JP4538848B2 - 防水構造 - Google Patents

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Description

本発明は防水構造に係り、特に開閉部における防水構造に関する。
一般にデジタルカメラを防水構造とする場合、電池蓋やメモリカードカバー、端子カバーなどの開閉部に防水処理が施される。このような開閉部に施される防水処理の構造としては、たとえば、開閉部にパッキンを取り付ける方法が知られている(特許文献1〜3)。また、パッキンによる防水性能を向上させるため、パッキンにグリースを塗布して装着する方法も知られている。
特開2005−005783号公報 特開2004−157240号公報 特開2003−142841号公報
しかしながら、パッキンに塗布したグリースは、使用を重ねるうちになくなり、防水性能が低下するという欠点があった。このため、定期的にグリースを塗布する必要があり、メンテナンスが面倒であるという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたもので、継続的に防水機能を維持できる防水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、前記パッキンが、中空状に形成されて、該中空部にグリースが充填されるとともに、外周部に前記中空部に通ずる穴が複数形成され、前記蓋が閉じられて、前記パッキンが前記蓋に設けられた凸部に押圧されると、前記パッキンの外周部に形成された穴から前記中空部内のグリースが前記パッキンの外周部に押し出されて、前記溝部内に補充されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、蓋を閉じると、その蓋に設けられた凸部がパッキンを押圧し、パッキンの外周部に形成された穴から内部のグリースが溝部内に押し出される。これにより、蓋を開閉するたびに溝部内にグリースが補充され、継続的に防水機能が維持される。
請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、前記溝部の底面に凹部が形成されるとともに、該凹部にグリースが充填され、前記蓋が閉じられて、前記パッキンが前記蓋に設けられた凸部に押圧されると、前記パッキンによって前記凹部内のグリースが押し出され、前記溝部内に補充されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、蓋を閉じると、その蓋に設けられた凸部がパッキンを押圧して、パッキンを弾性変形させ、凹部内に充填されたグリースを溝部内に押し出す。これにより、蓋を開閉するたびに溝部内にグリースが補充され、継続的に防水機能が維持される。
請求項3に記載の発明は、前記目的を達成するために、ヒンジによって開閉自在に設けられた蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、前記溝部に連通され、グリースが収容されたグリース収容部と、前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、前記ヒンジの運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、蓋を閉じると、その蓋を閉じる際のヒンジの動きに連動して、ピストン部材がグリース収容部内を往復動し、グリース収容部内に収容されたグリースが溝部内に押し出される。これにより、蓋を開閉するたびに溝部内にグリースが補充され、継続的に防水機能が維持される。
請求項4に記載の発明は、前記目的を達成するために、蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、前記溝部に連通され、グリースが充填されたグリース収容部と、前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、付勢部材に付勢されて、前記開口部の内側に突出して設けられ、前記開口部内に物品が入れられると、該物品の外周面に押圧されて退避する突起部と、前記突起部の運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、開口部内に物品を収容すると、その開口部の内側に突出して設けられた突起部が、物品の外周面に押圧されて退避する。そして、この突起部の動きに連動して、ピストン部材がグリース収容部内を往復動し、グリース収容部内に収容されたグリースが溝部内に押し出される。これにより、物品を出し入れするたびに溝部内にグリースが補充され、継続的に防水機能が維持される。
請求項5に記載の発明は、前記目的を達成するために、蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、付勢部材に付勢されて、前記開口部の内側に出没自在に設けられ、前記開口部の内側に収容された物品の頂部に係合して、前記開口部の内側に収容された物品をロックするロック部材と、前記溝部に連通され、グリースが充填されたグリース収容部と、前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、前記ロック部材の運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、開口部内に物品を収容すると、その開口部の内側に出没自在に設けられたロック部材が、収容された物品の頂部に係合してロックする。そして、このロック部の動きに連動して、ピストン部材がグリース収容部内を往復動し、グリース収容部内に収容されたグリースが溝部内に押し出される。これにより、物品を出し入れするたびに溝部内にグリースが補充され、継続的に防水機能が維持される。
本発明に係る防水構造によれば、継続的に防水機能を維持することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る防水構造を実施するための最良の形態について詳説する。
なお、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラの電池蓋の防水構造に適用した場合を例に説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの外観構成を示す正面斜視図、背面斜視図、底面斜視図である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10のカメラボディ12は、薄い矩形の箱状に形成されている。このカメラボディ12の正面には、図1に示すように、撮影レンズ14、ストロボ16、ファインダ窓18等が設けられており、上面には、シャッタボタン20、電源スイッチ22等が設けられている。
撮影レンズ14は、沈胴式のズームレンズで構成されており、撮影時にカメラボディ12から繰り出される。
シャッタボタン20は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されており、このシャッタボタン18の「半押し」によってAE(Automatic Exposure)、AF(Auto Focus)が行われ、「全押し」によって画像の記録が行われる。
カメラボディ12の背面には、図2に示すように、モニタ24、ファインダ接眼部26、モードスイッチ28、マクロボタン30、ズームレバー32、ストロボボタン34、フォトモードボタン36、MENU/OKボタン38、BACKボタン40等が設けられている。
モニタ24は、カラー表示が可能な液晶モニタで構成されている。このモニタ24は、撮影済み画像の表示画面として利用されるとともに、各種設定時にユーザインターフェースとして利用される。また、撮影時には、必要に応じてスルー画像が表示され、画角確認用の電子ファインダとして利用される。
モードスイッチ28は、モードの切り替えを指示するスイッチとして機能し、「再生位置」と「撮影位置」との間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、このモードスイッチ28を「再生位置」に合わせることにより、「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより、「撮影モード」に設定される。そして、「再生モード」に設定することにより、撮影済み画像の再生が可能になり、「撮影モード」に設定することにより、画像の撮影が可能になる。
マクロボタン30は、撮影時にマクロ機能の切り替えを指示するボタンとして機能するとともに、再生時に画像のコマ戻しを指示するボタンとして機能する。また、メニュー画面等でカーソルの左方向の移動を指示するボタンとして機能する。
ズームレバー32は、上下方向に揺動自在に設けられており、撮影時にズーミングを指示するレバーとして機能するとともに、再生時に再生画像の拡大縮小を指示するレバーとして機能する。また、メニュー画面等でカーソルの上下方向の移動を指示するボタンとして機能する。
ストロボボタン34は、撮影時にストロボ機能の切り替えを指示するボタンとして機能するとともに、再生時に画像のコマ送りを指示するボタンとして機能する。また、メニュー画面等でカーソルの右方向の移動を指示するボタンとして機能する。
フォトモードボタン36は、撮影モード等の設定画面をモニタ24に呼び出すボタンとして機能し、このフォトモードボタン36を押してモニタ24に呼び出される画面で撮影画像の記録画素数の設定や感度の設定、色調や階調の設定、プリント予約の設定等が行われる。
MENU/OKボタン38は、メニュー画面の呼び出しを指示するボタンとして機能するとともに(MENUボタンの機能)、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタンとして機能する(OKボタンの機能)。
BACKボタン40は、入力操作のキャンセル等を指示するボタンとして機能するとともに、モニタ表示の切り替えを指示するボタンとして機能する。
カメラボディ12の底面には、図3に示すように、電池蓋42によって開閉される開口部44が設けられており、その開口部44の内側には、電池挿入部46とメモリカードスロット48とが設けられている。
電池蓋42は、カメラボディ12の底面の一部をなすように形成されており、ヒンジ54を介して開閉自在に設けられている。この電池蓋42と開口部44との間には防水処理が施されており、電池蓋42を閉じた際、開口部44が密閉されるようになっている。
以下、この電池蓋42と開口部44との間に施された防水構造について説明する。
図4は、この防水構造の第1の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。同図に示すように、開口部44の周囲には、開口部44を囲うようにしてパッキン収容溝50が形成されている。このパッキン収容溝50の内側と外側には、それぞれ溝52a、52bが形成されており、各溝52a、52bは、開口部44を囲うように形成されている。
一方、電池蓋42の内側面には、電池蓋42を閉じた際、前記パッキン収容溝50に嵌入するパッキン押圧用凸部56と、前記溝52a、52bに嵌入する凸部58a、58bが形成されている。
パッキン収容溝50の内側には、パッキン60が取り付けられている。パッキン60は、電池蓋42が閉じられると、その電池蓋42に形成されたパッキン押圧用凸部56に押圧されて弾性変形し、パッキン収容溝50とパッキン押圧用凸部56との間を密閉し、電池蓋42を密封する。
ここで、このパッキン60が取り付けられたパッキン収容溝50には、パッキン60の防水性能を向上させるため、溝の内側にグリースが塗布されている。
また、パッキン60は、樹脂等の弾性体によって中空状に形成されており、その中空部60aにグリース62が充填されている。そして、その中空部60aに通じる穴60bが外周部に複数形成されている。
以上のように形成された本実施の形態の防水構造では、電池蓋42を閉じると、電池蓋42の内側に形成されたパッキン押圧用凸部56が、パッキン収容溝50に嵌入され、パッキン収容溝50に設けられたパッキン60を押圧する。この結果、パッキン60が弾性変形し、パッキン収容溝50とパッキン押圧用凸部56との間が密閉されて、電池蓋42が密封される(図4(b)参照)。
また、パッキン60がパッキン押圧用凸部56に押圧されて弾性変形することにより、中空部60aに充填されたグリース62が、穴60bを介してパッキン60の外に押し出される。この結果、パッキン収容溝50にグリースが補充される。このグリースの補充は、電池蓋50を開閉するたびに行われる。
このように、本実施の形態の防水構造によれば、電池蓋42を開閉するたびにグリースの補充が行われるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
なお、パッキン60の材質や断面形状、穴60bの形成位置及び数については、特に限定されるものではなく、パッキン60の径などに応じて適宜最適な数の穴を最適な位置に形成することが好ましい。
次に、開口部44と電池蓋42の防水構造の第2の実施の形態について説明する。
図5は、防水構造の第2の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。同図に示すように、開口部44の周囲にパッキン収容溝50と溝52a、52bが形成されている点、電池蓋42にパッキン押圧用凸部56と凸部58a、58bが形成されている点、パッキン収容溝50にパッキン64が取り付けられている点、そのパッキン64がパッキン押圧用凸部56に押圧されて電池蓋42を密封する点については、上記第1の実施の形態の防水構造と同じである。本実施の形態の防水構造では、グリースの補充の方式が上記第1の実施の形態の防水構造と相違している。
図5に示すように、パッキン収容溝50の底面50aには、グリース62を収容するためのグリース収容溝66が形成されている。グリース収容溝66に収容されたグリース62は、図5(b)に示すように、電池蓋42が閉じられた際、パッキン64によってグリース収容溝66に押し出され、パッキン収容溝50に補充される。すなわち、電池蓋42が閉じられると、その電池蓋42に設けられたパッキン押圧用凸部56に押されてパッキン64が弾性変形し、その一部がグリース収容溝66に入り込む。この結果、グリース収容溝66に収容されたグリース62がパッキン収容溝50に押し出され、パッキン収容溝50に補充される。
このように本実施の形態の構成によっても、電池蓋42を開閉するたびにグリースの補充が行われるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
なお、パッキン64は、一般的な構造のものを使用することができ、その材質、断面形状等は、特に限定されないが、弾性変形してグリース収容溝66に押し込める構造とすることが好ましい。
次に、開口部44と電池蓋42の防水構造の第3の実施の形態について説明する。
図6は、防水構造の第3の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。同図に示すように、開口部44の周囲にパッキン収容溝50と溝52a、52bが形成されている点、電池蓋42にパッキン押圧用凸部56と凸部58a、58bが形成されている点、パッキン収容溝50にパッキン64が取り付けられている点、そのパッキン64がパッキン押圧用凸部56に押圧されて電池蓋42を密封する点については、上記第1の実施の形態の防水構造と同じである。本実施の形態の防水構造では、グリースの補充の方式が上記第1の実施の形態の防水構造と相違している。
図6に示すように、パッキン収容溝50の底面には、連通路68が形成されている。この連通路68は、グリース収容部70に連通されている。
グリース収容部70は、筒状に形成されており、その内部にグリース62が充填されている。また、このグリース収容部70には、ピストン72が設けられており、ピストン72は、グリース収容部内を前後移動自在に設けられている。
ピストン72には、ロッド74が連結されており、ロッド74の先端には、先端が半球状に形成された突起部76が固着されている。この突起部76は、ロッド74に通されたスプリング78に付勢されて、電池挿入部46の内壁面46aに形成された穴80から突出している。
以上のように構成された本実施の形態の防水構造によれば、電池挿入部46に電池Bを挿入すると、その電池Bの外周面に押されて、突起部76が穴80の内側に退避する。この突起部76が穴80の内側に向けて退避すると、その移動がロッド74を介してピストン72に伝達され、ピストン72がグリース収容部内を移動する。この結果、グリース収容部70に収容されたグリース62が連通路68を介してパッキン収容溝50に押し出され、グリースがパッキン収容溝50に補充される。
このように本実施の形態の構成によれば、電池Bの交換のたびにグリースの補充が行われるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
次に、開口部44と電池蓋42の防水構造の第4の実施の形態について説明する。
図7は、防水構造の第4の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。同図に示すように、開口部44の周囲にパッキン収容溝50と溝52a、52bが形成されている点、電池蓋42にパッキン押圧用凸部56と凸部58a、58bが形成されている点、パッキン収容溝50にパッキン64が取り付けられている点、そのパッキン64がパッキン押圧用凸部56に押圧されて電池蓋42を密封する点については、上記第1の実施の形態の防水構造と同じである。本実施の形態の防水構造では、グリースの補充の方式が上記第1の実施の形態の防水構造と相違している。
図7に示すように、パッキン収容溝50の底面には、連通路82が形成されている。この連通路82は、グリース収容部84に連通されている。
グリース収容部84は、筒状に形成されており、その内部にグリース62が充填されている。また、このグリース収容部84には、ピストン86が設けられており、ピストン86は、グリース収容部内を前後移動自在に設けられている。
ピストン86には、ロッド88が連結されており、ロッド88は、ロックツメ90に連結されている。このロックツメ90は、電池挿入部46に挿入された電池Bの先端面に係合して、電池Bをロックする部材であり、ロッド88に通されたスプリング92に付勢されて、電池挿入部46の入口部にスライド自在に設けられている。
以上のように構成された本実施の形態の防水構造の作用は次のとおりである。上記のように、電池挿入部46には、ロックツメ90が設けられているため、電池Bを電池挿入部46に挿入する場合は、ロックツメ90をスライドさせ、入口部から退避させる。この際、ロックツメ90の移動が、ロッド88を介してピストン86に伝達され、ピストン86がグリース収容部内を移動する。この結果、グリース収容部84に収容されたグリース62が連通路82を介してパッキン収容溝50に押し出され、グリースがパッキン収容溝50に補充される。
なお、電池Bを電池挿入部46に挿入した後は、ロックツメ90をスプリング92の付勢力で元の位置に戻させる。これにより、ロックツメ90が電池Bの先端面に係合し、電池挿入部46に挿入された状態でロックされる。
このように本実施の形態の構成によれば、電池Bの交換のたびにグリースの補充が行われるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
次に、開口部44と電池蓋42の防水構造の第5の実施の形態について説明する。
図8は、この防水構造の第5の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。同図に示すように、開口部44の周囲には、開口部44を囲うようにしてパッキン押圧用凸部94が形成されている。
一方、電池蓋42の内側面には、電池蓋42を閉じた際、前記パッキン押圧用凸部94が嵌入するパッキン収容溝96が形成されている。このパッキン収容溝96の内側には、パッキン64が取り付けられている。パッキン64は、電池蓋42が閉じられると、その開口部44の周囲に形成されたパッキン押圧用凸部94に押圧されて弾性変形し、パッキン収容溝96とパッキン押圧用凸部94との間を密閉して、電池蓋42を密封する。また、このパッキン64が取り付けられたパッキン収容溝96には、パッキン64の防水性能を向上させるため、溝の内側にグリースが塗布されている。
電池蓋42に形成されたパッキン収容溝96の底面には、連通路98が形成されている。この連通路98は、グリース収容部100に連通されている。
グリース収容部100は、筒状に形成されており、その内部にグリース62が充填されている。また、このグリース収容部100には、ピストン102が設けられており、ピストン102は、グリース収容部内を前後移動自在に設けられている。
ピストン102には、ロッド104が連結されており、ロッド104は、ヒンジ106に連結されている。ここで、このヒンジ106は、軸108を支点にして揺動自在に設けられており、電池蓋42は、このヒンジ106にスライド自在に設けられている。電池蓋42を開閉する際は、電池蓋42をヒンジ106に対してスライドさせ、図示しないロック部材によるロックを解除する。
以上のように形成された本実施の形態の防水構造の作用は次のとおりである。
上記のように、電池蓋42を開ける場合は、電池蓋42をヒンジ106に対してスライドさせてロックを解除する。同様に電池蓋42を閉める場合は、電池蓋42をヒンジ106に対してスライドさせてロックする。
このように、電池蓋42をヒンジ106に対してスライドさせると、ピストン102がグリース収容部内を相対的に移動する。この結果、グリース収容部100に収容されたグリース62が連通路98を介してパッキン収容溝96に押し出され、グリースがパッキン収容溝96に補充される。
このように本実施の形態の構成によれば、電池蓋42を開閉するたびにグリースの補充が行われるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
以上一連の実施の形態で説明したように、本発明によれば、電池蓋42の開閉動作又は電池Bの入れ替え動作によって、グリースが自動的にパッキン収容溝に補充されるため、グリース切れを起こすことがない。これにより、高い防水機能を継続的に維持することができる。
なお、上記実施の形態では、本発明を電池蓋の防水構造に適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。このほか、メモリカードや端子などの蓋が備えられている場合には、その蓋の防水構造にも適用することができる。
また、本発明の適用は、デジタルカメラに限定されるものではなく、防水を要する他の機器にも同様に適用することができる。
本発明が適用されたデジタルカメラの構成を示す正面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの構成を示す背面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの構成を示す底面斜視図 防水構造の第1の実施の形態の要部の構成を示す断面図 防水構造の第2の実施の形態の要部の構成を示す断面図 防水構造の第3の実施の形態の要部の構成を示す断面図 防水構造の第4の実施の形態の要部の構成を示す断面図 防水構造の第5の実施の形態の要部の構成を示す断面図
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ストロボ、18…ファインダ窓、20…シャッタボタン、22…電源スイッチ、24…モニタ、26…ファインダ接眼部、28…モードスイッチ、30…マクロボタン、32…ズームレバー、34…ストロボボタン、36…フォトモードボタン、38…MENU/OKボタン、40…BACKボタン、42…電池蓋、44…開口部、46…電池挿入部、48…メモリカードスロット、50…パッキン収容溝、52a、52b…溝、54…ヒンジ、56…パッキン押圧用凸部、58a、58b…凸部、60…パッキン、60a…中空部、62…グリース、64…パッキン、66…グリース収容溝、68…連通路、70…グリース収容部、72…ピストン、74…ロッド、76…突起部、78…スプリング、80…穴、82…連通路、84…グリース収容部、86…ピストン、88…ロッド、90…ロックツメ、92…スプリング、94…パッキン押圧用凸部、96…パッキン収容溝、98…連通路、100…グリース収容部、102…ピストン、104…ロッド、106…ヒンジ、108…軸

Claims (5)

  1. 蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、
    前記パッキンが、中空状に形成されて、該中空部にグリースが充填されるとともに、外周部に前記中空部に通ずる穴が複数形成され、
    前記蓋が閉じられて、前記パッキンが前記蓋に設けられた凸部に押圧されると、前記パッキンの外周部に形成された穴から前記中空部内のグリースが前記パッキンの外周部に押し出されて、前記溝部内に補充されることを特徴とする防水構造。
  2. 蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、
    前記溝部の底面に凹部が形成されるとともに、該凹部にグリースが充填され、
    前記蓋が閉じられて、前記パッキンが前記蓋に設けられた凸部に押圧されると、前記パッキンによって前記凹部内のグリースが押し出され、前記溝部内に補充されることを特徴とする防水構造。
  3. ヒンジによって開閉自在に設けられた蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、
    前記溝部に連通され、グリースが収容されたグリース収容部と、
    前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、
    前記ヒンジの運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする防水構造。
  4. 蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、
    前記溝部に連通され、グリースが充填されたグリース収容部と、
    前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、
    付勢部材に付勢されて、前記開口部の内側に突出して設けられ、前記開口部内に物品が入れられると、該物品の外周面に押圧されて退避する突起部と、
    前記突起部の運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする防水構造。
  5. 蓋で開口部を閉じると、前記蓋の内面に設けられた凸部が、前記開口部の周囲に形成された溝部に嵌入して、該溝部内にグリースを介して配置されたパッキンを押圧し、前記開口部と前記蓋との間を密封する防水構造において、
    付勢部材に付勢されて、前記開口部の内側に出没自在に設けられ、前記開口部の内側に収容された物品の頂部に係合して、前記開口部の内側に収容された物品をロックするロック部材と、
    前記溝部に連通され、グリースが充填されたグリース収容部と、
    前記グリース収容部内を往復動して、前記グリース収容部に収容されたグリースを前記溝部に補充するピストン部材と、
    前記ロック部材の運動を前記ピストン部材に伝達して、前記ピストン部材を往復動させる駆動伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする防水構造。
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