JP2010000599A - サーマルプリントヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルプリントヘッド動作における安定した高画質化が容易なサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】放熱基板11上に抵抗体基板部12Aと駆動回路基板部12Bが設けられ、支持基板13上部にヘッドの主走査方向に延在する第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15が並行に形成されている。第1の凸状グレーズ層14の凸部の発熱抵抗体層16に複数の発熱部19、該発熱部19に通電する個別電極18等の通電用電極を有する発熱素子が形成されている。発熱素子、通電用電極、第1の凸状グレーズ層および第2の凸状グレーズ層を保護層20が被覆する。そして、第2の凸状グレーズ層15は、インクリボン25と用紙26をプラテンローラ28に圧接し印画した後にヘッドの副走査方向に圧送されるインクリボン25を熱時剥離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱転写方式または感熱方式等により記録媒体に記録を行うためのサーマルプリントヘッドに関し、特にその動作において安定した高画質化が容易になるサーマルプリントヘッドに関する。
サーマルプリントヘッドは、その発熱部の発熱を利用して、例えばインクリボンの熱転写式あるいは感熱記録式により、記録媒体に文字などから成る画像を形成する出力用デバイスである。そして、バーコードプリンタや計量機、デジタル製版機、ビデオプリンター、イメージャー、シールプリンター等の各記録機器に広く利用されている。一般的に、サーマルプリントヘッドは、画像形成のための発熱部を設けた抵抗体基板部、およびこの発熱部への通電を駆動する駆動ICを搭載した駆動回路基板部等を、放熱基板の一主面上に配置した構造になる。
熱転写式プリンタに用いられるインクリボンには、いわゆる熱時剥離タイプと冷時剥離タイプがあり、熱時剥離タイプは、画像形成の際に、発熱部の発熱抵抗体により用紙にインクが熱転写された直後に、インクリボンを用紙から剥離させる必要がある。そこで、サーマルプリントヘッド等においてインクリボンを用紙から引き剥がすための種々の構造体が提示されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、上記構造体がサーマルプリントヘッドに形成される従来のサーマルプリントヘッドについて図6を参照して説明する。図6はサーマルプリントヘッドの画像形成の途中を示した要部断面図である。
図6はいわゆる記録媒体である用紙が搬送される方向(副走査方向)における横断面図となっており、サーマルプリントヘッドは、この副走査方向に直交する方向(主走査方向)に沿い所要の長さに延在している。ここでは、抵抗体基板部100の一部断面が示され、駆動回路基板部の図示は省略してある。抵抗体基体部100では、絶縁性材料から成る凸部101aを有する基板101の主面上に略均一な膜厚の保温層102がヘッドの主走査方向に延在して一体に設けられている。そして、凸部101aの頂上面上の保温層102表面を被覆して、複数個の直線状に整列した発熱抵抗体103が形成されている。
上記基板101において、その凸部101aの一方側のすそ野端部近傍上に保温層102を介して共通電極104が形成され、基板101の縁端には保温層102の側壁102aが突設されている。また、凸部101aの他方側のすそ野上に保温層102を介して個別電極105が形成されている。そして、各発熱抵抗体103の一端が、凸部101aの一方側の斜面の副配線パターン104aを通して共通電極104に接続され、他端が、凸部101aの他方側の斜面の副配線パターン105aを通して個別電極105に接続される。これ等の発熱抵抗体103はヘッドの主走査方向に所要数に配設され、それぞれ独立して通電できる発熱部なる。
そして、上記発熱抵抗体103、それぞれの副配線パターン104a、105aを含む共通電極104および個別電極105を覆い保護するように、耐酸化性および耐摩耗性に優れた硬質の保護層106が形成される。ここで、保護層106は、上記側壁102aの頂上面部を被覆するヘッド端部106aを有し、このヘッド端部106aがインクリボン107を用紙108から引き剥がし熱時剥離するようになっている。
上記サーマルプリントヘッドを用いた記録媒体への画像形成では、ヘッドの抵抗体基板部100が、移動方向109に回転するプラテンローラ110に対し押圧力Pで押し付けられる。そして、インクリボン107および用紙108は、保護層106とゴム等の柔らかい材料から成るプラテンローラ110との間で挟圧され支持されて、副走査方向に所定の速度で搬送される。この搬送において、抵抗体基板部100の搬送方向上流側に配置してある駆動回路基板部の駆動IC(図示せず)が、所望の印字信号に基づき個別電極105に通電する。そして、所望の発熱抵抗体103を発熱させ、この発熱抵抗体103が対向する部分のインクリボン107のインク(図示せず)を溶融し、このインクを用紙108に転写して、所望の文字や図形等の印画がなされる。
上記画像形成において、基板101の縁端に設けられたヘッド端部106aが、インクリボン107を用紙108から引き剥がし、適度な熱時剥離の効果を奏する。すなわち、ヘッド端部106aが、印画直後にインクリボン107を用紙108から剥離し、印画における滲みが少ない高画質を得る。
その他に、インクリボン107を用紙108から引き剥がす構造体は、サーマルプリントヘッド以外の箇所、例えばサーマルプリントヘッドが固設されるヘッド取り付け台において、記録媒体の搬送方向下流側に剥離部材として形成される(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−250127号公報 特開2005−212130号公報
しかしながら、上述したようなサーマルプリントヘッドでは、その動作における熱時剥離による高画質化に限界がある。これは、上述した従来技術におけるインクリボンを用紙から引き剥がす構造体では、該構造体の高さの高精度化、およびその発熱抵抗体103からの離間距離の高精度化が所望する以上に得られないからである。このために、特にサーマルプリントヘッドの動作の高速化において安定した高画質化が難しくなる。
また、上述したような剥離構造体にかかる問題は、その詳細な説明は省略するが、記録媒体として多色感熱紙を用い、耐熱性フィルムを介して多色感熱紙をプラテンローラとの間で挟圧し画像形成するサーマルプリントヘッドにおいても同様に起こってくることである。この場合には、耐熱性フィルムを多色感熱紙から熱時剥離することが高画質なカラー記録に必須になる。このように、従来のサーマルプリントヘッドは、その動作の高速化において安定的した高画質化が難しいものになっていた。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、サーマルプリントヘッド動作における安定した高画質化が容易になるサーマルプリントヘッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるサーマルプリントヘッドは、プラテンローラに、記録媒体と、インクリボンあるいは耐熱性フィルムとを圧接させて前記記録媒体に画像を形成するサーマルプリントヘッドであって、基板と、前記基板の上面に部分的に形成された凸部が前記ヘッドの主走査方向に延在する第1の凸状グレーズ層と、前記基板の上面に形成され、前記第1の凸状グレーズ層と並行して前記主走査方向に延在する第2の凸状グレーズ層と、前記第1の凸状グレーズ層の凸部の上面に形成された複数の発熱部と、前記発熱部に通電するための通電用電極と、前記発熱部、前記通電用電極、前記第1の凸状グレーズ層および前記第2の凸状グレーズ層を被覆する保護層と、を有し、前記第2の凸状グレーズ層は、前記発熱部を通して前記記録媒体に印画した後に前記ヘッドの副走査方向に圧送される前記インクリボンあるいは耐熱性フィルムを前記記録媒体から熱時剥離する構成になっている。
本発明の構成により、サーマルプリントヘッドの動作において高い解像度および精細な色調が安定して得られ、その画像の高画質化が容易になる。
本発明の実施形態について図1および図2を参照して説明する。ここで、図1は本実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの一例を示す断面図である。図2は本発明の実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの画像形成の途中を示した断面図である。以下、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は一部省略される。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる。
図1に示すように、サーマルプリントヘッド10では、放熱基板11上に抵抗体基板部12Aおよび駆動回路基板部12Bが隣接して設けられる。抵抗体基板部12Aでは、放熱基板11の主面上に耐熱性および熱伝導性のよい支持基板13が貼着されている。そして、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15が、支持基板13上であってヘッドの主走査方向に延在し並行して配設されている。ここで、これ等のグレーズ層を被覆して発熱抵抗体層16が形成されている。
そして、第1の凸状グレーズ層14の凸部の発熱抵抗体層16上で、共通電極17および個別電極18が間隙Gを挟んで対向して配列されている。この共通電極17および個別電極18は発熱抵抗体層16に重層して電気接続し、これ等の間隙Gで露出する発熱抵抗体層16が発熱部19となる。そして、これ等の個別電極18、発熱部19等で1つの発熱素子となり、この発熱素子はサーマルプリントヘッド10の主走査方向に、多数の発熱素子のアレイとして一列に配設してある。また、これ等の全体を被覆するように保護層20が形成される。この第1の凸状グレーズ層14の記録媒体の搬送方向下流側に所定距離、離間して第2の凸状グレーズ層15が設けられる。第2の凸状グレーズ層15は第1の凸状グレーズ層14と平行に主走査方向に延在している。なお、共通電極17も発熱抵抗体層16を介して第2の凸状グレーズ層15を被覆して形成される。
平行2列のグレーズ層、すなわち第1の凸状グレーズ層14および第2の凸状グレーズ層15は、図1に示したように、支持基板13の全表面に薄いグレーズ層が形成され、その上にその断面形状が山形に突設した凸構造になっていてもよいし、薄いグレーズ層の無い支持基板13表面に山形に突設する構造になっていても構わない。ここで、これ等の凸状グレーズ層は、支持基板13上にあって、ヘッドの主走査方向にその幅(突設幅)が例えば100〜200μmの帯状に延在して設けられる。なお、これ等の凸状グレーズ層は、主走査方向に断続的に突設し配設された構造になっていてもよい。
そして、図1に示すように、突設された第1の凸状グレーズ層14の頭頂部と第2の凸状グレーズ層15の頭頂部の水平距離を離間距離Lとすると、離間距離Lは、1.5mm以上になっているのが好ましく、1.5mm〜3.0mmの範囲にあるのがさらに好ましい。また、第2の凸状グレーズ層15の突出高さHは、25μm以上になっているのが好ましく、25μm〜100μmの範囲にあるのがさらに好ましい。ここで、突出高さHは、支持基板13の全表面に形成された上記薄いグレーズ層表面あるいは薄いグレーズ層の無い支持基板13表面から、第2の凸状グレーズ層15が突出している高さとなる。
なお、駆動回路基板部12Bは、放熱基板11に貼着した駆動回路基板21を有し、その基板表面に回路パターン等が形成され、駆動IC22等が搭載されている。この駆動IC22と個別電極18および上記回路パターンとの間はボンディングワイヤーWで電気的に接続され、ボンディングワイヤーWおよび駆動IC22は例えばエポキシ樹脂から成る封止材23によって気密封止されている。
上記サーマルプリントヘッド10において、放熱基板11は例えばAl(アルミニウム)金属から成り、支持基板13は、通常、耐熱性を有する絶縁体材料から成る支持基板であり、Al(アルミナ)セラミックスの他に、Si(シリコン)、石英、炭化珪素等により構成される。そして、この支持基板13は熱伝導性のよい両面テープ、シリコーン等の樹脂製の接着剤により放熱基板11表面に貼着される。
上記第1の凸状グレーズ層14は、発熱部19の発する熱の適度な蓄熱、および熱放散の作用を有し、表面平滑性のある絶縁体材料から成る絶縁体薄膜である。また、第2の凸状グレーズ層15も第1の凸状グレーズ層14と同じ絶縁体薄膜から成る。このようなグレーズ層としては、例えばSiO膜(シリコン酸化膜)、SiON膜(シリコン酸窒化膜)あるいはSiN膜(シリコン窒化膜)が挙げられる。
上記発熱抵抗体層16は、例えばTaSiO、NbSiO、TaSiNO、TiSiCO系の電気抵抗体材料から成る。そして、発熱部19への通電用電極となる共通電極17および個別電極18は低抵抗になるほど好ましく、例えば、Al、Cu(銅)あるいはAlCu合金等の金属を主材料に構成される。
そして、保護層20は、SiO膜、SiN膜、SiON膜あるいはSiC膜(炭化ケイ素膜)等の硬質で緻密な熱伝導性のある絶縁体材料から成る。ここで、保護層20の最表面に少なくともSiと炭素(C)が含まれていると熱伝導性が高くなり好適である。この保護層20は、発熱素子アレイの通電用電極および発熱部19を被覆し記録媒体の圧接あるいは摺接による磨耗、並びに大気中に含まれている水分等の接触による腐食から保護する機能を有する。
次に、上記サーマルプリントヘッド10の製造方法について述べる。先ず、アルミナからなり副走査方向の幅が数mm程度、板厚が0.5mm〜1mmの細長の支持基板13を用意する。そして、スパッタ装置あるいはその他の成膜装置により、支持基板13の全表面に膜厚が例えば1〜5μm程度のSiO膜、SiON膜あるいはSiN膜等の絶縁体薄膜を堆積させ薄いグレーズ層を形成する。そして、この薄いグレーズ層上に突設する第1の凸状グレーズ層14および第2の凸状グレーズ層15をそれぞれに形成する。これ等のグレーズ層の形成では、SiOのガラス粉末に適当な有機溶媒、溶剤を添加・混合して得たガラスペーストを周知のスクリーン印刷法で塗布形成する。そして、所定の温度で焼成することで所要の凸部厚になるグレーズ層を形成する。
あるいは、支持基板13の全表面に例えばSiOのガラス粉末に適当な有機溶媒、溶剤を添加・混合して得たガラスペーストを塗布形成する。そして、いわゆるフォトエングレービングプロセスにより、上記塗布形成したガラスペーストを例えば上述したような帯状のパターンにエッチング加工し、第1の凸状グレーズ層14および第2の凸状グレーズ層15を形成する。そして、所定の温度で焼成することで所要の凸部厚の凸状グレーズ層とする。
次に、第1の凸状グレーズ層14表面、第2の凸状グレーズ層15表面、および上記薄いグレーズ層あるいは支持基板13表面上に、例えばスパッタ法により膜厚が0.05μm程度のTaSiO膜を成膜し、引き続いて、スパッタ法により上記TaSiO膜を被覆して例えば膜厚が0.5μ程度のAl膜、AlCu合金膜等の電極膜を成膜する。そして、フォトエングレービングプロセスにより、発熱素子アレイの共通電極17および個別電極18と発熱抵抗体層16をパターニング形成する。更に、フォトエングレービングプロセスにより、上記電極膜をエッチングして間隙Gを形成し発熱部19を形成する。このようにして、各発熱素子の発熱部19は第1の凸状グレーズ層14の凸部に形成される。
その後、スパッタ法により全面を被覆する保護層20を成膜する。ここで、保護層20は、例えば膜厚が2μm〜5μm程度に堆積される。
次に、上記抵抗体基板部12Aおよび例えばベアチップの駆動IC22が予め組み込まれている駆動回路基板部12Bをアルミ板等から成る放熱基板11上に接着剤を介して載置し固着させる。そして、発熱素子アレイの全ての通電用電極を駆動IC22の出力側のボンディングパッドに例えばAl線あるいはAu線から成るボンディングワイヤーWで電気接続する。また、駆動IC22の入力側のボンディングパッドを駆動回路基板21の回路パターンにボンディングワイヤーWで電気接続する。最後に、周知の実装技術により駆動IC22およびボンディングワイヤーWを封止材23により気密封止する。このようにして、本実施形態のサーマルプリントヘッド10が出来上がる。
次に、サーマルプリントヘッド10を用いた記録媒体への画像形成について図2を参照して説明する。図2は、サーマルプリントヘッド10の駆動回路基板部12Bの上方を覆うカバー体24が取り付けられた状態に示される。このカバー体24は、例えばステンレスのような金属板から成り、駆動IC22等を外的な機械力あるいは静電気による静電破壊から保護する。
インクリボン25を用いた用紙26への熱転写による画像形成では、サーマルプリントヘッド10が、移動方向27に回転するプラテンローラ28に押し付けられる。そして、従来技術で説明したのと同様に、インクリボン25および用紙26は、保護層20とゴム等の柔らかい材料から成るプラテンローラ28との間で挟圧され支持されて、副走査方向に所定の速度で搬送される。そして、この搬送において、駆動回路基板部12Bの駆動IC22が、所望の印字信号に基づき個別電極18に通電する。そして、ヘッドの主走査方向にわたって所望の発熱部19を発熱させ、この発熱部19が対向する部分のインクリボン25のインクを溶融して用紙26に転写し、所望の文字や図形等を印画して、インクリボン25および用紙26を搬送方向下流側に搬送する。
そして、発熱部19が形成されている第1の凸状グレーズ層14に対し搬送方向下流側に配置の第2の凸状グレーズ層15が、インクリボン25を用紙26から引き剥がす。すなわち、用紙26に熱転写した後のインクリボン25は、第1の凸状グレーズ層14の発熱部19から高い精度位置に配置されている上記第2のグレーズ層15の凸部の保護層20において熱時剥離されることになる。
本実施形態では、サーマルプリントヘッド10は、発熱素子の発熱部19が形成されている第1の凸状グレーズ層14と、インクリボン25が熱時剥離される第2の凸状グレーズ層15が、ヘッドの支持基板13上において互いの高い位置精度および高さ精度で配設された構造になる。このような構造であると、サーマルプリントヘッド10の画像形成の動作における熱時剥離が従来技術の場合よりもはるかに安定し高精度化する。そして、印画点の切れが向上し、副走査方向での画質にじみが無くなり印画において高い解像度が得られる。また、カラー画像形成において精細な色調が安定して得られ、色相の彩度の向上が容易になる。以上のようにして、サーマルプリントヘッドの動作の高速化において安定した高画質化が可能になる。なおインクリボンはインクシートやインクフィルムを含むものであり、昇華形のインクリボンを含むものである。
上記効果は、非転写型例えば記録媒体として多色感熱紙を用い、耐熱性フィルムを介して多色感熱紙をプラテンローラとの間で挟圧し画像形成するサーマルプリントヘッドにおいても同様に奏される。
次に、実施例により本発明の効果について具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15は、アルミナ製の支持基板13上にSiOのガラスペーストを塗布形成し、フォトエングレービングプロセスによりガラスペーストを帯状パターンにエッチング加工し、続いて高温度で焼成して凸状グレーズ層に形成した。ここで、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の突出高さHは同じ25μmにし、突設幅は共に略100μmになるようにした。そして、このように形成した第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の離間距離Lを変化させて複数のサーマルプリントヘッドを作製した。
上記複数のサーマルプリントヘッドの抵抗体基板部12Aにおいて、上記凸状グレーズ層の離間距離L以外は、上記サーマルプリントヘッドの製造方法で説明した同一の方法により作製した。なお、共通電極17および個別電極18はAl膜から成る。
そして、作製したサーマルプリントヘッドにより熱転写の印画を行い、いわゆる印画の尾引き量と印画のカスレ発生率を測定した。ここで、尾引き量は、印画における規定した印画終了ポイントからの印画のはみ出し量とした。また、印画のカスレは、規定した印画の濃度を濃度測定器で計測して判断した。これ等の結果を図4に示す。図4は、上記凸状グレーズ層の離間距離Lを変化させたときの尾引き量とカスレ発生率の変化を数値にして示した。この結果から、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の離間距離Lは、1.5mm以上が好ましく、特に1.5mm〜3.0mmの範囲が好適であることが確認された。
(実施例2)
実施例2では、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15は、アルミナ製の支持基板13上にSiOのガラスペーストをスクリーン印刷法で別々に塗布形成し、続いて高温度で焼成して凸状グレーズ層に形成した。ここで、第1の凸状グレーズ層14の突出高さHは25μmと一定になるようにした。また、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の離間距離Lは2mmと一定になるようにした。そして、第2の凸状グレーズ層15の突出高さHを変化させて複数のサーマルプリントヘッドを作製した。なお、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の突設幅は共に略100μmになるようにした。この複数のサーマルプリントヘッドの抵抗体基板部12Aにおいて、上記凸状グレーズ層以外は、実施例1の場合と同じにした。
そして、作製したサーマルプリントヘッドにより熱転写の印画を行い、上述した印画の尾引き量を測定した。これ等の結果を図5に示す。図5は、上記第2の凸状グレーズ層15の突出高さHを変化させたときの尾引き量の変化を数値にして示す。この結果から、第2の凸状グレーズ層15の突出高さHは、25μm以上が好ましく、特に25μm〜100μmの範囲が好適であることが確認された。
(実施例3)
実施例3では、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15は、実施例1の場合と同じように支持基板13上にSiOのガラスペーストを塗布形成し、フォトエングレービングプロセスによりガラスペーストを帯状パターンにエッチング加工し、続いて高温度で焼成して凸状グレーズ層に形成した。ここで、ガラスペーストの膜厚を変えることで、第2の凸状グレーズ層15の突出高さHを変化させた。また、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の離間距離Lを変化させた。
このように、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の作製において、その離間距離Lと突出高さHを種々に変化させた複数のサーマルプリントヘッドを作製した。この場合、それぞれのサーマルプリントヘッドにおいて、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の突出高さHは同じになっている。上記複数のサーマルプリントヘッドの抵抗体基板部12Aにおいて、上記凸状グレーズ層以外は、上記サーマルプリントヘッドの製造方法で説明した同一の方法により作製した。
そして、作製したサーマルプリントヘッドにより熱転写の印画を行い、上述した印画の尾引き量を測定した。これ等の結果を図6に示す。図6は、上記離間距離Lおよび突出高さHを変化させたときの尾引き量の変化を数値の一覧表にして示している。この結果では、第1の凸状グレーズ層14と第2の凸状グレーズ層15の離間距離Lおよび突出高さHは、図中の破線で囲まれた範囲領域、すなわち離間距離Lが1.0mm〜3.0mm、突出高さHが25μm〜100μmの範囲領域が好適となった。なお、実施例1で説明したカスレ発生率を考慮すると、離間距離Lは1.5mm〜3.0mmの範囲領域が好ましくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明を限定するものでない。当業者にあっては、具体的な実施態様において本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。
例えば、上記駆動回路基板部12Bは、抵抗体基板部12Aと同一の支持基板13上に形成する構造であってもよい。また、上記実施形態にあっては、この駆動回路基板部12Bはサーマルプリントヘッド10とは別のところに配置されても構わない。例えば、記録機器の制御装置に取り付けられて例えば駆動IC22の出力がフレキシブル配線板の回路配線を通って抵抗体基板部12Aに伝送されるようになっていてもよい。
また、サーマルプリントヘッド10において、発熱抵抗体層16は、第1の凸状グレーズ層14の凸部に発熱部パターンとして部分的に設けられ、この発熱部パターンの両端が共通電極17と個別電極18に接続された構造になり、発熱部19を構成するようになっていてもよい。この場合、個別電極18、この発熱部19等で1つの発熱素子となる。そして、発熱抵抗体層16あるいは共通電極17が第2の凸状グレーズ層15を被覆しないような構造になっていても構わない。
また、放熱基板への支持基板13および駆動回路基板21の貼着は、それぞれ異なる接着剤を用いて行うようにしてもよい。これは、支持基板13および駆動回路基板21が異なる熱膨張係数を有する場合に、クラックによる破損等を防止する上で好ましくなる。
本発明の実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの一例を示す断面図。 本発明の実施形態にかかるサーマルプリントヘッドの画像形成の途中を示した断面図。 本発明の実施例1においてサーマルプリントヘッドの印画の特性を示した表。 本発明の実施例2においてサーマルプリントヘッドの印画の特性を示した表。 本発明の実施例3においてサーマルプリントヘッドの印画の特性を示した表。 従来の技術におけるサーマルプリントヘッドの画像形成の途中を示した要部断面図。
符号の説明
10…サーマルプリントヘッド,11…放熱基板,12A…抵抗体基板部,12B…駆動回路基板部,13…支持基板,14…第1の凸状グレーズ層,15…第2の凸状グレーズ層,16…発熱抵抗体層,17…共通電極,18…個別電極,19…発熱部,20…保護層,21…駆動回路基板,22…駆動IC,23…封止材,24…カバー体,25…インクリボン,26…用紙,27…移動方向,28…プラテンローラ,G…間隙,W… ボンディングワイヤー

Claims (5)

  1. 記録媒体と、インクリボンあるいは耐熱性フィルムとをプラテンローラとの間で圧接させて前記記録媒体に画像を形成するサーマルプリントヘッドであって、
    基板と、
    前記基板の上面に部分的に形成された凸部が前記ヘッドの主走査方向に延在する第1の凸状グレーズ層と、
    前記基板の上面に形成され、前記第1の凸状グレーズ層と並行して前記主走査方向に延在する第2の凸状グレーズ層と、
    前記第1の凸状グレーズ層の凸部の上面に形成された複数の発熱部と、
    前記発熱部に通電するための通電用電極と、
    前記発熱部、前記通電用電極、前記第1の凸状グレーズ層および前記第2の凸状グレーズ層を被覆する保護層と、を有し、
    前記第2の凸状グレーズ層は、前記発熱部を通して前記記録媒体に印画した後に前記ヘッドの副走査方向に搬送される前記インクリボンあるいは耐熱性フィルムを前記記録媒体から熱時剥離することを特徴とするサーマルプリントヘッド。
  2. 前記第1の凸状グレーズ層の頭頂部と前記第2の凸状グレーズ層の頭頂部の水平方向の離間距離が、1.5mm以上になっていることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記第1の凸状グレーズ層の頭頂部と前記第2の凸状グレーズ層の頭頂部との水平方向の離間距離が、1.5mm〜3.0mmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 前記第2の凸状グレーズ層の突出高さが、25μm以上になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記第2の凸状グレーズ層の突出高さが、25μm〜100μmの範囲にあることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッド。
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