JPH05217534A - コンピュータ断層撮影のためのx線管 - Google Patents

コンピュータ断層撮影のためのx線管

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JPH05217534A
JPH05217534A JP4212294A JP21229492A JPH05217534A JP H05217534 A JPH05217534 A JP H05217534A JP 4212294 A JP4212294 A JP 4212294A JP 21229492 A JP21229492 A JP 21229492A JP H05217534 A JPH05217534 A JP H05217534A
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JP
Japan
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deflection
ray tube
focus
end position
tube according
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JP4212294A
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Johannes Ebersberger
エベルスベルガー ヨハネス
Heinrich Stoehr
シユテール ハインリツヒ
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Original Assignee
Siemens AG
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ断層撮影用X線管の熱負荷容量
を高める。 【構成】 X線管が電子線24の発生のための陰極1
5、電子線24が焦点で当たる照射面22を備える回転
陽極16、及び電子線24の偏向のための偏向装置4
2、43を備え、偏向装置が電気的偏向信号IA に関係
して電子線24を回転陽極16の周方向と交差する偏向
方向へ、焦点BFが周期的に始端位置から終端位置へ移
動するように偏向する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は特にコンピュータ断層
撮影のためのX線管に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線を発生させる陰極、電子線が焦点
で当たる照射面を備える回転陽極、及び電子線を偏向す
る偏向装置を備え、この偏向装置が電気的偏向信号に関
係して電子線を、焦点が周期的に望ましくは一定の周期
で始端位置から終端位置へ移動するように偏向するよう
なX線管は、コンピュータ断層撮影のために用いられ
る。なぜならば焦点の周期的移動のゆえに身体断層像の
計算のために利用できるデータの倍増を介して、画像品
質の改善を達成できるからである。その際偏向は焦点が
主として回転陽極の周方向へ又は周方向へ対し接線方向
に移動するように行われる。
【0003】身体断層像の作成のために必要な時間はコ
ンピュータ断層撮影の分野で達成された進歩のゆえに非
常に短く、かつ更に像の作成の際に患者に与えられる線
量が非常に少ないので、確実な診断のための前提を改善
するために、同一の身体断層又は密に接近して並ぶ複数
の身体断層の直接連続する複数の画像を作成できるよう
にしたいということが近頃希望されている。しかし用い
られるX線管の過負荷の危険が存在するので、このこと
は限られた範囲においてだけ可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、一
層高い熱負荷容量を有するように前記の種類のX線管を
改良することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題はこの発明に基
づき、電子線を発生させる陰極、電子線が焦点で当たる
照射面を備える回転陽極、及び電子線を偏向する偏向装
置を備え、この偏向装置が電気的偏向信号に関係して電
子線を回転陽極の周方向と交差する偏向方向へ、焦点が
周期的に始端位置から終端位置へ移動するように偏向す
ることを特徴とする、特にコンピュータ断層撮影のため
のX線管により解決される。
【0006】周方向への焦点の移動のゆえに焦点により
通過される照射面の部分の面積がほぼ不変のままである
従来技術とは対照的に、この発明の場合には周方向と交
差する焦点の移動方向のゆえに、回転陽極及び焦点の与
えられた寸法及び与えられた回転速度に対して、焦点に
より通過される照射面の領域の面積の増加が得られる。
焦点の熱負荷容量は焦点により通過される照射面の領域
の面積が増加するときの倍数の平方根と共に増加するの
で、この発明に基づくX線管の改善された負荷容量が得
られる。負荷容量はそのほかのデータがあらかじめ与え
られているときに、偏向周波数すなわち偏向信号の周波
数が大きいほど、また始端位置から終端位置への移動の
際に進む焦点の経路が長いほど、また終端位置から始端
位置までの周方向に対し直角に測られた距離が大きいほ
ど、ますます大きくなる。ところで焦点とはここではX
線を放射する有効な焦点領域と解釈すべきである。電子
線が照射面上に当たる領域は焦点より著しく小さいこ
と、及び欧州特許第0150364号明細書から知られている
ように、電子線が回転陽極の周方向と交差する偏向運動
に加えて、焦点を電子線により走査するような性質を有
する第2の偏向運動を行うことにより、焦点を実現する
ことがまさに考えられる。そのとき第2の偏向運動は周
方向と交差する偏向運動より小さい振幅と著しく高い周
波数とを有することが理解される。第2の偏向運動は例
えば、陽極の周方向と交差する偏向運動をもたらす電気
的偏向信号に重畳される相応の第2の電気的偏向信号に
より実現することができる。
【0007】この発明の一構成によれば偏向装置は、周
方向に対し直角に測った始端位置から終端位置までの距
離が周方向に対し直角な焦点寸法の少なくとも4倍に等
しいような、電子線の偏向を行う。こうして焦点の熱負
荷容量の理論的にほぼ倍増を実現することができる。偏
向装置は、周方向に対し直角に測った始端位置から終端
位置までの距離が周方向に対し直角な焦点寸法の少なく
とも25倍に等しいような、電子線の偏向を行うのが有
利である。更に容易に従来の焦点寸法及び陽極寸法に対
して実現できるこの場合には、従来のX線管に比べて理
論的に5倍の焦点の熱負荷容量が得られる。偏向装置
は、周方向に対し直角に測った始端位置から終端位置ま
での距離が周方向に対し直角な照射面寸法に少なくとも
ほぼ等しいような電子線の偏向を行うときに、与えられ
た状態に対して焦点の熱負荷容量の最大の増加を達成で
きる。
【0008】この発明の特に有利な構成によれば、回転
陽極の回転周波数は偏向装置が電子線を偏向するときの
偏向周波数の整数倍でなく、また偏向周波数も回転周波
数の整数倍でない。それにより回転陽極の連続する回転
の際に焦点により始端位置から終端位置への経路上でそ
れぞれ通過される照射面の領域のはめ合わせが達成さ
れ、焦点により始端位置から終端位置への経路上で通過
された領域が、回転陽極の複数回の回転後に初めて新た
に、始端位置から終端位置への焦点の経路上で通過され
るという長所が生じる。偏向周波数は回転周波数より大
きくすることもまた小さくすることもでき、その際焦点
により始端位置から終端位置への経路上で通過される照
射面の領域が、第1の場合には360°を超えて延び第
2の場合には360°未満で延びる。特に偏向周波数が
回転周波数に比べて非常に大きいか又は非常に小さいと
きには、回転周波数が偏向周波数の整数倍であるか又は
偏向周波数が回転周波数の整数倍であっても合目的的と
なる。
【0009】焦点が照射面を望ましい方法で通過するこ
とを保証するために、この発明の一構成によれば偏向周
波数と回転周波数が相互に強固に結合される。従って両
周波数は相互に一定の関係に置かれるので、焦点が正確
に照射面の所定の領域を通過することが保証される。回
転周波数の変動は避けなければならない。なぜならばさ
もないとコンピュータ断層撮影の測定過程中のデータと
りまとめの際に問題の発生するおそれがあるからであ
る。
【0010】この発明の特に有利な一構成によれば、偏
向信号の偏向周波数及び信号波形が、回転周波数、方向
及び形状(例えばまっすぐか又は曲がっている)、照射
面の寸法及び幾何学的形状、始端位置から終端位置まで
の周方向に対し直角に測った距離、及び周方向及びこれ
に直角な方向への焦点寸法に関係して、焦点により始端
位置から終端位置への経路上でそれぞれ通過される照射
面の領域が、相互に重畳することなくできるだけ密に集
まって配置されるように選ばれる。その際焦点により始
端位置から終端位置への経路上でそれぞれ通過される照
射面の領域が直接隣接しているときに、利用できる照射
面が最適に利用され、前記データに対して焦点の最大可
能な熱負荷容量が達成される。
【0011】この発明の一構成によれば、焦点が直線的
に始端位置から終端位置へ移動する。それにより偏向装
置の技術的に簡単な構成が可能となる。更にコンピュー
タ断層撮影の測定過程が容易に形成される。しかしなが
らコンピュータ断層撮影の測定過程を複雑化するおそれ
があるが、別種の運動例えば曲線運動を行うことも基本
的に可能である。
【0012】この発明の有利な一構成によれば偏向信号
は、焦点が少なくとも一つの中間位置を伴って始端位置
から終端位置へとびとびに移動するような信号波形を有
する。この場合には焦点が照射面上で始端位置、終端位
置及び中間位置での滞留中にそれぞれ円形に湾曲した領
域を通過する。偏向信号は、焦点がそれぞれ回転陽極の
完全な1回転の期間にわたり始端位置、各中間位置及び
終端位置にとどまるような信号波形を有するときに、照
射面の特に良好な利用が行われる。なぜならば焦点は前
記各位置で照射面の円環形領域を通過するからである。
そのとき偏向周波数は回転周波数と中間位置数プラス2
との商に等しいので、前記場合には回転周波数が偏向周
波数の整数倍である。
【0013】この発明の別の有利な構成によれば偏向信
号は、焦点が連続的に望ましくはX線管の容器に関して
一定の速度で始端位置から終端位置へ移動するような信
号波形を有する。この場合には焦点は始端位置から終端
位置への経路上でそれぞれ、著しく広い意味で渦巻形で
あるか又は渦巻の一部である照射面の領域を通過する。
【0014】この発明の一構成によればX線の発生が、
焦点の終端位置への到着と始端位置から始まる焦点の新
たな移動開始との間で経過する時間中にそのつど中断さ
れる。それにより始端位置から終端位置への焦点の移動
の際に通過される照射面の領域と、終端位置から戻って
始端位置への焦点の移動の際に通過される照射面の領域
との重畳が確実に防止される。この種の重畳が妨げとな
らない場合には電子線の偏向は、焦点が始端位置と終端
位置との間の往復運動で移動するように、振動的に行わ
れるようにすることもできる。
【0015】この発明の一構成によれば偏向信号は、焦
点が始端位置から終端位置へ移動するときの時間が、焦
点の終端位置への到着と始端位置から始まる焦点の新し
い運動開始との間で経過する時間の複数倍、望ましくは
少なくとも10倍の大きさであるような信号波形を有す
る。このことは焦点の終端位置への到着と始端位置から
始まる焦点の新たな移動開始との間でそれぞれ経過する
時間中に、X線の発生の阻止が必ずしも必要でないとい
う長所を提供する。
【0016】この発明の特に有利な一構成によれば、回
転陽極の質量及び表面積は(自明のように回転陽極とこ
れを囲む真空容器との間の放射による熱交換に対して重
要な別のパラメータを考慮しながら)、最大出力による
X線管の連続運転の際に回転陽極の一定の事前温度が生
じるように選ばれ、この事前温度は相応の従来のX線管
の最大許容事前温度に少なくともほぼ等しい。事前温度
とはここでは焦点により通過される回転陽極の点が電子
線中へ進入する直前に有するような温度と理解すべきで
ある。一定の事前温度のための前提条件であるが、回転
陽極に正規運転時に単位時間当たり供給された熱量が同
時に放射により再び放出されるような温度で回転陽極を
運転することは、従来のX線管の場合には焦点の限られ
た熱負荷容量のゆえに不可能である。従って従来のX線
管の回転陽極は大きい質量の蓄熱器として寸法を選択さ
れ、その結果回転陽極の熱容量を使い果たした場合にX
線管の運転を中断しなければならず、このことは医術で
X線管を実際に使用する場合に極めて望ましくない。し
かしながらこの発明に基づくX線管の焦点の改善された
熱負荷容量のゆえに、回転陽極自体の寸法選択が適切な
場合に最大出力で回転陽極の一定の事前温度を実現する
ことが容易に可能であり、事前温度は相応の従来のX線
管の場合の最大許容事前温度に等しいのが有利である。
回転陽極の温度は4乗で単位時間当たり放射により放出
できる熱量中に含まれるので、回転陽極の比較的小さい
温度上昇がその熱放射能力を著しく改善することが明ら
かである。それによりさし迫る熱過負荷のゆえのX線管
の運転の中断が避けられる以外に、回転陽極の質量を低
減するという長所が達成される。後者は回転陽極の軸受
の負荷従って寿命に有利に作用し、かつ回転陽極の加速
時間の短縮をもたらす。
【0017】平らな円環形照射面を備えるこの発明に基
づくX線管を実現することは容易に可能であるが、この
発明の特に有利な変形例によれば照射面が円筒面形に構
成される。この場合には実際に照射面の全面積を焦点が
通過するということが容易に達成される。
【0018】
【実施例】次にこの発明に基づくX線管の複数の実施例
を示す図面により、この発明を詳細に説明する。
【0019】図1に示されたコンピュータ断層撮影装置
2は、X線受像器4と共にX線測定装置を形成するX線
管3を有する。X線受像器4は一連の個別電極4a、4
bなどを有する。X線管3は回転枠5を介してX線受像
器4と強固に結合され、かつ扇形のX線束6を送出し、
X線束6は患者1の検査しようとする身体部分例えば頭
部の撮像すべき層を透過する。患者1は患者横臥台8上
に横たわっている。図の紙面に対し垂直方向ではX線束
6の広がりが断層7の厚さに相応する。X線受像器4の
個別電極4a、4bなどの数は所望の像分解能に応じて
選択されている。各個別電極4a、4bなどはそのつど
受けたX線の強さに相応する電気信号を供給する。
【0020】X線受像器4の個別電極4a、4bなどは
電子計算装置9に接続され、患者横臥台8の長手方向に
平行にかつX線束6の平面に垂直に延びる回転軸線10
を中心とするX線測定装置(3、4)の回転の間に、電
子計算装置9が個別電極4a、4bなどの出力信号から
断層7の個々の体積要素のX線減衰値を計算する。体積
要素の座標は軸x、y、zを備え装置に固定された直角
座標系に関して表示される。走査された断層7の個々の
体積要素の算出されたX線減衰値に基づき、電子計算装
置9は表示装置11上に再現できるこの断層の断層像を
計算することができ、その際断層像中の所定の彩色値又
は無彩色値が所定のX線減衰値に相応する。
【0021】通常断層7の走査は軸線10を中心とする
X線測定装置(3、4)の完全な1回転の際に行われ、
その際例えば1°だけ相互にずれた走査位置を有する完
全な1走査過程に対してX線受像器4の一組の出力信号
が発生させられる。こうしてX線受像器4中の例えば5
12個の個別電極の場合に走査過程当たり360×51
2個の出力信号が発生させられ、これらの出力信号はそ
れぞれ走査された断層の体積要素のX線減衰値の計算の
基礎となる。
【0022】図示の実施例では分かりやすくするために
すべての個別電極は示されず、数個の電極だけが示され
ている。
【0023】最近では走査過程の各角度位置に対して、
扇形X線束を放射するX線管3の焦点が始端位置BF′
から終端位置BF″へ移動させられる。従って撮像すべ
き断層は図1に破線で示したように補助的に扇形X線束
6′により透過されるので、走査過程当たり2×360
×512個のX線受像器4の出力信号が発生させられ、
これらの出力信号を電子計算装置9が単一の像の作成に
利用する。このようにして作成された像の画像品質は従
来作られた像に比べて改善されることが判明した。更に
実際には、X線発生が焦点BFの前記移動の始点及び終
点だけでなく連続的に行われるようにX線管3が作動さ
せられるときには、そのとき生じる「拡散」のゆえに人
為偽像の特に良好な抑制が可能であるということが判明
した。終端位置から戻って始端位置への焦点の移動に対
しては、この運動は始端位置から終端位置への運動より
著しく短い期間中に行われるのが有利であり、X線発生
を必ずしも中断する必要はない。しかし一般にはX線発
生は中断される。
【0024】回転枠5の回転は電子計算装置9により必
要な方法で操作される電動機12によって行われる。種
々の断層を撮像できるようにするために、患者横臥台は
同様に電子計算装置9により制御される電動機14によ
ってz方向へ移動可能である。X線管3は電圧発生器1
3により必要な電圧を供給され、その際電圧発生器13
は同様に電子計算装置9により必要な方法で制御され
る。電圧発生器13は更にX線管3の焦点を必要な方法
で移動させるために用いられる偏向信号、並びにX線の
発生を阻止するために用いられる制御信号をも供給す
る。
【0025】図2及び図3にはX線管3が詳細に示され
ている。X線管3は固定陰極15及び全体を符号16で
示された回転陽極を有し、これらの電極は真空容器17
中に配置され、真空容器17自体は電気絶縁性の液状冷
却媒体例えば絶縁油を満たされた保護容器18中に収容
されている。回転陽極16は軸19及び二つの転がり軸
受20、21により容器17中に回転自在に支持されて
いる。軸19の中心軸線Mに対し回転対称に構成された
回転陽極16は、陰極15から出る電子線24のための
平らな円環形照射面22を有する。照射面22はタング
ステン・レニウム合金の層23により形成されている。
焦点BFすなわち照射面22上への電子線24の照射点
から放出され図3に中央の焦点位置に対して中心X線Z
だけが示されている有効X線束は、容器17及び保護容
器18中に設けられ相互に一直線上に配置されたX線出
射窓25、26を通って出射される。そして有効X線束
はコンピュータ断層撮影のために必要な扇形X線束6
(図1参照)を形成するスリット形絞り27上に当た
る。
【0026】軸19の中心軸線Mは図2の紙面に関して
傾いており、絞り27は扇形X線束の中心X線Zが図2
の紙面に直交する平面上を走るように配置されている。
焦点BFは線状の形状であるので、この措置によりそれ
自体知られた方法で焦点BFの高い熱負荷容量が達成さ
れる。確かにそれ自体通例の方法で円錐台形照射面を備
える回転陽極を用いることは基本的に可能であり、その
際回転陽極の中心軸線の傾斜は必要でないが、しかし円
錐台形照射面は後述する方法で偏向される焦点が偏向の
際に空間的にねじれるということをもたらし、このこと
は画像品質にとって欠点である。ところで軸19の中心
軸線Mの傾斜は図3には簡単化のために示されていな
い。
【0027】回転陽極16の駆動のために全体を符号2
8で示した電動機が設けられ、電動機28は短絡回転子
電動機として構成され、容器17上に取り付けられた固
定子29及び容器17内に設けられ相対回転不能に軸1
9と結合された回転子30を有する。
【0028】大地電位31を導く真空容器17は、筒形
容器部分32cと結合されたほぼ板状の二つの容器部分
32a、32b、及び容器部分32aと結合された立て
穴形の容器部分32dを有する。容器部分32a〜32
dは金属材料から成るのが有利である。陰極15は立て
穴形容器部分32dに、容器部分32dと結合された絶
縁体34を介して取り付けられている。容器部分32a
は中央の孔を有し、この孔の中に必要な傾斜を持たせて
絶縁体36がはめ込まれ、絶縁体36は転がり軸受20
の外輪を収容する。また容器部分32bも孔を有し、こ
の孔の中には別の筒形の容器部分32eが必要な傾斜を
持たせてはめ込まれ、容器部分32eはその内部に回転
子30を収容しその外側円筒面上には固定子29がはめ
られている。容器部分32eの自由端部には絶縁体38
がはめ込まれ、絶縁体38は転がり軸受21の外輪を収
容する。回転陽極16のための正の高電圧+Uの供給は
それ自体知られた方法でばね弾性的に軸19に接触する
接点40により行われ、接点40は真空密に絶縁体36
中に収容されている。
【0029】図2に示すように陰極15の一方の端子に
は負の高電圧−Uが印加される。陰極15の両端子の間
には加熱電圧UH が加わる。陰極15、接点40、容器
17及び固定子29へ通じる導線は、保護容器18の外
部に設けられた電圧発生器13に接続されている。電圧
発生器13はそれ自体知られた方法で構成され、X線管
3の運転のために必要な電圧を供給する。
【0030】陰極15は制御格子41を有し、制御格子
41は電圧発生器13の構成部分である制御装置42と
接続され、制御装置42は制御格子41に必要な場合に
制御電圧US を供給し、制御電圧US により制御格子4
1はX線の発生を中止すべき時間中には、電子線24が
制御格子41により遮られ従って照射面22まで達しな
いような、電位を印加される。
【0031】容器部分32dは偏向コイル43により囲
まれ、偏向コイル43は同様に制御装置42に接続され
て制御装置42から偏向信号IA を供給され、偏向信号
Aにより電子線24を図2の紙面上で偏向し、それに
より焦点BFを始端位置BF′と終端位置BF″との間
で、延長部が回転陽極16の中心軸線Mと交差するまっ
すぐな半径方向軌道(図3参照)上を移動させることが
できる。偏向信号IAは一定の周期の周期的信号であ
り、信号の周波数すなわち偏向周波数は回転陽極16の
回転周波数と強固に結合されている。この目的のために
センサ44が設けられ、センサ44は回転陽極16の回
転周波数(回転速度)に相応する信号を供給し、この信
号が制御装置42に供給され、制御装置42は偏向周波
数と回転周波数とを同期化する。センサ44は例えば固
定子39に設けられた標識を走査するオプトエレクトロ
ニクセンサとすることができる。偏向周波数が変動しな
いことがコンピュータ断層撮影の測定過程にとって重要
であるので、センサ44の信号を同時に回転陽極16の
回転周波数従ってこれと結合された偏向周波数を安定化
するために用いることができる。このことはそれ自体知
られた方法で例えば、センサ44の信号が基準信号と比
較され、相違する場合には回転陽極16の回転周波数が
相応に補正されることにより行うことができる。
【0032】偏向信号IA は図2に示すようにほぼのこ
ぎり波形の信号とするのが有利であり、その際始端位置
BF′から終端位置BF″への焦点BFの移動が、のこ
ぎり波形偏向信号IA の緩やかに上昇する直線形立上り
の期間中に、容器17に関して一定の偏向速度により行
われる。制御電圧US は非対称の方形信号であり、制御
電圧US はのこぎり波形偏向信号IA の急に下降する立
下りの期間にわたり陰極電位より負の電圧値を取る。従
ってスイッチ45が開かれている場合に、焦点BFがの
こぎり波形偏向信号IA の急に降下する立下りの期間中
に終端位置BF″から始端位置BF′へ戻される。これ
に反してスイッチ45が閉じられていると、それぞれ始
端位置BF′から終端位置BF″への焦点BFの移動だ
けがのこぎり波形偏向信号IA の緩やかに上昇する立上
りの期間中に行われる。
【0033】この実施例(図3参照)の場合には、偏向
周波数すなわち偏向信号IA の周波数は回転陽極16の
回転周波数より大きく、その際回転周波数は偏向周波数
の4/15であり偏向周波数の整数倍ではなく、かつ偏
向周波数は回転周波数の整数倍ではない。むしろ偏向周
波数は、偏向運動の半径方向かつまっすぐな形状、回転
陽極16の回転周波数、照射面22の外径、回転陽極の
周方向及びこれに対し直角な方向への焦点BFの広が
り、及び始端位置BF′から終端位置BF″への焦点の
周方向に対し直角に進む経路を参照しながら、焦点BF
により始端位置BF′から終端位置BF″への経路上で
そのつど通過される照射面22の領域が、重なり合うこ
となく最大に密に集まるように選択される。その際焦点
BFは偏向周波数と回転周波数との強固な結合のゆえ
に、照射面22上の始端位置BF′から終端位置BF″
への経路上でそれぞれ螺旋の一部の形状の部分軌道を通
過する。偏向信号IA の非常に急に降下する立下りのゆ
えに、先立つ移動の終端位置BF″とすぐ後に続く移動
の始端位置BF′とがそれぞれほぼ同じ半径上に存在す
る。これらの関係は図3において回転陽極16の4回転
又は偏向信号IA の15周期に対して示され、その際そ
のときまでに描かれた軌道が改めて通過される。その際
焦点の中心が回転陽極16の照射面22上で描く軌道だ
けが示されている。この軌道は各回転に対して別種の線
で示されている。終端位置BF″と始端位置BF′との
間に存在する軌道部分は細い線で示されている。なぜな
らば軌道のこの部分はスイッチ45が開かれているとき
だけ実際上通過されるにすぎないからである。図3に示
すように、焦点BFの偏向運動はハッチングして示され
たようにほぼ照射面22の幅全体にわたって延びる。
【0034】図4には、照射面22の部分図に対して実
際の状態が示されている。ハッチングして示された方形
の焦点BFにより始端位置BF′から終端位置BF″へ
の経路上でそれぞれ通過される部分軌道46aないし4
6hは、照射面22の内縁においてだけ相互に重なるこ
となく直接隣接する。更に部分軌道46a〜46hの間
には照射面22の外縁に向かって増大する間隙が存在す
る。それにもかかわらずこれまで通過した照射面22の
部分軌道が陽極16の4回転又は偏向信号IAの15周
期の後に改めて通過される前に、従来のX線管に比べて
照射面22の著しく大きい割合が焦点BFにより通過さ
れる。それにより相応の従来のX線管に比べて焦点BF
の非常に増加した熱負荷容量が得られる。スイッチ45
が開かれている場合にしかも終端位置BF″から始端位
置BF′への焦点の移動の際に、それぞれその際通過し
そのうちの一つが図3でハッチングして示されている半
径方向部分軌道と、それぞれ始端位置BF′から終端位
置BF″への焦点BFの移動の際に通過される部分軌道
46a〜46hとの或る程度の重畳が生じるが、しかし
このことは重畳が僅かなゆえに焦点の熱負荷容量をほと
んど低下させない。
【0035】図2に示すように下面に大きい凹所47を
備えた回転陽極16は、相応の従来のX線管の回転陽極
に比べて明らかに小さい質量を有する。回転陽極16の
質量は、回転陽極16の熱放散能力に影響を及ぼす残り
のパラメータ及び焦点の改善された熱負荷容量を考慮し
ながら、1200°Cの平均温度を基本として回転陽極
16の一定の事前温度が生じるように選択される。
【0036】図5a及び図5bは、図3に類似した表示
で、直線ではあるがしかしその延長が回転陽極16の中
心軸線Mと交差しない軌道上を、焦点がほぼのこぎり波
形の偏向信号4により移動させられる場合に対する状態
を示す。その際始端位置から終端位置への焦点の移動
は、のこぎり波形偏向信号の緩やかに上昇する直線形立
上りの期間中に、容器17に関して一定の偏向速度によ
り行われる。図5aでは回転陽極の回転が反時計方向へ
行われ、図5bでは時計方向へ行われる。そのとき焦点
は始端位置から終端位置への経路上で照射面22上にそ
れぞれ螺旋の一部の形の部分軌道を描く。部分軌道46
1 が描かれている図5aから分かるように、軌道の幅は
外へ向かってほとんど減少せず、他方では図5bに示す
相応の部分軌道461 の幅が非常に強く減少する。更に
図3に示す状態に比べて、図5aの場合には軌道461
の延長が生じ、図5bの場合には軌道461 の短縮が生
じる。部分軌道461 の延長又は短縮は、焦点BFの偏
向運動が図5a及び図5bに示すように照射面22の内
側境界に対し接線方向へ行われるときに最大である。偏
向運動は図5a及び図5bに示すように、偏向運動と照
射面22の内側境界との接触点を越えて延びないのが有
利である。
【0037】図6には図3及び図5に類似した表示で、
回転陽極16の回転周波数が偏向周波数の複数倍である
ときに、焦点BFが照射面22上で通過する軌道が示さ
れている。この軌道は、のこぎり波形偏向信号が直線形
に上昇する立上りに限られたときには、外に向かって次
第に減少する幅のゆえに外に向かって次第に増加する間
隙がターンの間に存在するような渦巻形軌道46であ
る。焦点BFの長さLがその幅Bに比べて大きいほど
(L及びBについては図4参照)、前記間隙はますます
小さくなる。偏向運動が一定の速度によって行われず外
に向かって次第に僅かに低下する速度によって行われる
ような、図6に破線で示した偏向信号IA が用いられる
ときには、前記間隙を全く回避することができる。図6
には延長部が回転陽極16の中心軸線Mと交差するまっ
すぐな軌道上での焦点BFの偏向に対する状態が示され
ているが、図7は延長部が中心軸線Mと交差しないよう
な偏向運動のまっすぐな軌道に対する状態を示す。図7
でも焦点BFは照射面22上で幅が外に向かって次第に
減少する渦巻形軌道46を通過する。更に軌道46のタ
ーンの間の間隙が外に向かって次第に増加する。軌道4
6の幅の変化及びターン間の間隙の変化は、図7に示す
状態に対しては図6に示す状態に対するより大きい。前
記変化は、図7に示すように焦点BFが照射面22の内
縁に接するように偏向運動が選ばれているときに最大で
ある。図7の場合にも、渦巻形軌道46のターンを互い
に直接隣接させようとするときには、焦点の比較的速や
かな偏向を照射面22の内側領域でもたらすような、図
7に破線で示された偏向信号IA を用いなければならな
い。
【0038】図8では、焦点は延長部が回転陽極16の
回転軸線Mと交差するまっすぐな軌道上を偏向される
が、しかしのこぎり波形偏向信号によってではなく、図
8に示すような階段形状を有する偏向信号IA により偏
向されるときに生じる状態が示されている。そのとき焦
点BFはそれぞれとびとびに、始端位置BF′から偏向
信号IA の段数に関係する数の中間位置を経て終端位置
BF″へ移動する。偏向信号IA の信号波形は、焦点が
回転陽極16の完全な1回転の期間中は始端位置B
F′、各中間位置及び終端位置BF″にとどまるような
ものである。そのとき焦点BFは(n−2)個の中間位
置を伴って、回転陽極16のn回転のそれぞれの間に照
射面22の円環形領域461 〜46n を通過する。階段
形偏向信号IAの各段で焦点BFの偏向が同じ量だけ行
われると、軌道461 〜46n の間に外に向かって次第
に増加する間隙が生じる。なぜならば軌道461 〜46
n は外に向かって次第に狭くなるからである。最も内側
の両軌道461 、462 だけが直接隣接することができ
る。すべての軌道461 〜46n を直接隣接させようと
すれば、外に向かって適当な方法で段当たり次第に減少
する焦点の偏向をもたらす偏向信号IA を用いなければ
ならない。図8では軌道461 〜46n が、簡単化のた
めに同じ幅でありかつ直接隣接するとして描かれてい
る。階段形偏向信号IA 及び回転陽極の中心軸線Mと交
差しないまっすぐな軌道に沿った焦点BFの偏向に対す
る状態が、図9に3段の偏向信号IA に対して描かれて
いる。それに基づき焦点の偏向は二つの中間位置を経て
始端位置BF′から終端位置BF″へ行われる。図9は
円環形軌道461 〜464 の外に向かって減少する幅及
び前記軌道間の外に向かって増加する間隙を非常に明ら
かに示す。焦点BFが偏向されるとき通る軌道が照射面
22の内側境界に対し接線方向へ延びるときに、幅及び
間隙の変化がやはり最大である。図9に示された状態は
段当たり焦点BFの等しい大きさの偏向をもたらす偏向
信号IA に対して成り立つ。焦点の段当たり外に向かっ
て減少する偏向をもたらす適当な別の階段形偏向信号I
A が用いられると、焦点により通過される円環形軌道の
図示のような一番内側の両軌道ばかりでなくすべての軌
道を直接隣接させることができ、その際同時に場合によ
っては更に多数の円環形軌道を照射面22上に置くこと
ができる。
【0039】始端位置BF′から終端位置BF″への経
路での焦点BFの容器17に関して可変の速度をもたら
す偏向信号を用いることは、コンピュータ断層撮影の測
定過程の際に(特にデータ取りまとめの際に)問題を招
くおそれのあることを指摘しておく。
【0040】図10及び図11にはこの発明の別の実施
例が示され、この実施例は前記実施例と主な点で一致
し、それゆえに同じ又は類似した部品が同じ符号を有す
る。前記実施例に対する主な差異は、円筒面形照射面5
1を備える回転陽極50が用いられ、容器部分32d及
び絶縁体34を備える陰極15が、ほぼ接線方向に容器
部分32cに配置された筒形の容器部分32fに取り付
けられているということにある。容器部分32fは方形
断面を有する。保護容器18は容器部分32fに相応す
る保護容器部分55を備える。X線出射窓25は容器部
分32fの突出部に配置されている。保護容器のX線出
射窓26は、容器部分37fに相応する保護容器18の
部分55の突出部に配置されている。陰極15は電子線
24が照射面51に当たるように配置されている。偏向
信号IA を供給される偏向コイル43による電子線24
の偏向は、焦点BFが中心軸線Mに平行に始端位置B
F′と終端位置BF″との間で移動するように行われ
る。図10の紙面に関する軸19の中心軸線Mの傾斜は
設けられていない。回転陽極50は凹所47と同じ目的
に役立つ二つの凹所47a、47bを備える。
【0041】図12には照射面51の展開図が示されて
いる。図12には、焦点BFが回転陽極50の中心軸線
Mに平行に、容器17に関して一定の速度で周期的に始
端位置BF′から終端位置BF″へ、そして無視できる
短い時間で終端位置BF″から始端位置BF′へ移動さ
せられるときに、焦点BFが照射面51上で通過する軌
道52が示されている。図3の場合のように回転陽極5
0は偏向周波数の4/15である回転周波数を有する。
従って回転陽極50の4回転中に偏向信号IAの15の
完全な周期が生じる。その際焦点BFは始端位置BF′
から終端位置BF″への移動中にそれぞれ、図12の展
開図に斜めの部分軌道として示されている螺旋形部分軌
道を照射面51上に描く。偏向周波数fA は[数1]に
基づき選択されているので、焦点BFにより始端位置B
F′から終端位置BF″への経路上でそれぞれ照射面5
1上を通過される部分軌道が、図12に示すように相互
に重畳することなく直接相互に隣接する。その際それぞ
れの部分軌道の始端及び終端での展開図中の三角形の小
さい領域を除いて照射面52全体が焦点により通過さ
れ、陽極の完全な4回転後に初めて、照射面51の先に
通過された領域が改めて通過される。
【0042】
【数1】
【0043】[数1]においてUは照射面51の周長を
示す。焦点BFにより始端位置BF′から終端位置B
F″への経路上で通過される部分軌道の重畳が発生せず
かつこれらの部分軌道が直接隣接するために、m=U/
A及びp=K/Aが成立しなければならない。pとmは
正の整数である。Aは焦点BFにより始端位置BF′か
ら終端位置BF″への経路上で通過される部分軌道の周
方向に測った幅である(図12参照)。Kは回転陽極5
0が偏向信号IA の1周期中に更に回転する寸法である
(図12参照)。sは焦点BFの偏向道程であり、Bは
焦点BFの幅であり、Lは焦点BFの長さである(図1
2参照)。fD は回転陽極50の回転周波数である。図
12の場合には更にmは値15を有し、pは値4を有す
る。
【0044】図13ないし図15にはpの種々の限界値
に対する状態が示されている。図13はpが値1を取る
ときに生じる状態を示す。この場合には回転陽極50は
偏向信号IA の1周期中に、焦点により始端位置BF′
から終端位置BF″への経路上で通過される部分軌道の
周方向に測った幅に相応する量だけ更に回転する。従っ
て焦点により始端位置BF′から終端位置BF″への経
路上で通過される部分軌道の重畳無しに最大可能な偏向
信号IA の周波数が生じる。図13に示された状態に対
しては更にm=22が成立する。図14はp=m−1に
対する状態を示す。この場合には回転陽極50が偏向信
号IA の1周期中にそれぞれちょうど、照射面51の周
から焦点BFにより始端位置BF′から終端位置BF″
への経路上で通過される部分軌道の照射面51の周方向
へ測った幅を差し引いたものに相応する寸法だけ、更に
回転するような偏向周波数が生じる。図14の場合には
m=7及びp=6が成立する。図15はm=1に対して
生じる状態を示す。そのとき焦点BFは始端位置BF′
から終端位置BF″への経路上で、ターンが直接隣接す
る単一の螺旋形軌道を通過する。そのとき偏向信号IA
の周波数は最小値を有する。図15に示された状態に対
してはp=7である。
【0045】図12ないし図15は焦点BFを一定の速
度で偏向するのこぎり波形偏向信号IA を前提とする
が、図16には、段当たり焦点BFの移動を焦点の幅B
に相応する寸法だけ起こさせ、回転陽極50が1段の期
間にわたりそれぞれ完全な1回転を行うような、階段形
偏向信号IA に対し生じる状態が示されている。そのと
き焦点BFは偏向信号IA の各段中に照射面51上で一
つの円環形軌道を通過し、その際軌道は重畳することな
く直接隣接する。円環形軌道の数は商s/Bから決ま
る。偏向周波数に対してはfA =(B/s)・fD が成
立する。この式は同様に例えば円錐台形の又は平らな照
射面に対しても用いることができ、その際照射面の内面
での比が基礎となる。
【0046】[表1]には、外径が160mm、内径が
60mmである平らな円環形照射面を有する回転陽極、
及び160mmの直径の円筒形照射面を有する回転陽極
に対し、50Hzの回転陽極の回転周波数fD 、焦点長
さL=9mmかつ焦点幅B=0.9mm、及び終端位置
BF″から戻って始端位置BF′への焦点BFの移動の
ために必要な時間が無視できるほど小さい場合の偏向信
号IA に対して、既に説明した図を参照しながら、焦点
BFにより通過される照射面の領域がその形状、相対面
積及び全体として利用できる照射面の利用率に関して表
記されている。更に個々の場合に対して、どれくらいの
時間にわたり照射面の所定の点が回転陽極の1回転中に
電子線を供給されるか(T1)、どれくらいの時間を経
て照射面の所定の点が改めて電子線を供給されるか(T
2)、及び1秒間にどれくらいの時間にわたり照射面の
一つの点が電子線を供給されるか(T3)が示されてい
る。その際時間T1〜T3はミリ秒で示されている。
【0047】[表1]から、この発明に基づくX線管特
に円筒形照射面を有するX線管が従来のX線管より熱負
荷容量に関して著しく優れていることが明らかとなる。
【0048】前記実施例は照射面の形状、偏向信号IA
の信号波形及び焦点BFが偏向されるとき通る軌道の方
向と形状に関して、ただ例と解釈すべきである。特に電
子線24を偏向コイル43とは異なる方向へ偏向する第
2の偏向コイルを設ける可能性が存在する。そのとき焦
点BFを湾曲した軌道に沿って移動させる可能性が存在
する。一つ又は複数の偏向コイルの形の電磁式偏向装置
の代わりに、電子線24のためのそれ自体知られた静電
式偏向装置を用いることもできる。
【0049】図17には回転陽極56の変形例が示さ
れ、回転陽極56は回転陽極50の代わりに図10及び
図11に示すX線管中に用いることができる。回転陽極
56はグラファイトから成る中実の基体57を有し、基
体57はボス58を介して相対回転不能に軸19と結合
されている。基体57の円筒面はタングステン・レニウ
ム合金の層59を備えるので、円筒面形照射面60を利
用することができる。その際基体57のために材料とし
てグラファイトを用いるゆえに一層改善された熱放散が
得られる。
【0050】この発明に基づくX線管の有利な用途はコ
ンピュータ断層撮影にある。例えばX線治療での別の用
途も可能である。
【0051】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づくX線管を備えたコンピュータ
断層撮影装置の略示図である。
【図2】この発明に基づくX線管の一実施例の縦断面図
である。
【図3】図2に示すX線管の切断線III −III による断
面図である。
【図4】図3に示す照射面の部分拡大図である。
【図5】a及びbはそれぞれ図3に示す照射面の異なる
実施例の平面図である。
【図6】図3に示す照射面の異なる実施例の平面図であ
る。
【図7】図3に示す照射面の異なる実施例の平面図であ
る。
【図8】図3に示す照射面の異なる実施例の平面図であ
る。
【図9】図3に示す照射面の異なる実施例の平面図であ
る。
【図10】この発明に基づくX線管の別の実施例の縦断
面図である。
【図11】図10に示すX線管の部分断面を含む平面図
である。
【図12】図10に示す照射面の異なる実施例の展開図
である。
【図13】図10に示す照射面の異なる実施例の展開図
である。
【図14】図10に示す照射面の異なる実施例の展開図
である。
【図15】図10に示す照射面の異なる実施例の展開図
である。
【図16】図10に示す照射面の異なる実施例の展開図
である。
【図17】図2に示す回転陽極の変形例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
15 陰極 16、50 回転陽極 17 真空容器 22、51 照射面 24 電子線 42 電圧発生器 43 偏向コイル BF 焦点 BF′ 始端位置 BF″ 終端位置 IA 偏向信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05G 1/00

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線(24)を発生させる陰極(1
    5)、電子線(24)が焦点で当たる照射面(22、5
    1)を備える回転陽極(16、50)、及び電子線(2
    4)を偏向する偏向装置(42、43)を備え、この偏
    向装置が電気的偏向信号(IA )に関係して電子線を回
    転陽極(16、50)の周方向と交差する偏向方向へ、
    焦点(BF)が周期的に始端位置(BF′)から終端位
    置(BF″)へ移動するように偏向することを特徴とす
    るコンピュータ断層撮影のためのX線管。
  2. 【請求項2】 偏向装置(42、43)は、周方向に対
    し直角に測った始端位置(BF′)から終端位置(B
    F″)までの距離が周方向に対し直角な焦点(BF)寸
    法の少なくとも4倍に等しいような、電子線(24)の
    偏向を行うことを特徴とする請求項1記載のX線管。
  3. 【請求項3】 偏向装置(42、43)は、周方向に対
    し直角に測った始端位置(BF′)から終端位置(B
    F″)までの距離が周方向に対し直角な焦点(BF)寸
    法の少なくとも25倍に等しいような、電子線(24)
    の偏向を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のX
    線管。
  4. 【請求項4】 偏向装置(42、43)は、周方向に対
    し直角に測った始端位置(BF′)から終端位置(B
    F″)までの距離が周方向に対し直角な照射面(22、
    51)寸法に少なくともほぼ等しいような、電子線(2
    4)の偏向を行うことを特徴とする請求項1ないし3の
    一つに記載のX線管。
  5. 【請求項5】 回転陽極(16、50)の回転周波数は
    偏向装置(42、43)が電子線(24)を偏向すると
    きの偏向周波数の整数倍でなく、また偏向周波数も回転
    周波数の整数倍でないことを特徴とする請求項1ないし
    4の一つに記載のX線管。
  6. 【請求項6】 偏向周波数が回転周波数より大きいこと
    を特徴とする請求項1ないし5の一つに記載のX線管。
  7. 【請求項7】 偏向周波数が回転周波数より小さいこと
    を特徴とする請求項1ないし5の一つに記載のX線管。
  8. 【請求項8】 偏向周波数と回転周波数が相互に強固に
    結合されていることを特徴とする請求項1ないし7の一
    つに記載のX線管。
  9. 【請求項9】 偏向信号(IA )の偏向周波数及び信号
    波形が、偏向運動の方向及び形状、回転陽極(16、5
    0)の回転周波数、照射面(22、51)の寸法及び幾
    何学的形状、始端位置(BF′)から終端位置(B
    F″)までの周方向に対し直角に測った距離、及び周方
    向及びこれに直角な方向への焦点(BF)寸法に関係し
    て、焦点(BF)により始端位置(BF′)から終端位
    置(BF″)への経路上でそれぞれ通過される照射面
    (22、51)の領域が、相互に重畳することなくでき
    るだけ密に集まって配置されるように選ばれることを特
    徴とする請求項8記載のX線管。
  10. 【請求項10】 焦点(BF)により始端位置(B
    F′)から終端位置(BF″)への経路上でそれぞれ通
    過される照射面(22、51)の領域が直接隣接してい
    ることを特徴とする請求項9記載のX線管。
  11. 【請求項11】 焦点(BF)が直線的に始端位置(B
    F′)から終端位置(BF″)へ移動することを特徴と
    する請求項1ないし10の一つに記載のX線管。
  12. 【請求項12】 偏向信号(IA )は、焦点(BF)が
    少なくとも一つの中間位置を伴って始端位置(BF′)
    から終端位置(BF″)へとびとびに移動するような信
    号波形を有することを特徴とする請求項1ないし11の
    一つに記載のX線管。
  13. 【請求項13】 偏向信号(IA )は、焦点(BF)が
    それぞれ回転陽極(16、50)の完全な1回転の期間
    にわたり始端位置(BF′)、各中間位置及び終端位置
    (BF″)にとどまるような信号波形を有することを特
    徴とする請求項12記載のX線管。
  14. 【請求項14】 偏向信号(IA )は、焦点(BF)が
    始端位置(BF′)から終端位置(BF″)へ連続的に
    移動するような信号波形を有することを特徴とする請求
    項1ないし11の一つに記載のX線管。
  15. 【請求項15】 真空容器(17)を備え、焦点(B
    F)が始端位置(BF′)から終端位置(BF″)への
    経路上で真空容器(17)に関して一定の速度で移動す
    ることを特徴とする請求項14記載のX線管。
  16. 【請求項16】 X線の発生が、焦点(BF)の終端位
    置(BF″)への到着と始端位置から始まる焦点(B
    F)の新たな移動開始との間で経過する時間中にそのつ
    ど中断されることを特徴とする請求項1ないし15の一
    つに記載のX線管。
  17. 【請求項17】 電子線(24)の偏向は、焦点(B
    F)がそれぞれ始端位置(BF′)から終端位置(B
    F″)へそして終端位置(BF″)から始端位置(B
    F′)へ往復運動で移動するように、振動的に行われる
    ことを特徴とする請求項1ないし15の一つに記載のX
    線管。
  18. 【請求項18】 偏向信号(IA )は、焦点(BF)が
    始端位置(BF′)から終端位置(BF″)へ移動する
    ときの時間が、焦点(BF)の終端位置(BF″)への
    到着と始端位置(BF′)から始まる焦点(BF)の新
    しい運動開始との間で経過する時間の複数倍の大きさで
    あるような、信号波形を有することを特徴とする請求項
    1ないし17の一つに記載のX線管。
  19. 【請求項19】 回転陽極(16、50)の質量及び表
    面の広さは、最大出力によるX線管の連続運転の際に回
    転陽極(16、50)の一定の事前温度が生じるように
    選ばれていることを特徴とする請求項1ないし18の一
    つに記載のX線管。
  20. 【請求項20】 一定の事前温度が相応の従来のX線管
    の最大許容事前温度に少なくともほぼ等しいことを特徴
    とする請求項19記載のX線管。
  21. 【請求項21】 照射面(22)が平らな円環形である
    ことを特徴とする請求項1ないし20の一つに記載のX
    線管。
  22. 【請求項22】 照射面(51)が円筒面形に構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし20の一つに記
    載のX線管。
  23. 【請求項23】 偏向信号(IA )がのこぎり波形信号
    であることを特徴とする請求項1ないし22の一つに記
    載のX線管。
  24. 【請求項24】 偏向信号(IA )が階段形信号である
    ことを特徴とする請求項1ないし22の一つに記載のX
    線管。
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