JPH0521409Y2 - - Google Patents

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JPH0521409Y2
JPH0521409Y2 JP1986106738U JP10673886U JPH0521409Y2 JP H0521409 Y2 JPH0521409 Y2 JP H0521409Y2 JP 1986106738 U JP1986106738 U JP 1986106738U JP 10673886 U JP10673886 U JP 10673886U JP H0521409 Y2 JPH0521409 Y2 JP H0521409Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術はスーパーマーケツトの計り売り場等
で用いられるラベル発行用等のプリンタの印字ロ
ールに対するカセツト式の交換による印字を行う
プリンタの構造の技術分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この考案はスーパーマーケツトの計り
売り場等に設けられている商品の値段等を表示す
るラベルのプリントアウトが出来る電子はかり等
に装備されているサーマル式プリンタ等の印字ヘ
ツドを有するプリンタにプリンタの挿脱口を介し
て印字ロールとプラテンロールを装備された印字
ロール毎の複数種のカセツトが選択的に交換自在
にされているカセツト式プリンタに関する考案で
あり、特に、プリンタのケーシングの前部にカセ
ツトの交換、セツト、リセツトを行うことが出来
る挿脱口が設けられ、ケーシングの上部略中央に
枢支ピンを介して略への字型(山型形状)のレバ
ーが旋回動自在に遊支され、該レバーの前部には
弱いバネ定数を有するバネ等の弾機を介してサー
マルヘツドが設けられて、後部には挿脱口から挿
入されるカセツトのプラテンロールに当接される
ように付勢され、又、レバーの後部にはローラ式
等のカムフオロワーが設けられて挿入されるカセ
ツトの後部に設けられたカムが挿脱口より引き出
されるプロセスで印字ヘツドをプラテンロールか
ら引き離すように案内する形状にされたカムに当
接してレバーを枢支ピンを中心に前部にて上昇、
下降して印字ヘツドがプラテンロールに近接離反
自在にするようにされ該レバーの後部はプリンタ
のケーシングに引張りバネを介設されたワンタツ
チ式のカセツト式プリンタに係る考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、市民の消費生活は極めて豊かにな
り、そのため、流通産業も1つの産業として隆盛
になつてきており、取扱い商品に対する計量や計
算は勿論のこと、その値付等の表示も重要な機能
に与るようになつてきている。
特に、スーパーマーケツト等の直接消費者に対
する中間の商品取扱い部門では商品計量に伴う値
付等のラベル印刷やレシート発行等に際しての計
算と印字は極めて重要で、正確、且つ、迅速な大
量処理が必要とされるようになつてきている。
ところで、例えば、スーパーマーケツト等の計
り売り場では、レシート、ラベル等のシートに対
する印字モードは複数種に亘ることが多く、その
ため、複数の印字モードに応じて複数のプリンタ
を設置することは空間的、経費的に、又、作業性
のうえから好ましくないために共役的な印字機構
を有するプリンタを1台設け、印字モード毎の印
字ロールを収納した複数所定数のカセツトを用意
して選択的にプリンタにセツト、リセツト自在に
して多種多様な商品に対する処理スピードをアツ
プし、ラベル発行等の能率化を図るようにされて
おり、例えば、実開昭60−145055号公報考案や実
開昭60−145056号公報考案のような技術が開発さ
れ、実用化されるようになつてきている。
〈考案が解決しようとする課題〉 而して、実開昭60−145055号公報の考案はカセ
ツトをプリンタのケーシングの側面より出し入れ
するタイプであり、電子はかりやプリンタの横に
他の機器が配置されたり、或は、プリンタが壁面
近くにセツトされる場合にはそれらが障害となつ
てカセツトの出し入れがスムーズに出来ない欠点
があり、又、実開昭60−145056号公報、の考案は
上方から開閉式にしてカセツトを出し入れしたり
するタイプのものであり、電子はかりやプリンタ
のセツト位置や姿勢によつては上方からのカセツ
トの出し入れが著しくし難く、無理な姿勢をとら
ざるを得ない場合がある等の難点があつた。
そして、これらの先行技術においては一般に電
子はかりやプリンタはテンキー操作等やプリント
アウトされたラベルの貼り付け作業が全て装置の
前面から行われるのが一般的であるのに対し、こ
れらとは異なる方向からのカセツト操作が行われ
るために操作の統一性に欠け、作業性が悪いとい
うマイナス点があつた。
これに対処するに、例えば、特開昭61−84268
号公報発明に示されるように前面操作型のカセツ
ト式プリンタもあるが、単にアイデアだけで印字
機構の設計が当業者に対して明示されていないき
らいがある。
又、これらの機構では挿脱口からカセツトされ
るカセツトに対し蓋体の開閉装置が設けられ、そ
のため、装置が複雑になり、コスト高になる不利
点があると共に保守点検整備が煩瑣であるという
不都合さがあつた。
〈考案の目的〉 この考案の目的は上述従来技術に基づくスーパ
ーマーケツト等の計り売り場等に用いられている
電子はかり等に付設されているカセツト式プリン
タのカセツト操作の問題点を解決すべき技術的課
題とし、プリンタは勿論のこと、電子はかり等の
付設装置の前面操作の作業性をカセツト操作にも
適用して全ての関連装置の操作が前面で統一して
行われるようにし、又、カセツトのプリンタに対
する挿脱がスムースにワンタツチ式に行われ、操
作性が良く、装置構造が簡単で低コストで製造、
維持が出来るようにして流通産業における印刷技
術利用分野に益する優れたカセツト式プリンタを
提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述課題を解決する
ために、スーパーマーケツトの計り売り場等に設
けられた電子はかり等に付設されたカセツト式プ
リンタにおいて、プリントアウトするレシートや
ラベルの種類によつて当該複数種の印字ロールを
セツトした複数のカセツトがプリンタの前部に設
けられた挿脱口から選択的に挿入され、設定深さ
に挿入されると、プリンタの山型形状のレバーに
設けたカムフオロワーにカセツトの山型形状のカ
ム斜面が係合してレバーを枢支ピンに対して前方
が下降し、後方が上昇するようにし、該レバーの
前部に設けられたサーマルヘツド等の印字ヘツド
がカセツトの前部に予め設けられたプラテンロー
ルに押圧当接され、該カセツトのプリンタに対す
るセツトが行われ、その時点でカセツトのケーシ
ングの側面に設けられた1つ、或いは、複数の従
動ギヤがプリンタのケーシングの側面に設けられ
た駆動ギヤに対し斜め下側に於いて係合して噛み
合い、そこで該プリンタのケーシングに設けられ
た駆動モータが稼動することによりチエンスプロ
ケツト等を介して駆動ギヤが回転し、それにより
該駆動ギヤに噛み合う従動ギヤが斜め後方下側の
噛合いトルクを付与されてカセツトは下向、及
び、引き込み方向への分力を付与されて稼動中不
測にして前方に引き出されたり抜き出ることが確
実に防止されて実質的に自動ロツクがなされ、従
動ギヤは巻取りロールとプラテンロールをそれぞ
れのギヤ係合を介して駆動し、印字ロールからの
印字シートは該プラテンロルと印字ヘツドにより
所定にプリントアウトされ、巻取りロールに台紙
が巻き取られ、プリントアウトされたラベルはカ
セツトの前面から送り出されて台紙から剥離され
る等され、印字ロールからのシートの引出しが終
了した時点ではカセツトを挿脱口から引き抜くこ
とにより、レバーは、プリンタのケーシングとの
間に張設された戻りバネを介し、又、カムがレバ
ーのカムフオロワーに係合して印字ヘツドはプラ
テンロールから離反し、従動ギヤは駆動ギヤから
自動的に何ら無理なく解離され、次の印字ロール
が収納されたカセツトが挿脱口からプリンタにセ
ツトされ、全ての操作が前面操作にてなされ、挿
脱口からプリンタに挿入されるカセツトはスムー
スにセツト、リセツトがなされるようにした技術
的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
第5図に示す態様において、1は電子はかりで
あり、スーパーマーケツトの計り売り場等に設置
されるものであつて、上部に秤量台2を有するフ
レームの前面にはテンキーや操作ボタン等を有す
る操作部3が設けられており、又、その側面には
値段、重量等をデジタル表示する表示部4を前後
に向けて有し、前部に次述カセツトの出し入れを
行う挿脱口5を有し、蓋体を固定されて有するこ
の考案の要旨を成すカセツト式プリンタ6が一体
的に付設されて全体で1つの計量装置を成してい
る。
而して、該カセツト式プリンタ6は大別して第
1〜3図に示す様に電子はかり1のフレームに一
体的に連結されたプリンタ7とその前部の挿脱口
5より挿入セツトされ、又、引き出されるカセツ
ト8の2つより成つており、該プリンタ7には後
部の駆動部9と(第3図で右側)前部の伝導部1
0(同左側)が設けられ、該駆動部9に於いては
駆動モータ11がプレート12を介してケーシン
グ13に一体的に内側面に取り付けられており、
第3,4図に示す様に、その駆動軸14には駆動
スプロケツト15が設けられている。
又、前部の伝導部10に於いては、ケーシング
13に図示しないベアリングを介して回転自在に
枢支された回転軸16の内側に駆動ギヤ17が、
又、外側に同心的に従動スプロケツト18が一体
的に連結されて、駆動部9の駆動スプロケツト1
5との間にチエン19が張設係合されている。
そして、伝導部10に於いては駆動ギヤ17と
従動スプロケツト18、及び、チエン19を内外
に隔成するサブケーシング20がケーシング13
に平行で前後方向に設けられている。
そして、該サブケーシング20の略中央部には
枢支ピンとしての支点ピン21を介して第6図に
示す様に、側面視略への字型(山型形状)のフレ
ームタイプのレバー22が設定角旋回動自在に枢
支されており、その後端の支軸23(第6図は図
示の都合上第1,2,4図と逆向姿勢に示されて
いる。)とケーシング13の下面に設けた図示し
ないフツクとの間には戻りスプリングとしての引
張りスプリング24が張設され、レバー22の先
端を常に上向姿勢に付勢するようにされてカセツ
ト8の挿入取出しが支障なく自在に行われるよう
にされている。
又、支軸23の内側には第6図に示す様に、カ
セツト8の上部に対するカムフオロワーとしての
カムフオロワーローラ25が遊支されており、
又、レバー22の前部にはピン26を介して周知
のサーマルヘツドの印字ヘツド27が設けられて
レバー22の先端上部との間に弱いバネ定数の弾
圧スプリング27を介装されて軽く下向に押圧付
勢されている。
そして、第6図に示す様に、レバー22は前述
した如く支点ピン21を中心にへの字型に形成さ
れ、しかも、前部が後部より長く形成されている
ために、ヘツド27が大きな半径で旋回して上下
動し、次述プラテンロール42に安定して当接
し、又、セツト状態の確認検出の機能を維持する
ことが出来るようにされている。
又、レバー22の先端部にはブラケツト28を
介して周知の発行ダイオード29が斜め下方向に
設けられてケーシング13の挿脱口5の側部に設
けられた透光口30を介して検出光が通過し、ケ
ーシング13の下側の側部に設けたブラケツト3
1のフオトトランジスタ32との間に検出光の検
知通路が形成されるようにされ、次述する如くカ
セツト8のプリンタ7に対するセツト確認機能と
印字ヘツド27からのプリントアウトされたラベ
ルの存否確認機能を兼用するようにされている。
而して、カセツト8に於いてはその両側の一方
は他方に図示しないヒンジ、及び、フツクを介し
てラベルロールのセツト、リセツトを行うべく横
向開閉自在にされ、その後部壁にはプリンタのケ
ーシング13に設けたストツパ34のゴムストツ
パ33に当接するゴムストツパ35が設けられ
て、カセツト8のプリンタ7に対するセツトスト
ロークを規制するようにされており、上部はレバ
ー22のカムフオロワーローラ25に対する傾斜
姿勢のカムとしての山型形状のカム面36が形成
されている。
そして、カセツト8そのケーシング13′の後
部には印字ロール37をセツトする支軸38がカ
ンチレバー式に一側面より内側に一体的に延出さ
れており、又、略中央部の上部には該印字シート
ロール37からのラベルシート50の引出しのた
めとその引出しのオーバーランを防止するブレー
キのためのガイド39が設けられ、又、その略下
部中央部には該ラベルシート50の台紙に対する
固定クリツプ40を有する巻取りロール41が同
じく内側横向に回転自在に上述同様にカンチレバ
ー式に設けられており、更に、ケーシング13′
の前部にはレバー22の先端部に設けられた印字
ヘツド27の先端に対向する位置にプラテンロー
ル42が横向に同じくカンチレバー式に枢設され
ている。
したがつて、上述した如く、カセツト8のケー
シング13′のヒンジを介しての横開放により印
字ロール37の支軸38に対する取付け、取外
し、ラベルシート50のプラテンロール42に対
するセツト、リセツト、巻取りロール41の取付
け、取外しは横方向から自在に行われることが可
能にされている。
又、該プラテンロール42の側部には第3図に
示す様に、一対のパネル43,44がケーシング
13′に固設されその間に、3本のガイドバー4
5,45,45が横設されてその1本にはオネジ
46が螺刻されて、一種のボールスクリユウにさ
れ、ラベルシート50に対するガイドプレート4
7を螺装し、プラテンロール42に対するその幅
方向の位置姿勢を調節自在に螺合している。
そして、カセツト8のケーシング13′の外側
からオネジ46を有するガイドバー45を適宜に
回動することにより、ガイドプレート47を幅方
向に進退させて、印字ロール37からのラベルシ
ート50の幅に一致させて該ラベルシート50を
プラテンロール42に沿つて適正姿勢にガイドす
るようにされている。
更に、カセツト8のケーシング13′の前部一
側にはプリンタ7のケーシング13の透光口30
を通る発光ダイオード29からフオトトランジス
タ32への検出光が通過出来る透光口48がプリ
ンタ7のケーシング13の透光口30に一致して
穿設されている。
又、カセツト8のケーシング13′の前面には
第5図に示す様に、ハンドル49が設けられてプ
リンタ7へのセツト時、リセツトの押込み、及
び、交換の為の引出しに供するようにされてい
る。
尚、50はラベルシートであり、台紙52にラ
ベル51,51′が貼付けられており印字ロール
から繰り出され、又、プラテンロール42からプ
リントアウトされたラベル51が図示しない反転
金具により台紙52から剥離されてカセツト8の
前端開口部から突出するようにされ、該台紙52
は巻取りロール41に巻き取られるようにされて
いる。
而して、カセツト8のケーシング13′には第
4図に示す様に、その前部にてプリンタ7のケー
シング13に対する内側のサブケーシング20に
枢支された駆動ギヤ17と従動スプロケツト18
の回転軸16に対して設定角度前方下側に於い
て、カセツト8のケーシング13′に横設枢支さ
れた回転軸53には従動ギヤ54が設けられてカ
セツト8がプリンタ6の挿脱口5から挿入されて
その先端のストツパゴム35がプリンタ又のケー
シング13のストツパ34のストツパゴム33に
当接した状態で駆動ギヤ17に対し図示する様に
後方上方に指向して前側から噛み合うようにされ
ており、又、プリンタ8のケーシング13′に横
設されて枢支した巻取りロール41の回転軸55
に一体的に設けたギヤ56に常に噛み合うと共
に、プラテンロール42の回転軸57に一体的に
固定されたギヤ58にも噛み合つて該ギヤ56,
58を同方向に回転するようにされている。
又、カセツト8のプリンタ7に対する該プリン
タ又の挿脱口5からの挿入に際しては、巻取りロ
ール41のギヤ56の最上部が駆動ギヤ17の最
下部に干渉しない形状位置姿勢にされている。
又、カセツト8のプリンタ7に対する押込み時
には該カセツト8の従動ギヤ54は該駆動ギヤ1
7に対し斜め下側から当接係合し、且つ、水平方
向に押し込まれるために、双方のギヤの山同志が
当接するような場合であつても、水平奥方向に押
込み力が働くために、両方のギヤの山相互は奥方
向に向かつて回転することになり、何ら干渉する
ことはなく、又、引出し時にも何ら支障はないも
のである。
したがつて、この考案においてはプリンタ7に
対しストローク一杯に押し込まれたカセツト8の
ロツク装置は特別に設けてはいないが、印字開始
と共に駆動モータ11の起動によりスプロケツト
15,18,チエン19を介して駆動ギヤ17に
引き込み方向の回転力が与えられ、従動ギヤ54
に対する噛合い時に下向後方のトルクが生ずるた
めに、結果的にカセツト8は下向、即ち、プリン
タ7のケーシング13の底面に対する押付け力が
働き、大きな摩擦力が生ずると共に後方に向けて
の分力がカセツト8に押込み力を付与するため
に、該カセツト8の挿脱口5からの自然退出や、
又、ハンドル49による事物の接触等により強制
引出し力が不測にして与えられても、充分にこれ
に抗し、カセツト8の引抜きは行われないように
自動的なロツク作用が付与されて常にプリント機
能が維持されるようにされている。
上述構成において、電子はかり1によつて商品
の計量を行い、該商品に対する値付等のラベル貼
付けを行うに際しては、予めケーシング13′の
一側を先述した如く側方に開いて当該商品に対応
したラベルの印字ロール37をカンチレバー式の
支軸38にセツトし、ラベルシート50の始端を
ガイド39を通してプラテンロール42の先部に
セツトし、ケーシング13′が閉じられてあるカ
セツト8をその前端のハンドル49によりカセツ
ト式プリンタ6のプリンタ7のケーシング13の
前部に設けた挿脱口5に臨ませてハンドル49を
介して押し込むことにより、図示しないガイドレ
ールに沿つてカセツト8はプリンタ又のケーシン
グ13内に押し込まれてゆき、該カセツト8のカ
ーシング13′の後端に設けられたストツパゴム
35がプリンタ7のケーシング13の底部に設け
られたストツパ34のストツパゴム33に当接す
るまでストローク一杯押し込まれてゆき、レバー
22の後部のカムフオロワーローラ25にカセツ
ト8のカム板36が係合し、したがつて、レバー
22は支点ピン21を中心に図上左向に引張りス
プリング24に抗して旋回し、前部の印字ヘツド
27が下向姿勢にされ、後部は上昇し、への字型
のレバー22の前部の印字ヘツド27は旋回半径
が大であることによりほぼ直線状態で下がり、カ
セツト8がストローク一杯に押し込まれてゴムス
トツパ33,35が当接する状態では印字ヘツド
27はレバー22の先端下面との間に介装された
弱いバネ定数の弾圧スプリング27によりプラテ
ンロール42に設定姿勢で軽く押圧されて当接す
る。
そして、レバー22の後端が引張りスプリング
24により下向に付勢されている状態では、その
上面がケーシング13の天井に当接して一種のス
トツパ作用をなす。
又、このプロセスでは、カセツト8のケーシン
グ13の側面に出ている従動ギヤ54は第4図に
示す様に、水平姿勢でプリンタ7のケーシング1
3のサブケーシング20に内向に枢支されている
駆動ギヤ17に近接し、そのストロークエンドで
両者のギヤが噛み合うようになる。
勿論、この間、巻取りロール41のギヤ56の
最上部は駆動ギヤ17のギヤ山の最下部に干渉し
ないように通過していく。
そして、駆動ギヤ17と従動ギヤ54の歯先の
山同志が不測にして当接し合うような場合があつ
ても、前方から水平矢印に示す様に、従動ギヤ5
4が入り込んで来るために、互いに奥向に回転す
るように作用し合つて歯が回転して干渉が避けら
れ、正確に噛み合うことが出来る。
そして、このプロセスで電子はかり1の前面操
作部3のチエツクボタンを押してプリンタ7のレ
バー22の先部に設けたブラケツト28の発光ダ
イオード29からの検出光は透光口30を介して
ブラケツト31に設けたフオトトランジスタ32
に検出光を投光しているが、カセツト8が押し込
まれるプロセスでは一旦遮断されるが、その前端
の透光口48が透光口30に一致すると、検出光
は再び通過し、操作部3に於ける確認ランプが点
灯してカセツト8の挿入セツト完了が確認され
る。
したがつて、該確認ランプが店頭しない場合該
カセツト8が完全にストロークエンドまで挿入セ
ツトされていないことが分かり挿入セツトを再び
確実に行うようにする。
そして、印字に際しては、駆動モータ11が回
転し、駆動部9のスプロケツト15とチエン19
を介し、又、伝導部10のチエン19とスプロケ
ツト18により駆動ギヤ17が回転し、該駆動ギ
ヤ17に噛み合つた姿勢にされているカセツト8
側の従動ギヤ54が第4図に示す様に、回転し始
めるが、駆動ギヤ17と該従動ギヤ54は後方下
方に向けて噛合いトルクが働くことにより、その
下向分力はカセツト8をしてプリンタ7のケーシ
ング13の下面に対する押圧力を強く作用して該
カセツト8の受け止めが図られると共に、後方へ
の分力がカセツト8をして引き込み側に作用し、
両者相俟つて稼動中におけるカセツト8の挿脱口
5からの抜け止めがなされ、事物の接触等で不測
にしてハンドル49に対する引出し力が作用して
も、駆動モータ11による駆動ギヤ17がロツ
ク、或は、回転している状態では上述した如く押
込みトルクが作用して容易には引き出すことが出
来ない。
そして、ラベルシート50が繰り出されて、印
字ヘツド27とプラテンロール42との作用によ
りラベル51は所定の事項を印字されてカセツト
8の前端の図示しない開口部から突出され、同じ
く図示しない商品に所定に貼り付けされる。
而して、この間、該ラベル51は側面視におい
て、プリンタ7のケーシング13の前端透光口3
0とカセツト8の前端透光口48をトラバースす
る如く第1,2図に示す様に、突出姿勢にされる
ために、発光ダイオード29からフオトトランジ
スタ32への検出光は遮断されて、電子はかり1
の制御部でチエツクされ、したがつて、ラベル5
1の存在が確認され、一方、印字ロール37から
のラベルシート50が繰り出されなくなると、検
出光が遮断されないために、電子はかり1の制御
部は印字ロール37の交換の時期を教示する。
したがつて、発光ダイオード29、フオトトラ
ンジスタ32、及び、透光口30,48はカセツ
ト8のプリンタ7に対するセツトの完了の有無と
ラベル51の存否を兼用してチエツクするように
機能していることになる。
このようにして、所定のラベルの発行を連続し
て行い、カセツト8の前端開口部からく突出する
ラベル51は所定に剥離されて商品に順に貼付け
されていく。
この間の印字ヘツド27とプラテンロール42
によるラベル51に対する値付等のプリントアウ
トの内容は電子はかり1の表示部4の表裏面に在
来態様同様にデジタル表示される。
このようにして、ラベル51の連続発行が行わ
れて最後のラベル51がプリントアウトされる
と、駆動モータ11が回動していても、台紙52
のみが巻取りロール41に巻き取られて印字ヘツ
ド27とプラテンロール42からはラベル51が
プリントアウトされないために、発光ダイオード
29からフオトトランジスタ32へかけての検出
光が透光口30,48を通過することになり、電
子はかり1の制御部が表示部4を介してラベル無
しを報知することが出来るために、ラベルシート
50の交換を知り、そこで、ハンドル49により
カセツト8をプリンタ7のケーシング13から引
き出す。
この引出しプロセスでは、従動ギヤ54は駆動
ギヤ17から離反するが、該従動ギヤ54はカセ
ツト8のケーシング13′に自由に枢支されてい
るために、両者の歯の噛合いの干渉は避けられて
該カセツト8はスムースに引き出すことが出来
る。
又、この間、カセツト8のプリンタ7のケーシ
ング13からの引出しプロセスにおいて、レバー
22の後端のカムフオロワーローラ25はカセツ
ト8のケーシング13′のカム板36の退出に応
じ引張りスプリング24に付勢されて後端は下が
り、前端は上昇して支点ピン21を介して図上大
きな半径で右回りに旋回し、先端はケーシング1
3の天井と当接してそのストツパ作用により初期
開放姿勢に復位され、次のカセツト8の挿入に自
動的に備えるようにされる。
そして、引き出されたカセツト8のケーシング
13′はその一側が横方向に開放され、カンチレ
バーの支軸38には新しい印字ロール37がセツ
トされてラベルシート50の先端はガイド39を
通されてプラテンロール42に回り込み、台紙5
2のみが巻取りロール41に巻き付けられてクリ
ツプ40により固定姿勢にセツトされ、又、ラベ
ルシート50の幅サイズについてガイドパネル4
4の側方からドライバー、或は、自在ハンドルに
よりガイドバー45を回転させ、そのオネジ46
とガイドパネル47の螺合による相対回転で該ガ
イドパネル47を幅方向に進退させ、ラベルシー
ト50の縁部に対し最適位置姿勢に近接されて該
ラベルシート50のプラテンロール42に対する
導入がし易いようにセツトして次回のプリンタ7
への挿入セツトの準備状態にしておく。
又、ラベル51の発行中に、即ち、ラベルシー
ト50にラベル51かまだ在る状態、即ち、発光
ダイオード29からフオトトランジスタ32へか
けての検出光が遮断されている状態で、都合によ
り別のラベルやレシートと交換する際にも、上述
のラベル消費による交換の態様と実質同様に行う
ことが出来、ハンドル49によりカセツト8をプ
リンタ7のケーシング13から引き出すことも容
易に行われ、次の所望の印字ロール37がセツト
されているカセツト8をハンドル49により押し
込んで上述同様に次のプリントアウトを行うよう
にすることが出来る。
又、ラベル51がラベルシート50に余りがあ
る状態において、昼休みや定時作業終了等の際に
は電子はかり1の操作部3の図示しない停止ボタ
ンを押すことにより、全ての機能は停止するが、
この状態においても、駆動モータ11の停止によ
り駆動部9、伝導部10は一種のブレーキ停止状
態にあることになり、駆動ギヤ17は従動ギヤ5
4に対しバツクラツシユがゼロの状態で噛合い停
止しているために、これまた一種のロツク状態に
なり、簡単には引き出すことは出来ず、地震や不
測の事物や人の接触の振動等によつてカセツト8
がプリンタ7のケーシング13から抜け出るよう
な虞はない。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、上述実施例
の従動ギヤは1つであるが、これに代えて複数ギ
ヤブロツクにしてカセツトのプリンタに対する挿
入時に駆動ギヤに対するロツク機能が最適に働く
ようにする等種々の態様が採用可能である。
又、適用対象は電子はかり以外の計量器にも使
用可能であり、スーパーマーケツトの計り売り場
以外の場所にも設けることが出来る等は勿論のこ
とである。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的にスーパーマ
ーケツトの計り売り場等に設けられる電子はかり
等に付設されるカセツト式プリンタにおいて、セ
ツトがプリンタの前面から挿入取出しが出来、し
たがつて、電子はかり等の前面操作と全く同様に
全ての作業が前面操作が行われるために、操作性
が良いという効果があるのみならず、上部や側部
に於ける他の機器に対する干渉がなく、計量器の
レイアウトにも最適態様が採用出来ることにな
り、設計の自由度が増すという優れた効果が奏さ
れる。
そして、カセツトのセツト、リセツトの際も側
方からや上方からその操作をしなくて良いため
に、作業姿勢に無理がないという利点もある。
而して、プリンタのケーシングの上部に枢支ピ
ンを介してへの字型等のレバーを設けてその前部
にカセツトのプラテンロールに当接する印字ヘツ
ドを設け、後部にカムフオロワーを設けることに
より該カセツトのプリンタに対する前部の挿脱口
からの挿入に際してカセツトの押込みプロセスで
その後部に設けられたカムフオロワーに係合し、
その結果、山型形状の前後方向に長いレバーが枢
支ピンを介して旋回揺動し、自動的にその前部の
印字ロールがカセツトのプラテンロールに当接離
反することが出来るために、該カセツトの挿入と
プラテンロールと印字ヘツドとの当接離反が自動
的に所謂ワンアクシヨクでワンタツチ式に出来る
という効果が奏される。
しかも、山型形状のレバーが前後方向に設けら
れるために、レバーの長さが相当に大きくとれ、
したがつて、枢支ピンに対するレバーの旋回プロ
セスにおいて、前部のカセツトの旋回半径を大き
くとることが出来、そのため、印字ロールのプラ
テンロールに対する上下動が直線状態に近くな
り、印字プロセスにおいて印字ヘツドをプラテン
ロールに対し最適姿勢で当接させることが出来る
という優れた効果が奏される。
又、カセツトの押込み、引出しプロセスにおい
て、斜面等の山型形状のカムがカムフオロワーに
対して大きなカム動作代をとることが出来るため
に、レバーの動作が充分に大きく出来、プリンタ
に対するカセツトの出入れ操作にも充分な余裕が
とれ、設計に無理がなくなるという優れた効果が
奏される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例の説明図であり、第
1図はプリンタを主としたカセツトのセツト時の
部分断面側面透視図、第2図はカセツトを主とし
たプリンタに対するカセツト挿入セツト時の部分
断面側面透視図、第3図はプリンタとセツトされ
たカセツトの平断面上面図、第4図は動力伝導部
の概略側面図、第5図は電子はかりに装備された
カセツト式プリンタの概略斜視図、第6図はプリ
ンタのレバーの要部斜視図である。 27……印字ヘツド、7……プリンタ、37…
…印字ロール、42……プラテンロール、8……
カセツト、5……挿脱口、21……枢支ピン、2
2……レバー、25……カムフオロワー、36…
…カム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 印字ヘツドを有するプリンタに印字ロールと
    プラテンロールを装備されたカセツトが交換自
    在にされているカセツト式プリンタにおいて、
    プリンタのケーシングの前部にカセツトの挿脱
    口が設けられており、該ケーシングの上部にて
    枢支ピンを介して遊支された前後方向に長く上
    方に突出形状のレバーの前部にカセツトのプラ
    テンロールに当接する印字ヘツドが設けられる
    と共に後部にカムフオロワーが設けられ、カセ
    ツトの後部には該カムフオロワーに対するカム
    が上記挿脱口より引き出されるプロセスで上記
    印字ヘツドをプラテンロールから引き離すよう
    に案内する形状に形成されて設けられ、而し
    て、上記レバーがプリンタのケーシングに対し
    て戻りバネを介して印字ヘツドをプラテンロー
    ルから離反する方向に付勢されていることを特
    徴とするカセツト式プリンタ。 (2) 上記印字ヘツドがレバーに弾機を介して付勢
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のカセツト式プリンタ。 (3) 上記レバーの上死点がケーシングに規制され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のカセツト式プリンタ。 (4) 上記ケーシングにカセツトに対するガイドレ
    ールが付設されていることを特徴とする上記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のカセツト式
    プリンタ。
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JP4886050B2 (ja) * 2009-02-10 2012-02-29 東芝テック株式会社 ラベルプリンタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6184268A (ja) * 1984-10-02 1986-04-28 Fujitsu Ltd 印字部を引き出し可能なプリンタ

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