JPH05215571A - ロータリエンコーダ - Google Patents

ロータリエンコーダ

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JPH05215571A
JPH05215571A JP6548392A JP6548392A JPH05215571A JP H05215571 A JPH05215571 A JP H05215571A JP 6548392 A JP6548392 A JP 6548392A JP 6548392 A JP6548392 A JP 6548392A JP H05215571 A JPH05215571 A JP H05215571A
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JP
Japan
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slit
light receiving
light
sub
optical fiber
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Application number
JP6548392A
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Inventor
Masato Hara
正人 原
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリエンコーダを薄型化するとともに、
応答周波数を低下させることなく、検出誤差を小さくす
る。 【構成】 主スリット円板12は、回転軸11を中心と
する円周上に全周にわたっけ形成された主スリット格子
13を有する。副スリット円板14は、主スリット円板
12に平行に設けられ、主スリット格子13に対向する
位置に副スリット格子19を有する。副スリット格子1
9は第1および第2のスリット15、16から成る。主
スリット円板12の上に、環状の照明機構21を設け、
副スリット円板14の下に第1および第2の蛍光性光フ
ァイバ31、32を設ける。蛍光性光ファイバ31、3
2はその側面に、それぞれ受光部33、34を有する。
受光部33、34は回転軸11を中心とする円周上に全
周にわたって延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体の回転角度位置等
を検出するロータリエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ロータリエンコーダとして、例えば
特開昭54−36755号公報、特開昭55−5291
1号公報、実開昭58−74116号公報、および実開
昭58−177825号公報に記載されたものが知られ
ている。これらのロータリエンコーダは、回転軸を中心
とする円周上に全周にわたり等ピッチで複数のスリット
部が形成され、回転自在なスリット円板を有しており、
スリット部を通過した光を、光ファイバを介して検出す
るように構成されている。光ファイバは、スリット円板
に対してその端部を対向させて配置され、光ファイバの
他端部には受光素子が設けられる。また従来、ロータリ
エンコーダとして、スリット円板が回転軸に対し偏心し
て取り付けられた場合に発生する検出誤差を除去するた
め、発光素子と受光素子から成る一対の光検出機構を設
け、これらの光検出機構を回転軸に関して対称に配置し
た構成が知られている。
【0003】一方、スリット円板に形成された複数のス
リット部には、スリットのピッチ、幅および傾斜角度
等、種々の位置誤差があり、このためロータリエンコー
ダの検出信号に誤差が発生することが知られている。そ
こで従来、このようなスリット部の製作誤差による影響
を減少させるため、スリット円板に平行かつ同軸的に副
スリット円板を設け、この副スリット円板の一部に複数
のスリット部を並べて形成したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のロータリエンコ
ーダでは、光ファイバは、その端面から光を入射させる
必要があるため、スリット板の面に対して垂直に設けら
れている。このためスリット板の近傍には、光ファイバ
を設けるために所定のスペースが必要であり、したがっ
て、ロータリエンコーダを充分に薄型化できないという
問題点があった。また後者のロータリエンコーダにあっ
ては、受光素子の大きさに限界があるため、スリット部
の数を充分に大きくすることができず、このためロータ
リエンコーダの検出誤差の減少には限界がある。一方、
受光素子は面積が大きくなると接合容量が増大し、応答
周波数が極めて低くなってしまうので、スリット円板の
全周を覆うような大きな受光素子を設けることは実際的
ではない。本発明は、これらの問題を一挙に解決するこ
とを目的としてなされたものであり、すなわち、ロータ
エンコーダを薄型化するとともに、応答周波数を低下さ
せることなく、検出誤差をさらに小さくすることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロータリエ
ンコーダは、回転自在に設けられ、回転軸を中心とする
円周上に全周にわたって主スリット格子が形成された主
スリット板と、上記主スリット格子に対向させて、上記
回転軸を中心とする円周上に全周にわたって副スリット
格子が形成された副スリット板と、上記回転軸を中心と
する円周上に全周にわたって、上記主スリット格子およ
び副スリット格子を通過するように光を照射する手段
と、上記回転軸を中心とする円周上に全周にわたって延
び、上記主スリット格子および副スリット格子を通過し
た光を受光する受光部が側面に形成され、上記光が入射
された時蛍光を発して伝達させる光ファイバ手段と、こ
の光ファイバ手段により伝達された蛍光を検出する手段
とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1〜図3は本発明の第1実施例を示すものである。
【0007】図1において、本ロータリエンコーダは図
示しない回転体の回転角度位置等を検出するように構成
されており、回転軸11はこの回転体に一体的に連結さ
れている。主スリット円板12は回転軸11の端部に固
着され、回転軸11とともに回転する。主スリット円板
12には、回転軸11を中心とする円周上に全周にわた
って主スリット格子13が形成される。主スリット格子
13は、等ピッチで形成された複数のスリット部13a
から成る。
【0008】副スリット円板14は、主スリット円板1
2と平行かつ同軸的に設けられる。副スリット円板14
は、図示しないエンコーダハウジングに一体的に固定さ
れ、回転はしない。副スリット円板14には、主スリッ
ト円板12の主スリット格子13に対向させて、回転軸
11の軸線を中心とする円周上に全周にわたって、第1
および第2のスリット15、16から成る副スリット格
子19が形成される。第1のスリット15は、第2のス
リット16の外周側に設けられる。
【0009】図2は、主スリット円板12の主スリット
格子13と副スリット円板14の第1および第2のスリ
ット15、16を示すものである。主スリット格子13
は、全周にわたって等間隔に設けられた複数のスリット
部13aから成る。第1のスリット15は、全周にわた
って等間隔に設けられた複数のスリット部15aから成
り、第2のスリット16も同様に、全周にわたって等間
隔に設けられた複数のスリット部16aから成る。主ス
リット格子13、第1および第2のスリット15、16
の各ピッチPは相互に等しいが、第1および第2のスリ
ット15、16のピッチPの位相は相互に1/4ピッチ
だけずれている。また、主スリット格子13のスリット
部13aは、主スリット円板12の径方向に関し、第1
のスリット15の外周端部から第2のスリット16の内
周端部まで延びる。すなわち主スリット格子13の径方
向長さは、第1および第2のスリット15、16を合わ
せた径方向長さに略等しい。
【0010】図1において、主スリット円板12の上方
には、照明機構21が設けられる。照明機構21は、回
転軸11を中心とする環状のハウジング22を有し、こ
のハウジング22の中には、多数の発光素子23が設け
られる。各発光素子23は隣接するものに対して接触し
ており、ハウジング22の全周にわたって実質的に連続
して設けられている。また発光素子23は、主スリット
円板12の主スリット格子13に対向しており、主スリ
ット円板12に対して光を照射する。
【0011】副スリット円板14の下方には、この円板
14に平行に、第1および第2の蛍光性光ファイバ3
1、32が配設される。第1および第2の蛍光性光ファ
イバ31、32は、副スリット円板14の円周縁部に沿
って延びる受光部33、34をそれぞれ有し、受光部3
3、34は蛍光性光ファイバ31、32の側面に形成さ
れる。受光部33は第1のスリット15に対向し、受光
部34は第2のスリット16に対向する。すなわち受光
部33、34は同心円状に設けられ、受光部33は受光
部34の外周側に位置する。第1および第2の蛍光性光
ファイバ31、32の受光部33、34が設けられない
部分は、遮光膜35、36によって被覆されている。
【0012】したがって、照明機構21の各発光素子2
3から照射された光は、主スリット格子13と第1およ
び第2のスリット15、16を通過し、第1および第2
の蛍光性光ファイバ31、32の受光部33、34に入
射する。第1および第2の蛍光性光ファイバ31、32
は、光が入射された時、蛍光を発してこれを伝達させ
る。第1および第2の蛍光性光ファイバ31、32の一
方の端部には、その内部を伝達してきた蛍光を検出する
受光素子37、38がそれぞれ設けられる。
【0013】図3は、第1の蛍光性光ファイバ31の先
端部の縦断面を示す。蛍光性光ファイバ31は、上述し
たように、受光部33を除いて遮光膜により被覆されて
おり、先端面には反射板42が装着される。反射板42
は、反射率の高い金属等から成形された円板状部材であ
り、蛍光性光ファイバ31に密着する面は鏡面である。
【0014】蛍光性光ファイバ31は、例えばガラスま
たは樹脂等により構成される円筒状のクラッド43と、
このクラッド43の内部に設けられ、例えばガラスまた
は樹脂等により構成される円柱状のコア44とを有す
る。コア44には、蛍光物質45が均一に混入されてお
り、蛍光物質45は、クラッド43を透過して入射され
る光を吸収して蛍光を発する。コア44の屈折率はクラ
ッド43の屈折率よりも大きく定められている。したが
って蛍光は、クラッド43の内面および反射板42の内
面において反射して、蛍光性光ファイバ31内を伝達さ
れ、受光素子37によって検出される。第2の蛍光性光
ファイバ32についても、内部構造および作用は第1の
蛍光性光ファイバ31と同様である。
【0015】次に、本実施例装置の作用を説明する。発
光素子23から照射された光は、主スリット円板12の
主スリット格子13を通過し、副スリット円板14の第
1および第2のスリット格子15、16を通る。第1の
スリット15を通過した光は、第1の蛍光性光ファイバ
31の受光部33に照射され、第2のスリット16を通
過した光は、第2の蛍光性光ファイバ32の受光部34
に照射される。受光部33、34に照射された光は、ク
ラッド43を透過してコア44に入射される。この光
は、コア44内において蛍光物質45に吸収され、これ
により蛍光物質45は蛍光を発生する。この蛍光は、ク
ラッド43の内面で反射され、蛍光性光ファイバ31、
32の両端面の方向に伝達される。
【0016】受光素子37、38は、第1および第2の
蛍光性光ファイバ31、32の一方の端面において、こ
れらの蛍光性光ファイバ31、32内を伝達されてきた
蛍光を検出する。受光素子37、38により検出される
信号の強度は、蛍光物質45が均一に混入されているた
め、蛍光性光ファイバ31、32の受光部33、34に
入射する入射光の強度に比例する。
【0017】なお、第1および第2の蛍光性光ファイバ
31、32の他方の端面には、反射板42の反射面、す
なわち鏡面が設けられているので、この端面に伝達され
た蛍光も反射されて、受光素子37、38側に伝達され
る。したがって受光素子37、38では、一端面が鏡面
でない場合の略2倍の強度の信号が検出される。
【0018】第1の蛍光性光ファイバ31に形成された
受光部33は、円に沿って連続的に延びており、第1の
蛍光性光ファイバ31に接続された受光素子37は、こ
の受光部33に入射した光量の和に比例した蛍光を検出
する。同様に、第2の蛍光性光ファイバ32に接続され
た受光素子38は、受光部34に入射した光量の和に比
例した蛍光を検出する。すなわち第1のスリット15を
通遇した光は、加算回路を用いることなく受光素子37
によって検出され、また第2のスリット16を通過した
光も、加算回路を用いることなく受光素子38によって
検出される。
【0019】回転軸11と主スリット円板12が相互に
偏心していると、この偏心によって、副スリット格子1
9の回転中心を挟んで反対側に位置する2つの部分を通
過した光信号に誤差が生じ、これらの誤差は図4に実線
Sと破線Bで示すように、相互に180度ずれた位相を
有する。しかしこれらの光に対応した信号は、上述した
ように第1および第2の蛍光性光ファイバ31、32の
内部において積算されるので、受光素子37、38によ
り得られる信号の誤差は、実線Cで示すように完全に除
去される。
【0020】第1および第2の蛍光性光ファイバ31、
32への入射光の強度は、主スリット円板12の回転に
伴って主スリット格子13と第1および第2のスリット
15、16との一致度が変化するので、周期的に変化す
る。この変化状態は、略正弦波状であるため、発生する
蛍光も略正弦波状に変化する。したがって、受光素子3
7、38は回転軸11および主スリット円板12の回転
に対応して略正弦波状の信号を出力する。また、第1の
スリット15と第2のスリット16は相互に1/4ピッ
チだけ異なる位相を有するため、受光素子37、38か
ら出力される信号は90度の位相差を持っている。この
ような受光素子37、38からの出力信号を検出するこ
とにより、従来公知のように、回転体すなわち回転軸1
1の回転角度位置等の情報が得られる。
【0021】以上のように本実施例において、第1およ
び第2の蛍光性光ファイバ31、32は、副スリット円
板14に平行に設けられている。すなわち、蛍光性光フ
ァイバ31、32は副スリット円板14に対して垂直方
向に延びるものではない。したがって副スリット板14
の近傍において、蛍光性光ファイバ31、32を設ける
ためのスペースが従来よりも大幅に小さくなり、これに
より、ロータリエンコーダの厚さが削減される。
【0022】また本実施例において、副スリット格子1
9の第1のスリット15と第1の蛍光性光ファイバ31
の受光部33とは、回転軸11の軸線を中心とする円の
全周にわたって設けられている。また第2のスリット1
6と第2の蛍光性光ファイバ32の受光部34も同様
に、回転軸11の軸線を中心とする円の全周にわたって
設けられている。したがって、第1のスリット15の全
周を通過した光信号は、第1の蛍光性光ファイバ31内
において蛍光に変換されるとともに積算され、受光素子
37によって検出される。また第2のスリット16の全
周を通過した光信号は、第2の蛍光性光ファイバ32内
において蛍光に変換されるとともに積算され、受光素子
38によって検出される。このため、主スリット円板1
2の主スリット格子13等が製作誤差を有していても、
スリットの位置誤差は全周を平均するとゼロになるた
め、受光素子37、38により検出される信号は、この
位置誤差による影響が完全に除去されたものとなる。
【0023】このように光信号を全周にわたって積分す
ることは、主スリット円板12の主スリット格子の偏心
による影響を除去するために180度対向した位置にそ
れぞれ光信号検出部を配設した構成と、同様な効果も奏
し、さらに加えて、1周期における光信号の振幅変動の
影響をも除去することができる。次に、これを詳細に説
明する。
【0024】スリット円板の回転中心に対して点対称な
180度離れた位置に2つの検出部を設けると、これら
の検出部の出力は、それぞれ y=e・sin(ωt+φ)+E ・・・(1) y=e・sin(ωt−φ)+E ・・・(2) で示される。なお、eは光信号の振幅、ωは角周波数、
tは時間、φは位相差(すなわち円形に配列されたスリ
ットの円中心と回転軸11の中心との間の偏心量に対応
した回転角度誤差、図5を参照)、Eはバイアスであ
る。
【0025】これらの2つの信号の和を取ると、 y+y=2e・cosφ・sinωt+2E ・・・(3) となる。すなわちsinωtの項には位相差が含まれて
おらず、この式から、2つの検出部の出力信号の和を取
ることにより、偏心による位相差の影響が除去されるこ
とが理解される。しかし一方、sinωtの正弦波の振
幅すなわち2e・cosφは、スリット円板の回転によ
ってφが変化するため、変動する。この振幅は、図5に
示すように、円形に配列されたスリットの円中心C1と
回転軸11の中心C2との間の偏心量をε、スリットピ
ッチをP、偏心角をθとすると、 2e・cosφ=2e・cos(2πεcosθ/P) ・・・(4) となり、偏心角θと同じ周期で変化する。
【0026】本実施例では、受光部33、34が全周に
わたって設けられているため、検出部の出力、すなわち
受光素子37、38の検出信号は、(1)式において、
偏心角θに関して0から2πまで積分したものである。
すなわち、受光素子37、38の検出信号は、 Y=e’・sinωt+E’ ・・・(5) の形で表され、偏心の影響、および偏心による振動振幅
の影響がそれぞれ除去された出力が得られる。
【0027】また本実施例では、上述したように、各受
光素子37、38は、演算回路を設けることなく検出信
号を得ることができる。したがって、回路の種々の調整
が不要となり、回路構成が簡単になるとともに、配線が
短くなってノイズの影響が減少する。
【0028】なお本実施例では、副スリット格子19は
副スリット円板14に形成されているが、円板以外の形
状を有する板部材に形成してもよい。
【0029】さらに、本実施例では第1および第2のス
リット15、16は相互に1/4ピッチだけ異なる位相
を有して円周方向に配置されているが、第1のスリット
15に対して2/4ピッチだけ異なる位相を有する第3
のスリットと、第1のスリット15に対して3/4ピッ
チだけ異なる位相を有する第4のスリットとをさらに設
けてもよい。これにより、相互に90度ずつ位相差を持
つ4つの正弦波出力を得ることが可能であり、出力信号
の取扱いが容易になる。
【0030】また本実施例では、蛍光性光ファイバ3
1、32の外周面は、受光部33、34を除いて、遮光
膜35、36により被覆されているため、この被覆され
た部分および受光素子37、38をロータリエンコーダ
のハウジングの外部に設置することも可能である。な
お、受光素子37、38、および蛍光性光ファイバ3
1、32がロータリエンコーダ内に設置される場合に
は、遮光膜を設けなくてもよいことはもちろんである。
【0031】図6は蛍光性光ファイバの他の例を示すも
のである。第1および第2の蛍光性光ファイバ51、5
2はそれぞれ、第1および第2のスリット15、16
(図1)の径方向長さよりも細く、これらの光ファイバ
51、52に形成された受光部53、54はそれぞれ、
コイル状に複数巻きにされて第1および第2のスリット
15、16に対向している。
【0032】したがって、受光部53、54のスリット
15、16との対向する部分の面積が、図1の構成より
も大きくなり、この結果、蛍光性光ファイバ53、54
への光信号の入射効率が向上する。また、1つのスリッ
トについて複数(図6では3つ)の光信号が検出される
ため、これらの検出信号の平均をとることにより、スリ
ットの製作誤差に基づく検出信号の精度の低下が防止さ
れる。
【0033】以上のように上記各実施例では、受光素子
37、38として検出部の面積が小さいものを用いるこ
とができるので、高い応答周波数を有するロータリエン
コーダが得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロータエ
ンコーダを薄型化するとともに、応答周波数を低下させ
ることなく、検出誤差をさらに小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例における主スリット格子と副スリ
ット格子を示す部分的な斜視図である。
【図3】蛍光性光ファイバの縦断面図である。
【図4】回転軸と主スリット円板が相互に偏心している
ために生じる検出信号の誤差変動を示す図である。
【図5】位相差φ、偏心量εおよび偏心角θの関係を示
す図である。
【図6】蛍光性光ファイバの他の例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
11 回転軸 12 主スリット円板 13 主スリット格子 14 副スリット円板 19 副スリット格子 23 発光素子 31、32、51、52 蛍光性光ファイバ 33、34、53、54 受光部 37、38 受光素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けられ、回転軸を中心とす
    る円周上に全周にわたって主スリット格子が形成された
    主スリット板と、上記主スリット格子に対向させて、上
    記回転軸を中心とする円周上に全周にわたって副スリッ
    ト格子が形成された副スリット板と、上記回転軸を中心
    とする円周上に全周にわたって、上記主スリット格子お
    よび副スリット格子を通過するように光を照射する手段
    と、上記回転軸を中心とする円周上に全周にわたって延
    び、上記主スリット格子および副スリット格子を通過し
    た光を受光する受光部が側面に形成され、上記光が入射
    された時蛍光を発して伝達させる光ファイバ手段と、こ
    の光ファイバ手段により伝達された蛍光を検出する手段
    とを備えたことを特徴とするロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】 上記副スリット格子が、異なる円周上に
    位置し相互に異なる位相を有する第1および第2のスリ
    ットを有し、上記光ファイバ手段が、上記第1のスリッ
    トに対向する受光部を有する第1の蛍光性光ファイバ
    と、上記第2のスリットに対向する受光部を有する第2
    の蛍光性光ファイバとを有することを特徴とする請求項
    1のロータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】 上記受光部が、コイル状に複数巻きにさ
    れて上記副スリット格子に対向する蛍光性光ファイバの
    側面に形成されることを特徴とする請求項1のロータリ
    エンコーダ。
JP6548392A 1992-02-05 1992-02-05 ロータリエンコーダ Pending JPH05215571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023054613A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 株式会社ミツトヨ 多自由度変位計測装置及び多自由度変位計測方法

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WO2023054613A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 株式会社ミツトヨ 多自由度変位計測装置及び多自由度変位計測方法

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