JPH0623134Y2 - 接地装置 - Google Patents

接地装置

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JPH0623134Y2
JPH0623134Y2 JP2597286U JP2597286U JPH0623134Y2 JP H0623134 Y2 JPH0623134 Y2 JP H0623134Y2 JP 2597286 U JP2597286 U JP 2597286U JP 2597286 U JP2597286 U JP 2597286U JP H0623134 Y2 JPH0623134 Y2 JP H0623134Y2
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JP2597286U
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JPS62140818U (ja
Inventor
芳往 加藤
信 本間
Original Assignee
株式会社明電舍
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、機構を簡単にした接地装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、最初に抵抗体を介して母線を間接接地させ、
その後に直接接地させる構成の接地装置において、 母線に取り付けられた固定コンタクトと該固定コンタク
トと同一内径寸法を有する間接接地用コンタクトと前記
いずれのコンタクトよりも内径寸法が大きい直接接地用
コンタクトを順に配置し、先端に小径部を有するととも
に基端に大径部を有するシリンダを前記コンタクト内へ
移動可能に具えることにより、 機構を簡単にしたものである。
C.従来の技術 最近、都市部などにおいては、美観を害さず交通に支障
を来たさない、雷や風水害による故障が少なく信頼度が
高い、人家密集地或いは特別高圧電線路の設置が法令に
より禁止されているなどの理由により、地中に埋設した
ケーブルによる電力送電がますます多くなつてきた。
しかして、上述のケーブルを接地する場合、ケーブルに
残留電荷がある状態で接地すると、電荷の急激な移動に
より、ケーブル芯線中に往復振動性サージが発生し、芯
線サージがケーブルのシースにサージとして誘起され、
ケーブルの防食層の絶縁破壊をひき起す場合がある。
これを防止するため、従来は接地装置を第3図で示すよ
うな抵抗投入方式の構成にしている。操作機構1の働き
で回転レバー2が矢印の方向へ回転すると、まず移動導
体3を介してコンタクト5と10とが接続され、母線4
が抵抗体6を介して間接的に接地される。
その後に更に回転レバー2が回転すると、移動導体7を
介してコンタクト8と9とが接続され、母線4が直接に
接地される。なお、母線4等が収納されている接地容器
11内にはSFガス等の絶縁ガスが封入されている。
なお、12a,12bは絶縁ロツド、13は絶縁板であ
る。
D.考案が解決しようとする問題点 上記従来技術によれば、操作機構1から回転レバー2ま
では1系統であるが、接地装置本体は長さの異なる2本
の移動導体3及び7が一定の距離を有して平行に設けら
れた2系統であり、部品点数が多くなるとともに接地装
置自体も大きくなり、さらにコンタクトも4個必要とな
つて機構が複雑であつた。
また、架空送電線引込口に設置される場合には隣接する
活線の影響によつて生じる電磁誘導電流や静電誘導電流
が流れて接地装置を開く際にアークを生じるという欠点
がある。
そこで本考案は、斯かる欠点を解消した接地装置を提供
することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、母線に取
り付けられたリング状の固定コンタクトと、該固定コン
タクトと同一軸心を有しかつ直接に接地された直接接地
用コンタクトと、前記固定コンタクトと前記直接接地用
コンタクトとの間に位置するとともに前記固定コンタク
トと同一軸心同一内径寸法を有しかつ抵抗体を介して間
接に接地された間接接地用コンタクトと、先端部に前記
固定コンタクト及び間接接地用コンタクトへ嵌入するた
めの小径部を有するとともに基端部に前記直接接地用コ
ンタクトへ嵌入するための大径部を有し前記直接接地用
コンタクトと前記間接接地用コンタクトと前記固定コン
タクトとにわたつて移動可能に設けられた導電性のシリ
ンダと、該シリンダの先端に内部から外部へ向かつて形
成された噴射孔と、シリンダの横に設けられて回転駆動
される軸と、当該軸に一端が固着されて他端がピンを介
してシリンダに係合するレバーと、前記シリンダ内に摺
動自在に具えられるとともにロツドを介して前記シリン
ダ外の非可動部材に固定されたピストンとから構成し、
間接接地時に直接接地用コンタクトとシリンダとの間隙
が絶縁距離を確保しうるように直接接地用コンタクトの
内径寸法を他のいずれのコンタクトの内径寸法よりも大
きく設定したことを特徴とする。
F.作用 シリンダの小径部が直接接地用コンタクト及び間接接地
用コンタクトの内部に位置するときには母線は全く接地
されていない状態にある。シリンダを固定コンタクトへ
向かつて移動し、シリンダの先端部を介して固定コンタ
クトと間接接続用コンタクトとが接続されると、母線が
抵抗体を介して間接に接地されたことになる。シリンダ
を更に固定コンタクトへ向かつて移動させるとシリンダ
の大径部が直接接地用コンタクトに当接し、シリンダを
介して固定コンタクトと直接接地用コンタクトが接続さ
れることで母線は直接に接地される。
逆にシリンダが固定コンタクトから離れる際にはシリン
ダとピストンとの間へはいり込んだ絶縁ガス等が圧縮さ
れて噴射口から噴射され、固定コンタクトとシリンダの
先端との間にアークが生じたりするようなことはない。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図に示すように、SFガス等の絶縁ガスが封入さ
れた接地容器16内に母線17が配設されている。母線
17に形成された凸部に穴18が穿設されており、穴1
8の入口に固定コンタクト19が嵌め込まれている。
穴18と対向する位置には、穴18の軸心と一致した状
態に金属筒20が配置され、金属筒20は絶縁性を有す
る台座21を介して接地容器16に固着されている。金
属筒20の上部には順に第一コンタクトケース22、絶
縁リング23、第二コンタクトケース24が固着されて
おり、第一コンタクトケース22の内部には固定コンタ
クト19よりも内径寸法が大きく同一軸心を有する直接
接地用コンタクト25が取り付けられ、第二コンタクト
ケース24の内部には固定コンタクト19と同一軸心同
一内径寸法を有する間接接地用コンタクト26が取り付
けられている。直接接地用コンタクト25は直接に接地
され、一方、間接接地用コンタクト26は抵抗体27を
介して接地されている。直接接地用コンタクト25の内
径寸法を大きくしたのは以下の理由による。母線17が
間接接地されているときにはシリンダ28と直接接地用
コンタクト25との間が絶縁されていなければならない
一方、シリンダ28と直接接地用コンタクト25との間
には大きな電圧がかかる。このため、この両者間で絶縁
を保持する目的でシリンダ28と直接接地用コンタクト
25との間に十分な絶縁距離を確保する必要がある。こ
のため、直接接地用コンタクト25の内径寸法を他のコ
ンタクトの内径寸法よりも大きくしたのである。
金属筒20の内部には、先端部に固定コンタクト19及
び間接接地用コンタクト26へ嵌入するための小径部2
8aを有するとともに基端部に直接接地用コンタクト2
5へ嵌入するための大径部28bを有するシリンダ28
が納められている。このシリンダ28は、直接接地用コ
ンタクト25から固定コンタクト19へ向かつて移動可
能になつており、導電性材料から作られている。シリン
ダ28を図中上下方向へ移動させるため、以下のように
構成されている。金属筒20の外周面にステー29が取
り付けられ、ステー29には軸30が回動自在に支持さ
れている。この軸30には絶縁性のレバー31の一端が
固着され、レバー31の他端に形成された長孔32には
シリンダ28と一体のピン33が挿通されている。軸3
0には軸30を往復回動させるための駆動手段(図示せ
ず)が連結されている。
そして、このシリンダ28の先端には、内部から外部へ
向かつて噴射孔34が形成されており、シリンダ28の
内部には摺動自在にピストン35が具えられている。ピ
ストン35はロツド36に固着され、ロツド36はシリ
ンダ28の外部まで導かれて非可動部材としての台座2
1に固着されている。
次に、斯かる接地装置の作用を説明する。
第1図に示すような接地されていない状態から図示しな
い駆動手段によつてレバー31を右方向へ回動させる
と、まず固定コンタクト19と間接接地用コンタクト2
6とがシリンダ28の小径部28aを介して接続され、
母線17が抵抗体27を介して接地されたことになる。
このとき、シリンダ28と直接接地用コンタクト25と
の間には十分な間隙があるので、これらの両者間での絶
縁は確保される。更にレバー31を右方向へ回動させる
と、シリンダ28の大径部28bが直接接地用コンタク
ト25に当接し、電流が固定コンタクト19からピスト
ン28を介して直接接地用コンタクト25へと流れ、直
接に接地されたことになる。つまり、最初は抵抗体27
を介して接地され、その後に直接に接地される。
母線17の接地状態から接地を解除するにはレバー31
を左方向へ回動させればよい。すると、最初にシリンダ
28の大径部28bが直接接地用コンタクト25から離
れ、次に小径部28aの先端が固定コンタクト19から
離れる。前記のように隣接活線の影響があつて接地時に
母線17からシリンダ28へ誘導電流が流れていた場合
は、固定コンタクト19と小径部28aとが離れる際に
アークが生じるが、本考案ではアークは生じない。つま
り、ピストン35が固定されているので、シリンダ28
内へ予め吸い込まれたSFガス等がシリンダ28の図
中下方への移動によつて圧縮されて第2図のように噴射
口34からアークへ向かつて噴射され、アークの発生が
防止される。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、母線に取り付けら
れた固定コンタクトと該固定コンタクトと同一内径寸法
を有すると共に抵抗体を介して接地された間接接地用コ
ンタクトと前記コンタクトよりも内径寸法が大きく直接
に接地された直接接地用コンタクトを順に配置し、先端
に小径部を有するとともに基端に大径部を有するシリン
ダを前記コンタクト内へ移動可能に具えたので、接地装
置の機構が簡単であり故障が少ない。また、シリンダに
噴射口を形成するとともにシリンダ内にピストンを具え
ているので、固定コンタクトからシリンダが離れて接地
が解除される際に噴射口から固定コンタクトへ向かつて
絶縁ガスが噴射され、固定コンタクトとシリンダとの間
にアークが生じることはない。更に、直接接地用コンタ
クトの内径寸法を他のコンタクトの内径寸法よりも大き
くしたので、母線を間接接地したときの直接接地用コン
タクトとシリンダとの間での絶縁が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案による接地装置の実施例に係
り、第1図は非接地状態を示す断面図、第2図は接地解
除の際の状態を示す断面図、第3図は従来の接地装置の
断面図である。 17……母線、19……固定コンタクト、25……直接
接地用コンタクト、26……間接接地用コンタクト、2
7……抵抗体、28a……小径部、28b……大径部、
28……シリンダ、30……軸、31……レバー、33
……ピン、34……噴射口、35……ピストン、36…
…ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】母線に取り付けられたリング状の固定コン
    タクトと、該固定コンタクトと同一軸心を有しかつ直接
    に接地された直接接地用コンタクトと、前記固定コンタ
    クトと前記直接接地用コンタクトとの間に位置するとと
    もに前記固定コンタクトと同一軸心同一内径寸法を有し
    かつ抵抗体を介して間接に接地された間接接地用コンタ
    クトと、先端部に前記固定コンタクト及び間接接地用コ
    ンタクトへ嵌入するための小径部を有するとともに基端
    部に前記直接接地用コンタクトへ嵌入するための大径部
    を有し、前記直接接地用コンタクトと前記間接接地用コ
    ンタクトと前記固定コンタクトとにわたって移動可能に
    設けられた導電性のシリンダと、該シリンダの先端に内
    部から外部へ向かって形成された噴射孔と、シリンダの
    横に設けられて回転駆動される軸と、当該軸に一端が固
    着されて他端がピンを介してシリンダに係合するレバー
    と、前記シリンダ内に摺動自在に具えられるとともにロ
    ッドを介して前記シリンダ外の非可動部材に固定された
    ピストンとから構成し、間接接地時に直接接地用コンタ
    クトとシリンダとの間隙が絶縁距離を確保しうるように
    直接接地用コンタクトの内径寸法を他のいずれのコンタ
    クトの内径寸法よりも大きく設定したことを特徴とする
    接地装置。
JP2597286U 1986-02-25 1986-02-25 接地装置 Expired - Lifetime JPH0623134Y2 (ja)

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JP2597286U JPH0623134Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25 接地装置

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Publication Number Publication Date
JPS62140818U JPS62140818U (ja) 1987-09-05
JPH0623134Y2 true JPH0623134Y2 (ja) 1994-06-15

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