JPH052147U - パノラマ写真撮影可能なカメラ - Google Patents

パノラマ写真撮影可能なカメラ

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JPH052147U
JPH052147U JP7780991U JP7780991U JPH052147U JP H052147 U JPH052147 U JP H052147U JP 7780991 U JP7780991 U JP 7780991U JP 7780991 U JP7780991 U JP 7780991U JP H052147 U JPH052147 U JP H052147U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影用光学系が通常の写真撮影用状態にあっ
ても、また広角写真撮影用状態にあっても、一回の操作
にて、広角写真撮影用状態でパノラマ写真撮影用状態と
なす。 【構成】 パノラマ写真撮影用部材20とパノラマ写真
撮影用部材取付部10に装着された駆動用レバー30
とを連動連結する一方、光軸Oの周りに回動され、撮影
用光学系80を通常の写真撮影用状態と広角写真撮影用
状態に切換えるカムリング70には作動用突起71を突
設し、前記カムリング70の回動にて、前記撮影用光学
系80を通常の写真撮影用状態から広角写真撮影用状態
に切換えたのちに、この状態を維持したままで前記カム
リング70が同じ方向に回動する間に、前記作動用突起
71が前記駆動用レバー30を回動し、前記パノラマ写
真撮影用部材20をボディマスク11の光路内に挿入せ
しめてパノラマ写真撮影用状態となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パノラマ写真撮影可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、パノラマ写真の撮影にあたっては、従来より専らパノラマ写真専用のカ メラが使用されてきたが、ここ数年来パノラマ写真の撮影が可能な使い捨てカメ ラや、通常の写真撮影用状態をパノラマ写真撮影用状態に切換え可能なコンパク トカメラが市販されるに至った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでのパノラマ写真撮影が可能で、撮影用光学系を通常の 写真撮影用状態と広角写真撮影用状態とに切換える機構を備えたカメラにあって は、広角写真撮影用状態でパノラマ写真を撮影するには、撮影用光学系を広角写 真撮影用状態に切換える操作と、パノラマ写真撮影用部材をパノラマ写真撮影用 状態に切換える操作とを連動せしめることなく各別に行うために、構造が複雑で あるとともに、切換え操作が2回となり、面倒であるという欠点があった。
【0004】 本考案は、前述の実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ は、カメラにおける撮影用光学系が通常の写真撮影用状態にあっても、また広角 写真撮影用状態にあっても、とにかく1回の操作によって、広角写真撮影用状態 を維持したままでパノラマ写真撮影用部材をパノラマ写真撮影用状態となすパノ ラマ写真撮影可能なカメラを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案のパノラマ写真撮影可能なカメラは、カ メラ外郭体内に設置され、かつ通常の写真撮影用と広角写真撮影用のボディマス クの光路内に挿入せしめられて通常の写真撮影用光を横長のパノラマ写真撮影用 光となすパノラマ写真撮影用部材の駆動用レバーを、撮影用光学系を通常の写真 撮影用状態から広角写真撮影用状態へと切換えたのちも前記広角写真撮影用状態 を維持したままで回動可能となされたカムリングの前記回動可能時の回動にて作 動し、前記パノラマ写真撮影用部材を前記光路内に挿入せしめてパノラマ写真撮 影用状態となすことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
撮影用光学系が通常の写真撮影用状態にあっても、また広角写真撮影用状態に あっても、パノラマ写真撮影用部材はボディマスクの光路外に退避せしめられた 通常の写真撮影用状態となっている。
【0007】 撮影用光学系とパノラマ写真撮影用部材がともに通常の写真撮影用状態となっ ているときに、カムリングを回動すると、撮影用光学系はカムリングにて通常の 写真撮影用状態から広角写真撮影用状態へと切換えられる。この広角写真撮影用 状態を維持したままで前記カムリングを同じ方向に回動する間に、カムリングの 回動にて駆動用レバーは回動され、パノラマ写真撮影用部材は駆動用レバーの回 動によって前記光路内に挿入せしめられ、広角写真撮影用状態にてパノラマ写真 の撮影が可能なパノラマ写真撮影用状態となる。
【0008】 このパノラマ写真撮影用状態となしたのち、カムリングを前記と逆の方向に回 動すると、まずパノラマ写真撮影用部材のみが通常の写真撮影用状態時のもとの 退避位置に戻り、広角写真撮影用状態となり、続くカムリングの回動により撮影 用光学系が広角写真撮影用状態から通常の写真撮影用状態へと戻る。
【0009】 撮影用光学系が広角写真撮影用状態であり、パノラマ写真撮影用部材が通常の 写真撮影用状態であるときに、カムリングを回動すると、広角写真撮影用状態を 維持したままでパノラマ写真撮影用部材は通常の写真撮影用状態からパノラマ写 真撮影用状態となる。
【0010】 以下、本考案にかかるパノラマ写真撮影可能なカメラの実施例を図面によって 詳細に説明することとする。
【0011】 図1において、Xは本考案にかかるパノラマ写真撮影可能なカメラであって、 該カメラXの外郭体1の頂板にはパノラマ切換え用のスイッチ2、撮影用光学系 切換え用のスイッチ3、駒数等の表示部4、レリーズ釦5が設けてあり、前記外 郭体1の前板にはファインダー窓6、AF窓7,8、ストロボ9等が設けてあり 、81は後記の撮影用光学系80(図7参照)を構成する前レンズである。
【0012】 前記パノラマ切換え用のスイッチ2は、後記の撮影用光学系切換え機構Zとパ ノラマ切換え機構Yとを連続して切換えるようになした図外の回路に接続してあ り、前記撮影用光学系切換え用のスイッチ3は、後記の撮影用光学系切換え機構 Zのみを切換えるようになした図外の回路に接続してある。
【0013】 前記外郭体1内には、本考案の主要部を構成する後記のパノラマ切換え機構Y と撮影用光学系切換え機構Zが内蔵せしめてある。
【0014】 ところで、前記パノラマ切換え機構Yは、後記のパノラマ写真撮影用部材20 を通常の写真撮影用状態とパノラマ写真撮影用状態に切換えるものであって、該 パノラマ切換え機構Yは、図2ないし図6に示したように、後記のパノラマ写真 撮影用部材20とこのパノラマ写真撮影用部材20を駆動する駆動用レバー30 と調整レバー40とからなっている。
【0015】 そして、前記パノラマ写真撮影用部材20は、カメラXの外郭体1内に設置さ れ、カメラ本体構成用にして、光軸Oと直角をなすボディマスク部10に形成 したボディマスク11を通過する通常の写真撮影用光と広角写真撮影用光の上辺 と下辺とを各別に遮蔽する主板部21.22の端部に下向き取付部21、 上向き取付部22を備えた遮蔽板21,22からなるものであって、下向き取 付部21は上向き取付部22の外側に位置せしめるとともに、遮蔽板21は 、遮蔽板22の後方に重なるように配置してある。
【0016】 このパノラマ写真撮影用部材20は、通常時はボディマスク11の上方へ退避 可能に、後記するように、ボディマスク部10の上方に設けたパノラマ写真撮 影用部材取付部10に装着してある。
【0017】 すなわち、遮蔽板21の下向き取付部21と遮蔽板22の上向き取付部22 は、カメラXの前方からみてボディマスク11の左方に位置せしめ、遮蔽板2 1の下向き取付部21の基端部と遮蔽板22の上向き取付部22の先端部と を、前記ボディマスク部10の上方に設けたパノラマ写真撮影用部材取付部1 0に突設した作動レバー取付用ピン12に回動自在に取付けた作動レバー23 に連動用ピン25,26にて軸着する一方、前記下向き取付部21の先端部と 上向き取付部22の基端部とを前記パノラマ写真撮影用部材取付部10に設 けた従動レバー取付用ピン13に回動自在に取付けた従動レバー24に連動用ピ ン27,28にて軸着してある。
【0018】 この軸着にあたっては、前記作動レバー取付用ピン12と従動レバー取付用ピ ン13間の中心間隔と、連動用ピン25,27間の中心間隔と、連動用ピン26 ,28間の中心間隔を同じになしてある。
【0019】 さらに、前記作動レバー23の中程に形成した張出部には、前記パノラマ写真 撮影用部材20を駆動する後記の駆動用レバー30の先端部に設けた連動用ピン 31に係合する連動用長孔29が設けてある。
【0020】 前記パノラマ写真撮影用部材20を駆動する駆動用レバー30は、特に図6に 示したように、その構成用主体のレバー本体30の一端部には前記作動レバー 23に設けた連動用長孔29に係合する連動用ピン31を突設し、中央部には軸 孔32を穿設し、他端部には後記するファインダーフレーム50(図2,図3参 照)の昇降用に供せられる扇形歯車33を前記軸孔32を中心として形成し、前 記軸孔32の連動用ピン31側における前記レバー本体30の上縁には前方に 向けてバネ係止兼連動用折曲部34を形成してなるものである。
【0021】 前記調整レバー40は、これも図6に示したように、前記駆動用レバー30の バネ係止兼連動用折曲部34の下面に側縁部を当接するようになした一方の腕4 1と、他方の腕42とからなる逆V字形のレバー本体40の分岐部に軸孔43 を備え、一方の腕41の前記側縁部とは反対側の側縁部には前方に向ったバネ係 止用折曲部44を連設し、他方の腕42の先端部には前方に向い、かつ後記する カムリング70(図2,図3参照)に設けた作動用突起71に係合せしめられる 駆動用レバー往復回動用折曲部45を連設することによって形成されている。
【0022】 前記駆動用レバー30と調整レバー40とを、前記ボディマスク11の上方と なるようにボディマスク部10の上方に設けられた前記パノラマ写真撮影用部 材取付部10に装着するには、図6のほか特に図4、図5に示したように、調 整レバー40を駆動用レバー30の前方に配し、前記駆動用レバー30と調整レ バー40をそれぞれの軸孔32,43にて前記パノラマ写真撮影用部材取付部1 0に突設した段付き取付軸14の縮径部に嵌挿するとともに、段付き取付軸1 4に螺入したバネ取付兼鍔付き固定用ネジ46にて回動可能に支承せしめる。
【0023】 このとき、前記バネ取付兼鍔付き固定用ネジ46には、連動用巻きバネ47と 復帰用巻きバネ48とを装着し、連動用巻きバネ47の一方の端部は駆動用レバ ー30のバネ係止兼連動用折曲部34の側縁に係止せしめるとともに、他方の端 部は調整レバー40のバネ係止用折曲部44の側縁に係止せしめ、また復帰用巻 きバネ48の一方の端部は前記バネ兼連動用折曲部34の下面に係止せしめると ともに、他方の端部は前記パノラマ写真撮影用部材取付部10に突設したバネ 係止用ピン15に係止せしめてある。
【0024】 したがって、図2に示した状態において、後記のカムリング70を時計方向へ 回動すると、該カムリング70に突設した作動用突起71は調整レバー40の駆 動用レバー往復回動用折曲部45と係合して調整レバー40を反時計方向に回動 せしめ、調整レバー40の回動によって、駆動用レバー30はバネ係止用折曲部 44と連動用巻きバネ47とバネ係止兼連動用折曲部34とを介して反時計方向 に回動し、駆動用レバー30の回動によって、復帰用巻きバネ48はバネ係止兼 連動用折曲部34を介して弾性変形せしめられて図3に示した状態となるように なしてある。
【0025】 また、図3に示した状態において、後記のカムリング70を反時計方向へ回動 すると、作動用突起71は駆動用レバー往復回動用折曲部45から離れ、復帰用 巻きバネ48の復元力によって、駆動用レバー30はバネ係止兼連動用折曲部3 4を介して時計方向に回動し、調整レバー40はバネ係止兼連動用折曲部34と 連動用巻きバネ47とバネ係止用折曲部44とを介して時計方向に回動し、駆動 用レバー30とともに図2に示した状態に復帰するようになしてある。
【0026】 一方、前記駆動用レバー30に形成した扇形歯車33は、図2ないし図4に示 したように、パノラマ写真撮影用部材取付部10に突設したアイドルギヤ取付 軸16に回動自在に取付けた小歯車部53と大歯車部54とからなるアイドルギ ヤ52の小歯車部53に噛合し、アイドルギヤ52の大歯車部54は移動範囲が 規制されたファインダーフレーム50のラック51に噛合せしめてある。
【0027】 前記ファインダーフレーム50は、前記駆動用レバー30に形成した扇形歯車 33とアイドルギヤ52とラック51とによって、後記するファインダー光学系 60内へ挿入したり、ファインダー光学系60から引上げるようになしてある。
【0028】 前記ファインダー光学系60は、図8と図9に示したように、対物レンズ61 と変倍レンズ62と4枚のミラー63,64,65,66とミラー64,65間 に配置したファインダーレンズ67と接眼レンズ68とからなるものであって、 パノラマ写真撮影用状態のときには、前記ファインダーフレーム50をミラー6 4とファインダーレンズ67との間に挿入するようになしてある。
【0029】 そして、パノラマ写真撮影用部材20がボディマスク11の光路外に退避せし められた通常の写真撮影用状態(図2参照)のときには、ファインダーフレーム 50はファインダー光学系60外に引上げられ、ファインダー内にターゲットマ ーク55が通常の写真撮影用ファインダー像(図10参照)として現われ、パノ ラマ写真撮影用部材20がボディマスク11の光路内に挿入せしめられたパノラ マ写真撮影用状態(図3参照)のときには、ファインダーフレーム50はファイ ンダー光学系60内に挿入せしめられ、ファインダー内にターゲットマーク55 とパノラマ写真撮影範囲表示マーク56,56がパノラマ写真撮影用ファインダ ー像(図11参照)として現れるようになしてある。
【0030】 さらに、前記撮影用光学系切換え機構Zは、撮影用光学系80を通常の写真撮 影用状態と広角写真撮影用状態に切換えるものであって、該撮影用光学系切換え 機構Zは、図7に示したように、カムリング70と撮影用光学系80とからなっ ている。
【0031】 すなわち、前記カムリング70は、特に図4に示したように、円筒体の前端部 (図4においては、下方部)と後端部には、撮影用光学系80の切換え用に供せ られる円周方向と交差する第1溝孔部73.73と各第1溝孔部73.7 3に連絡して広角写真撮影用状態の維持用に供せられる円周方向の第2溝孔部 74.74とからなるカム溝孔72.72を設けてなるものであって、 該カムリング70には、図2ないし図5に示したように、前記調整レバー40の 駆動用レバー往復回動用折曲部45と係合する作動用突起71を設けるとともに 、駆動用小歯車77と噛合する歯車環76を螺着してある。
【0032】 そして、前記カムリング70は、前記外郭体1にて包被された鏡筒90内に回 動自在に保持されていて、前記歯車環76に噛合する駆動用小歯車77を図外の ズームモータにて駆動することによって回動するようになしてある。
【0033】 前記撮影用光学系80は、図7に示したように、前レンズ支持枠83に支持さ れた前レンズ81と後レンズ支持枠84に支持された後レンズ82とからなって いて、前レンズ支持枠83と後レンズ支持枠84とを前記カムリング70内で回 動することなく、光軸O方向に移動せしめるために、前レンズ支持枠83と後レ ンズ支持枠84の外周面には光軸Oと平行にガイド溝87,88を設け、カムリ ング70には前記ガイド溝87,88と交差せしめて円周方向に溝孔78,79 を設け、鏡筒90に螺入した小ネジ91,92の先端部を前記溝孔78,79を 通って前記ガイド溝87,88に係合せしめる一方、前レンズ支持枠83には前 記カム溝孔72に係合する従動子85を突設し、後レンズ支持枠84には前記 カム溝孔72に係合する従動子86を突設してあり、前記カムリング70の回 動によって従動子85,86がカム溝孔72.72を構成する第1溝孔部7 3と第2溝孔部74、第1溝孔部73と第2溝孔部74の各連絡個所に 位置すると、広角写真撮影用状態となるようになしてある。
【0034】 また、前記カムリング70の回動によって前記従動子85,86が第2溝孔部 74.74内を移動せしめられる際には、前レンズ支持枠83と後レンズ支 持枠84にて前レンズ81と後レンズ82は光軸O方向に移動せず、広角写真撮 影用状態はそのまま維持されるようになしてある。
【0035】 そして、前記カムリング70に突設した作動用突起71は、前記従動子85, 86が前記カムリング70の回動によって第2溝孔部74.74内を移動せ しめられる間に、前記調整レバー40の駆動用レバー往復回動用折曲部45と係 合して、パノラマ写真撮影用部材20を通常の写真撮影用状態からパノラマ写真 撮影用状態に切換えるように位置決めされている。
【0036】 次に、以上のように構成された本考案にかかるパノラマ写真撮影可能なカメラ Xの作用を説明する。
【0037】 パノラマ写真撮影用部材20と撮影用光学系80がともに通常の写真撮影用状 態(図2参照)になっているときに、パノラマ切換え用のスイッチ2を押すと、 カムリング70は図外のズームモータ、駆動用小歯車77、歯車環76にて、図 2において時計方向に回動せしめられ、カムリング70に突設した作動用突起7 1が図2に示した位置から調整レバー40の駆動用レバー往復回動用折曲部45 の位置ヘ移動する間に、パノラマ写真撮影用部材20は通常の写真撮影用状態に 維持されたままであり、撮影用光学系80はカムリング70に設けた第1溝孔部 73.73とレンズ支持部83,84に突設した従動子85,86とにて通 常の写真撮影用状態から広角写真撮影用状態へと切換えられる。
【0038】 撮影用光学系80が広角写真撮影用状態に切換えられたのちに、引続いてカム リング70が回動せしめられる間に、撮影用光学系80はカムリング70に設け た第2溝孔部74.74とレンズ支持枠83,84に突設した従動子85, 86とにて広角写真撮影用状態に維持されたままであり、カムリング70に突設 した作動用突起71は調整レバー40の駆動用レバー往復回動用折曲部45に係 合することによって、調整レバー40と駆動用レバー30とは一体となって段付 き取付軸14の縮径部の周りを反時計方向に回動し、作動レバー23は連動用ピ ン31と連動用長孔29とによって作動レバー取付用ピン12の周りを時計方向 に回動し、遮蔽板21,22は従動レバー24を伴って下降して、ボディマスク 11の光路に挿入せしめられる一方、ファインダーフレーム50はファインダー 光学系60内に挿入せしめられ、図3に示すパノラマ写真撮影用状態となって、 ズームモータは停止する。
【0039】 次に、パノラマ写真撮影用部材20がパノラマ写真撮影用状態に、撮影用光学 系80が広角写真撮影用状態(図3参照)になっているときに、パノラマ切換え 用のスイッチ2を押すと、図外のズームモータは前述の場合とは逆の方向に回動 し、撮影用光学系80は広角写真撮影用状態を維持したままで、パノラマ写真撮 影用部材20はパノラマ写真撮影用状態から通常の写真撮影用状態に切換えられ 、次いで、パノラマ写真撮影用部材20は通常の写真撮影用状態を維持したまま で、撮影用光学系80は広角写真撮影用状態から通常の写真撮影用状態(図2参 照)となって、ズームモータは停止する。
【0040】 前記パノラマ切換え用のスイッチ2に代えて、撮影用光学系切換え用のスイッ チ3を押すと、撮影用光学系80のみの切換えが行われる。
【0041】 前記撮影用光学系切換え用のスイッチ3を押して、撮影用光学系80を広角写 真撮影用状態に切換えたのちに、パノラマ切換え用のスイッチ2を押すと、広角 写真撮影用状態が維持されたままで、パノラマ写真撮影用部材20は通常の写真 撮影用状態からパノラマ写真撮影用状態へと切換えられる。
【0042】 なお、図示を省略したが、前記パノラマ写真撮影用部材20は、図示のように 、遮蔽板21,22を作動レバー23と従動レバー24にて折りたたみ可能とな すのに代えて、ボディマスク部10に設けた案内片にて昇降可能に案内せしめ られる板体に、ボディマスク11を通過する通常の写真撮影用光と広角写真撮影 用光の上辺と下辺とを各別に遮蔽して横長のパノラマ写真撮影用光となす開口部 を形成するとともに、該開口部の上部に近接して連動用長孔を設け、前記連動用 長孔に駆動用レバー30に突設した連動用ピン31を係合せしめるようになして も、前述の実施例と同様に、通常の写真撮影用状態とパノラマ写真撮影用状態の 切換えを行うことができる。
【0043】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案は、カメラにおける撮影用光学系が通常の 写真撮影用状態にあっても、また広角写真撮影用状態にあっても、とにかく1回 の操作によって、広角写真撮影用状態を維持したままでパノラマ写真撮影用部材 をパノラマ写真撮影用状態となすものであることによって、パノラマ写真撮影の 切換えは簡単となる。
【0044】 また、本考案は、撮影用光学系を切換えるカムリングを利用してパノラマ写真 撮影用部材を切換えるものであることによって、構造が単純化され、部品点数と 組立工数の減少を図ることができる。
【0045】 さらに、本考案は、パノラマ写真撮影用部材をボディマスクの上方に退避せし めるものであることによって、カメラのコンパクト化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるカメラの外観を示す斜視図であ
る。
【図2】パノラマ写真撮影用部材の通常の写真撮影用状
態を示す要部の正面図である。
【図3】パノラマ写真撮影用部材のパノラマ写真撮影用
状態を示す要部の正面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う要部の横断正
面図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿う要部の縦断側面図
である。
【図6】駆動用レバーと調整レバーの分解斜視図であ
る。
【図7】撮影用光学系切換え機構の要部の縦断側面図で
ある。
【図8】ファインダー光学系の平面図である。
【図9】ファインダー光学系の要部の正面図である。
【図10】通常の写真撮影用ファインダー像である。
【図11】パノラマ写真撮影用ファインダー像である。
【符号の説明】
X:パノラマ写真撮影可能なカメラ Y:パノラマ切換え機構 Z:撮影用光学系切換え機構 10:ボディマスク部 10:パノラマ写真撮影用部材取付部 11:ボディマスク 20:パノラマ写真撮影用部材 21,22:遮蔽板 30:駆動用レバー 40:調整レバー 45:駆動用レバー往復回動用折曲部 50:ファインダーフレーム 60:ファインダー光学系 70:カムリング 71:作動用突起 71.71:カム溝孔 73.73:第1溝孔部 74.74:第2溝孔部 80:撮影用光学系 85,86:従動子 90:鏡筒

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 カメラの外郭体内に設置され、かつ通常
    の写真撮影用と広角写真撮影用のボディマスクの光路内
    に挿入せしめられて通常の写真撮影用光を横長のパノラ
    マ写真撮影用光となすパノラマ写真撮影用部材の駆動用
    レバーを、撮影用光学系を通常の写真撮影用状態から広
    角写真撮影用状態へと切換えたのちも前記広角写真撮影
    用状態を維持したままで回動可能となされたカムリング
    の前記回動可能時の回動にて作動し、前記パノラマ写真
    撮影用部材を前記光路内に挿入せしめてパノラマ写真撮
    影用状態となすことを特徴とするパノラマ写真撮影可能
    なカメラ。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3062331U (ja) * 1999-03-19 1999-10-08 株式会社ロイスハウス 装身用ピン類のための歩数計

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JP2576288Y2 (ja) 1998-07-09

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