JPH05217748A - コイルの構造 - Google Patents

コイルの構造

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JPH05217748A
JPH05217748A JP4757892A JP4757892A JPH05217748A JP H05217748 A JPH05217748 A JP H05217748A JP 4757892 A JP4757892 A JP 4757892A JP 4757892 A JP4757892 A JP 4757892A JP H05217748 A JPH05217748 A JP H05217748A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
coil
bobbin
shaped
circuit board
Prior art date
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Pending
Application number
JP4757892A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kawabe
政年 川辺
Kenichi Sowa
健一 曽和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP4757892A priority Critical patent/JPH05217748A/ja
Publication of JPH05217748A publication Critical patent/JPH05217748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 E字状コア中央突起に導線を巻回したボビン
を遊嵌し、少なくとも前記中央突起外周面とボビン内周
面との間を接着剤にて固定したタイプのコイルに於い
て、これをプリント板に実装し動作させた際、プリント
基板との間に生ずるビビリ振動を除去することを目的と
する。 【構成】ボビンのプリント板への接着面をプリント板と
対向するコア底面より突出せしめ、コア底面とプリント
板表面との接触を断つ構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル、殊にプリント板
に表面実装するに適し、しかも高周波電界を印加した際
プリント板との間に発生することの少なくないビビリ振
動を抑圧し得るコイル或はトランスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプリント板に実装する小型コイ
ル或はトランスとしては図4に示す如きものが広く使用
されている。即ち、E字型断面を有する一対のフェライ
ト・コア1、2の中央突起3、4に導線5を巻回したボ
ビン6を遊嵌し、前記ボビン6の基部7から突出するリ
−ド8、8−−−に前記導線の端部を接続するものであ
る。
【0003】このような構造を有する従来のコイル或は
トランスは、まずE字型コア1の中央突起3に導線5を
巻回したボビン6を嵌め込んだ後他のE字型コア2の中
央突起4をボビン6の中央孔に挿入し、然る後に対とな
ったE字型コア1、2の外周をテ−プ9で巻き締めた上
で前記E字型コア1、2の両側突起当接端面間に毛管現
象による吸込みを期待し得る瞬間接着剤10、11を注
入して一対のコアを密着固定せしめ、更にコア1、2と
ボビン6との固定の為該ボビン6のフランジとE字型コ
ア2の張出部との間隙にエポキシ系接着剤の如き充填効
果のある接着剤12を注入するという極めて手間のかか
る製法を用いていた。
【0004】しかしながら斯る構造を有する従来のコイ
ルは前記テ−プ9の巻き締めの程度をコントロ−ルする
ことが困難である為前記E字型コア接合面間隙に微妙な
差を保持したまま固定される故、製品間のインダクタン
スにバラツキが多いのみならずこれをプリント板に実装
する場合、殊に表面実装せんとしてリフロ−工程にかけ
ると、該工程の過熱によって前記E字型コア1、2を接
合していた瞬間接着剤10、11による接合面が剥利し
コア間の密接が破れる為コイルのインダクタンスが実装
前に比して大幅に低下し電子回路が所望の特性を呈しな
い或は機能を失うという重大な欠陥があった。
【0005】上述した如き従来のコイルの欠陥を改善す
る為、本願発明者は特願平3−164939に於いて前
記E字型コア1、2の中央突起端面を含むその外周面と
ボビン6内周面との間隙に耐熱性接着剤を充填すること
によってテ−プ9による巻締め等を必要とせずしてイン
ダクタンスのバラツキが極めて少ないコイルの製造が可
能であることを開示した。しかしながら上述の如き改良
されたコイルにあっても、それ以前の製品ほどはなはだ
しくはないものの、高周波印加に伴うコイル自身の振動
がプリント基板との共振を発生することが少なくなく前
記E字型コア底面とプリント板との間に薄いクッション
を介在させる等の対策を必要としていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は上述した如き従来のコイルが有
する欠陥を除去すべくなされたものであって、リフロ−
によってプリント板に実装してもインダクタンスにバラ
ツキを生じないと共に高周波印加時、即ち動作時ビビリ
振動を発生することのない構造を有するコイル或はトラ
ンスを提供せんとするものである。
【0007】
【発明の概要】上述の目的を達成する為、本発明に係る
コイルは基本的にコイルのコアを構成する一対のE字型
コアのコイル・ボビンを遊嵌する中央突起の端面当接部
を含む外周面と前記ボビン内周面との間に接着剤、一般
には耐熱性接着剤を充填したコイルに於いて、前記E字
型コアのプリント板と対向する面と前記ボビンのコイル
・リ−ド端子のプリント板への接着面との間に段差を与
え、前記E字型コア底面がプリント板表面に接触しない
ような構造としたものである。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面に示した実施例によって詳
細に説明する。本発明の理解を助ける為、まず本発明を
適用すべきコイルの構造について少しく解説する。図2
(a)乃至(c)は夫々本発明を適用すべきコイルの構
造を示す平面一部破断図、正面断面図及び側面断面図で
ある。本図において、1及び2は対をなすE字型フェラ
イトコアであってその中央突起3、4に導線5を巻回し
たボビン6を遊嵌せしめると共に前記ボビン6の基部7
から突出するリ−ド8、8−−−二膳軌道線5の端部を
接続するという基本構造は従来のコイルとまったく同様
である。
【0009】本発明を適用せんとするコイルが従来のそ
れと異なる点はテ−プによって前記両コア1、2を巻き
締めることを行わず、代わりにまずコア1の中央突起3
にボビン6を遊嵌せしめた後前記ボビン6の内壁空間に
アクリル系接着剤の如く耐熱性と充填性とを併せもつ接
着剤13を適量注入し然る後に他のコア2の中央突起4
を前記ボビン6に挿入し両コアの中央及び両側突起の端
面を一致せしめた上で所定の圧力にてクランプし、所定
時間過熱するという製法を用いるものである。
【0010】斯くすることによって耐熱性接着剤13は
基本的に前記コア1、2の中央突起3、4外周面とコア
6の内壁との間に充填されこれら三者を機械的に固定す
ることになる為、接着時のクランプ条件を一定に保てば
インダクタンスのバラツキが生じないと云う特長を有す
と共に従前のコイルの如くリフロ−時の過熱によってボ
ビンとコアとの固定が緩み高周波印加時ビビリ振動が増
幅されると云った欠陥は解消したもののプリント板に実
装した後、プリント板との間で共振現象を発生する場合
が少なからず存在したこと前述の通りである。この問題
を解決する為、本発明に係るコイルは基本的に図1
(a)乃至(c)に示す如き構成をとる。即ち図1のコ
イルに於いては実質的に面一であったプリント板と対向
するE字型コア1の底面20よりボビン6のプリント板
に実装した際E字型コア1の底面20がプリント板面に
接触することがないようにする。斯くすることによって
このコイルをプリント板に実装し高周波を印加してもプ
リント板と間で共振する如き現象は実質的に解消した。
【0011】この理由を明快に説明することは困難であ
るが、コアを含めたコイル自体の微細な振動がコアに比
して剛性の低い、即ち比較的フレキシブルなボビン脚部
にて吸収されコア底面を介して直接プリント板に伝達し
ないことによるものと考えられる。
【0012】以上、最も一般的なE字型コアをペアとし
て使用するコイルについて説明したが、本発明はこれの
みに限定されるものではなく、例えば図3に示す如くE
字型コア1と平板状コア14とを組合わせたコアを用い
るコイルにも適用可能なことは自明であろう。又、コア
とボビンとの接着手法もE字型コア中央突起端面を接着
する代りにコア両側突起端面及びコア中央突起外周面と
ボビン内周面の間を接着することによってコア中央突起
中の磁束を乱さないようにすることも効果的である。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るコイルは上述した如き構造
を有するものであるから、その製造工程を勘案するには
まず製造に要する工数の大幅な低下に伴いコストが低下
すると共に製品間のインダクタンスのバラツキ減少によ
る歩留の向上によって更に製造単価の低減が可能となる
こともすることながら、これを殊に昇圧トランス等に適
用すれば、本発明を適用する従来の改良されたコイルに
於いても解消が困難でああったコイルとプリント基板と
の間の共振に伴うビビリ振動を実質的に除去し得る故、
プリント板へのコイル実装前後での余分な対策を要しな
いから、本発明に係るコイルを実装する電子回路の製造
コスト低減に著しい効果を奏する。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的実施例を示す図であって(a)
はその平面一部破断図、(b)は正面断面図、(c)は
側面断面図である。
【図2】本発明を適用すべき改良されたコイルの構造を
示す図であって、(a)はその平面一部破断図、(b)
は正面断面図、(c)は側面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面断面図。
【図4】従来のコイルの構造を示す図であって(a)は
その平面一部破断図、(b)は正面断面図、(c)は側
面断面図。
【0015】
【符号の説明】
1、2及び14−−−E字型、3、4−−−コアの中央
突起 5−−−線輪、6−−−ボビン、13−−−接着剤 14−−−平板状コア、20−−−コアの底面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線を巻回したボビンをE字型断面を有
    するコア(以下E字型コアと称する)の中央突起に遊嵌
    すると共に少なくとも前記ボビン内壁面と前記E字型コ
    ア中央突起の外周面との間隙に接着剤を充填したコイル
    に於いて、前記E字型コアのプリント板と対向する面と
    前記ボビンに設けたコイル・リ−ド端子のプリント板へ
    の接着面と間に段差を与え前記E字型コアとプリント板
    表面との接触を断つようにしたことを特徴とするコイル
    の構造。
  2. 【請求項2】 前記E字型コアを一対とし、夫々の中央
    突起端面をも接着剤にて固定したことを特徴とする請求
    項1記載のコイルの構造。
  3. 【請求項3】 前記E字型コアと対になるコアが平板状
    コアであることを特徴とする請求項1記載のコイルの構
    造。
  4. 【請求項4】 前記E字型コア同志或はE字型コアと平
    板状コアとを前記E字型コア両側突起端面で接着剤にて
    接着したことを特徴とする請求項1記載のコイルの構
    造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066683A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル部品
US20140132382A1 (en) * 2012-11-09 2014-05-15 Ford Global Technologies, Llc Inductor assembly
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