JPH05214400A - 皮革用固形補修具 - Google Patents

皮革用固形補修具

Info

Publication number
JPH05214400A
JPH05214400A JP4219192A JP4219192A JPH05214400A JP H05214400 A JPH05214400 A JP H05214400A JP 4219192 A JP4219192 A JP 4219192A JP 4219192 A JP4219192 A JP 4219192A JP H05214400 A JPH05214400 A JP H05214400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
leather
wax
solid
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4219192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3277538B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Yuma
一幸 遊馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP04219192A priority Critical patent/JP3277538B2/ja
Publication of JPH05214400A publication Critical patent/JPH05214400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3277538B2 publication Critical patent/JP3277538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 酸化チタン、カーボンブラックなどの顔料を
2〜40重量%と、ミンクオイル、ラノリンなどの動物
系液状油を10〜40重量%と、カルナバワックス、キ
ャンデリラワックスなどの植物系ワックスを15〜35
重量%とを少なくとも含むもの。 【効果】 携帯性に優れ、且つ、補修後乾燥のための待
ち時間が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、靴、鞄などの皮革用品
の傷を簡便に補修する皮革用固形補修具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、靴、鞄などの皮革用品は、その表
面の美観を維持するために、例えば、靴墨のような顔料
と油脂と有機溶剤とよりなる粘稠なクリーム状物質を用
いていた。これは、皮革の保存を良好となすとともに、
皮革に光沢を付与することを目的としたものであって、
皮革の傷を補修するものではないが、あまり大きくない
傷、例えば、通勤途上で他人に踏まれてできた靴の傷や
角に擦られてできた鞄の傷などの補修の為に使用される
こともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記靴
墨のような粘稠なクリーム状物質は持ち運びに不便であ
り、更に、傷部の補修の為に厚く塗った場合乾燥するま
でに長時間を有するといった不便さがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記粘稠なク
リーム状物質の有する不便さを解消した皮革用の補修具
を提供することを目的とする。
【0005】本発明は、顔料と、動物系液状油と、植物
系ワックスとを少なくとも含む皮革用固形補修具を要旨
とする。
【0006】以下、本発明を詳述する。顔料は、補修部
を皮革用品と同色又は同系色となして補修部を目立たせ
なくするために用いるものであって、従来公知の各種顔
料を用いることができる。具体的には、カーボンブラッ
ク、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、弁柄、酸化チタン、酸化
亜鉛、鉛白、リトポン、オーレオリン、バントシェンナ
ー、コバルトグリーン、セルリアンブルー、コバルトブ
ルー、紺青などの無機顔料や、フタロシアニン、ジオキ
サジン、アントラキノンなどの有機顔料がある。これら
の顔料は1種又は2種以上混合して用いてもよく、その
使用量は皮革用固形補修具全量に対して5〜20重量%
が好ましい。
【0007】動物系液状油は、皮革に栄養を与え皮革の
保存を良好となすとともに、本固形補修具の塗布性を向
上させるために用いるものであって、ミンクオイル、液
状ラノリンなどが例示できる。これらの動物系液状油は
1種又は2種以上混合して用いてもよく、その使用量は
皮革用固形補修具全量に対して15〜35重量%が好ま
しい。
【0008】植物系ワックスは、塗布面に光沢を与える
とともに、本固形補修具の形状を維持するために用いる
ものであって、キャンデリラワックス、カルナバワック
ス、木ろう等が例示できる。これらの植物系ワックス
は、1種又は2種以上混合して用いてもよく、その使用
量は、皮革用固形補修具全量に対して15〜30重量%
が好ましい。
【0009】尚、上記各成分以外、必要に応じて、炭酸
カルシウム、マイカ、クレイ、カオリン等の充填材、流
動パラフィン、マシン油、スピンドルオイル、黄色ワセ
リン、白色ワセリン等の鉱物系液状油や蜜ろう、鯨ろ
う、虫白ろう等の動物系ワックス、モンタンワックス、
オゾケライト等の鉱物系ワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス
といった天然ワックスや、フィッシャートロプシュワッ
クス、低分子量ポリエチレン及びこれらの誘導体、モン
タンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックスの各々の誘導体、セチルアルコール、ステ
アリン酸、ポリエチレングリコールステアレート、カス
ターワックス等の合成ワックスといったワックス、各種
界面活性剤、樹脂、可塑剤、紫外線吸収剤などと併用し
得ること勿論である。
【0010】本皮革用固形補修具は、上記各成分を加熱
撹拌混合し、また必要に応じてニーダー、ロールミル等
の混練機で混練し、これを溶融状態で型に流し込み、又
は射出・圧入若しくは押出しした後、冷却固化して得る
ことができる。
【0011】
【作用】本発明に係る皮革用固形補修具は、動物系液状
油と、植物系ワックスとを主成分としているので皮革に
対する馴染性が良好であり、補修効果が大きい。しか
も、固形状であるために持ち運び(携帯性)に優れ、か
つ、補修部に塗布した後、補修部の乾燥時間が実質的に
不要である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。「部」は
「重量部」を示す。 実施例1 酸化チタン 14部 炭酸カルシウム 23部 ミンクオイル 17部 カルナバワックス 19部 ジヘキサデシルケトン 8部 マイクロクリスタリンワックス 1部 流動パラフィン 15部 ヒマシ硬化油 0.7部 白色ワセリン 2部 ソルボンS−80(界面活性剤、東邦化学工業(株)製) 0.3部 上記成分を加熱二本ロールで混練分散を行ない、型に流
し込んで冷却し白色の皮革用固形補修具を得た。
【0013】実施例2 黄色酸化鉄 2部 弁柄 2.6部 黒色酸化鉄 1部 バーントシェンナ 1.7部 炭酸カルシウム 35部 ミンクオイル 17部 カルナバワックス 20部 ジヘキサデシルケトン 5部 マイクロクリスタリンワックス 2部 流動パラフィン 11部 黄色ワセリン 2部 シンサレジンP-100 (界面活性剤、理研製油(株)製) 0.7部 上記成分を実施例1と同様になして茶色の皮革用固形補
修具を得た。
【0014】実施例3 カーボンブラック 2.2部 炭酸カルシウム 33.5部 液状ラノリン 18部 カルナバワックス 20部 ジヘキサデシルケトン 6部 マイクロクリスタリンワックス 3部 流動パラフィン 14部 黄色ワセリン 3部 シンセレジンP−100 0.3部 上記成分を実施例1と同様になして黒色の皮革用固形補
修具を得た。
【0015】実施例4 酸化チタン 14部 炭酸カルシウム 23部 液状ラノリン 17部 キャンデリラワックス 19部 ジヘキサデシルケトン 8部 マイクロクリスタリンワックス 1部 流動パラフィン 15部 ヒマシ硬化油 0.7部 白色ワセリン 2部 ソルボンS−80 0.3部 上記成分を実施例1と同様になして白色の皮革用固形補
修具を得た。
【0016】実施例5 カーボンブラック 2.2部 炭酸カルシウム 33.5部 ミンクオイル 18部 木蝋 20部 ジヘキサデシルケトン 6部 マイクロクリスタリンワックス 3部 流動パラフィン 14部 黄色ワセリン 3部 シンセレジンP−100 0.3部 上記成分を実施例1と同様になして黒色の皮革用固形補
修具を得た。
【0017】上記実施例1〜5で得た皮革用固形補修具
を用いて、各々の固形補修具と同じ色の靴の傷部に塗布
したところ、傷部は外観からはほとんど班別できない程
度に補修でき、補修直後に指で擦っても固形補修具によ
る塗膜は剥がれなかった。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る皮革用固形補修具は、携帯性に優れ、且つ、補修後乾
燥のための待ち時間が不要であるという実用上優れた特
性を有しているものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料と、動物系液状油と、植物系ワック
    スとを少なくとも含む皮革用固形補修具。
JP04219192A 1992-01-31 1992-01-31 皮革用固形補修具 Expired - Fee Related JP3277538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04219192A JP3277538B2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 皮革用固形補修具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04219192A JP3277538B2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 皮革用固形補修具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05214400A true JPH05214400A (ja) 1993-08-24
JP3277538B2 JP3277538B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=12629119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04219192A Expired - Fee Related JP3277538B2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 皮革用固形補修具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3277538B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ307360B6 (cs) * 2015-02-03 2018-06-27 Druchema, Družstvo Pro Chemickou Výrobu A Služby Barvicí přípravek na vzory v usních, šetrný k životnímu prostředí

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101315944B1 (ko) * 2011-12-28 2013-10-18 김종현 가죽에 적용되는 셀프 태닝용 조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ307360B6 (cs) * 2015-02-03 2018-06-27 Druchema, Družstvo Pro Chemickou Výrobu A Služby Barvicí přípravek na vzory v usních, šetrný k životnímu prostředí

Also Published As

Publication number Publication date
JP3277538B2 (ja) 2002-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4699780A (en) Cosmetic composition
US4336246A (en) Hair makeup products
DE69902973T2 (de) Schminkprodukt mit einem photochromen Pigment und einem UV-Filter und seine Verwendung
JP2625399B2 (ja) ネイルに用いる化粧品組成物
CA1098641A (en) Writing implement modified with plastics
JP2966913B2 (ja) 下地化粧料
JP3090947B2 (ja) 固体修正組成物
JPH05214400A (ja) 皮革用固形補修具
US5221342A (en) Coloring composition and production method and use thereof
KR100964022B1 (ko) 마스카라 화장료 조성물
KR20000071768A (ko) 피롤로피롤에서 유도된 안료를 포함하는 화장료 조성물,특히 메이크업 조성물
JPH01287010A (ja) 固型粉末メークアップ化粧料の製造法
JPH06145700A (ja) 皮革用固形補修具
KR102276446B1 (ko) 아이메이크업 화장료 조성물
JP3527017B2 (ja) 油性固形化粧料
JP2001019613A (ja) ペンシル状又はスティック状固形化粧料
JP2001316608A (ja) 固形描画材
JP3010932B2 (ja) 固形描画材
JP4726197B2 (ja) 固形描画材
JP3348209B2 (ja) 水溶性固形描画材
JP4458511B2 (ja) 固形描画材
JP2958536B2 (ja) 着色顔料及びこれを含有する化粧料
JP4183567B2 (ja) 水溶性固形描画材
JP2000513005A (ja) 少なくとも1つの高分子染料を含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物
JPH0859428A (ja) 油性固形化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees