JPH0521932Y2 - - Google Patents

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JPH0521932Y2
JPH0521932Y2 JP1986200278U JP20027886U JPH0521932Y2 JP H0521932 Y2 JPH0521932 Y2 JP H0521932Y2 JP 1986200278 U JP1986200278 U JP 1986200278U JP 20027886 U JP20027886 U JP 20027886U JP H0521932 Y2 JPH0521932 Y2 JP H0521932Y2
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JP
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connector
housing case
connector insertion
case
gasket
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JP1986200278U
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JPS63105416U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワイヤハーネス等に使用される防水型
の接続箱に関するものである。
[従来の技術] 自動車等に使用されるワイヤハーネスの接続箱
は設置される場所により接続箱内に水が侵入する
危険があるが、従来の接続箱は必ずしも防水機能
が充分ではなかつた。このような接続箱はたとえ
ば第3図示のように、ハウジングケースa、絶縁
板b、アツパーケースc、バスバーd、中間接続
端子e、アツパーカバーf、ロアーカバーg等に
より構成されているが、この接続箱内が侵水する
とバスバーの腐蝕障害等が生ずるので、侵水のお
それがある箇所に設置される接続箱はその内部に
グリース等を注入して内部のバスバーが腐蝕しな
いように保護していた。
また、ボツクスを水蜜にするために実公昭49−
25034号の船舶用コンセントボツクスのように、
上部蓋体と下部匣体の合せ目にパツキンを介在さ
せたものが公知である。
また、実開昭58−172323号の電線管継手のよう
に、嵌合し合う管体端部間に弾性パツキング材を
介在させて水蜜にすることが公知である。
また、実公昭31−2452号の折曲型ビニール端子
函のように、函体の下側に電線の差込み口を設け
た構造が公知である。
[考案が解決しようとする問題点] 前記の第3図示のような従来の接続箱は防水機
能が不充分なために信頼性に欠けており、また接
続箱内にグリース等を注入することは生産性の低
下やコストアツプを招くばかりでなく、生産工場
の資材管理や環境維持等に多くの手数を要すると
いう問題点があつた。
また、前記の船舶用コンセントボツクスのよう
に上部蓋体と下部匣体の合せ目にパツキンを介在
させるだけでは、匣体の他の箇所に設けられた電
線の導入口等を水蜜にすることができず、前記の
電線管継手のように管体端部間に弾パツキング材
を介在させる構成を電線接続箱に適用しても充分
な水蜜構造は得られないという問題点がある。
また、コネクタ差込み口が箱体の下側にある型
の接続箱では、コネクタから垂下する電線の荷重
によりコネクタが緩み隙間が生じパツキンの締付
が緩んで浸水を確実に防止することができないと
いう問題点がある。
本考案は、前記のような問題点を解決し、浸水
防止を完全にしたワイヤハーネスの接続箱を提供
することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するため本考案の防水型接
続箱は、下端外周の張出部11の内側の凹溝12
にパツキン24を嵌合したカバー10の、該凹溝
12にハウジングケース1の上端縁を嵌合し、下
端内周面にコネクタ係止爪6を設けたコネクタ差
込み筒部3を前記ハウジングケース1の下側に突
設し、中央部に下向きに突出する突出筒部14を
有するロアーケース13をハウジングケース1内
の底板部2上に設け、前記ロアーケース13の突
出筒部14をハウジングケース1のコネクタ差込
み筒部3内に挿入して該突出筒部14の外周とコ
ネクタ差込み筒部3の内周との間にパツキン23
を装着し、外周にパツキン26を装着した防水コ
ネクタ25を前記コネクタ差込み筒部3に差込ん
で該コネクタ差込み筒部3のコネクタ係止爪6に
係止させたものである。
[作用] 前記の下端外周の張出部11の内側の凹溝12
に嵌合したパツキン24はハウジングケース1の
上端との間を水蜜に閉塞し、張出部11はパツキ
ン24を確実に保持しハウジングケース上端縁の
嵌合が外れるのを防ぐ。
ハウジングケース1内に収納したロアーケース
13の下向きの突出筒部14とコネクタ差込み筒
部3の内周との間にパツキン23を装着するとと
もに、ハウジングケース1の下側に突設したコネ
クタ差込み筒部3と防水コネクタ25の間にパツ
キン26を装着したことにより、防水コネクタ2
5とコネクタ差込み筒部3との間の間隙を水蜜に
閉塞し、さらにロアーケースの突出筒部14とコ
ネクタ差込み筒部3の間を水蜜に閉塞して、コネ
クタ差込み口からハウジングケース1内への侵水
を二重に阻止して確実に防水する。
防水コネクタ25をコネクタ差込み筒部3に差
込んでコネクタ係止爪6に係止させることによ
り、差込んだコネクタ25に垂下する電線の荷重
がかかつてもコネクタが脱落したりゆるむことが
なく、コネクタと差込み筒部の間に設けたパツキ
ンの締付けがゆるんで隙間を生ずるようなことが
ないから、侵水防止が確実になる。
ハウジングケース1内の底板部2上に設けたロ
アーケース13は、コネクタ差込み筒部3の上端
の底板部2の開口を閉塞する。ハウジングケース
下側のコネクタ差込み筒部3の内周面にコネクタ
係止爪6が突出しているので、ハウジングケース
1の成型の際に、この係止爪6の部分の金型を上
下に分離して抜くために、コネクタ差込み筒部3
の上端を開放して底板部2部分に開口を形成しな
ければならないが、この筒部3の上端開口上をロ
アーケース13が閉塞してハウジングケース内の
侵水を防止する。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面により説明する。第
1図は本考案の防水型接続箱の1実施例の断面を
示し、第2図はその外観を示したものである。
図において1はハウジングケース、2はその底
板部であり、この底板部中央にはコネクタ差込み
筒部3を下向きに突設する。4はこのコネクタ差
込み筒部3の下端に開口するコネクタ差込み口、
5はこのコネクタ差込み筒部3の中間に設けた段
部、6はコネクタ差込み口4の内側下端に設けた
コネクタ係止爪である。7はハウジングケース1
の上端部、8はこの上端部7の外周に設けた鍔
部、9は上端部7の上端縁でありこれはパツキン
押え用の端縁となる。
10は前記のハウジングケース1の上に嵌着す
るカバーであり、11はこのカバー10の下端外
周の張出部、12はこの張出部11の内側に形成
されたパツキン嵌着用の凹溝である。
13はハウジングケース1内の底板部2上に設
置したロアーケースである。このロアーケース1
3は、コネクタ差込み筒部3の上端の開放開口を
閉塞するために設けたものである。すなわち、ハ
ウジングケース下側のコネクタ差込み筒部3の内
周面にコネクタ係止爪6を突出して設けた構造と
したので、ハウジングケース1の成型の際には、
この係止爪6の部分における金型を上下に分離し
て抜かなければならないが、この金型を上方に抜
くためには、コネクタ差込み筒部3の上端を開放
してハウジングケース底板部2に開口を形成しな
ければならない。この底板部2に開口があるとハ
ウジングケース内の侵水防止をすることができな
い。このためハウジングケース底板部2上にロア
ーケース13を設けて前記の開口を閉塞しハウジ
ングケース内の侵水を防止する。
14は前記のロアーケース13の中央部に下向
に設けた突出筒部、15はこの突出筒部14の下
端外周に設けた段部である。
16は前記ロアーケース13の上に設置した絶
縁板、17はこの絶縁板15の上に設置したイン
ナカバーである。18は絶縁板16の下面とロア
ーケース13の上面との間に挟持されるバスバー
であり、19はこのバスバー18からロアーケー
ス13を水蜜に貫通してコネクタ差込み口4内に
伸びるコネクタ端子である。また18-は絶縁板
16の上面とインナカバー17の下面との間に挟
持されるバスバーであり、19-はこのバスバー
18-からロアーケース13を水蜜に貫通してコ
ネクタ差込み口4内に伸びるコネクタ端子であ
る。
20はインナカバー17に立設した中間端子カ
バーでこのカバー内には中間接続端子21を設置
する。鎖線で示した22はこの中間端子カバー2
0上に装着して中間接続端子21に接続される電
装部品である。
前記のロアーケース13は、その下向突出筒部
14の下端外周の段部15とハウジングケース1
のコネクタ差込み筒部3の中間に設けた段部5と
の間にパツキン23を装着してハウジングケース
1の底板部2上に水蜜に設置し、前記のカバー1
0の下端のパツキン嵌着凹溝12内にはパツキン
24を嵌着する。
25は防水コネクタであり、26はその外周の
溝27に嵌着したパツキン、28は電線である。
前記のカバー10をハウジングケース1の上端
部7に嵌合すると、カバー10の下端の凹溝12
に嵌着されているパツキン24がハウジングケー
ス上端部の上端縁9で押圧されることによりカバ
ー10の下端とハウジングケース1の上端との間
が水蜜に閉塞される。
前記の防水コネクタ25をハウジングケース1
の下側に設けたコネクタ差込み筒部3のコネクタ
差込み口4に嵌挿すると、この防水コネクタ外周
のパツキン26によりコネクタ差込み筒部3の内
周面と防水コネクタ25の外周との間が水蜜に塞
がれる。この防水コネクタ25はコネクタ差込み
口4の下端のコネクタ係止爪6により脱落しない
ように係止される。このためパツキン26の締付
けの緩みが生ぜず侵水が確実に防止される。
[考案の効果] 前記のように本考案の防水型接続箱は、カバー
の下端外周の張出部の内側の凹溝にパツキンを嵌
合してこの張出部の内側にハウジングケースの上
端を嵌合したので、パツキンを確実に保持すると
ともにハウジングケース上端縁の嵌合が外れるの
を防いで浸水を確実に防止することができる。
また、ハウジングケースの下側に突設したコネ
クタ差込み筒部と防水コネクタの間にパツキンを
装着しただけでなく、ハウジングケース内に設け
たロアーケースの突出筒部とコネクタ差込み筒部
との間にもパツキンを装着したので、コネクタと
コネクタ差込み筒部の間隙の閉塞し、さらにロア
ーケースの突出筒部とコネクタ差込み筒部間を閉
塞する二重の閉塞構成にしたので、コネクタ差込
み口からハウジングケース内への侵水を二重に阻
止して浸水防水を確実にすることができる。
また、防水コネクタをコネクタ差込み筒部に差
込んでコネクタ係止爪に係止させたので、差込ん
だコネクタに垂下する電線の荷重がかかつてもコ
ネクタが脱落したりゆるむことがなく、コネクタ
と差込み筒部の間に設けたパツキンの締付けがゆ
るんで隙間を生ずるようなことがないから、侵水
防止が確実になり、接続箱の侵水を完全に防止し
て内部のバスバー等を保護することができる。
また、コネクタ差込み筒部の内周面にコネクタ
係止爪を突設したことにより成型の際金型を抜く
ために該筒部上端のハウジングケース底板部に開
口が形成されるが、底板部上にロアーケースを設
けて該開口を閉塞したので、ハウジングケース内
の侵水を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防水型接続箱の1実施例の断
面図、第2図はその外観斜視図、第3図は従来例
の分解斜視図である。 1……ハウジングケース、3……コネクタ差込
み筒部、6……コネクタ係止爪、10……カバ
ー、11……張出部、12……凹溝、13……ロ
アーケース、14……突出筒部、25……防水コ
ネクタ、23,24,26……パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下端外周の張出部11の内側の凹溝12にパツ
    キン24を嵌合したカバー10の該凹溝12にハ
    ウジングケース1の上端縁を嵌合し、 下端内周面にコネクタ係止爪6を有するコネク
    タ差込み筒部3を前記ハウジングケース1の下側
    に突設し、 中央部に下向きに突出する突出筒部14を有す
    るロアーケース13を前記ハウジングケース1内
    の底板部2上に設け、 前記ロアーケース13の突出筒部14を前記ハ
    ウジングケース1のコネクタ差込み筒部3内に挿
    入して該突出筒部14の外周とコネクタ差込み筒
    部3の内周との間にパツキン23を装着し、外周
    にパツキン26を装着した防水コネクタ25を前
    記コネクタ差込み筒部3に差込んで該コネクタ差
    込み筒部3のコネクタ係止爪6に係止させた防水
    型接続箱。
JP1986200278U 1986-12-25 1986-12-25 Expired - Lifetime JPH0521932Y2 (ja)

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JP1986200278U JPH0521932Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63105416U JPS63105416U (ja) 1988-07-08
JPH0521932Y2 true JPH0521932Y2 (ja) 1993-06-04

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JPS54111290U (ja) * 1978-01-23 1979-08-04
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