JPH05219470A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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Publication number
JPH05219470A
JPH05219470A JP4042061A JP4206192A JPH05219470A JP H05219470 A JPH05219470 A JP H05219470A JP 4042061 A JP4042061 A JP 4042061A JP 4206192 A JP4206192 A JP 4206192A JP H05219470 A JPH05219470 A JP H05219470A
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JP
Japan
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video signal
signal
circuit
video
scene
Prior art date
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Application number
JP4042061A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitamura
宏行 北村
Yoshihiko Ota
善彦 大田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばVTR1台で多種類のビデオ編集が行
えるようにする。 【構成】 専用コマンド信号に応じて、映像信号再生回
路41からの映像信号を映像信号蓄積回路42に書き込
みあるいはここから読み出した後、映像信号合成切換回
路44にて映像信号再生回路41からの映像信号と映像
信号蓄積回路42から読み出した蓄積映像信号とを合成
あるいは切り換えるように構成される映像信号再生装置
40。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
に記録された映像及び/又は音声信号の再生の際、VT
R1台でビデオ編集を施したかのような編集加工を可能
とするため、映像及び/又は音声信号が記録された信号
トラックとリンクするコントロールトラックに専用コマ
ンド信号を新たに記録した後、この専用コマンド信号を
コントロール信号と共に再生することによって、専用コ
マンド信号の編集内容に応じて映像及び/又は音声信号
を編集再生する映像信号再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ一体型VTR(いわゆる
「ビデオムービー」)を用いて撮影した後、不要(N
G)シーンの除去や、シーンチェンジの際、映像の繋ぎ
部分に特殊効果(ワイプなど)を加えるダビング編集が
行われている。
【0003】特に、映像が切り換わるシーンチェンジで
は、瞬間に切り換わる単純な切り換えや、ディゾルブ、
ワイプ、キーといった特殊効果を加えた切り換えが行わ
れており、これらはA/Bロール編集と呼ばれる編集作
業によりビデオテープに記録されたシーンチェンジであ
る。
【0004】因みに、A/Bロール編集とは再生用VT
Rを2台以上用意し、テープ同士のモンタージュ効果を
行う編集であり、ディゾルブ、ワイプ、キーなどによ
り、映像的に完成度の高い編集がの望めるものである。
【0005】このため、特殊効果を得るためには、2台
以上の再生用VTRと1台の記録用VTRが必要とな
り、また、A/Bロール編集する再生用VTRは互いに
同期が取れていることが必要である。
【0006】図14は再生用VTRを2台用いた場合の
A/Bロール編集のブロック図、図15は図14に示し
たA/Bロール編集における各画像を示す図である。
【0007】図14中、「再生用A−VTR」101か
ら再生される映像信号(図15(A)に図示の再生画)
及び「再生用B−VTR」102から再生される映像信
号(図15(B)に図示の再生画)は、フレームシンク
ロナイザ(またはTBC)103に夫々供給され、ここ
で2映像信号の同期がとられた後、映像信号合成切換装
置104へ出力され、ここで、モンタージュ効果等の編
集が行われた後、編集された映像信号は「記録用R−V
TR」105に記録される(図15(C)に図示の記録
画)。VTR編集制御装置106は「再生用A−VT
R」101、「再生用B−VTR」102、フレームシ
ンクロナイザ(またはTBC)103、映像信号合成切
換装置104、「記録用R−VTR」105の夫々に対
し、A/Bロール編集に必要な編集制御を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ディゾルブ、ワイプ、
キーなどの特殊効果のシーンチェンジを得るには、A/
Bロール編集、即ち2台以上の再生用VTRと1台の記
録用VTRが必要であった。
【0009】また、複数台の再生用VTRは映像信号合
成ができるような映像信号同期をとるためのフレームシ
ンクロナイザやTBC等の信号同期装置が必要であっ
た。
【0010】さらに、シーンチェンジそのものがテープ
に記録されているため、ディゾルブ、ワイプ、キーなど
の特殊効果で編集した後にこの編集を変更できない欠点
があった。
【0011】本発明の目的は次1〜3である。 1. VTR(カメラ一体型VTRあるいはVTRデッ
キ)1台で編集ができる。 2. 編集作業はオリジナルテープを再生し、編集ポイ
ントで「専用コマンド」を指示すると、VTRはオリジ
ナルテープのコントロール信号(CTL信号)を専用コ
マンドに書き替える。 3. 再生はCTLトラックから「専用コマンド」を検
出すると、その内容に応じてVTRが自動的に編集作業
を行い、従来の編集ダビングテープの再生と同じ感覚で
見ることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記の構成になる映像信号再生装置を
提供する。
【0013】映像信号を再生する再生手段と、被特殊効
果用映像信号を蓄積する蓄積手段と、 前記映像信号と
前記被特殊効果用映像信号とを合成して得た合成映像信
号を出力する合成手段とを備えたことを特徴とする映像
信号再生装置。
【0014】映像信号が既記録された記録媒体へ前記映
像信号の編集に係わり記録されたコマンド信号に応じて
被特殊効果用映像信号を蓄積する蓄積手段と、前記映像
信号と前記被特殊効果用映像信号とを合成して得た合成
映像信号を出力する合成手段とを備えたことを特徴とす
る映像信号再生装置。
【0015】
【実施例】以下、本発明になる映像信号再生装置を図1
〜図13に沿って説明する。
【0016】図1は本発明になる映像信号再生装置の第
1実施例構成図である。
【0017】映像信号再生装置40は、同図に示すよう
に、映像信号再生回路(再生手段)41と映像信号蓄積
回路(蓄積手段)42とタイミング回路43と映像信号
合成切換回路(合成手段)44とから構成される。
【0018】映像信号再生回路41は映像信号再生装置
の映像信号再生系を介して得られた映像信号を出力す
る。映像信号蓄積回路42は映像信号再生回路41から
の映像信号を特殊効果に用いる映像信号として蓄積し映
像信号再生回路41からの映像信号に同期して蓄積映像
信号を出力する。タイミング回路43は映像信号再生回
路41からの映像信号から分離して得た水平垂直同期信
号を映像信号蓄積回路42に対して出力する。このタイ
ミングに応じて、映像信号蓄積回路42は被特殊効果用
映像信号の書き込み読み出しを行う。映像信号合成切換
回路44は供給された映像信号再生回路41からの映像
信号と映像信号蓄積回路42からの被特殊効果用映像信
号との合成または切換を行なう。外部から供給された専
用コマンド信号(映像信号が既記録された記録媒体へ映
像信号の編集に係わり記録されたコマンド信号)は映像
信号蓄積回路42、映像信号合成切換回路44に供給さ
れ、編集内容に応じて、被特殊効果用映像信号を映像信
号蓄積回路42から出力させると共に、映像信号合成切
換回路44にてディゾルブ、ワイプ、キー等の特殊効果
で用いられるシーンチェンジを行なう。
【0019】以上のような構成の映像信号再生装置40
により、A/Bロール編集と同様な効果を付した映像信
号が得られる。
【0020】図6は図1の映像信号再生装置を用いた繋
ぎ撮りシーンの効果的なシーンチェンジの選択を説明す
る図である。
【0021】まず、後述する編集用コマンド記録ブロッ
ク1を用いて行われる繋ぎ撮りシーンの専用コマンドの
記録は次の通り行われる。即ち、「シーンチェンジを示
す専用コマンド(シーンチェンジ(ワイプ/左右)「E
011」))を指定する」〜「テープを3秒間巻き戻し
た後、直ちに通常走行する(自動)」〜「この編集ポイ
ントの1.4秒前から専用コマンドでCTL信号を書き
替える(自動)」〜「編集ポイント通過後、確認のため
の合図信号を出す」の順に行われる。
【0022】この後、繋ぎ撮りシーンの効果的なシーン
チェンジは次の通り行われる。即ち、専用コマンド(シ
ーンチェンジ(ワイプ/左右))を記録したテープを巻
き戻した後、再生状態にし、「(シーンチェンジ(ワイ
プ/左右)を検出する」〜「検出時点の静止画を出力す
る」〜「専用コマンド(シーンチェンジ(ワイプ/左
右))に従って再生画面の左側から右側に向かって「静
止画A´」をワイプしつつ「シーンB」を徐々に画面上
に再生するシーンチェンジを行う」の順に行われる。
【0023】具体的には、図6(A)に示すように、テ
ープ上に「シーンA」から「シーンB」へ効果的なシー
ンチェンジしたい場合、まず、「シーンA」と「シーン
B」との境に専用コマンド「(シーンチェンジ(ワイプ
/左右)」を打ち込む。そして、同図(B)に示すよう
に、「(シーンチェンジ(ワイプ/左右)」の打ち込み
直前の「シーンA」の再生を前述した画像メモリ28に
取り込んで静止画A´(静止映像A´)として所定時間
メモリしておく。
【0024】こうして、シーンチェンジによって得られ
た再生画及びテープの走行状態は、同図(C)に示すよ
うに、「シーンA」(通常走行)、「再生画面の左側か
ら右側に向かって「静止画A´」をワイプしつつ「シー
ンB」が徐々に再生」(通常走行)、「シーンB」(通
常走行)となり、効果的なシーンチェンジが可能とな
る。
【0025】上記したのは、専用コマンド(シーンチェ
ンジ(ワイプ/左右)を使用して繋ぎ撮りシーンの効果
的なシーンチェンジについて説明したものであるが、こ
れ以外の専用コマンドを用いても効果的なシーンチェン
ジが可能である。
【0026】例えば、画面の右側から左側に向かって
「静止画A´」をワイプしつつ「シーンB」を徐々に画
面上に再生する場合、図13に示す専用コマンド(シー
ンチェンジ(ワイプ/右左),E012)を用いれば良
く、以下同様に、(シーンチェンジ(ワイプ/上下),
E013)〜(シーンチェンジ(ワイプ/周囲 角),
E018)を夫々用いるだけで画面の上側から下側に向
かうワイプ〜画面の周囲四隅から中央に向かうワイプを
夫々行うことができる。
【0027】また、図13に示す専用コマンド(シーン
チェンジ「E011」のハーフタイム(2秒),E02
1)〜(シーンチェンジ「E018」のハーフタイム
(2秒),E028)を用いれば、上記したコマンド
(シーンチェンジ(ワイプ/左右))〜(シーンチェン
ジ(ワイプ/周囲 角))により得られる時間を2秒間
とすることができる。
【0028】さらに、図13に示す専用コマンド(シー
ンチェンジ(オーバーラップ),E030)〜(シーン
チェンジ(フェードアウト(黒)/瞬時イン),E03
4)を用いれば、「静止画A´」に「シーンB」をオー
バーラップさせた再生画が得られる画像切換〜「静止画
A´」が徐々に消え再生画面は最終的に「黒」となる画
像を夫々得ることができる。
【0029】さらにまた、図13に示す専用コマンド
(シーンチェンジ「E030」のハーフタイム,E03
5)〜(シーンチェンジ「E034」のハーフタイム,
E039)を用いれば、上記したコマンド(シーンチェ
ンジ(オーバーラップ))〜(シーンチェンジ(フェー
ドアウト(黒)/瞬時イン))により得られる時間を半
分(例えば2秒間)とすることができる。
【0030】静止画の挿入については次のように行われ
る。
【0031】まず、上記した編集用コマンド記録ブロッ
ク1を用いて行われる静止画(スチル)挿入の専用コマ
ンドは次の通りに用いられる。即ち、「編集ポイントで
静止画の挿入を示す専用コマンド(スチル挿入(0.5
秒/瞬時切換)「E040」))を指定する」〜「テー
プを3秒間巻き戻した後、直ちに通常走行する(自
動)」〜「この編集ポイントの1.4秒前から専用コマ
ンド(スチル挿入(0.5秒/瞬時切換))でCTL信
号を書き替える(自動)」〜「編集ポイント通過後、確
認のための合図信号を出す」の順に行われる。
【0032】この後、静止画の挿入は次の通り行われ
る。即ち、上記した専用コマンド(スチル挿入(0.5
秒/瞬時切換))を記録したテープを巻き戻した後、再
生状態にし、「専用コマンド(スチル挿入(0.5秒/
瞬時切換)を検出する」〜「検出時点の静止画を出力す
る」〜(専用コマンド(スチル挿入(0.5秒/瞬時切
換))に従ってVTR本体を0.5秒間一時停止(PA
USE(STILL)モード)にする」)〜「0.5秒
経過後、VTR本体の一時停止を解除する」〜「静止画
に替えて再生画(動画)を再生する」の順に行われる。
【0033】具体的には、図6(A)に示すように、テ
ープ上に「シーンA」から「シーンB」との間に静止画
を挿入したい場合、まず、「シーンA」と「シーンB」
との境にコマンド(スチル挿入(0.5秒/瞬時切
換))を打ち込む。そして、同図(B)に示すように、
(スチル挿入(0.5秒/瞬時切換))の打ち込み直前
の「シーンA」の再生を前述した映像信号蓄積回路42
に取り込んで静止画A´として所定時間メモリしてお
く。
【0034】こうして、静止画の挿入によって得られた
再生画及びテープの走行状態は、同図(C)に示すよう
に、「シーンA」(通常走行)、「0.5秒間「静止画
A´」を再生」(0.5秒間走行一時停止)、「シーン
B」(通常走行)となり、「シーンA」と「シーンB」
との間に静止画の挿入が可能となる。
【0035】上記したのは、専用コマンド(スチル挿入
(0.5秒/瞬時切換))を使用したものであるが、こ
れ以外の専用コマンドを用いても効果的な静止画の挿入
が可能である。
【0036】例えば、「静止画A´」を1秒間挿入する
場合、図13に示す専用コマンド(スチル挿入(1.0
秒/瞬時切換),E041)を用いれば良く、以下同様
に、コマンド(スチル挿入(2.0秒/瞬時切換),E
042)〜(スチル挿入(10.0秒/瞬時切換),E
046)を夫々用いるだけで、「静止画A´」を2〜1
0秒間、再生画に挿入できる。
【0037】図2は本発明になる映像信号再生装置の第
2実施例構成図である。
【0038】アナログVTRである映像信号再生装置4
5は、同図に示すように、映像信号再生回路46、画像
メモリ47、同期分離回路48、映像信号合成切換回路
49、CTL信号再生回路50、コマンド回路51、A
/D変換器52、D/A変換器53から構成される。
【0039】映像信号再生回路46は図示せぬ映像信号
再生系を介して得られた映像信号を出力する。画像メモ
リ47は特殊効果に用いる映像信号を蓄積するための1
画面分の画像メモリであり、映像信号再生回路46から
の映像信号をA/D変換器52にてデジタル信号に変換
された映像信号を蓄積する。同期分離回路48は映像信
号再生回路46からの映像信号から分離して得た水平垂
直同期信号を画像メモリ47に出力する。このタイミン
グに応じて、画像メモリ47は映像信号の書き込み読み
出しを行う。映像信号合成切換回路49は供給された映
像信号再生回路46からの映像信号とD/A変換器53
を介して得られた画像メモリ47からの蓄積映像信号と
の合成または切換を行なう。
【0040】CTLヘッドを介してCTLトラックから
再生されるCTL信号はCTL信号再生回路50からコ
マンド回路51へ供給され、ここでCTL信号と分離さ
れた専用コマンド信号は画像メモリ47、映像信号合成
切換回路49に供給され、編集内容に応じて、蓄積映像
信号を画像メモリ47から出力させると共に、映像信号
合成切換回路49にてディゾルブ、ワイプ、キー等の特
殊効果に用いられるシーンチェンジを行なう。
【0041】以上のような構成をもつ映像信号再生装置
45によっても、A/Bロール編集と同様な効果が得ら
れる。
【0042】図7は図2に示す映像信号再生装置を用い
た静止画の挿入を説明する図である。
【0043】同図(A)に示すように、映像信号再生回
路46からの映像信号再生出力の「シーンA」と「シー
ンB」との間(「シーンA」の最後の部分)に編集ポイ
ントとしてCTL信号による専用コマンド「スチル挿
入」を打ち込む。そして、同図(B)に示すように、
「スチル挿入」直前の「シーンA」の最後の映像である
静止画像A´を画像メモリ47に取り込んで所定時間メ
モリしておく。ここでメモリされた静止画像A´は順次
読み出されディゾルブ、ワイプ、キー等の特殊効果が付
加されつつ出力される。
【0044】こうして、同図(C)に示すように、得ら
れた再生画は「シーンA」、ディゾルブ、ワイプ、キー
等の特殊効果が付された「静止画像A´」、「シーン
B」の順となり、「シーンA」と「シーンB」との重な
り部分は不自然さなく繋ぎ撮りシーンの効果的なシーン
チェンジができる。
【0045】図3は本発明になる映像信号再生装置の第
3実施例構成図である。
【0046】デジタルVTR(DVTR)である映像信
号再生装置55は、同図に示すように、映像データ再生
回路56、画像メモリ57、同期検出回路58、合成演
算回路59、ID情報検出回路50、コマンド回路6
1、D/A変換器62から構成される。
【0047】映像データ再生回路56は図示せぬ映像デ
ータ再生系を介して得られた映像データ信号を出力す
る。画像メモリ57は特殊効果に用いる映像データ信号
を蓄積するための1画面分の画像メモリであり、映像デ
ータ再生回路56からの映像データ信号を蓄積し映像デ
ータ再生回路56からの映像データ信号に同期して蓄積
映像データ信号を出力する。このタイミングに応じて、
画像メモリ57は映像データ信号の書き込み読み出しを
行う。合成演算回路59は供給された映像データ再生回
路56からの映像データ信号と画像メモリ57からの蓄
積映像データ信号との合成演算を行なった後、D/A変
換器62を介してアナログ信号である合成映像信号が出
力される。
【0048】DVTRの図示せぬデータ再生系から再生
されるID情報信号はID情報検出回路60で検出出力
された後、コマンド回路61へ供給され、ここでID領
域に書き込まれた専用コマンド信号が分離出力される。
分離された専用コマンド信号は画像メモリ57、合成演
算回路59に供給され、編集内容に応じて、蓄積映像デ
ータ信号を画像メモリ57から出力させると共に、合成
演算回59にてディゾルブ、ワイプ、キー等の特殊効果
に用いられるシーンチェンジを行なう。
【0049】以上のような構成をもつ映像信号再生装置
55により、上記したA/Bロール編集と同様な効果
(前述した図7(C)に示す「シーンA」と「シーン
B」との重なり部分は不自然さなく繋ぎ撮りシーンの効
果的なシーンチェンジ)が得られる。
【0050】図4は本発明になる映像信号再生装置の第
4実施例構成図である。
【0051】画像データを圧縮して記録する画像圧縮型
DVTRである映像信号再生装置65は、同図に示すよ
うに、映像データ再生回路66、伸張回路67、画像メ
モリ57、同期検出回路58、合成演算回路59、ID
情報検出回路60、コマンド回路61、D/A変換器6
2から構成される。前述したものと同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0052】映像データ再生回路66は図示せぬ映像デ
ータ再生系を介して得られ画像データを圧縮された映像
データ信号を出力する。伸張回路67は圧縮された映像
データを伸長し元のデータ長の映像データ信号を出力す
る。
【0053】ここでは、伸張回路67は映像データ再生
回路66と接続点Cとの間に介挿接続されてあるが、こ
の伸張回路67を取り外し合成演算回路59の入力側に
挿入す構成も考えられる。この場合は伸張回路は2個必
要になるが、画像メモリ57の容量を小さくすることが
できる。
【0054】また、CTL信号による専用コマンド信号
及びID領域に書かれる専用コマンド信号は、DVTR
の記録終了時(記録一時停止も含む)に自動的に記録す
ることも考えられる。
【0055】また、上記した図1に示す映像信号蓄積回
路42は、映像信号再生回路41からの画像を取り込む
だけではなく、外部より取り込めるようにしても良い。
【0056】図5は本発明になる映像信号再生装置の第
5実施例構成図である。
【0057】映像信号再生装置75は、同図に示すよう
に、映像信号再生回路41、映像信号蓄積回路42、タ
イミング回路43、映像信号合成切換回路44、スイッ
チ76、加工回路77とから構成される。前述したもの
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。スイッチ76は映像信号蓄積回路42の入力側に介
挿されており、映像信号再生回路41からの映像信号
と、外部入力端子78からの例えばビデオカメラからの
映像信号、コンピュータ・グラフィックスの画像に応じ
た映像信号を映像信号蓄積回路42に切り換え供給す
る。加工回路77は映像信号蓄積回路42に直接接続さ
れており、図示せぬタブレットによる手書き画像入力を
行う。
【0058】また、映像信号蓄積回路42の蓄積内容に
ついても、2値化、色変化などの加工が可能とする。以
上のような機能の応用例としては、手書き文字をビデオ
カメラで撮り、それを映像信号蓄積回路42に取り込み
2値化する。その画像を映像信号再生回路41からの映
像信号にスーパーインポーズすることも考えられる。
【0059】図8は図5の映像信号再生装置を用いた静
止画の挿入を説明する図である。
【0060】映像信号再生回路46からの映像信号再生
出力(同図(A)に図示のA)に、手書き文字をビデオ
カメラで撮る等してそれを映像信号蓄積回路42に取り
込み2値化した出力(同図(B)に図示のS)をスーパ
ーインポーズして出来た映像(同図(C)に図示の(A
+S))を得ることができる。
【0061】こうして、映像信号蓄積回路42にこうし
た入力機能を付加することにより、不自然さなくスーパ
ーインポーズを付加したシーンチェンジができる。
【0062】さて、上記した専用コマンドの記録に使用
する編集用コマンド記録ブロック1は、図9に示すよう
に、次の各部分から構成される。
【0063】画像をモニターし編集ポイントの位置で専
用コマンドを選択し、メカコントロール回路20に対し
て選択出力するコマンド選択器2、コマンド選択器2か
ら供給される選択出力に同期して、テープ走行系の図示
せぬメカニズムに対して選択された専用コマンドのビッ
ト長(42ビット,約1.4秒)分を越える長さになる
よう(例えば3秒間)、CTLパルスをカウントしつつ
テープを巻き戻した後、指定された状態になると停止
し、直ちに通常走行を開始する旨の駆動制御信号を出力
するメカコントロール回路20からの制御信号に同期し
て、専用コマンド信号の出力を開始するコマンド選択回
路3、コマンド選択回路3からの専用コマンド信号を、
CTL信号(後述する信号b)の周期に同期して図13
に示す専用コマンドのフォーマットに応じてコントロー
ルパルスのデューティ比を変化させた信号(T1 =
「1」レベル,T2 =「0」レベル,デューティ比は、
T1 >T2 )e、fから構成される42ビットのパルス
列信号として順次出力するパルス発生回路4、パルス発
生回路4からのパルス列信号を増幅する記録アンプ5、
記録アンプ5に接続される記録側(Rec)端子、再生
アンプ6に接続される再生側(P/B)端子を後述する
信号dのタイミング(信号dが「0」レベル期間のとき
記録側端子に切り換わり、「1」レベル期間のときに再
生側端子に切り換わるタイミング)で交互に切り換えら
れるスイッチ7、スイッチ7を載置した回転ドラム8、
スイッチ7から断続して供給される記録アンプ5からの
パルス列信号をテープ9のCTLトラック10に記録さ
れたCTL信号に重畳記録し、かつこのCTLトラック
10に既記録されたCTL信号(あるいはCTL信号+
パルス列信号)を再生するCTLヘッド11、前記した
スイッチ7から断続して供給されるCTL信号(あるい
はCTL信号+パルス列信号)を増幅する再生アンプ
6、再生アンプ6からの両極性を有する信号a(図10
(A)に図示)からマイナス極性信号部分のみ抜き出し
て得た信号を専用コマンド信号出力端子13に出力する
マイナスアンプ12、再生信号aからプラス極性信号部
分のみ抜き出して得たCTL信号b(図10(B)に図
示)をサーボ基準信号出力端子15に出力するプラスア
ンプ14、このプラスアンプ14から出力する信号bか
ら信号c(図10(C)に図示)を生成出力するモノマ
ルチ16と、モノマルチ16から出力する信号cから前
記したスイッチ7に供給される信号d(図10(D)に
図示)を生成出力するモノマルチ17とを有する切り換
えパルス発生回路18、テープがフォワード走行時(通
常走行時)、プラスアンプ14から供給される信号bを
カウントアップし、リバース走行時(逆方向走行時)、
マイナスアンプ12から供給される信号をカウントダウ
ンするコントロールカウント回路19、コントロールカ
ウント回路19のカウント値に応じた信号と前記したコ
マンド選択器2から出力信号と図示せぬテープの走行系
に設置された各種センサーからのセンサー出力とが供給
され、これら3入力信号に基づいてテープの走行系のメ
カニズムに対して巻き戻しあるいは通常走行用駆動制御
信号を出力すると共に、コマンド選択回路3に対して専
用コマンド信号の出力停止を指示する信号を出力するメ
カコントロール回路20、から構成される。
【0064】こうして、ビデオテープ9のCTLトラッ
ク10にはCTL信号bに重畳して編集ポイントの位置
に編集コマンドに応じたマイナス極性のパルス列信号を
記録できる。
【0065】上記した編集用コマンド記録ブロック1を
用いる編集手順は次の通りである。即ち、「編集ポイン
トを見つける」〜「専用コマンドを指定する」〜「テー
プを3秒間巻き戻した後、直ちに通常走行する(自
動)」〜「編集ポイントの1.4秒前から専用コマンド
でCTL信号を書き替える(自動)」〜「編集ポイント
通過後、確認のための合図信号を出す」〜「編集ポイン
トを見つける」の順である。
【0066】編集ポイントと専用コマンドとの関係は、
図11に示す如くである。
【0067】テープ9は同図中右側から左側に向かって
通常走行しており、「シーン1」と「シーン2」との境
界で編集ポイントAを指定すると、VTRはテープ9を
「シーン1」の方向へ巻き戻しを3秒間行った後、再び
通常走行され、ポイントBから専用コマンドに応じた4
2ビットのパルス列信号の記録が開始され、編集ポイン
トAの直前で記録が完全に終了する(同図中斜線で示し
た部分が専用コマンドに応じた42ビットのパルス列信
号の記録跡)。
【0068】図12は専用コマンドのフォーマットを示
す図である。
【0069】同図に示すように、1つの編集ポイントに
対応する専用コマンドのフォーマットは42ビットから
構成されるパルス列信号であり、「(前)ヘッダ」(1
1ビット)、「識別子」(4ビット)、「コード」(4
ビットBCD×3)、「識別子」(4ビット)、
「(後)ヘッダ」(11ビット)の各部分から構成され
る。「(前)ヘッダ」,「(後)ヘッダ」は夫々「01
111111110」で不変、「(前)識別子」,
「(後)識別子」は夫々「E(BCDコードで「111
0」」で「編集コード」に固定されており、「コード」
は999種の専用コマンド指定が可能である。
【0070】このように、専用コマンドは前からでも後
ろからでもコマンドを読み出せるように、「コード」を
中心として前後対称に識別子、ヘッダが構成されてい
る。
【0071】因みに、「識別子」は、「A(BCDコー
ドで「1010」)」=文字コード、「B(同「101
1」)」=制御コード、……、「E」=編集コードと規
定されている。また、「コード」は999の編集コマン
ド指定が可能であり、図13に示す専用コマンドがあ
る。同図に示すのは、「識別子」と「コード」とを組み
合わせたものである。この場合、「識別子」は「E」と
なる。
【0072】同図に示すように、「NG−IN」の編集
コマンドの場合は「E000」〜「E009」、「シー
ンチェンジ」は「E010」〜「E019」,「E02
1」〜「E028」,「E030」〜「E039」、
「スチル(静止画)挿入」は「E040」〜「E04
6」、「スチル(静止画)」は「E050」〜「E06
9」、「タイトル挿入,合成」は「E070」〜「E0
89」である。
【0073】こうして、上記した構成の本発明装置を用
いることによって、シーンチェンジの時、再生画へのタ
イトル・字幕の挿入・合成の際にも、あたかもVTRを
2台を使って編集する効果をVTR1台で得ることがで
き、特に、静止画と次の動画とのシーンチェンジの時、
複数種類の効果的切り換えができる。
【0074】
【発明の効果】上述したように、本発明になる映像信号
再生装置は、映像信号と被特殊効果用映像信号とを合成
して得た合成映像信号を出力する合成手段を備えている
から、本発明装置をビデオ編集に適用した場合、VTR
1台だけで編集を施したかのような編集加工をした映像
を得ることができ、特に、1台のVTRによりA/Bロ
ール編集なしで、ディゾルブ、ワイプ、キー等の特殊効
果を付した映像を得ることができる。
【0075】また、本発明になる映像信号再生装置は、
映像信号が既記録された記録媒体へ前記映像信号の編集
に係わり記録されたコマンド信号に応じて被特殊効果用
映像信号を蓄積する蓄積手段と、前記映像信号と前記被
特殊効果用映像信号とを合成して得た合成映像信号を出
力する合成手段とを備えているから、特殊効果の種類を
当該編集の後から変更することができ、編集情報の記録
保存もできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる映像信号再生装置の第1実施例構
成図である。
【図2】本発明になる映像信号再生装置の第2実施例構
成図である。
【図3】本発明になる映像信号再生装置の第3実施例構
成図である。
【図4】本発明になる映像信号再生装置の第4実施例構
成図である。
【図5】本発明になる映像信号再生装置の第5実施例構
成図である。
【図6】図1の映像信号再生装置を用いた静止画の挿入
を説明する図である。
【図7】図2の映像信号再生装置を用いた静止画の挿入
を説明する図である。
【図8】図5の映像信号再生装置を用いた静止画の挿入
を説明する図である。
【図9】専用コマンド記録ブロック図である。
【図10】図9に示す記録ブロックを構成する主要回路
部分のタイミングチャートである。
【図11】編集ポイントと専用コマンドとの関係を示す
説明図である。
【図12】専用コマンドのフォーマットを示す図であ
る。
【図13】専用コマンドを示す一実施例図である。
【図14】再生用VTRを2台用いた場合のA/Bロー
ル編集のブロック図である。
【図15】図14に示したA/Bロール編集における各
画像を示す図である。
【符号の説明】
9 記録媒体 40,45,55,65,75 映像信号再生装置 41,46,56,66 再生手段 42,47,57 蓄積手段 44,49,59 合成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 L 8324−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を再生する再生手段と、 被特殊効果用映像信号を蓄積する蓄積手段と、 前記映像信号と前記被特殊効果用映像信号とを合成して
    得た合成映像信号を出力する合成手段とを備えたことを
    特徴とする映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】映像信号が既記録された記録媒体へ前記映
    像信号の編集に係わり記録されたコマンド信号に応じて
    被特殊効果用映像信号を蓄積する蓄積手段と、 前記映像信号と前記被特殊効果用映像信号とを合成して
    得た合成映像信号を出力する合成手段とを備えたことを
    特徴とする映像信号再生装置。
JP4042061A 1992-01-31 1992-01-31 映像信号再生装置 Pending JPH05219470A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06314482A (ja) * 1993-04-23 1994-11-08 Nec Corp 半導体記録装置及び半導体記録装置を用いた映像編集システム
JP2002272960A (ja) * 2001-03-15 2002-09-24 Heiwa Corp 遊技機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62277882A (ja) * 1986-05-26 1987-12-02 Canon Inc カラ−ビデオ信号再生装置

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