JPH05220517A - 折曲げ型 - Google Patents
折曲げ型Info
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- JPH05220517A JPH05220517A JP3790891A JP3790891A JPH05220517A JP H05220517 A JPH05220517 A JP H05220517A JP 3790891 A JP3790891 A JP 3790891A JP 3790891 A JP3790891 A JP 3790891A JP H05220517 A JPH05220517 A JP H05220517A
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- Japan
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- bending
- die
- sheet
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- ram
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 板材を水平方向に回転させることなく、斜め
方向の折曲げが可能で、しかも折曲げ加工時における板
材の跳ね上がりを防止する。 【構成】 昇降自在のラムの下面に配置した上型４とベ
ッド上に配置した下型組立体からなる。下型組立体はベ
ッドの長さ方向に配置したクッションピン１８，５２
と、このクッションピンの前後に同方向に向けて配置し
た一対の可動下型２０，５４とからなり、各可動下型は
折り曲げ加工位置に向けて回動または昇降自在に取付け
られている。上型及び下型組立体は同時または各別に水
平方向に回動自在となっている。
方向の折曲げが可能で、しかも折曲げ加工時における板
材の跳ね上がりを防止する。 【構成】 昇降自在のラムの下面に配置した上型４とベ
ッド上に配置した下型組立体からなる。下型組立体はベ
ッドの長さ方向に配置したクッションピン１８，５２
と、このクッションピンの前後に同方向に向けて配置し
た一対の可動下型２０，５４とからなり、各可動下型は
折り曲げ加工位置に向けて回動または昇降自在に取付け
られている。上型及び下型組立体は同時または各別に水
平方向に回動自在となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プレスブレーキ等の折
曲げ型に関する。
曲げ型に関する。
【０００２】
【従来技術】昨今家庭電気製品の外枠、家具、事務用機
器などにはスチールが多用されている。そしてスチール
製の前記製品を製造するに当たっては、薄板状のスチー
ル板材をプレスブレーキ等の折曲げ機を用い、曲げ部に
板厚方向の圧縮を加えながらＶ曲げ加工することが行な
われている。また板材の曲げ部が多数箇所にわたり、さ
らに曲げ角度が異なる場合には曲げ加工ライン上に複数
の折曲げ機を配置し、コンベヤ等の搬送機器によって供
給される板材を自動的、連続的に折曲げるようにしてい
る。
器などにはスチールが多用されている。そしてスチール
製の前記製品を製造するに当たっては、薄板状のスチー
ル板材をプレスブレーキ等の折曲げ機を用い、曲げ部に
板厚方向の圧縮を加えながらＶ曲げ加工することが行な
われている。また板材の曲げ部が多数箇所にわたり、さ
らに曲げ角度が異なる場合には曲げ加工ライン上に複数
の折曲げ機を配置し、コンベヤ等の搬送機器によって供
給される板材を自動的、連続的に折曲げるようにしてい
る。
【０００３】前記折曲げ機に用いる折曲げ型は、通常昇
降自在のラムの下面に配置され、先端が細くなった上型
と、ベッド上に配置したＵ字型の溝を有する下型とから
構成され、下型上に載置した板材を上型先端で溝内に押
し込みながら所定の折曲げを行うものである。
降自在のラムの下面に配置され、先端が細くなった上型
と、ベッド上に配置したＵ字型の溝を有する下型とから
構成され、下型上に載置した板材を上型先端で溝内に押
し込みながら所定の折曲げを行うものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来形の
プレスブレーキの折曲げ型には以下のような問題点があ
り改善が望まれている。すなわち前記従来型の折曲げ型
は、折曲げ加工時にラムの押圧反力により板材が上型側
に跳ね上がり、特に自動的、連続的な折曲げ加工ライン
において板材が搬送機器から落下したり、あるいは搬送
方向に対し斜め向きの状態となったりすることがあり、
次工程の折曲げ加工に支障を来すことがあった。また従
来型の折曲げ型はラムの下面に配置した上型と、ベッド
上に配置した下型とからなり、しかも前記上型、下型は
それぞれラム、ベッドに固定されているので、連続的に
折曲げ加工するラインにおいて例えば図５に示すように
板材１の搬送方向に対し斜め方向の曲げ加工を施す場
合、板材を水平方向に所定角度回転させる必要があり、
作業性が悪いという難点がある。
プレスブレーキの折曲げ型には以下のような問題点があ
り改善が望まれている。すなわち前記従来型の折曲げ型
は、折曲げ加工時にラムの押圧反力により板材が上型側
に跳ね上がり、特に自動的、連続的な折曲げ加工ライン
において板材が搬送機器から落下したり、あるいは搬送
方向に対し斜め向きの状態となったりすることがあり、
次工程の折曲げ加工に支障を来すことがあった。また従
来型の折曲げ型はラムの下面に配置した上型と、ベッド
上に配置した下型とからなり、しかも前記上型、下型は
それぞれラム、ベッドに固定されているので、連続的に
折曲げ加工するラインにおいて例えば図５に示すように
板材１の搬送方向に対し斜め方向の曲げ加工を施す場
合、板材を水平方向に所定角度回転させる必要があり、
作業性が悪いという難点がある。
【０００５】本発明は前記従来形の難点を排除するため
になされたもので、その目的とするところは板材を水平
方向に回転させることなく、斜め方向の折曲げが可能
で、しかも折曲げ加工時における板材の跳ね上がり現象
を防止することの出来る折曲げ型を提供することにあ
る。
になされたもので、その目的とするところは板材を水平
方向に回転させることなく、斜め方向の折曲げが可能
で、しかも折曲げ加工時における板材の跳ね上がり現象
を防止することの出来る折曲げ型を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の折曲げ型は、昇降自在のラムの下面に配置し
た上型と、ベッド上に配置した下型組立体とからなり、
下型組立体はベッドの長さ方向に向けて配置したクッシ
ョンピンと、このクッションピンの前後に同方向に向け
て配置した一対の可動下型とから構成し、前記各可動下
型を折曲げ加工位置に向けて昇降または回動自在に軸支
したものである。
に本発明の折曲げ型は、昇降自在のラムの下面に配置し
た上型と、ベッド上に配置した下型組立体とからなり、
下型組立体はベッドの長さ方向に向けて配置したクッシ
ョンピンと、このクッションピンの前後に同方向に向け
て配置した一対の可動下型とから構成し、前記各可動下
型を折曲げ加工位置に向けて昇降または回動自在に軸支
したものである。
【０００７】本発明の折曲げ型は、下型組立体をクッシ
ョンピンと一対の可動下型によって構成したので、折曲
げ時における板材の跳ね上がり現象を防止することが出
来ると共に、上型及び下型組立体を水平方向に回動自在
にしたので一組の折曲げ型で板材を搬送方向に対して直
角は勿論、両斜め（右上がり、左上がり）に折曲げるこ
とが出来る。
ョンピンと一対の可動下型によって構成したので、折曲
げ時における板材の跳ね上がり現象を防止することが出
来ると共に、上型及び下型組立体を水平方向に回動自在
にしたので一組の折曲げ型で板材を搬送方向に対して直
角は勿論、両斜め（右上がり、左上がり）に折曲げるこ
とが出来る。
【０００８】
【実施例】以下図示の実施例に基づき本発明を具体的に
説明する。図１は本発明の折曲げ型の一実施例を示す正
面図で、図中符号１はベッド、２はラム、３は下型組立
体、４は上型である。
説明する。図１は本発明の折曲げ型の一実施例を示す正
面図で、図中符号１はベッド、２はラム、３は下型組立
体、４は上型である。
【０００９】ベッド１は支持脚５上に固定され、両側に
立設したコラム６、６によってクラウン７を支持してい
る。また前記ベッド１には滑り板８を配置し、この上面
にはベース９が軸１０を用いて取り付けられている。そ
してベース９の側壁部に固定したブラケット１１には図
２に示すように搬送コンベヤのフレームＦに取り付けた
エアシリンダー１４のピストンロッド１５が連結され、
前記エアシリンダ１４を作動させたとき、ベース９が軸
１０を中心としてベッド１上を水平方向に回動する。な
お図２において符号１２は幅寄せガイド、１３ａ、１３
ｂはワークストッパ、１３ｃはワーク把持用の爪であ
る。
立設したコラム６、６によってクラウン７を支持してい
る。また前記ベッド１には滑り板８を配置し、この上面
にはベース９が軸１０を用いて取り付けられている。そ
してベース９の側壁部に固定したブラケット１１には図
２に示すように搬送コンベヤのフレームＦに取り付けた
エアシリンダー１４のピストンロッド１５が連結され、
前記エアシリンダ１４を作動させたとき、ベース９が軸
１０を中心としてベッド１上を水平方向に回動する。な
お図２において符号１２は幅寄せガイド、１３ａ、１３
ｂはワークストッパ、１３ｃはワーク把持用の爪であ
る。
【００１０】ベース９の中央部には下型ホルダー１６が
固定されると共に、このホルダー１６には図３に示すよ
うに中央に長手方向に設けた溝１７にクッションピン１
８を挿入し、溝１７の長手方向複数箇所に所定ピッチを
もって配置したスプリング１９で支持させる。さらに下
型ホルダー１６に配置したクッションピン１８の前後に
はクッションピンを挟み込むようにして一対の可動下型
２０、２０をシャフト２１、２１で軸支する。各可動下
型２０、２０は上部の先端側にテーパ面２０ａ、２０ａ
が形成された肩部２２、２２を有する断面Ｌ字形で、前
記肩部２２、２２を互いに向かい合わせた状態で軸支さ
れている。そして前記各シャフト２１、２１の端部には
ギヤ２１ａ、２１ａを取付け、ロータリアクチュエータ
２３の回転軸に取付けたピニオン２４と噛合させて、ロ
ータリアクチュエータ２３を作動させたとき可動下型２
０、２０を互いに反対方向、すなわち型開き、型閉じ方
向に回動するように構成する。
固定されると共に、このホルダー１６には図３に示すよ
うに中央に長手方向に設けた溝１７にクッションピン１
８を挿入し、溝１７の長手方向複数箇所に所定ピッチを
もって配置したスプリング１９で支持させる。さらに下
型ホルダー１６に配置したクッションピン１８の前後に
はクッションピンを挟み込むようにして一対の可動下型
２０、２０をシャフト２１、２１で軸支する。各可動下
型２０、２０は上部の先端側にテーパ面２０ａ、２０ａ
が形成された肩部２２、２２を有する断面Ｌ字形で、前
記肩部２２、２２を互いに向かい合わせた状態で軸支さ
れている。そして前記各シャフト２１、２１の端部には
ギヤ２１ａ、２１ａを取付け、ロータリアクチュエータ
２３の回転軸に取付けたピニオン２４と噛合させて、ロ
ータリアクチュエータ２３を作動させたとき可動下型２
０、２０を互いに反対方向、すなわち型開き、型閉じ方
向に回動するように構成する。
【００１１】また前記ベース９の両端部近くには、図１
に示すようにガイドシャフト２５、２５が立設され、こ
のシャフト２５、２５をクラウン７に固定したシリンダ
２６のピストンロッド２７に吊持させたラム２のガイド
孔２８に挿通し、シリンダ２６を作動させてラム２がベ
ッド１側に向けて垂直に昇降するようにしている。
に示すようにガイドシャフト２５、２５が立設され、こ
のシャフト２５、２５をクラウン７に固定したシリンダ
２６のピストンロッド２７に吊持させたラム２のガイド
孔２８に挿通し、シリンダ２６を作動させてラム２がベ
ッド１側に向けて垂直に昇降するようにしている。
【００１２】前記クラウン７に吊持されたラム２の下面
には図３に示すように上型ホルダー２９が固定され、こ
のホルダー２９に設けたＴ溝３０には先端部が細く形成
された上型４がとりつけられている。なお図１において
符号３１はラム２の両端部に取り付けたストッパ、３２
はベース９上の前記ストッパ３１に対応する箇所に配置
したストッパ受である。また３３、３４はベース９の回
動規制用ストッパである。ストッパ３４は、ベッド１の
前面、後面にそれぞれ設けられており、ブラケット３５
に取付けたシリンダー３６のピストンロッド３７にスト
ッパ片３８を固定してなり、通常ピストンロッド３７を
縮退させてストッパ片３８を前記ブラケット３５内に収
納しており、ベース９を回動させるときにのみシリンダ
３６を作動させてストッパ片３８を突出させ、ベース９
に設けた当て片と当接させてベースの回動を規制する。
一方ストッパ３３はベース９の前面側中央部にハ字形に
ブラケット４０を固定し（図７参照）このブラケット４
０にストッパ片４１を取り付けている。前記各回動規制
用ストッパ３３、３４の取付け位置は、折曲げる板材の
傾斜折曲げ角、すなわちベース９の回動角によって決定
するもので、前記実施例ではそれぞれ振り角度の異なる
左右２個づつのストッパを設けた例を示しているがこれ
に限定されるものではない。
には図３に示すように上型ホルダー２９が固定され、こ
のホルダー２９に設けたＴ溝３０には先端部が細く形成
された上型４がとりつけられている。なお図１において
符号３１はラム２の両端部に取り付けたストッパ、３２
はベース９上の前記ストッパ３１に対応する箇所に配置
したストッパ受である。また３３、３４はベース９の回
動規制用ストッパである。ストッパ３４は、ベッド１の
前面、後面にそれぞれ設けられており、ブラケット３５
に取付けたシリンダー３６のピストンロッド３７にスト
ッパ片３８を固定してなり、通常ピストンロッド３７を
縮退させてストッパ片３８を前記ブラケット３５内に収
納しており、ベース９を回動させるときにのみシリンダ
３６を作動させてストッパ片３８を突出させ、ベース９
に設けた当て片と当接させてベースの回動を規制する。
一方ストッパ３３はベース９の前面側中央部にハ字形に
ブラケット４０を固定し（図７参照）このブラケット４
０にストッパ片４１を取り付けている。前記各回動規制
用ストッパ３３、３４の取付け位置は、折曲げる板材の
傾斜折曲げ角、すなわちベース９の回動角によって決定
するもので、前記実施例ではそれぞれ振り角度の異なる
左右２個づつのストッパを設けた例を示しているがこれ
に限定されるものではない。
【００１３】次いで前記構成の本実施例の折曲げ型の作
用について、図４に示すような板材Ｗを折曲げる例を用
いて説明する。図４の板材Ｗは、一連のラインにおいて
裁断工程、リアー、フロントを折曲げる工程（いずれも
図示省略）を経て、図５に示す中間加工板材Ｗとなり、
ライン途上に配置した本折曲げ型において前後に設けた
斜め折り部Ｋ１、Ｋ２で斜め折りり加工を施される。す
なわちリアー、フロント部を折曲げられた板材Ｗはコン
ベヤＣで本発明の折曲げ型を取り付けたプレスブレーキ
に搬送される（図６）。コンベヤのフレームＦには板材
Ｗが搬送されて来たことを検出する複数の検出器（図示
省略）が配置されており、この検出器が板材を検出する
と、この検出器からの信号によりベース９を回動させる
シリンダ１４が作動し、中立位置（図６に実線で示す）
にあるべース９を図７に二点鎖線で示すように軸１０を
回動中心にしてベース９の前面がストッパ３３に当接す
るまで回動させる。前記ベース９には下型組立体３、ま
た上面にはガイドシャフト２５、２５を介してラム２が
連結され、しかもラムには上型４が取付られているの
で、前記ベース９の回動により上型４、下型組立体３は
同時に同角度回動し、搬送路に対し右上りの折曲げライ
ンを形成する（図６）。ついでベース９上の下型ホルダ
ー１６に取り付けた後側の可動下型２０をロータリアク
チュエータ２３を作動させてクッションピン１８側に跳
ね上げセットする（図８）。前記セットが完了した折曲
げ型に板材Ｗが搬送されて来ると、板材Ｗはフレームに
配置したワークストッパ１３ａ及び把持爪１３ｃによっ
て仮位置決めを行い、板材Ｗの前方の斜め折曲げ位置Ｋ
２と折曲げ型の折曲げラインが合致するように可動下型
２０、クッションピン１８上に前記ストッパ及び把持爪
で保持される。この状態でラム２を下降させると、ラム
の下面に取付けた上型も下降し、ピン１８と上型で板材
Ｗを挟み込んで板材Ｗを押圧する。さらにラム２を下降
させるとラムの押圧力によってクッションピン１８はス
プリング１９の弾力に抗して下降し、板材Ｗの前方の斜
め折曲げ位置Ｋ２は可動下型２０のテーパ面２０ａに沿
って折曲げられる（図８）。折曲げが完了するとラム２
は上昇し原位置に復帰すると共に、ワークストッパ１３
ａは下降し把持爪１３ｃに掴まれた板材Ｗは後部の折曲
げのために前進し、同時にシリンダ１４が作動しベース
９を図７に一点鎖線で示す位置にまで回動させ、上型４
と下型組立体３とによって搬送路に対し左上りの折曲げ
ラインを形成する（図１０）。ついでベース９上の下型
ホルダー１６に取付けた前側の可動下型２０をロータリ
アクチュエータ２３を作動させてクッションピン１８側
に跳ね上げセットすると共に後側の可動下型２０を待機
側に回動させる（図９）。前記により上型４、下型組立
体３のセットが完了すると板材Ｗは斜め折曲げ位置Ｋ１
が折曲げラインに至るまで移動しワークストッパ１３ｂ
と把持爪１３ｂとでクッションピン１８上に保持され
る。この状態でラム２を下降させると前記Ｋ２部の折曲
げ同様の作用によって板材Ｗの後側の斜め折曲げが行な
われて一連の折曲げ加工が完了し、板材Ｗはワークスト
ッパ１３ｂ、把持爪１３ｃとの係合が解除されコンベヤ
Ｃによって搬出される（図９及び図１０）。
用について、図４に示すような板材Ｗを折曲げる例を用
いて説明する。図４の板材Ｗは、一連のラインにおいて
裁断工程、リアー、フロントを折曲げる工程（いずれも
図示省略）を経て、図５に示す中間加工板材Ｗとなり、
ライン途上に配置した本折曲げ型において前後に設けた
斜め折り部Ｋ１、Ｋ２で斜め折りり加工を施される。す
なわちリアー、フロント部を折曲げられた板材Ｗはコン
ベヤＣで本発明の折曲げ型を取り付けたプレスブレーキ
に搬送される（図６）。コンベヤのフレームＦには板材
Ｗが搬送されて来たことを検出する複数の検出器（図示
省略）が配置されており、この検出器が板材を検出する
と、この検出器からの信号によりベース９を回動させる
シリンダ１４が作動し、中立位置（図６に実線で示す）
にあるべース９を図７に二点鎖線で示すように軸１０を
回動中心にしてベース９の前面がストッパ３３に当接す
るまで回動させる。前記ベース９には下型組立体３、ま
た上面にはガイドシャフト２５、２５を介してラム２が
連結され、しかもラムには上型４が取付られているの
で、前記ベース９の回動により上型４、下型組立体３は
同時に同角度回動し、搬送路に対し右上りの折曲げライ
ンを形成する（図６）。ついでベース９上の下型ホルダ
ー１６に取り付けた後側の可動下型２０をロータリアク
チュエータ２３を作動させてクッションピン１８側に跳
ね上げセットする（図８）。前記セットが完了した折曲
げ型に板材Ｗが搬送されて来ると、板材Ｗはフレームに
配置したワークストッパ１３ａ及び把持爪１３ｃによっ
て仮位置決めを行い、板材Ｗの前方の斜め折曲げ位置Ｋ
２と折曲げ型の折曲げラインが合致するように可動下型
２０、クッションピン１８上に前記ストッパ及び把持爪
で保持される。この状態でラム２を下降させると、ラム
の下面に取付けた上型も下降し、ピン１８と上型で板材
Ｗを挟み込んで板材Ｗを押圧する。さらにラム２を下降
させるとラムの押圧力によってクッションピン１８はス
プリング１９の弾力に抗して下降し、板材Ｗの前方の斜
め折曲げ位置Ｋ２は可動下型２０のテーパ面２０ａに沿
って折曲げられる（図８）。折曲げが完了するとラム２
は上昇し原位置に復帰すると共に、ワークストッパ１３
ａは下降し把持爪１３ｃに掴まれた板材Ｗは後部の折曲
げのために前進し、同時にシリンダ１４が作動しベース
９を図７に一点鎖線で示す位置にまで回動させ、上型４
と下型組立体３とによって搬送路に対し左上りの折曲げ
ラインを形成する（図１０）。ついでベース９上の下型
ホルダー１６に取付けた前側の可動下型２０をロータリ
アクチュエータ２３を作動させてクッションピン１８側
に跳ね上げセットすると共に後側の可動下型２０を待機
側に回動させる（図９）。前記により上型４、下型組立
体３のセットが完了すると板材Ｗは斜め折曲げ位置Ｋ１
が折曲げラインに至るまで移動しワークストッパ１３ｂ
と把持爪１３ｂとでクッションピン１８上に保持され
る。この状態でラム２を下降させると前記Ｋ２部の折曲
げ同様の作用によって板材Ｗの後側の斜め折曲げが行な
われて一連の折曲げ加工が完了し、板材Ｗはワークスト
ッパ１３ｂ、把持爪１３ｃとの係合が解除されコンベヤ
Ｃによって搬出される（図９及び図１０）。
【００１４】なお前記作用の説明においては各折曲げご
とにこれを分断して説明したが実際の運用にあたって
は、あらかじめ定められたプログラムに基づき、ＮＣ制
御等によって自動的、連続的に折曲げ加工がおこなわれ
るものである。
とにこれを分断して説明したが実際の運用にあたって
は、あらかじめ定められたプログラムに基づき、ＮＣ制
御等によって自動的、連続的に折曲げ加工がおこなわれ
るものである。
【００１５】また前記実施例においては一対の可動下型
２０、２０をクッションピン１８に向けて回動自在に取
付けたが、図１１に示すように下型ホルダー５０に設け
た溝５１にクッションピン５２を挿入してスプリング５
３で支持させ、前記クッションピン５２の前後に一対の
可動下型５４、５４を昇降自在に配置する。そしてこれ
らの各下型の下面にシリンダ５５のピストンロッド５６
に取付けたスペーサ５７を配設し前記スペーサ５７を進
退させることにより、可動下型を昇降させるようにして
もよい。
２０、２０をクッションピン１８に向けて回動自在に取
付けたが、図１１に示すように下型ホルダー５０に設け
た溝５１にクッションピン５２を挿入してスプリング５
３で支持させ、前記クッションピン５２の前後に一対の
可動下型５４、５４を昇降自在に配置する。そしてこれ
らの各下型の下面にシリンダ５５のピストンロッド５６
に取付けたスペーサ５７を配設し前記スペーサ５７を進
退させることにより、可動下型を昇降させるようにして
もよい。
【００１６】さらに本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を変更しない限度において種々
の修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
のではなく、発明の趣旨を変更しない限度において種々
の修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
【００１７】
【発明の効果】本発明は前記の構成であるから、クッシ
ョンピンと可動下型の作用により折曲げ時に板材の跳ね
上がりがなく、折曲げラインにおける板材の落下やズレ
を未然に防止することが可能で迅速、確実な折曲げ加工
を行うことができる。また第２項によれば一台の折曲げ
型で板材を動かすことなく斜め折りが可能であり、しか
も連続的に角度のことなる斜め折り加工を行うことがで
きる。
ョンピンと可動下型の作用により折曲げ時に板材の跳ね
上がりがなく、折曲げラインにおける板材の落下やズレ
を未然に防止することが可能で迅速、確実な折曲げ加工
を行うことができる。また第２項によれば一台の折曲げ
型で板材を動かすことなく斜め折りが可能であり、しか
も連続的に角度のことなる斜め折り加工を行うことがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図２】本発明の要部の一部省略した平面図である。
【図３】本発明の要部の一部省略した断面図である。
【図４】加工板材の平面図である。
【図５】加工板材の中間製品の平面図である。
【図６】折曲げラインの概略平面図である。
【図７】ベースの回動状態を示す説明図である。
【図８及び図９】折曲げ状態を示す図である。
【図１０】折曲げラインの概略平面図である。
【図１１】下型組立体の変形例を示す断面図である。
１ ベッド ２ ラム ３ 下型組立体 ４ 上型 ５ 支持脚 ６ コラム ７ クラウン ８ 滑り板 ９ ベース １０ 軸 １１ ブラケット １２ 幅寄せガイド １３ａ、１３ｂ ワークストッパ １３ｃ 把持爪 １４ エアシリンダ １５ ピストンロッド １６ 下型ホルダー １７ 溝 １８、５２ クッションピン １９、５３ スプリング ２０、５４ 可動下型 ２０ａ テーパ面 ２１ シャフト ２１ａ ギヤ ２２ 肩部 ２３ ロータリアクチュエータ ２４ ピニオン ２５ ガイドシャフト ２６、５５ シリンダ ２７、５６ ピストンロッド ２８ ガイド孔 ２９ 上型ホルダー ３０ Ｔ字溝 ３１、３３、３４ ストッパ ３２ ストッパ受 ３５、４０ ブラケット ３６ シリンダー ３７ ピストンロッド ３８、４１ ストッパ片 ５０ 下型ホルダー ５１ 溝 ５７ スペーサ
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降自在のラムの下面に配置した上型と
ベッド上に配置した下型組立体からなり、前記下型組立
体はベッドの長さ方向に配置したクッションピンと、こ
のクッションピンの前後に同方向に向けて配置した一対
の可動下型とからなり、前記各可動下型は折り曲げ加工
位置に向けて回動または昇降自在に取付けられている折
曲げ型。 - 【請求項２】 上型及び下型組立体は同時または各別に
水平方向に回動自在となっている第１項記載の折曲げ
型。
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| JP3790891A JP2764351B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 折曲げ型 |
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| JPH05220517A true JPH05220517A (ja) | 1993-08-31 |
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| JP3790891A Expired - Fee Related JP2764351B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 折曲げ型 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2764351B2 (ja) |
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| CN110961513A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-04-07 | 陕西迈拓克能源科技有限公司 | 一种五金加工用折角装置 |
| CN112296141A (zh) * | 2019-07-31 | 2021-02-02 | 嘉意机床（上海）有限公司 | 一种窄状钢板的加工设备及方法 |
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-
1991
- 1991-02-08 JP JP3790891A patent/JP2764351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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