JPH05220946A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH05220946A
JPH05220946A JP4030471A JP3047192A JPH05220946A JP H05220946 A JPH05220946 A JP H05220946A JP 4030471 A JP4030471 A JP 4030471A JP 3047192 A JP3047192 A JP 3047192A JP H05220946 A JPH05220946 A JP H05220946A
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Yoshiki Kuboki
慶樹 久保木
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  • Ink Jet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体への画像記録後に、その画像に対し
て後処理がかけられても、濃度ムラが発生しないように
した画像形成方法及び装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 記録媒体に所定濃度の画像パターンを記録
し、その記録された画像を光電的に読取ってその記録画
像の濃度を検出する。この検出された記録画像濃度に従
って、記録ヘッドの各記録要素に出力する画像信号を補
正する補正データを作成し、画像パターンが記録された
記録媒体に後処理を施した後、その記録媒体を光電的に
読取って検出手段によりその濃度を検出し、補正手段に
より、その検出された画像濃度に対応する補正データを
作成し、この作成された補正データにより補正された画
像信号に従って前記記録ヘッドにより記録媒体に画像を
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体上に画像を記録
した後、その記録媒体に対し何らかの後処理を行って画
像を形成する画像形成方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを走査して記録紙等の記録媒
体に記録を行う記録装置では、記録ヘッドの走査方向
(主走査方向)に対して直交する方向(副走査方向)に
複数の記録要素(発熱素子やインクジェットノズル等)
を有しており、この記録ヘッドを主走査方向に走査して
1バンド(記録ヘッドの1回の主走査方向への走査によ
り記録される幅)分の画像を記録している。この1バン
ド分の画像記録が終了すると、記録ヘッド或いは記録媒
体を副走査方向に1バンド幅分移動させて、次のバンド
を記録している。このような記録動作を示したのが図1
2である。図12において、300は記録紙等の記録媒
体を示し、301は記録ヘッドを示している。
【0003】一般に、記録ヘッド301は、その記録要
素の数が多くなり、1回の走査で記録できる記録幅が大
きくなるほど主走査の回数を減らすことができるため、
画像形成プロセスの速度は上昇する。しかし、その反
面、そのような記録ヘッドの製造は困難であり、製品の
歩留り、製造コスト等の点で不利になる。
【0004】又、このような記録ヘッド301を用い
て、記録ヘッドの全ての記録要素で記録する画像の濃度
を同じ濃度として記録した場合、実際に記録された画像
は均一な濃度にならず濃度ムラが発生する。例えば、記
録ヘッド301がインクジェットヘッドである場合、図
13に示すように、画像濃度が50%である均一パター
ンを記録した場合であっても、記録ヘッド301のノズ
ル位置に応じて濃度ムラが発生する。
【0005】このようなインクジェットヘッドにおける
濃度ムラを解決する手段として、ヘッドシェーディング
という技術が提案されている。これはインクジェットヘ
ッドの全てのノズルを同じ濃度の画像データを基に駆動
して記録した際の濃度ムラを判別し、その濃度ムラに応
じて各ノズルに出力する画像データの濃度を調整するも
のである。例えば、図13のAで示すように、記録され
た濃度がその画像データの濃度よりも高めに表れるノズ
ル位置では、予めそれらのノズルに出力する画像データ
の濃度レベルを下げておく。一方、これとは逆に図13
のBで示すように、画像信号に比べて実際の記録濃度が
低くくなるノズル部分では、予めそれらのノズルに出力
する画像データの濃度レベルを上げておく。このように
することにより、記録ヘッドにより記録濃度ムラをかな
りのレベルまで低く抑えることができる。
【0006】尚、このような記録濃度のムラを判別する
手段としては、記録された画像パターンを、その記録装
置に設けられたスキャナ等で読取って自動的に装置内で
判別するオート・ヘッドシェーディング(以下、AH
S)と、記録された画像パターンを目視して、ユーザが
ムラを判別して補正値を決定するマニュアル・ヘッドシ
ェーディング(以下、MHS)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、記録媒体上に記録・形成された画像に対して何らか
の後処理を施す場合等には、上述のようなヘッドシェー
ディング機能を用いても解決できない問題がある。例え
ば、インクジェット記録で布等に画像を記録した後、そ
の布を蒸気で蒸すことにより色味を鮮やかにすることが
行われたり、或いは画像の記録後、その画像が記録され
た記録媒体に熱ローラにより熱を印加することにより、
記録媒体にインクを定着させたり、或いは、記録媒体へ
の画像記録後、その記録媒体に特殊な塗料を塗ることに
より画像に光沢を出す等の種々の後処理が行われる。こ
れらの後処理を行うと、記録された画像の色味や濃度が
変化するため、これに伴なって記録ヘッドのノズルに応
じた濃度ムラも図13とは異なったものとなって変化す
る。従って、上述したような従来のヘッドシェーディン
グでは、前述したような各種後処理により形成される画
像における濃度ムラに対して効果が得られなくなる。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録媒体への画像記録後に、その画像に対して後処
理がかけられても、濃度ムラが発生しないようにした画
像形成方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下の様な構成を備える。即
ち、画像信号に従って記録ヘッドを駆動して記録媒体上
に画像を形成する画像形成装置であって、記録媒体に所
定濃度の画像パターンを記録し、その記録された画像を
光電的に読取ってその記録画像の濃度を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出された記録画像濃度に従
って、記録ヘッドの各記録要素に出力する画像信号を補
正する補正データを作成する補正手段と、前記画像パタ
ーンが記録された記録媒体に後処理を施した後、その記
録媒体を光電的に読取って前記検出手段によりその濃度
を検出し、前記補正手段により、その検出された画像濃
度に対応する補正データを作成するように制御する制御
手段と、前記制御手段の制御により作成された補正デー
タにより補正された画像信号に従って前記記録ヘッドに
より記録媒体に画像を記録する記録手段とを有する。
【0010】上記目的を達成するために本発明の画像形
成方法は以下の様な工程を備える。即ち、画像信号に従
って記録ヘッドを駆動して記録媒体上に画像を形成する
画像形成方法であって、記録媒体に所定濃度の画像パタ
ーンを記録し、その記録された画像を光電的に読取って
その記録画像の濃度を検出する工程と、その検出された
記録画像濃度に従って、記録ヘッドの各記録要素に出力
する画像信号を補正する補正データを作成する工程と、
画像パターンが記録された記録媒体に後処理を施した
後、その記録媒体を光電的に読取ってその濃度を検出
し、その検出された画像濃度に対応する補正データを作
成する工程と、こうして作成された補正データにより補
正された画像信号に従って前記記録ヘッドにより記録媒
体に画像を記録する工程とを有する。
【0011】
【作用】以上の構成において、記録媒体に所定濃度の画
像パターンを記録し、その記録された画像を光電的に読
取ってその記録画像の濃度を検出する。この検出された
記録画像濃度に従って、記録ヘッドの各記録要素に出力
する画像信号を補正する補正データを作成する。そし
て、画像パターンが記録された記録媒体に後処理を施し
た後、その記録媒体を光電的に読取って検出手段により
その濃度を検出し、補正手段により、その検出された画
像濃度に対応する補正データを作成し、この作成された
補正データにより補正された画像信号に従って前記記録
ヘッドにより記録媒体に画像を記録する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施例におけるデジタル・カラ
ー複写機の概観図である。
【0014】このデジタル・カラー複写機10は、大別
して2つの要素から構成されている。即ち、第1の大別
要素として、上方に位置する原稿画像をカラーで読取
り、デジタル・カラー画像データを出力するカラー・イ
メージ・スキャナ部(以下、リーダ部と略す)12を備
える。尚、このリーダ部12内には、デジタル・カラー
画像データの各種の画像処理を行うと共に、外部装置の
インターフェイス等の処理機能を有するコントローラ部
14が内蔵されている。
【0015】また、第2の大別要素として、リーダ部1
2の下方に位置し、このリーダ部12のコントローラ部
14より出力されるカラー・デジタル画像信号を記録紙
に記録するためのプリンタ部20を備えている。
【0016】リーダ部12は、原稿押え板16の下の図
示しない原稿台上に下向きに置かれた立体状又はシート
状若しくは大判サイズのシート状等の各種形状、サイズ
の原稿より画像情報を読取るための機構も内蔵してい
る。また、リーダ部12の上面の一側には、コントロー
ラ部14に接続された操作部18が設けられている。こ
の操作部18は、複写機としての各種情報や動作指等を
入力するためのものである。更に、コントローラ部14
は、操作部18を介して入力された情報に応じて、リー
ダ部12やプリンタ部20に対する動作指示を行うよう
構成されている。そして、複雑な編集処理等を行う必要
のある場合には、原稿押え板16に代えてデジタイザ等
を取り付け、これをコントローラ部14に接続すること
ができ、これにより、より高度な画像処理が可能にな
る。
【0017】一方、本実施例のプリンタ部20において
は、特開昭54−59936号公報に記載されたような
インク・ジェット記録方式の記録ヘッドを使用したフル
・カラーのインク・ジェット・プリンタが用いられてい
る。
【0018】上述した2つの大別要素は、互いに分離可
能であり、接続ケーブルを延長することによって互いに
離れた場所に設置することも可能である。
【0019】以下、以上の大別要素を詳細に説明する。
図2は、図1に示したデジタル・カラー複写機10の内
部構成を横から見た状態で概略的に示す断面図である。
【0020】まず、複写機10のリーダ部12の構成を
説明する。リーダ部12においては、露光ランプ22,
レンズ24及びフルカラーでライン・イメージの読取り
が可能なイメージ・センサ26(本実施例ではCCDセ
ンサを採用)によって原稿台ガラス28上に置かれた原
稿の画像、プロジェクタによる投影像、又はシート送り
機構30によるシート状原稿の画像が読取られる。この
ようにしてリーダ部12で読取られた画像情報に対する
各種の画像処理を、該リーダ部12及びコントローラ部
14で行い、この後、読取り、画像処理された情報はプ
リンタ部20に送られ、ここで記録紙に記録されること
になる。
【0021】次に、プリンタ部20において、記録紙は
小型定形サイズ(本実施例ではA4〜A3サイズまで)
のカット紙を収納する給紙カセット32と、大型サイズ
(本実施例ではA2〜A1サイズまで)の記録を行うた
めのロール紙34より選択的に供給される。また、給紙
はコントローラ部14よりのプリント開始指示によって
開始され、以下の経路でまず給紙第1ローラ44位置ま
で搬送される。なお、本実施例においては、給紙部カバ
ー38に沿って記録紙を手差し口36より記録紙を1枚
ずつ手で入れることにより行う手差し給紙(装置外部よ
りの給紙)をも可能にしている。
【0022】プリンタ部20に装着された給紙カセット
32より記録紙が給紙される場合について説明する。給
紙カセット32の記録紙セット面の給紙端部上面には、
給紙カセット32よりカット紙を1枚ずつ取り出すため
のピック・アップ・ローラ40が配設されている。この
ピック・アップ・ローラ40を回転駆動することにより
給紙カセット32にセットされた最上部の記録紙が取り
出され、カット紙送りローラ42に送られ、更にそのロ
ーラ42により給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0023】一方、ロール紙34の場合について説明す
ると、ロール紙は給紙ローラ46より連続して送り出さ
れ、ロール紙を定形長に切断するカッタ48を通って、
上述した給紙第1ローラ44位置まで搬送される。
【0024】同様に、給紙が手差し口36よりの手差し
給紙である場合には、手差しされた記録紙は手差しロー
ラ50によって給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0025】ここで、ピック・アップ・ローラ40、カ
ット紙送りローラ42、ロール給紙紙ローラ46、給紙
第1ローラ44、手差しローラ44、手差しローラ50
は、不図示の給紙モータ(本実施例ではDCサーボ・モ
ータを使用している)により駆動され、各々のローラに
付帯した電磁クラッチにより随時回転駆動のオン・オフ
制御が行えるように構成されている。
【0026】このようにして、上述の給紙経路のいずれ
かより選択給紙された記録紙は、給紙第1ローラ44ま
で搬送される。なお、記録紙の斜行(スキュー)を取り
除くため、この給紙に際しては、記録紙に所定量の紙ル
ープを形成した後、給紙第1ローラ44をオンして回転
駆動し、次に給紙第2ローラ52に記録紙が搬送される
ことになる。
【0027】また、給紙第1ローラ44と給紙第2ロー
ラ52との間には、記録ヘッド56の上側に配設された
紙送りローラ64と、下側に配設された給紙第2ローラ
52との間で正確な紙送り動作を行うために記録紙に所
定量たるませてバッファを作るように構成されている。
そして、このバッファには、記録紙のたるみ量としての
バッファ量を検出するためのバッファ量検知センサ54
が配設されている。このように記録紙にバッファを紙搬
送中において、常に作ることにより、特に大判サイズの
記録紙を搬送する場合の紙送りローラ64及び給紙第2
ローラ52にかかる負荷を低減することができ、正確な
紙送り動作が可能になる。
【0028】以上のように記録紙の搬送システムが構成
されたプリンタ部20において、記録ヘッド56による
プリントの際には、記録ヘッド56が装着されている走
査キャリッジ58がキャリッジ・レール60上を走査モ
ータ62により図2の表裏方向に往復移動して、記録紙
への主走査方向への走査が行われるように構成されてい
る。そして、往路の走査では、記録ヘッド56により記
録紙上に画像がプリントされ、復路の走査では、紙送り
ローラ64により記録紙を所定量だけ送る副走査方向の
送り動作が行われる。
【0029】ここで、この副走査方向に沿う送り量は、
後述する定移動量として定義されており、ここでは、記
録ヘッド56の副走査方向に沿う幅に相当する長さ、即
ち、図示していないが、プラテン74の記録ヘッド56
に対向する面部分に亙って形成され、吸引行の配設幅に
相当する長さに設定されている。この吸引行は、記録紙
をプラテン74に密着させた状態にするためのものであ
る。
【0030】また、この復路の走査時における走査モー
タ62による記録紙駆動制御においては、バッファ量検
知センサ54を介してバッファ量を検知しながら、常に
所定のバッファ量となるよう制御されている。そして、
プリントされた記録紙は、排紙トレイ66に排出され、
上述した一連のプリント動作を完了する。
【0031】次に、図3を参照して走査キャリッジ58
周りの構成を詳細に説明する。
【0032】図3において、68は記録紙を副走査方向
に沿って間欠送りするための駆動源としての紙送りモー
タである。この紙送りモータ68は、その回転量を任意
に設定・変更できるものであり、紙送りローラ64、及
び給紙第2ローラ用クラッチ70を介して給紙第2ロー
ラ52を駆動するようされている。また、前述した走査
モータ62は、記録ヘッド56を搭載した走査キャリッ
ジ58を走査ベルト72を介して矢印のA,Bで示す主
走査方向に沿って往復走査させるための駆動源として設
けられている。尚、本実施例では、任意の送り量での正
確な紙送り制御が必要なことから、紙送りモータ68と
走査モータ62にパルス・モータが使用されている。
【0033】本実施例においては、プラテン74の下端
に対向した位置に不図示の紙押え部材が配設されてお
り、走査キャリッジ56の走査中に該紙押え部材が記録
紙をプラテンに固定することにより記録紙の移動等が発
生しないよう制御されている。ここで、記録紙が給紙第
2ローラ52に到達すると、給紙第2ローラ用クラッチ
70及び紙送りモータ68が夫々オンされ、記録紙の先
端は一対の紙送りローラ64に挾持されるまで、プラテ
ン74上を搬送される。そして、搬送された記録紙は、
プラテン74上に設けられた紙検知センサ76によって
プラテン74を通過して搬送されたことが検知され、セ
ンサ情報は位置制御、ジャム制御等に利用される。
【0034】記録紙の先端が紙送りローラ64に到達す
ると、給紙第2ローラ用クラッチ70、紙送りモータ6
8が夫々オフされ、次にプラテン74の内側空間は、不
図示の吸引モータの起動により負圧となされ、吸引動作
が開始される。このような吸引動作により、記録紙はプ
ラテン74上に密着させられることになる。この時、同
時に上述した紙押え部材(不図示)も記録紙をプラテン
に固定する。
【0035】ここで、記録紙への画像プリント動作に先
立って、走査キャリッジ58はホーム・ポジション・セ
ンサ78が配設された位置まで移動され、次に矢印Aの
方向に沿って往路走査が行われる。この往路走査におい
て、所定の位置よりシアン“C”、マゼンタ“M”、イ
エロー“Y”、ブラック“K”の夫々のインクを適宜記
録ヘッド56より吐出して、画像の記録(プリント)が
行われる。そして、主走査方向に沿う所定の長さ分の画
像記録動作を終えたら、走査モータ62の回転方向を逆
転させ、走査キャリッジ58を逆に、即ち、矢印Bで示
す方向に移動させて復路走査を開始する。走査モータ6
2は、走査キャリッジ58がホーム・ポジション・セン
サ78の配設位置に戻るまで逆転駆動される。
【0036】また、この復路走査の間、紙送りモータ6
8を起動させて紙送りローラ64を回転駆動することに
より、矢印Cで示す記録ヘッド56で記録した副走査方
向に沿う長さ分(記録ヘッド56の幅分)だけの紙送り
動作が行われる。なお、本実施例においては、この紙送
り量、即ち、副走査方向の移動量は、上述した記録ヘッ
ド56の幅分の定移動量のみが設定されるわけではな
く、最終ライン幅により規定される片移動量に設定され
る場合がある。
【0037】尚、本実施例では、記録ヘッド56はイン
ク・ジェット・ノズルであり、合計256本のノズルが
Y,M,C,Kの各色について配設されている。
【0038】一方、走査キャリッジ58がホーム・ポジ
ション・センサ78で規定されるホーム・ポジションに
停止すると、記録ヘッド56の回復動作が行われる。こ
の回復動作は、安定した記録動作を行うための処理であ
り、記録ヘッド56のノズル内に残留しているインクの
粘度変化等から生じる吐出し開始時のムラを防止するた
めの処理である。この処理では、給紙時間、装置内温
度、吐出時間等の予めプログラムされた条件に従って、
記録ヘッド56の各ノズルの加圧動作を行い、各ノズル
からインクの空吐出動作を行う。
【0039】以上の説明の動作を繰り返すことにより、
記録紙上の全面に渡り所望の画像記録が行われることに
なる。
【0040】次に、本実施例のデジタル・カラー複写機
10における制御システムの画像信号の処理及び制御に
ついて、図4を参照して説明する。
【0041】図4において、参照符号100は装置全体
の制御を司るメインCPUであり、メインCPU100
には、プリンタの制御動作を司るプリンタ制御CPU1
02、読取り制御動作を司るリーダ制御CPU104、
画像表示動作を処理するメイン画像処理部106、操作
者による入力部としての操作部108が接続されてい
る。ここで、プリンタ制御CPU102とリーダ制御C
PU104は、夫々プリンタ部、リーダ部の動作制御を
行うもので、メインCPU100とはマスタとスレーブ
の関係に設定されている。
【0042】上述したメイン画像処理部106は、斜体
処理.エッジ強調スムージング、マスキング、黒抽出、
2値化、トリミング等の画像処理を行う。また、プリン
タ制御CPU102とメイン画像処理部106には同期
メモリ110が接続されている。この同期メモリ110
は、入力動作の時間のバラツキの吸収及び前述した記録
ヘッドの機構上の並びによる遅延補正を行うためのもの
である。そして、この同期メモリ110の出力は記録ヘ
ッド56に接続されている。プリンタ制御CPU102
はプリンタ部の入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系
114に接続されている。また、リーダ制御CPU10
4はシェーディング補正、色補正Y補正等の読取り系で
必要な補正処理を行う入力系画像処理部116と、リー
ダの入力駆動の制御を行うリーダ部駆動系118とに接
続されている。
【0043】更に、入力系画像処理部116にはCCD
ライトセンサ120が接続されており、この入力系画像
処理部116はメイン画像処理部106に接続されてい
る。ここで、リーダ部12はメインCPU100、リー
ダ制御CPU104、メイン画像処理部106、操作部
108、入力系画像処理部115、リーダ部駆動系11
8、並びにイメージセンサとしてのCCDラインセンサ
26とから構成されている。また、プリンタ部20は、
プリンタ制御CPU102、同期メモリ110、記録ヘ
ッド56、並びにプリンタ部駆動系114とから構成さ
れている。
【0044】次に、図5〜図7を参照して本実施例の主
要部であるメイン画像処理部106の構成及び動作につ
いて詳細に説明する。
【0045】図5はメイン画像処理部106の構成を示
すブロック図である。図5において、200は入力系画
像処理部116からの画像データを入力して記憶する画
像メモリ部で、メインCPU100は、この画像メモリ
部200に記憶された画像データを読出すことができ
る。201は入力した画像データに対してマスキング処
理を行うマスキング処理部、202はγ補正を行うγ補
正部、203はヘッドシェーディングを行なうHS処理
部、204は2値化処理を行なう2値化処理部である。
これらの各画像処理部に対しては、メインCPU100
がデータバス205を介して諸パラメータをセットし、
各画像処理部はこのセットされたパラメータを用いて各
種画像処理を実行している。
【0046】図6は本実施例のHS(ヘッドシェーディ
ング)処理部203の構成を更に詳細に示すブロック図
である。
【0047】図6では、210はテーブルROMで、こ
のテーブルROM210の内容に従って入力された画像
信号が変換される。このテーブルROM210の下位ア
ドレスにはγ補正部202からの画像信号216が入力
され、テーブルROM内のルックアップテーブルを介し
て、それに対応する値が出力される。テーブルROM2
10は、このようなデータ群を有する複数のテーブルを
備えており、、テーブルROM210の上位アドレスに
接続されたテーブル選択信号215によって、これらテ
ーブルのいずれかが選択される。
【0048】本実施例では、画像信号216の濃度レベ
ルを“0”〜“255”とし、テーブルROM210に
含まれるテーブルの数を“64”としている。従って、
テーブルROM210のアドレスの下位8ビットには画
像信号216が入力され、上位6ビットにはテーブル選
択信号215がそれぞれ入力されている。
【0049】図7はテーブルROM210に記憶されて
いる各テーブルのデータ構成を具体的に示した図であ
る。
【0050】前述したように、このテーブルROM21
0は合計64個のテーブルを有しており、各テーブルに
は“0”〜“63”の番号が付されている。例えば、番
号31が付されているテーブル“31”は、データスル
ー用のテーブルであり、このテーブル“31”が選択さ
れると入力データと出力データとは1対1の関係とな
る。次に、テーブル“30”,“29”,…というよう
に、テーブル“30”よりも小さい番号が付されたテー
ブルが選択されると、入力された画像信号216のレベ
ルよりもテーブルROM210より出力される画像信号
レベルの値が低くなる。逆に、テーブル“32”,“3
3”,…というように、テーブル“32”よりも大きい
番号のテーブルが選択されると、入力された画像信号2
16の信号レベルよりもテーブルROM210より出力
される画像信号のレベルの方が高くなる。尚、図7では
省略しているが、最小のテーブルはテーブル“0”、最
大のテーブルはテーブル“63”であり、テーブルRO
M210には合計64個のテーブルが含まれている。
【0051】211はテーブル選択信号215を発生す
るHS−RAM(ヘッド・シェーディングRAM)であ
る。このHS−RAM215には、各ノズルに対応した
選択信号が記憶されている。これについて図8を参照し
て詳しく説明する。
【0052】このHS−RAM211には、アドレス0
から255までにデータが収納されており、このアドレ
スは記録ヘッド56の各ノズル番号に対応している。例
えば、アドレス0にはテーブル“31”を、アドレス1
にはテーブル“33”を選択するデータがそれぞれ記憶
されている。このHS−RAM211へのデータの書込
みは、ゲート213を介してメインCPU100よりの
データが入力され、セレクタ212を介してメインCP
U100よりアドレスデータが入力されることにより書
き込まれる。セレクタ212は、メインCPU100よ
りのセレクト信号により、HS−RAM211に出力す
るアドレス信号を選択している。即ち、HS−RAM2
11にデータを書込む時は、メインCPU100のアド
レスバス側に切り換えられ、実際に印刷を行う時は、ア
ドレス生成部214よりのアドレスデータを選択するよ
うに切り替える。
【0053】尚、上述の説明では、記録ヘッド56の
内、一色分の記録ヘッドについてのみ説明したが、実際
にはC,M,Y,Kの4色の記録ヘッドを有しているた
め、このHS処理部203は各色に対応して4系統有し
ていることになる。しかし、実際の印刷処理において、
各色毎の処理動作における差異が特にないため、説明の
便宜上、これ以後も1色での記録に関してのみ説明す
る。
【0054】次に、図11のフローチャートを参照して
本実施例の主要部に関するメインCPU100、リーダ
制御CPU104及びプリンタ部制御CPU102によ
って制御されるヘッドシェーディングの内容を説明す
る。
【0055】図11は、本実施例のカラー複写機におけ
るヘッドシェーディングシーケンスを示すフローチャー
トである。
【0056】いま、不図示の操作部よりパターン出力キ
ーが押下されると、ステップS1においてヘッドシェー
ディングをスルーにする。具体的にはHS−RAM21
1の全アドレスに“31”を書き込み、全ノズルに対し
てテーブルROM210のスルーテーブル“31”を選
択するようにする。次にステップS2に進み、図9に示
すように、濃度が50%で、かつ均一である画像パター
ンを1バンド分記録する(ステップS2)。
【0057】次にステップS3に進み、ステップS2で
印刷した記録画像を(画像パターン)を原稿台上に載置
するように、ユーザに対して、操作部上にメッセージを
表示する。こうして原稿台上にその記録された用紙がセ
ットされ、ユーザが操作部のスタートキーを押下すると
ステップS4へ進み、その用紙の所定領域の画像パター
ンを読取って入力し、画像メモリ部200に記憶する。
ここで所定領域とは、図9に示すような出力パターンに
対し、副走査方向に1バンド幅を含む長さで、かつ主走
査方向には256ドット分とする。
【0058】こうしてステップS4で画像の読取りが終
了した後ステップS5へ進み、シェーディングデータ1
を作成する。この処理については図10を参照して説明
する。
【0059】図10において、式(A)におけるVd
[i][j]は、画像メモリ部200から読取った画像
データを表している。ここで、iは副走査、即ちノズル
成分を示し、jは主走査方向のパラメータである。図1
0の式(B)は、主走査方向の画像データの256画素
の平均値Vdm[i]を算出する式を示している。次に
図10の式(C)において、副走査方向、即ち記録を行
った記録ヘッドの各ノズル(合計256本)による濃度
レベルの平均値を求める。続く式(D)では、ヘッドシ
ェーディング補正値Hd[i]を求める。即ち、式
(C)で求めた各ノズルの記録濃度の平均値VMと各ノ
ズルに出力された画像データVdm[i]との差と、平
均値VMとの比率を求める。そして、画像信号216が
そのまま出力されるテーブルがテーブル“31”である
ため、この数値“31”をその比率に乗算して規格化し
ている。
【0060】ここで、求められたシェーディングデータ
Hd[i]は、前述したような後処理を行う前の記録画
像データに基づいて演算されたものであるため、ここで
はシェーディングデータ1としておく。
【0061】次にステップS6に進み、先述シェーディ
ングデータ1をHS−RAM211にセットする。そし
てステップS7に進み、再度ステップS2と同様に、均
一パターンを記録する。これにより、ヘッドシェーディ
ングがかかった均一パターンが記録される。尚、この処
理では、シェーディングがかけられること以外はステッ
プS2と同様である。
【0062】次にステップS8に進み、前述のステップ
S3と同様に、印刷した画像に後処理を施して原稿台上
に載置するように指示が操作部に表示される。これによ
り、ユーザはステップS7で印刷された画像パターンに
後処理を施した後、これを原稿台上に載置してスタート
キーを押下する。これによりステップS9へ進み、その
後処理が施された画像パターンの所定領域(前述ステッ
プS4と同じ領域)の読取りを行う。次にステップS1
0へ進み、前述のステップS5と同様にして前述の図1
0に示す式を用いて、シェーディングデータ2を作成す
る。次にステップS11に進み、ステップS10で得ら
れたシェーディングデータをHS−RAM211にセッ
トして、この処理を終了する。
【0063】上述実施例では、記録された画像パターン
に後処理を施した後、更にその画像パターンを読取って
ヘッドシェーディングを行ったが、後処理前のヘッドシ
ェーディングのみを行ない、後処理後の結果を予測して
ヘッドシェーディングを修正する方法もある。一般に、
記録された画像に対する後処理後における濃度ムラの変
化は、後処理の種類に応じてほぼ一定である。そこで、
図10の式(E)を用いて、図11のステップS5でシ
ェーディングデータHd[i]を作成する。ここでは、
この印刷された画像の後処理を行う時は、パラメータα
を濃度ムラの変化量に掛けることにする。例えば、後処
理後には濃度ムラが約1/2になると予測できる場合
は、α=1/2と設定する。このようにすることで、ヘ
ッドシェーディングシーケンスのプロセスを、前述の方
法に比べて簡略化できるメリットがある。
【0064】尚、前述の実施例ではテーブルROM21
0のデータの内容は線形であったが特に線形である必要
はなく、非線形の曲線でもかまわない。
【0065】また、このテーブルROM210をRAM
により構成し、そのテーブルのデータを変更可能にして
も良い。本発明は、特にインクジェット記録方式の中で
も熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記録を
行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置におい
て優れた効果をもたらすものである。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0067】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0068】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0069】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0070】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0071】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0072】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0073】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0074】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0075】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなリーダ等と組み合わせた複写
装置ものの他、ワードプロセッサやコンピュータ等の情
報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設け
られるもの、更には送受信機能を有するファクシミリ装
置の形態を取るものであっても良い。
【0076】尚、前述実施例では、本発明をデジタルカ
ラー複写機に応用したが、同様な構造を備えたプリンタ
にも適用できるのはもちろんである。又、本実施例で
は、プリンタ部がインクジェットプリンタである場合を
例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、感熱プリンタや熱転写プリンタ或いは他の方式のプ
リンタにも適用できる。
【0077】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0078】以上説明したように本実施例によれば、画
像形成後、その記録媒体に対して後処理が加えられた時
も、後処理によって発生する濃度ムラの変動を抑えるこ
とができ、その効果は大きい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録媒体への画像記録後に、その画像に対して後処理がか
けられても、濃度ムラが発生しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデジタルカラー複写機の外観図であ
る。
【図2】本実施例のデジタルカラー複写機の内部構成を
概略的に示す断面図である。
【図3】本実施例のデジタルカラー複写機の走査キャリ
ッジ周辺の構成を示す概略図である。
【図4】本実施例のデジタルカラー複写機の概略構成を
示すブロック図である。
【図5】本実施例のデジタルカラー複写機のメイン画像
処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】メイン画像処理部のHS処理部の概略構成を示
すブロック図である。
【図7】テーブルROMのデータの内容を示すグラフ図
である。
【図8】HS−RAMのデータ構成の一例を示す図であ
る。
【図9】濃度が均一なパターンの記録例を示す図であ
る。
【図10】ヘッドシェーディングデータを算出するため
の式を示す図である。
【図11】本実施例のデジタルカラー複写機におけるヘ
ッドシェーディング処理を示すフローチャートである。
【図12】記録ヘッドを走査して各バンド毎に記録を行
う状態を説明するための図である。
【図13】インクジェットヘッドにより発生する記録濃
度ムラを説明するための図である。
【符号の説明】
12 リーダ部 20 プリンタ部 100 メインCPU 104 リーダ制御CPU 106 メイン画像処理部 200 画像メモリ部 201 マスキング部 202 γ補正部 203 HS処理部 204 2値化処理部 210 テーブルROM 211 HS−RAM 212 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/125 29/00 29/46 D 8804−2C 9012−2C B41J 3/04 103 X 9012−2C 104 K 8804−2C 29/00 G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に従って複数の記録要素を有す
    る記録ヘッドを駆動して記録媒体上に画像を形成する画
    像形成装置であって、 前記記録ヘッドによって記録媒体に記録された所定濃度
    の画像パターンを光電的に読取って、その記録画像の濃
    度を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された記録画像濃度に従って、
    記録ヘッドの前記複数の記録要素に出力する画像信号を
    補正する補正データを作成する補正データ作成手段と、 前記画像パターンが記録された記録媒体に後処理を施し
    た後、その記録媒体を光電的に読取って前記検出手段に
    よりその濃度を検出し、前記補正データ作成手段によ
    り、その検出された画像濃度に対応する補正データを作
    成するように制御する制御手段と、 前記制御手段の制御により作成された補正データにより
    補正された画像信号に従って前記記録ヘッドにより記録
    媒体に画像を記録する記録手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像信号に従って複数の記録要素を有す
    る記録ヘッドを駆動して記録媒体上に画像を形成する画
    像形成装置であって、 前記記録ヘッドによって記録媒体に記録された所定濃度
    の画像パターンを光電的に読取って、その記録画像の濃
    度を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された記録画像濃度に従って、
    記録ヘッドの前記複数の記録要素に出力する画像信号を
    補正する補正データを作成する補正データ作成手段と、 前記画像パターンが記録された記録媒体に対して行われ
    る後処理に応じて、前記補正データを変更する補正デー
    タ変更手段と、 前記補正データ変更手段により補正された画像信号に従
    って前記記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録する記
    録手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像信号に従って複数の記録要素を有す
    る記録ヘッドを駆動して記録媒体上に画像を形成する画
    像形成方法であって、 記録媒体に所定濃度の画像パターンを記録し、その記録
    された画像を光電的に読取ってその記録画像の濃度を検
    出する工程と、 その検出された記録画像濃度に従って、記録ヘッドの各
    記録要素に出力する画像信号を補正する補正データを作
    成する工程と、 画像パターンが記録された記録媒体に後処理を施した
    後、その記録媒体を光電的に読取ってその濃度を検出
    し、その検出された画像濃度に対応する補正データを作
    成する工程と、 こうして作成された補正データにより補正された画像信
    号に従って前記記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録
    する工程と、 を有することを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 画像信号に従って複数の記録要素を有す
    る記録ヘッドを駆動して記録媒体上に画像を形成する画
    像形成装置であって、 前記記録ヘッドによって記録媒体に記録され、後処理が
    施された所定濃度の画像パターンを光電的に読取って、
    その記録画像の濃度を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された記録画像濃度に従って、
    記録ヘッドの前記複数の記録要素に出力する画像信号を
    補正する補正データを作成する補正データ作成手段と、 前記補正データ作成手段により作成された補正データに
    より補正された画像信号に従って前記記録ヘッドにより
    記録媒体に画像を記録する記録手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドはインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与え
    る熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を
    備えているインクジェット記録ヘッドであることを特徴
    とする請求項5に記載の画像形成装置。
JP4030471A 1992-02-18 1992-02-18 画像形成方法及び装置 Withdrawn JPH05220946A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7190384B2 (en) 2004-02-04 2007-03-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image forming apparatus and density unevenness preventing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7190384B2 (en) 2004-02-04 2007-03-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image forming apparatus and density unevenness preventing method

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