JPH05220317A - ミルの排気装置 - Google Patents

ミルの排気装置

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Publication number
JPH05220317A
JPH05220317A JP4028270A JP2827092A JPH05220317A JP H05220317 A JPH05220317 A JP H05220317A JP 4028270 A JP4028270 A JP 4028270A JP 2827092 A JP2827092 A JP 2827092A JP H05220317 A JPH05220317 A JP H05220317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
dust
crushing
heat
crushing heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4028270A
Other languages
English (en)
Inventor
芳孝 ▲高▼橋
Yoshitaka Takahashi
Takashi Kawano
敬 川野
Toshinobu Shima
敏信 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH05220317A publication Critical patent/JPH05220317A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミルの粉砕熱を有効に利用することができ、
しかもメンテナンス費用を節約する。 【構成】 防音室9と集じん器15をミル6の粉砕熱を
供給する粉砕熱ダクト32で接続した。この粉砕熱ダク
ト32からの粉砕熱を集じんダクト16、17からの排
気を加熱する加熱源に利用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体粒子を取扱うミルに
係り、特に原炭の供給・粉砕設備において粉塵の飛散を
効率的に防止するに好適なミルの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用或いは事業用を対象にして
石炭や脱硫用石灰石・燃焼灰等の固体粒子を取扱う量が
国内、海外において増加している。一方、固体粒子の取
扱では作業環境の衛生面から、発生する粉塵を設備の外
部へ洩らさずに局所集塵等を行うことで作業環境の汚れ
や人体への悪影響を防止する対策がとられている。例え
ば、火力発電所では、エネルギ多様化の一環として石炭
専焼の火力発電用ボイラが増加しているが石炭の粉塵は
屋内・屋外へ漏洩すると黒く汚れるばかりでなく作業環
境として人体に与える影響も問題となる。このため、石
炭の取扱設備においては、適所に集塵器を設置して外部
へ粉塵の漏洩を防ぐ排気装置を設けているのが一般的で
ある。
【0003】図3に原炭を取扱う設備における排気装置
の概略構成図を示す。原炭1はコンベア2によりホッパ
3へ落下投入されて貯えられる。次にホッパ3内の原炭
1はフィーダ4により一定量がフィーダ4からスクリュ
ーフィーダ5へ切り出され、スクリューフィーダ5を通
って粉砕用のミル6へ投入される。ミル6内で一定の粒
度に粉砕された原炭1はミル出口7よりミル6の外へ製
品として排出される。ミル6は、回転体で且つ粉砕時に
騒音を発生するため、安全上及び騒音防止を目的として
防音壁8で囲われた防音室9で隔離されミル6での粉砕
熱が防音室9内にこもらない様、上部に換気ファン10
が設けられて防音室9の外へ粉砕熱や粉塵を排出できる
構造になっている。
【0004】さらに設備全体が建屋11内に配置されて
いる場合には、建屋11の天井に放気口12を設け、ベ
ンチレータ13により強制的に建屋11内の粉塵や空気
を外へ排出し、特に夏場ではミル6の粉砕熱が建屋11
内にこもるためにベンチレータ13でさらに粉砕熱を排
気する必要がある。
【0005】一方、原炭供給系統14内から発生する粉
塵としては、ホッパ3へコンベア2から原炭1が落下す
る際、ホッパ3内の空気が押し出されるのと同時に微粒
の石炭粉塵が出る。又、フィーダ4からスクリューフィ
ーダ5へ原炭1が落下する際にも空気の乱れと共に微粒
の石炭粉塵が出る。
【0006】これらの粉塵は、原炭供給系統14の運転
中に、図示していない点検用のマンホール等を開くと原
炭供給系統14の外へ吹き出したり、機器の僅かな隙間
から外部へ出るためにこの粉塵を集じんする集じん器1
5を設けホッパ3の上部に集じんダクト16、フィーダ
4の上部から集じん器15へ集じんダクト17を接続
し、集じん器15の下流側の集じんファン18によって
吸気し、集じん器15で集じんされた後の排気はサイレ
ンサ19を通って建屋11の外へ排気ダクト20より放
出される。
【0007】他方、集じん器15内のろ布で集じんされ
た粉塵は落下し、ロータリフィーダ21を経てホッパ3
内に入る。
【0008】ここで原炭1は通常湿っているため、集塵
ダクト16、17から集じん器15に入った粉塵を含む
湿った空気が集じん器15内で冷却されると水の露点以
下となって集じん器15のろ布が濡れて目詰まりを起こ
し易い。このためエアヒータ22を設け蒸気23の熱に
よって屋外からの吸気24をエアヒータ22で加熱し、
暖空気として暖吸気ダクト25から集じんダクト16、
17に合流させて集じん器15へ導入している。これに
より集じん器15のろ布での空気温度を露点以上に加熱
して水分の凝縮を防いでいた。
【0009】なお、図3において、26は蒸気流量調整
弁、27、28、29はダンパ、30はトラップ、31
はドレン水である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の排気装置に
おいては、排気を他の熱源によって加熱する必要があ
り、メンテナンス費用を節約することができない欠点が
あった。
【0011】本発明はかかる従来技術の欠点を解消しよ
うとするもので、その目的とするところは、ミルの粉砕
熱を有効に利用することができ、しかもメンテナンス費
用を節約することができるミルの排気装置を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、防音室と集じん器をミルの粉砕熱を供給
する粉砕熱ダクトで接続したものである。
【0013】
【作用】ミルでの粉砕熱を粉砕熱ダクトで集じん器へ供
給するようにしたので、粉塵を含む排気を加熱すること
ができる。
【0014】これによって排気が露点以下になることを
防止し、凝縮水でろ布が目詰りすることがなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例に係るミルの排気装置を示す
概略系統図、図2は図1の他の実施例を示すミルの排気
装置を示す概略系統図である。
【0016】図1から図2において符号1から31は従
来のものと同一のものを示す。
【0017】32は防音室9から集じん器15へミル6
の粉砕熱を排気する粉砕熱ダクト、33は防音室9の開
口、34は粉砕熱ダクト32のダンパである。
【0018】この様な構造において、図3に示す従来技
術の排気装置と図1に示す実施例に係る排気装置の異な
る点は、図3のものにおいては集じんダクト16、17
の排気を暖吸気ダクト25からの吸気24で加熱してい
たが、図1のものにおいては集じんダクト16、17の
排気を粉砕熱ダクト32からの粉砕熱によって加熱する
ようにしたものである。
【0019】つまり、ミル6の外表面からはミル6での
粉砕熱が放散されるので防音室9内の空気温度が粉砕熱
によって昇温する。このため防音壁8の下部に僅かな開
口33を設けて外気が防音室9内に入るようにする。
【0020】そして、この防音室9からの粉砕熱を粉砕
熱ダクト32によって集じん器15へ供給し、集じんダ
クト16、17からの排気を粉砕熱ダクト32からの粉
砕熱によって加熱するようにしたのである。
【0021】この粉砕熱によって集じん器15内のろ布
表面の温度を水の露点以上に加熱することによってろ布
表面に凝縮水が付着することを防止できる。その結果、
ろ布が水と捕集粉じんである石炭粒子との凝集付着によ
る目詰まりを防止できろ布の定期的な振動によって常に
粉じんを剥離することが可能となる。ろ布から剥離した
石炭粒子は、ロータリフィーダ21を通ってホッパ3内
へ回収される。又、ミル6の周囲の粉砕熱は、結果的に
集じんファン18によりサイレンサ19、排気ダクト2
0を通って建屋11の外へ排気される。
【0022】この様に図1のものにおいては排気の加熱
用にミル6の粉砕熱を有効に利用することができ、しか
も図3の換気ファン10、ベンチレータ13、エアヒー
タ22や暖吸気ダクト25が不要になりメンテナンス費
用を節約することができる。
【0023】図2のものは他の実施例を示すもので、符
号1から符号34は図1のものと同一である。
【0024】図1のものにおいては防音室9から集じん
器15へ粉砕熱ダクト32を設けたが、図2のものにお
いてはこの粉砕熱ダクト32のほかに加熱用バックアッ
プ用にエアヒータ22と暖吸気ダクト25を設けたもの
である。図2のものはミル6の起動時や梅雨時期などに
有効である。
【0025】つまり、排気装置の起動時にはミル6が十
分に温度上昇して安定した状態でなくミル6からの粉砕
熱が少ないのでエアヒータ22からの吸気24を暖吸気
ダクト25から集じん器15へ供給し、排気を水凝縮露
点以上に加熱することができる。
【0026】また、梅雨時期や湿度の高い季節で大気温
度の低い、露結し易い時期で、ミル6の粉砕熱だけで
は、熱量が不足する場合のバックアップとしてエアヒー
タ22を加熱源として使用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ミルの粉砕熱を有効に
利用することができ、しかもメンテナンス費用を節約す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るミルの排気装置を示す概
略系統図である。
【図2】図1の他の実施例を示すミルの排気装置を示す
概略系統図である。
【図3】従来技術のミルの排気装置を示す概略系統図で
ある。
【符号の説明】
1 原炭 3 ホッパ 4 フィーダ 6 ミル 8 防音壁 9 防音室 14 原炭供給系統 15 集じん器 16 集じんダクト 17 集じんダクト 32 粉砕熱ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原炭を貯蔵するホッパと、原炭を供給す
    るフィーダと、原炭を粉砕するミルを原炭供給系統で接
    続すると共に、ミルを防音壁で囲んだ防音室を設け、原
    炭供給系統の粉塵を集じんダクトと集じん器に供給して
    原炭供給系統の粉塵と排気に分離するものにおいて、 前記防音室と集じん器をミルの粉砕熱を供給する粉砕熱
    ダクトで接続したことを特徴とするミルの排気装置。
JP4028270A 1992-02-14 1992-02-14 ミルの排気装置 Pending JPH05220317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4028270A JPH05220317A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ミルの排気装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4028270A JPH05220317A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ミルの排気装置

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Publication Number Publication Date
JPH05220317A true JPH05220317A (ja) 1993-08-31

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ID=12243894

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JP4028270A Pending JPH05220317A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ミルの排気装置

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JP (1) JPH05220317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245048A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sintokogio Ltd 集塵設備
CN115338115A (zh) * 2022-09-15 2022-11-15 邓艳明 一种肥料选粒装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245048A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sintokogio Ltd 集塵設備
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