多
色配録、同時複写記録２階調記録等画像記録方式として
も有望視されている。特に感熱転写方式は従来サーマル
プリント方式の縁点とされていた保存性も解決し、印字
品質も明瞭で今後の展開が期待されている〇 サーマルプリント方式の生命となる発熱抵抗体即ちサー
マルヘッドは薄膜方式、厚膜方式、半導体方式などがあ
るが、現在分鱗能、印字速度、長期信頼性、更にコスト
などの多くの点から薄膜方式の優位性が立征されている
。薄膜サーマルヘッドを説明する為にその一例の概要を
第１図に示す。

第１図は薄膜サーマルヘッドの断面を示す図である。ア
ルミナ等の絶縁基板１に平滑面を形成するガラスグレー
ズ層２が４０−６０ｍｍの厚みにコートされており、そ
の上にＴａ５Ｎ等の発熱抵抗体膜３が形成されている。

更にその上には発熱部４に電力を供給する為のＡｎ等の
電極５がパターニングされている◇その上部には耐酸化
保護層６が約２μｍ、更に耐摩耗層７が約１０μｍ形成
されている。通常耐酸化保護層６はＳ　ｔ　ｏ　＠、耐
摩耗層７ａＴａｓＯｉがそれぞれスパッタ方式で形成さ
れている。

第１図は薄膜サーマルヘッドの一例を示したもので、更
に高性能化を果す為に構造、形状、材質等種々の工夫が
なされている０ 第２図に印字品質を良くする為の構造の例倉示す。アル
ミナ等の絶縁性基板７の上に発熱部８のＴ部に相当する
部分にのみグレーズ層９を形成して感熱紙との接触を曳
くシ、熱を効率よく感熱紙に伝達し、印字品質を向上せ
しめているＯ部分グレーズ層９の上部の構造は第１図の
例と同様に発熱抵抗体膜１０．電極１１．耐酸化保護層
１２゜耐摩耗層１５が形成されパターニングされている
。

これらのサーマルプリンタはその用途によって発熱体の
配列、パター；ングがそれぞれ異かつている。

ファクシミリ、ラインプリンター等には横一列ドラ）Ｉ
ｔのヘッドが用いられる０これは紙送シ方向に垂直にド
ツトを並べたものである。英数字。

漢字、カタカナ等を印字するシリアルプリンターには紙
送り方向と同方向にドツトを並べた縦一列ドツト型のヘ
ッドが用いられる。シリアルプリンター用にはその他に
ドツトマトリックス型ヘッド−、・中セグメント型ヘッ
ド等が用いられるＯ第３図に横一列ドツト型ヘッドの例
を示すＯ絶縁性基板１４上に発熱部１５が矢印で示す紙
送シ方向に垂直に多数個形成されている。発熱部１５に
電流を供給する電ＩＩｉ、１６が形成され絶縁性基板１
４の端部には外部回路との接続端子１７が形成されてい
る。場合によっては点線で示した様にメサ状突起部もし
くけ部分グレーズ層１８を形成して印字品質を良くする
ことも試みられる。

第４図に縦一列ドツト型ヘッドの例を示すＯ絶縁性基板
１９上に発熱部２０が矢印で示す紙送り方向に並行に多
数個形成されているＯ通常７ドツトの場合が多いようで
ある。発熱部２０に電流を供給する電極２１が形成され
、絶縁性基板１９の端部には外部回路との接続端子２２
が形成されている。場合によっては点線で示した様にメ
サ状突起部もしくは部分グレーズ層２３を形成して印字
品質を良くすること本試みられているＯこれらのメサ状
突起部４しくは部分グレーズ層は多数個の発熱部が糎ぼ
一列に形成されている為に通常は線状もしくは棒状に形
成されている。又−列になったドツト状発熱部は通常ヘ
ッドと感熱紙との相対移動方向に対して直角に構成され
ている為に棒状又は線状の部分グレーズ層本す−ｉルヘ
ッドと感熱紙との相対移動方向に対して直角に形成して
いる。

サーマルプリント方式は先に述べた虻く感熱記録紙もし
くは感熱リボンに接触して記録印字が行なわれる。従っ
てサーマルヘッドにはこれら感熱記録紙もしくは感熱リ
ボンの表面のゴｆ、ハクリ物、インク等が付着してくる
。とれらは突起状メサもしくは部分グレーズ層がサーマ
ルヘッドと感熱紙の相対移動方向に直角に構成されてい
る為に部分グレーズ層の頂上付近に付着積層してくる。

即ち発熱部上やその付近に付着物が積層してくるととＫ
なる０このことにより発熱部の熱エネルギーが効率よく
感熱紙に伝わらずに印字品質が悪化し、又熱エネルギー
の伝わシ方が偏ってしまう為に部分的に不要なる部分に
熱が集中して耐久性が悪くなり信頼性の低下をもたらし
てしまう。従って不用意にメサ状突起部や部分グレーズ
層を形成するととは他のデメリットも生じることになる
７本発明はこれらのデメリットを排除してメサ状突起部
や部分グレーズ層本来の効果を生かすことに成功したも
のである。即ち従来感熱記録や感熱リボンとサーマルヘ
ッドの相対移動方向に対して直角に形成されていたメサ
状突起部や部分グレーズ層を相対移動方向に対して斜め
になるように形成したものである。本発明の構成により
感熱紙や感熱リボン表面のゴばやハクリ物、インクなど
はメサ状突起部や部分グレーズ上に残留付着することな
く相対移動方向に対して斜めとなったメサ状突起部や部
分グレーズ層の頂上の１！線にそってサーマルヘッドの
上方もしくは下方に移動して排除されてしまい発熱部上
に残留して従来起していた種々のデメリットは全く生じ
なくなった。

図について本発明を説明する。

第５図は横一列ドツト型ヘッドに適用した本発明の一実
施例である０アル々す基板２４上に部分グレーズ［２５
が形成され、その頂上付近に発熱部２６が形成されてい
る。発熱部２６は多数個が一列に形成されている為に部
分グレーズ層２５は線状となシ、矢印で示す感熱紙との
相対移動方向に対し斜めとなっている◇従って感熱紙上
のゴミ。

カス、インクなどは右方に移動して一発熱部２６上から
排除しついにはサーマルヘッド基板２４上からら排除さ
れてしまった。

第６図は縦一列ドツト型ヘッドに応用した本発明の一実
施例を説明する図である。アルミナ基板２７上に部分グ
レーズ層２８が形成され、その頂上付近に発熱部２９が
形成されている。発熱部２９は分解能を上げる為に多数
個が一列に形成されている為に部分グレーズ層２８は線
状となり、矢印で示す感熱紙や感熱リボンとの相対移動
方向に対して斜めとなっている。従って感熱紙などの上
のゴ建やカス、インクなどはサーマルヘッド上方疋移動
して発熱部２９上から排除してついにはサーマルヘッド
基板２４上から排除されてしまつ九。

これによシ通常６０万ラインの印字耐久性が５０１万ラ
イン以上に向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図社従来のサーマルヘッ
ドを説明する図である。第５脇第６図は本発明の詳細な
説明する図である０ １・・・絶縁基板　　　　２・・・ガラスグレーズ層３
・・・発熱抵抗体膜　　４・・・発熱部５・・・電極　
　　　　　６・・・耐酸化保護層７・・・耐摩耗層　　
　　８・・・発熱部９デグレーズ層　　　１０・・・発
熱抵抗体膜１１・・・電極　　　　　　１２・・・耐酸
化保護層１３・・・耐摩耗層　　　　１４・・・絶縁性
基板１５・・・発熱部　　　　　１６・°゛電極１７・
・・接続端子　　　　１８・・・部分グレーズ層１９・
・・絶縁性基板　　　２０・・・発熱部２１・・・電極
　　　　　２２・・・接続端子２Ｓ・・・Ｓ分グレーズ
層　２４−・アルミナ基板２５・・・部分グレーズ層　
２６・・・発熱部２７・・・アルミナ基板　２Ｂ・・・
部分グレーズ２９・・・発熱部 ￥ 第１図 介 第３図 ３３４− 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 部分グレーズもしくはメサ状突起部を設けた基板上に薄
   膜抵抗体層及び該薄膜抵抗体層に給電する電極層とから
   なる発熱部を備えたサーマルヘッドにおいて、咳部分グ
   レーズ層もしくはメサ状突起部の頂上の形成する稜線が
   感熱記録媒体との相対的移動方向に対して斜めに形成さ
   れていることを特徴とするサーマルヘッドＯ９