JPH05216162A - 低移動性を示す蛍光増白剤を担持する写真要素 - Google Patents

低移動性を示す蛍光増白剤を担持する写真要素

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JPH05216162A
JPH05216162A JP26902692A JP26902692A JPH05216162A JP H05216162 A JPH05216162 A JP H05216162A JP 26902692 A JP26902692 A JP 26902692A JP 26902692 A JP26902692 A JP 26902692A JP H05216162 A JPH05216162 A JP H05216162A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に、カラープリント用の改良された写真支
持体を提供する。 【構成】 写真支持体は、紙基材とその上に白色顔料お
よび蛍光増白剤、例えば、一定の蛍光剤ビス(ベンズオ
キサゾリル)スチルベンの包接化合物からなる混合物を
含むポリオレフィン塗膜とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良された蛍光増白剤に
関する。より具体的には、本発明は蛍光ビス(ベンズオ
キサゾリル)スチルベンとシクロデキストリンの当モル
包接化合物に関する。本発明はまた、紙支持体を有する
写真要素において蛍光増白剤としての前記のような包接
化合物の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】写真支持体および写真要素に役立もの
は、白色顔料および蛍光増白剤を含む層を紙基材上に担
持するものである。このような支持体は良好な光沢と寸
法安定性を示し、そして水性の酸性およびアルカリ性写
真処理液の作用に強い抵抗性をもつので、カラープリン
トのような写真要素の調製で特に有用である。このポリ
オレフィン塗膜は、ハロゲン化銀乳剤層のような薄層を
その上に塗布する場合に好ましい非常に円滑な表面を提
供する。米国特許第3,411,908号明細書はこの
ような支持体であって、広く商業上使用されているもの
を記載する。
【0003】蛍光増白剤の目的は、一様な光沢を示す支
持体の白色領域を提供するにある。蛍光増白剤は、UV
(紫外)光の照射により蛍光および一般に青味がかった
色相の可視光を放射するので、支持体の光沢を高める。
写真プリント材料で使用する蛍光増白剤は、特に360
〜420mm領域のUV光を吸収し、そしてこのような光
を再放射してプリントの光沢を高め、さらに所望の増白
力を示す必要がある。蛍光増白剤は、紙基材上へポリオ
レフィンを押出す際に使用する温度(310°〜330
℃)に対して安定であることも必要である。
【0004】Tomko らの米国特許第4,794,071
号明細書は、移動性を低減した蛍光ビス(ベンズオキサ
ゾリル)スチルベン蛍光増白剤混合物を含む特に有効な
写真要素を提案する。Tomko によって提案された支持体
は、カラープリントに特に有用であり、そして白色顔料
と、一定の蛍光ビス(ベンズオキサゾリル)スチルベン
からなる蛍光増白剤混合物とを含むポリオレフィン塗膜
を担持する紙基材からなる。この支持体は、低増白剤濃
度で改良された光沢を示し、増白剤滲出に予想外の抵抗
性を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さらに、蛍光増白剤
は、ポリオレフィン塗膜中に残存し、ポリオレフィンフ
ィルム表面に滲出しないような非移動性でなければなら
ない。このような滲出は、支持体の反射面の不均一な光
沢をもたらすだけでなく、それと接触する他の表面へ容
易に移行する可能性がある。例えば、支持体の隣接層の
裏面への増白剤の不均一な移行は、視覚的な欠陥をもた
らす。表面に移行する増白剤は、ロール状に巻きとられ
る場合には、塗膜および仕上げ操作に悪影響を及ぼすの
で、最終要素の品質と性能を低下させる可能性がある。
【0006】一般的に、従来の増白剤は写真支持体およ
び要素にとって望ましい吸収/発光特性と増白力の組み
合わせ、熱安定性、ならびに所望レベルの増白剤滲出抵
抗性を示さない。従って、蛍光増白剤を担持する支持体
からなる写真要素は、支持体が増白剤の滲出に改良され
た抵抗性を示し、そして増白剤が優れた吸収/発光特
性、増白力および熱安定性を示すことが望まれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】一の態様では、本発明は
Tomko らの要素の改良を提供する。従って、本発明は、
シクロデキストリンと複合化した改良された増白剤を提
供する。また、このような包接化合物の紙支持体を有す
る写真要素への使用を提供する。本発明の複合化した増
白剤は、Tomko らの未複合化増白剤に比し、低い移動傾
向を示す。
【0008】ある態様では、本発明は、材料組成物とし
て、未置換α,βおよびγ−シクロデキストリン類、な
らびにシクロデキストリンのグルコース単位の酸素原子
に結合した置換基を有するα,βおよびγ−シクロデキ
ストリン類であって、置換基が a)炭素原子1〜6個のアルキル基、 b)式−(−CH2 −CHR1 −O−)n −H(式中、
1 は水素および炭素原子約6個以下のアルキル基から
選ばれ、そしてnは6以下の整数である)で示される
基、ならびに c)式−CHR1 −CHOH−CHR1 − (式中、R
1 は上記定義に同じ)で示される基であって、2つのシ
クロデキストリン環を架橋し、そして分子当りこうして
架橋される前記環の数が2〜約6となるような基、から
選ばれる置換基が結合したα,βおよびγ−シクロデキ
ストリン類からなる群より選ばれるシクロデキストリン
と、下記
【0009】
【化3】
【0010】(上式中、R1 およびR2 は、独立して水
素および炭素原子6個以下のアルキル基から選ばれる)
で示される蛍光増白剤との包接化合物、を提供する。別
の態様では、本発明は、紙支持体を含んでなり、その少
なくとも1つの面に上記の包接化合物を含むポリオレフ
ィン塗膜を担持する写真要素を提供する。本発明の開発
研究において、蛍光増白剤とシクロデキストリンの包接
化合物を含む写真要素は、蛍光増白剤の移動性が有意に
遅延されるので非常に改良されることが見い出された。
従って、写真要素はより均一なカラーと支持体に対する
乳剤層の向上した付着性を示す。
【0011】これらの理由で、本発明は従来技術を著し
く進歩させ、工業上容易に応用できるものと信じられ
る。以下、蛍光増白剤含有支持体とこのような支持体を
含んでなる写真要素に関する好ましい態様について具体
的に説明する。さらに、本発明は増白剤の滲出に抵抗す
る蛍光増白剤含有ポリオレフィン塗膜が望ましい他の用
途にも有用である。
【0012】本発明の写真支持体は、白色顔料とシクロ
デキストリン包接化合物として存在するものを含むポリ
オレフィン塗膜を担持する紙基材からなる。特に好まし
い態様では、蛍光増白剤は上記式Iで示される化合物で
ある。これらの化合物では、R1 とR2 が同一であるこ
とが好ましい。しかしながら、後述するように、それら
が同一であることは必ずしも必要でない。例えば、下記
式で示される化合物(A),(B)および(C)の混合
物のような増白剤混合物も使用できる。
【0013】
【化4】
【0014】上記ビス(ベンズオキサゾリル)スチルベ
ン類は、蛍光増白剤として既知である。これらの化合物
の混合物を得るには、常法により個々の化合物を混合す
るか、または使用した合成法の生成物として混合物を得
ることもできる。各化合物は当該技術分野で既知の方法
で製造することができる。例えば、化合物Aは(ベンズ
オキサゾリル)スチルベンカルボン酸の塩素化後、アミ
ノフェノールとの反応によって製造できる。このような
製法の詳細は、米国特許第4,282,355号明細書
にみられ、その記載内容は引用することにより本明細書
の内容となる。
【0015】化合物Bは、米国特許第3,260,71
5号明細書に記載の方法によって製造でき、その記載内
容は引用することにより本明細書の内容となる。簡潔に
は、4,4′−スチルベンジカルボン酸の塩素化と、そ
れに続くo−アミノフェノールとの反応工程を含めて本
明細書の例1で具体的に説明する。化合物Cは、英国特
許第1,026,368号明細書に記載されるように製
造でき、その記載内容は引用することにより本明細書の
内容となる。この製法は、1−アミノ−2−ヒドロキシ
−5−メチルベンゼンと4,4′−スチルベンジカルボ
ン酸との反応工程を含む。
【0016】別法として、(A),(B)および(C)
の混合物は、有利には反応生成物として得ることができ
る。例えば、混合物は、各種割合の1−アミノ−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルベンゼンおよび1−アミノ−2−
ヒドロキシベンゼンと4,4′−スチルベンジカルボン
酸との反応により得ることができる。この方法の詳細
は、米国特許第3,366,575号明細書に記載され
ており、その記載内容は引用することにより本明細書の
内容となる。
【0017】この混合物中に存在させる成分(A),
(B)および(C)の相対量は、意図する効果を奏する
上で必要により広範囲に変えることができる。好ましい
混合物は、混合物の総重量当り、成分(A)を約15〜
90重量%、成分(B)を約5〜70重量%および成分
(C)を約5〜70重量%含む。特に好ましい混合物
は、化合物(A)を約40〜70重量%、化合物(B)
を約10〜35重量%および化合物(C)を約10〜3
5重量%含む。
【0018】シクロデキストリン類は、6個、7個また
は8個のグルコース単位からなる環状物であって、一般
に、α,βおよびγ−シクロデキストリンとそれぞれ称
されている。未置換シクロデキストリンを、本発明の包
接化合物を形成するのに使用できる。しかしながら、本
発明ではシクロデキストリンが置換されていることが好
ましい。メチル−β−シクロデキストリンが本発明の出
発原料として特に好ましい。
【0019】本発明で使用するシクロデキストリン類
は、2以上の蛍光増白剤が取り込まれるにはわずかに小
さい内孔を有する。β−シクロデキストリン類が本発明
にとって好ましい。しかしながら、蛍光増色剤1分子を
その内孔に取り込む場合には、αおよびγ−シクロデキ
ストリンも使用できる。本発明で使用される置換シクロ
デキストリンは各種のタイプの化合物から選ぶことが好
ましい。第一に、シクロデキストリンがαまたはβ−シ
クロデキストリンであることが好ましい。すなわち、そ
れは、環内に6個または7個のグルコピラノース単位を
有する。より好ましくは、置換シクロデキストリンはβ
−シクロデキストリン、すなわち、環内に7個のグルコ
ース単位を有するものである。色素分子がグルコピラノ
ース単位の環により形成される内孔に適合するのに十分
な大きさである場合には、置換α−シクロデキストリン
が使用できる。第二に、シクロデキストリンの置換基ま
たは複数の置換基は、環のグルコース単位の酸素原子に
結合されていることが好ましい。また、シクロデキスト
リンが1分子当り同一の置換基を2個以上有する場合も
好ましい。このような化合物は、一般により入手しやす
いため好ましいが、本発明はこれらの使用に限定されな
いことも理解されたい。
【0020】各グルコース単位が置換基を有してもよ
い。しかしながら、シクロデキストリンが密に置換され
ている必要はない。換言すれば、グルコース単位のすべ
てが置換されている必要はない。本発明では、平均し
て、シクロデキストリン環当り1個の置換基を各シクロ
デキストリン分子が有していればよい。これらの置換基
は、グルコピラノース環の2位、3位または6位の1以
上に存在できる。
【0021】これらのシクロデキストリン環は、3個以
下の置換基を有するグルコース単位(本明細書では、グ
ルコピラノース単位とも称する)から構成されていても
よい。繰り返すが、これらの単位が密に置換されている
必要はない。すなわち、グルコース単位当りの置換基の
数は、約0.5〜約2.0である。本発明は、この範囲
をいくぶん逸脱しているシクロデキストリン類の使用に
も及ぶことを理解されたい。従って、例えば、ヘキサキ
スおよびヘプタキス三置換化合物、すなわち、グルコー
ス単位当り3個の置換基を有するαおよびβ−シクロデ
キストリン類も使用可能である。
【0022】上記タイプの化合物が置換タイプとして好
ましい。置換基の好ましいものは、アルキル基である。
アルキル基の中では、炭素原子約6個以下のものが好ま
しい。メチル基がもっとも好ましい置換基であり、特
に、2個以上の置換基がシクロデキストリン環の1のグ
ルコース単位上に存在するものが好ましい。第二の好ま
しいタイプの置換基は、式−(CH2 −CHR1 −O
−)n −H(式中、R1 は水素および炭素原子約6個以
下のアルキル基からなる群より選ばれる)で示される。
上記式中、nは約6以下の整数、好ましくはnは1であ
る。このタイプの置換基はヒドロキシエチルおよびヒド
ロキシプロピルである。
【0023】シクロデキストリン上の第三のタイプの置
換基は、2個のシクロデキストリン部分を連結する架橋
基である。これらの架橋基は、式−CHR1 −CHOH
−CHR1 −(式中、R1 は上記定義と同じである)で
示される。これらのポリマー性シクロデキストリン類で
は、こうして架橋されるシクロデキストリン環の数は約
2〜約6である。換言すれば、架橋基により連結された
2つのシクロデキストリン環または2つの架橋基により
連結された3つのシクロデキストリン環などが挙げら
れ、5つの架橋基により連結された6つのシクロデキス
トリン環も存在する。より高分子量のものも、それらが
上記の範囲内のポリマーに類似する特性を有する限り使
用できるものと理解されたい。この分子サイズの増大お
よび分子量の増大は、本発明での使用に適さない材料と
なるような好ましくない性質を提供しない。
【0024】2つのシクロデキストリン部分を連結また
は架橋する基に加えて、これらのポリマーシクロデキス
トリンがさらに置換基を有していてもよい。例えば、シ
クロデキストリン部分はカルボキシアルキル(−R−C
OOH)(式中、Rは炭素原子約4個以下の低級アルキ
レン基である)置換基を1個以上有してもよい。このよ
うな置換基としてはカルボメチル(−CH2 −COO
H)が好ましい。好ましくは、シクロデキストリン環当
り2個のカルボキシメチル基が存在する。
【0025】本発明では、シクロデキストリンまたはそ
の混合物が、包接化合物の形成を可能にするか、または
包接化合物の混合を起こすような条件下で、蛍光増白剤
またはその混合物と組み合わされる。本発明は包接化合
物の形成に使用される使用により左右されるものでな
く、そして当業者にとって明らかなすべての方法を使用
できる。
【0026】本発明の開発中に、満足すべき方法は、等
モルまたは実質的に等モルのシクロデキストリンと蛍光
増白剤をジメチルホルムアミド(DMF)のような溶媒
と混合する工程、この混合物が溶解するように加熱する
工程、ならびに得られた乳化化合物からDMFを除去す
る工程を含んでなることが見い出された。本発明で使用
される蛍光増白剤混合物の量は、反射層に光沢を付与す
るのに有効な量である。混合物のそのような量は、白色
顔料を含めたポリオレフィン塗膜の総重量当り0.01
〜0.25重量%であることができる。所望の高さの光
沢を与えるのに十分な増白剤量を使用してもよい。必要
量は、蛍光増白剤がそれ自体で使用される場合(すなわ
ち、包接化合物としてではなく)と同じである必要はな
い。換言すれば、包接化合物により達成される蛍光増白
性は、蛍光増白剤そのものより小さいか、または大きい
かも知れない。好ましくは、その量は、ポリオレフィン
塗膜の重量当り約0.01重量%〜約1.0重量%であ
る。この混合物は、上述したような紙基材上へのポリオ
レフィンの押出しに使用される温度310°〜330℃
で安定である。
【0027】ポリオレフィンは、写真技術分野で既知の
塗布可能なポリオレフィン材料のいずれでもよい。これ
らの材料の代表的なものとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリブチレンおよびそれら
のコポリマーが挙げられる。低密度、中密度または高密
度ポリエチレンが好ましい。ポリオレフィンは、ポリエ
チレンテレフタレートのようなポリエステル類、ポリス
ルホン類、ポリウレタン類、ポリビニル類、ポリカーボ
ネート類、酢酸セルロースおよびプロピオン酸セルロー
スのようなセルロースエステル類、ならびにポリアクリ
レート類を包含する1種以上のコポリマーと共重合して
もよい。共重合性モノマーの具体例としては、ビニルス
テアレート、ビニルアセテート、アクリル酸、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、アクリルアミド、メ
タクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、メタクリルアミド、ブタジエン、イソプレンおよ
びビニルクロライドが挙げられる。好ましいポリオレフ
ィンはフィルム形成性で紙に付着性である。約0.91
0g/cm3 〜約0.980g/cm2 の密度のポリエチレ
ンが特に好ましい。
【0028】蛍光増白剤は、常法によりポリオレフィン
に組み入れられる。好ましい方法は、それによって蛍光
増白剤がポリオレフィン中に均一に分散される方法であ
る。このような方法は、溶融押出し機、ロールミル、高
剪断ミキサーまたは二軸スクリュー配合機を使用でき
る。ポリオレフィン層へ組み入れられた白色顔料は、二
酸化チタン、二酸化亜鉛、亜硫酸亜鉛、二酸化ジルコ
ン、白鉛、硫酸鉛、塩化鉛、アルミン酸鉛、リン酸鉛、
三酸化アンチモン、白色マンガン、白色タングステンお
よびそれらの組み合わせ物が挙げられる。顔料は、ポリ
オレフィンに都合よく分散されるどのような形態でも使
用できる。好ましい顔料は二酸化チタンである。二酸化
チタンは、鋭錐石、金鉱石またはこれらの形態の組み合
わせが好ましい。写真要素における解像度を高めるに
は、ポリオレフィン層へ強い白色光反射性顔料の有効量
添加することにより達成できる。好ましくは、白色顔料
は、ポリオレフィン塗膜総重量当り3〜35重量%、好
ましくは5〜25重量%の範囲内で使用する。5〜20
重量%程度の二酸化チタンが特に有用である。
【0029】蛍光増白剤混合物および白色顔料に加え
て、場合によって、ポリオレフィン塗膜は、当業者に周
知の4,4′−ブチリデン−ビス(6−tert−ブチル−
m−クレゾール)、ジラウリル−3,3′−チオジプロ
ピオネート、N−ブチレーテッド−p−アミノフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,
6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、N,N
−ジサリシデン−1,2−ジアミノプロパン、テトラ
(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4′−ジ
フェニルジフェニルジホスホナイト、オクタデシル3−
(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフ
ェニルプロピオネート)およびこれらの組み合わせ、な
どの抗酸化剤・高級脂肪酸金属塩、例えば、マグネシウ
ムステアレート、カルシウムステアレート、亜鉛ステア
レート、アルミニウムステアレート、カルシウムパルミ
テート、ナトリウムパルミテート、ジルコニウムオクチ
レート、ナトリウムラウレート、ならびにナトリウムベ
ンゾエート、カルシウムベンゾエート、マグネシウムベ
ンゾエートおよび亜鉛ベンゾエートなどの安息香酸塩の
ような熱安定化剤;追加の蛍光増白剤;帯電防止剤;分
散剤;UV安定化剤、塗布助剤;スベリ剤;滑剤;色素
を含めることができる。さらに乳剤側の樹脂は、米国特
許第3,501,298号明細書に記載される青色、紫
色またはマゼンタ顔料のような1種以上の顔料、あるい
は硫酸バリウム、コロイドシリカおよび炭酸カルシウム
などを含めることができる。
【0030】本発明で使用される紙基材は、従来から写
真支持体として有用であることが知られているどのよう
な紙基材であってもよい。支持体の重量と厚さは、意図
する用途に応じて変えることができる。好ましい重量範
囲は、約20g/m2 〜約500g/m2 にある。好ま
しい厚さ(市販銘柄の写真印画紙に準ずる)は、約20
μm〜約500μmである。円滑表面に圧延した紙基材
を使用することが好ましい。紙基材は、好ましくは、硬
材または軟材からなるいずれか適当な紙原料から製造さ
れる。漂白パルプまたは未漂白パルプも所望により利用
できる。紙基材はまた、部分的にエステル化したセルロ
ース繊維または木質セルロースと適当な合成繊維のブレ
ンド(例えば、木質セルロースとポリエチレン繊維のブ
レンド)から製造してもよい。
【0031】当業者に既知のごとく、紙基材は、場合に
よって、湿潤強化樹脂(例えば、アミノ−アルデヒド樹
脂またはポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂)および
乾燥強化剤(例えば、通常の澱粉およびカチオン澱粉を
はじめとする澱粉)のような紙の強度向上剤、またはポ
リアクリルアミド樹脂を含めることができる。本発明の
好ましい態様では、アミノ−アルデヒド樹脂、ポリアミ
ド−エピクロロヒドリン樹脂およびポリアクリルアミド
樹脂を米国特許第3,592,731号明細書に記載す
るように組み合わせて使用する。他の常用される添加剤
としては、水溶性ガム(例えば、カルボキシメチルセル
ロースのようなセルロースエーテル)、サイジング剤
(例えば、塩化アルミニウムまたは硫酸アルミニウムな
どの多価金属塩と共にパルプ繊維上に沈殿させるケテン
ダイマー、ナトリウムステアレート)、蛍光剤、帯電防
止剤、二酸化チタンのようなクレーまたは顔料をはじめ
とする濾過剤、色素、などが挙げられる。
【0032】紙が好ましい支持体であるが、支持体の性
質は本発明の特徴を限定しない。従って、例えば、紙支
持体を合成紙またはプラスチックフィルムで置き換えて
もよい。ポリオレフィンによる紙基材の塗布は、当該技
術分野で既知の熱溶融液からの押出しによるのが好まし
い。紙基材は、米国特許第3,411,908号明細書
に記載されるようにコロナ放電処理して良好な付着性を
確保した後、ポリオレフィン塗布物をその上に押出すこ
とが好ましい。本発明は、支持体の意図する用途に応じ
て、広範囲の押出し温度、例えば150°〜350℃、
および速度、例えば約60m/分〜460m/分で実施
できる。殆どの用途に好ましい押出し温度は約310°
〜330℃である。上述したように、本発明の有利な点
は、蛍光増白剤混合物がこのような温度に対して安定で
あることにある。このような条件下で、ハロゲン化銀乳
剤が塗布される上記ポリオレフィン塗膜は、約1〜10
0g/m2 の塗布量で、そして約1〜100μmの均一
の厚さで紙基材上に塗布される。ほぼ同程度の塗布量の
透明ポリエチレン塗膜を、顔料含有ポリオレフィン塗膜
に対して反対側の紙基材上に塗布することが好ましい。
そのままでも、ポリオレフィン塗膜は、酸性およびアル
カリ性写真処理液が紙基材へ浸透することを防ぐのに特
に有効である。
【0033】上記したように、本発明の写真要素は、上
記の蛍光増白剤含有写真支持体と少なくとも1つのハロ
ゲン化銀乳剤層を含んでなる。Research Disclosure
Vol.176 、1978年12月、Item 17643およびResearch Di
sclosure Vol.225 、1983年1月、Item 22534に記載さ
れるような既知のどのハロゲン化銀乳剤層を、本発明の
写真要素を調製する際に使用してもよい。上記文献は、
引用することにより本明細書の内容となる。一般的に、
写真要素は、水性ゼラチン溶液中にハロゲン化銀結晶の
分散体と、そして場合によって、1以上の下塗り層など
を含む1以上の層で支持体を塗布することにより調製さ
れる。この塗布操作は、支持体に単一層または複数層が
塗布される連続操作性機械によって実施される。米国特
許第2,761,791号および同3,508,947
号明細書に記載されるように、多層要素では、複数の層
が支持体上に同時に塗布される。さらに、有用な塗布お
よび乾燥操作は、Research Disclosure Vol.176 、19
78年12月、Item 17643に記載されている。
【0034】本発明の好ましい態様では、常用のUV吸
収剤が写真要素中に配置され、感度を高め、そして画像
安定性および/または鮮鋭度を向上する。
【0035】
【実施例】本発明を具体的に説明するのに使用する蛍光
増白剤は、Hostalux KS増白剤(American H
oechst Corporation, Charlotte, North Carolina)であ
った。Hostalux KSは、以下の組成の混合物
である。
【0036】
【表1】
【0037】Hostalux KS増白剤は、以後
「Hostalux KS」と称する。殆どの溶媒にH
ostalux KSは溶解性が低いため、適当な溶媒
として加温(40℃)ジメチルホルムアミド(DMF)
を選んだ。そのメチル−β−シクロデキストリンとの混
合物は、等モル比で調製した。メチル−β−シクロデキ
ストリンは、Wacker(G.m.b.H.Germany) から入手した。
その平均DS値(置換度)は、1.8(無水グルコース
単位当りのメチル基の数を意味する)であった。
【0038】具体例では、Hostalux KS
0.750gをメチル−β−シクロデキストリン2.4
50gと混合した。この混合物をDMF ILに溶解
し、Hostaluxが完全に溶解するまで加温した。
この溶液を低温で徐徐に留去した。完全に溶媒が留去さ
れる前に、溶液を小ビーカーに移し、約1分間超音波処
理した。次に、溶液を90℃の乾燥器に入れ、残存溶媒
を除去し、混合物を30分間乾燥した。
【0039】中密度ポリエチレン中、鋭錐石型TiO2
12.5重量%、ZnO 3重量%、カルシウムステア
レート 0.10重量%、小量の赤色および青色着色剤
ならびに各種のレベルおよびタイプの蛍光増白剤(表II
に示されるような)の予備ブレンドを、約410°F
(210℃)で二軸スクリュー押出機により調製した。
これらの予備ブレンドを使用して3/4インチブラベン
ダー押出機で紙上に塗膜を形成した。約1ミルの厚さと
1.5インチ幅の塗膜を作製した。
【0040】試料は、50%相対湿度の、100°F
(37.78℃)および140°F(60℃)のいずれ
かに制御されたオーブン中で樹脂被覆紙の12インチス
トリップに堆積することにより移動性を測定した。試料
を定期的に引き出し、UV光下で、ポリエチレン塗膜表
面に存在する蛍光増白剤量について視覚的に等級付けし
た。これらの条件下において、著しいレベルの移動を起
こす日数を表III に示す。著しいレベルとは、塗膜表面
の20%以上が蛍光増白剤を含むことを意味する。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】表III は、本発明の組成物を使用した場合
には、著しい移動の低減が達成されることを示す。さら
に本発明は、米国特許第2,618,636号および同
2,713,046号明細書に記載するタイプの蛍光増
白剤とシクロデキストリン、好ましくはメチル−β−シ
クロデキストリンの包接化合物の使用にも拡張できる。
【0044】
【発明の効果】要約すると、乳剤が支持体上に置かれた
とき、支持体が白色Dmin をもたらすように青味がかっ
た色相を示すような反射性写真プリント用の支持体とし
て使用される樹脂塗布紙を入手することが望まれる。青
味がかった色合いを得るには、顔料、色素または蛍光増
色剤のいずれかがポリエチレンに加えられる可能性があ
る。顔料または色素のいずれかを添加する場合に生じる
光沢の低下が起こらないので、蛍光増白剤の添加が好ま
しい。しかしながら、多くの蛍光増白剤は相当低レベル
であっても、その限定された溶解度に起因してポリエチ
レンから移動する傾向を示すことが知られている。この
移動性は、支持体の不均一な着色やその後の塗布操作を
防害するか、または乳剤の支持体への付着を害する可能
性があるので、好ましくない現象である。従って、従来
技術では、蛍光増白剤は限定された量で使用されている
にすぎず、そのため青味がかった色合いを保持するには
顔料および/または色素の使用が必要であった。それ故
に、増感する前に長期にわたり保存または輸送される間
に、蛍光増白剤の移動性を低減したものを使用して支持
体のDmin を改善することが望まれていた。本発明はこ
のような欲求を満たすものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙支持体と、その少なくとも1つの面に
    蛍光増白剤およびα,βまたはγ−シクロデキストリン
    の包接化合物を含むポリオレフィン塗膜とを含んでなる
    写真要素。
  2. 【請求項2】 前記シクロデキストリンがそのグルコー
    ス単位の酸素原子に、 a)炭素原子1〜6個のアルキル基、 b)式−(−CH2 −CHR1 −O−)n −H(式中、
    1 は水素および炭素原子約6個以下のアルキル基から
    選ばれ、そしてnは6以下の小さな整数である)で示さ
    れる基、ならびに c)式−CHR1 −CHOH−CHR1 −(式中、R1
    は上記定義に同じ)で示される基であって、2つのシク
    ロデキストリン環を架橋し、そして1分子当りこうして
    架橋される前記環の数が2〜約6となるような基、から
    なる群より選ばれる置換基が結合したβ−シクロデキス
    トリン(置換されたシクロデキストリンはグルコース単
    位当り2個以下の置換基を有する)である請求項1記載
    の写真要素。
  3. 【請求項3】 前記蛍光増白剤が、下式 【化1】 (上式中、R1 およびR2 は、独立して水素および炭素
    原子約6個以下のアルキル基から選ばれる)で示される
    請求項1記載の写真要素。
  4. 【請求項4】 材料組成物としての、未置換α,βおよ
    びγ−シクロデキストリン類、ならびにシクロデキスト
    リンのグルコース単位の酸素原子に結合した置換基を有
    するα,βおよびγ−シクロデキストリン類であって、
    置換基が a)炭素原子1〜6個のアルキル基、 b)式−(−CH2 −CHR1 −O−)n −H(式中、
    1 は水素および炭素原子約6個以下のアルキル基から
    選ばれ、そしてnは6以下の整数である)で示される
    基、ならびに c)式−CHR1 −CHOH−CHR1 − (式中、R
    1 は上記定義に同じ)で示される基であって、2つのシ
    クロデキストリン環を架橋し、そして1分子当りこうし
    て架橋される前記環の数が2〜約6となるような基、か
    ら選ばれる置換基が結合したα,βおよびγ−シクロデ
    キストリン類からなる群より選ばれるシクロデキストリ
    ンと、下記 【化2】 (上式中、R1 およびR2 は、独立して水素および炭素
    原子6個以下のアルキル基から選ばれる)で示される蛍
    光増白剤との包接化合物。
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