JPH08203751A - 電子機器用コイル部品 - Google Patents

電子機器用コイル部品

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JPH08203751A
JPH08203751A JP7011512A JP1151295A JPH08203751A JP H08203751 A JPH08203751 A JP H08203751A JP 7011512 A JP7011512 A JP 7011512A JP 1151295 A JP1151295 A JP 1151295A JP H08203751 A JPH08203751 A JP H08203751A
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shaped magnetic
coil bobbin
shaped
coil
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坂本守
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁心の磁歪及び磁力による強制振動等による
コイル部品本体の振動及び振動音を低減する電子機器用
コイル部品を提供する。 【構成】 E形磁心8、9は側磁脚12、13同士が対
向して合わせ目Sで密着接合し、側面部を接着剤19で
接着固定されている。コイルボビン25は垂直方向の寸
法がE形磁心の長さとの関係で僅かに短くなっており、
上鍔22とE形磁心8のヨーク部14の内側面との間に
は通電時に生じる振動振幅Wより大きな隙間Cが設けら
れている。またE形磁心9のヨーク部14の内側面とコ
イルボビンの下鍔23の底面は接着剤29により密着固
定されている。故に、下側のE形磁心9はヨーク部14
及び中央磁脚11が振動の固定端となり、上側のE形磁
心8は上鍔22との間に振動振幅幅Wより大きな隙間C
があるので、強制振動が発生してもE形磁心8が上鍔2
2に接触することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁心を装着したトラン
ス、チョークコイル等の電子機器用コイル部品の構造に
関し、特に通電時に磁心に生じる振動を抑えて振動音や
実装基板への振動の伝達を防止するコイル部品の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器用コイル部品の作製は所謂ドラ
ム形の面実装用トランスにおいては一般に図3の組立例
を説明するための斜視図から判るように、内側にE形磁
心10の中央磁脚11が嵌挿される嵌挿孔4が形成され
るとともに外側に巻線6が捲回される直立の角筒状の巻
枠本体1と、該巻枠本体1を上下両端にて狭装する上鍔
2及び下鍔3と、前記下鍔3に配設された電極端子7
と、を有するコイルボビン5に巻線6を施して前記電極
端子7に半田接続するとともに、二個のE形磁心8、9
を前記コイルボビン5に上下向かい合わせに矢印のよう
に装着することにより日形閉磁路が構成されている。
【0003】次に、この上からワックス、ワニス及び他
コーティング材等を充分に含浸させて磁心、コイルボビ
ン及び巻線の固定を行い製品とする。
【0004】また、磁心同士または磁心とコイルボビン
の固定を樹脂製接着剤にて固定した後、上記含浸(コー
ティング)を行う場合もある。
【0005】図4は上記のようにして組み立てられた面
実装用トランス20を図3のA方向から見た側面図であ
る。
【0006】図中、E形磁心8、9は接着剤19で対向
する側磁脚13の合わせ面の側面部が接着固定されると
ともに接着剤17、18で各々上鍔2、下鍔3に固定さ
れている。
【0007】尚、上記磁心10の組み合わせとしては、
中央磁脚11と、この両側に平行に配置された側磁脚1
2、13と、前記中央磁脚11の一端側と前記側磁脚1
2、13の一端側とを互いに連結するヨーク部14と、
から成る平面形状がE字形状のE形磁心8、9を二個互
いに磁脚同士を対向させてコイルボビン5の嵌挿孔4に
中央磁脚11が挿入されるように嵌装する場合が多い
が、他にE形磁心と短冊状のI形磁心とを組み合わせて
上記同様の日形閉磁路を構成する場合もある。
【0008】ところで、トランスの場合は、図5の
(A)の磁心の組み合わせを示す模式図から判るように
インダクタンス調整のために磁脚同士を対向させて組み
合わせたE形磁心における中央磁脚11の対向する面間
にはギャップGが設けられている。
【0009】また、チョークコイルの場合には交流電流
を流した場合に磁心の磁気飽和が起こらないようにする
ためにギャップGが上記トランス同様に設けられてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子機器用
コイル部品の構造においては、前記ギャップGがあるた
めに、E形磁心10が通電時に磁心の磁歪及び磁力によ
る強制振動が発生し、このため上下のE形磁心8、9の
ヨーク部14が図5の(B)の振動の状態を示す模式図
における破線・実線で示されるように振幅W/2で上下
に振動する。
【0011】即ち、一般にニッケル、コバルト、鉄合金
等は磁化されると変形し、逆に歪力を与えるとその磁化
状態に変化を起こすが、この現象を磁気歪(ひずみ)現
象という。磁界Hを加えることによってHの方向に延び
たり縮んだりする(矢印で示す振動F)のである(上記
現象を特に磁気ジュール効果という)。
【0012】また、対向する中央磁脚面は反対磁極N
極、S極になっており、互いに引き合う磁力によって強
制振動が生じるのである。
【0013】上記交流磁界における磁心の振動はコイル
ボビンの上鍔、下鍔に小刻みに接触するのでコイルボビ
ンひいては実装基板までも振動が伝達して、これらを共
振させることになって実装基板上の他の電子部品や回路
に悪影響を与えるという問題点がある。
【0014】また、上記コイルボビンまたは実装基板の
振動の周波数が可聴域である場合は振動音として聴こえ
ることになり耳障りとなる。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、磁心の振動を直接コイルボビンに伝えにくくし
た構造の電子機器用コイル部品を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)内側に
E形磁心の中央磁脚が嵌挿される嵌挿孔が形成されると
ともに外側に巻線が捲回される直立の巻枠本体と、該巻
枠本体を上下両端にて狭装する上鍔及び下鍔と、前記下
鍔に配設された電極端子と、を有するコイルボビンに巻
線を施して前記電極端子に半田接続するとともに、二個
のE形磁心を前記コイルボビンに上下向かい合わせに装
着することにより日形閉磁路が構成される電子機器用コ
イル部品において、前記コイルボビンの上側のE形磁心
と下側のE形磁心との接合を側磁脚の合わせ目側面で接
着剤にて固定するとともに上側のE形磁心の中央磁脚と
側磁脚とを連結するヨーク部とコイルボビンの上鍔との
間に通電時に生じるE形磁心の振動振幅より大きな隙間
を設け、且つ下側のE形磁心のヨーク部内側面とコイル
ボビンの下鍔底面が接着剤によって接着固定されている
ことを特徴とする電子機器用コイル部品を提供すること
により、(2)また、内側にE形磁心の中央磁脚が嵌挿
される嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線が捲回さ
れる直立の巻枠本体と、該巻枠本体を上下両端にて狭装
する上鍔及び下鍔と、前記下鍔に配設された電極端子
と、を有するコイルボビンに巻線を施して前記電極端子
に半田接続するとともに、E形磁心とI形磁心を前記コ
イルボビンに上下向かい合わせに装着することにより日
形閉磁路が構成される電子機器用コイル部品において、
前記E形磁心とI形磁心との接合を側磁脚のI形磁心と
の合わせ目側面で接着剤にて固定するとともにE形磁心
の中央磁脚と側磁脚とを連結するヨーク部とコイルボビ
ンの上鍔との間に通電時に生じる該E形磁心の振動振幅
より大きな隙間を設け、且つE形磁心のヨーク部内側面
とコイルボビンの下鍔底面が接着剤によって接着固定さ
れていることを特徴とする電子機器用コイル部品を提供
することにより、(3)また、内側にE形磁心の中央磁
脚が嵌挿される嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線
が捲回される直立の巻枠本体と、該巻枠本体を上下両端
にて狭装する上鍔及び下鍔と、前記下鍔に配設された電
極端子と、を有するコイルボビンに巻線を施して前記電
極端子に半田接続するとともに、二個のE形磁心を前記
コイルボビンに上下向かい合わせに装着することにより
日形閉磁路が構成される電子機器用コイル部品におい
て、上側及び下側のE形磁心の中央磁脚と側磁脚とを連
結するヨーク部とコイルボビンの上鍔及び下鍔との間に
通電時に生じる当該E形磁心の振動振幅より大きな隙間
を設けるとともに、前記上側及び下側のE形磁心同士を
中央磁脚及び側磁脚の合わせ目側面で接着剤にて接着固
定し、且つコイルボビンと上下E形磁心との固定が巻枠
本体外側の前記側磁脚の合わせ目側面の接着剤にて同時
にコイルボビンの下鍔と接着固定されていることを特徴
とする電子機器用コイル部品を提供することにより、上
記目的を達成するものである。
【0017】
【作用】本発明においては、E形磁心とコイルボビンと
の組み合わせ構造が従来と異なり、向かい合わせに組み
合わせたE形磁心双方を直接コイルボビンに接着固定す
るのではなく、下側のE形磁心、即ち基板実装側(電極
端子が配設された方の鍔から嵌装するE形磁心)のヨー
ク部内側面を下鍔の底面に接着固定する。且つ、上鍔の
ヨーク部内側面は上鍔の上面との間に従来よりも大き
く、且つ予想される磁歪や磁力によるヨーク部の振動振
幅W/2よりも大きな隙間Cを設けて磁歪や磁力による
振動が生じてもコイルボビンの上鍔に接触しないように
構成されている。
【0018】したがって、下側のヨーク部は振動の固定
端となり、上側のE形磁心はヨーク部が振動の自由端と
なって振動エネルギーは上方へ開放されることになり、
直接コイルボビンに伝わらないことになる。
【0019】上記事情はE形磁心とI形磁心の組み合わ
せにおいても同様に構成できる。
【0020】また、E形磁心同士の組み合わせにおい
て、振動の固定端を磁心接合部分にすることができる。
【0021】即ち、中央磁脚のギャップG部分を接着剤
で埋めて接着固定し、且つ上下のE形磁心のヨーク部内
側面と上下鍔の上面、底面との間に振動振幅よりも大き
な隙間Cを双方に設けておくのである。且つ、コイルボ
ビンとの接着固定は側磁脚合わせ目側面の接合と同時に
鍔部分に接着剤を渡して接着する構成とするのである。
【0022】上記場合は振動モードが強制変更されて、
上側、下側それぞれのE形磁心のヨーク部が振動の自由
端となる。
【0023】そして、隙間Cの存在によって該ヨーク部
の振動は直接的にはコイルボビンに伝達されないのであ
る。
【0024】
【実施例】本発明に係わる実施例を図1〜図4の図面に
基いて詳細に説明する。尚、従来と同様構造の部分につ
いては同符号にて示すこととする。
【0025】図1の(A)は本発明の請求項1に係わる
電子機器用コイル部品におけるE形磁心二個を組み合わ
せた構造(EーEタイプ)の磁心とコイルボビンの巻枠
本体との関係を説明するための模式図であり、(B)は
上記通電時のE形磁心の振動を示す模式図である。
【0026】図2の(A)は本発明の請求項2に係わる
電子機器用コイル部品におけるE形磁心とI形磁心を組
み合わせた構造(EーIタイプ)の磁心とコイルボビン
の巻枠本体との関係を説明するための模式図であり、
(B)は本発明の請求項3に係わる電子機器用コイル部
品におけるE形磁心二個を組み合わせた構造(EーEタ
イプ)の磁心とコイルボビンの巻枠本体との第二の関係
を説明するための模式図である。
【0027】先ず、本発明で使用する構成部品について
説明すると、使用するコイルボビンはフェノール樹脂、
エポキシ樹脂、ジアリル樹脂、ポリエステル樹脂、液晶
ポリマーナイロン系樹脂、ポリアミド、PBT、PE
T、PPS、ユリア樹脂、メラミン樹脂等の合成樹脂を
射出成形して作られる。尚、本発明は電子機器用のコイ
ル部品が対象であって、その大きさは数十ミリ四方であ
り小型の部類に属する。
【0028】また、本発明で使用するE型、I型等の各
磁心の材料はフェライト、珪素鋼板、パーマロイ、圧粉
磁心、アモルファス合金等の磁性材料が対象となるが、
通常は加工の容易さ(切削加工)、価格の点でフェライ
ト(ニッケル亜鉛系フェライト、マンガン亜鉛系フェラ
イト等)が適当であろう。
【0029】また、使用する接着剤は熱硬化性樹脂系、
熱可塑性樹脂系、ゴム系等種々のものが考えられ適宜選
択されるべきものである。
【0030】次に、図1の(A)において、E形磁心
8、9は側磁脚12、13同士が対向して合わせ目Sで
密着接合し、合わせ目Sの側面部を接着剤19で接着固
定されていることは従来と同様であり、また中央磁脚1
1同士の対向する面の間にはギャップGが存することも
従来と同じである。
【0031】一方、コイルボビン25は基本的な構造は
前記従来のコイルボビン5と同等であるが、垂直方向の
寸法(換言すれば巻枠本体の長さ)がE形磁心の側磁脚
の長さとの関係で従来よりも僅かに短くなっており、上
鍔22と上側のE形磁心8のヨーク部14の内側面との
間には通電時に生じる振動振幅Wより大きな隙間Cが設
けられている。
【0032】また同時に下側のE形磁心9のヨーク部1
4の内側面とコイルボビンの下鍔23の底面は接着剤2
9により密着固定されている。
【0033】したがって、図1の(B)に示されるよう
に下側のE形磁心9は従来のようにヨーク部14及び中
央磁脚11が自由振動することがなく、通電時には振動
の固定端となる。
【0034】一方、上側のE形磁心8はヨーク部の内側
面と上鍔22の上面との間に振動振幅上下幅Wより大き
な隙間Cがあるので、通電時に磁歪や磁力による強制振
動が発生してもE形磁心8が上鍔22に接触することは
なく、自由振動のエネルギーはコイルボビン25に直接
伝わることなく空間へ放出されるのである。
【0035】上記事情はE形磁心とI形磁心の組み合わ
せにおいても同様である。
【0036】即ち、図2の(A)は上記EーIタイプの
電子機器用コイル部品31の場合の通電時の振動を破線
で示しているが、下側にあるI形磁心31とコイルボビ
ン25の下鍔23底面が接着剤29で密着固定されて振
動の固定端となり、上側のE形磁心35のヨーク部36
が自由端として上下に振動しても隙間Cによって直接コ
イルボビン25に接触することはなく、振動がコイルボ
ビン25に伝わらないのである。尚、E形磁心35とI
形磁心31は側面にて接着剤37にて接着固定されてい
る。
【0037】さらに、前述のE形磁心8、9同士の組み
合わせにおいて、振動の固定端は下側E形磁心9のヨー
ク部14に限る必要はなく、例えば中央磁脚11同士間
のギャップGを従来のようなワックスやワニス等の柔ら
かい材質を含浸するのみでなく、予め前記ギャップGを
充填するように接着剤38によって中央磁脚11同士を
接合固定し、同時にコイルボビン45との接着固定を側
磁脚12、13同士の合わせ目側面の接合と同時に接着
剤19にて行い、且つ上下双方のE形磁心8、9におけ
るヨーク部14と上下鍔42、43との間にも隙間C′
を設けた構成としてもよい。
【0038】上記構成の場合は振動モードが強制変更さ
れて、上側、下側それぞれのE形磁心のヨーク部が振動
の自由端となる。
【0039】以上のように、本発明における電子機器用
コイル部品は通電時の磁歪や磁力による磁心の振動が直
接コイルボビンに伝達しないように意識的に振動の固定
端、自由端を設定する点、及び自由振動するE形磁心の
ヨーク部とコイルボビンとの間に設けた隙間Cの設定に
特徴を有する。この構造によってコイル部品本体や実装
基板の共振が低減され、また共振音の防止が図られるの
である。
【0040】尚、本発明の主眼とするところは上記点に
あるのであって、コイルボビンの各部の子細な形状の異
同は問題とならず、コイル部品としての付加的部品(カ
バー、テーピング等)の有無も本発明の作用に影響しな
いことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】本発明に係わる電子機器用コイル部品
は、上記のように構成されているため、 (1)通電時における磁歪や磁力による磁心の強制振動
がコイルボビンひいては実装基板に伝達されるのを低減
し、共振による振動音を抑えるという優れた効果を有す
る。
【0042】(2)通電時のコイル部品の振動による実
装基板の電子回路への悪影響を防止できるというという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の請求項1に係わる磁心とコ
イルボビンの巻枠本体との関係を説明するための模式図
であり、(B)は上記通電時のE形磁心の振動を示す模
式図である。
【図2】 (A)は本発明の請求項2に係わる磁心とコ
イルボビンの巻枠本体との関係を説明するための模式図
であり、(B)は本発明の請求項3に係わる磁心とコイ
ルボビンの巻枠本体との関係を説明するための模式図で
ある。
【図3】 従来のドラム形の面実装用トランスにおける
組立例を説明するための斜視図である。
【図4】 上記のようにして組み立てられた面実装用ト
ランスを図3のA方向から見た側面図である。
【図5】 (A)は従来のコイル部品の磁心の組み合わ
せを示す模式図であり、(B)は上記磁心の振動の状態
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 巻枠本体 2、22 上鍔 3、23 下鍔 4 嵌挿孔 5、25、45 コイルボビン 6 巻線 7 電極端子 8 上側のE形磁心 9 下側のE形磁心 10 E形磁心 11 中央磁脚 12、13 側磁脚 14、36 ヨーク部 15 ヨーク部の内側面 17、18、19、29、37、38 接着剤 20 面実装用トランス G ギャップ C、C′ 隙間 W 振動振幅 S 合わせ目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側にE形磁心の中央磁脚が嵌挿される
    嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線が捲回される直
    立の巻枠本体と、該巻枠本体を上下両端にて狭装する上
    鍔及び下鍔と、前記下鍔に配設された電極端子と、を有
    するコイルボビンに巻線を施して前記電極端子に半田接
    続するとともに、二個のE形磁心を前記コイルボビンに
    上下向かい合わせに装着することにより日形閉磁路が構
    成される電子機器用コイル部品において、前記コイルボ
    ビンの上側のE形磁心と下側のE形磁心との接合を側磁
    脚の合わせ目側面で接着剤にて固定するとともに上側の
    E形磁心の中央磁脚と側磁脚とを連結するヨーク部とコ
    イルボビンの上鍔との間に通電時に生じるE形磁心の振
    動振幅より大きな隙間を設け、且つ下側のE形磁心のヨ
    ーク部内側面とコイルボビンの下鍔底面が接着剤によっ
    て接着固定されていることを特徴とする電子機器用コイ
    ル部品。
  2. 【請求項2】 内側にE形磁心の中央磁脚が嵌挿される
    嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線が捲回される直
    立の巻枠本体と、該巻枠本体を上下両端にて狭装する上
    鍔及び下鍔と、前記下鍔に配設された電極端子と、を有
    するコイルボビンに巻線を施して前記電極端子に半田接
    続するとともに、E形磁心とI形磁心を前記コイルボビ
    ンに上下向かい合わせに装着することにより日形閉磁路
    が構成される電子機器用コイル部品において、前記E形
    磁心とI形磁心との接合を側磁脚のI形磁心との合わせ
    目側面で接着剤にて固定するとともにE形磁心の中央磁
    脚と側磁脚とを連結するヨーク部とコイルボビンの上鍔
    との間に通電時に生じる該E形磁心の振動振幅より大き
    な隙間を設け、且つE形磁心のヨーク部内側面とコイル
    ボビンの下鍔底面が接着剤によって接着固定されている
    ことを特徴とする電子機器用コイル部品。
  3. 【請求項3】 内側にE形磁心の中央磁脚が嵌挿される
    嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線が捲回される直
    立の巻枠本体と、該巻枠本体を上下両端にて狭装する上
    鍔及び下鍔と、前記下鍔に配設された電極端子と、を有
    するコイルボビンに巻線を施して前記電極端子に半田接
    続するとともに、二個のE形磁心を前記コイルボビンに
    上下向かい合わせに装着することにより日形閉磁路が構
    成される電子機器用コイル部品において、上側及び下側
    のE形磁心の中央磁脚と側磁脚とを連結するヨーク部と
    コイルボビンの上鍔及び下鍔との間に通電時に生じる当
    該E形磁心の振動振幅より大きな隙間を設けるととも
    に、前記上側及び下側のE形磁心同士を中央磁脚及び側
    磁脚の合わせ目側面で接着剤にて接着固定し、且つコイ
    ルボビンと上下E形磁心との固定が巻枠本体外側の前記
    側磁脚の合わせ目側面の接着剤にて同時にコイルボビン
    の下鍔と接着固定されていることを特徴とする電子機器
    用コイル部品。
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