JPH0521801Y2 - - Google Patents

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JPH0521801Y2
JPH0521801Y2 JP8372688U JP8372688U JPH0521801Y2 JP H0521801 Y2 JPH0521801 Y2 JP H0521801Y2 JP 8372688 U JP8372688 U JP 8372688U JP 8372688 U JP8372688 U JP 8372688U JP H0521801 Y2 JPH0521801 Y2 JP H0521801Y2
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grounding contact
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、SF6ガス等の絶縁流体を封入した縮
小形開閉装置の接地開閉器に関するものである。
B 考案の概要 本考案は、最初に抵抗を介して母線を接地し、
その後に直接接地に移行する縮小形開閉装置用接
地開閉器において、 パツフアー用シリンダ内を摺動して直接接地用
コンタクトと接離する移動導体の嵌入部に複数の
貫通孔を形成して中間ノズルを構成するととも
に、移動導体の所要部分の表面に絶縁層を形成す
ることにより、 誘導電流の遮断時に最初に発生したアークが転
移することを防止し、かつ中間ノズルから吹き出
された絶縁ガスによつてアークを吹き消して、固
定コンタクト部分での電流遮断を容易にするとと
もに、アークによる移動導体の損傷を防止するよ
うにしたものである。
C 従来の技術 最近、都市部では、(1)美観を害さない、(2)交通
の支障はない、(3)雷・風水害による故障が少な
く、電力供給の信頼度が高い、(4)人家密集地域に
は特別高圧架空電線路の設置が法令により禁止さ
れている、などの理由により、電力ケーブルによ
る送電が益々多くなつてきた。その場合、縮小形
開閉装置(ガス絶縁開閉装置)が区分点に設置さ
れる。
ところで、ケーブル電線路を接地する場合、送
電線ケーブルに残留電荷がある状態で接地する
と、電荷の急激な移動によりケーブル芯線中に往
復振動性サージが発生し、この芯線サージがケー
ブルのシースにサージとして誘起され、ケーブル
の防食層の絶縁破壊を引き起こす恐れがある。そ
の対策の一つとして抵抗投入方式の接地開閉器の
採用がある。
また、架空送電線引込口に設置される接地開閉
器は、隣接の運転回路(活線)からの電磁誘導、
静電誘導電流を開閉する性能が要求される。
上記事情で、抵抗投入接地と誘導電流開閉の両
方の機能を持つた接地開閉器が要望されることに
なり、第6図に示す構造の開閉器が提案されてい
る(実願昭61−25971号参照)。
即ち、金属容器31内の母線32にリング状の
固定コンタクト33に取り付ける一方、間接接地
用コンタクト34と直接接地用コンタクト35を
同軸状となるよう絶縁性シリンダ36、台座37
などにより支持し、これらを前記固定コンタクト
33と同軸となり、かつ直接接地用コンタクト3
5が中間に位置するように前記金属容器31の内
部に配置し、第一の嵌入部38a,第二の嵌入部
38b及び第三の嵌入部38cを有する移動導体
38を前記シリンダ36などに挿通して各コンタ
クト33,34,35と接離させるようにしたも
のであり、前記間接接地用コンタクト34は抵抗
39を介して接地し、直接接地用コンタクト35
は直接接地している。
このような構造とすることにより、抵抗投入を
行い、電荷の急激な移動を防止してサージを抑制
している。
D 考案が解決しようとする課題 しかし、上記構造では、大きな誘導電流の遮断
時に、たとえ移動導体38の先端のノズルに吹出
流を生じさせて電流を遮断するとしても、遮断に
至るまで移動導体38の中間と直接接地用コンタ
クト35の間にアークが発生し、A1→A2→A3→
A4のようにアークが転移するため、移動導体3
8を損傷させる恐れがある。
本考案の目的は、移動導体を損傷させることな
く、サージ抑制及び誘導電流の遮断を行うことが
できる縮小形開閉装置用接地開閉器を提供するこ
とにある。
E 課題を解決するための手段 本考案は、金属容器内の母線に取り付けられた
固定コンタクトと、この固定コンタクトと同一軸
心を有する間接接地用コンタクトと、前記両コン
タクトの間に同軸状に位置するとともに、両コン
タクトよりも大きい内径寸法を有する直接接地用
コンタクトと、この直接接地用コンタクトと同一
軸心で、かつ同一の内径寸法を有し、前記間接、
直接接地用コンタクトの間に配置されたパツフア
ー用絶縁性シリンダと、先端部、中間部、基端部
に順に前記固定コンタクト、直接接地用コンタク
ト、間接接地用コンタクトへ嵌入するための第
一、第二、第三の嵌入部を有し、第二の嵌入部が
前記シリンダ内に摺動自在に位置するようシリン
ダ等に挿通された移動導体と、この移動導体の第
二の嵌入部に形成された複数の貫通孔よりなる中
間ノズルと、前記移動導体の第一、第二の嵌入部
の間の表面に形成された絶縁層とを具備したこと
を特徴とするものである。
F 作用 直接接地状態から移動導体を開離方向に移動さ
せると、まず移動導体と直接接地用コンタクトの
間に誘導電流によつてアークが発生する。このア
ークは絶縁層が存在するために移動せず、移動導
体の移動に伴つて中間ノズルから吹き出された絶
縁ガスによりアークが吹き消され、電流は抵抗を
流れる電流のみとなる。この結果、固定コンタク
ト部分での電流遮断が容易となる。
一方、接地時には、移動導体を接触方向に移動
させると、直接接地用コンタクトとは十分な絶縁
距離を保持した状態で第一の嵌入部が固定コンタ
クトに接触し、抵抗接地状態となる。この時に充
電電流が抵抗を通つて流れ、放電後に直接接地状
態となる。
G 実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
で、SF6ガス等の絶縁ガスが封入された金属容器
1内に母線2が配設されている。この母線2に形
成された凸部には穴3が穿設されており、穴3の
入口に固定コンタクト4が嵌め込まれている。更
に、この固定コンタクト4よりも入口側には耐弧
メタル5が嵌め込まれている。
前記容器1の前記穴3と対向する位置には貫通
孔6が形成され、この孔6の位置に絶縁性の台座
7を介してコンタクトケース8が固着されてい
る。コンタクトケース8内には間接接地用コンタ
クト9が嵌め込まれている。このコンタクト9は
抵抗体10を介して接地されている。コンタクト
9の上には前記穴3の軸心と一致した状態に絶縁
性パツフアー用シリンダ11が固着されている。
シリンダ11の上にはコンタクトケース12が固
着され、これには前記固定コンタクト4及び間接
接地用コンタクト9よりも内径寸法が大きく、か
つ直接接地された直接接地用コンタクト13と耐
弧メタル14が取り付けられている。
前記絶縁性シリンダ11内には、先端部に前記
固定コンタクト4へ嵌入するための第一の嵌入部
15a、中間部に前記直接接地用コンタクト13
へ嵌入するための第二の嵌入部15b、基端部に
前記間接接地用コンタクト9を有する移動導体1
5が移動自在に、かつ第二の嵌入部15bが内周
面に摺接するように挿通されている。第二の嵌入
部15bには数個の貫通孔16が軸方向と平行に
形成されており、これにより、中間ノズルが構成
される。また、第一の嵌入部15aの先端には耐
弧メタル17が取り付けられている。更に、第
一、第二の嵌入部15a,15bの間の表面に
は、絶縁パイプの装着などにより、絶縁層18が
形成されている。
なお、前記移動導体15には駆動手段(図示せ
ず)が連結されている。
次に、動作について述べる。
(I) 誘導電流の遮断動作 第1図の直接接地状態から移動導体15を下方
向に移動させると、まず第2図のように直接接地
用コンタクト13から第二の嵌入部15bが離れ
るとき、その間にアークが発生する。このアーク
は移動導体15の移動とともに上方向へ転位する
が、移動導体15には絶縁層18が存在するため
上方向へは転位しない。このため、第二の嵌入部
15bが直接接地用コンタクト13から離れると
きに、中間ノズル(貫通孔16)より絶縁流体
(図示点線矢印)が吹き出されてアークが吹き消
される。一方、誘導電流は第3図に矢印で示すよ
うに抵抗体10を流れる。この後、更に移動導体
15が下方向に移動し、固定コンタクト4と第一
の嵌入部15aの間の電流が遮断されて第4図の
状態、即ち「切」状態になる。
() 抵抗投入動作 第4図の非接地状態から移動導体15を上方向
に移動させると、第5図に示すように第一の嵌入
部15aが固定コンタクト4に接触し、抵抗体1
0を介して接地された状態になる。この状態で
は、充電電流は抵抗体10を介して流れ、移動導
体15と直接接地系統部Aの間には必要な絶縁距
離が保持されている。放電後、移動導体15は更
に上方向に移動し、第二の嵌入部15bが直接接
地用コンタクト13に接触して直接接地状態とな
る。
H 考案の効果 以上のように本考案によれば、直接接地用コン
タクトと接離する移動導体の第二の嵌入部に中間
ノズルを形成して絶縁流体を吹き出すようにした
ので、誘導電流の遮断時に移動導体と直接接地系
統部の間で最初に発生するアークを吹き消すこと
ができるようになり、固定コンタクト部分での電
流遮断が容易となつてアーク時間の短縮が図れ
る。また、遮断用の抵抗は抵抗投入接地用の抵抗
を兼用することができる。更に、移動導体中間で
のアーク発生時間が短く、しかも表面に絶縁層が
形成されているため、アークによる移動導体の損
傷を防止できるといつた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係る縮小形開閉装置
用接地開閉器の一実施例を示す断面図、第6図は
従来例を示す断面図である。 1……金属容器、2……母線、4……固定コン
タクト、9……間接接地用コンタクト、10……
抵抗体、11……シリンダ、13……直接接地用
コンタクト、15……移動導体、15a……第一
の嵌入部、15b……第二の嵌入部、15c……
第三の嵌入部、16……貫通孔(ノズル)、18
……絶縁層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属容器内の母線に取り付けられた固定コンタ
    クトと、この固定コンタクトと同一軸心を有する
    間接接地用コンタクトと、前記両コンタクトの間
    に同軸状に位置するとともに、両コンタクトより
    も大きい内径寸法を有する直接接地用コンタクト
    と、この直接接地用コンタクトと同一軸心で、か
    つ同一の内径寸法を有し、前記間接、直接接地用
    コンタクトの間に配置されたパツフアー用絶縁性
    シリンダと、先端部、中間部、基端部に順に前記
    固定コンタクト、直接接地用コンタクト、間接接
    地用コンタクトへ嵌入するための第一、第二、第
    三の嵌入部を有し、第二の嵌入部が前記シリンダ
    内に摺動自在に位置するようシリンダ等に挿通さ
    れた移動導体と、この移動導体の第二の嵌入部に
    形成された複数の貫通孔よりなる中間ノズルと、
    前記移動導体の第一、第二の嵌入部の間の表面に
    形成された絶縁層とを具備したことを特徴とする
    縮小形開閉装置用接地開閉器。
JP8372688U 1988-06-24 1988-06-24 Expired - Lifetime JPH0521801Y2 (ja)

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