JPH05218206A - 集積回路装置 - Google Patents
集積回路装置Info
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- JPH05218206A JPH05218206A JP5627392A JP5627392A JPH05218206A JP H05218206 A JPH05218206 A JP H05218206A JP 5627392 A JP5627392 A JP 5627392A JP 5627392 A JP5627392 A JP 5627392A JP H05218206 A JPH05218206 A JP H05218206A
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- terminal
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集積回路装置を連続動作テストにかける際、
新たに入力端子を追加する必要がないようにする。 【構成】 テスト端子30に入力される信号を含む第1
内部信号線37と、フロート端子31に入力される信号
を含む第2内部信号線38との組合わせにもとづいて少
なくとも通常動作モードと連続動作テストモードを判定
して、通常動作モード時に上記第1出力バッファ40
a,45a,および第2出力バッファ50aをドライブ
状態とし、連続動作テストモード時に上記両バッファ4
0a又は45a,50aのいずれか一方をドライブ状態
として内部論理回路15の出力を取込んで出力するよう
にし、他をハイインピーダンス状態とするとともに、全
出力オンモードを判定して第1,第2出力バッファ40
a,50aをドライブ状態とする制御手段41,46,
51を備え、かつ全出力オンモードの判定にもとづき第
1の入力端子34に供給される信号を選択して上記第
1,第2出力バッファ40a,45a,50aに供給す
る選択回路54,59,63を設けた。
新たに入力端子を追加する必要がないようにする。 【構成】 テスト端子30に入力される信号を含む第1
内部信号線37と、フロート端子31に入力される信号
を含む第2内部信号線38との組合わせにもとづいて少
なくとも通常動作モードと連続動作テストモードを判定
して、通常動作モード時に上記第1出力バッファ40
a,45a,および第2出力バッファ50aをドライブ
状態とし、連続動作テストモード時に上記両バッファ4
0a又は45a,50aのいずれか一方をドライブ状態
として内部論理回路15の出力を取込んで出力するよう
にし、他をハイインピーダンス状態とするとともに、全
出力オンモードを判定して第1,第2出力バッファ40
a,50aをドライブ状態とする制御手段41,46,
51を備え、かつ全出力オンモードの判定にもとづき第
1の入力端子34に供給される信号を選択して上記第
1,第2出力バッファ40a,45a,50aに供給す
る選択回路54,59,63を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOS集積回路装置等
の集積回路装置の連続動作テストを簡単に行うための集
積回路装置の追加機能に関するものである。
の集積回路装置の連続動作テストを簡単に行うための集
積回路装置の追加機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集積回路装置の一例を図5ないし
図9を用いて説明する。図5は従来の集積回路装置の一
例を示す概略構成図である。図において、1は従来の集
積回路装置としてのMOS集積回路装置、2はこのMO
S集積回路装置の動作に必要な種々の信号を入力するた
めの複数かつ所定数設けられた入力端子、3は内部論理
回路15の演算結果のデータを出力するための出力端
子、4は双方向端子、5は入力端子2に接続された入力
バッファ、6は出力端子に接続された第1出力バッファ
6aを有する第1出力回路、7は入力バッファ7bとと
もに共通の双方向端子4に接続された第2出力バッファ
7aを有する第2出力回路、8は第1,第2出力バッフ
ァ6a,7aに接続されこの第1,第2出力バッファ6
a,7aの出力状態を制御する信号を供給するための出
力制御信号線、14はこの第1,第2出力バッファ6
a,7aに内部論理回路15の演算結果のデータ信号を
供給するための出力データ信号線である。ここで、上記
双方向端子4の第2出力回路7は、図6に示すように、
外部から印加される信号を内部回路へ伝えるための入力
バッファ7bと内部回路からの信号を外部へ伝えるため
の出力バッファ7aとから成る。また、上記第1,第2
の出力バッファ6a,7aは例えば相補型MOSトラン
ジスタで図7に示すように構成される。図において、9
はインバータ、10はNANDゲート、11はNORゲ
ート、12は最終段のPMOSトランジスタ、13は最
終段のNMOSトランジスタである。
図9を用いて説明する。図5は従来の集積回路装置の一
例を示す概略構成図である。図において、1は従来の集
積回路装置としてのMOS集積回路装置、2はこのMO
S集積回路装置の動作に必要な種々の信号を入力するた
めの複数かつ所定数設けられた入力端子、3は内部論理
回路15の演算結果のデータを出力するための出力端
子、4は双方向端子、5は入力端子2に接続された入力
バッファ、6は出力端子に接続された第1出力バッファ
6aを有する第1出力回路、7は入力バッファ7bとと
もに共通の双方向端子4に接続された第2出力バッファ
7aを有する第2出力回路、8は第1,第2出力バッフ
ァ6a,7aに接続されこの第1,第2出力バッファ6
a,7aの出力状態を制御する信号を供給するための出
力制御信号線、14はこの第1,第2出力バッファ6
a,7aに内部論理回路15の演算結果のデータ信号を
供給するための出力データ信号線である。ここで、上記
双方向端子4の第2出力回路7は、図6に示すように、
外部から印加される信号を内部回路へ伝えるための入力
バッファ7bと内部回路からの信号を外部へ伝えるため
の出力バッファ7aとから成る。また、上記第1,第2
の出力バッファ6a,7aは例えば相補型MOSトラン
ジスタで図7に示すように構成される。図において、9
はインバータ、10はNANDゲート、11はNORゲ
ート、12は最終段のPMOSトランジスタ、13は最
終段のNMOSトランジスタである。
【0003】また、上記入力端子2は複数かつ所定数設
けられるが、一般に次のような機能を有する各端子、例
えばテスト端子,フロート端子,入力端子,リセット端
子,クロック端子を含んでいる。テスト端子は出荷前の
製品試験において効率的に試験を行うために使用する入
力信号であり、出荷後の実使用時にはネゲート側に固定
される。使用例としては、この入力をアサートすること
により通常は観測できない内部信号線の値をいずれかの
出力信号線に出力することや、回路初期化時にこの入力
信号をアサートすることにより、製品に組み込んだセル
フテストルーチンの実行を行わせることなどがある。集
積回路装置はこれらの使用目的に適合するように構成さ
れている。フロート端子は、集積回路装置の全出力端子
と全双方向端子の出力を禁止させるための入力信号で、
第1の用途としては、集積回路装置を組み込んだボード
の配線のテストをする場合に集積回路装置の出力信号に
よりテストが影響を受けることがないようにあらかじめ
集積回路装置の出力をオフさせるために用い、2番目の
用途としては、組み込んだボードの上で集積回路装置が
故障してしまった時に、集積回路装置の出力をすべてオ
フして故障の影響をなくした上で、バックアップ用の回
路によって故障した集積回路装置の動作と同様の動作を
行わせるために用いる。入力端子は、集積回路装置の入
力信号の内の1つであり、通常時の使われ方を特に限定
していない。例えば集積回路装置がマイクロプロセッサ
であった場合、この入力端子に入力される信号として
は、バスサイクルのタイミングを取るための入力信号や
バス権の調停を行うための入力信号、割り込み信号等が
考えられ、そのどれでもかまわない。通常複数設けられ
る。リセット端子は、集積回路装置を初期化するための
入力信号であり、この端子を外部からアサート状態にす
ることにより集積回路装置をあらかじめ定義された初期
状態に設定する。(内部にラッチ等の保持回路を持つ集
積回路装置では、通常電源を投入しただけでは内部状態
が定まらないため、希望の動作を行う前に確定した状態
に設定してやることが必要である。)クロック端子は、
集積回路装置の動作の基準となるクロック入力信号で、
他の入力信号のサンプリングや集積回路装置の内部状態
の更新および出力信号の変化の多くは、クロック入力信
号の変化に同期して起こる。
けられるが、一般に次のような機能を有する各端子、例
えばテスト端子,フロート端子,入力端子,リセット端
子,クロック端子を含んでいる。テスト端子は出荷前の
製品試験において効率的に試験を行うために使用する入
力信号であり、出荷後の実使用時にはネゲート側に固定
される。使用例としては、この入力をアサートすること
により通常は観測できない内部信号線の値をいずれかの
出力信号線に出力することや、回路初期化時にこの入力
信号をアサートすることにより、製品に組み込んだセル
フテストルーチンの実行を行わせることなどがある。集
積回路装置はこれらの使用目的に適合するように構成さ
れている。フロート端子は、集積回路装置の全出力端子
と全双方向端子の出力を禁止させるための入力信号で、
第1の用途としては、集積回路装置を組み込んだボード
の配線のテストをする場合に集積回路装置の出力信号に
よりテストが影響を受けることがないようにあらかじめ
集積回路装置の出力をオフさせるために用い、2番目の
用途としては、組み込んだボードの上で集積回路装置が
故障してしまった時に、集積回路装置の出力をすべてオ
フして故障の影響をなくした上で、バックアップ用の回
路によって故障した集積回路装置の動作と同様の動作を
行わせるために用いる。入力端子は、集積回路装置の入
力信号の内の1つであり、通常時の使われ方を特に限定
していない。例えば集積回路装置がマイクロプロセッサ
であった場合、この入力端子に入力される信号として
は、バスサイクルのタイミングを取るための入力信号や
バス権の調停を行うための入力信号、割り込み信号等が
考えられ、そのどれでもかまわない。通常複数設けられ
る。リセット端子は、集積回路装置を初期化するための
入力信号であり、この端子を外部からアサート状態にす
ることにより集積回路装置をあらかじめ定義された初期
状態に設定する。(内部にラッチ等の保持回路を持つ集
積回路装置では、通常電源を投入しただけでは内部状態
が定まらないため、希望の動作を行う前に確定した状態
に設定してやることが必要である。)クロック端子は、
集積回路装置の動作の基準となるクロック入力信号で、
他の入力信号のサンプリングや集積回路装置の内部状態
の更新および出力信号の変化の多くは、クロック入力信
号の変化に同期して起こる。
【0004】動作は次のとおりである。図7に示した第
1,第2出力バッファ6a,7aの一例において、出力
制御信号線8がハイレベルであれば、最終段のPMOS
トランジスタ12およびNMOSトランジスタ13の双
方ともがオフし、端子に対する信号のドライブを行わな
い。この状態をハイインピーダンス状態と呼ぶ。一方、
出力制御信号線8がローレベルの場合、出力データ信号
線14の値がハイレベルならNANDゲート10の出力
はローレベルとなり最終段のPMOSトランジスタ12
がオンし双方向端子4はハイレベルとなり、また出力デ
ータ信号線14がローレベルならNORゲート11の出
力はハイレベルとなり最終段のNMOSトランジスタ1
3がオンし双方向端子4はローレベルとなる。双方向端
子4にハイレベル又はローレベルの出力が現れる状態を
ドライブ状態と呼ぶ。図5に示した集積回路装置1にお
いて、1つの双方向端子4に接続された出力制御信号線
8に伝搬される値は、入力端子2や場合により他の双方
向端子4に入力される信号値、および内部論理回路15
の状態によって決まり、各出力バッファの出力状態を制
御する。内部論理回路15は、入力端子2に入力される
信号と、双方向端子4に入力される信号にもとづいて動
作し、出力端子3に出力される信号値や回路の状態を変
化させる。更に、内部論理回路15は、複数の入力端子
2のうち上記テスト端子を介して供給される信号にもと
づいて、所定のテストモードに設定される。また、出力
端子3,双方向端子4の出力は、複数の入力端子2のう
ち上記フロート端子を介して供給される信号にもとづい
てオフ状態に設定される。
1,第2出力バッファ6a,7aの一例において、出力
制御信号線8がハイレベルであれば、最終段のPMOS
トランジスタ12およびNMOSトランジスタ13の双
方ともがオフし、端子に対する信号のドライブを行わな
い。この状態をハイインピーダンス状態と呼ぶ。一方、
出力制御信号線8がローレベルの場合、出力データ信号
線14の値がハイレベルならNANDゲート10の出力
はローレベルとなり最終段のPMOSトランジスタ12
がオンし双方向端子4はハイレベルとなり、また出力デ
ータ信号線14がローレベルならNORゲート11の出
力はハイレベルとなり最終段のNMOSトランジスタ1
3がオンし双方向端子4はローレベルとなる。双方向端
子4にハイレベル又はローレベルの出力が現れる状態を
ドライブ状態と呼ぶ。図5に示した集積回路装置1にお
いて、1つの双方向端子4に接続された出力制御信号線
8に伝搬される値は、入力端子2や場合により他の双方
向端子4に入力される信号値、および内部論理回路15
の状態によって決まり、各出力バッファの出力状態を制
御する。内部論理回路15は、入力端子2に入力される
信号と、双方向端子4に入力される信号にもとづいて動
作し、出力端子3に出力される信号値や回路の状態を変
化させる。更に、内部論理回路15は、複数の入力端子
2のうち上記テスト端子を介して供給される信号にもと
づいて、所定のテストモードに設定される。また、出力
端子3,双方向端子4の出力は、複数の入力端子2のう
ち上記フロート端子を介して供給される信号にもとづい
てオフ状態に設定される。
【0005】従来のこの種の集積回路装置としてのMO
S集積回路装置1をスクリーニングして初期故障品を選
別するには、高温高電源電圧条件下において故障の発生
を加速する。回路の各ノードで電源電圧による加速の効
果を上げるためには、回路を連続的に動作させて各ノー
ドがハイレベル,ローレベル両方の値を取るようにする
ことが望ましい。MOS集積回路装置1に信号を印加す
るためには外部信号源が用いられる。図5に示したよう
な双方向端子4を有するMOS集積回路装置1では、内
部論理回路15の各ノードがハイレベル,ローレベル両
方の値を取るようにするためには、通常、入力端子2の
みならず双方向端子4にも信号を入力してやる必要があ
る。双方向端子4では端子につながる出力バッファ7a
が上記ドライブ状態となる期間があるため、外部信号源
をハイインピーダンス状態に設定できない場合、出力バ
ッファ7aから外部信号源側へ直流電流が流れ、電力を
消費するとともに意図しない温度上昇が生じるおそれが
ある。
S集積回路装置1をスクリーニングして初期故障品を選
別するには、高温高電源電圧条件下において故障の発生
を加速する。回路の各ノードで電源電圧による加速の効
果を上げるためには、回路を連続的に動作させて各ノー
ドがハイレベル,ローレベル両方の値を取るようにする
ことが望ましい。MOS集積回路装置1に信号を印加す
るためには外部信号源が用いられる。図5に示したよう
な双方向端子4を有するMOS集積回路装置1では、内
部論理回路15の各ノードがハイレベル,ローレベル両
方の値を取るようにするためには、通常、入力端子2の
みならず双方向端子4にも信号を入力してやる必要があ
る。双方向端子4では端子につながる出力バッファ7a
が上記ドライブ状態となる期間があるため、外部信号源
をハイインピーダンス状態に設定できない場合、出力バ
ッファ7aから外部信号源側へ直流電流が流れ、電力を
消費するとともに意図しない温度上昇が生じるおそれが
ある。
【0006】図8は、例えば特開平1−309139号
公報に示されたマイクロコンピュータ装置の模式図であ
り、従来のこの種のMOS集積回路装置を示すものであ
る。上記のような問題を避けるために、図8に示す従来
のMOS集積回路装置1では、双方向端子であるデータ
バス信号端子4に関して、データバス出力制御端子16
を新たに設けて、データバス出力制御端子16にハイレ
ベルの信号を外部から入力すれば、双方向端子であるデ
ータバス信号端子4の出力バッファ7aを内部論理回路
15の状態に無関係にハイインピーダンス状態にするこ
とができるようになっている。
公報に示されたマイクロコンピュータ装置の模式図であ
り、従来のこの種のMOS集積回路装置を示すものであ
る。上記のような問題を避けるために、図8に示す従来
のMOS集積回路装置1では、双方向端子であるデータ
バス信号端子4に関して、データバス出力制御端子16
を新たに設けて、データバス出力制御端子16にハイレ
ベルの信号を外部から入力すれば、双方向端子であるデ
ータバス信号端子4の出力バッファ7aを内部論理回路
15の状態に無関係にハイインピーダンス状態にするこ
とができるようになっている。
【0007】図9は、例えば図8に示したMOS集積回
路装置1を連続動作テストするときの測定系を示す模式
図である。図9に示す試験装置を用いて、図8の従来の
MOS集積回路装置1を連続動作テストする場合の手順
を説明する。MOS集積回路装置1を高温に設定した恒
温槽19に入れ、外部に設けた電源20から電源電圧を
供給し、データバス出力制御端子16にハイレベルの信
号を入力する。この結果、双方向端子であるデータバス
信号端子4の出力バッファ7aはハイインピーダンス状
態になる。外部信号源21から、データバス信号端子
(双方向端子4)および入力端子2に集積回路装置1の
内部論理回路15を動作させるための一連の信号を入力
する。MOS集積回路装置1に信号が正常に入力されて
内部論理回路15が動作していることは、出力端子3に
現れる信号値の変化を、シンクロスコープ22で観測す
ることで確認する。この時、データバス信号端子(双方
向端子4)は内部論理回路15の動作に関係なく出力が
禁止された状態になっているので、外部信号源21がハ
イインピーダンス状態になる機能を持っていなくても、
外部信号源21側へデータバス信号端子(双方向端子
4)を経由して出力バッファ7aから直流的な電流が流
れることを避けることができ、消費電力の増加と温度上
昇を防ぐことができる。
路装置1を連続動作テストするときの測定系を示す模式
図である。図9に示す試験装置を用いて、図8の従来の
MOS集積回路装置1を連続動作テストする場合の手順
を説明する。MOS集積回路装置1を高温に設定した恒
温槽19に入れ、外部に設けた電源20から電源電圧を
供給し、データバス出力制御端子16にハイレベルの信
号を入力する。この結果、双方向端子であるデータバス
信号端子4の出力バッファ7aはハイインピーダンス状
態になる。外部信号源21から、データバス信号端子
(双方向端子4)および入力端子2に集積回路装置1の
内部論理回路15を動作させるための一連の信号を入力
する。MOS集積回路装置1に信号が正常に入力されて
内部論理回路15が動作していることは、出力端子3に
現れる信号値の変化を、シンクロスコープ22で観測す
ることで確認する。この時、データバス信号端子(双方
向端子4)は内部論理回路15の動作に関係なく出力が
禁止された状態になっているので、外部信号源21がハ
イインピーダンス状態になる機能を持っていなくても、
外部信号源21側へデータバス信号端子(双方向端子
4)を経由して出力バッファ7aから直流的な電流が流
れることを避けることができ、消費電力の増加と温度上
昇を防ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の集積回路装置
は、以上のように構成されていたので、双方向端子4の
出力バッファ7aを集積回路装置の外部から制御可能に
するために図8,図9に示したデータバス出力制御端子
16のごとく新たに1本の制御入力端子を設けることが
必要であり、集積回路装置の製造コストを上げるという
問題点があった。
は、以上のように構成されていたので、双方向端子4の
出力バッファ7aを集積回路装置の外部から制御可能に
するために図8,図9に示したデータバス出力制御端子
16のごとく新たに1本の制御入力端子を設けることが
必要であり、集積回路装置の製造コストを上げるという
問題点があった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、入力端子を新たに追加するこ
となしに連続動作テスト時に双方向端子4の出力バッフ
ァ7aをハイインピーダンス状態とすることができる集
積回路装置を提供することを目的としている。
めになされたものであり、入力端子を新たに追加するこ
となしに連続動作テスト時に双方向端子4の出力バッフ
ァ7aをハイインピーダンス状態とすることができる集
積回路装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る集積回
路装置は、テスト端子30に入力される信号を含む第1
内部信号37と、フロート端子31に入力される信号を
含む第2内部信号38との組合わせにもとづいて少なく
とも通常動作モードと連続動作テストモードを判定し
て、通常動作モード時に第1出力バッファ40a,45
aおよび第2出力バッファ50aをドライブ状態とし、
連続動作テストモード時に両バッファ40a又は45
a,50aのいずれか一方をドライブ状態として内部論
理回路15の出力を取込んで出力するようにし、他をハ
イインピーダンス状態とする制御手段41,46,51
を備えた。
路装置は、テスト端子30に入力される信号を含む第1
内部信号37と、フロート端子31に入力される信号を
含む第2内部信号38との組合わせにもとづいて少なく
とも通常動作モードと連続動作テストモードを判定し
て、通常動作モード時に第1出力バッファ40a,45
aおよび第2出力バッファ50aをドライブ状態とし、
連続動作テストモード時に両バッファ40a又は45
a,50aのいずれか一方をドライブ状態として内部論
理回路15の出力を取込んで出力するようにし、他をハ
イインピーダンス状態とする制御手段41,46,51
を備えた。
【0011】第2の発明に係る集積回路装置は、制御手
段41,46,51は通常動作モードと連続動作テスト
モード以外に全出力オンモードを判定して第1,第2出
力バッファ40a,45a,50aをドライブ状態と
し、この全出力オンモードの判定にもとづき第1の入力
端子34に供給される信号を選択して上記第1,第2出
力バッファ40a,45a,50aに供給する選択回路
54,59,63を設けた。
段41,46,51は通常動作モードと連続動作テスト
モード以外に全出力オンモードを判定して第1,第2出
力バッファ40a,45a,50aをドライブ状態と
し、この全出力オンモードの判定にもとづき第1の入力
端子34に供給される信号を選択して上記第1,第2出
力バッファ40a,45a,50aに供給する選択回路
54,59,63を設けた。
【0012】
【作用】第1の発明に係る集積回路装置では、制御手段
41,46,51は通常動作モード判定時に第1出力バ
ッファ40a,45aおよび第2出力バッファ50aを
ドライブ状態とし、連続動作テストモード判定時に第
1,第2出力バッファ40a又は45a,50aのいず
れか一方をドライブ状態として内部論理回路15の出力
を取り込んで出力し、他をハイインピーダンス状態とす
る。
41,46,51は通常動作モード判定時に第1出力バ
ッファ40a,45aおよび第2出力バッファ50aを
ドライブ状態とし、連続動作テストモード判定時に第
1,第2出力バッファ40a又は45a,50aのいず
れか一方をドライブ状態として内部論理回路15の出力
を取り込んで出力し、他をハイインピーダンス状態とす
る。
【0013】第2の発明に係る集積回路装置では、制御
手段41,46,51は全出力オンモード判定時に第
1,第2出力バッファ40a,45a,50aをドライ
ブ状態とし、選択回路54,59,63は第1の入力端
子34に供給される信号を選択して第1,第2出力バッ
ファ40a,45a,50aに供給する。
手段41,46,51は全出力オンモード判定時に第
1,第2出力バッファ40a,45a,50aをドライ
ブ状態とし、選択回路54,59,63は第1の入力端
子34に供給される信号を選択して第1,第2出力バッ
ファ40a,45a,50aに供給する。
【0014】
【実施例】本発明に係る集積回路装置の一実施例を図1
に示す。図中、図5ないし図9と同じものは同一の符号
を付して説明を省略する。図において、30はテスト端
子、31はフロート端子、32はリセット端子、33は
クロック端子、34は第1の入力端子(他の入力端子は
図示せず)で、これら各端子の機能は従来例において説
明したとおりである。各端子には各々入力バッファ30
a〜34aが接続されている。35は上記リセット端子
32およびクロック端子33側に入力される信号のナン
ドをとるNANDゲート、36は上記テスト端子30に
入力される信号と上記NANDゲート35の出力信号と
が供給されるDラッチ、37はこのDラッチ36の出力
のハイレベルとローレベルが供給される第1内部信号線
である。38は上記フロート端子31側に入力される信
号が供給される第2内部信号線である。39,44は出
力端子(第1出力端子)、40,45はこの出力端子3
9,44に接続された出力バッファ40a,45aと、
この出力バッファ40a,45aの制御入力側に接続さ
れた出力制御信号線40c,45cおよび出力データ信
号線40d,45dとを有する出力回路(第1出力回
路)である。49は双方向端子、50は入力バッファ5
0bとともに双方向端子49に接続された第2出力バッ
ファ50aと、この第2出力バッファ50aの制御入力
側に接続された出力制御信号線50cおよび出力データ
信号線50dとを有する第2出力回路である。41,4
6,51は上記第1,第2出力バッファ40a,45
a,50aの各出力制御信号線40c,45c,50c
に接続されて設けられた制御手段であり、入力側が上記
第1内部信号線37と第2内部信号線38と内部論理回
路15の出力とに接続される。制御手段41は内部論理
回路15からの信号と第2内部信号線38との論理積を
作るANDゲート42とANDゲート42の出力と第1
内部信号線37との論理和(負論理)を作るNORゲー
ト43等から構成され、制御手段46,51は内部論理
回路15からの信号と第1内部信号線37との論理和を
作るORゲート47,52と、このORゲート47,5
2の出力と第2の内部信号線38との論理積(負論理)
を作るNANDゲート48,53等から構成される。こ
の制御手段41,46,51は、上記テスト端子30に
入力される信号を含む第1内部信号線37の信号と、上
記フロート端子31に入力される信号を含む第2内部信
号線38の信号との組合わせにもとづいて通常動作モー
ドと連続動作テストモードを判定して、通常動作モード
時に上記第1出力バッファ40a,45aおよび第2出
力バッファ50aをドライブ状態とし、連続動作テスト
モード時に上記第1出力バッファ40a又は第1出力バ
ッファ45aと第2出力バッファ50aのいずれか一方
をドライブ状態として内部論理回路15の出力を取込ん
で出力するようにし、他をハイインピーダンス状態とす
る(第1の発明)。
に示す。図中、図5ないし図9と同じものは同一の符号
を付して説明を省略する。図において、30はテスト端
子、31はフロート端子、32はリセット端子、33は
クロック端子、34は第1の入力端子(他の入力端子は
図示せず)で、これら各端子の機能は従来例において説
明したとおりである。各端子には各々入力バッファ30
a〜34aが接続されている。35は上記リセット端子
32およびクロック端子33側に入力される信号のナン
ドをとるNANDゲート、36は上記テスト端子30に
入力される信号と上記NANDゲート35の出力信号と
が供給されるDラッチ、37はこのDラッチ36の出力
のハイレベルとローレベルが供給される第1内部信号線
である。38は上記フロート端子31側に入力される信
号が供給される第2内部信号線である。39,44は出
力端子(第1出力端子)、40,45はこの出力端子3
9,44に接続された出力バッファ40a,45aと、
この出力バッファ40a,45aの制御入力側に接続さ
れた出力制御信号線40c,45cおよび出力データ信
号線40d,45dとを有する出力回路(第1出力回
路)である。49は双方向端子、50は入力バッファ5
0bとともに双方向端子49に接続された第2出力バッ
ファ50aと、この第2出力バッファ50aの制御入力
側に接続された出力制御信号線50cおよび出力データ
信号線50dとを有する第2出力回路である。41,4
6,51は上記第1,第2出力バッファ40a,45
a,50aの各出力制御信号線40c,45c,50c
に接続されて設けられた制御手段であり、入力側が上記
第1内部信号線37と第2内部信号線38と内部論理回
路15の出力とに接続される。制御手段41は内部論理
回路15からの信号と第2内部信号線38との論理積を
作るANDゲート42とANDゲート42の出力と第1
内部信号線37との論理和(負論理)を作るNORゲー
ト43等から構成され、制御手段46,51は内部論理
回路15からの信号と第1内部信号線37との論理和を
作るORゲート47,52と、このORゲート47,5
2の出力と第2の内部信号線38との論理積(負論理)
を作るNANDゲート48,53等から構成される。こ
の制御手段41,46,51は、上記テスト端子30に
入力される信号を含む第1内部信号線37の信号と、上
記フロート端子31に入力される信号を含む第2内部信
号線38の信号との組合わせにもとづいて通常動作モー
ドと連続動作テストモードを判定して、通常動作モード
時に上記第1出力バッファ40a,45aおよび第2出
力バッファ50aをドライブ状態とし、連続動作テスト
モード時に上記第1出力バッファ40a又は第1出力バ
ッファ45aと第2出力バッファ50aのいずれか一方
をドライブ状態として内部論理回路15の出力を取込ん
で出力するようにし、他をハイインピーダンス状態とす
る(第1の発明)。
【0015】また、54,59,63は上記第1,第2
出力バッファ40a,45a,50aの各出力データ信
号線40d,45d,50dに接続された選択回路であ
り、上記第1内部信号線37,第2内部信号線38,内
部論理回路15の出力と、上記第1の入力端子34に接
続されるとともに、上記制御手段41,46,51が通
常動作モードと連続動作テストモード以外に全出力オン
モードを判定して第1,第2出力バッファ40a,45
a,50aをドライブ状態としたとき、この全出力オン
モードの判定にもとづき上記第1の入力端子34に供給
される信号を選択して上記第1,第2出力バッファ40
a,45a,50aに供給するためのものである(第2
の発明)。この選択回路54は、上記第1内部信号線3
7と第2内部信号線38との論理積をとるANDゲート
55と、このANDゲート55の出力と第1の入力端子
34に供給される信号との論理積をとるANDゲート5
6と、上記ANDゲート55の出力の否定と内部論理回
路15からの信号との論理積をとるANDゲート57
と、上記ANDゲート56とこのANDゲート57との
論理和をとるORゲート58等から構成され、選択回路
59,63は、第1内部信号線37と第1の入力端子3
4に供給される信号との論理積をとるANDゲート6
0,64と、第1内部信号線37の否定と内部論理回路
15からの信号との論理積をとるANDゲート61,6
5と、上記ANDゲート60,64とこのANDゲート
61,65との論理和をとるORゲート62,66等か
ら構成される。
出力バッファ40a,45a,50aの各出力データ信
号線40d,45d,50dに接続された選択回路であ
り、上記第1内部信号線37,第2内部信号線38,内
部論理回路15の出力と、上記第1の入力端子34に接
続されるとともに、上記制御手段41,46,51が通
常動作モードと連続動作テストモード以外に全出力オン
モードを判定して第1,第2出力バッファ40a,45
a,50aをドライブ状態としたとき、この全出力オン
モードの判定にもとづき上記第1の入力端子34に供給
される信号を選択して上記第1,第2出力バッファ40
a,45a,50aに供給するためのものである(第2
の発明)。この選択回路54は、上記第1内部信号線3
7と第2内部信号線38との論理積をとるANDゲート
55と、このANDゲート55の出力と第1の入力端子
34に供給される信号との論理積をとるANDゲート5
6と、上記ANDゲート55の出力の否定と内部論理回
路15からの信号との論理積をとるANDゲート57
と、上記ANDゲート56とこのANDゲート57との
論理和をとるORゲート58等から構成され、選択回路
59,63は、第1内部信号線37と第1の入力端子3
4に供給される信号との論理積をとるANDゲート6
0,64と、第1内部信号線37の否定と内部論理回路
15からの信号との論理積をとるANDゲート61,6
5と、上記ANDゲート60,64とこのANDゲート
61,65との論理和をとるORゲート62,66等か
ら構成される。
【0016】動作はつぎのとおりである。MOS集積回
路装置1を初期化するためのリセット端子32に入力さ
れる信号がアサートされた時に、テスト端子30に入力
される信号がネゲート状態にあり、クロック端子33に
入力される信号がハイレベルにあれば、Dラッチ36は
リセットされ、第1内部信号線37はローレベルとな
る。一方テスト端子30に入力される信号がアサート状
態であるローレベルにありクロック端子33に入力され
る信号がハイレベルにあれば、Dラッチ36がセットさ
れた第1内部信号線37はハイレベルとなり、以後リセ
ット端子32に入力される信号が再びアサートされるま
でDラッチ36はセット状態に保持され、したがって第
1内部信号線37もハイレベルに保持される。第1内部
信号線37がハイレベルにあることを以後テストモード
にあると呼ぶ。テストモードにあることを示すハイレベ
ルの信号は、第1内部信号線37を介して第1出力バッ
ファ40a,45aを制御する制御手段41,46と、
第2出力バッファ50aを制御する制御手段51とに供
給される。
路装置1を初期化するためのリセット端子32に入力さ
れる信号がアサートされた時に、テスト端子30に入力
される信号がネゲート状態にあり、クロック端子33に
入力される信号がハイレベルにあれば、Dラッチ36は
リセットされ、第1内部信号線37はローレベルとな
る。一方テスト端子30に入力される信号がアサート状
態であるローレベルにありクロック端子33に入力され
る信号がハイレベルにあれば、Dラッチ36がセットさ
れた第1内部信号線37はハイレベルとなり、以後リセ
ット端子32に入力される信号が再びアサートされるま
でDラッチ36はセット状態に保持され、したがって第
1内部信号線37もハイレベルに保持される。第1内部
信号線37がハイレベルにあることを以後テストモード
にあると呼ぶ。テストモードにあることを示すハイレベ
ルの信号は、第1内部信号線37を介して第1出力バッ
ファ40a,45aを制御する制御手段41,46と、
第2出力バッファ50aを制御する制御手段51とに供
給される。
【0017】テストモードでない場合、フロート端子3
1にネゲート状態を示すハイレベルの信号が入力される
と、第2内部信号線38にハイレベルの信号が供給さ
れ、制御手段41,46,51に供給される。各制御手
段41,46,51は内部論理回路15の出力を供給さ
れ、この出力にもとづきANDゲート42,ORゲート
47,52の出力がハイレベルとなるのに応じ、NOR
ゲート43,NANDゲート48,53の出力がローレ
ベルとなり、第1,第2出力バッファ40a,45a,
50aはドライブ状態となる(通常動作モード)。この
とき、上記選択回路54,59,63の各最終ゲートの
出力は内部論理回路15の出力信号値となり、この信号
値が第1,第2出力バッファ40a,45a,50aに
供給される。
1にネゲート状態を示すハイレベルの信号が入力される
と、第2内部信号線38にハイレベルの信号が供給さ
れ、制御手段41,46,51に供給される。各制御手
段41,46,51は内部論理回路15の出力を供給さ
れ、この出力にもとづきANDゲート42,ORゲート
47,52の出力がハイレベルとなるのに応じ、NOR
ゲート43,NANDゲート48,53の出力がローレ
ベルとなり、第1,第2出力バッファ40a,45a,
50aはドライブ状態となる(通常動作モード)。この
とき、上記選択回路54,59,63の各最終ゲートの
出力は内部論理回路15の出力信号値となり、この信号
値が第1,第2出力バッファ40a,45a,50aに
供給される。
【0018】テストモードでない場合、フロート端子3
1にアサート状態を示すローレベルの信号が入力される
と、第2内部信号線38にローレベルの信号が伝搬し、
第1出力バッファ40a,45aに接続された制御手段
41,46と、第2出力バッファ50aに接続された制
御手段51とに供給される。制御手段46,51では、
第2内部信号線38がローレベルであれば、NANDゲ
ート48,53の出力はハイレベルとなり、第1出力バ
ッファ45aおよび第2バッファ50aはハイインピー
ダンス状態となる。また、制御手段41においても、第
2内部信号線がローレベルであることから、ANDゲー
ト42の出力はローレベルとなり、第1内部信号線37
もローレベルであるため、NORゲート43の出力がハ
イレベルとなり、第1出力バッファ40aはハイインピ
ーダンス状態となる(全出力オフモード)。
1にアサート状態を示すローレベルの信号が入力される
と、第2内部信号線38にローレベルの信号が伝搬し、
第1出力バッファ40a,45aに接続された制御手段
41,46と、第2出力バッファ50aに接続された制
御手段51とに供給される。制御手段46,51では、
第2内部信号線38がローレベルであれば、NANDゲ
ート48,53の出力はハイレベルとなり、第1出力バ
ッファ45aおよび第2バッファ50aはハイインピー
ダンス状態となる。また、制御手段41においても、第
2内部信号線がローレベルであることから、ANDゲー
ト42の出力はローレベルとなり、第1内部信号線37
もローレベルであるため、NORゲート43の出力がハ
イレベルとなり、第1出力バッファ40aはハイインピ
ーダンス状態となる(全出力オフモード)。
【0019】一方MOS集積回路装置1がテストモード
にあるときには、第1出力バッファ40aに接続された
制御手段41においては、第2内部信号線38の値によ
らずNORゲート43の出力がローレベルとなり第1出
力バッファ40aがドライブ状態となる。またそれ以外
の第1出力バッファ45a,第2出力バッファ50aに
接続された制御手段46,51においては、第2内部信
号線38がローレベルであれば制御手段4,4の出力が
ハイレベルとなり、第1,第2出力バッファ45a,5
0aがハイインピーダンス状態となり(連続動作試験モ
ード)、第2内部信号線38がハイレベルであれば、第
1,第2出力バッファ45a,50aはドライブ状態と
なる(全出力オンモード)。
にあるときには、第1出力バッファ40aに接続された
制御手段41においては、第2内部信号線38の値によ
らずNORゲート43の出力がローレベルとなり第1出
力バッファ40aがドライブ状態となる。またそれ以外
の第1出力バッファ45a,第2出力バッファ50aに
接続された制御手段46,51においては、第2内部信
号線38がローレベルであれば制御手段4,4の出力が
ハイレベルとなり、第1,第2出力バッファ45a,5
0aがハイインピーダンス状態となり(連続動作試験モ
ード)、第2内部信号線38がハイレベルであれば、第
1,第2出力バッファ45a,50aはドライブ状態と
なる(全出力オンモード)。
【0020】上記連続動作テストモードが選択される
と、双方向端子の出力は内部論理回路の状態によらず禁
止される。またMOS集積回路装置1に信号が正常に印
加されているかどうかを確認するために、少なくとも1
つの出力端子(第1の出力端子39)はオンし、MOS
集積回路装置1の動作状態を示す信号を出力する。この
とき第1の出力端子39から出力される信号の値は内部
論理回路15から信号線を伝搬してきた値である。ま
た、上記全出力オンモードが選択されると、上記選択回
路54,59,63の各最終ゲート(ORゲート58,
62,66)の出力が、第1の入力端子34から供給さ
れる信号の値となり、この信号値が第1,第2出力バッ
ファ40a,45a,50aに供給され、出力端子3
9,44および双方向端子49に現れる。
と、双方向端子の出力は内部論理回路の状態によらず禁
止される。またMOS集積回路装置1に信号が正常に印
加されているかどうかを確認するために、少なくとも1
つの出力端子(第1の出力端子39)はオンし、MOS
集積回路装置1の動作状態を示す信号を出力する。この
とき第1の出力端子39から出力される信号の値は内部
論理回路15から信号線を伝搬してきた値である。ま
た、上記全出力オンモードが選択されると、上記選択回
路54,59,63の各最終ゲート(ORゲート58,
62,66)の出力が、第1の入力端子34から供給さ
れる信号の値となり、この信号値が第1,第2出力バッ
ファ40a,45a,50aに供給され、出力端子3
9,44および双方向端子49に現れる。
【0021】図1に示したMOS集積回路装置1の動作
を図2ないし図4に示す。各図から明らかなように、4
つのモード(通常動作モード,連続動作テストモード,
全出力オンモード,全出力オフモード)が選択される。
これら4つのモードのそれぞれにおいて、各出力端子3
9,44および双方向端子49の出力値は、図2に示す
ようになる。図中、*1は内部論理回路15の動作によ
って決まる出力状態や出力値となることを示し、−は出
力オフ(OFF)であるため出力値を持たないことを示
す。なお、図中のON/OFFの枠内は各端子に接続さ
れた各出力バッファ40a,45a,50aの状態を示
し、ON/OFF枠のONがドライブ状態、OFFがハ
イインピーダンス状態を示す。また、各モードは、ハイ
レベル又はローレベルの上記第1内部信号線37の信号
と第2内部信号線38の信号との組合わせにより図3に
示すように選択される。また、上記制御手段41,4
6,51および各出力バッファの入力側に接続された選
択回路54,59,63等は、図3に示す2つの信号線
37,38で決まるモードにしたがって図2に示した各
端子の出力状態を実現するために、図4に示す値を出力
する。図中*1は、内部論理回路15の動作によって決
まる出力状態や出力値となることを示す。(*1)も選
択回路54,59,63の出力は内部論理回路15の動
作によって決まることを示す。ただし各出力バッファが
ハイインピーダンスでOFFしているために端子には現
れない。
を図2ないし図4に示す。各図から明らかなように、4
つのモード(通常動作モード,連続動作テストモード,
全出力オンモード,全出力オフモード)が選択される。
これら4つのモードのそれぞれにおいて、各出力端子3
9,44および双方向端子49の出力値は、図2に示す
ようになる。図中、*1は内部論理回路15の動作によ
って決まる出力状態や出力値となることを示し、−は出
力オフ(OFF)であるため出力値を持たないことを示
す。なお、図中のON/OFFの枠内は各端子に接続さ
れた各出力バッファ40a,45a,50aの状態を示
し、ON/OFF枠のONがドライブ状態、OFFがハ
イインピーダンス状態を示す。また、各モードは、ハイ
レベル又はローレベルの上記第1内部信号線37の信号
と第2内部信号線38の信号との組合わせにより図3に
示すように選択される。また、上記制御手段41,4
6,51および各出力バッファの入力側に接続された選
択回路54,59,63等は、図3に示す2つの信号線
37,38で決まるモードにしたがって図2に示した各
端子の出力状態を実現するために、図4に示す値を出力
する。図中*1は、内部論理回路15の動作によって決
まる出力状態や出力値となることを示す。(*1)も選
択回路54,59,63の出力は内部論理回路15の動
作によって決まることを示す。ただし各出力バッファが
ハイインピーダンスでOFFしているために端子には現
れない。
【0022】
【発明の効果】第1の発明によれば、上記テスト端子に
入力される信号を含む第1内部信号と、上記フロート端
子に入力される信号を含む第2内部信号との組合わせに
もとづいて少なくとも通常動作モードと連続動作テスト
モードを判定して、通常動作モード時に上記第1出力バ
ッファおよび第2出力バッファをドライブ状態とし、連
続動作テストモード時に上記両バッファのいずれか一方
をドライブ状態として内部論理回路の出力を取込んで出
力するようにし、他をハイインピーダンス状態とする制
御手段を備えたので、双方向端子の出力バッファをハイ
インピーダンス状態にして双方向端子における信号の衝
突を回避し、かつ内部論理回路が動作状態にあることを
モニタするための出力端子の出力バッファをドライブ状
態にする連続動作テストモードを備え、当該モードを選
択するために、新たに当該モード専用の入力端子を追加
する必要がなく、コストの増加を抑えるとともに、通常
動作モードから連続動作テストモードへ、または連続動
作テストモードから通常動作モードへと、テスト端子,
フロート端子へ入力される信号レベルにより簡単かつ即
座にモードが選択され、操作効率のよい集積回路装置が
得られる。
入力される信号を含む第1内部信号と、上記フロート端
子に入力される信号を含む第2内部信号との組合わせに
もとづいて少なくとも通常動作モードと連続動作テスト
モードを判定して、通常動作モード時に上記第1出力バ
ッファおよび第2出力バッファをドライブ状態とし、連
続動作テストモード時に上記両バッファのいずれか一方
をドライブ状態として内部論理回路の出力を取込んで出
力するようにし、他をハイインピーダンス状態とする制
御手段を備えたので、双方向端子の出力バッファをハイ
インピーダンス状態にして双方向端子における信号の衝
突を回避し、かつ内部論理回路が動作状態にあることを
モニタするための出力端子の出力バッファをドライブ状
態にする連続動作テストモードを備え、当該モードを選
択するために、新たに当該モード専用の入力端子を追加
する必要がなく、コストの増加を抑えるとともに、通常
動作モードから連続動作テストモードへ、または連続動
作テストモードから通常動作モードへと、テスト端子,
フロート端子へ入力される信号レベルにより簡単かつ即
座にモードが選択され、操作効率のよい集積回路装置が
得られる。
【0023】第2の発明によれば、制御手段は通常動作
モードと連続動作テストモード以外に全出力オンモード
を判定して第1,第2出力バッファをドライブ状態と
し、上記全出力オンモードの判定にもとづき第1の入力
端子に供給される信号を選択して上記第1,第2出力バ
ッファに供給する選択回路を設けたので、この全出力オ
ンモードを選択し、かつ上記第1の入力端子に一連の信
号を入力する等して、各出力端子および双方向端子の出
力値をモニタすることにより、集積回路装置の動作が正
常であるか否かを簡単にその都度知ることができ、信頼
性の高い集積回路装置が得られる。
モードと連続動作テストモード以外に全出力オンモード
を判定して第1,第2出力バッファをドライブ状態と
し、上記全出力オンモードの判定にもとづき第1の入力
端子に供給される信号を選択して上記第1,第2出力バ
ッファに供給する選択回路を設けたので、この全出力オ
ンモードを選択し、かつ上記第1の入力端子に一連の信
号を入力する等して、各出力端子および双方向端子の出
力値をモニタすることにより、集積回路装置の動作が正
常であるか否かを簡単にその都度知ることができ、信頼
性の高い集積回路装置が得られる。
【図1】本発明に係る集積回路装置の一実施例を示す概
略回路図である。
略回路図である。
【図2】本発明に係る集積回路装置の各モードにおける
端子の出力状態を示す図である。
端子の出力状態を示す図である。
【図3】本発明に係る集積回路装置の第1,第2内部信
号によるモードの選択示す図である。
号によるモードの選択示す図である。
【図4】本発明に係る集積回路装置の制御手段および選
択回路の出力を示す図である。
択回路の出力を示す図である。
【図5】従来の集積回路装置の一例を示す概略回路図で
ある。
ある。
【図6】従来の双方向端子に接続された出力回路の一例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】従来の出力バッファを相補型MOSトランジス
タで構成した一例を示す回路図である。
タで構成した一例を示す回路図である。
【図8】例えば特開平1−309139号公報に示され
たマイクロコンピュータ装置のような従来のこの種の集
積回路装置の一例を示す模式図である。
たマイクロコンピュータ装置のような従来のこの種の集
積回路装置の一例を示す模式図である。
【図9】従来のこの種の集積回路装置を連続動作テスト
するときの測定系の一例を示す模式図である。
するときの測定系の一例を示す模式図である。
1 MOS集積回路装置 15 内部論理回路 30 テスト端子 31 フロート端子 34 第1の入力端子 37 第1内部信号線 38 第2内部信号線 39,44 出力端子 49 双方向端子 40a,45a 第1出力バッファ 50a 第2出力バッファ 41,46,51 制御手段 54,59,63 選択回路
Claims (2)
- 【請求項1】 出力端子に接続された第1出力バッファ
を有する第1出力回路と、入力バッファとともに共通の
双方向端子に接続された第2出力バッファを有する第2
出力回路と、上記第1,第2出力バッファを介して演算
結果のデータを上記出力端子および双方向端子に出力す
る内部論理回路と、この内部論理回路のテストモードを
設定するテスト端子と、上記出力端子,双方向端子の出
力をオフ状態に設定するフロート端子と、入力データを
取り込む第1の入力端子とを備えた集積回路装置におい
て、 上記テスト端子に入力される信号を含む第1内部信号
と、上記フロート端子に入力される信号を含む第2内部
信号との組合わせにもとづいて少なくとも通常動作モー
ドと連続動作テストモードを判定して、通常動作モード
時に上記第1出力バッファ及び第2出力バッファをドラ
イブ状態とし、連続動作テストモード時に上記両バッフ
ァのいずれか一方をドライブ状態として内部論理回路の
出力を取込んで出力するようにし、他をハイインピーダ
ンス状態とする制御手段を備えたことを特徴とする集積
回路装置。 - 【請求項2】 制御手段は通常動作モードと連続動作テ
ストモード以外に全出力オンモードを判定して第1,第
2出力バッファをドライブ状態とし上記全出力オンモー
ドの判定にもとづき第1の入力端子に供給される信号を
選択して上記第1,第2出力バッファに供給する選択回
路を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の集積回
路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5627392A JPH05218206A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5627392A JPH05218206A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05218206A true JPH05218206A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=13022482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5627392A Pending JPH05218206A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05218206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110824994A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-21 | 天津津航计算技术研究所 | 一种应用于航空电热控制系统的输出切换电路 |
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-
1992
- 1992-02-06 JP JP5627392A patent/JPH05218206A/ja active Pending
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