JPH05216422A - 楕円パターン発生回路 - Google Patents
楕円パターン発生回路Info
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- JPH05216422A JPH05216422A JP4041870A JP4187092A JPH05216422A JP H05216422 A JPH05216422 A JP H05216422A JP 4041870 A JP4041870 A JP 4041870A JP 4187092 A JP4187092 A JP 4187092A JP H05216422 A JPH05216422 A JP H05216422A
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- waveform
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡略化された構成で、楕円パターン中心の設
定、大きさの変更も容易に行うことができる楕円パター
ン発生回路を提供する。 【構成】 水平パラボラ波形発生部20のカウンタ22
では、負の値の中心水平座標から直線的に正の方向にカ
ウントが行われる。このカウント値は、加算器24,デ
ータラッチ回路26による積分器で積分され、水平方向
のパラボラ波形が得られる。同様にして、垂直パラボラ
波形発生部30では、垂直方向のパラボラ波形が得られ
る。これらを、コンパレート部40の加算器42で加算
してコンパレータ44でしきい値と比較すると、楕円パ
ターンが得られる。
定、大きさの変更も容易に行うことができる楕円パター
ン発生回路を提供する。 【構成】 水平パラボラ波形発生部20のカウンタ22
では、負の値の中心水平座標から直線的に正の方向にカ
ウントが行われる。このカウント値は、加算器24,デ
ータラッチ回路26による積分器で積分され、水平方向
のパラボラ波形が得られる。同様にして、垂直パラボラ
波形発生部30では、垂直方向のパラボラ波形が得られ
る。これらを、コンパレート部40の加算器42で加算
してコンパレータ44でしきい値と比較すると、楕円パ
ターンが得られる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、例えば画像処理において
特殊効果を得たり、画像情報の検出エリア設定などに用
いる楕円パターン発生回路の改良に関する。
特殊効果を得たり、画像情報の検出エリア設定などに用
いる楕円パターン発生回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】所望の大きさの楕円パターン(楕円類似
パターンも含む)をテレビジョン画面上に画像信号に同
期して発生させる手法としては、数式による演算を行う
ものがある。理解を容易にするために楕円の特別な場合
である円の場合を例として説明する。画面上の水平方向
の座標をX,垂直方向の座標をY,円の中心座標をX
o,Yoとすると、円の数式は、 (X−Xo)2+(Y−Yo)2……(1) となる。この計算を、着目する画素の座標データについ
て実行する。そして、その結果を、あらかじめ設定して
おいた定数(円の半径の2乗に相当する)と比較し、そ
の大小関係から着目画素が式(1)及び定数で規定され
た円の内側か外側かが判断される。
パターンも含む)をテレビジョン画面上に画像信号に同
期して発生させる手法としては、数式による演算を行う
ものがある。理解を容易にするために楕円の特別な場合
である円の場合を例として説明する。画面上の水平方向
の座標をX,垂直方向の座標をY,円の中心座標をX
o,Yoとすると、円の数式は、 (X−Xo)2+(Y−Yo)2……(1) となる。この計算を、着目する画素の座標データについ
て実行する。そして、その結果を、あらかじめ設定して
おいた定数(円の半径の2乗に相当する)と比較し、そ
の大小関係から着目画素が式(1)及び定数で規定され
た円の内側か外側かが判断される。
【0003】しかし、このように各画素毎に式(1)の
演算や定数との比較を行うのは、演算回路の規模が大き
くなる。そこで、各画素毎の計算結果をあらかじめ求め
てメモリに格納し、動作時にそれらの計算結果を順次読
み出す。そして、それらをあらかじめ設定した定数と比
較し、大小関係から円の内側か外側かを判断するように
する。
演算や定数との比較を行うのは、演算回路の規模が大き
くなる。そこで、各画素毎の計算結果をあらかじめ求め
てメモリに格納し、動作時にそれらの計算結果を順次読
み出す。そして、それらをあらかじめ設定した定数と比
較し、大小関係から円の内側か外側かを判断するように
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、次のような不都合がある。まず最初
の式(1)の計算を行う方法では、各電子ビームによる
走査が行われる間に、各画素について演算を終了させな
ければならない。従って、演算回路には高速性が要求さ
れることになる。また、式(1)は乗算を含むので、回
路規模が大きくなってしまう。
うな従来技術では、次のような不都合がある。まず最初
の式(1)の計算を行う方法では、各電子ビームによる
走査が行われる間に、各画素について演算を終了させな
ければならない。従って、演算回路には高速性が要求さ
れることになる。また、式(1)は乗算を含むので、回
路規模が大きくなってしまう。
【0005】また、その次の方法では、演算はあらかじ
め行われているが、その結果を格納するためのメモリが
必要となる。また、楕円パターンの中心座標の変更を簡
単に行うことができない。本発明は、これらの点に着目
したもので、簡略化された構成で、楕円パターン中心の
設定、大きさの変更も容易に行うことができる楕円パタ
ーン発生回路を提供することをその目的とする。
め行われているが、その結果を格納するためのメモリが
必要となる。また、楕円パターンの中心座標の変更を簡
単に行うことができない。本発明は、これらの点に着目
したもので、簡略化された構成で、楕円パターン中心の
設定、大きさの変更も容易に行うことができる楕円パタ
ーン発生回路を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象となる画
像信号に同期して楕円パターンを発生させる楕円パター
ン発生回路において、この回路は、水平方向波形発生手
段と、垂直方向波形発生手段と、コンパレート手段とを
含み、前記各波形発生手段は、該当する方向の画素配列
に対応するクロック信号のタイミングで、所望の中心座
標から直線的に逆の符号方向にカウントを行うカウント
手段と、このカウント手段の出力の積分手段とを各々含
み、前記コンパレート手段は、前記各波形発生手段の出
力の加算手段と、これによる加算結果を所定のしきい値
と比較する比較手段とを備えたことを特徴とする。
像信号に同期して楕円パターンを発生させる楕円パター
ン発生回路において、この回路は、水平方向波形発生手
段と、垂直方向波形発生手段と、コンパレート手段とを
含み、前記各波形発生手段は、該当する方向の画素配列
に対応するクロック信号のタイミングで、所望の中心座
標から直線的に逆の符号方向にカウントを行うカウント
手段と、このカウント手段の出力の積分手段とを各々含
み、前記コンパレート手段は、前記各波形発生手段の出
力の加算手段と、これによる加算結果を所定のしきい値
と比較する比較手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、水平,垂直の各波形発生手段
では、楕円中心を通る水平,垂直の各座標から逆の符号
方向に、例えば座標が負であれば正の方向に直線的にカ
ウントが行われる。これらのカウント値が積分される
と、中心座標分のカウント時点で符号が逆転するため、
パラボラ波形が各々得られる。これらの波形が加算され
て、所定のしきい値と比較されると、楕円パターンが得
られる。
では、楕円中心を通る水平,垂直の各座標から逆の符号
方向に、例えば座標が負であれば正の方向に直線的にカ
ウントが行われる。これらのカウント値が積分される
と、中心座標分のカウント時点で符号が逆転するため、
パラボラ波形が各々得られる。これらの波形が加算され
て、所定のしきい値と比較されると、楕円パターンが得
られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明にかかる楕円パターン発生回路
の一実施例について、添付図面を参照しながら説明す
る。図1には、本実施例の構成が示されている。同図に
おいて、楕円パターン発生回路10は、水平パラボラ波
形発生部20,垂直パラボラ波形発生部30,及びコン
パレート部40によって構成されている。まず、水平パ
ラボラ波形発生部20の入力側には、9ビットのカウン
タ22が設けられている。このカウンタ22には、楕円
中心の水平座標が入力されている。また、そのロード
(LOAD)入力側には、水平同期信号HDが入力されてお
り、クロック(CK)入力側には水平方向の画素配列に対
応するクロック信号CLKが入力されている。
の一実施例について、添付図面を参照しながら説明す
る。図1には、本実施例の構成が示されている。同図に
おいて、楕円パターン発生回路10は、水平パラボラ波
形発生部20,垂直パラボラ波形発生部30,及びコン
パレート部40によって構成されている。まず、水平パ
ラボラ波形発生部20の入力側には、9ビットのカウン
タ22が設けられている。このカウンタ22には、楕円
中心の水平座標が入力されている。また、そのロード
(LOAD)入力側には、水平同期信号HDが入力されてお
り、クロック(CK)入力側には水平方向の画素配列に対
応するクロック信号CLKが入力されている。
【0009】このようなカウンタ22の出力側は、14
ビットの加算器24に接続されている。この加算器24
の出力例側には、14ビットのデータラッチ回路26が
接続されている。そして、このデータラッチ回路26の
出力側は、加算器24及びコンパレート部40の入力側
に各々接続されている。データラッチ回路26のクロッ
ク入力側には、カウンタ22と同様にクロック信号CL
Kが入力されており、クリア(CL)入力側には水平同期
信号HDが入力されている。
ビットの加算器24に接続されている。この加算器24
の出力例側には、14ビットのデータラッチ回路26が
接続されている。そして、このデータラッチ回路26の
出力側は、加算器24及びコンパレート部40の入力側
に各々接続されている。データラッチ回路26のクロッ
ク入力側には、カウンタ22と同様にクロック信号CL
Kが入力されており、クリア(CL)入力側には水平同期
信号HDが入力されている。
【0010】次に、垂直パラボラ波形発生部30の入力
側には、9ビットのカウンタ32が設けられている。そ
して、このカウンタ32の出力側には、水平パラボラ波
形発生部20と同様に、14ビットの加算器34,14
ビットのデータラッチ回路36が各々設けられており、
同様の入出力の接続となっている。なお、カウンタ32
のロード入力側及びデータラッチ回路36のクリア入力
側には、垂直同期信号VDが入力されており、それらの
クロック入力側には水平同期信号HDが各々入力されて
いる。
側には、9ビットのカウンタ32が設けられている。そ
して、このカウンタ32の出力側には、水平パラボラ波
形発生部20と同様に、14ビットの加算器34,14
ビットのデータラッチ回路36が各々設けられており、
同様の入出力の接続となっている。なお、カウンタ32
のロード入力側及びデータラッチ回路36のクリア入力
側には、垂直同期信号VDが入力されており、それらの
クロック入力側には水平同期信号HDが各々入力されて
いる。
【0011】次に、データラッチ回路26,36の出力
側は、コンパレート部40の15ビットの加算器42の
入力側に各々接続されている。この加算器42の出力側
は、15ビットのコンパレータ44の一方の比較入力側
に接続されている。このコンパレータ44の他方の比較
入力側には、所望のしきい値が入力されており、このコ
ンパレータ44の出力が楕円パターン出力側となってい
る。
側は、コンパレート部40の15ビットの加算器42の
入力側に各々接続されている。この加算器42の出力側
は、15ビットのコンパレータ44の一方の比較入力側
に接続されている。このコンパレータ44の他方の比較
入力側には、所望のしきい値が入力されており、このコ
ンパレータ44の出力が楕円パターン出力側となってい
る。
【0012】以上の各部のうち、水平パラボラ波形発生
部20はカウンタ22の出力を積分する構成となってい
る。カウンタ22は、負論理で表現されている水平同期
信号HDの入力のタイミングで、楕円中心水平座標がプ
リセットされるようになっている。楕円中心水平座標
は、2の補数で表現されており、その極性反転された負
の符号のものがカウンタ22に入力されている。また、
カウンタ22のプリセットに伴って、データラッチ回路
26がクリアされるようになっている。
部20はカウンタ22の出力を積分する構成となってい
る。カウンタ22は、負論理で表現されている水平同期
信号HDの入力のタイミングで、楕円中心水平座標がプ
リセットされるようになっている。楕円中心水平座標
は、2の補数で表現されており、その極性反転された負
の符号のものがカウンタ22に入力されている。また、
カウンタ22のプリセットに伴って、データラッチ回路
26がクリアされるようになっている。
【0013】そして、クロック信号が歩進すると、カウ
ンタ22はプリセット値から「1」ずつカウントアップ
し、データラッチ回路26はクロック信号の立ち上がり
エッジでデータを読み込む動作を行うように構成されて
いる。なお、クロック信号は水平方向における画素配列
に対応している。
ンタ22はプリセット値から「1」ずつカウントアップ
し、データラッチ回路26はクロック信号の立ち上がり
エッジでデータを読み込む動作を行うように構成されて
いる。なお、クロック信号は水平方向における画素配列
に対応している。
【0014】垂直パラボラ波形発生部30も基本的に
は、水平パラボラ波形発生部20と同様の構成になって
いる。しかし、カウンタ22のプリセット,データラッ
チ回路36のクリアには、負論理で表現されている垂直
同期信号VDが用いられており、カウンタ32のカウン
トアップ,データラッチ回路36のデータラッチには、
水平同期信号HDが用いられている。
は、水平パラボラ波形発生部20と同様の構成になって
いる。しかし、カウンタ22のプリセット,データラッ
チ回路36のクリアには、負論理で表現されている垂直
同期信号VDが用いられており、カウンタ32のカウン
トアップ,データラッチ回路36のデータラッチには、
水平同期信号HDが用いられている。
【0015】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。
なお、図2には積分によるパラボラ波形の生成の様子が
示されており、図3には全体の動作が概念的に示されて
いる。
動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。
なお、図2には積分によるパラボラ波形の生成の様子が
示されており、図3には全体の動作が概念的に示されて
いる。
【0016】最初に、水平パラボラ波形発生部20の動
作から説明する。水平同期信号HDが入力されると、カ
ウンタ22では楕円中心水平座標がロード,すなわちプ
リセットされる。同時に、水平同期信号HDの入力によ
ってデータラッチ回路26がクリアされる。従って、そ
の出力は「0」となり、加算器24には、カウンタ22
のプリセット値のみが入力された状態となる。
作から説明する。水平同期信号HDが入力されると、カ
ウンタ22では楕円中心水平座標がロード,すなわちプ
リセットされる。同時に、水平同期信号HDの入力によ
ってデータラッチ回路26がクリアされる。従って、そ
の出力は「0」となり、加算器24には、カウンタ22
のプリセット値のみが入力された状態となる。
【0017】次に、この状態でクロック信号CLKのみ
が入力されると、カウンタ22はプリセットされた負の
値から「1」ずつカウントアップすることになる。すな
わち、カウンタ22の出力はクロック信号CLKの入力
に対して、図2(A)に示すように直線的に変化してゆ
く。
が入力されると、カウンタ22はプリセットされた負の
値から「1」ずつカウントアップすることになる。すな
わち、カウンタ22の出力はクロック信号CLKの入力
に対して、図2(A)に示すように直線的に変化してゆ
く。
【0018】他方、データラッチ回路26では、クロッ
ク信号CLKの入力に基づいて加算器24の出力がラッ
チされ、この値が加算器24の入力側にフィードバック
されることになる。このような動作が繰り返し行われる
と、結果的にカウンタ22の出力が積分されてデータラ
ッチ回路26から出力されることになる。
ク信号CLKの入力に基づいて加算器24の出力がラッ
チされ、この値が加算器24の入力側にフィードバック
されることになる。このような動作が繰り返し行われる
と、結果的にカウンタ22の出力が積分されてデータラ
ッチ回路26から出力されることになる。
【0019】ところで、カウンタ22の出力は、図2
(A)に示すように最初のうちは負の値である。従っ
て、加算器24及びデータラッチ回路26による積分値
は負の方向に大きくなる。しかし、カウンタ22の出力
はやがて「0」になるとともに、その後は正の値に転ず
る。従って、その積分値は正の方向に変化するようにな
る。これにより、データラッチ回路26の出力は、同図
(B)に示すように変化し、水平方向のパラボラ波形が
得られることになる。
(A)に示すように最初のうちは負の値である。従っ
て、加算器24及びデータラッチ回路26による積分値
は負の方向に大きくなる。しかし、カウンタ22の出力
はやがて「0」になるとともに、その後は正の値に転ず
る。従って、その積分値は正の方向に変化するようにな
る。これにより、データラッチ回路26の出力は、同図
(B)に示すように変化し、水平方向のパラボラ波形が
得られることになる。
【0020】次に、垂直パラボラ波形発生部30の動作
について説明する。基本的な動作は、上述した水平パラ
ボラ波形発生部20と同様である。ただし、この場合に
は垂直方向であるから、水平同期信号HDの代わりに垂
直同期信号VDが用いられ、クロック信号CLKのかわ
りに垂直方向の画素配列に対応する水平同期信号HDが
用いられる。
について説明する。基本的な動作は、上述した水平パラ
ボラ波形発生部20と同様である。ただし、この場合に
は垂直方向であるから、水平同期信号HDの代わりに垂
直同期信号VDが用いられ、クロック信号CLKのかわ
りに垂直方向の画素配列に対応する水平同期信号HDが
用いられる。
【0021】次に、以上のようにして得られた水平,垂
直の各パラボラ波形は、コンパレート部40の加算器4
2に入力されて加算され、加算値はコンパレータ44で
しきい値と比較される。図3にはこの様子が示されてお
り、水平パラボラ波形発生部20の出力は、同図(A)
に示すように水平方向のパラボラ波形となる。上述した
図2(B)の波形は、同図(A)を矢印Fから見た波形
に相当する。同様に、垂直パラボラ波形発生部30の出
力は、同図(B)に示すように垂直方向のパラボラ波形
となる。
直の各パラボラ波形は、コンパレート部40の加算器4
2に入力されて加算され、加算値はコンパレータ44で
しきい値と比較される。図3にはこの様子が示されてお
り、水平パラボラ波形発生部20の出力は、同図(A)
に示すように水平方向のパラボラ波形となる。上述した
図2(B)の波形は、同図(A)を矢印Fから見た波形
に相当する。同様に、垂直パラボラ波形発生部30の出
力は、同図(B)に示すように垂直方向のパラボラ波形
となる。
【0022】これらを加算すると、同図(C)に示す紡
錘形となる。しきい値は、紡錘形を切る平面に相当し、
その値を変化させると楕円波形を切る位置が変化するこ
とになる。このように、本実施例では楕円波形は上に開
いた形であるので、しきい値A,加算値Bに対してA>
Bであれば楕円の内側,A<Bであれば楕円の外側とい
うことになる。従って、コンパレータ44の出力の論理
値によって、楕円パターン50が表されることになる。
錘形となる。しきい値は、紡錘形を切る平面に相当し、
その値を変化させると楕円波形を切る位置が変化するこ
とになる。このように、本実施例では楕円波形は上に開
いた形であるので、しきい値A,加算値Bに対してA>
Bであれば楕円の内側,A<Bであれば楕円の外側とい
うことになる。従って、コンパレータ44の出力の論理
値によって、楕円パターン50が表されることになる。
【0023】ここで、図3(C)に示したように、しき
い値を変化させれば楕円パターンの大きさを変化させる
ことができる。また、画面上における楕円の位置は、水
平,垂直の中心座標の値を変更することで容易に実行可
能である。しきい値を画像信号に同期して変化させるよ
うにしても、種々のパターンを得ることができる。
い値を変化させれば楕円パターンの大きさを変化させる
ことができる。また、画面上における楕円の位置は、水
平,垂直の中心座標の値を変更することで容易に実行可
能である。しきい値を画像信号に同期して変化させるよ
うにしても、種々のパターンを得ることができる。
【0024】更に、加算器24とデータラッチ回路2
6,あるいは加算器34とデータラッチ回路36による
積分の程度を変更すれば、図2(B)に示したパラボラ
波形が変化し、楕円の形状が変化することになる。図4
にはその一例が示されており、垂直パラボラ波形発生部
60のデータラッチ回路36のクロック入力側には、カ
ウンタ62が接続されている。なお、他の構成部分は前
記実施例と同様である。
6,あるいは加算器34とデータラッチ回路36による
積分の程度を変更すれば、図2(B)に示したパラボラ
波形が変化し、楕円の形状が変化することになる。図4
にはその一例が示されており、垂直パラボラ波形発生部
60のデータラッチ回路36のクロック入力側には、カ
ウンタ62が接続されている。なお、他の構成部分は前
記実施例と同様である。
【0025】このカウンタ62は、図5に詳細に示すよ
うに、ロード入力側には水平同期信号HDが入力されて
おり、クロック入力側にはクロック信号CLKが入力さ
れている。また、DA〜DD入力側には積分速度が4ビ
ットで入力されており、キャリアウト(CARRY OUT)側
とイネーブル(ENABLE)側との間にインバータ64が接
続されている。そして、4ビットのカウント出力中のQ
Aがデータラッチ回路36のクロック入力側に接続され
ている。
うに、ロード入力側には水平同期信号HDが入力されて
おり、クロック入力側にはクロック信号CLKが入力さ
れている。また、DA〜DD入力側には積分速度が4ビ
ットで入力されており、キャリアウト(CARRY OUT)側
とイネーブル(ENABLE)側との間にインバータ64が接
続されている。そして、4ビットのカウント出力中のQ
Aがデータラッチ回路36のクロック入力側に接続され
ている。
【0026】次に、このようなカウンタ62の動作を図
6のタイムチャートを参照しながら説明する。水平同期
信号HDが入力されて論理値の「L」となると(同図
(B),時刻TA参照)、DA〜DDに入力されている
積分速度(図示の例では「9」)がロードされてプリセ
ットされ、これがQA〜QDに出力される(同図(C)
〜(F)時刻TA参照)。
6のタイムチャートを参照しながら説明する。水平同期
信号HDが入力されて論理値の「L」となると(同図
(B),時刻TA参照)、DA〜DDに入力されている
積分速度(図示の例では「9」)がロードされてプリセ
ットされ、これがQA〜QDに出力される(同図(C)
〜(F)時刻TA参照)。
【0027】この状態でクロック信号CLKが入力され
ると、その入力毎にカウント値が歩進し、QA〜QD出
力はプリセット値「9」から10,11,12,……と
15までカウントアップする(同図(C)〜(F),時
刻TB〜TC参照)。この時点でキャリアウト出力が論
理値の「H」となるが(同図(G)参照)、これに基づ
いてインバータ64によりイネーブル側が論理値の
「L」となる(同図(H)参照)。このため、以降のク
ロック信号入力によるカウント動作は停止されることに
なる。すなわち、カウンタ62では、次の水平同期信号
HDの入力があるまでカウント動作が行われず、QA〜
QD出力は変化しないことになる。
ると、その入力毎にカウント値が歩進し、QA〜QD出
力はプリセット値「9」から10,11,12,……と
15までカウントアップする(同図(C)〜(F),時
刻TB〜TC参照)。この時点でキャリアウト出力が論
理値の「H」となるが(同図(G)参照)、これに基づ
いてインバータ64によりイネーブル側が論理値の
「L」となる(同図(H)参照)。このため、以降のク
ロック信号入力によるカウント動作は停止されることに
なる。すなわち、カウンタ62では、次の水平同期信号
HDの入力があるまでカウント動作が行われず、QA〜
QD出力は変化しないことになる。
【0028】このような動作が、水平同期信号HDの入
力毎に繰り返し行われる。そして、QAから出力された
パルスに基づいて、データラッチ回路36のデータラッ
チが行われ、更に加算器34へのフィードバックが行わ
れて積分が行われることになる。従って、そのパルス数
を変化させれば、積分の程度が変化して結果的に楕円パ
ターン50の形状が変化することになる。
力毎に繰り返し行われる。そして、QAから出力された
パルスに基づいて、データラッチ回路36のデータラッ
チが行われ、更に加算器34へのフィードバックが行わ
れて積分が行われることになる。従って、そのパルス数
を変化させれば、積分の程度が変化して結果的に楕円パ
ターン50の形状が変化することになる。
【0029】水平同期信号1つ当りいくつのパルスを出
力するかは、カウンタ62のDA〜DDに入力されてい
る積分速度を変更すればよい。例えば、必要なパルス数
をNとすると、15−2Nを積分速度としてプリセット
するようにすればよい。
力するかは、カウンタ62のDA〜DDに入力されてい
る積分速度を変更すればよい。例えば、必要なパルス数
をNとすると、15−2Nを積分速度としてプリセット
するようにすればよい。
【0030】なお、本発明は何ら上記実施例に限定され
るものではなく、例えば回路構成は同様の作用を奏する
ように種々設計変更が可能であり、これらのものも含ま
れる。また、上記実施例では、負の値からカウントアッ
プし、そのカウント値を積分することとしたが、正の値
からカウントダウンしてそのカウント値を積分してもよ
い。この場合には下に開く楕円になる。
るものではなく、例えば回路構成は同様の作用を奏する
ように種々設計変更が可能であり、これらのものも含ま
れる。また、上記実施例では、負の値からカウントアッ
プし、そのカウント値を積分することとしたが、正の値
からカウントダウンしてそのカウント値を積分してもよ
い。この場合には下に開く楕円になる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による楕円
パターン発生回路によれば、直線的に出力が変化するカ
ウンタの出力の積分を行うこととしたので、乗算回路や
メモリを必要とすることなく、簡便に楕円パターンを得
ることができる。また、楕円中心,波形,あるいは大き
さを所望に応じて容易に変更することができるという効
果もある。
パターン発生回路によれば、直線的に出力が変化するカ
ウンタの出力の積分を行うこととしたので、乗算回路や
メモリを必要とすることなく、簡便に楕円パターンを得
ることができる。また、楕円中心,波形,あるいは大き
さを所望に応じて容易に変更することができるという効
果もある。
【図1】本発明による楕円パターン発生回路の一実施例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】前記実施例における水平パラボラ波形発生部の
作用を示すグラフである。
作用を示すグラフである。
【図3】前記実施例によるコンパレート部の作用を概念
的に示す説明図である。
的に示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す主要部の構成図であ
る。
る。
【図5】前記実施例におけるカウンタ62を詳細に示す
説明図である。
説明図である。
【図6】前記カウンタ62の動作を示すタイムチャート
である。
である。
10…楕円パターン発生回路、20…水平パラボラ波形
発生部(水平方向波形発生手段)、22,32…カウン
タ(カウント手段)、24,34…加算器(積分手
段)、26,36…データラッチ回路(積分手段)、3
0,60…垂直パラボラ波形発生部(垂直方向波形発生
手段)、40…コンパレート部(コンパレート手段)、
42…加算器(加算手段)、44…コンパレータ(比較
手段)、50…楕円パターン、62…カウンタ、64…
インバータ。
発生部(水平方向波形発生手段)、22,32…カウン
タ(カウント手段)、24,34…加算器(積分手
段)、26,36…データラッチ回路(積分手段)、3
0,60…垂直パラボラ波形発生部(垂直方向波形発生
手段)、40…コンパレート部(コンパレート手段)、
42…加算器(加算手段)、44…コンパレータ(比較
手段)、50…楕円パターン、62…カウンタ、64…
インバータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 対象となる画像信号に同期して楕円パタ
ーンを発生させる楕円パターン発生回路において、この
回路は、水平方向波形発生手段と、垂直方向波形発生手
段と、コンパレート手段とを含み、前記各波形発生手段
は、該当する方向の画素配列に対応するクロック信号の
タイミングで、所望の中心座標から直線的に逆の符号方
向にカウントを行うカウント手段と、このカウント手段
の出力の積分手段とを各々含み、前記コンパレート手段
は、前記各波形発生手段の出力の加算手段と、これによ
る加算結果を所定のしきい値と比較する比較手段とを備
えたことを特徴とする楕円パターン発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041870A JPH05216422A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 楕円パターン発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041870A JPH05216422A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 楕円パターン発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05216422A true JPH05216422A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12620299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041870A Pending JPH05216422A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 楕円パターン発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05216422A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03262283A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-21 | Sony Corp | シェーディング補正回路 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4041870A patent/JPH05216422A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03262283A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-21 | Sony Corp | シェーディング補正回路 |
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