JP2000513005A - 少なくとも1つの高分子染料を含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物 - Google Patents

少なくとも1つの高分子染料を含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物

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JP2000513005A JP10527392A JP52739298A JP2000513005A JP 2000513005 A JP2000513005 A JP 2000513005A JP 10527392 A JP10527392 A JP 10527392A JP 52739298 A JP52739298 A JP 52739298A JP 2000513005 A JP2000513005 A JP 2000513005A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1つの有機溶媒と、少なくとも1つのフィルム形成ポリマーと、少なくとも1つのポリウレタン高分子染料とを含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物に関する。本発明はまた、ケラチン物質をメークアップするための方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 少なくとも1つの高分子染料を含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品 組成物 本発明は、少なくとも1つのポリウレタン高分子染料を含有する新規な化 粧品組成物、特に、ケラチン物質用メークアップ組成物に関する。 化粧品組成物中に通常使用される染料は、一般的には水性および有機性媒 体中には不溶性である、有機または無機のピグメントまたはレーキ、または、水 性および有機性媒体に溶解性である染料のいずれかである。 メークアップ製品に使用されるピグメントおよびレーキは、その起源およ び化学的性質が非常に多岐にわたっているものである。これらの物理化学特性: 粒径、比表面積、密度等はしたがって非常に異なっている。これらの差異は、そ の性質の変化によって反映されるものである。すなわち、使用および分散の容易 性、光堅ろう性、熱安定性、及び機械的特性は、粉末の場合には、各染料に本質 的なものである。これらの性質の差異は、該製剤の色合いを変える場合、製造者 はしばしば、製剤の組成を再適合させなければならない。これらはまた、モノク ローム形態のある種の製剤を製造することを限定するものである。特に、理論的 には得られる可能性があるピグメントまたはレーキが互いに適合しないという事 実によって、ある色合いは得られないものである。 有機レーキおよび溶解性染料は非常に流れる傾向にあり、アイライナーま たはマスカラの場合にはコンタクトレンズを汚す結果となってしまうため、無機 酸化物が好ましくは化粧品組成物を着色するために使用される。しかしながら、 これらの無機ピグメントは色が鈍く、くすんでおり、十分に彩度のある線を得る ためには、マスカラ、ネイルエナメル、およびアイライナー製剤に大量に導入す る必要がある。無機粒子を高い比率で導入すると、メークアップフィルムの光沢 に強く影響がでてくる。メークアップの分野では、被覆粉末および色の彩度がし ばしばフィルムのマットな性質に関連するものである。 分散物が水性または有機性のいずれであっても、ネイルエナメルおよびリ ップレーキの分野では、いくつかの分散に特異的な問題点がおこる。 第1に、ピグメント粒子の沈降による分散困難性、およびピグメントによ って妨害されたエナメルフイルムの付着の問題がある。ピグメントが使用される 場合には、これらは製剤の流動性を妨害するゲル化剤によって、沈降が防止され る。これらの添加剤はまた、エナメルのフィルムの硬度および/またはフィルム の耐水性を減少させる傾向にある。ある種の有機レーキはフィルムの硬度を減少 させる。 メークアップの分野において、有機レーキのみが、明るくて強い色を付与 可能である(無機酸化物は非常にさえない色を有する)。しかしながら、ほとん どの有機レーキは非常に光堅ろう性が乏しく、これは、経時的に色が著しく衰退 していくことによって反映される。該現象は、これらのレーキが酸化チタン等の 光反応性ピグメントと組み合わされると、さらに悪化するものである。現在は、 これらの光反応性ピグメントは紫外線に対して保護するためのメークアップに非 常に広範囲に使用されているものである。したがって、有機レーキの使用はかな り制限され、結果的には、得られる色合いも制限されることになる。 有る種のピグメント、特に酸化鉄を、オイルおよび特にビタミンを含むあ る種の活性剤と組み合わせると、しばしば、これらのオイルおよびこれらの活性 剤を酸化させる結果となる。 エナメル組成物においては、ネイル上に可視で許容される色を得るために 、10%までの無機酸化物ピグメントが使用される。しかしながら、このような ピグメントの高い濃度では、エナメルの流動特性が非常に減少する結果となり、 したがって、ネイル上に不均一なメークアップ効果を付与することとなる。より 低いパーセンテージではるかに鮮明な色を付与する有機レーキは、既に述べたよ うに、容易に流れ、したがってネイルをマークする危険性があるため、該適用に おいて使用するには比較的ふさわしくないものである。 さらに、有る種のメークアップ組成物中の溶解性染料を使用すると、染料 が移動によって選択的に皺または線に入るため、皮膚および/またはネイルにお ける皺または線を強調することがある。これは、メークアップによって所望され る、皮膚および/またはネイルの欠点を減少させるということに反する。これら の溶解性染料はしばしば、メークアップを除去後にも、その高い親和性のために 、 皮膚およびネイル上にマークを残すという欠点を有する。 最後に、満足する色を得るためには、無機ピグメントが大量に使用されな ければならないが、一方、溶解性染料は非常に高い染色力を有しており、したが って少量使用すればよい。したがって、再現性のある条件下で化粧品製剤中、こ れらを測定することは、究めて細かな操作である。 有機溶媒媒体中、ビニルまたはアクリルタイプの染色ポリマーを含有する ネイルエナメルが、特許CH475763からも知られている。しかしながら、 これらのエナメルは透明であるため、ネイルに適用されたエナメルの透明性を維 持するためには、着色ポリマーは、被覆性であってはならないものである。これ らのポリマーはしたがって、被覆メークアップ、すなわち、透明でないメークア ップを得るのには適当ではない。 したがって、先行技術の欠点を解消する新規な染料を得ることが必要であ る。 したがって、本出願人は驚くべきことに、少なくとも1つのポリウレタン 高分子染料を含有する新規な化粧品組成物、すなわち、不変な製剤中に、所望の 色合いに係り無く、非常に広範囲で細かい範囲の色合いで、光沢効果および所望 ならば良好な被覆性が組み合わされた非常に鮮明な色度で、そして、組成物が光 反応性ピグメントを有している場合においても良好な光堅ろう性を有することの 可能な組成物を見い出した。 これらの組成物は、製剤を不安定にしない程に十分な少量ではあるが、再 現性のある方法で容易に測定されるのに十分な量のポリウレタン高分子染料から 調製される。 さらに、これらの組成物は、皮膚およびネイル上に染料を放出することな く、したがって、メークアップを除去した後のマークや、メークアップした皮膚 上に線を残さないものである。 本発明の主題は、したがって、少なくとも1つの有機溶媒と少なくとも1 つのフィルム形成ポリマーとを含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組 成物であって、少なくとも1つのポリウレタン高分子染料を含有することを特徴 とする化粧品組成物である。 本発明の主題はまた、少なくとも1つの有機溶媒および少なくとも1つの フィルム形成ポリマーを含有する有機溶液または分散物の形態のケラチン物質用 メークアップ組成物中への、前記ケラチン物質上に着色フイルムを形成するため の、ポリウレタン高分子染料の使用である。 本発明の主題はまた、ケラチン物質を着色しない、少なくとも1つの有機 溶媒および少なくとも1つのフィルム形成ポリマーを含有する有機溶液または分 散物の形態のケラチン物質用メークアップ組成物中への、ポリウレタン高分子染 料の使用である。 本発明の主題はまた、上記の組成物をケラチン物質に適用することを特徴 とするケラチン物質のメークアップ方法である。 本発明の主題はまた、粉末形態で組成物中に高分子染料を導入することを 特徴とする、上記のような組成物の調製方法である。 本発明において、”有機分散物”なる用語は、固形粒子の分散物を意味す る。 本記載において、”高分子染料(polymeric dye)”なる用語は、少なく とも1つの異なったモノマーをベースとしたコポリマーを意味し、これら2つの モノマーのうちの1つは、有機染料モノマーである。 このような高分子染料は、当業者には公知であり、たとえば、特許文献: US−5194463が挙げられる。 該文献においては、これらの染料は、移動しなくて、にじむことなく、抽 出または昇華性でない特性を有する。これらはまた、光堅ろう性があり、強力な 染色力を有するものと考えられている。しかしながら、該文献においてこれらを 使用するための媒体は熱可塑性媒体、特にパッケージ製造用の熱可塑性媒体であ る。したがって、化粧品組成物に組み入れた場合のこれらポリマーの驚くべき特 性に関しては、何等指摘されていない。 これらのポリウレタン高分子染料は、結晶、半結晶またはアモルファスタ イプのものであってもよい。 通常、ポリウレタン高分子染料は、少なくとも0.20(特許:US−A −5194463に記載の方法に従う)の固有粘度を有しており、 (i)少なくとも1つのジイソシアナート残基; (ii)少なくとも1つのジオール残基;および (iii)少なくとも1つのジオール染料モノマーを含むいくつかのモノマー の重合によって得られるものである。 ジイソシアナート残基は、脂肪族、脂環式の、または芳香族タイプのもの 、たとえば、2,4−トリレン=ジイソシアナート、2,6−トリレン=ジイソ シアナート、4,4’−ビフェニル=ジイソシアナート、p−キシレン=ジイソ シアナート、メチレンビス(p−フェニル)=ジイソシアナート、p−フェニレ ン=ジイソシアナート、m−フェニレン=ジイソシアナート、ヘキサメチレン= ジイソシアナート、イソホロン=ジイソシアナート等であってもよい。 ジオール残基は、たとえば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオ ール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1 ,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6 −ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール 、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2 −シクロヘキサンジメタノール、x,8−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ [5.2.1.0]デカン(式中、xは3、4、または5);鎖中に少なくとも 1つの酸素原子を含有するジオール、たとえば、ジエチレングリコール、トリエ チレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ビス(2−ヒドロキシエ チル)ベンゼン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ベンゼン等が挙げられ る。 一般則としては、これらのジオールは、2から18の、好ましくは2から 12の炭素原子を含有する。 特に、ポリウレタン重合染料は、特許:US−A−5194463に記載 され、以下の式(I)に相当する。(式中、 Rは、C2−C10アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、アリーレン、( Cl−C4)アルキレン−アリーレン−(Cl−C4)アルキレン、(C1−C4)ア ルキレンシクロ(C3−C8)アルキレン(Cl−C4)アルキレンおよび(C1− C4)アルキレン−1,2,3,4,5,6,7−オクタヒドロナフタレン−2 ,6−ジイル(Cl−C4)アルキレン基であり、 Rlは、(a)1から100mol%の染料有機ジオール(ここで前記ジオー ルのヒドロキシル基はアルキレンユニットによって染料化合物の残りに結合して いる)、および(b)0から99mol%の式:HO-R2−OHの有機ジオール( 式中、R2は、C2−C18アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、(Cl−C4) アルキレンアリーレン(C1−C4)アルキレン、(C1−C4)アルキレンシクロ (C3−C8)アルキレン(C1−C4)アルキレン、(C1−C4)アルキレン−1 ,2,3,4,5,6,7−オクタヒドロナフタレン−2,6−ジイル(C1− C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アルキレン、( C2−C4)アルキレン−S−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン −O−(C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アルキレン基から選択される 2価の基である)を含有する二価の有機基であり、 nは、2以上である。) R1は好ましくは5から50mol%の染料ジオールを含有し、nは2から1 00までの範囲である。 着色ジオールモノマーは、発色団の種々のクラスから選択される。これら の発色団のクラスは、アントラキノン、メチン、ビス−メチン、アゾメチン、ア リーリデン、3H−ジベンゾ[7,i−j]イソキノリン、フタロイルフェノキサ ジン、フタロイルアクリドン、アントラピリミジン、アントラピラゾール、フタ ロシアニン、キノフタロン、インドフェノール、ペリノン、ニトロアリールアミ ン、ベンゾジフラン、2H−1−ベンゾピラン−2−オン、キノフタロン、トリ フェノジオキサジン、フルオリジン、ベンズアントロン、インディゴ、チオイン デイゴ、キサンテン、アクリジン、アジン、およびオキサジン等から選択される 。これらの染料モノマーは少なくとも2つのヒドロキシル基を有する。 染料モノマーの例は、米国特許5194463を参照可能である。 通常、高分子染料は、少なくとも5重量%で、55重量%以下の着色モノ マーを含有する。 好ましくは、着色モノマーのコポリマーの全重量に対する重量比率は、1 0から40%である。 該高分子染料の調製は、米国特許5804719に記載の方法を参照可能 である。 本発明において使用可能な高分子染料は、粗形態または分散可能な粉末形 態であってもよい。 有機媒体中に溶解可能な粗粉末形態の高分子染料が好ましくは使用される 。 分散可能な粉末の調製としては:水性媒体中の分散物は、公知の方法で、 水および粗高分子染料を用いて、米国特許5194463に記載されているよう に調製可能である。たとえば、粉末または粒状形態の高分子染料と、少なくとも 1つのイオン界面活性剤、好ましくはアニオンまたは両性界面活性剤とから出発 可能である。アニオン及び両性界面活性剤は好ましくは、C12−C24脂肪酸のア ルカリ金属塩、ダイズホスファチド、リン脂質およびリゾリン脂質から選択可能 である。イオン界面活性剤は、好ましくは、高分子染料の重量に対して、0.5 から30%までの間、より好ましくは1から10%までの間の量が導入される。 これらの分散物はまた、好ましくは、より優位には300よりも大きい、より好 ましくは1000から15000の範囲の分子量のポリオキシエチレン化誘導体 から選択された少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と、10以上の親水性− 親油性バランス(またはHLBバランス)を有する。 たとえば、高分子染料の水性分散物は、以下の工程によって調製可能であ る。 (i)少なくとも1つのイオン界面活性剤、任意に非イオン界面活性剤の存 在下、溶解性である揮発性有機溶媒中の高分子染料の溶液および水を用いた水中 油型エマルションの調製; (ii)揮発性有機溶媒の蒸発。 該方法を行うのに使用可能な揮発性有機溶媒は、水に不溶性であって、ポ リマーを溶解可能なものであるべきである。その沸点は好ましくは100℃より も低い。たとえば、炭化水素ベースの溶媒、たとえばn−ヘキサン、シクロヘキ サンまたはシクロペンタン;塩素化溶媒、たとえばメチレンクロリドまたはクロ ロホルム;カルボン酸のアルキルエステル、たとえば酢酸エチル;ジアルキルエ ーテル、たとえばジイソプロピルエーテルから選択可能である。上記溶媒以外の 、水混和性極性揮発性溶媒、たとえば、アセトンまたは低分子量アルカノールの 混合溶媒が好ましくは該方法を行うのに使用される。 このような工程に関するさらなる情報は、米国特許5043376および 5104913を参照可能である。 上記水性分散物中の水は、次いで、他の媒体中、特に有機媒体中に分散可 能な高分子染料粉末を得るために、たとえば、スプレーまたはフリーズドライに よって蒸発させることが可能である。有機溶媒媒体中のポリウレタン高分子染料 の分散物はこのようにして得られる。 上記したように、該高分子染料は、粗粉末または分散可能な粉末の形態で 組み入れられることが可能である。有機ピグメントペーストの形態で組み入れら れてもよい。このようなピグメントペーストの調製は、当業者には公知のもので ある。 本発明の組成物において使用可能な高分子染料は、0.01から10%、 好ましくは0.5から2%までの範囲の量で導入可能である。 上記高分子染料は、種々の色の範囲において、同じ一般化学構造と同じ物 理化学特性を有する利点を有する。したがって、赤色ピグメントは黄色ピグメン トと同様の性質を有するものであろう。該性質同調性によって、モノクローム形 態のメークアップ組成物の製造が可能となる。色合いを製造するためにモノクロ ームが共に混合されると、種々の色の間で、不適合の問題が起らなくなる。 これらの染料は、無機酸化物よりも優れ、有機レーキに近い染色力を有し ている。すなわち、鮮明で強い色のエナメルを得るためには、4から5%で十分 である。したがって、流動性の問題は非常に減少する。さらに、これらの着色ポ リマーは染料を放出しない。したがって、皮膚またはネイルにマークまたは線が 表われる問題はない。 本発明による組成物中に使用されるこれらの高分子染料は、有機レーキに 非常に近い染色力を有し、酸化チタンまたは二酸化亜鉛の存在下においてさえも 、良好な光堅ろう性を有する。したがって、種々のメークアップ製剤中に有機レ ーキの代りに使用可能である。これら良好な光堅ろう性のために、透明なパッケ ージに入れることも可能である。したがって、ユーザーは購入する際、より正確 に製品の色を選択可能である。さらにこれらは、オイルおよび/または活性剤の 邪魔をしないものである。 鮮明で強い色のこれらの高分子染料は、化粧品製剤を着色するのに十分少 量で、十分に高い被覆性を付与する特性を有する。したがって、フィルムの光沢 は顕著に改善される。同時に、良好な被覆を付与し、彩度があって光沢のあるメ ークアップが得られる。 染料粒子は、特別な添加剤を使用する必要なく、媒体中に容易に分散され る。沈降は、長期間保存後でも、観察されない。これらの高分子染料はエナメル のフィルムの硬度を減少させないものである。 本発明による組成物は、有機相中に、本発明による少なくとも1つの高分 子染料と、少なくとも1つのフィルム形成ポリマーを含有する。 本発明による組成物はしたがって、特に、アルキド、アクリルおよび/ま たはビニル樹脂、ポリウレタンおよびポリエステル、セルロースおよびセルロー ス誘導体、たとえばニトロセルロース、およびアリールスルホンアミドとホルム アルデヒドとの縮合で得られた樹脂、およびこれらの混合物から選択可能である 、少なくとも1つのフィルム形成ポリマーを含有する。 フィルム形成ポリマーは一般的には、溶液中、たとえば、5から25重量 %で、有機溶媒中に、たとえばトルエン、キシレン、酢酸エチルおよび/または 酢酸ブチル、ケトン、グリコールエーテル、エステル、およびアルコール、たと えばエタノール、イソプロパノールまたはブタノール、およびこれらの混合物中 に存在する。 特に、フィルム形成ポリマーは、着色されていない。すなわち、染料モノ マーを含有しないものである。 該組成物はまた、可塑剤、任意に流動剤を含有可能である。 可塑剤としては、シトラート、フタラート、エステルおよび/またはカン ファーが挙げられ、一般的には組成物の重量に対して5から30%の量で使用さ れる。 流動剤としては、親有機性ベントナイト、セルロース誘導体、架橋ポリア クリル酸誘導体、グアゴムまたはカロブゴム、ならびにキサンタンゴムが挙げら れる。 本発明による組成物は、組成物の重量に対して0.1から5重量%の、好 ましくは1から2重量%の量のコロイド状ケイ酸を含有可能である。 本発明による組成物はまた、このような組成物に導入可能であると当業者 に知られている種々の添加剤、たとえば、拡散剤、湿潤剤、分散剤、抗泡剤、防 腐剤、UV遮蔽剤、染料、ピグメント、光沢剤、活性剤、たとえばN−ブチルホ ルマール、D−パンテノール、フィタントリオール、ビタミンおよびその誘導体 、ケラチンおよびその誘導体、メラニン、コラーゲン、シスチン、キトーサンお よびその誘導体、セラミド、バイオチン、微量元素、グリセロール、蛋白質加水 分解物、リン脂質、およびモイスチャライザーを含有可能である。言うまでもな く、当業者はこれら任意の補助化合物、および/またはその量を、本発明による 組成物の有意な特性が、予想される該添加によって悪影響を受けない、または実 質的に受けないように注意を払うものであろう。 組成物は好ましくは、5から70重量%の活性材料濃度を有する。 本発明による組成物は、先行技術にしたがって、および当業者の一般的な 知識に基づいて、当業者によって調製可能である。 本発明による組成物は、ケラチン物質、特に皮膚、目、ネイル、またはリ ップ用メークアップ組成物を成してもよい。ネイルに適用されるべき製品、たと えばエナメル、ネイルベース、またはネイルケアベースの形態、または、まつげ に適用されるべき形態、たとえばマスカラ、またはリップに適用されるべき形態 、たとえばリップスティックまたはリップグロス、又は皮膚に適用されるべき形 態、たとえばファンデーション、フェースパウダー、アイシャドウ、またはアイ ライナーであってもよい。 以下に本発明を実施例にてより詳細に説明する。 実施例1:ネイルエナメル組成物 ニトロセルロース・・・・・10.8% Ketjenflex MS80(*)・・・・・10.7% Citroflex A4(**)・・・・・6.5% トルエン・・・・・31% 酢酸ブチル・・・・・21.6% 酢酸エチル・・・・・9.3% イソプロピルアルコール・・・・・7.7% ステアラルコニウムヘクトライト(stearalkonium hectorite)・・・・・ 1.3% 赤色高分子染料(***)・・・・・1% クエン酸・・・・・0.1% (*)アクゾ社から販売されているトルエンスルホンアミドホルムアルデヒド 樹脂。 (**)ファイザー社から販売されているトリブチル=アセタート=シトラート 。 (***)米国特許5194463の実施例1にしたがって調製した、30%赤 色染料モノマーを含有するポリウレタン染料。
【手続補正書】 【提出日】平成11年6月16日(1999.6.16) 【補正内容】 特許請求の範囲 1. 少なくとも1つの有機溶媒と少なくとも1つのフィルム形成ポリマ ーとを含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物であって、少なくと も1つのポリウレタン高分子染料を含有することを特徴とする化粧品組成物。 2. ポリウレタン高分子染料が、 (i)少なくとも1つのジイソシアナート残基; (ii)少なくとも1つのジオール残基;および (iii)少なくとも1つのジオール染料モノマーを含むいくつかのモノマーの 重合によって得られることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 3. ポリウレタン高分子染料が以下の式(I): (式中、 Rは、C2−C10アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、アリーレン、( C1−C4)アルキレン−アリーレン−(C1−C4)アルキレン、(Cl−C4)ア ルキレンシクロ(C3−C8)アルキレン(C1−C4)アルキレンおよび(Cl− C4)アルキレン−1,2,3,4,5,6,7−オクタヒドロナフタレン−2 ,6−ジイル(C1−C4)アルキレン基であり、 R1は、(a)1から100mol%の染料有機ジオール(ここで前記ジオール のヒドロキシル基はアルキレンユニットによって染料化合物の残りに結合してい る)、および(b)0から99mol%の式:HO−R2−OHの有機ジオール( 式中、R2は、C2−C18アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、(Cl−C4) アルキレンアリーレン(C1−C4)アルキレン、(C1−C4)アルキレンシクロ (C3−C8)アルキ レン(Cl−C4)アルキレン、(Cl−C4)アルキレン−1,2,3,4,5, 6,7−オクタヒドロナフタレン−2,6−ジイル(Cl−C4)アルキレン、( C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン −S−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)ア ルキレン−O−(C2−C4)アルキレン基から選択される2価の基である)を含 有する二価の有機基であり、 nは、2以上である) に相当することを特徴とする請求項1に記載の組成物。 4. 高分子染料が少なくとも1つの染料モノマーを5から55重量%含 有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。 5. 高分子染料が少なくとも1つの染料モノマーを10から40重量% 含有することを特徴とする、請求項4に記載の組成物。 6. ジオール染料モノマーが、アントラキノン、メチン、ビス−メチン 、アゾメチン、アリーリデン、3H−ジベンゾ[7,i−j]イソキノリン、フタ ロイルフェノキサジン、フタロイルアクリドン、アントラピリミジン、アントラ ピラゾール、フタロシアニン、キノフタロン、インドフェノール、ペリノン、ニ トロアリールアミン、ベンゾジフラン、2H−1−ベンゾピラン−2−オン、キ ノフタロン、トリフェノジオキサジン、フルオリジン、ベンズアントロン、イン ディゴ、チオインディゴ、キサンテン、アクリジン、アジン、およびオキサジン から選択され、これらの染料モノマーは少なくとも2つのヒドロキシル基を有す ることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の組成物。 7. 0.01から10%高分子染料を含有することを特徴とする、請求 項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。 8. 0.5から2%高分子染料を含有することを特徴とする、請求項1 ないし7のいずれか1項に記載の組成物。 9. 二酸化チタンおよび二酸化亜鉛から選択される少なくとも1つの化 合物をさらに含有することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記 載の組成物。 10. フィルム形成ポリマーが、アルキド、アクリルおよび/またはビ ニル樹脂、ポリウレタンおよびポリエステル、セルロースおよびセルロース誘導 体、およびアリールスルホンアミドとホルムアルデヒドとの縮合で得られな樹脂 、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし9の いずれか1項に記載の組成物。 11. フィルム形成ポリマーを5から25重量%含有することを特徴と する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。 12. 有機溶媒が、トルエン、キシレン、酢酸エチルおよび/または酢 酸ブチル、ケトン、グリコールエーテル、エステル、およびアルコールから選択 されることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。 13. 少なくとも1つの可塑剤を5から30%含有することを特徴とす る、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。 14. 親有機性ベントナイト、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸 誘導体、グアゴムまたはカロブゴムおよびキサンタンゴムから選択された少なく とも1つの流動剤を含有することを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか 1項に記載の組成物。 15. 補助溶媒、拡散剤、湿潤剤、分散剤、抗泡剤、防腐剤、UV遮蔽 剤、染料、ピグメント、光沢剤、活性剤、ビタミン、ケラチンおよびその誘導体 、 メラニン、コラーゲン、シスチン、キトーサンおよびその誘導体、セラミド、バ イオチン、微量元素、グリセロール、蛋白質加水分解物、リン脂質、およびモイ スチャライザーから選択される少なくとも1つの添加剤を含有することを特徴と する、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。 16. 5から70重量%の活性材料濃度を含有することを特徴とする、 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。 17. 少なくとも1つの乳化剤を含有することを特徴とする、請求項1 ないし16のいずれか1項に記載の組成物。 18. 乳化剤が、C12−C24脂肪酸、ダイズホスファチド、リン脂質お よびリゾリン脂質から選択されることを特徴とする、請求項17に記載の組成物 。 19. ケラチン物質用メークアップ組成物の形態であることを特徴とす る、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。 20. ネイルエナメル、ネイル用ベース、ネイル用ケアベース、マスカ ラ、アイライナー、アイシャドウ、ファンデーション、リップステイック、リッ プグロス、またはフェースパウダーの形態であることを特徴とする、請求項1な いし19のいずれか1項に記載の組成物。 21. 少なくとも1つの有機溶媒および少なくとも1つのフィルム形成 ポリマーを含有する有機溶液または分散物の形態のケラチン物質用メークアップ 組成物中への、前記ケラチン物質上に着色フィルムを形成するための、請求項1 ないし6のいずれか1項に記載のポリウレタン高分子染料の使用。 22. ケラチン物質を着色しない、少なくとも1つの有機溶媒および少 なくとも1つのフィルム形成ポリマーを含有する有機溶液または分散物の形態の ケラチン物質用メークアップ組成物中への、請求項1ないし6のいずれか1項に 記載のポリウレタン高分子染料の使用。 23. 請求項1ないし20のいずれか1項に記載の組成物をケラチン物 質に適用することを特徴とするケラチン物質のメークアップ方法。 24. コンタクトレンズ上に線を形成しないおよび/またはマークをし ない、少なくとも1つの有機溶媒および少なくとも1つのフィルム形成ポリマー を含有する有機溶液または分散物の形態のケラチン物質用メークアップ組成物中 への、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のポリウレタン高分子染科の使用 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/043 A61K 7/043

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つの有機溶媒と少なくとも1つのフィルム形成ポリマ ーとを含有する有機溶液または分散物の形態の化粧品組成物であって、少なくと も1つのポリウレタン高分子染料を含有することを特徴とする化粧品組成物。 2. ポリウレタン高分子染料が、 (i)少なくとも1つのジイソシアナート残基; (ii)少なくとも1つのジオール残基;および (iii)少なくとも1つのジオール染料モノマーを含むいくつかのモノマーの 重合によって得られることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 3. ポリウレタン高分子染料が以下の式(I): (式中、 Rは、C2−C10アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、アリーレン、( C1−C4)アルキレン−アリーレン−(Cl−C4)アルキレン、(C1−C4)ア ルキレンシクロ(C3−C8)アルキレン(C1−C4)アルキレンおよび(C1− C4)アルキレン−1,2,3,4,5,6,7−オクタヒドロナフタレン−2 ,6−ジイル(C1−C4)アルキレン基であり、 R1は、(a)1から100mol%の染料有機ジオール(ここで前記ジオール のヒドロキシル基はアルキレンユニットによって染料化合物の残りに結合してい る)、および(b)0から99mol%の式:HO-R2-OHの有機ジオール(式中 、R2は、C2−Cl8アルキレン、C3−C8シクロアルキレン、(C1−C4)アル キレンアリーレン(Cl−C4)アルキレン、(Cl−C4)アルキレンシクロ(C3 −C8)アルキレン(C1−C4)アルキレン、(Cl−C4)アルキレン−1,2 ,3,4,5, 6,7−オクタヒドロナフタレン−2,6−ジイル(C1−C4)アルキレン、( C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン −S−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)ア ルキレン−O−(C2−C4)アルキレン基から選択される2価の基である)を含 有する二価の有機基であり、 nは、2以上である) に相当することを特徴とする請求項1に記載の組成物。 4. 高分子染料が少なくとも1つの染料モノマーを5から55重量%含 有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組戊物。 5. 高分子染料が少なくとも1つの染料モノマーを10から40重量% 含有することを特徴とする、請求項4に記載の組成物。 6. ジオール染料モノマーが、アントラキノン、メチン、ビス−メチン 、アゾメチン、アリーリデン、3H−ジベンゾ[7,i−j]イソキノリン、フタ ロイルフェノキサジン、フタロイルアクリドン、アントラピリミジン、アントラ ピラゾール、フタロシアニン、キノフタロン、インドフェノール、ペリノン、ニ トロアリールアミン、ベンゾジフラン、2H−1−べベンゾピラン−2−オン、 キノフタロン、トリフェノジオキサジン、フルオリジン、ベンズアントロン、イ ンディゴ、チオインディゴ、キサンテン、アクリジン、アジン、およびオキサジ ンから選択され、これらの染料モノマーは少なくとも2つのヒドロキシル基を有 することを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の組成物。 7. 0.01から10%高分子染料を含有することを特徴とする、請求 項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。 8. 0.5から2%高分子染料を含有することを特徴とする、請求項1 ないし7のいずれか1項に記載の組成物。 9. 二酸化チタンおよび二酸化亜鉛から選択される少なくとも1つの化 合物をさらに含有することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記 載の組成物。 10. フィルム形成ポリマーが、アルキド、アクリルおよび/またはビ ニル樹脂、ポリウレタンおよびポリエステル、セルロースおよびセルロース誘導 体、およびアリールスルホンアミドとホルムアルデヒドとの縮合で得られた樹脂 、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし9の いずれか1項に記載の組成物。 11. フィルム形成ポリマーを5から25重量%含有することを特徴と する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。 12. 有機溶媒が、トルエン、キシレン、酢酸エチルおよび/または酢 酸ブチル、ケトン、グリコールエーテル、エステル、およびアルコールから選択 されることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。 13. 少なくとも1つの可塑剤を5から30%含有することを特徴とす る、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。 14. 親有機性ベントナイト、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸 誘導体、グアゴムまたはカロブゴムおよびキサンタンゴムから選択された少なく とも1つの流動剤を含有することを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか 1項に記載の組成物。 15. 補助溶媒、拡散剤、湿潤剤、分散剤、抗泡剤、防腐剤、UV遮蔽 剤、染料、ピグメント、光沢剤、活性剤、ビタミン、ケラチンおよびその誘導体 、メラニン、コラーゲン、シスチン、キトーサンおよびその誘導体、セラミド、 バ イオチン、微量元素、グリセロール、蛋白質加水分解物、リン脂質、およびモイ スチャライザーから選択される少なくとも1つの添加剤を含有することを特徴と する、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。 16. 5から70重量%の活性材料濃度を含有することを特徴とする、 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。 17. 少なくとも1つの乳化剤を含有することを特徴とする、請求項1 ないし16のいずれか1項に記載の組成物。 18. 乳化剤が、C12−C24脂肪酸、ダイズホスファチド、リン脂質お よびリゾリン脂質から選択されることを特徴とする、請求項17に記載の組成物 。 19. ケラチン物質用メークアップ組成物の形態であることを特徴とす る、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。 20. ネイルエナメル、ネイル用ベース、ネイル用ケアベース、マスカ ラ、アイライナー、アイシャドウ、ファンデーション、リップスティック、リッ プグロス、またはフェースパウダーの形態であることを特徴とする、請求項1な いし19のいずれか1項に記載の組成物。 21. 少なくとも1つの有機溶媒および少なくとも1つのフィルム形成 ポリマーを含有する有機溶液または分散物の形態のケラチン物質用メークアップ 組成物中への、前記ケラチン物質上に着色フィルムを形成するための、請求項1 ないし6のいずれか1項に記載のポリウレタン高分子染料の使用。 22. ケラチン物質を着色しない、少なくとも1つの有機溶媒および少 なくとも1つのフィルム形成ポリマーを含有する有機溶液または分散物の形態の ケラチン物質用メークアップ組成物中への、請求項1ないし6のいずれかl項に 記載のポリウレタン高分子染料の使用。 23. 請求項1ないし20のいずれか1項に記載の組成物をケラチン物 質に適用することを特徴とするケラチン物質のメークアップ方法。
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