JPH0521394U - 開扉機構 - Google Patents

開扉機構

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JPH0521394U
JPH0521394U JP7565391U JP7565391U JPH0521394U JP H0521394 U JPH0521394 U JP H0521394U JP 7565391 U JP7565391 U JP 7565391U JP 7565391 U JP7565391 U JP 7565391U JP H0521394 U JPH0521394 U JP H0521394U
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JP
Japan
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push
push button
door
shaft
arm
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庸介 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押しボタンの操作ストローク量に対して、扉
を押し出す押し出しピンの押し出しストローク量を容易
に可変にする。 【構成】 フレーム7にレバー部材14の軸15を回動
自在に設ける。軸15の一方の端部に、押しボタン5の
没入方向端部の係合肩部18と連係するべく半径方向外
向きの第1のアーム16を設け、他方の端部に、押し出
しピン6の没入端と連係するべくかつ第1のアーム16
とは相反する側に向けて延出された第2のアーム17を
設ける。両アーム16・17のアーム長の比を変えるこ
とにより、押しボタン5の押し込み量に対して押し出し
ピン6の押し出し量を大きくすることができる。 【効果】 複数のギヤを組み合わせることなく、押しボ
タン5の押し込み量に対する押し出しピン6の押し出し
量を容易に変えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開扉機構に関し、特に、押しボタンを押すことにより扉を開ける形 式の開扉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばビデオカセットデッキ等に於いて、そのケーシングの前面にて前方下向 きに開くように傾動自在に支持された扉を設け、前面に設けられた押しボタンを 押すと、連動する押し出しピンにより扉を押し出すようにして、扉を開けるよう にしたものがある。そのような機器では、上記扉の裏面に操作スイッチ等を配設 しておくことにより、全開状態では裏面が概ね水平状態になるようにして、種々 の操作を行うことができる。
【0003】 上記したような開扉機構では、従来、一対の互いに平行なラックとそれらの間 に設けたピニオンとを設けて、一方のラックに押しボタンを設け、その押しボタ ンの押し込み方向の変位に対して、ピニオンを介して相反する向きに変位する他 方のラックに押し出しピンを設けて、扉を押し出すようにしたものがある。この ようなラックとピニオンとを用いたのものにあっては、操作性の向上のために、 押しボタン側の押し込みストロークに対して押し出しピン側の押し出しストロー クを相対的に大きくしようとすると、増速するべく複数のピニオンを必要とし、 開扉機構が大型化してしまう。その場合には、開扉機構の取付スペースが広くな るばかりでなく、部品点数も増大するという問題が生じる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、押しボタンの操作 ストロークに対して扉の押し出しストロークを大きくしても、取付スペース及び 部品点数を増大させる必要のない開扉機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、閉じた状態で所定の保持力をもって保持 されかつケーシングに傾動自在に支持された扉と、前記ケーシングにスライド自 在に設けられた押しボタンと、前記扉を前記保持力に抗して開かせる向きに押し 出し可能に前記ケーシングにスライド自在に設けられた押し出しピンと、前記押 しボタンと前記押し出しピンとを互いに連動させるべく両者間に設けられた連動 機構とを有し、前記連動機構が、前記押しボタンの変位方向に対して直交する面 上の軸線回りに回動自在に前記ケーシング内に設けられた軸と、前記押しボタン を押すことにより前記軸を回動させるべく、前記軸に一体的に形成されかつ前記 押しボタンと連係する半径方向外向きの第1のアームと、前記軸が回動すること により前記押し出しピンを押し出すべく、前記軸に一体的に形成されかつ前記押 し出しピンと連係する半径方向外向きの第2のアームとを有することを特徴とす る開扉機構を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】
このようにすれば、第1のアームと第2のアームのそれぞれのアーム長を適宜 変えることにより、押しボタンの操作ストロークに対する扉の押し出しストロー クを任意に変えることができるため、押しボタンの操作ストロークに対して扉の 押し出しストロークが大きくなるようにした場合でも、部品点数が増大すること がない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。 図1は、本考案が適用された一例としてのビデオカセットデッキの前面部を示 す概略斜視図である。このビデオカセットデッキのケーシング1の前面1aには 、下方に向けて倒れるように開く扉2が、その下端縁部を例えばヒンジ結合によ りケーシング1に傾動自在に支持されており、図の矢印に示されるように開閉可 能に設けられている。尚、扉2を全開した状態で、図示されないビデオカセット の出し入れを行ったり、その全開状態にて上方を向く扉2の裏面2aに配設され た各種操作スイッチ等を操作することができるようになっている。また、扉2を 全閉状態に保持する機構として、扉2の裏面2aの遊端側の角部近傍には磁性片 3が固着されており、扉2の閉じた状態に於けるケーシング1の対応する位置に はマグネットを結合されたヨーク4が設けられている。扉2の全閉状態では、ヨ ーク4に磁性片3が磁気的に吸着されて扉2が全閉状態に保持される。
【0008】 ケーシング1の前面1aの扉2の側方部には、扉2を開ける際に操作するため の押しボタン5が設けられており、ヨーク4の下側には、扉2を押し出す向きに 変位自在な押し出しピン6が並設されている。ケーシング1内には、押しボタン 5を押して、押し出しピン6により扉2を上記磁気結合力に抗して押し出すため に、押しボタン5及び押し出しピン6とそれらを互いに連動させる連係機構とを 有する開扉機構が設けられている。
【0009】 開扉機構は、図2の平面図、及び図3の拡大断面図に示されるように、ケーシ ング1にねじ止めされるねじ孔を設けられたフランジ部を有するフレーム7に組 み付けられている。図2に於ける下方がケーシング1の前面1a側であり、フレ ーム7の図2に於ける右側には押しボタン5のボディ5aがスライド自在に支持 されており、フレーム7の左側には、押し出しピン6が、押しボタン5と平行に 変位し得るようにスライド自在に支持されている。
【0010】 押しボタン5のボディ5aの下部の図3に示されるように肉抜きされて残った リブの下端には、変位方向に沿う向きに溝8が形成されており、フレーム7の底 面には、溝8に対応するべく凸条に形成されたガイドレール9が変位方向に沿っ て設けられている。尚、ボディ5aの上面には凸状をなす抜け止めストッパ11 が形成されており、フレーム7のフランジ部に抜け止めストッパ11が衝当して 、押しボタン5が抜け止めされている。また、押し出しピン6のフレーム外方側 の側面には、変位方向に沿う向きに凸条12が一体的に形成されており、フレー ム7の側壁には変位方向に沿って凸条12をガイドし得るガイド溝13が設けら れている。
【0011】 フレーム7の図2に於ける上側である奥側には、レバー部材14が設けられて いる。このレバー部材14は、図4に併せて示されるように、押しボタン5のボ ディ5aの没入方向端と押し出しピン6の没入端との間に亘って延在する円柱状 の軸15を有している。軸15の軸線方向両端には、フレーム7の対応する軸受 孔に支持される軸支部15a・15bが同軸的に形成されており、軸15は、フ レーム7に支持された状態にて、押しボタン5及び押し出しピン6の変位方向に 直交する面上の軸線の回りに回動自在になるようにされている。軸15の押しボ タン5側には、軸線方向に互いに所定の間隔をおいて、かつケーシング1の前面 1a側に向けて斜め下方に、半径方向外向きに延出された一対の第1のアーム1 6が一体的に形成されており、軸15の押し出しピン6側の端部には、第1のア ーム16の延出方向とは相反する側に半径方向外向きにクランク形状に延出され た第2のアーム17が一体的に形成されている。
【0012】 押しボタン5のボディ5aの没入端部は、平板状をなし、かつ図2に示される ように上面から見て没入方向に凸形をなすように形成されている。組み付けた状 態で、上記一対の第1のアーム16の間に没入端部の突出部が入り込み、一対の 第1のアーム16の中間部に没入端部の左右の係合肩部18がそれぞれ衝当する ようになっている。また、押し出しピン6のフレーム7内方側の側面には、その 没入端近傍に、第2のアーム17の軸線方向端面に対向するピン19が一体的に 凸設されており、組み付け状態で、ピン19が、第2のアーム17の軸線方向端 面に凹設された半径方向溝21内に没入状態に受容される。
【0013】 また、レバー部材14の軸15の押しボタン5側端部には、前記した軸支部1 5aとの間に小径部15cが同軸的に形成されており、その小径部15cにトー ションばね22が巻回されている。このトーションばね22の一端部がフレーム 7に係合し、第1のアーム16の小径部15c側のL字形に形成された方の遊端 部にトーションばね22の他端部が係合して、レバー部材14が、図3に於ける 時計回りである矢印Aとは逆向きに回動するように弾発付勢されている。
【0014】 従って、押しボタン5の肩部18と第1のアーム16とが連係していることか ら、ケーシング1の前面1aから突出する向きに押しボタン5が弾発付勢されて いる。この状態では、ケーシング1内に押し出しピン6が没入しており、扉2は 、その裏面に固設された磁性片3をヨーク4に磁気的に吸着されて、全閉状態に 保持されている。
【0015】 次に、押しボタン5をトーションばね22の弾発付勢力に抗して図2の矢印B に示されるように押し込むことにより、押しボタン5の肩部18と第1のアーム 16との連係により、図3の矢印Cに示される向きにレバー部材14が回動する 。従って、第2のアーム17とピン19との連係により、図の矢印Dの向きであ るケーシング1の前面1aより前方に向けて押し出しピン6が突出し、その押し 出しピン6の突出端により押し出されて、扉2が開く。
【0016】 ところで、押しボタン5の押し込み量(図3に於けるL1)に対する押し出し ピン6の突出量(図3に於けるL2)は、レバー部材14の各アーム16・17 の長さの比を変えることにより変更可能である。第1のアーム16に対して第2 のアーム17の方を長くすることにより、押しボタン5の短い操作ストロークに て、押し出しピン6の押し出しストロークを容易に長くすることができる。従っ て、従来の一対のラックの間にピニオンを設けたものにあっては、他方のラック の変位量を大きくするべく増速するためには、複数のギヤを設ける必要があり、 そのため更に取付スペースが増大することになったが、本考案による開扉機構に あっては、上記したように各アーム16・17の長さの比を変えるのみで良く、 部品点数が増えることがない。また、比較的複雑な形状のギヤを加工する必要が なく、部品製造用の金型の加工が容易で、部品コストを低減できる。尚、本実施 例では、扉2を閉じた状態に保持する手段を磁気的吸着力を用いて構成したが、 これに限るものではない。
【0017】
【考案の効果】 このように本考案によれば、部品点数を何等増やすことなく、押しボタンの操 作量に対する押し出しピンの押し出し量を任意に変更可能であり、開扉機構の取 付スペースを大きく取れないような製品に於いても、上記操作量に対する押し出 し量の変更を問題なく行うことができるなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたビデオカセットデッキの前
面部を示す斜視図。
【図2】本考案に基づく開扉機構を示す平面図。
【図3】図2のII−II線沿って見た拡大断面図。
【図4】開扉機構の要部分解斜視図。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 前面 2 扉 2a 裏面 3 磁性片 4 ヨーク 5 押しボタン 6 押し出しピン 7 フレーム 8 溝 9 ガイドレール 11 抜け止めストッパ 12 凸条 13 ガイド溝 14 レバー部材 15 軸 15a・15b 軸支部 16 第1のアーム 17 第2のアーム 18 係合肩部 19 ピン 21 半径方向溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉じた状態で所定の保持力をもって保持
    されかつケーシングに傾動自在に支持された扉と、前記
    ケーシングにスライド自在に設けられた押しボタンと、
    前記扉を前記保持力に抗して開かせる向きに押し出し可
    能に前記ケーシングにスライド自在に設けられた押し出
    しピンと、前記押しボタンと前記押し出しピンとを互い
    に連動させるべく両者間に設けられた連動機構とを有
    し、 前記連動機構が、前記押しボタンの変位方向に対して直
    交する面上の軸線回りに回動自在に前記ケーシング内に
    設けられた軸と、前記押しボタンを押すことにより前記
    軸を回動させるべく、前記軸に一体的に形成されかつ前
    記押しボタンと連係する半径方向外向きの第1のアーム
    と、前記軸が回動することにより前記押し出しピンを押
    し出すべく、前記軸に一体的に形成されかつ前記押し出
    しピンと連係する半径方向外向きの第2のアームとを有
    することを特徴とする開扉機構。
JP7565391U 1991-08-27 1991-08-27 開扉機構 Expired - Lifetime JP2533619Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7565391U JP2533619Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 開扉機構

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JPH0521394U true JPH0521394U (ja) 1993-03-19
JP2533619Y2 JP2533619Y2 (ja) 1997-04-23

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ID=13582421

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