JPH05214732A - 基礎工法 - Google Patents
基礎工法Info
- Publication number
- JPH05214732A JPH05214732A JP1656292A JP1656292A JPH05214732A JP H05214732 A JPH05214732 A JP H05214732A JP 1656292 A JP1656292 A JP 1656292A JP 1656292 A JP1656292 A JP 1656292A JP H05214732 A JPH05214732 A JP H05214732A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- concrete
- foundation
- ground
- foundation construction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性が向上され、掘削土工量が節減され、
作業の安全性が確保された経済性の優れた基礎工法を提
供する。 【構成】 基礎構築地盤Gを所定の支持地盤まで掘削す
る工程と、同掘削部に鋼製型枠Kをセットする工程と、
同型枠Kにラップルコンクリートbを打設する工程と、
同型枠の外周に埋戻し土cの埋戻しを行なう工程を連続
して行ない、前記ラップルコンクリートbが未硬化状態
のうちに前記型枠Kを引揚げて基礎を構築する。
作業の安全性が確保された経済性の優れた基礎工法を提
供する。 【構成】 基礎構築地盤Gを所定の支持地盤まで掘削す
る工程と、同掘削部に鋼製型枠Kをセットする工程と、
同型枠Kにラップルコンクリートbを打設する工程と、
同型枠の外周に埋戻し土cの埋戻しを行なう工程を連続
して行ない、前記ラップルコンクリートbが未硬化状態
のうちに前記型枠Kを引揚げて基礎を構築する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は 配合のラップルコンク
リートを使用した比較的浅い支持地盤の基礎工法に係る
ものである。
リートを使用した比較的浅い支持地盤の基礎工法に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】構築物を構築するために、比較的浅い地
盤層に基礎を構築するとき、支持地盤層に達するまで圧
縮強度が150kg/cm2 程度の比較的貧配合のラッ
プルコンクリートを打設してこれを支持地盤として、本
体基礎を構築する工法が行なわれている。
盤層に基礎を構築するとき、支持地盤層に達するまで圧
縮強度が150kg/cm2 程度の比較的貧配合のラッ
プルコンクリートを打設してこれを支持地盤として、本
体基礎を構築する工法が行なわれている。
【0003】同工法においては先ず基礎を構築すべき地
盤を所定の支持地盤層まで掘削するが、その際、掘削地
盤の崩壊を防止するとともに、爾後の作業に支障のない
ように掘削孔を大きく余掘りする。次いで支持地盤層ま
で掘削された掘削穴の底部に捨てコンクリートを打設し
て、所定の位置に型枠を組立て、ラップルコンクリート
を打設したのち型枠を解体して、余掘部に埋戻しをする
工程によって施工し、そこに大体の基礎を構築するもの
である。
盤を所定の支持地盤層まで掘削するが、その際、掘削地
盤の崩壊を防止するとともに、爾後の作業に支障のない
ように掘削孔を大きく余掘りする。次いで支持地盤層ま
で掘削された掘削穴の底部に捨てコンクリートを打設し
て、所定の位置に型枠を組立て、ラップルコンクリート
を打設したのち型枠を解体して、余掘部に埋戻しをする
工程によって施工し、そこに大体の基礎を構築するもの
である。
【0004】その他、掘削地盤が硬い場合には余掘を少
なくして型枠を省略し、掘削穴に直接ラップルコンクリ
ートを打設する方法もある。
なくして型枠を省略し、掘削穴に直接ラップルコンクリ
ートを打設する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法によれ
ば、捨てコンクリートの打設、型枠の組立、ラップルコ
ンクリートの打設、型枠の解体と各工程を経て余掘部を
埋戻す作業となるため、作業に多くの日数がかかる。ま
た地盤の崩壊を防止するためと、爾後の作業に支障のな
いように掘削穴を大きく余掘りするので掘削量が増大
し、且つ前記の工程によって作業の長期化に伴う法面の
崩壊を防止する安全設備が必要となり、工費も嵩む。
ば、捨てコンクリートの打設、型枠の組立、ラップルコ
ンクリートの打設、型枠の解体と各工程を経て余掘部を
埋戻す作業となるため、作業に多くの日数がかかる。ま
た地盤の崩壊を防止するためと、爾後の作業に支障のな
いように掘削穴を大きく余掘りするので掘削量が増大
し、且つ前記の工程によって作業の長期化に伴う法面の
崩壊を防止する安全設備が必要となり、工費も嵩む。
【0006】後者の場合には掘削穴に直接ラップルコン
クリートを打設するもので、所定量より多くのコンクリ
ートを必要とし不経済である。本発明は前記従来技術の
有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とす
る処は、作業性が向上され、作業日程が縮減され掘削土
工量が節減され、作業の安全性が確保されたラップルコ
ンクリートによる基礎工法を提供する点にある。
クリートを打設するもので、所定量より多くのコンクリ
ートを必要とし不経済である。本発明は前記従来技術の
有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とす
る処は、作業性が向上され、作業日程が縮減され掘削土
工量が節減され、作業の安全性が確保されたラップルコ
ンクリートによる基礎工法を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る基礎工法によれば、基礎構築地盤を所
定の支持地盤まで掘削する工程と、同掘削部に型枠をセ
ットする工程と、同型枠にラップルコンクリートを打設
する工程と、同型枠の外周に埋戻しを行う工程とを連続
して行ない、前記ラップルコンクリートが未硬化状態の
うちに前記型枠を引揚げて基礎を構築するものである。
め、本発明に係る基礎工法によれば、基礎構築地盤を所
定の支持地盤まで掘削する工程と、同掘削部に型枠をセ
ットする工程と、同型枠にラップルコンクリートを打設
する工程と、同型枠の外周に埋戻しを行う工程とを連続
して行ない、前記ラップルコンクリートが未硬化状態の
うちに前記型枠を引揚げて基礎を構築するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば前記したように、構築物を構築
するため、比較的浅い支持地盤層に基礎を構築する場
合、予めラップルコンクリート基礎形状に適合した型枠
を製作しておき、同型枠を所定の地盤までの掘削部にセ
ットしてラップルコンクリートを打設することによって
精度の高いラップルコンクリートを構築することができ
る。更に同型枠の外周に埋戻しを行なうことによって余
掘部の掘削量を最小限に抑えて同部に埋戻すことによっ
て掘削土の処理量が軽減される。
するため、比較的浅い支持地盤層に基礎を構築する場
合、予めラップルコンクリート基礎形状に適合した型枠
を製作しておき、同型枠を所定の地盤までの掘削部にセ
ットしてラップルコンクリートを打設することによって
精度の高いラップルコンクリートを構築することができ
る。更に同型枠の外周に埋戻しを行なうことによって余
掘部の掘削量を最小限に抑えて同部に埋戻すことによっ
て掘削土の処理量が軽減される。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。基礎を構築する地盤Gにおける所定の支持支盤層
G′まで掘削する。図中仮想線で示す部分は爾後、施工
されるラップルコンクリート基礎aである。(図1参
照) 次いでラップルコンクリート基礎位置に上下面が開口し
た鋼製型枠Kを正確に設置し、(図2参照)次いでコン
クリート圧送管b′を介してラップルコンクリートbを
打設する。(図3参照) ラップルコンクリート打設後、直ちにラップルコンクリ
ート基礎aと掘削穴との間に埋戻土cを行なう。(図4
参照) 前記ラップルコンクリートbが未硬化のうちに鋼製型枠
Kを揚重機Pを介して引揚げる(図5参照) 前記型枠Kは外周鋼板1と上部枠2とより構成され、同
上部枠2には吊フック3が装架されるとともに、水平筋
違4が配設されることによって変形が防止されている。
(図6及び図7参照) 外周鋼板1は所要の寸法で形成され、コーナー金物5に
よって組立てられ、(図8参照)ラップルコンクリート
基礎aの大きさによって鋼板1の寸法を変えて組立てる
ものである。
る。基礎を構築する地盤Gにおける所定の支持支盤層
G′まで掘削する。図中仮想線で示す部分は爾後、施工
されるラップルコンクリート基礎aである。(図1参
照) 次いでラップルコンクリート基礎位置に上下面が開口し
た鋼製型枠Kを正確に設置し、(図2参照)次いでコン
クリート圧送管b′を介してラップルコンクリートbを
打設する。(図3参照) ラップルコンクリート打設後、直ちにラップルコンクリ
ート基礎aと掘削穴との間に埋戻土cを行なう。(図4
参照) 前記ラップルコンクリートbが未硬化のうちに鋼製型枠
Kを揚重機Pを介して引揚げる(図5参照) 前記型枠Kは外周鋼板1と上部枠2とより構成され、同
上部枠2には吊フック3が装架されるとともに、水平筋
違4が配設されることによって変形が防止されている。
(図6及び図7参照) 外周鋼板1は所要の寸法で形成され、コーナー金物5に
よって組立てられ、(図8参照)ラップルコンクリート
基礎aの大きさによって鋼板1の寸法を変えて組立てる
ものである。
【0010】本方法によればラップルコンクリート基礎
を構築する最大限の大きさまで掘削することによって掘
削量の軽減を図ることができ、また前記工程を連続して
行なうことによって作業がサイクル工程となり、工期の
短縮が図られる。また型枠としてはラップルコンクリー
ト基礎の大きさに予め製作された鋼製型枠を製作してセ
ットし、これをラップルコンクリート未硬化中に引揚げ
て転用することによって作業が迅速に行なわれ、省力化
が図られる。
を構築する最大限の大きさまで掘削することによって掘
削量の軽減を図ることができ、また前記工程を連続して
行なうことによって作業がサイクル工程となり、工期の
短縮が図られる。また型枠としてはラップルコンクリー
ト基礎の大きさに予め製作された鋼製型枠を製作してセ
ットし、これをラップルコンクリート未硬化中に引揚げ
て転用することによって作業が迅速に行なわれ、省力化
が図られる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、基礎構
築地盤を所定の支持地盤まで掘削する工程と、同掘削部
に型枠をセットする工程と、同型枠にラップルコンクリ
ートを打設する工程と、型枠の外周に埋戻しを行なう工
程と、ラップルコンクリートが未硬化のうちに型枠を引
き揚げる工程が連続して行なわれることによって、精度
の高いラップルコンクリート基礎を効率よく構築するこ
とができる。また型枠の転用によって省力化が図られ、
工期が短縮され、更にまた余掘部の掘削量が最小限に抑
えられ、且つ埋戻し量も大幅に軽減されることと相俣っ
て、土工事の工費が低減される。
築地盤を所定の支持地盤まで掘削する工程と、同掘削部
に型枠をセットする工程と、同型枠にラップルコンクリ
ートを打設する工程と、型枠の外周に埋戻しを行なう工
程と、ラップルコンクリートが未硬化のうちに型枠を引
き揚げる工程が連続して行なわれることによって、精度
の高いラップルコンクリート基礎を効率よく構築するこ
とができる。また型枠の転用によって省力化が図られ、
工期が短縮され、更にまた余掘部の掘削量が最小限に抑
えられ、且つ埋戻し量も大幅に軽減されることと相俣っ
て、土工事の工費が低減される。
【図1】掘削工程を示す縦断面図である。
【図2】型枠のセット工程を示す縦断面図である。
【図3】ラップルコンクリート打設工程を示す縦断面図
である。
である。
【図4】余掘り部に対する埋戻し工程を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】型枠引揚げ工程を示す縦断面図である。
【図6】ラップルコンクリート型枠の平面図である。
【図7】図6の矢視イーイ図である。
【図8】前記型枠出隅部の拡大横断平面図である。
G 地盤 K 鋼製型枠 P 揚重機 a ラップルコンクリート基礎 b ラップルコンクリート b′ コンクリート圧送管 c 埋戻土 1 外周鋼板 2 上部枠 3 吊環 4 筋違 5 コーナー金物
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎構築地盤を所定の支持地盤まで掘削
する工程と、同掘削部に型枠をセットする工程と、同型
枠にラップルコンクリートを打設する工程と、同型枠の
外周に埋戻しを行う工程とを連続して行ない、前記ラッ
プルコンクリートが未硬化状態のうちに前記型枠を引揚
げて基礎を構築することを特徴とする基礎工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1656292A JPH05214732A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 基礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1656292A JPH05214732A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 基礎工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05214732A true JPH05214732A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11919725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1656292A Pending JPH05214732A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 基礎工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05214732A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103088844A (zh) * | 2013-03-04 | 2013-05-08 | 济南城建集团有限公司 | 钢筋混凝土检查井整体预制吊装施工方法 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1656292A patent/JPH05214732A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103088844A (zh) * | 2013-03-04 | 2013-05-08 | 济南城建集团有限公司 | 钢筋混凝土检查井整体预制吊装施工方法 |
CN103088844B (zh) * | 2013-03-04 | 2015-04-08 | 济南城建集团有限公司 | 钢筋混凝土检查井整体预制吊装施工方法 |
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