JPH05220861A - 銅張積層板の製造法 - Google Patents

銅張積層板の製造法

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JPH05220861A
JPH05220861A JP4022826A JP2282692A JPH05220861A JP H05220861 A JPH05220861 A JP H05220861A JP 4022826 A JP4022826 A JP 4022826A JP 2282692 A JP2282692 A JP 2282692A JP H05220861 A JPH05220861 A JP H05220861A
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JP
Japan
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thickness
laminated sheet
cut
prepreg
copper clad
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JP4022826A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ikeguchi
信之 池口
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高板厚精度の銅張積層板を提供する。 【構成】 予め目標とする板厚近傍の厚さの積層板を製
造し、得られた積層板を研削或いは切削して目標板厚よ
りも薄い板厚精度の高い切削積層板(I) を製造し、該切
削積層板(I) の片面或いは両面にプリプレグ、さらに銅
箔を重ね加熱・加圧することからなる高板厚精度の銅張
積層板の製造法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高板厚精度の銅張積層
板の製造法であり、通信分野などの高周波用のプリント
配線板などに好適に使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、板厚の厚い銅張積層板をプレス成
形により製造した場合、板厚精度±3%以内にすること
は実質的に不可能であった。すなわち、含浸樹脂量を均
一としたプリプレグを使用し、低圧で積層成形する方
法、プリプレグ端部の樹脂含有量を多くしたり、硬化度
を進めたりしたものを用いる方法などがあったが、板厚
が特に 4mm以上の場合にはせいぜい板厚精度±5%程度
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高板厚精
度、特に板厚 4mm以上で板厚精度±3%以内の銅張積層
板を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、予
め目標とする板厚近傍の厚さの積層板を製造し、得られ
た積層板を研削或いは切削して目標板厚よりも薄い板厚
精度の高い切削積層板(I) を製造し、該切削積層板(I)
の片面或いは両面にプリプレグ、さらに銅箔を重ね加熱
・加圧することからなる高板厚精度の銅張積層板の製造
法であり、該切削積層板(I) が厚さ 3.5mm以上であるこ
と、該切削積層板(I) の片面或いは両面に用いるプリプ
レグの合計の厚さが、該切削積層板(I) の厚さの20%以
下であることを特徴とする高板厚精度の銅張積層板の製
造法である。
【0005】以下、本発明の構成を説明する。本発明で
は、予め目標とする板厚近傍の厚さの積層板を製造し、
得られた積層板を研削或いは切削して目標板厚よりも薄
い板厚精度の高い切削積層板(I) を製造する。ここに目
標の板厚近傍とは、目標板厚の±10%以内である。
【0006】切削加工に用いる積層板を製造するために
使用するプリプレグとしては、従来の電気用として使用
されているものであれば使用可能であるが、特に高周波
用のものが好適である。プリプレグに使用する基材とし
てはE-ガラス、S-ガラス、SII-ガラス、T-ガラス、C-ガ
ラス、A-ガラス、D-ガラス、石英ガラスなどの各種ガラ
ス繊維布、液晶性ポリエステル、その他の耐熱性の繊維
布、さらにこれらの混織布、不織布などが例示される。
【0007】また、含浸樹脂としては、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シアナー
ト樹脂、その他の熱硬化性樹脂類;これらを適宜二種以
上配合してなる組成物;さらにこれら熱硬化性樹脂、そ
れらの二種以上配合してなる組成物をポリビニルブチラ
ール、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、多官能性ア
クリレート化合物、その他の公知の樹脂、添加剤等で変
性したもの;架橋ポリエチレン、架橋ポリエチレン/エ
ポキシ樹脂、架橋ポリエチレン/シアナート樹脂、ポリ
フェニレンエーテル/エポキシ樹脂、ポリフェニレンエ
ーテル/シアナート樹脂、ポリエステルカーボネート/
シアナート樹脂、その他の熱可塑性樹脂で変性した架橋
硬化性樹脂組成物(IPN又はセミIPN)を用いて成
るものが例示される。
【0008】上記に例示したプリプレグを用いて製造し
た積層板を研削或いは切削加工して板厚精度の高い切削
積層板を製造する。ここに、研削或いは切削は、ルータ
ーなどでの切削、砥石などでの研削、などの一般的に公
知の機械的方法で表面を削り、板厚を整える方法であ
る。
【0009】ついで、上記で得た切削積層板の片面或い
は両面にプリプレグ、さらに銅箔を重ね加熱・加圧する
ことにより、目標の厚さの板厚精度の高い銅張積層板を
製造する。ここに、用いるプリプレグとしては上記と同
様のものが使用できる。また、用いるプリプレグの厚さ
は、切削積層板(I) の厚さの20%以下が好ましく、特に
用いる合計のプリプレグの厚さが 1.0mm以下であること
が好ましい。
【0010】以上、本発明の製造法によれば、厚さ4mm
以上の厚い板厚の銅張積層板が、板厚精度±3%以内で
製造されるものである。なお、上記においては、切削積
層板(I) を一枚のみ使用する場合を示したが、該切削積
層板(I) を2枚以上用いその間に接着用プリプレグを用
いることも当然に可能である。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、実施例の「部」及び「%」は特に断らないかぎり重
量基準である。 実施例1 2,2-ビス(4−シアナトフェニル)プロパン 900部とビス
(4−マレイミドフェニル)メタン 100部とを 150℃で 1
30分間予備反応させ、これをメチルエチルケトンとN,N'
−ジメチルホルムアミドの混合溶剤に溶解した。これに
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名;エピコート
1001 、エポキシ当量 450〜500 、油化シェルエポキシ
株式会社製) 700部、オクチル酸亜鉛 0.2部を溶解混合
してワニスを得、これを厚み 0.1mm、0.2mm のガラス平
織布に含浸・乾燥して、樹脂量37%のプリプレグを得
た。
【0012】上記で得た厚さ 0.2mmのガラス織布使用の
プリプレグを30枚重ね、両面にプリプロピレンフィルム
を重ね、ステンレス製鏡面板間に配置し、圧力 20kg/cm
2 、175 ℃、2 時間の条件にて積層成形し、厚さ 5.47m
m 〜5.93mmの積層板を得た。得られた積層板をルーター
にて切削加工して、厚さ 5.40±0.10mmの切削積層板を
製造した。
【0013】上記で得た切削張積層板の両面に、上記で
製造した厚さ 0.1mmのプリプレグをそれぞれ 3枚ずつ重
ね、さらに厚さ 18μmの電解銅箔を重ね、ステンレス
製鏡面板間に配置し、圧力 20kg/cm2 、175 ℃、2 時間
の条件にて積層成形し、厚さ5.91mm〜5.99mmの両面銅張
積層板を得た。この両面銅張積層板は、目標厚さ 6.0mm
に対して最大 −1.5 %であり、極めて厚み精度の優れ
たものであった。
【0014】比較例1 実施例1で用いた厚さ 0.2mmのプリプレグを30枚、その
両面に厚さ 18μmの電解銅箔を重ねた構成で両面銅張
積層板を製造した。得られた両面銅張積層板は、厚さ
5.51 〜5.96mmであり、目標厚さ 6.0mmに対して最大
−8.2 %であった。
【発明の効果】以上、発明の詳細な説明および実施例か
ら明瞭なように、本発明の両面銅張積層板は、厚い銅張
積層板においても板厚精度 ± 3.0%以内と優れたもの
であり、高周波用などの高板厚精度用としての意義は極
めて高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め目標とする板厚近傍の厚さの積層板
    を製造し、得られた積層板を研削或いは切削して目標板
    厚よりも薄い板厚精度の高い切削積層板(I)を製造し、
    該切削積層板(I) の片面或いは両面にプリプレグ、さら
    に銅箔を重ね加熱・加圧することからなる高板厚精度の
    銅張積層板の製造法
  2. 【請求項2】 該切削積層板(I) が厚さ 3.5mm以上であ
    る請求項1記載の銅張積層板の製造法
  3. 【請求項3】 該切削積層板(I) の片面或いは両面に用
    いるプリプレグの合計の厚さが、該切削積層板(I) の厚
    さの20%以下である請求項1記載の銅張積層板の製造法
JP4022826A 1992-02-07 1992-02-07 銅張積層板の製造法 Pending JPH05220861A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039429A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合材料用繊維基材
WO2003013817A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-20 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Composite material-use fiber base material
JP2004060058A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 複合材料用繊維基材

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