JPH05217245A - テープカートリッジ内のテープ張力を維持するための方法及び装置 - Google Patents

テープカートリッジ内のテープ張力を維持するための方法及び装置

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JPH05217245A
JPH05217245A JP4269923A JP26992392A JPH05217245A JP H05217245 A JPH05217245 A JP H05217245A JP 4269923 A JP4269923 A JP 4269923A JP 26992392 A JP26992392 A JP 26992392A JP H05217245 A JPH05217245 A JP H05217245A
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08778Driving features, e.g. belt

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テープ張力の変化に従って変化するテープの
選択された特性をモニターする効果的手法を実現する。 【構成】 テープの経験する張力は、両方の移送方向で
不均一で、テープ移送方向またはスタート/ストップ動
作過程における繰り返される複数回の変化の後に、テー
プの緩みが生じる。選択されたテープ特性がモニターさ
れるテープ張力を維持する方法と装置とが開示される。
モニターされた特性が所定値を超過時にまたは選択され
た時間の量が経過した後に、次のテープ移送方向の反転
が生じた時に、テープ上の望ましいデータロケーション
がライト/リードヘッドのロケーションに達した時にテ
ープが再び適切な張力を得るような後退を実行するのに
必要な距離よりも長い、距離だけテープが移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカートリッジ内
の、特に高速データ蓄積および回収装置に用いられる型
式のテープカートリッジ内の、テープ張力を維持するた
めの方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データがリール巻きされた磁気テープ上
に蓄積され、そしてそこから回収される形式の、データ
蓄積および回収装置内で用いられる一般的なデータカー
トリッジにおいては、移送されるテープはリード/ライ
トヘッド上を移動させられ、これを介して新しいデータ
が移動中のテープ上に書き込まれ、または存在している
データが移動中のテープから読み出される。そのような
公知のカートリッジにおいては、テープはそれぞれの外
部テープ層を引張るゴムベルトによってフィードリール
と巻取りリールの上を移動させられる。このテープはま
た、カートリッジ内の駆動ローラーの周囲を引き回され
ており、このローラーは駆動ユニット内に設けられた外
部の駆動ローラーと結合して、カートリッジが駆動ユニ
ット内に挿入されている時には駆動モーターによって回
転させられる。
【0003】テープがライト/リードヘッドに対して密
着するような適正なレベルのテープの張力を維持するた
めに、ベルトはカートリッジ内の2つのテンションロー
ラーの周囲に引き回される。テープは張力が生じるよう
に移動されなくてはならない。
【0004】そのような装置においては、多数のスター
ト/ストップと呼ばれる動作過程が発生する。各スター
ト/ストップ動作過程の都度、データ入力またはデータ
出力が開始されるライト/リードヘッドの近くの場所に
テープを持って行くために、テープはブレーキをかけら
れ、そして短かい距離だけ再巻取りされなくてはならな
い。わずかな再巻取りの都度、いくらかの張力のロス
(張力はゼロにはならない)が発生するので、そのよう
なスタート/ストップ動作過程が累積するにつれて、テ
ープは次第に緩むことになる。
【0005】特定のテープロケーションがライト/リー
ドヘッドの近くに位置するよう持って行くためにテープ
が再巻取りされるならば、テープのその緩みはテープが
位置決めされる正確性を損うものとなり、ライト/リー
ドヘッドの前面における望ましいテープロケーションの
設定が精密に行えないというような、別の問題がテープ
の緩みによって発生する。
【0006】この型式のカートリッジにおけるテープ張
力の現象に関する詳細な説明は、1990年11月の3
Mフィールドブレティンデータカートリッジ第28巻中
に見られる。
【0007】
【発明の目的】テープが多数回のテープ走行および/ま
たはスタート/ストップ動作過程による反転にさらされ
るような装置における、テープカートリッジ内の磁気テ
ープの張力を維持するための方法及び装置を提供するこ
とが本発明の目的である。
【0008】同様の状況においてテープ張力を維持する
ための方法を提供することが本発明の別の目的である。
【0009】
【発明の構成】前述目的は、テープの選択された特性、
その特性はテープ張力の変化に従って変化する、をモニ
ターするような、本発明の原理を用いた装置によって達
成される。その特性が前もって決められた値を越えた
時、次の書込みまたは読出し動作の進行に先立って、テ
ープが望ましい張力を回復するよう十分に引張られるま
でテープが巻き戻される。
【0010】テープ張力と共に変化する、選択された特
性は単に、テープ移送の時間またはテープ移送の距離で
あってもよく、そしてテープ張力を回復させる巻き戻し
動作は、こうして選択された時間の量の経過の後に、ま
たはテープが特定の距離だけ移送された後に、初期化さ
れることができる。
【0011】本発明の別の実施例においては、テープの
エッジ、またはその上の選択されたトラックはライト/
リードヘッドに対して位置決めするためにモニターされ
ることができる。テープが緩くなるに従い、選択された
トラックまたはテープエッジは、適当な張力が存在して
いる時の実質的な直線路ではなく、わずかに蹄形または
正弦の移動を呈する。テープエッジまたは選択されたト
ラックの位置に相当する信号はアナログ信号である。こ
の信号はアナログ−ディジタルコンバータの中でディジ
タル信号に変換され、そしてそのディジタル信号の振幅
はスレッショールド検出器でモニターすることが可能で
ある。その振幅が選択された値を越えたならば、スレッ
ショールド検出器は、どの方向に動作すべきかを、すな
わちテープを前進させるのかまたは後退させるのかのい
ずれかを、テープ駆動モーターに命令するユニットに信
号を供給する。テープの張力が前もって決められたレベ
ルに減じたことを示す、スレッショールド検出器からの
信号を受取ると、制御ユニットは駆動モーターを動作さ
せて、次の巻き戻しが生じた時に、テープ上の該当デー
タ場所に達するのに必要な量よりも大きな特定の量だけ
テープが巻き戻される。次に、望ましいテープロケーシ
ョンがライト/リードヘッドの前に位置する前に、この
特定の距離だけテープが進められる。この特定の量だけ
前進方向にテープが進められるに従い、張力が増加され
て望ましいテープロケーションがライト/リードヘッド
の付近に位置した時には、適当な張力が回復されてい
る。
【0012】別の実施例においては、テープエッジまた
は特定トラックの位置に相当するアナログ信号のエンベ
ロープが、その信号を積分器に入力することによってモ
ニターされ、その積分器の出力はエンベロープ検出器に
供給される。そのエンベロープが、テープ張力が許容レ
ベル以下に減じたことを示す振幅を持つようになった
時、エンベロープ検出器はテープ駆動制御ユニットに信
号を供給し、そしてテープ張力は前に説明した方法で回
復される。
【0013】
【実施例】一般的なテープカートリッジ1が図1に概略
的に示されている。このカートリッジは、総ての構成要
素が収められるハウジング2を有している。ハウジング
2の内側には、ハウジング2内で回転できるように取付
けられたフィードリール3と巻取りリール4とがある。
磁気テープ5はリール3および4の周囲に巻かれてい
る。直線の矢印で表わされている、テープ5の前進方向
の移送においては、テープ5はリール3からほどかれて
リール4上に巻かれる。(図1では誇張して示されてい
るが)リール4はリール3よりもわずかに大きな直径を
有しており、その結果、テープ5はリール4の周囲を回
る際、リール3の周囲を回るよりもわずかに長い距離を
移動する必要がある。そのためテープ5が前進方向に移
動する時には、テープ5上には張力が加えられる。テー
プ5はまた、2つのキャップスタンド6の周りをも回る
ので、それらの間の直線路をも通過する。
【0014】リール3およびリール4は、リール3とリ
ール4の各々に部分的に巻き付いている柔軟なベルト7
によって回転させられる。ベルト7は2つのターニング
ローラー9の周囲を、そして駆動ローラー8の周囲を通
過する。駆動ローラー8は、キャップスタンド6間のテ
ープ5の直線路付近に設けられており、そのため駆動ロ
ーラー8は直線路を通るテープ5の走行を妨げることは
ない。ハウジング2は駆動ローラー8の位置に設けられ
た開口を有している。公知の方法によって、カートリッ
ジ1が駆動ユニット内に挿入された時、駆動ユニット内
に取付けられた(示されていない)別の駆動ローラーが
駆動ローラー8と係合する。駆動ユニット内の駆動ロー
ラーは、(以下に駆動モーター23として図4、図5お
よび図6で参照される)駆動モーターによって回転させ
られ、その結果駆動ローラー8は回転し、さらにベルト
7はリール3および4を回転させる。テープ駆動モータ
ーの動作の方向によって、駆動ローラー8は、直線の矢
印によって示されるような前進方向にテープ5を進める
か、あるいはその反対の方向に反転させるかの、いずれ
かの方向に回転する。
【0015】テープカートリッジ1が駆動ユニット内に
挿入されている時、ダストカバー10は、ハウジング2
内にダストカバーが取付けられている手段によって、ピ
ボットピン11に関して曲った矢印で示されるようにダ
ストカバー10が回転するよう、ダストカバー10の1
端を移動させる力を加える、というような公知の方法で
開かれている。これによってテープの移行の直線路内に
おいてテープ5の1部が露出する。駆動ユニット内に取
付けられている(示されていない)ライト/リードヘッ
ドは開かれたダストカバーの場所に位置しており、テー
プ5に対して押し付けられる。テープ5が前進方向に移
送されるに従い、リール3および4の直径の差により生
ずる張力は、テープ5上に張力を生じさせ、テープ5は
ライト/リードヘッドの表面に対し張りつめた状態を維
持する。
【0016】図2に示すように、テープに表われる張力
履歴は、テープが前進方向に移送される時とテープが反
転方向に移送される時とでは異なる。図2においては、
張力は縦軸に、そしてテープの開始点(BOT)からテ
ープの終了点(EOT)までのテープ移動の方向が横軸
に示されている。12で参照される曲線の部分は、BO
TからEOTへの方向にテープが移動する際にテープが
経験する張力を表現している。方向の反転は13で示さ
れており、そして14で参照される曲線の部分はEOT
からBOTに移動するテープによって経験される張力を
表現している。こうして、反転13の都度、ある程度の
量の緩みが生じ、このことは、反対方向の走行において
は、より長さを増加してテープが走行することを意味す
る。
【0017】ここで開示される方法の一般的概念が図3
に概略的に示されている。図3は、テープ上の複数のデ
ータロケーションA,B,CおよびD(実際には、1つ
のテープ上には数千個所のそのようなロケーションがあ
る)を持つ磁気テープ5を示している。テープ移動の前
進および後退方向は両側矢印15で示される。普通の型
式の駆動装置においては、データがブロックD内に書込
まれるか、あるいはブロックD内から読出されるかした
後、駆動ユニットは制動され、そして必要であれば、制
動の間に生じたどのような移動に関しても修正されるよ
うにわずかな巻き戻し16が行なわれる。こうして、ブ
ロックDに関する読出しまたは書込動作が完了し、そし
てブロックDの終端からテープを移動させる次の命令を
装置が待っている時には、ブロックDの終端は、(理論
上は)ライト/リードヘッドの前部に正確に置かれるは
ずである。しかし、実際には、繰り返される反対方向走
行で生じる緩みによって、普通の巻き戻し16は、ブロ
ックDの終端が正確にライト/リードヘッドの前部にあ
るようには生じないかも知れない。しかし、テープが、
ライト/リードヘッドの前部に次の望ましいロケーショ
ンを持ってくるよう移動する距離は、ブロックDの終端
が正確にライト/リードヘッドの前部に位置していると
いう仮定の下に決められる。もしそうでなかったなら、
テープの緩みによって、テープが移動する次の位置がこ
の不正確さを反映し、このことは連続的な再位置決めの
繰り返しを増加させる。
【0018】本発明の原理に従えば、テープ張力によっ
て変化する、選択されたテープ特性がモニターされ、そ
してその特性が前もって決められた量、すなわちテープ
張力が満足できるレベル以下になっていることを示す
量、を越えた時に、例えば、より長い巻き戻し17が実
行されて、ライト/リードヘッドの前にブロックAのよ
うな、別のブロックの開始部が来るようにテープを移動
させる。こうしてテープ5はブロックAの開始点からブ
ロックDの終了点までの間に相当する余分な距離、すな
わち望ましいレベルにまでテープ張力を回復させるよう
に選択された距離、だけ前進させられる。
【0019】モニターされる選択された特性は単に時間
であってもよく、そしてもし前もって決められた数の
(またはそれを越える)スタート/ストップ動作過程が
所定の時間だけ生じたならば、より長い巻き戻し17が
実行される。この特性はまた、テープ移送の距離であっ
てもよく、そしてもしテープ移送の所定の距離毎に前も
って決められた数のスタート/ストップ動作過程が生じ
ると、より大きな巻き戻し17が実行される。逆に、こ
の特性は公知の方法でモニターすることができるテープ
エッジまたはテープトラックの位置であってもよく、米
国特許第4,476,503号で説明されているよう
に、この目的のためにライト/リードヘッド内に設けら
れている余分な磁気ピックアップを使用するものであ
る。テープ5に適正な張力が与えられている時には、テ
ープの移送路は実質的にまっすぐであり、そしてそのた
めテープエッジまたは選択されたデータトラックもまた
実質的にまっすぐであり、結果的にその位置を表現する
信号は実質的に一定である。テープ5が緩んでくると、
テープエッジまたは選択されたデータトラックは蹄形と
なって、そして全体としては正弦波的な路を通る。実質
的にまっすぐな路からの偏りの程度が、テープ張力が許
容量以下になったことを示した時、信号が発生されて、
より大きな巻き戻し17が実行される。
【0020】前述方法によって動作する装置の第1の実
施例が図4に示されている。この実施例では、付加的磁
気ピックアップはコイル18として表わされており、そ
の出力は増幅器19に供給される。増幅器19のアナロ
グ出力はアナログ−ディジタルコンバーター20の入力
に加えられ、これはスレッショールド検出器21の入力
に供給されるディジタルパルス列を発生する。コイル1
8からのアナログ信号が増加的に正弦波を描く時、スレ
ッショールド検出器21に供給されるパルス列のパルス
の継続時間または振幅は増加する。振幅または継続時間
が前もって決められた値を越えた時、スレッショールド
検出器21は、テープ前進/後退制御ユニット22に供
給される信号を発生する。このテープ前進/後退制御ユ
ニット22は前述のテープ駆動モーター23の動作を制
御し、そして特に、どの方向にモーターが動作すべきか
の、換言すればテープ移送の方向(すなわち前進または
後置)を決める、命令をする信号をテープ駆動モーター
23に供給する。テープ前進/後退制御ユニット22に
よって供給される信号の継続時間は、テープ駆動モータ
ー23が特定の方向に動作する時間の長さを決める。テ
ープ張力が許容レベル内にある限り、テープ前進/後退
制御ユニット22はテープ駆動モーター23を通常の方
法で、必要に応じて短かい巻き戻し16の実行を含ん
で、動作させる。しかし、スレッショールド検出器21
からの信号を受信するとテープ前進/後退制御ユニット
22はテープ駆動モーター23に信号を供給して、図3
に示されるより長い巻き戻し17を生じさせる。テープ
張力が再び許容できないレベルになるまで、このように
して適当なテープ張力が回復され、そしてコイル18か
らのアナログ信号はその実質的な一定のレベルを再び得
ることになる。
【0021】付加的な磁気ピックアップを用いて作られ
た別の実施例は図5に示されており、ピックアップは再
びコイル18として表現され、これは増幅器19に信号
を供給する。図5の実施例中では増幅器19の出力は、
抵抗器25とコンデンサ26とで形成される積分器24
に供給される。積分器24の出力は、コイル18からの
信号のエンベロープを表現している。積分器24の出力
はエンベロープ検出器27に供給される。エンベロープ
が前もって決められた値を越えた時、エンベロープ検出
器27は信号をテープ前進/後退制御22に供給し、制
御22は図4の実施例と関連して説明されたような動作
によってより長い巻き戻し17を実行する。
【0022】本発明の原理によって構成された、テープ
張力を維持するための装置の別の実施例が図6に示され
ている。この実施例では、テープ前進/後退制御ユニッ
ト22は、いくらかの回数のスタート/ストップ動作過
程にわたり、テープ駆動モーター23を制御するため
に、前述のように動作する。テープ前進/後退制御ユニ
ット22がテープ駆動モーター23に、後退方向を表わ
す信号を供給する都度、その信号はまたカウンター28
にも供給される。リセットユニット29によってリセッ
トされる前にカウンター28が特定のカウントに達した
時、このカウンターは信号をテープ前進/後退制御ユニ
ット22に供給し、制御ユニットはテープ駆動モーター
23がより長い巻き戻し17を実行するように動作す
る。こうして図6の実施例では、以下に説明されるよう
にリセットユニット29によってセットされた限界内で
生ずる所定数のスタート/ストップ動作過程が必然的に
テープ5内に十分な緩みを発生させると考えられるの
で、より長い巻き戻し17が必要とされると想定されて
いる。
【0023】リセットユニット29は、カウンター28
にリセット信号を供給するための基礎として、時間経過
を、またはテープ移送の距離を基に動作することもでき
る。時間を基にした動作の場合、リセットユニット29
はテープ駆動モーター23が走行している時にはいつで
も、テープ駆動モーター23からの信号を受取る。この
信号は、標準的なクロック信号、rpm計数、またはテ
ープ駆動モーター23の動作時間に相当するどのような
適切な信号であってもよい。テープ駆動モーター23
の、選択された動作時間が経過すると、リセットユニッ
ト29はカウンター28に供給されるリセット信号を発
生する。リセットユニット29によってリセットされる
前に、より長い巻き戻し17が実行されるべきカウント
に相当するカウントを、カウンター28が越えなかった
ならば、カウンターはゼロにリセットされる。もしカウ
ンター28のカウントが、リセットユニット29によっ
てモニターされるような特定の時間の経過の前に特定の
値に達したならば、前述の説明のように、より長い巻き
戻し17が開始される。
【0024】逆に、リセットユニット29がテープ移送
の距離を測るものであって、リセット信号を発生するた
めの基礎としてその値が使用されることもある。ここで
もまた、この値はテープ駆動モーター23の動作の継続
時間を表わすテープ駆動モーター23からの信号、rp
m信号、または類似の信号から得ることができる。それ
らの信号のどれであっても、簡単な計算によってテープ
の移動の距離と関係させることができる。テープによる
移動の距離が特定のレベルに達した時、リセットユニッ
ト29は信号をカウンター28に供給する。ここでもま
た、リセット信号を受ける前に、より長い巻き戻し17
の必要を表わしている、カウンター28内のレベルにカ
ウントが達しなかったならば、カウンターはゼロのカウ
ントにリセットされる。
【0025】当業技術者によって変更や変形が想像でき
るとしても、請求された特許を基にした変形や変更は本
発明の範囲にあることは合理的に、そして適正に判断さ
れる。
【0026】本発明によれば、テープ張力と共に変化す
る前記テープの特性をモニターする段階は、前記テープ
上のエッジまたは選択されたトラックの1つの位置をモ
ニターすることによって定義されるようにもできる。
【0027】本発明によれば、前記特性が選択された値
に達した時を決める段階が、さらに、前記位置に相当す
るアナログ信号を発生する段階と、前記アナログ信号を
ディジタル信号に変換する段階と、前記ディジタル信号
のパラメーターが前もって決められたスレッショールド
を越えた時を検出する段階と、そして前記パラメーター
が前記スレッショールドに達した時に、前記テープの前
記巻き戻しを開始させるための信号を発生する段階によ
って定義されるようにもできる。
【0028】本発明によれば、前記特性が選択された値
に達した時を決める段階が、さらに、前記位置に相当す
るアナログ信号を発生する段階と、エンベロープ信号を
得るために前記アナログ信号を積分する段階と、前記エ
ンベロープ信号が前もって決められた値を越えた時を識
別するため前記エンベロープ信号を検出する段階と、そ
して前記エンベロープ信号が前記前もって決められた値
を越えた時に前記テープの前記巻き戻しを開始させるた
めの信号を発生する段階、とによって定義されるように
もできる。
【0029】本発明によれば、テープ張力と共に変化す
る、前記テープの特性をモニターする段階が、さらに所
定の継続時間にわたって前記テープのスタート/ストッ
プ動作過程の回数のモニターによって定義されるように
もできる。
【0030】本発明によれば、テープ張力と共に変化す
る、前記テープの特性をモニターする段階が、さらにテ
ープ移送の所定の距離にわたって生ずる、前記テープの
スタート/ストップ動作過程の回数をモニターすること
によって定義されるようにもできる。
【0031】本発明によれば、選択された継続時間内に
発生するスタート/ストップ動作過程の前記前もって決
められた回数を必要とするような付加的な段階を含むこ
ともできる。
【0032】本発明によれば、テープ移送の前もって決
められた距離内に発生するスタート/ストップ動作過程
の前記前もって決められた回数を必要とするような付加
的な段階を含むこともできる。
【0033】本発明によれば、前記テープの距離をモニ
ターするための前記装置が特定の限界内の前記テープの
スタート/ストップ動作過程の回数を計数するようにも
できる。
【0034】本発明によれば、特定の限界内の前記テー
プのスタート/ストップ動作過程の回数を計数するため
の前記装置は、前もって決められた継続時間内の前記テ
ープのスタート/ストップ動作過程の回数を計数するた
めの装置であるようにもできる。
【0035】本発明によれば、特定の限界内の前記テー
プのスタート/ストップ動作過程の回数を計数するため
の前記装置は、テープ移送の前もって決められた距離内
に生ずる前記テープのスタート/ストップ動作過程の回
数を計数するための装置であるようにもできる。
【0036】本発明によれば、前記テープの特性をモニ
ターするための前記装置は、前記テープの移送の間の前
記テープのエッジまたは前記テープ上のトラックの少な
くとも1つの位置をモニターし、そして前記位置に相当
するアナログ信号を発生するための装置であるようにも
できる。
【0037】本発明によれば、前記特性が選択された値
に達した時を決めるための前記装置が、前記アナログ信
号を一連のパルスからなるディジタル信号に変換するた
めの装置と、そして前記ディジタル信号のパルスの選択
されたパラメーターが前もって決められたスレッショー
ルドに達した時、前記テープを巻き戻すための前記装置
の制御用の信号を発生するためのスレッショールド検出
器装置とを含むようにもできる。
【0038】本発明によれば、前記特性が選択された値
に達した時を決めるための前記装置が、エンベロープ信
号を得るため前記アナログ信号を積分するための装置
と、前記エンベロープが前記選択された値に達した時、
前記テープを巻き戻すために前記装置のための制御信号
を発生するため、前記エンベロープ信号を評価するため
の装置とを含むようにもできる。
【0039】
【発明の効果】多数回のスタート/ストップ動作過程に
よって反転にさらされているテープカートリッジ内の磁
気テープの張力を維持するための装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なテープカートリッジの平面図である。
【図2】前進および反転方向の移送において図1のカー
トリッジ内のテープによって得られる張力を示す図であ
る。
【図3】本発明の原理によってテープ張力を維持するた
めの方法と装置を説明するための、図1のカートリッジ
内のテープの概略図である。
【図4】テープカートリッジ内のテープ張力を維持する
ための、本発明の原理によって構成された装置の第一の
実施例の概略ブロック図である。
【図5】テープカートリッジ内のテープ張力を維持する
ための、本発明の原理によって構成された第二の実施例
の概略ブロック図である。
【図6】テープカートリッジ内のテープ張力を維持する
ための、本発明の原理によって構成された第三の実施例
の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 2 ハウジング 3,4 リール 5 テープ 6 キャップスタンド 7 ベルト 8 駆動ローラー 9 ターニングローラー 10 ダストカバー 11 ピボットピン 12〜14 張力曲線 15 テープ方向 16 普通の巻き戻し 17 より大きな巻き戻し 18 コイル 19 増幅器 20 A/Dコンバーター 21 スレッショールド検出器 22 前進/後退制御ユニット 23 テープ駆動モーター 24 積分器 25 抵抗器 26 コンデンサ 27 エンベロープ検出器 28 コンバーター 29 リセットユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカートリッジ内のテープの張力−
    前記テープの張力は前記テープが前進方向に移送される
    に従い増加する−を維持するための方法において、テー
    プ張力と共に変化するような前進テープの特性をモニタ
    ーする段階と、何時前記特性が、許容できない低張力に
    相当する選択された値に達したかを測定する(決定す
    る)段階と、前記選択された値に達した時に、ある距離
    −前記テープが前記距離だけ前進方向に移送された後に
    テープ張力が許容レベルを回復するのに十分な距離−だ
    け前記テープを巻き戻す段階と、そしてテープ張力が前
    記許容レベルを回復するように前記距離だけ前記前進方
    向に前記テープを前進させる段階とを含むことを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 テープが前進方向に移送されるに従い、
    前記テープの張力が増加するようにして、テープカート
    リッジ内のテープの張力を維持するための方法におい
    て、前記テープの各スタート/ストップ動作過程の生起
    の都度、前記テープの通常の巻き戻しを実行する段階
    と、前もって決められた回数のスタート/ストップ動作
    過程の発生の都度、選択された量だけ、前記通常の巻き
    戻しよりも長く、前記テープの張力回復用巻き戻しを実
    行する段階とを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 テープカートリッジ内のテープの張力−
    前記テープの張力は前記テープが前進方向に移送される
    に従い増加する−を維持するための装置において、テー
    プ張力と共に変化するような前記テープの特性をモニタ
    ーするための装置と、何時前記特性が、許容できない低
    張力に相当する選択された値に達したかを測定する(決
    める)ための装置と、前記選択された値に達した時に、
    ある距離−前記テープが前記距離だけ前進方向に移送さ
    れた後にテープ張力が許容レベルを回復するのに十分な
    距離−だけ前記テープを巻き戻すための装置と、そして
    テープ張力が前記許容レベルを回復するように前記距離
    だけ前記前進方向に前記テープを前進させるための装置
    とを含むことを特徴とする装置。
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