JPH05218041A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05218041A
JPH05218041A JP1583192A JP1583192A JPH05218041A JP H05218041 A JPH05218041 A JP H05218041A JP 1583192 A JP1583192 A JP 1583192A JP 1583192 A JP1583192 A JP 1583192A JP H05218041 A JPH05218041 A JP H05218041A
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JP
Japan
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bump
layer
metal layer
bumps
bonding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1583192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kuzuoka
宏行 葛岡
Susumu Endo
進 遠藤
Yukinori Ishizawa
幸則 石澤
Mitsuhiro Oosawa
満洋 大澤
Tomoyuki Maki
友行 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Integrated Microtechnology Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Integrated Microtechnology Ltd
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Publication date
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Priority to JP1583192A priority Critical patent/JPH05218041A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置に係り,特に,TABによりボン
ディングを行うためのバンプを有する半導体装置に関
し,バンプ高さのばらつきがあっても,全面のバンプに
安定な接合状態が得られるようなバンプの構造を目的と
する。 【構成】 TABによりボンディングを行うためのバン
プ1を有する半導体装置であって,バンプ1は側面にく
びれを有するように構成する。また,前記バンプ1は上
面が四角形で,4つの側面にくびれを有するように構成
する。また,TABによりボンディングを行うためのバ
ンプ1を有する半導体装置であって,バンプ1は少なく
とも2層の金属層を有し,下層の金属層の硬さが上層の
金属層の硬さより低いように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係り,特
に,TABによりボンディングを行うためのバンプを有
する半導体装置に関する。
【0002】近年,半導体装置は高密度化,高性能化と
ともに端子数が増大し,端子間隔が非常に狭くなり,従
来技術であるワイヤボンディング方式では対応できなく
なっている。TAB (Tape Automated Bonding) 方式は
この状況から近年脚光を浴びてきている。
【0003】図7はTABを説明するための模式図で,
1はバンプ,2はSiチップ,41はインナーリード,42
はボンディングツールを表す。TABでは,インナーリ
ード41とバンプ1を接合する工程(ILB工程)におい
て,Siチップ2に形成されたバンプ1とインナーリー
ド41を位置合わせし,ボンディングツール42により加熱
加圧してボンディングを行う。この方式はギャグボンド
方式であるため,ばらつきの少ないバンプ高さ,ばらつ
きの少ないインナーリード厚さを実現することが,安定
した品質を得るためには非常に重要となっている。
【0004】しかし,バンプ数及びインナーリード数は
年々増大しており,いかにバンプ形成技術及びインナー
リード形成技術を進めても,それだけでは接合面の平坦
性を安定に得ることは困難になってきている。
【0005】
【従来の技術】従来のバンプは金(Au)のような単一
の金属またははんだ(PbSn)のような単一の合金で
形成されている。このバンプ形成はめっき,蒸着,熱圧
着などの方法で行われており,高さのばらつきは10μ
mを超える。バンプ1とインナーリード41をフラットな
ボンディングツール42で加熱圧着するILB作業では,
インナーリードとバンプの溶融及び変形量は数μm程度
であり,バンプ高さのばらつきをカバーすることができ
ない状態である。このため,ボンディングツール42から
バンプ1への熱伝導が悪く,溶融不足の不安定な接合状
態となる部分が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み,バンプ高さのばらつきがあったとしても,比較的
その影響を受けずに全面のバンプについて安定な接合状
態が得られるような,バンプの構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるバン
プの第1の実施例を示す斜視図であり,図2乃至図4は
本発明によるバンプの第2乃至第4の実施例を示す断面
図である。
【0008】上記課題は,TABによりボンディングを
行うためのバンプ1を有する半導体装置であって,該バ
ンプ1は側面にくびれを有する半導体装置によって解決
される。また,前記バンプ1は上面が四角形で,4つの
側面にくびれを有する半導体装置によって解決される。
【0009】また,TABによりボンディングを行うた
めのバンプ1を有する半導体装置であって,該バンプ1
は少なくとも2層の金属層を有し,下層の金属層の硬さ
が上層の金属層の硬さより低い半導体装置によって解決
される。
【0010】
【作用】本発明では,TABによりボンディングを行う
ためのバンプ1の側面にくびれが形成されており,上か
ら加熱加圧する時そのくびれの部分に応力が集中するた
め,その部分が大きく変形する。変形量を大きくするこ
とにより,バンプ高さのばらつきが大きくても加熱加圧
後のバンプ高さを揃えることができ,全部のバンプに熱
が十分に伝わり,インナーリードとバンプが均一に溶融
し安定した接合状態が得られるようになる。
【0011】また,側面にくびれを設けることにより,
加熱加圧によりバンプが変形しやすくなるため,ボンデ
ィング荷重が低減できる。これによってバンプ下部の素
子におけるダメージ発生を抑えることができる。
【0012】また,バンプ1は上面が四角形で,4つの
側面にくびれを有する形状に形成すれば,変形量を大き
くすることができ,効果的である。また,バンプは少な
くとも2層の金属層を有し,下層の金属層の硬さが上層
の金属層の硬さより低いように形成すれば,上から加熱
加圧する時,下層の金属層が上層の金属層より機械的強
度が低いため,大きく変形する。即ち,下層の金属層の
部分が前述のくびれの部分と同様の作用をもつことによ
り,バンプ高さのばらつきが大きくても加熱加圧後のバ
ンプ高さを揃えることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明によるバンプの第1の実施例を
示す斜視図であり,1はバンプ,4はバンプ下部,6は
バンプくびれ部,8はバンプ上部を表す。
【0014】バンプ1の材料は,例えば金(Au)で,
バンプ上部8及びバンプ下部4の形状は,ともに平面が
例えば70μm□,高さが例えば10μmである。バン
プくびれ部6の形状は4つの側面にくびれを作る形状
で,断面が例えば50μm□,高さが例えば5μmであ
る。
【0015】バンプくびれ部6の断面積はバンプ上部8
及びバンプ下部4の平面部の面積のほぼ半分となり,上
から加熱加圧するとき,バンプくびれ部に応力が集中し
て変形が大きくなる。
【0016】図2は本発明によるバンプの第2の実施例
を示す断面図であり,第1の金属層11(Au),第2の
金属層12(Pb),第3の金属層13(Au)が順次積層
されている。上面の形状は例えば70μm□,各層の厚
さは,例えば第1の金属層11が10μm,第2の金属層
12が5μm,第3の金属層13が10μmである。
【0017】モース硬さはAuが2.5 〜3,Pbが 1.5
であり,上から加熱加圧するとき,第2の金属層(P
b)の部分の変形が大きくなる。第2の金属層(Pb)
の部分は前述の第1の実施例のくびれの部分と同様の作
用をもっている。
【0018】図3は本発明によるバンプの第3の実施例
を示す断面図であり,第1の金属層21(Au),第2の
金属層22(Pb),第3の金属層23(はんだ),第4の
金属層24(Au)が順次積層されている。上面の形状は
例えば70μm□,各層の厚さは,例えば第1の金属層
21が8μm,第2の金属層22が5μm,第3の金属層23
が5μm,第4の金属層24が7μmである。
【0019】上から加熱加圧するとき,第2の金属層22
(Pb)の変形が大きくなる。図4は本発明によるバン
プの第4の実施例を示す断面図であり,第1の金属層31
(Au),第2の金属層32(Pb),第3の金属層33
(Cu),第4の金属層34(はんだ)が順次積層されて
いる。上面の形状は例えば70μm□,各層の厚さは,
例えば第1の金属層31が10μm,第2の金属層32が5
μm,第3の金属層33が5μm,第4の金属層34が5μ
mである。
【0020】上から加熱加圧するとき,第2の金属層32
(Pb)の変形が大きくなる。バンプの第2の実施例は
3層からなり,バンプの第3,第4の実施例は4層から
なるが,層数をさらにふやしてもよい。要は中間層とし
て上層より硬さの低い金属層または合金層を設けるよう
にして,上から加熱加圧するとき,その中間層の変形が
大きくなるようにすればよい。
【0021】図5(a) 〜(g) は第1の実施例のバンプを
形成する工程順断面図である。以下,これらの図を参照
しながら説明する。 図5(a) 参照 素子の形成されたSiチップ2にバンプ形成用の開口を
有する第1のレジストマスク3を形成する。
【0022】図5(b) 参照 露出するSiチップ面に金(Au)めっきを行う。Au
層4の厚さは,例えば10μmである。
【0023】図5(c) 参照 Au層4の周縁部を覆う第2のレジストマスク5を形成
する。 図5(d) 参照 露出するAu層4に金(Au)めっきを行いAu層6を
形成する。Au層6の厚さは,例えば5μmである。
【0024】図5(e) 参照 第1のレジストマスク3と第2のレジストマスク5を介
して重なるように第3のレジストマスク7を形成する。
【0025】図5(f) 参照 露出するAu層6に金(Au)めっきを行いAu層8を
形成する。Au層8の厚さは例えば10μmで,横方向
にも広がり,Au層4と同じ形状となる。
【0026】図5(g) 参照 第1のレジストマスク3,第2のレジストマスク5,第
3のレジストマスク7を剥離して,Au層4を下部,A
u層6をくびれ部,Au層8を上部とするバンプを完成
する。
【0027】図6(a) 〜(e) は第2の実施例のバンプを
形成する工程順断面図である。以下,これらの図を参照
しながら説明する。 図6(a) 参照 素子の形成されたSiチップ2にバンプ形成用の開口を
有するレジストマスク10を形成する。
【0028】図6(b) 参照 露出するSiチップ面に金(Au)めっきを行う。Au
層11の厚さは,例えば10μmである。
【0029】図6(c) 参照 Au層11の上に鉛(Pb)を蒸着する。Pb層12の厚さ
は,例えば5μmである。
【0030】図6(d) 参照 Pb層12の上に金(Au)をめっきする。Au層13の厚
さは,例えば10μmである。
【0031】図6(e) 参照 レジストマスク10を剥離する。このようにして,Au
層,Pb層,Au層の3層が順に積層されたバンプが形
成される。バンプの第3の実施例,第4の実施例も同様
の方法で形成できる。
【0032】なお,図6(e) に示した3層構成のバンプ
を形成した後,例えば硝酸でPb層をエッチングし側面
にくびれを形成することもできる。このようにして,図
1に示した形状のバンプを形成することもできる。
【0033】さらに,図6(e) に示した3層構成のバン
プに限らず,多層構成のバンプにおいて,ある中間層の
側面を選択的にエッチングすることにより,側面にくび
れを有するバンプを形成することもできる。
【0034】また,バンプを多層構成にしてAuを一部
にだけ使用するようにすれば,安価であるという経済的
な効果も得られる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
バンプを加熱加圧した時つぶれ易い部分を形成しておく
ことにより,TABによるボンディング時のバンプ変形
量を増大させ,インナーリードとバンプの接合状態を全
面にわたって安定化することができる。即ち,高さにば
らつきのあるバンプがボンディング時に変形し,高いバ
ンプは隣接のバンプ高さにならうようになり,高さが安
定化し,その結果全部のバンプに熱が十分に伝わりイン
ナーリードとバンプが均一に溶融し安定した接合が得ら
れる。
【0036】また,バンプが変形しやすいため,ボンデ
ィング荷重を低減でき,これによりバンプ下部にダメー
ジの発生を引き起こさないという効果がある。また,バ
ンプを多層構成にしてAuを一部にだけ使用することに
よる経済的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバンプの第1の実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明によるバンプの第2の実施例を示す断面
図である。
【図3】本発明によるバンプの第3の実施例を示す断面
図である。
【図4】本発明によるバンプの第4の実施例を示す断面
図である。
【図5】(a) 〜(g) は第1の実施例のバンプを形成する
工程順断面図である。
【図6】(a) 〜(e) は第2の実施例のバンプを形成する
工程順断面図である。
【図7】TABを説明するための模式図である。
【符号の説明】
1はバンプ 2はSiチップ 3は第1のレジストマスク 4はAu層であってバンプ下部 5は第2のレジストマスク 6はAu層であってバンプくびれ部 7は第3のレジストマスク 8はAu層であってバンプ上部 10はレジストマスク 11, 13, 21, 24, 31はAu層 12, 22, 32はPb層 23, 34ははんだ層 33はCu層 41はインナーリード 42はボンディングツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石澤 幸則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大澤 満洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 牧 友行 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TABによりボンディングを行うための
    バンプ(1) を有する半導体装置であって,該バンプ(1)
    は側面にくびれを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記バンプ(1) は上面が四角形で,4つ
    の側面にくびれを有することを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 TABによりボンディングを行うための
    バンプ(1) を有する半導体装置であって,該バンプ(1)
    は少なくとも2層の金属層を有し,下層の金属層の硬さ
    が上層の金属層の硬さより低いことを特徴とする半導体
    装置。
JP1583192A 1992-01-31 1992-01-31 半導体装置 Withdrawn JPH05218041A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1583192A JPH05218041A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 半導体装置

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JP1583192A JPH05218041A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 半導体装置

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JPH05218041A true JPH05218041A (ja) 1993-08-27

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ID=11899793

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408