JPH05215366A - 空気調和設備 - Google Patents

空気調和設備

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JPH05215366A
JPH05215366A JP4264400A JP26440092A JPH05215366A JP H05215366 A JPH05215366 A JP H05215366A JP 4264400 A JP4264400 A JP 4264400A JP 26440092 A JP26440092 A JP 26440092A JP H05215366 A JPH05215366 A JP H05215366A
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JP
Japan
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cooling
air
temperature
clean room
outside air
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Application number
JP4264400A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Yanagimachi
潔 柳町
Shinzo Takahashi
信三 高橋
Koichiro Katsuyama
浩一郎 勝山
Hitoshi Nibu
仁 丹生
Takeshi Nakagawa
健 中川
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クリンルーム内で顕熱冷却する冷却を高い温
度の冷却水でも容易に冷却出来る様にし,また外気調整
機の冷凍機負荷を少くする。 【構成】 クリンル−ム43内下部の吸込口62から室
内気を吸込み顕熱冷却する空調ユニット6を設け、送風
機63,ダクト64,天井裏44を経て吹出口5より室
内に吹き出す。一方外気取入口76から外気を取り入れ
適正温湿度に調整する外気調整器7を設け、処理気は送
風機73,ダクト74を経て天井裏44に吹出す。外気
調整器7には直接膨脹式の冷凍機冷却部71を設けその
排熱は凝縮器75を介し冷却塔8で放熱する。プレヒー
ト部74と冷却部71で除湿しレヒート部72で加温す
る。顕熱冷却器6には冷却水を通して冷却し,排熱は冷
却塔9で放熱するが,この冷却水温度では冷却しにくい
ときは別の冷凍機を用いて切換えて冷却しその排熱は冷
却塔9付設のエバポレイブコンデンサで放熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリンル−ムや恒温恒
湿室の空気調和に有用な省エネルギ−が図れる空気調和
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4、図5に示す空気調和設備が、空気
調和・衛生工学会編集、発行、空気調和衛生工学便覧第
〓版2刷、昭和62年12月1日発行、〓−818頁で
開示されている。このものは、図4、図5に示されるよ
うに、クリ−ンル−ム1を通過した後の例えば25°C
の戻り空気が床下のリタ−ンプレナム11へ放出され
る。他方、供給空気の量を得るのに必要な量を取り込
んだ外気は外気調整器2内のフィルタ−F1、F2を
通過後、夏期は32°C×RH(相対湿度)70%の高
温多湿外気がCC21を通過して露点温度以下の11
°Cに冷却して除湿され、冬期は−2°C×RH50%
の低温乾燥外気がHC22と加湿器23を通過して1
1°CのほぼRH100%に加温、加湿され、年間を通
じてほぼ一定の温度湿度の空気に調整される。
【0003】外気調整器で適正な温度湿度に調整後、フ
アン24によって例えば12°Cに温度上昇した空気
となって、クリンル−ム床下の上記リタ−ンプレナム1
1へ送気される。リタ−ンプレナム11では上記25°
Cの戻り空気と混合され、この混合された空気は例
えば22.5°Cで、別の冷却器3のCC31を通過し
て例えば除湿を伴なわない22°Cの出口空気に顕熱
冷却され、フアン32を介してクリンル−ム1の天井裏
12へ送られる。天井裏12へ送られた空気はクリン
ル−ム室内設計条件の23°C、RH45%の空気で、
フィルタ−13を通ってクリンル−ム1内へ供給され
る。このような空気調和設備である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和設
備の状態変化は図5に示す湿り空気線図で表される。こ
こでSHF(顕熱比)はほぼ1.0で、絶対湿度は0.
008(Kg−水蒸気/Kg−乾燥空気)でほぼ一定と
している。25°Cの戻り空気と、外気を温度湿度調
整しフアン24を通過した後の12°Cの空気とを混
合して、22.5°Cの混合空気を得るから、混合空
気のうち比率a量を外気から取り入れるとすれば、温
度の釣り合いより12×a+25×(1−a)=22.
5の式が成り立ち、a=0.192となる。即ち図5の
湿り空気線図での必要な外気取り込み量は供給空気量
の19.2%程度となる。
【0005】即ち戻り空気80.8%と外気を温度湿
度調整した空気19.2%とを混合して22.5°C
の空気を得、次に冷却器3のCC31で22°Cに冷
却して天井裏に送り込み、23°Cの供給空気とな
る。即ち上記従来の空気調和設備では冷却器3で22.
5°Cの混合空気を22°Cに顕熱冷却する。
【0006】冷却器3では22.5°Cの混合空気を
22°Cに冷却するため、22°C以下の冷却水が必要
で、実用的には温度のバラツキを考慮すると15°C程
度の水が必要になる。通常15°Cの水を冷却塔で得る
には外気の湿球温度が13°C以下でなければ得られ
ず、外気の湿気温度がそれよりも高い場合は冷凍機を使
わなければならない。そのため冷凍機の運転期間が長く
なり多くのエネルギ−を消費する。また外気調整器2で
は供給空気量の19.2%を取り込み、目標の絶対温
度の露点温度11℃に冷却して除湿している。この取り
込み外気の冷却は通常冷凍機を用いて冷却するが、ほぼ
年間を通して冷凍機の運転が行なわれている。本発明は
上記の問題点を解消して、顕熱冷却する冷却を高い温度
の冷却水でも容易に冷却出来る様にし、また外気調整機
の冷凍機の運転負荷を少なくした省エネルギ−型の空気
調和設備を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、クリン
ル−ム内へ空気調和した空気を供給する空気調和設備に
おいて、散水と通風によって冷却する冷却塔と該冷却塔
の下流に結合した冷凍機とを有して、通常は冷却塔のみ
を運転し冷却塔のみでは十分冷えないときのみ冷凍機を
も運転し冷却塔で冷却水を加熱する恐れのあるときは冷
却塔を通さないバイパス管路を通過させて冷凍機のみを
運転するようにした冷却装置と、前記クリンル−ムを通
過した後の戻り空気を顕熱冷却する熱交換器と、取り込
んだ外気を適正な温度湿度に調整する冷凍機を備えた外
気調整器と、前記戻り空気を顕熱冷却した空気と外気を
適正な温度湿度に調整した空気とを混合する混合室と、
前記混合した空気をクリンル−ム内へ供給するためのフ
イルタ−を有するクリンル−ムモジュ−ルと、前記冷却
装置で得られる冷却水を前記熱交換器に導く管路と、前
記冷却装置で得られる冷却水を前記外気調整器に導く管
路と、前記外気調整器に前記冷却装置から導いた冷却水
で冷却する冷却部と冷凍機によって冷却する冷却部を設
け、取り込んだ外気を前記冷却部で冷却して適正な温度
湿度に調整することを特徴とする空気調和設備である。
【0008】
【作用】本発明の構成は上記のごとくである。即ち前記
した従来技術で示す外気調整器2の空気が冷却器3の
二次側へ送気されたものと考えてよい。この様にしたこ
とによって、前記従来技術と同じ温度湿度条件で顕熱冷
却する冷却器3の負荷を比較してみると下記のようにな
る。外気調整器2では全体供給空気の19.2%の外
気を取り込んで外気を温度湿度調整する。フアン24に
よって12°Cの空気が、冷却器3のCC31の二次
側とフアン32の上流側との間へ送られる。一方冷却器
3のCC31で25°Cの戻り空気のみがt°Cに冷
却された後、上記12°Cの温度湿度調整された空気
と混合してフアン32で天井裏12へ送られ、フイルタ
−13を通ってクリンル−ム1内へ供給されたとする。
【0009】ここで冷却器3のCC31で冷却したt°
Cの空気80.8%と温度湿度調整した12°Cの空気
19.2%が混合して22°Cの出口空気になる。従
って温度の釣り合いから次の式が成り立つ。 t×0.808+12×0.192=22×1 0.808t=19.72より、t=24.38°Cと
なる。従って冷却器3のCC31では25°C、供給空
気の80.8%量の戻り空気を24.38°Cに冷却
すればよい。即ち冷却器の熱交換器で顕熱冷却する温度
は従来技術の22.5°Cから22°Cに対して、本発
明では25°Cから24.38°Cで、その温度差は従
来の0.5°から0.62°に増えるが、冷却する空気
量が従来技術の80.8%であるため、温度差と空気量
との積は同じであるから冷却熱量も同じである。
【0010】しかし熱交換器で冷却する空気の温度は従
来技術の22°Cに対して、24.38°Cと2.38
°C高い温度のため、冷却水の温度も従来技術の冷却水
より2.38°C高い温度の冷却水で冷却することが出
来る。冷却水の温度が高くても良いことは即ち、冷却塔
で得られる期間が長く、逆に冷凍機を必要とする期間が
短いから省エネルギ−で冷却水を得ることが出来る。ま
た前記従来技術と同じ温度の冷却水を使用する場合、対
数平均温度差(熱交換器隔壁の内外部の流体間の温度
差)が大きくなり、熱交換器の伝熱面積を小さくするこ
とが出来る。即ち冷却器を小さくすることが出来る。
【0011】次に、クリンル−ムの戻り空気を冷却する
ための熱交換器に用いる冷却水の冷却装置として、冷却
塔とその下流に冷凍機とを結合して通常は冷却塔のみを
運転し冷却塔のみでは十分に冷却出来ない時のみ冷凍機
をも運転し冷却塔で冷却水を加熱する恐れのあるときは
冷却塔を通さないバイパス管路を通過させ冷凍機のみ運
転するようにした冷却装置を用いることができる。 こ
の冷却装置では、冷却水は冷却塔の冷却部で散水と通風
によって冷却され、外気湿球温度が高く冷却塔のみでは
所定の温度に冷却出来ないときにのみ、冷却塔で冷却さ
れた冷却水の温度によって冷凍機をも運転し、また湿球
温度が高く冷却塔で戻り冷却水を加熱させてしまうとき
は冷却塔を通さずに冷凍機のみを運転して冷却できる。
【0012】従って冷却塔の冷却能力だけで冷却出来る
湿球温度状態のときには冷凍機は停止し、冷却塔のみの
運転によって冷却できる。前気したごとくクリンル−ム
の戻り空気の温度は25°C程度である。この温度の空
気を熱交換器で冷却するには18°C程度の冷却水でよ
く、この温度の冷却水を冷却塔で得るには外気の湿球温
度が16°程度以下であればよい。この状態は図6に示
した理科年表1986年版に記載の、1951年から1
980年までの東京地方の月別平均湿球温度からも判る
ように、年間を通して夏場の一時期を除いた期間得るこ
とが出来る。よってほぼ年間を通して18°C程度の冷
却水を冷却塔のみの運転によって得ることが出来る。従
って冷凍機のみで冷却する従来の冷却装置と比べて冷凍
機の運転時間が大幅に少ないため省エネルギ−となる。
【0013】本発明では特に顕熱冷却に用いる熱交換器
の運転温度(冷却前の空気温度、冷却水の温度)が高い
から、冷却塔と冷凍機を組み合わせた冷却装置を用いる
と、冷却塔だけで冷却出来る期間が長く、省エネルギ−
が計れる。従ってクリンル−ムからの25°C程度の戻
り空気を冷却するための冷却水を得る装置として非常に
好都合なものである。
【0014】次に、前記冷却装置で得られる冷却水を前
記外気調整器へ導く管路を設け外気調整器で冷却装置か
ら導いた冷却水と冷凍機とによって取り込んだ外気を冷
却し、適正な温度湿度に調整する。外気を適正な温度湿
度に調整する外気調整器は、まず取り入れた空気をプレ
ヒ−ト部で暖め、次に冷却部で目標の絶対湿度の露点温
度(例えば7°〜11°C)に冷却して除湿し、次いで
除湿後の空気をレヒ−ト部で暖めて送りだす。前記冷却
装置でほぼ年間を通して18℃程度の冷却水を供給して
いるので、取り込んだ外気が18℃以上の夏季等は、ま
ず高温の外気を冷却水による冷却部で20℃程度にまで
冷却され、次いで外気調整器の冷凍機によって目標の絶
対湿度の露点温度に冷却して除湿する。このため外気調
整器の冷凍機の運転負荷が減少する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の空気調和装置の第1実施例を示すも
ので、クリンル−ムに適用したものである。建物40内
には天井41と壁42で仕切ったクリンル−ム43及び
天井裏44を設けてあり、クリンル−ム43内には所定
の間隔をおいてクリンル−ム内下部の吸い込み口62か
ら吸い込んだ室内の空気を顕熱冷却する空調ユニット6
を設けてある。この空調ユニット6には熱交換器61を
設けてあり、熱交換器61を通過して顕熱冷却された空
気は導管64を通り送風機63により天井裏44へ送気
される。
【0016】一方クリンル−ム43の外には、外気取り
入れ口76から外気を取り入れて適正な温度湿度に調整
する外気調整器7を設置してある。外気調整器7で調整
された空気はフアン73によって導管74を通り天井裏
44へ送気される。外気調整器7にはプレヒ−ト部7
4、冷却部81と71及びレヒ−ト部72を順に設けて
あり、これらの外気通過調整通路部79の下部には冷却
部71を冷却するための冷却熱源を得る冷凍機77を設
置してある。この冷凍機77は、圧縮機78で圧縮され
液化した冷媒を冷却部71で蒸発して空気を冷却し、凝
縮器75で放熱する作用を繰り返すものである。凝縮器
75の放熱は、建物40の外部に設置した冷却塔8で冷
却される冷却水を用いている。
【0017】室内43に比べて外気のほうが高温多湿な
ときは、まずプレヒ−ト部74で冷却部71の出口温度
が絶対湿度の露点温度となるように外気取り入れ空気が
暖められ、次に冷却部81で後述する冷却装置9から管
路を通って導かれた冷却水によって20℃まで冷却しそ
の後冷却部71で冷凍機77によって目標の絶対湿度の
露点温度に冷却される。外気が33°Cで相対湿度60
%のときクリンル−ムの温度を23°C相対湿度40%
にするには、冷却部71で絶対湿度0.0062Kg/
Kg(DA)の露点温度7°Cまで冷却する。この温度
は年間を通して一定になるようにプレヒ−ト部74と冷
却部71で制御される。ここで除湿された後、次にこの
ままでは天井裏44へ結ぶ導管74が結露するので、レ
ヒ−ト部72で12°C程度まで暖めてフアン73で天
井裏44へ送気する。
【0018】夏季等の外気温度が20℃以上のときは、
後述する冷却装置9から外気調整器7の冷却部81へ管
路を通して導いた冷却水によって、高温の外気を先ず2
0℃程度にまで冷却し、次いで外気調整器7の冷凍器7
7による冷却部71で冷却する。このため冷凍機77の
運転負荷が、冷却部81で冷却される分だけ少なくな
り、省エネルギーで外気を調整することができる。
【0019】また建物40の外部には、冷却装置9を設
置してある。この冷却装置9はクリンル−ム43内の空
調ユニットの熱交換器61に所定温度の冷却水を送り、
また管路を通して外気調整器7の冷却部81へ冷却水を
送っている。この冷却装置9は図3に示すように、冷却
コイルを複数段に設けたエバポレイテイブク−ラ91と
これに散水する散水ヘッダ−92とク−ラ91に通風す
るフアン93等からなる冷却塔部94と、その下流にブ
−スタ−として冷凍機95が設置してあり、冷凍機95
は圧縮機96と冷却塔94内に配置したエバポレイテイ
ブコンデンサ−97と膨張弁98とエバポレ−タ99と
からなり、冷却塔部94のみでは十分冷却出来ないとき
のみこの冷凍機95をも運転して、冷却塔部94のエバ
ポレイテイブク−ラで冷却した後更に冷凍機95のエバ
ポレ−タ99で冷却し、外気の湿球温度が低く冷却塔部
94のみの散水と通風による潜熱冷却によって所定温度
の冷却水が得られるときは冷凍機95の運転が停止され
る。
【0020】また外気の湿球温度が高く戻り冷却水が冷
却塔部94で加熱されるときは、バイパス管路100の
バルブ101が開き、冷却塔部94へ行く管路のバルブ
102が閉じ、冷却塔部94を通らず直接冷凍機95の
エバポレ−タ99へ通過させて冷却するようにしてあ
る。 この冷却設備9によれば、冷却塔部94の散水水
量あるいはフアン93の風量制御を行い、また冷凍機の
圧縮機96の台数制御あるいは圧縮機96の能力制御を
行っており、年間を通じて15°C〜25°C程度の所
定温度の冷却水を省エネルギ−で得る。特に目標とする
冷却温度が高いほど省エネルギ−効果が大きく、クリン
ル−ム2を通過した後の24°C程度の戻り空気の冷却
水を得る装置として非常に適している。
【0021】クリンル−ム43内では、天井41のクリ
ンル−ムモジュ−ル5から供給された空気の温度が機械
や人等の発熱によって上昇し、この空気は空調ユニット
6の吸い込み口62から熱交換器61を通って所定温度
に冷却され、送風機63によって導管64を通り天井裏
44へ送気される。外気を外気取り入れ口76から外気
調整器7へ取り込んで温度湿度を調整した後、フアン7
3によって導管74を通って天井裏3へ送気される。天
井裏3へ送気された両空気は混合されて図2で示すクリ
ンル−ムモジュ−ル5からクリンル−ム43内へ供給さ
れる。尚取り入れた外気に相当する量の空気はクリンル
−ムの外部に排出される。
【0022】クリンル−ムモジュ−ル5のクリンル−ム
2側にHEPAフィルタ−51その上流側に与圧空気ユ
ニット52、更に上流側に送風機53を設けてあり、送
風機53の吸い込み口54は天井裏44に開口して天井
裏44の空気をHEPAフィルタ−51を通してクリン
ル−ム43内へ送り出している。上記において、例えば
空調ユニット6の送風能力が42CMM(m3/mi
n)で、空調ユニット6の1台当たりに付き、送風能力
10CMMのクリンル−ムモジュ−ル5を5台設置して
ある。また外気を取り込んで湿度調整された空気はフア
ン73で空調ユニット6の1台当たり4CMMが天井裏
に送られる。この様にしてクリンル−ムモジュ−ル5は
50CMMの空気をクリンル−ム内へ送気して各部の圧
力が、 クリンル−ム内の圧力 > 天井裏の圧力 > 外気圧 になるように設定される。この様にしてクリンル−ム4
3内へ塵を浸入させず、清浄度を高めている。
【0023】
【発明の効果】以上説明のごとく本発明によれば、特に
顕熱冷却する空気の温度が高いので従来より高温の冷却
水が利用出来る。このため冷凍機を運転する期間を極力
短く出来る。また外気調整器の冷凍機の負荷が減少す
る。このため年間を通じて省エネルギ−で空気調和が行
えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を説明する空気調和設備
の図である。
【図2】 図1のクリンル−ムモジュ−ル5を説明する
図である。
【図3】 図1の空調ユニットの冷却熱源を得るための
冷却設備である。
【図4】 従来技術の空気調和設備の図である。
【図5】 図4の湿り空気線図を示す図である。
【図6】 1951年〜1980年の東京地方の月別平
均湿球温度を示す図で図5の湿り空気線図を示す図であ
る。ある。
【符号の説明】
6 空調ユニット 7、81 外気調整器 8 冷却塔 9 冷却装置 43 クリンル−ム 44 天井裏 46 床下 61 熱交換器 62 吸い込み口 71 冷却部 76、82 外気通過調整通路 77、83、95 冷凍機 79、99 蒸発器(エバポレ−タ) 91 エバポレ−テイブク−ラ 94 冷却塔部 95 冷凍機 100 バイパス管路 101、102 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 健 桑名市大福2番地日立金属株式会社桑名工 場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリンル−ム内へ空気調和した空気を供
    給する空気調和設備において、 散水と通風によって冷却する冷却塔と該冷却塔の下流に
    結合した冷凍機とを有して、通常は冷却塔のみを運転し
    冷却塔のみでは十分冷えないときのみ冷凍機をも運転し
    冷却塔で冷却水を加熱する恐れのあるときは冷却塔を通
    さないバイパス管路を通過させて冷凍機のみを運転する
    ようにした冷却装置と、 前記クリンル−ムを通過した後の戻り空気を顕熱冷却す
    る熱交換器と、 取り込んだ外気を適正な温度湿度に調整する冷凍機を備
    えた外気調整器と、 前記戻り空気を顕熱冷却した空気と外気を適正な温度湿
    度に調整した空気とを混合する混合室と、 前記混合した空気をクリンル−ム内へ供給するためのフ
    イルタ−を有するクリンル−ムモジュ−ルと、 前記冷却装置で得られる冷却水を前記熱交換器に導く管
    路と、 前記冷却装置で得られる冷却水を前記外気調整器に導く
    管路と、 前記外気調整器に前記冷却装置から導いた冷却水で冷却
    する冷却部と冷凍機によって冷却する冷却部を設け、取
    り込んだ外気を前記冷却部で冷却して適正な温度湿度に
    調整することを特徴とする空気調和設備。
JP4264400A 1991-10-03 1992-10-02 空気調和設備 Pending JPH05215366A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1163577A (ja) * 1997-08-14 1999-03-05 Takasago Thermal Eng Co Ltd クリーンルーム用局所冷却装置
WO2009157277A1 (ja) * 2008-06-22 2009-12-30 柳町 靖子 空気調和設備
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